2016年 春のシシングハースト城庭園

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日本がGWだった時、イギリスにも三連休がありました。概ね天気にも恵まれ、ようやく気温も春らしく上がって来たので(何せその前の週はが降った)、ケント州の「Sissinghurst Castle Garden シシングハースト城庭園」へ、春の植物を堪能に行くことにしました。
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ここは、英国式庭園を代表する名園の一つです。ドーヴァーからも近いので、大陸からも観光バスで団体客がやって来ます。私達夫婦も、年に1、2回は訪れています。今までも何度か書いた庭園自体の御紹介はさておき、季節の植物を御一緒にお楽しみ頂ければと思います。
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塀に囲まれた「walled garden」は、バラが主体なので、この時期は未だ寂しい雰囲気。
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この季節、一番目立つ、花壇のアクセントとなる花はチューリップでした。
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子供が一番最初に描き始める、花の代表のようなチューリップですが、実に様々な種類があります。普段私が惹かれるのは、こんな素朴で可憐なタイプ。
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バイカラーも可愛い。ちょっとカニカマみたいですが。
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八重咲きは、まるでバラのように華やか。P太は「え?これもチューリップなの?」と驚いていました。何度も庭園を訪れている割に、彼の植物に関する知識はさっぱりだ…。
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今回改めて気付いたのは、紫色のチューリップの魅力。今までチューリップの中では地味な色だと思っていましたが、こんなに花壇で映えるとは思いませんでした。ヒヤシンスやムスカリ、ブルーベルの青紫に対し、赤みの強いマジェンダに近い独特な色なので目立つ訳です。
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紫色と一言で言っても、藤色から黒に近いものまであります。
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チューリップとウォールフラワー(エリシマム)の組み合わせは、春の花壇の王道のようです。多分開花時期が、ほぼ一緒なのだと思います。
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この庭園、さりなげなくあちこちに置かれた植木鉢のバランスも、全く抜かりありません。
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そして、ここの庭園の一番の見所の一つが、春の球根植物で埋め尽くされたボーダー状花壇。
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所々に大きな植木鉢を配置して、高さに変化を付けているところがミソ。
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その中でもここは、特に花密度が高い部分。
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普段は赤と黄色い花の組み合わせには惹かれないのですが、チューリップなら可愛いと思います。
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この季節を狙って毎年のように来ているのに、何度見ても、いつまでも眺めても飽きません。
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「Nuttery」と呼ばれる人工の広葉樹林は、丁度シダ植物が芽吹いているところでした。手前のブロンズ色の葉は、エピメディウムと言うイカリソウの一種。
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八重のアネモネ・ネモローサ(ヤブイチゲ)。
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コテージ(田舎家)前のコテージ・ガーデンは、相変わらず黄色とオレンジ色の花で統一されています。
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ここでも、この時期の主役はやはりチューリップ。
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今まで「sink garden(一段窪んだ庭)」だった場所は、今回池に変更されていました。元々ライオンの顔の泉栓がある、「Lion Pond」と呼ばれる池だったそうです。
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庭園では結構御洒落な人を見掛けますが、その中でも一際完成度が高くて、輝いて見えた格好の女の子。イギリスではとても珍しいテイストの服装で、ドイツからの観光客のようでした。
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この庭園で特に人気の高いホワイト・ガーデンも、今は未だ少し寂しい状態でした。
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以前より全体的にバラがかなり増えているようなので、今年はバラの最盛期に再び見に来なくちゃと思います。このパーゴラにも蔓バラが絡めてあり、開花時にはさぞ見応えがあることと思います。
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この季節、春の球根ボーダーに負けない位魅力的なのが、「Delos」と呼ばれるシェイド・ガーデン。主に地面を覆うのは、「ウィンド・フラワー」と言うアネモネ・ブレンダの一種です。
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この日は快晴の予報でしたが、実際には午後から時折雨が降り出し、雨と晴れを繰り返す非常に変わり易い天気でした。真っ黒い雲と日光に照らされた庭の組み合わせも、イギリスらしい光景だと思います。
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仕上げに、お決まりの城の屋上へ、螺旋階段で一気に登りました。夫婦揃って少し息切れしてしまい、日ごろの運動不足を痛感します…。それにしても、完璧な直角に刈り込まれた生垣に、凄い執念を感じるでしょ。
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左がホワイト・ガーデンで、右は果樹園(果樹はパラパラとしかないけど)。その彼方のあちこちに、写真では飛んでしまいましたが、雷を鳴らしているのに違いないドス黒~い雲が見えました。
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母屋の左側、半円形の壁の後ろに、色とりどりの花が植えられている、広大な育苗場があるのが見えるでしょうか? 言わば庭園の裏舞台で、ここで常に次の開花の植物を沢山育てている為、いつも花が絶えない状態なのです。一般住居の庭では、中々真似出来ることではありません。
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結局まとまった雨が降って、敷石もすっかり濡れました。その間、訪問者の多くは、お城や母屋のトンネルで待機していました。雨に塗れて輝く庭も、また美しいと思います。
  



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by piyoyonyon | 2016-05-10 15:31 | 旅行・お散歩 | Comments(4)
Commented by 真木 at 2016-05-17 09:36 x
ぴよよんさん、こんにちは。

春のシシングハースト、いいですね~。
私、今年の6月は久しぶりにサリー、ケント、東西サセックス
を回ろうと思ってるんです。6月初旬では薔薇の最盛期には
少し早いけれど、あちこちいくつもりです。
今回はLewesやHastingsにも初めて寄ろうと思ってます。
アンティークハント的に、他にお勧めがあればぜひ
教えてくださいまし。私のメモに「Henfield」とあるので
すが、ここもアンティーク的穴場でしょうか?
質問ばかりですみません。(^^;
Commented by piyoyonyon at 2016-05-19 06:51
真木さん、こんにちは!
丁度バラが咲き始めたところで、今の所天候は順調だし、6月初旬には結構見頃になるのではと思いますよ~。
アンティークは、穴場ではありませんが、南東部ではやはりBrighton Lewes, Dorkingが店舗数が多くて充実していると思います。ブラック・ホースは、アンティーク屋なんて全くない町のチャリティショップです(笑)。Henfieldには、一軒だけアンティーク屋があったような。
素敵な御旅行となりますよう、お祈りしております♪
Commented by 真木 at 2016-05-20 09:40 x
ぴよよんさん、いろいろ教えてくださってありがとう。
私、大きめの町は苦手なので実はBrightonにも行ったこと
ないんですよ。ゲイタウンとしても、アーティストの町と
しても有名ですけども。なんか、1日で見て回れる気がしません。^^;
Lewesは店は多いけど、相場的には高いと聞いてちょっと
考えてしまいますね。Ryeは何度も行ったことがあります。
大好き、あそこは。歩ける範囲内にすべてがあるのが良いです。
Dorkingもお店が多いんですね~。へええ。機会があれば
ぜひ探してみますね。
チャリティショップも最近はあまり掘り出し物がないと
思いません?昔は「ええー、この値段でいいの?!」という
嬉しい出物がありましたが最近はあんまり・・・。
旅行に行く前に、ぴよよんさんの過去の記事を勉強して
いきます。^^
Commented by piyoyonyon at 2016-05-21 05:35
真木さん、私も大きい町は苦手です。
ブライトンが限界かな。
でもブライトンやルイスのように、
競合が多い(かつ「モール」が多い)町のほうが、
古物の相場は安めだと思います。
確かに最近のチャリティ屋は、
元がタダの寄付品とは思えない値段ばかりで、
掘り出し物には滅多に出会えませんねえ。
でも全くないとも言えないので、無視も出来ません(笑)。
結局古物との出会いは、やはり「時の運」が大きいので、
「数打ちゃ当たる」戦法が一番だと思います。
それでは良い御旅行を~♪


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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