グリニッジの国立海洋博物館

カティサーク号での姪の誕生パーティが終了し、急いでグリニッジのマーケットで遅い昼食を取った後、P太と義両親と一緒に「National Maritime Museum 国立海事博物館」に向かいました。
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入場料は、他のイギリスの大きな国立博物館同様、基本的に無料で、任意の寄付金制です。V&Aとかとは違って、寄付を強要されることはないようです。
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海と言っても、ここでは航海学、主に海軍、特にトラファルガー海戦に付いて詳しく展示してあります。
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この巨大なライトの下は、実はベビーカーの「駐車場」になっています。ベビーカーの絶対数が、本当に日本より遥かに多いのですよ。
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ここにも、沢山の「figurehead」が展示してありました。
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そしてこちらは、船体に付いていた「バッジ」と呼ばれるプレート。もし自分のバッジ・サイズだったら、身に着けたくなる程結構可愛いデザイン揃いだと思いました。
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この金ピカの船は、フレデリック皇太子の儀式用の遊覧船。フレデリックは、国王ジョージ二世の長男で、ジョージ三世の父。王位に就くことなく亡くなった人物です。
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イギリスをナポレオンの侵略から守ったトラファルガー海戦の展示は、私にとっても興味深いものでした、丁度前日位にテレビで、海戦を指揮して戦死した、英国最大級の英雄ホレーショ・ネルソン提督の遺体が、帰国まで腐敗を防ぐ為に、ブランデー漬けにされたと放送していたものですから…。
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ネルソン提督が死亡時に着用していた軍服も展示されており、弾痕や血液まで残っていて(涙)、例え撮影禁止じゃなくとも、写真に撮りたいとは思いませんでした。ただ、その服のサイズから想像すると、英雄と言う豪傑なイメージからは懸け離れた、意外に小柄で華奢な人だったようです。
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ネルソン提督に少し興味があったのは、その愛人レディ・エマ・ハミルトンから名付けた、美しいイングリッシュ・ローズが存在するからです。エマは、その美貌と性的魅力と利発さの為、労働者階級出身から上流階級にのし上がり、当時のヨーロッパのファッション・リーダーにまでなった女性でしたが、ネルソンとはW不倫ながらも純愛だった様子。二人の関係は、ローレンス・オリヴィエ&ヴィヴィアン・リー主演の、「美女ありき」と言う映画にもなりました。しかし、ネルソンの戦死後は、酒に溺れ借金に塗れ、愛人だった為に軍人未亡人としての年金も一切貰えず、困窮の中で亡くなったそうです。
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第一次世界大戦前の、純金製のクリスマス・ギフト・ボックスだそうです。これに似た物が、先日古物番組のオークションで500ポンド以上で落札されていましたが、出点者はフリマで10ペンスで手に入れたとか。
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夥しい数の軍艦の模型も展示されていました。ミニチュア好きとしては、非常に精巧なモデルに目を見張る一方で、これらが人を殺す為の乗り物だと思うと複雑な気持ちです。
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凄くでっかい、船の水中プロペラ。
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二階には、床に大きく世界地図の描かれた場所があります。これを見ても、日本ってイギリスから遠い…。
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客船で使用された、アールデコ時代のウェッジウッド社の食器です。中々素敵なデザイン。
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ついでに、こんなものが博物館の入り口にありました~。当然イギリスで見掛けるのは初めてで、どう考えても日本製。おまけに日本語しか書いてないし。「これじゃあ、日本人しか使い方が分からないじゃん」と私が言うと、「日本人以外、室内で傘が濡れていても気にしないから、それでいいんだよ」とP太。
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元々グリニッジそのものが、大航海時代から、概ね王室に属する海軍の土地でした。今でも、王立海軍大学等の立派な建築物が沢山所在します。
 
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by piyoyonyon | 2015-08-02 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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