ナイマンズの秋のボーダー花壇

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午前中は雨が降っていた土曜日、午後からは大体天気が回復したので、日頃の運動不足を少し解消する為にも散歩に出ようと言うことで、ウェスト・サセックス州のHandcross ハンドクロス村近くの、「Nymans Garden ナイマンズ庭園」に行きました。既に午後3時近くの、今までで一番遅い時間に訪れました。ここもロンドンから割と近い、人気のナショナルトラストの庭園で、晴れた週末の午後イチ位には、付属の駐車場が満杯で、村内に駐車しなければならない程です。しかし、その日は天候が不安定な上に遅い時間だった為、返って問題なく駐車出来ました。
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この時期、私達夫婦が庭園を訪れるのは、純粋に植物を楽しむ為よりも、只トレッキングしたいとか、リフレッシュしたい場合が多いと思います。とは言えナイマンズは、秋もしっかり花々で楽しませてくれます。まずは、バラ園を囲む生垣外側のボック&チェリー・セージのボーダー花壇。
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アスターやクレオメ、フーシャや秋明菊も加わり、全体的に野趣溢れる雰囲気です。
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どちらかと言えば普段は地味なアスターも、群生すると見応えあります。
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ここのバラ園には、四季咲きのイングリッシュ・ローズが多いのですが、この時は花自体は余り咲いていませんでした。うちの裏庭のほうが多い程。白黒の傘の主はP太。青空なのに、未だ時々雨が降ります。
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このバラは、「Gentle Hermaione ジェントル・ハーマイオニー」。シェイクスピアの戯曲「冬物語」に登場する、心優しき王妃に因みます。
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こちらは「Lichfield Angel リッチフィールド・エンジェル」。英国中部のリッチフィールド大聖堂で発見された、8世紀の石灰石板の天使のレリーフからの命名です。
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続いて、ウォルド・ガーデンの迫力の秋のボーダー花壇がお出迎え。ここでは、誰もが見入っていました。花壇の種類で言えば、「インフォーマル・ペレニアル(宿根草)・ボーダー」に分類されるはずですが、「インフォーマル」とは言え、いかにもキッチリ念蜜に植栽計画された雰囲気。
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植えられているのは、ダリア、ジニア、セージ、アスター、フロックスなど。それにトリカブト(汗)も混じっています。ここのボーダー花壇、季節毎に開花時の花に取り替えるので、このように見事に花いっぱいか、または改装中で全く花ナシの悲しい状態か、のどちらかです。どの季節のボーダー花壇も楽しませてくれますが、私は秋が一番見応えあるように思います。
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噴水の周囲のトピアリーは、まるでスター・ウォーズのBB-8のよう。でも、スター・ウォーズ7公開の遥か前からこの形なのです。何でも、女王のジュビリーを記念して王冠を象っているとか。
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噴水の後には、また両側に盛り沢山のボーダー花壇が続きます。
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日本では、盛夏の花と言うイメージのダリアですが、イギリスでは初秋から霜が降りる頃まで咲き続ける秋の花です。
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花弁の大きさや花色の鮮やかさから、やはりダリアは、どの花壇でも主役になり得る存在です。
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夏から咲き始めるフーシャも、イギリスではどちらかと言えば秋を彩る花。
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秋のボーダー花壇を通ると、館に到着します。いつもなら賑わっているこの辺りも、今回は遅い時間なので最早訪問者が疎らです。
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カメラ馬鹿のP太に寄れば、秋冬は日照時間が少ないし、晴れの日自体も稀だけれど、こんな低い日差しのほうが、撮影には向いているそうです。特に、雨上がりの澄んだ空気は最適だとか。
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半分廃墟のお屋敷の入り口には、シコンノボタンが咲いていました。非耐寒性のはずなのに、地植えされて、しかも大株に育っています。この鮮やかな花色は、私のカメラでは拾えないなあ…。
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館の南側は、私が初めてこの庭園を訪れ始めた頃には、工事中で立ち入り禁止でしたが、徐々に整備され、今では中々充実したロック・ガーデンになっています。
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数年前に完成した「sink garden 凹んだ庭」は、この季節はコスモスに覆われていました。ハートの繰り抜きが可愛いベンチの背面には、NYMANSと彫刻されています。
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公共遊歩道にもなっている庭園周辺の牧草地では、日本語でアマツバメと訳される鳥「swiftスイフト」が、物凄いスピードで沢山飛び回っていました。飛びながら、空中の虫を食べているのです。スイフトは普段は絶壁に住んでいますが、渡りの途中だけ平地でも姿を見ることが出来るそうです。しかしここで見掛けたのは、普通のスイフトではなく、どう見ても腹部の白い「alpine swift アルプス・スイフト」でした。イギリスで見掛けるのは、かなり珍しいかも知れません。
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日本と違いイギリスの紅葉は、8月下旬辺りから、気象条件や木の種類に寄り、徐々にゆっくり始まります。ナイマンズ周辺の谷も、一部の木だけが紅葉真っ盛りです。
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ふと気が付けば、既に他の訪問者もほとんど見当たらず、閉園時間間近! 日もすっかり傾き、気温もひんやりし始め、ここまで遅く居たのは初めてです。去り際に谷間を眺めると、淡く虹が掛かって見えました。
 



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by piyoyonyon | 2016-11-02 15:31 | 旅行・お散歩 | Comments(4)
Commented by 真木 at 2016-11-04 15:38 x
秋のNymans、いいですねぇ・・・うっとり。
むしろ、私が訪れた6月初旬よりいいかも。
あの時はハーベイシャス・ボーダー、ひどい有様でした。。。

「Nymansはオールド・ローズのコレクションで有名」とか
観光書には書いてありますが、イングリッシュローズか
モダン系が多いと感じました。
たぶん、植え替えが進んだんじゃないでしょうか?
最近、有名庭園の薔薇園でもORは減ってきてると感じます。
扱いやすくて見ごたえがあり、四季咲きってのは観光資源
としては頼りになる(?)存在ですもんね?
でも、私はORが好きです。。。

秋のイギリス、美しいですね。^^
ぴよよんさんの秋のお庭も見た~い!笑
Commented by piyoyonyon at 2016-11-08 06:20
真木さん、ここのボーダー花壇、本当に工事中ですっからかんと言う時が多いですよね(笑)。これがあるかないかで、この庭園全体の印象が全く違うのに…。

ナイマンズのバラ園は、87年の記録的なハリケーン(Great Storm)で壊滅的な打撃を受けた後、すっかり改装されたと聞きました。今はER中心+若干ORの大体クラシック系だけで、HT等のモダン系は見当たらないですね。ORは、ミックス・ボーダーでは映えますが、バラだけだと物足りない…と言うのが、イギリスでも珍しくなって来ている理由かも知れませんね。グラハム・トーマス氏が、必死に集めた訳です。

うちの庭、未だ結構青々と茂って、バラも割と沢山咲いていますよ(笑)。
Commented by 真木 at 2016-11-08 14:01 x
見た~~いっ!!笑<晩秋のぴよよんさんの庭

東京辺りはすっかり、寂しい感じになってます。
やっぱり、秋薔薇って勢いが。
しかも、日本の場合、春も秋も薔薇の開花時期に雨が多い!!
わが家の薔薇のアーチは母に(勝手に!!)ぶった斬られ、
秋風が通り過ぎています。。。

イギリスの気候風土が羨ましいです。。。住みたくはないけれど。笑
Commented by piyoyonyon at 2016-11-09 22:43
真木さん、イギリスでも9月位になると、既にバラを短か~く切り詰めちゃう人がいます。未だいっぱい咲くのに(笑)。私も、剪定は未だですが、もう来年の庭しか考えていないような状態です(笑)。

確かにバラの栽培に関しては、英国の気候に合っていて、栽培がラクみたいですねえ。日本では、バラを育てようと思ったことすらありませんが。

でも、日本でイングリッシュ・ガーデンが人気なように、イギリスの庭好き・植物好きの多くにとっては、日本は憧れの国みたいですよ。RHSの雑誌にも、ほぼ毎月のように日本に関する記事が掲載されていますし。


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