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初夏のシシングハースト城庭園 1

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イギリスに帰って来てすぐ、抜群に天気の良い週末があり、折りしもバラの最盛期なので、何処か庭園にバラを見に行こうと言うことになりました。最初に目的地として思い付いたのは、国家財産的なオールド・ローズのコレクションで有名な、ハンプシャー州の「Mottisfont Abbey モティスフォント・アビー」でしたが、天気予報では西より東のほうが断然天気が良いとのこと。そこで、2ヶ月前に行ったばかりだけど、ケント州の「Sissinghurst Castle Garden シシングハースト城庭園」を訪れることにしました。
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ここへは大抵春の球根植物の開花時期に来るので、バラの季節にも来なければと思っていたのです。かつてピクニック・スポットだった入り口前の芝生は、今は牧草花畑に換わっています。
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特に、「oast オースト(ビール醸造の為のホップ乾燥用のとんがり屋根の建物。ケントの名物)」前の、オックスアイ・デイジーのお花畑が、うっとりメルヘンの世界。
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イギリスの庭の一番美しい季節なので、大陸から観光バスで団体客が続々とやって来ました。この日は、ドイツからの訪問者が多かったようです。
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母屋の外壁を這う蔓バラも、開花して絵になっていました。
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この、蔓性のアジサイが伝う壁の向こう側がバラ園。
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バラ園に入った途端、濃厚な花々の香りに包まれました。
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2ヶ月前に訪れた時とは、印象がまるで違う!
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ここは、幾つかあるバラ園の形式の中でも、オールド・ローズとモダン・シュラブ・ローズのクラシック系(イングリッシュ・ローズ等)中心の、宿根草と合わせたミックス・ボーダーのインフォーマル・ガーデンのウォルド・ガーデンで、その点ではモティスフォントのバラ園に雰囲気が似ています。
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一季咲きの品種が多い為、バラ園をこんなに充実した状態で楽しむのには、やはり6月か7月に訪れるしかないと思います。
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バラの他にも、眼を引く美しい植物は沢山あります。例えば、クリーム色のカルフォルニア・ポピー。
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繊細な色合いのルピナス。
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バイカラーのスウィート・ピー。
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バラと美女撫子とギガンジューム。
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クラシック系のバラは、宿根草と合わせてこそ絵になると勝手に思っています。特に、背の高い青いデルフィニウムは、バラとの相性抜群で映えるので、是非一緒に植えることをオススメします。
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そして、イングリッシュ・ガーデンに欠かせないのが、良く手入れされた芝生と、花壇のエッジとなる、こんな柘植の低い生垣。
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今回初めて、バラ園の奥の育苗所のドアが開いていました。私有地なので中には入れませんが、こちらの家には、この庭の制作者で元所有者だった、ヴィタ・サックヴィルとハロルド・ニコルソン夫婦の子孫が、今も住んでいるのかも知れません。
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一方、春にはあんな賑やかだった春の球根植物のボーダー花壇「Lime Walk」は、訪れる人も少なくひっそりしていました。
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新緑が美しかった広葉樹林「Nuttery」も、今は只鬱蒼としています。
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反対に、春には寂しい状態だったハーブ園は、今は生き生きと植物がおい茂り、一面にハーブの香りが漂っていました。
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濃い緑の生垣を背景に煙のように見える、多分フェンネル。手前のピンクの花はジキタリス。
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樫の枝が重く垂れ下がって、堀の水面に届いています。
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…今回こそ一回で記事をまとめてやる~と思ったのに、またしても次回に持ち越しです(苦笑)。
  




by piyoyonyon | 2017-07-03 15:32 | 旅行・お散歩


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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