カティサーク号で誕生会

今年の姪の誕生日は、ロンドン東部のGreenwich グリニッジにある「Cutty Sark カティサーク号」で行われることになりました。カティサークは、19世紀の大型帆船で、唯一現存する、中国から英国へ茶葉を運んだ「tea clipper 紅茶輸送快速帆船」です。私は今まで二回見学したことがありますが、婚約時に訪れた二回目の後、火災に遭い消失しました。しかし3年前に、やっと修復が終了したそうです。
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現在のカティサークは、陸に固定された船型の博物館です。その周囲には、土産やアンティークのストールが並んでいます。
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このビンテージ服屋の中央のコート・ドレスには、マジで懸想しました。サイズもぴったりそうだったし。
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現在のカティサークの入り口は、ミュージアム・ショップになっています。この店だけなら、入場料を払わずとも誰でも入ることが出来ます。
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ここで売られているものは、まずカティサーク号の模型。うちの母は、こんな大型帆船が大好きで、カティサークの模型も持っています。本物で誕生会なんて聞いたら、さぞ羨ましがることでしょう。
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それと紅茶。トワイニングの特別仕様缶入りで、結構高価です。
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中国繋がりで、ブルーウィロウ風の陶器のアクセサリー。
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紅茶繋がりで、不思議の国のアリス・グッズも。結構可愛いけど高い。
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昔の船には付き物だった、ドブネズミの縫いぐるみも! かなり良く出来ています。それに対する解決策として、猫を乗船させていたらしく、一緒に猫の縫いぐるみも売られていました。
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こちらは、樹脂製の黒猫のブローチ。中々お洒落です。
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ショップから船を見上げると、こんなかんじ。
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いつもなら、子供がいっぱいの誕生会なんて真っ平御免なP太ですが、今回は団体料金で内部が見学できるし(さもないとべらぼうに高い!)、誕生会そのものには参加しなくて良いと言う事で、やって来ました。チケットを見せて、いよいよ内部へ。このように船は脇で支えられ、宙に浮いている状態になっています。
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そして、船底を見上げることが出来る仕組みになっています。ここには、カフェも併設されています。
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こちらは、「figurehead」と呼ばれる、船体の先に付いていた彫像のコレクション。これが必ず女性を模っているから、英語では、船の代名詞は「she」と女性形で呼ばれるものだと、すっかり今まで信じていましたが(P太も)、こうして見ると男性型も存在することが分かりました。
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船底がとても細いことに、P太も私も改めて驚きました。ティークリッパーは、蒸気や電力を使用しない船としては、驚異的なスピードを誇っていた為、細い船底が必須だったようです。
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19世紀当時の衣装をまとったガイドさんに寄る、解説付きツアーもあります。その手前に居る縞のパーカーを着たクソガキが、悪戯でガイドさんを蹴り捲くっており(親、注意して止めろよ)、大変な仕事だと思いました。
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誕生会は、一応「海賊パーティ」と言うテーマになっています。姪や義妹・義弟を始め、お友達の何人かは海賊コスプレで参加。義妹は、子供達の海賊ごっこを上手く仕切っていました。
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私も、一応こんな格好で参加しました。義父には、「ジプシーの仮装かい?」なんて言われましたが…。
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続いて、船内に入ります。天井が、木製の茶箱仕立てになっています。
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床も、茶箱を模しています。これは、ここ船の最下部には、かつて茶箱が出来るだけ多く積まれていたからのようです。中国からは紅茶を運んだけれど、中国へは阿片を運んだ…のかも知れません。
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その上階。ここにも、かつては茶箱が出来るだけ積み込まれていたそうです。今は展示室になっていて、当時の船内の食事の見本などを見ることが出来ます。それに寄ると、平日の食事は主に塩漬け肉で、日曜日だけイギリス人の好物のパイ料理が供給されたそうです。
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子供用のアトラクションも、あちこちに。これは、乗員を積み上げる木製のゲーム。
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ついに船上(甲板)に出ます。この日は曇りの予報でしたが、屋内に居る間に雨が降ったようです。
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このドーム型の建物は、テームズ河の地下を潜る徒歩トンネルの入り口。20年近く昔、途中まで潜りましたが(何せ結構距離がある)、確か有料だったと記憶しています。
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1940年代のスタイルをばっちり決めた母子が、何故か船内に二組居ました。戦争記念イベントか何かに参加するの?
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乗組員の生活エリアは、全てこの船上に集まっていたようです。
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思った程定員は多くなかったようですが、面白いのは、一般船員と役職者用の設備の格が全く違うこと。イギリスは元々階級社会の上、船の世界は、命令系統を明確&迅速にする為、更に厳格な階級制度だからのようです。水夫達のベッドは、寝台車よりも狭い粗末なものでした。これは水夫用のキッチン。
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一方、こちらは船首部分にあるVIP用のキッチン。船長には、個室&専用シャワーやトイレもあったようです。
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役職者用の会議室。
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この天井からぶら下がった円盤は、ワイングラス・ホルダー。船が揺れてもワインが零れない為の工夫です。
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立派な暖炉も設置されていました。このカティサーク、火災で消失したとは言え、丁度解体修理中だったので、幸運なことに、多くのオリジナルの部材を既に取り外していたと言われています。
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子供達は、勿論本物の船での海賊ごっこに大興奮で、私達大人も楽しめました。が、何せ団体割引でも入場料が非常に高く、たかが子供の誕生日なのに、毎年大がかりで大変だと思いました。そしてカティサーク号は、やはり「船」だった頃のほうが格好良かったと感じました。上↑は、9年間の写真です。
  
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by piyoyonyon | 2015-07-29 15:31 | 旅行・お散歩 | Comments(4)
Commented by ハイジ at 2015-07-29 16:56 x
ぴよよんさん 可愛い海賊に見えますよ。小学生の誕生会もイギリスは大変ですね。ハイジも子供たちの小さいころは誕生会のためにケーキ 焼いたり イベント考えたり 楽しく頑張りました。今ではケーキ焼くより 美味しいケーキ屋さんでお茶する方が楽しい怠け者のハイジですが 子供の誕生会は 真面目に頑張ってましたね。料理も子供が好きなもの工夫しました。お金かからない手作りの誕生会でした。イギリスは子供の誕生会というより パーティーですね。
Commented by piyoyonyon at 2015-07-29 17:48
ハイジさん、イギリスのは、本当にもう子供の誕生会って規模じゃありませんよね。どうして自宅で開催程度ではダメなのかな?と、いつも疑問です。
そして、日本のお母さんなら、子供の誕生日には、工夫を凝らした料理を色々用意するものですが(日本の市販のケーキは美味しいのが多いから、手作りじゃないくてもOKですよ!)、イギリスのパーティの食べ物は凄くショボイことに、ガツーンと文化の違いを痛感します。
海賊姿は…、顔を隠しても大きい写真では見せられない恥ずかしいシロモノです(笑)。
Commented by まなみん at 2015-07-31 20:06 x
ぴよよんさま、
いつも更新を楽しみにしている者です(^^)/
掘り出し物のお洋服、アクセサリーが本当に素敵で、ぜひ、コーデをアップしていただきたいなぁと常々思っていました
知る限りでは本人登場は初めてでは!?
想像通りのかっこよく素敵な方でした足きれい✨
ワンピやアクセを着用されての画像も期待しています!!
Commented by piyoyonyon at 2015-08-01 17:31
まなみんさん、コメントありがとうございます!
もしトルソーを持っていたら、コーデの写真撮影に便利だろうと常々思うのですが、中古でも高くて中々実現出来ません。でもやってみたいです☆
上の写真は下から撮影しているので、足が長めに見えるかも知れませんが、実は「何のスポーツしているの?」と聞かれる程物凄いシシャモ足なんですよ~。年甲斐のない格好でお恥ずかしいです(笑)。
またお気軽に遊びに来て下さいね♪


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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