ウィルトシャーの要塞遺跡バーベリー・キャッスル

昨年の11月頃、どうも気力が弱っているように感じたので、パワー・チャージのつもりで、スピリチュアル・スポットと呼ばれる幾つかの古代遺跡を訪ねました。…しかし、その後トラちゃんの死や自分の手術で、すっかり充電したはずのパワーを消耗し切ってしまいました。そこで、再びパワー・スポットを訪れたいと願いました。我が家から日帰りで行ける、最大級の古代遺跡と言えば、ストーンヘンジエイヴベリー。その中でも、ストーンヘンジ程観光客でごった返していない、遺跡そのものに近付けるエイヴベリーは、寄り古代のパワーが感じられます。そこでエイヴベリーを目指すことにしましたが、その途中、前々から一度行って見たかった、「Barbury Castle バーベリー・キャッスル」と呼ばれる鉄器時代の要塞遺跡にも立ち寄ることにしました。
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鉄器時代の要塞(hill fort)は、軍事的な理由で、大抵見晴らしの良い丘の天辺に建設されましたが、その中でもこのバーベリー・キャッスルは、特に眺望抜群の立地に建てられたように、地図上からも確認することが出来ました。尚且つ、カントリー・パークに指定されている為、無料駐車場が近くに設けられ、車でのアクセスが簡単なのも良いところ。これは駐車場からの北の眺め。しばらくひたすら真っ平らな土地が続いた後、手前の5分位のみ急な丘の斜面を登り詰めると、ここに到着します。
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駐車場から、しばらくこんな牧草地を歩いて遺跡に向かいます。長雨が続き、更に気温が低くて乾きにくい冬のことなので、地面は大変ぬかっています。ウェリーズ(ゴム長靴)を持参して正解!
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遺跡が見えて来ました。前方の少し盛り上がった場所がそれです。
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東側の入り口に到着。要塞遺跡の入り口(門)は、何か宗教的な意味合いでもあったのか、大抵西と東に築かれています。
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訪れる要塞遺跡を選ぶ際には、予めGoogle mapの航空写真で確かめておきます。航空写真からでも、溝や土塁等の土木工事跡がはっきり確認出来る遺跡のほうが、実際尋ねてみて迫力があって面白いからです。このバーベリーも、期待した通り、かなり険しい溝&土塁に囲まれていました。
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ウィキからコピった航空写真。多くの古代遺跡がそうですが、上空から眺めたほうが全貌を把握出来、尚且つ偉大さが伝わります。
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実際要塞遺跡を訪れるとなると、やることはまず、正直言って土塁の上を一周歩くこと位しかありません。つまりここからの眺めの良し悪しが、要塞遺跡を楽しめるかどうかの決め手となります。
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南側には、ソールベリー平原に繋がる、雄大なウィルトシャー独特の丘陵地帯が広がります。この辺りは、古代遺跡の宝庫。
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西の入り口。この周辺には、古代の円墳が点在しているはずなのですが、柵で囲まれている訳でも、サインで記されている訳でもなく、本当に単なる土まんじゅうで、どれがそれなのかは確認出来ませんでした。
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北西の麓に、夥しい数の太陽光発電パネルの並んでいるのが見えます。いわゆる「ソーラー・ファーム」と呼ばれる発電所で、大震災後の日本でも急増しましたし、今はイギリスでも珍しくなくなりました。その場所はかつての空軍基地で、現在は科学博物館になっています。
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北側には、視界の良い日ならコッツウォルズ地方一帯が見渡せます。
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北東には、もう一つの鉄器時代の要塞遺跡「Liddington Castle(またはCamp)」のある丘が見えます。そこからは、「Alfred’s Castle」や「Uffington Castle アフィントン・キャッスル」と言った他の要塞跡が見渡せるそうです。昔のブリトン人達は、烽火が見える距離毎に要塞を建築し、連携して情報を伝え合い、ローマ人の侵攻に備えていたのかも知れません。これらの遺跡は、「Ridgeway」と呼ばれる古代の尾根道で繋がれ、現在は国立遊歩道として整備されています。
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上空には、パラグライダーが飛んでいました。遺跡を空から眺めるなんて、最高な気分に違いありません。しかし余り上昇気流のない日だったのか、エンジンの音がやけにうるさかった…。
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この要塞は、全体的には東西にやや長い卵ような形をしています。ここは遺跡の中心近く。要塞の土塁に囲まれた中の居住区跡は、多少建築物跡が残っている場合もありますが、大抵単なる野っぱらだけです(笑)。一応ここでは、20基の竪穴式住居跡が発掘されたそうです。
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まあまあ天気が良いと言っても、冬らしい薄い日差しの日で、視界も余り良くありませんでしたが、期待した通り素晴らしい立地の、自分にとってはベスト3に入る位の要塞遺跡っぷりでした。ただし夏は、やはり草がかなり深く生い茂るようで、遺跡巡りなら冬が最適だと実感しました。





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by piyoyonyon | 2017-02-20 15:30 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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