セブン・シスターズでの夕食

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イーストボーンを去る時、丁度夕暮れ時だったので、どうせなら「Beachy Head ビーチィ・ヘッド」や「Seven Sisters セブン・シスターズ」を回って帰ろうと言う事になりました。これらは、チョーク質の白亜の絶壁の景勝地で、朝日や夕日に照らされた眺めは特に印象的だからです。
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これがビーチィ・ヘッドと呼ばれる岬。相変わらず、「突然地面が終る」と言った見事な崖っぷりです。
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崖注意の看板が所々に立っているだけで、柵はなく、好きなだけ端に近付いて良い(あくまで自己責任で)ことになっています。おまけに脆いチョークだから、とても崩れ易いのです。
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こんな先まで、どんなに勇気のある人が歩いたのでしょうか。考えるだけで、足が竦みます。
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ここから、崖はそのままセブン・シスターズに繋がっています。セブン・シスターズへのアクセスは、最寄の駐車場やバス停から徒歩約30分の「Cuckmere Haven カックメア・ヘヴン」と、駐車場から階段を下りてすぐに行ける「Birling Gap バーリング・ギャップ」の二通りが一般的です。
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そして丁度、この車に遭遇。何の車かと言いますと、この辺りは自殺の名所なので、それを阻止する為、ボランティアの人々が、自殺しそうな人を説得して回っているのです。昼メシ時に自殺したい人は少ないはずで、やはり早朝と夕暮れに多いだろうから、こうして毎朝夕パトロールしている訳です。
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この日は、丁度食料の買出し前で、家に食べ物がほとんど残っておらず、夕食は一体どうしよう?と話していたところでした。この時点で、大体午後八時。突然P太が、「そうだ、この近くにはあの店があるじゃないか!」と閃きました。あの店とは、カックメア・へヴンの「Golden Galleon ゴールデン・ガロン」と言う人気のパブです。私達もお気に入りで、何度か友達を連れて来たこともありました。
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この店に来るのは1、2年ぶりでしたが、何と店の名前が「Cuckmere Inn カックメア・イン」に変わっていました。他のお客さんの中にも、「ゴールデン・ガロンじゃなくなったんだね」と話していた人が居たのが聞こえたので、割と最近変わったようです。名前だけでなく、多分経営自体も変わったはずで、はたして以前と同じレベルの料理が味わえるのか??と、少々不安でした。
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P太が選んだメインの料理は、「豚バラ肉巻き」。基本的に薄切り肉が一般流通してしない為、肉巻き自体がイギリスではかなり珍しいのです。これは、ピスタチオとアプリコットが巻かれています。脂身と肉のバランスが絶妙で、柔らかくジューシィでとても美味しかったそうです。付け合せは、レモン風味のポテト、季節の野菜、ブラック・プディングと辛目のソース。
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一方、私は「ハルーミのフライとチップス(揚げイモ)」を注文。言わば、「フィッシュ&チップス」のベジタリアン版です。Halloum ハルーミ(ハルミ)は、キプロスや地中海東部沿岸で食される、ヤギの乳から作られた生チーズで、モッツァレラをずっと硬くしたようなもの。熱っしても解けず、きゅこきゅこした独特の食感が楽しめます。イギリスでもBBQやグリルするのが人気ですが、フライ(と言うか天ぷら)なんて初めて聞きました。
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とてもシンプルな料理ですが、衣にはエールが入っていて、凄く味わい深い! チップスも、今まで食べたチップスの中で最高位に美味しく、「チップスの芸術品」とさえ思いました。フィッシュ&チップスには御馴染みの付け合わせ「マッシィ・ピー(潰したグリーン・ピース)」にしても、キュウリのピクルスが混じっているから、一味も二味も違います。全体的に、素材の味を最大限に引き出した、繊細なギリギリの薄味で、レベルの高さが感じられました。…思い出す度に、また食べたくなります(笑)。
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既に相当お腹いっぱいでしたが、二人でシェア用のデザートの盛り合わせの魅力には逆らえず、注文することに。運んで来たウェイトレスさんが、「これを食べたら、お腹空いたなんてもう絶対言えないわよ~」と、自信たっぷりに言う程のボリュームです。
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まず、「ピーナッツ・バターとチョコのチーズ・ケーキ」。P太の大好物のピーナッツ・バターとチーズ・ケーキの組み合わせですから、感激していました。想像通り、こってり濃厚なお味。
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それと、「ベルギー・チョコレートのブラウニー、ヴァニラ・アイスクリーム添え」「昔ながらのシェリーのトライフル」「苺とブラック・ベリーのイートン・メス」。イートン・メスは、その名の通り有名なイートン校発祥のデザートで(ランシング・メスと言うのもあるらしい)、普通はホイップ・クリームにベリー類とメレンゲを入れます。でも、これにはホイップ・クリームにギリシャ風ヨーグルトとローズヒップ・シロップが混じっているから、まったり甘ったるくなく、爽やかな酸味があります。私は、イートン・メスが一番気に入りました。
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イギリスのデザートは、大抵大き過ぎて、終盤には飽きて来ることが多いから、この色んな味を少しずつ楽しめる盛り合わせは、一人ずつデザートを注文するより、選んで正解です。結果的には、「ゴールデン・ガロン」の時よりも、更に独特のメニューが増え、質も一層向上したと感じ大満足でした。
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by piyoyonyon | 2015-08-09 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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