ハンガーフォードでアンティーク・ショップ巡り 1

今年のイースターは、三月末と非常に早くやって来ました。そして、イギリスの早い時期のイースター休暇の常で、天気は全般的に大荒れで、フリマに行くことさえ期待出来ませんでした。金曜日の祝日「グッド・フライデー」だけが好天気と予報され、折りしもこの日は私達の結婚10周年記念日でした。絶対何処かに出掛けねば!と意気込んだものの、庭園を楽しむのには未だ時期的に少し早過ぎるし、普通の観光地はめちゃ混みそうなので、またしてもアンティーク・モールでのウラン・ガラス・ハントを提案すると、P太大賛成。そこで思い付いた場所が、古物番組にも度々登場する、西バークシャーのハンガーフォード。ここのアンティーク・モールが、中々ガラス器が充実していたはず、と記憶していたからです。うちからは結構遠いので、普段は余り行けない特別な日に訪れるのには、ぴったりの目的地だと思いました。
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しかしハンガーフォードも、人気の観光地なので混んでいました(笑)。おまけに、途中高速道路で、ひどい渋滞に巻き込まれました(典型的なイギリスのイースター休暇の現象)。ハンガーフォードの駐車場は既に満杯でしたが、近くの住宅地内に無料で駐車することが出来ました。
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この町は2年前も訪れましたが、今回は雰囲気の良い川辺には目もくれず、真っ先に向かったのがここ、「Hungerford Arcade ハンガーフォード・アーケード」。
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古い木組みの建物の中の、文字通り奥行きの深~い、迷路のように入り組んだアンティーク・モールで、例え古物に興味がない人でもワクワクするはずです。
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幾つもの小部屋や元収納庫(?)やディスプレイ・ケースが、それぞれ契約したオーナーを持つブースに分かれている、イギリスのアンティーク・モールではお馴染みのタイプ。
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だからブースに寄って、オーナーの趣味や特色が各自出ていて、銀器、カトラリー、ポストカード、鉄道模型等のテーマに拘った専門店もあれば、単にガラクタを新旧雑多に販売しているブースも。
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ガラス器は、狙った通り充実していました。幾つかは、ガラス専門、または中心のブース。
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その中でも一際目を引くのが、このルネ・ラリックの専門店。
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うーむ、特にファンならずとも、この独特の乳白色の美しさには心を奪われます。
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一方こちらのブースのように、「ウラン・ガラス」と明記しているのは少数派で、大抵は知らず&気にせずに販売しているから、やはり確認する為のブラック・ライトは必須です。
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典型的なアール・デコ時代のデザインの、型抜きのウラン・ガラスの花瓶。
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ステムのみウラン・ガラスの、花柄付きシャンペン・グラス。エナメルの柄は手描き…なんですけど、何だか下手っちくて、後年素人が描き加えたのでは?と思える出来栄え(笑)。
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ガラス製品は、元々イギリスでは非常に人気の高い古物です。アンティーク・ショップでは、大抵かなりの数を占めますし、チャリティショップでも、陶器と同じ位の数のガラス器を扱っている店は多いので、これに興味があるのとないのでは、古物探しの充実感が全く違うと痛感します。
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ガラス製品のコレクタブルズの中でも、一番人気で品揃えも豊富なのは、無色透明のクリスタル・ガラスではないかと思っています。一方色付きガラスの中では、返ってウラン・ガラスよりも珍重されているのが、右のような「クランベリー・ガラス」と呼ばれる赤いガラス器。何でも昔は、ガラスの中でも赤色を製造するのに一番コストが掛かったそうで、裕福層だけが持つことが出来た贅沢品なのだそうです。貧乏な(またはケチな)教会のステンド・グラスには、赤い色が少ないとか。
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でも私は、左のような青いガラス+エナメル・ハンドペイントのほうに寄り惹かれます。
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ヴィクトリア時代に暖炉の上に置いて、光が反射するのを楽しんだらしい「Mantle Lustre」と言うアイテム。恐らく中流以上の家庭のみで所有していたらしく、大抵装飾が凝っており、更に今でもペアで残っているものはやはり高価です。
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一般家庭のドアや窓に嵌め込まれていたらしいステンド・グラス。輸送量が掛からない分、さすがに日本よりは手頃な値段です。
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ゴージャスとキッチュの境界線上のような、ガラス製ブドウ型の照明器具。
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50~60年代に流行した、「チャンス」のハンカチーフ型のガラス器。赤い水玉柄のは、ポップで特に可愛い。
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…さてさて、我々はお目当てのウラン・ガラスを、このアンティーク・モールで、希望通り手に入れることが出来たでしょうか? 「2」に続きます。
  




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by piyoyonyon | 2016-04-12 15:37 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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