クリスマス・ツリーのマトリョーシカ

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今年の夏頃、フリマでこのマトリョーシカと一緒に購入した、クリスマス・ツリー型のマトリョーシカ、…と言うか、入れ子式の玩具です。写真では葉が黒に近く見えますが、実物はもっと緑色です。しかし、木地が全く見えないほど厚めに彩色され、金彩もピカピカごっちゃり盛り上がっている為、最初に手に取った時は木製とは思えず(金属製か何かに見えた)、従って入れ子式だとも気付きませんでした。
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売り手の人に「それ、開けると中に人形が入っているよ」と言われ、初めてマトリョーシカと同じ仕様だと言う事に気付きました。蓋の切れ目が丁度枝の段の部分にあるし、結構キツ目で外れにくいので、分かり辛かったようです。ツリーのオーナメントは、ギフト・ボックスやエルフを表しているようです。
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中には、サンタと雪だるまの人形が入っていました。
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古い物では全くなさそうだし、中の人形は二つだけですが、こんなマトリョーシカのバリエーションは、初めて見たので嬉しくなりました。クリスマスらしさが盛り上がる、中々楽しいアイテムだと思います。
 




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# by piyoyonyon | 2016-12-07 15:30 | おもちゃ・人形 | Trackback | Comments(0)

英国最古の教会壁画

ある日の昼食時間、いつものようにテレビの古物番組「Bargain Hunt」を眺めていたら、イギリスでは割と貴重なサクソン時代(5~11世紀)の教会の中でも、国内で最古級、尚且つ保存状態も最高クラスの壁画が残ると言う教会が紹介されていました。場所は、ウェスト・サセックス州の「Pulborough プルボロー」近く。うちから遠くないじゃないかと言うことで、翌日夫婦で早速訪れることにしました。
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教会は、プルボローのすぐ南の「Hardham ハーダム」と言う村にあります。教会の正式名称は、「Church of St Botolph 聖ボトルフ教会」と言います。ボトルフは、7世紀のイースト・アングリアの修道院長で、「Botwulf of Thorney」 や「Botulph」、「Botulf」とも呼ばれ、旅行者と農業の守護聖人だそうです。
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サクソン教会の例に漏れず、小さく簡素な造り。情報がなければ、そんな特殊な内部を持つ教会とは絶対気付けない、何の変哲もない地味な外観です。
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この村は、「Southdowns National Park サウスダウンズ国立公園」の端に位置します。南側に、そのサウスダウンズの山(丘)並みが見えます。
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鐘楼は木製。多分、屋根からでないと登れない仕組みです。
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教会の外壁には、不思議な窪みがありました。古来、大陸からの進んだ文化の多くは、ドーヴァー海峡を渡ってイギリスに伝えられた為、その海峡に面するケント州(当時王国)は、サクソン時代にはイングランド内でキリスト教の一番発達した先進国でした。ところが、その隣のここサセックス(南サクソンの意味)は、意外にも、キリスト教化するのがイングランドでも最も遅い部類だったとか。
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今はヨロズ屋の一軒すら見当たらない、「village 村」よりは「hamlet 集落」と呼ぶのが相応しいような寒村ですが、ここは古代ローマ時代には重要な中継地でした。村を貫通する現在のA(国道クラス)29号線は、かつては「Stane (stoneの意味らしい)Street」と呼ばれる石畳敷きのローマの旧街道で、ロンドンとチチェスターを繋いでいました。この村でも、ローマ時代の駅舎や宿舎、村や浴場の遺跡が発見され、またその時代の建物や石畳の石材は、後に教会建設に再利用されたようです。
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内部も、想像した通り極めて質素。少し黴っぽい臭いがしました。後の時代のノルマン時代の教会と比べても、窓が極端に少ないのが印象的です。
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天井には、古めかしい木製の梁が。デヴォン州で一番古い建造物と呼ばれる、古城付属の茅葺屋根の礼拝堂を思い出させ、返って豪華絢爛な教会建築より、純粋な信仰心が感じられます。
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そして、壁画はほぼ内壁の全面にビッシリ描かれているのが圧巻。窓の側面にさえ、壁画が施されています。中には、イングランドの守護聖人聖ゲルギオウス(ジョージ)を描いた、英国最古の像も混じっています。制作者は、「Lewes ルイスの画家集団」だったと言われています。吟遊詩人のように、当時はこう言った流れの芸人達が、各地を旅行しながら仕事をしていたようです。
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多分、キリストの洗礼の場面。教会は、ウィリアム一世に寄るイングランド征服間近の1055年に建造されましたが、壁画が制作されたのは、それより遅れて12世紀と言われ、有名なバイユーのタペストリー同様に、「アングロ・ノルマン形式」と呼ばれています。
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主祭壇部分。実は「サクソン教会」と呼ばれる建物の多くは、単に起源をサクソン時代に持つだけで、後に何度も改装され、オリジナルの建造物は部分的にしか残っていない場合がほとんどです。ところがこの教会は、建設当時の姿をほぼ完璧に残しているようです。
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更に、壁画がここまで完全な状態で残っているのは、長年この上に漆喰が塗られていたからだそうです。19世紀になって、漆喰の下から壁画が発見されました。
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受胎告知の場面。壁画は、イギリスでは珍しいフレスコ画の技法で描かれました。イタリア等地中海沿岸ではお馴染みの手法ですが、ここイギリスでは、湿気が多く乾くのに時間が掛かり過ぎる為、フレスコ画が発達しなかったそうです。
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この教会の壁画の中でもアイコン的な、アダムとイヴの像。絵が余りにも稚拙で、一瞬どちらが男で女かは見分けが付きにくいのでした(笑)。
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壁画が制作されたのは、暗黒時代と言われる中世。はっきり言って芸術の分野は、技術的にも感性的にも、前のローマ時代から退化しています。この牛の絵も、ラスコー洞窟の壁画から進化なく無く見えます。
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とは言え、千年近くも昔の、特権階級ではない、一般市民の信仰心を、こんなに生き生きと伝える資料は、世界的に見ても中々ないのではと思います。
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バチカンのシスティーナ礼拝堂のミケランジェロの天井画より、300年以上も前に制作された教会壁画。うーん、非常に興味深い、貴重な物を見させて貰いました。これはイングリッシュ・ヘリテイジ級、いや、世界遺産クラスかも知れません。入館は無料ですが、見学させて貰った後は、信者ならずとも感謝の気持ちを込めて、文化遺産保護の為にも御布施を忘れずに。




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# by piyoyonyon | 2016-12-06 15:28 | 旅行・お散歩 | Trackback | Comments(0)

トントゥとリボンのブローチ

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紫のエナメルとラインストーンのブローチ」と共に、同じストールで買ったブローチです。一個1ポンドと言われたのを、二つで1.5ポンドに値切りました。ブラス製のリボンの先に、何か木製のパーツがぶら下がっている、ちょっと不思議なデザインなのですが、最初は小鳥か何かだと思いました。しかし良く見ると、北欧のクリスマスの小人、「Tonttu トントゥ」であることが分かりました。
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元からこのブローチに付いていたのかどうかは定かではありませんが、リボンだけでは地味、トントゥだけでも意味不明なので、このまま使用したいと思います。
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トントゥ(フィン語)はサンタ・クロースの助手で、スウェーデンでは「Jultomte ユールトムテ」、ノルウェーやデンマークでは「Nisse ニッセ」と呼ばれるそうです。
  




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# by piyoyonyon | 2016-12-05 15:26 | アクセサリー | Trackback | Comments(0)

ウラン・ガラスの多角形のキャンドル・スタンド

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夫婦で地元の商店街へ出掛けた時、チャリティショップで出会ったウラン・ガラスのキャンドル・スタンドです。その時同じ店で、前にフリマで手に入れたのと同じ、ウラン・ガラスのエッグ・カップも売られており、同じ人からキャンドル・スタンドと一緒に寄付されたのかも知れないと思いました。一人の人が、同時代&同素材など似たようなアイテムを、まとめて寄付することは多いのです。
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差込口も土台も多角形で、安定性の為か、土台は軸に対してかなり大きく作られています。
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全体的にカットが結構細かく、何気に装飾的で、光が当たるとキラキラ綺麗です。元は、ペアだったと思われます。そして、またしてもコスメ・セットの付属品だったかも知れません。
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極薄い、青みの強めの緑で着色してあり、思った通り、ウラン含有量は低めでした。ブラック・ライトを当てても、ガラスの分厚い部分しか濃く発光しません。
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試しにエパーンを差し込んでみたら、見た目はともかく、サイズと安定性はバッチリ。少なくとも置き場所の節約にはなるので、このまま飾っています。





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# by piyoyonyon | 2016-12-04 15:38 | インテリア・デコレーション | Trackback | Comments(0)

東方の三博士のFDC

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ハンガーフォードのアンティーク・モールで、玩具とゲームのFDCの他に、もう一枚買ったFDC(初日カバー)とは、このクリスマス柄です。この切手自体も、同じ切手のFDCも既に持っていますが、この封筒の柄(「カシェ」と言うらしい)のFDCは初めてでした。切手自体は国単位で発行しますが、FDCは郵便局各支局が民間業者に依頼して制作することが多い為、同じ切手でも数種のFDCが存在するそうです。発行は1981年。切手の絵柄は、児童絵画を採用しているようです。切手の貼り方にも注目。出来るだけ、切手が出来るだけ目立つように、大きく間隔を取って配置されています。右下に、一応小さく宛名ラベルがあります。
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このカシェは、キリスト生誕の際の「東方の三博士(or三賢者)」を表しています。皆血色と愛想が良く、こんなお茶目で可愛いじじい柄は、結構珍しいのではないかと思いました。カシェの印刷が、一般の印刷物とは一味違うのもFDCの魅力。渋い凹版印刷と、ツヤツヤ盛り上がったバーコ印刷が、レトロ感を高めています。
  




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# by piyoyonyon | 2016-12-03 15:31 | ステーショナリー・グラフィック | Trackback | Comments(0)

ビンテージ・スキッパー人形の赤いコート

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夏頃、フリーマーケットのプロらしきストールで、ビンテージの着せ替え人形用のアウトフィットを何枚か販売していました。その中で、1/6ファッション・ドールに合いそうなサイズの物を、2枚購入しました。一枚1ポンドと言われたのを、2枚で1.5ポンドにして貰いました。買った時はビニール袋に入っていたので気付きませんでしたが、その中の一枚の赤いベルベットのコートには、「SKIPPER スキッパー」の古風なタグが縫い付けられていました。少し調べた所、バービー人形の妹スキッパーの、1964~65年に販売された「Dress Coat」と言う名前のアウトフィットであることが分かりました。
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マテル社のファッション・ドールの60年代の服を手にするのは初めてですが、その造りの丁寧さに驚いています。サテンの裏地付きで、人間用の服の同じように、縫い代が全て隠れる仕組みに作られています。そのせいか、半世紀も経っているのに、傷みが余りありません。恐らく日本製。元は、共布のプリムの狭いクロシュ風の帽子、ハンドバッグ、白い手袋に白いソックス、白いフラット・シューズが付属していました。お姉さんのバービーの「Red Flair」と言う赤いコートと、御揃いコーデと言う設定で販売されたそうです。
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うちのビンテージ・スキッパーちゃんは、生憎顔が酷く変色して恐ろしい形相をしているので、スキッパーとサイズがほぼ一緒のリカちゃん人形に試着して貰いました。丁度似た色&質感のリボンがあったので、ハンドバッグとツバ無し帽を合わせて拵えてみました。水玉のストッキングは、バービー用のせくし~ランジェリー・セットのもの。このコートには、白い靴より赤い靴の方が似合うように思います。
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リカちゃんに着せてみて、やはり胸だけはちょっときついように思いました。ビンテージ・スキッパーの胸は、真っ平らですので…。現在のスキッパー人形は、多少発達しているようです。
 




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# by piyoyonyon | 2016-12-02 15:31 | おもちゃ・人形 | Trackback | Comments(0)

サンタ・クロース型の手編みの巾着

「昨年分」のクリスマス・プレゼントとして、キチ吉ちゃんから貰ったものです。と言っても、昨年のXmas時期は、パリのテロの影響で、郵便物が大混乱すると予想されていた為、実際にはお互い年明け後にプレゼントを送りました。しかし配慮したのにも関わらず、例えXmasの最混雑時期じゃなくとも、郵便物(特に国際)は度々大遅延し、結局常に信用できないことを改めて痛感しました(涙)。
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東日本大震災の支援プロジェクトとして、作成された物だそうです。日本全国、アメリカ、ヨーロッパから寄付された毛糸を使い、参加者が手分けして総ハンドメイドで制作しています。紙タグには、「編み物をすることによって、何もない所から一歩前に進む勇気と希望を貰いました」と記してあります。実際には「knit 棒編み」ではなく、「crochet かぎ針編み」ではないかと思いますが、一目一目に心が篭った素敵なプロジェクトですね。とてもきっちり正確に編まれており、シンプルな造形でも、ちゃんとサンタと認識できる完結なデザインです。黒いボタン目と、赤い鼻(何故かサンタに多い)と、ふわふわの髭がポイント。
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お洒落具合の決め手は、この可愛い織りタグだと思います。当然その分コストは掛かっているはずですが、これがあるとないとじゃ見た目がかなり違うし、何より皆で力を合わせて頑張ろうと言う気持ちが一層伝わって来ます。紙タグの裏面には、このサンタ巾着の制作者の南三陸町の女性の署名が手書きで入っており、心が洗われるような美しい筆跡です。
 




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# by piyoyonyon | 2016-12-01 15:33 | バッグ・靴・帽子 | Trackback | Comments(0)

フェアリー・ピラミッド・ランプの台

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最近ガラス製品を調べる機会が多く、多少知識も得た(つもりでいる)ので、ある日ふと、長年何気に使っているこの直径7cm位のガラス製のボウルが、「これってもしかしてデプレッション・ガラスのオープン・ソルトじゃない?」と言う事に気付きました。
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スカラップの縁が可愛く、またカット・ガラス風(本当は型抜き)の模様がかなり細かくて美しいので、確か10年近くも前、フリマで50ペンス程度で買いました。しかし、そんなに古いものとは全く思えず、すっかり割と最近の、元は食品の容器か何かだと信じ込み、ずっと作業机上の消しゴム入れとして使っていました。
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しかし改めて良く見ると、ガラスの精度は荒く、縁はギザギザで繋ぎ目がはっきり見え、初期の型抜きガラスの特徴が良く出ており、確かに古そうです。底に「FAIRY PYRAMID」との刻印があり、初めてちゃんと調べてみたら、…想像とは全く違うシロモノでした。
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元は、こんなガラス製のドームを乗せて使用する、キャンドル・スタンドでした~。しかも、1840年代から製造されたヴィクトリア時代のもの。思ったより、ずっと古かった訳です。「フェアリー・ランプ」とか「ライト」と呼ばれ、ウィキにも掲載されています。「Samuel Clarke サミュエル・クラーク」と言うデザイナーに寄って発明され、特に19世紀末には持て囃されました。ヴィクトリア女王にも献上され、女王自ら使用したそうです。この台の部分には通常水を張り、背の低い安定性のあるキャンドルをドームで覆って使用し、当時の照明器具としては安全性が高かった為、主に就寝時に使用されたようです。
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ガラス製のドームには、様々な色、フロスト・ガラスやミルク・ガラス、ベネチア風マーブル模様付き吹きガラス、エナメルの手描き、カット・ガラス、動物型や顔型等の、沢山のバリエーションが存在したようです。当然、現在は人気のコレクタブルズになっているのですが、今までアンティーク・モールでもアンティーク番組でも見掛けたことがありませんでした(…単に気付かなかっただけ?)
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思いがけず身元が判明した時こそ、古物探しの醍醐味かも知れません。この台だけでも相場では20ポンド以上するらしく、これからは、消しゴム入れとして使うのが、ちょっと勿体ないような気がして、もうちょっとマシな扱いをしようと思います(笑)。勿論、台だけでも、ティー・ライト・ホルダーとして使用出来ます。
 



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# by piyoyonyon | 2016-11-30 15:29 | インテリア・デコレーション | Trackback | Comments(0)

小人の草履屋さん

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白雪姫人形に着物を着せてドナドナさせる際、草履も手作りしなくちゃと思い、ついでに幾つかまとめて作りました。「こびとのくつやさん」と言う童話を思い出しながら。子供の頃、この話が大好きでしたが、大人になっても別な意味で好きでした。やってもやっても終わらない仕事を目の前に、もし「明日になって小人が全部仕上げてくれていたらなあ…」などと、しょうもない幻想を思い巡らせたものです(つまり弱音を吐いていた)。
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手持ちの、またはイギリスでも手に入る材料で、更に超不器用者でも出来る範囲なので、自分なりに工夫しました。参考にしたのは、おばーちゃん達の和手芸で、「厄除けミニチュア草履」とか呼ばれるちりめん細工です。鼻緒がほとんど金色だけだし、すげ方も本物とは違いますが、ゴム紐な分、市販のプラスティック製のリカちゃんの草履より、返って人形の足からは脱げにくいと思います。
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んが! 実際リカちゃん人形に履かせてみて、致命的な事実を発見。足袋を履かせると、サイズが遥かに小さ過ぎました(汗)。足袋が、人形に履かせ易いよう、大きめのサイズになっているのです。爪先立ちのバービーやディズニー・プリンセス人形なら目立たないんですけど、次回からはもっと大きい草履にせねば…。
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とは言え、予め土台さえ用意しておけば、簡単に楽しく作ることが出来ます。ほんの少しの端切れでOKなので、帯や帯上げ等の余った布で、今後は一緒に作っておくと良いと思います。
  




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# by piyoyonyon | 2016-11-29 15:31 | おもちゃ・人形 | Trackback | Comments(4)

秋の近所のヴィクトリアン庭園

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何処かに出掛けるのにしては価値の全くなさそうな、暗~い曇天の週末、それでもやはり運動はせねば!と、夫婦で近所に散歩に出掛けました。うちの周辺には、鉄道の廃線跡の遊歩道の他にも、結構良い散歩コースがあるのです。その中の一つが、ヴィクトリア時代のお屋敷の庭園跡です。長年修復中でしたが、今年ようやく復元が完了したとのことで、見に行くことにしました。
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まず、線路脇の草原を通って行きます。ここは、それまではコンクリートで川岸が固められた排水溝のような小川が流れていましたが、近年わざと川床を変更して蛇行させ、まるでビオトークのような自然の趣に改良しました。大雨の際には氾濫原となり、多分住宅地の洪水を防ぐ役目もあるのだと思います。
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そして、森を通ると人口湖に出ます。ここも、元々はお屋敷の庭園の一部でした。鴨やカナダ・ギースや水鶏、青鷺など、いつも水鳥でいっぱい。この秋は雨が少なくて、随分水位が下がっていました。
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いよいよ、ヴィクトリアン庭園に近付いて来ました。まず目に入るのが、大きな噴水。
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そして、かつては屋敷のテラスに続いていた、まるで宝塚の舞台のような(表現がなんだかなー)階段。
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うーん、確かに美しく復活しましたね。フォーマル・ガーデンなので、余り好みではないのですが。合計8ヘクタールの土地が、4段階の高さに分かれて、この庭園の他に、ヴィクトリア時代に大流行した競技「クローケー(ゲートボールのようなもん)」場、テニス・コート、森、原っぱ、湖が含まれています。既に一般の住宅地に分譲されている部分を含めると、かつては更に広大な敷地だったものと思われます。
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元々この庭は、1880年代に、王室御用達でもあった庭園設計士James Pulham に寄ってデザインされたそうです。
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私達がこの町に引っ越して来た当初は、ここは、多少植物は植えられていたものの、石の装飾品の残骸があちこちに散らばる、正に「庭の廃墟」と言う感じでした。
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夏であれば、もっと花盛り沢山で美しかったことと思いますが、その頃はナショナルトラスト等の庭園巡りで忙しかったもので。
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これがお屋敷の写真。19世紀中頃に裕福な商人の邸宅として建てられ、もし今でも残っていれば、豪華結婚式場兼ホテルか、それこそナショナルトラスト級になっていたものと思います。
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そして庭園も含む航空写真。お屋敷自体は、1920年代に売却されて女子寄宿学校として使用され(良くある話)、その後取り壊され、その跡にはあろうことか、非常に醜いアパートが建てられました。多分1960年代のことなので、特に公共建築物のデザインが酷い時代です(旧共産国っぽいっと言うか高島平っぽいっつーか)。折角庭園はヴィクトリア時代らしく復元されたのに、建物自体には悲しい程似合っていません(笑)。
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でもアパートの駐車場には、大変美しい紅葉の木がありました。
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その脇には、これまたヴィクトリア時代の庭園の名残りの、「ロッカリー(ヴィクトリア時代に流行した、自然の岩場のようなロック・ガーデン)」が。このロッカーリー形式は、Pulham自身の発明であり、十八番でもあった為、彼の名をとって「Pulhamite」とも呼ばれます。
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また、アパート脇に、迫力の大きな樅の木。ここは、ヴィクトリア時代のお屋敷になる前は、中世の鹿の狩猟場だったそうです。もしかしたらこの木は、その頃から存在するのかも。かつてお屋敷正面玄関に続いたアプローチにも、大きな針葉樹並木が残り、今は瀟洒な住宅地になっています。
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当時の邸宅の豪華さを伝える建物は、現在レンガ造りの厩舎のみ。厩舎だけでも十分大きな立派な建物で、歴史的建築物2級指定。今は集合住宅に改装されています。
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厩舎の脇には、立ち枯れた赤杉のような木を利用した、こんなオブジェが。現在未だ制作中のようで、辺りにはオガクズが散らばり、針葉樹の芳しい香りが辺りに漂います。
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鹿が木の幹を貫通しているように見える、中々楽しいデザイン。
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このお庭、宝くじの利益金で復元・管理されているそうです。新たに公衆トイレも設置され、有難い限り。イギリスに住んでいると、紅茶の飲み過ぎで、やたらトイレが近いものですから(笑)。
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ヴィクトリア庭園脇に、一際見事な紅葉の木がありました。幹には、何か括り付けてあります。
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近付いて良く見ると、クロシェ・パッチのブランケットを、木の幹に巻き付けてありました。ウィッシング・ツリーに見立てているのか、メッセージ・カードらしき物も沢山括り付けてあります。
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更に木の枝には、こんなポンポンが沢山ぶら下げてあります。
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周囲のベンチも、こんな感じ。
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もう一つのベンチ。どうやら、地元の編み物愛好家達の作品のようです。
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街路灯にさえ。多分アクリル毛糸なので、雨曝しでもお構いなしってのが、イギリスらしい自由で大胆な発想と言えばその通り。
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冴えない天気の日の、数時間だけの散歩でしたが、ヴィクトリアン庭園も想像通りに美しく復元され、その他にも色々面白い物を見ることが出来、十分運動にもなって満足です。
 



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# by piyoyonyon | 2016-11-28 15:35 | 旅行・お散歩 | Trackback | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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by kagicho at 09:26
真木さん、イギリスでも9..
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見た~~いっ!!笑<晩秋..
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