青い空と碧い海と白い崖

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抜群に天気の良い週末、白亜の絶壁で有名な「Seven Sisters セブン・シスターズ」に出掛けました。セブン・シスターズへの主なアクセスは、崖の真上の駐車場からすぐ階段で浜辺へ降りることが出来る「Barling Gap」と、最寄の駐車場から片道20分位の平原を歩いて海岸へ出る 「Cuckmere Haven」の二通りありますが、今回は時間もたっぷりあったし運動もしたかったので、かなり久々に後者を選択しました。いつの間にか駐車場が、ナショナルトラスト会員でさえ有料になっていてビックリ。しかも、一日券のみで結構高いのです。でも去り際のドライバーが、親切にも不要になった一日駐車券を譲ってくれました。
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こんな平原の遊歩道を通って、海辺の崖に向かいます。黄色く見えるのは、バターカップの花。
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この平原は、元々非常に蛇行しながら海に注ぐCuckmere川の氾濫原で、所々に水溜りや湿原が残されています。水辺の白い花は、セントランサス(紅鹿の子草の白版)ではないかと思います。
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以前は、遊歩道は羊の放牧地内を通り、大量のフンを避けて通るのが大変でした。でも今は、羊が遊歩道内に入り込めない仕組みになっているようで、遊歩道上は清潔です。
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この牧草地を覆う黄色い絨毯もバターカップ。英国では在り来たりな雑草ですが、群生すると中々見事です。
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うちの庭に勝手に生えるバターカップより、背が高いように思います。これを撮影していた際、誤って隣のネトル(西洋イラクサ)に指が触ってしまいました。一瞬だけだったのに、この後ずーっと指がじんじん痺れていました。家に帰ってから、ラヴェンダー・バームを付けたら、たちまち直りましたが…。ネトルは見た目が青紫蘇に似ているので、つい手を出す日本人観光客がいるそうですが、植物全体が有毒の起毛で覆われているので気を付けましょう。遊歩道を半裸で歩いていた少年は、そのままネトルの藪を通った為、悲惨な状態になって母親に泣き付いていました。
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遊歩道脇に立つ、まるで公衆トイレのようなコンクリートの無骨な建物は、実はWW2時代の射撃台。ドイツ軍の侵攻に備えた為で、南東部の海岸線のあちこちに、結構こういう戦争の遺物が残っています。
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こんな暖かい季節にここを訪れたことが、余りないからかも知れませんが、海外からの観光客が顕著に増えていると感じました。特に、中国人の多さは圧倒的(…1/3位?)。ここでは、他の観光スポットでは滅多に見ないイスラム教徒も見掛け、本当に世界的な観光地であることを改めて実感しました。
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やっと白い崖と海辺に近付いて来ました。20分歩くとは言え、起伏はないし景色も良いので、かなり楽なトレッキングです。ただし、天気の良い日の日差し避けと、水分補給は必須です。
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世界的な観光地の割に、浜辺自体はゴミがほとんどなく非常に綺麗です。でも、駐車場脇のトイレの汚さには驚きました。特に、観光客の置き去りにした大量のゴミ(主にファーストフードのパッケージ)が、ドアも開かない程山積みだったのには閉口しました。トイレのすぐ外に、ゴミ箱もあるのに…。この後訪れたパブの中のトイレでさえ、ファーストフード・ゴミが置き去りにされていたのにはウンザリしたなあ。
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浜辺にゴミが少ない理由の一つは、まるで湖のように波がほとんどなく、海のゴミを集めないからです。生物も少ないようで、潮の香りはほとんどしません。
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岩場では、海藻がへばり付いていたので、少し磯の香りがしました。ところでイギリスでも、日本の健康的な食生活を見習って、ワカメを栽培し始めて発売するらしいですよ。
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逆行で見え難いのですが、河口の反対側の崖は、地質が異なるらしく茶色です。
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ヘリコプターや船に寄る海岸警備が、一層厳重になって来ていると感じました。最近、フランス・カレーからの、ゴム・ボート等に寄る不法入国者が増えているからです。
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この真っ白い崖を眺めるのには、やはり快晴の日でなくてはなーと、つくづく思います。
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見上げるのも圧巻だけど、この崖の上を歩くのが(今回はしませんでしたが)またスリリング。
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崖の先が、少し張り出しているのが分かるでしょうか? 非常に崩れ易いチョークの崖なので、この上に立つのも、崖の真下に居るのも大変危険。毎年何人かが死亡します…。
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そして、たっぷり歩いた後は、お気に入りのパブ「Cuckmere Inn」でお楽しみの夕食。その日は非常に混むだろうし、予約もしていなかったので、早めの5時半位に入店しました。
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まず、前菜を二人でシェア。海老とアボカドのオーロラ・ソース和えのカクテルは、イギリスでは典型的な前菜ですが、ここのはロブスターも入っているのです。海老もプリプリですが、ロブスターもぷりっぷりで幸せ。
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そしてメインコース。私が選んだのは、「ハルーミ」と言う熱しても解けないチーズの天ぷらとチップスです。言わば、フィッシュ&チップスのベジタリアン版。実は、前回これを食べた時、余りにも忘れ難い美味しさで、以来もう一度食べる機会をずーっと待っていました。サクサクの衣にはビールが入っていて、薄味でも大変味わい深いのですが、ここのチップスの揚げ方がまた絶品!
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P太が注文したのは、ロースト・ポークとソーセージ+付け合せ野菜。言わゆる「サンデイ・ロースト」と言う、イギリス人にとって一番のご馳走の一つです。実は私は、ジャガイモの付け合せの中でも、ロースト・ポテトが最高に好きなのですが、美味しいロースト・ポテトを作るのは、返ってチップスよりも難しいものです。でもここのロースト・ポテトは、またしても芸術品のような仕上がりと美味しさ。
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歩いて消費したカロリーを、結局この食事ですっかり補給です(笑)。ここのデザートが、また魅力的なんですけど、全く入る余裕がなくなってしまいました。案の定パブを去る頃には、長い順番待ちが出来ていました。
 




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by piyoyonyon | 2016-06-23 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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