シェフィールド・パークにブルーベル花見

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日本がゴールデン・ウィークだった時、イギリスにも連休がありました。丁度ブルーベルの開花時期だったので、花見に出掛けることにしました。選んだのは、ナショナルトラスト(NT)の「Sheffield Park Garden シェフィールド・パーク・ガーデン」。この公園に来るのは7年ぶり位で二回目ですが、明らかに以前より訪問者が増えていると感じました。新たに、予備の駐車場まで設置されています。
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園内に入ってみて、かなり大きな公園なのに、うわっ、ほんとに混んでいる!と実感しました。近くのブルーベル鉄道の一番の人気シーズンだったせいかも知れませんし、恐らくウェイクハースト・プレイスがNT会員からも駐車料金を徴収するようになって以来、その客が大量に流れ来ているのも、理由の一つだと思います。
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敷地自体は広大ですが、何せ湖が四つも占めている為、実際に歩ける面積は結構限られているからかも知れません。割と開け地が少なく、遊歩道も狭めで人が集中しているようです。
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水辺は何処でも子供に人気なので、この公園は、特に親子連れ率が高いと感じました。それと、こういう場所にしては割と珍しく、有色人種の来園者を多く見掛けました。
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元々は、このネオ・ゴシック様式のお屋敷に付属する庭だったようです。庭のみがNTに託され、屋敷は今でも個人所有です。何故イースト・サセックス州にあるのに、中部の都市名「シェフィールド」と呼ばれるかと言えば、館の代々の所有者の中に、貴族のシェフィールド伯が含まれていたからだそうです。
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豪邸の庭とは言え、「庭園」と言うよりは、森林公園と言った感じで、湖を中心にひたすら沢山の種類の樹木が植えてあり、いかにもイングリッシュ・ガーデンらしい花々に溢れた花壇が楽しめる訳ではありません。なので、シシングハースト城庭園のように、外国から観光バスで訪問者が押し寄せることはないはずです。しかしこの季節、園内に植えられている膨大な数のツツジやシャクナゲが丁度見頃でした。
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実物はもっと青み掛かっている美しいツツジ。(葉はシャクナゲっぽいですね)
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イギリスで良く見掛ける、欧米原産のニオイツツジ。百合のような優雅な香りが、一面に漂っています。
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これも、黄色が鮮やかなニオイツツジ。
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イギリスのシャクナゲの多くは、大木で迫力!
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そんなシャクナゲの大木の内部は、こんな風になっています。子供の遊び場には最適そうです。
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まるで襲い掛かって来そうで、日が暮れてからは見たくない枝っぷりです。
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ツツジやシャクナゲ、椿は、酸性土壌を好む植物です。原産国(の一つ)の日本が、火山性で酸性土壌が多いからです。一方イギリス南東部の土壌は、概ね石灰を多く含むアルカリ性。一体どうやってこれらの植物が、ここでこんなに元気で育っているのかと、いつも不思議です。
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シャクナゲの木もデカければ、花弁が巨大なものも沢山あります。
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更に、シャクナゲにも芳香のある種類があるようです。「一体何処から良い香りがするの?」と道行く人も、不思議がって探していました。
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咲き始めは花弁の全体が濃いピンクなのに、開き切ると縁だけほんのりピンク色になる品種。
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椿は終わり掛けですが、種類に寄ってはバラのように華やかで見事。
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これは、花弁が尖り気味で、実際には少し茶色掛かった赤の、珍しい花色の椿でした。
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肝心のブルーベルは?と言うと、この公園の一番奥が、最もブルーベル集中率が高いようでした。
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イギリスの何処ででも自生している、ヒアシンスの仲間の植物ですが、森の地面に群生して、青いカーペット状になっている場所は人気があります。
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もっと夏が近付くと、湖は睡蓮で覆われるようです。
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この公園での、この季節の見所の一つ、「Hinomayo」と言う品種名の日本のツツジです。
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欧米原産のツツジ(レンゲツツジやニオイツツジ等)が落葉なのに対し、日本のツツジは常緑です。
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確かに素晴らしい群生ですが、日本のツツジと言われても、一体「Hinomayo」がどう言う漢字で書かれ、どう言う意味なのか分かりません。何でも、1910年に皇居から持ち込まれた(ホントか?)古い交配種らしいのですが、今は王立植物協会からAGM(ガーデン・メリット賞)を与えられています。それは、イギリスでかなりメジャーな品種だと言うこと。
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入園者が増えたせいか、植物が歳をとったのか、多くの人に踏まれると根が傷むと言う事で、入場禁止の囲いがされている場所も増えていました。
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正直言って、その日出掛けたフリーマーケットに割と近いと言う安直な理由で、ここを花見の場所として選びましたが、ブルーベルの密度はイマイチでした。何より、広大な公園にリラックスに来たはずなのに、余りに人が多くて騒がしく、何だか余り落ち着けなかったなあ…。ちょっとこの季節、ここを訪れるのはもういいや、と思いました。ツツジとシャクナゲと新緑は、十分楽しめましたけどね。
  
2015、私のゴールデンウィーク!
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by piyoyonyon | 2015-05-15 15:37 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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