海辺の運河の町ハイス

ケント州の「Folkestone フォークストーン」の近くの、「Hythe ハイス」と言う町へ行って来ました。フォークストーンには、ユーロトンネルの出入り口があり、交通の要な訳で、ヨーロッパ大陸への玄関口、国境の町として知られていますが、そのお隣のハイスは、イギリスの昔ながらの長閑な海辺の田舎町と言った趣。
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海岸線は、ハイスの町の中心部から500m程離れているので、ビーチ特有の浮かれた喧騒はなく、更に落ち着いた雰囲気です。まずは、ハイストリート(目抜き通り)を歩いてみます。
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途中から歩行者天国になっている、結構長いハイストリートです。古い木組みの家なども残っていました。
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左の白いコリント式円柱付きの建物は、元市場のようです。
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この薬局の店構えは、伝統的なイギリスの店舗デザイン。上部の古いステンドグラスも薬局柄で、随分昔から薬局店を続けていることが分かります。
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そのお隣の紳士服店も、昔ながらの店構え。おじいちゃん専用と言ったお店…。
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中々センスの良さそうな手芸品店。
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クロシェ編みの花モチーフを繋げたガーランドが可愛い。
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一方こちらは、おばーちゃん御用達の昔ながらの毛糸屋さんと言った雰囲気。イギリスらしい手編みのベビー服も販売しています。
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観光に人気の町らしく、所々にアンティーク&ビンテージ屋があります。この歩道に商品を並べたアンティーク屋は、結局実店舗が何処なのか分かりませんでした。
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これは、ビンテージとアーティスト雑貨を取り扱う女性向けの店。中では、スージー・クーパーの食器等も売られていました。大判のグラニー・ブランケットは、パッチ繋ぎでもないのに何と50ポンド。
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そのお店の、中々好みのスウィンギング時代のプリント布小物。右の鍋掴みは、私が持っているものの色違いのようです。
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別のビンテージ&アーティスト雑貨店で。多分80年代の、トミー社の玩具。ロボット型ラジオのようです。
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これは小規模なオークション会場。中が覗けて、実際この時オークションが行われていました。アンティーク番組ではしょっちゅう見る機会はあっても、実際その様子を見るのは初めて。
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昔の穀物貯蔵庫らしき建物を利用したアーケード、言わばアンティーク・モールもありました。その向かい側には(写真を撮り忘れたけど)、昔の郵便局を利用した宿が。
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金・土曜日のみオープンで、イギリスの多くのアンティーク・モールと違って、各ストールに店主が居て、それぞれ支払いをするシステムのようです。カフェも入っています。ミリタリー専門やテディベア専門など、結構コアなストールが揃っていました。
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ハイストリートから北側は、丘の斜面になっています。アップ・ダウンのある町が、私は好きです。斜面に立っている家の、小さな良く手入れされた可愛い前庭。
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ハイストリートと平行するように主要の通りが走り、その合間を垂直に、こんな細い坂道の小路が繋いでいます。古い町の小路も大好き。石畳や石段だと尚良し。
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運河の町と言っても、ベネチアやストックホルムや小樽のように、運河が張り巡らされている訳ではなく、ハイスにはこの運河一本しかありません。でもこれが、歴史的に中々興味深い運河なのです。
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19世紀初めに、ナポレオンがヨーロッパ中を攻め捲くって脅かしていた頃、それに備えて建造されたのです。つまり運搬輸送用ではなく、軍事防衛用の運河。その名も、「Royal Military Canal」と言います。その為、運河周辺の所々に、現在はこんな銅像や説明板が配置されています。
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その長さは、ここハイスから、Romney MarshとWalland Marshと言う平野を横断し、遠くライウィンチェルシーまで続いています。しかし結局、ナポレオンがイギリスを攻撃することはなく、まして現在は無用の長物(文字通り)で、所々は埋め立てられ、最早運河としての機能は果たすことが出来ません。言わば堀のようになっており、部分的に行楽用のボートに使用されているのみです。しかし、緊迫した状況下で造られた軍事施設が、今では地元民には欠かせない、長閑な憩いの散歩道となっているのが面白いと思いました。





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by piyoyonyon | 2014-10-06 15:24 | 旅行・お散歩 | Comments(6)
Commented by 真木 at 2014-10-07 11:10 x
ぴよよんさん、こんにちは。

Hythe、懐かしい~!
何年か前までよくここの近郊のB&Bに泊まってました。
New Forest観光の拠点で。
でもアンティークモールは知らなかったなー。もっぱら、夜ご飯を食べに
行くくらいだったからか。次回はぜひ!探検したいと思います。

↓のとらじくん、福々しいですね。笑
男の子だからでしょうか?私はママっこ猫に憧れます。
うちのにゃんこは皆、ツン度数が高いので。笑
ぽこちゃんもかわいいですね。
Commented by piyoyonyon at 2014-10-08 05:12
真木さん、こんにちは! この町の他に、同じHytheという町が、
New Forestにもあるんですね。しかも、どちらも海辺の町です。
New Forest観光とは、何だか凄くツウな選択に聞こえます♪
私は、未だ通過したことしかありません。いつもA31号線が、ひどい渋滞で…。

私の経験上では、オス猫のほうが、気難しさが少なくて扱い易いように思います。
とらじは特にお調子者ですが。うちは、ポコも私にべったりですけど、
普通メスは、男好きと言うか(笑)、人間なら男性に懐く子が多いと聞きます。
Commented by 真木 at 2014-10-08 09:20 x
お?!
ホントだ、ケント州のHYTHEって書いてある・・・笑
まさかの同地名?
てっきりSouthampton方面と勘違い。あは。

オス猫の方が甘えたさんとはよく聞きますが、我が家で唯一のオス猫
だったアメショのユウくんは親戚から晩年になって預かったせいか、
気難しかったです・・・。後はツンのメス猫ばかり。(><)
最近飼い始めた子猫(メス)は天真爛漫(子猫だから?)なので、
今後に期待しています。笑
メス猫は男好き。。。わかります!^^;
Commented by piyoyonyon at 2014-10-09 06:04
真木さんの猫ちゃん達は、きっと愛情に安心し切っているので、
素っ気ないのかも知れませんね。
うちの猫は、既に死んじゃった子も含めて、全員レスキューキャットで、
大人になってから引き取ったのですが、不遇の時代があって
愛情に飢えているせいか?皆べたべたの甘えん坊です。
私が思うに、全体的にイギリスの猫は、日本の猫より警戒心が薄い気がします。
伝統的に動物愛護の国で、人が猫に優しいからかも。
道端での猫ナンパの成功率も、日本より高いです(笑)。
Commented by 真木 at 2014-10-09 09:36 x
わかります、それ!!<英国の猫は日本猫より警戒心が薄い

日本の猫って、警戒心が強いですよねぇー。家猫でも。日本猫の特徴
なのかなぁ?洋猫はフレンドリーなのが多い気がします。

あと、スズメとか鳥類。
これも日本のより欧米の方がフレンドリー?ですね。
Commented by piyoyonyon at 2014-10-10 06:05
真木さん、丁度コラムで、中国人観光客の小学生の女の子が、
何故日本の公園とかの鳩が、中国のように逃げないのか、
不思議がっている話を読んでいたのですが、
中国では鳩を食べるから、鳩は人を恐れてすぐ逃げるそうです。

英国も、長い歴史の中で、猫に優しい人が多くて、
猫の性格もそれに適応したのかも?と勝手に思っています。
日本だと、主に住宅事情とかの関係で、小さな頃から犬猫に馴染みなく
育って、
動物に愛着の全くない人が結構いますよね。親がそうだと、子供もそうなり易いし。

野鳥の餌場を設けている人も、確かにイギリスには多いですしね。
特にロビンなんかは、大抵ずうずうしい程人馴れしています(笑)。


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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