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薔薇天国、デヴィッド・オースティン・ローズ・ガーデン 1

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P太と義母とのシュロプシャー小旅行で、アーツ&クラフツ尽くしの館Whightwick Manor ワイトウィック・マナーを去り、いよいよ最後で最大の目的地、バラの育種会社デヴィッド・オースティン社の私設バラ園へやって来ました。車のドアを開けた途端、濃厚なバラの香りに包まれます。
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それもそのはず、ショップとティー・ルーム前の花壇でさえ、このバラの数です。
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しかし覚悟はしていた事ですが、バラがこれだけ見頃と言う事は、訪問者もまた多いと言う事。平日とは言え、駐車場は予備まで使用する程で、秋の訪問時とは比べ物にならない訪問者の数でした。これでも出来るだけ人を避けて撮影していますが、去るのを待つのは時間が掛かるし中々大変!
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まずは、主に平行に並んだ長い三列の通路に沿って、バラだけが直線のボーダー状に植えられた「ロング・ガーデン」を歩きます。中央の通路の両脇は、イングリッシュ・ローズのみ。
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ボーダーは、色合いがグラデーションになるよう、植えられています。
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うーむ、本当に凄いバラの数です。最早バラの洪水。
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イギリス中にバラ園は数多くあれど、これ程バラの数が多いのは、ここが一番、いえ、世界中を見渡しても一番じゃないでしょうか。
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王立バラ協会のバラ園も物凄いバラの数ですが、こちらは面積的には余り広くない分バラが集中していて、「バラ密度」が非常に高いように感じます。
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また、イングリッシュ・ローズ自体の本来の花数の多さや、念入りな世話に寄る花付き良さも、大きく関係しているはずです。
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今思うと、6年前にここを訪れた時は、秋にしては花が多めで驚きましたが、昨年の秋はそれより花が少なかったし、どちらにせよ、やはり初夏の花数は、秋とは比べ物になりません。
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英国式庭園に、イチイの生垣と柘植の低い生垣(ガーデン・エッジ)は付き物ですが、どちらも深い緑色で、花色を映えさせる抜群の役割の果たすと、改めて気付きました。
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バラの花の美しさだけでなく、毎回ここのバラの葉の美しさ・健康状態の良さには驚かされますが、どうやら徹底した薬剤消毒が秘訣のようです。ナイマンズのバラ園では、薬剤に頼らないオーガニック栽培だそうですが、やはりそれだけでは葉の病気は塞ぎ切れません。
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両脇の通路沿いは、オールド・ローズを始め、イングリッシュ・ローズ以外のシュラブ・ローズも多数植えられています。
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オールド・ローズは一季咲きが多いので、秋にここを訪れると、寂しい状態の箇所も多いのですが、さすがにこの時期は、この通り何処も花盛り沢山。
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「レッド・ブランケット」と言う名の、目を引く花色のモダン・シュラブ。背が低目なので、グランド・カバー・ローズかも。
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花弁が小ぶりで縁だけ濃いピンクで、何て可愛いバラ、と思ったら、ガリカ・ローズだそうです。きっと一季咲きですね。品種名を「Hebes lip」と言い、日本では余り知られていないようです。
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今までこのバラ園には、秋にしか来た事がなかったので、初めて初夏に咲く姿を見て、新たな発見をする品種もあります。実際返り咲き性と言っても、一年で最初の花と秋の花では、花の付き方や量が結構大きく異なる品種も多いそうです。
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例えば、この花びらの幅が狭くて細かい「プリンセス・アン」は、丸く寄り添った大きな房咲きが迫力で、まるで仙台七夕の飾りのよう。
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D.A.(デヴィッド・オースティン)社で特に押している新品種「ロアルド・ダール」も、今回初めて「こんなに美しいのかー」と気付きました。完全カップ咲きの花は、咲き進むに連れ、アプリコット色からピンクのトリミングのクリーム色に変わり、とても美味しそうな色です。
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更に、蕾は赤味が強く、花弁を数個の蕾が囲む姿は、まるでカップケーキの苺のようだ、とP太は喜んで写真を沢山撮っていました。
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「ロイヤル・ジュビリー」も、初夏はこんなに花付き抜群。
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「ヴァネッサ・ベル」は、花が混み合い過ぎて、モチのように潰れて見えます。
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ほとんどのバラには、きちんとフォントの植物札が付いていますが、この間に合わせの手書きの札は、妙に味があると思いました。
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義母も私も、今回ここで買うバラは、予め心に決めていました。義母が狙っていたのは、昨年発表された「デイム・ジュディ・ディンチ」。カタログには軽香と記してありますが、その割には強く香るように感じます。
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私は、この「バターカップ」です。全く気取りがないルーズなカップ咲きで愛らしく、花色も香りも良く、このバラを迎える事にP太も大賛成。
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最初はこの「キュー・ガーデン」も候補に挙げていたのですが、P太にカタログを見せたら、「シンプル過ぎてイマイチ」と却下されました。しかし実物を見て、「凄く魅力的なバラじゃないか」とP太。花びらの形が変わっていて素敵です。
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純白のバラが群れて咲く姿は、まるで雪が積もったようです。やはりバラは、実際に見て選ぶのが一番ですね。…続いて、「ヴィクトリアン・ガーデン」へ行きます。





by piyoyonyon | 2018-07-10 15:27 | 旅行・お散歩


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


by piyoyonyon

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