2017年 08月 28日 ( 1 )

名残りのバラの季節のモティスフォント

先月の初め、ハンプシャーの「Mottisfont Abbey モティスフォント・アビー」に、P太と義母と行きました。ナショナルトラスト管理のここは、イギリスでも屈指の名園で、特にオールド・ローズのコレクションでは国家遺産的と言われ、我々は毎年のように訪れています。いつもなら、七月の初旬は、イギリスではまだまだバラの最盛期です。しかし、今年は六月後半が記録的に暑かった為、例年より早くバラの季節が過ぎてしまったようです。でも、義母の都合や週末の悪天候の為、行くのが先延ばしになっていました。
a0208783_1913246.jpg
いつもなら、こんな晴れた週末は、駐車場も満杯に近いんですけど、何だか空いていました。
a0208783_19133569.jpg
バラ園に続く壁を潜った途端、…こりゃ危惧した通り、バラの季節は過ぎちゃったなーと実感しました。
a0208783_19135961.jpg
バラとのミックス・ボーダーと言うよりは、単なるペレニアル・ボーダー(宿根草花壇)ですよね。
a0208783_19143024.jpg
いつもは見事な壁際のボーダー花壇も、咲いているのはアガパンサスとクレマティスのみ。
a0208783_191574.jpg
いつもなら、バラ園を鑑賞した後にアイスクリームを食べますが、食いしん坊の義母は、以前ここで二回位アイスクリームが売り切れだったことが心底悔しかったらしく、今回は売り切れる前に!と鑑賞前に食べることにしました。勿論、全員特製バラ味のアイスを選びました。適度にバラ風味で、クリーミーで美味です。
a0208783_19154447.jpg
売店のベンチの近くの木には、「アメリカ木大角豆」の印象的な花が咲いていました。イギリスでは、「Indian-bean-tree インド豆の木」と呼ばれているそうです。
a0208783_1916717.jpg
秋の訪れを告げるコスモスも、ここでは既に咲いていました。
a0208783_19162597.jpg
こちらはペンステモン。
a0208783_19164112.jpg
イングリッシュ・ローズなら、咲いている種類もあります。こちらは「ブライス・スピリット」。基本的にはソフト・イエローのバラですが、咲き進むとピンク掛かったクリーム色になり可愛いです。
a0208783_19171251.jpg
更に、壁の中のバラ園に入ります。しかしやっぱりここでも、バラの花期は大方過ぎて、単なるペレニアル・ボーダーと言う印象です。
a0208783_19174320.jpg
オールド・ローズの多くは一季咲きの為、6月初旬からの花期を過ぎると、もうその年は花を付けません。
a0208783_19434061.jpg
例え返り咲きのバラでも、完全四季咲きじゃない限り、最初の初夏の花期の後は、秋まで開花するのを一時休憩するバラもあります。
a0208783_1918931.jpg
アーチに、咲いているバラが一つもない(苦笑)。
a0208783_19244357.jpg
いつもは大人気で、絶えず誰かが(長時間)座って写真を撮る隙もない、この庭園のアイコン的な「コンスタンス・スプライ」のベンチも…、空きはあってもバラがない。
a0208783_19354359.jpg
とは言え、宿根草を見るのも十分楽しい物です。
a0208783_19194289.jpg
壁面を覆うクレマティスは、まだまだ見事。
a0208783_19201668.jpg
樹木(リンゴとかだと思う)にも、わしゃーとクレマティスが覆っています。
a0208783_19204628.jpg
桃葉桔梗の青と白。背が高くて見栄えがするし、バラに似合うので、うちの庭にも欲しいのですが、中々売られているのを見掛けません。
a0208783_1921694.jpg
我が家にもある普通のマトリカリアですが、これだけ群生すると、やはり見応えがあります。
a0208783_19213864.jpg
白っぽいオリエンタル・ポピーと、へろへろと背の高いバーベナ・ボナリエンシス。
a0208783_19222776.jpg
またしてもトリカブトだ! やっぱりイングリッシュ・ガーデンの定番のようです。子供が知らずに触っちゃうんじゃなかろーか、とつい心配しますが、大抵は一応ボーダーの最奥に植えられています。
a0208783_19225134.jpg
このポンポンは、良く見るとこうなっています。「ルリタマアザミ」か「ヒゴタイ」のようです。
a0208783_19231811.jpg
こちらのポンポンは、葉が葱っぽいのでアリウムの一種かな。
a0208783_19341941.jpg
画面の切り取り方に寄っては、未だバラ園らしく見える場所もあります。
a0208783_19234946.jpg
ブルボン・ローズの「マダム・ピエール・オジェー」。18世紀に、中国の四季咲きのバラがヨーロッパに導入され、その後交配されたオールド・ローズには、四季咲きの種類もあります。
a0208783_19241616.jpg
同じくブルボン・ローズの、フリル状の花びらが愛らしい「ルイーズ・オディール」。ブルボン・ローズは、インド洋に浮かぶフランス領ブルボン島(現レユニオン島)で発見されたバラと、バラの歴史に大きな影響を与えた「オールド・ブラッシュ・チャイナ」との自然交雑で生まれたと言われています。
a0208783_19252580.jpg
ルゴサ(日本のハマナスの改良種)系の「フラウ・ダグマー・ハストラップ」。透明感のある花色は美しいけれど、やはりトゲトゲ過ぎるこの幹は、自分の庭には植えられないっ。
a0208783_192553100.jpg
ハイブリッド・パーペチュアルの「トム・ウッド」。ハイブリッド・パーペチュアルは、四季咲きの改良種と言う意味。四季咲きと言っても、実際には返り咲きだそうです。
a0208783_19262624.jpg
同じくハイブリッド・パーペチュアルの「ヴィックス・カプリス」。
a0208783_19264987.jpg
縁がほんのりとピンク掛かった、ティー・ローズの「ウィリアム・R・スミス」。覆輪のバラには惹かれます。
a0208783_19271854.jpg
モダン・シュラブ・ローズの「セリス・ブーケ」。鮮やかなピンクで、この庭園でも目立っていました。
a0208783_19275048.jpg
今回この庭園で、一番バラ密度の高かった場所。バラの種類は、フロリバンダの「グルス・アン・アーヘン」の白とピンクです。
a0208783_19282334.jpg
毎年バラの最盛期に訪れると、ラベンダーの開花には未だちょいと早過ぎるのですが、今回はラベンダーの開花時期には丁度ピッタリでした。
a0208783_19443235.jpg
イングリッシュ・ラベンダーでも、定番の青紫の他に、白やピンク、紫でも薄目濃い目と、何種類かが植えられています。
a0208783_19445838.jpg
毎年のように訪れていたサセックスのラベンダー畑が、昨年は想定外の脅威の訪問者の数だった為、今年から入場は予約制になってしまいました。勿論「ゆったりリラックス出来るのがラベンダー畑の真情」と言う姿勢を貫いた、苦渋の選択でしょうが、チャリティとなる入場料も、今や一人5ポンド…(最初に訪れた年は2ポンドだったのに)。残念ながら、もう二度と其処を訪れられそうもありません。
a0208783_1932032.jpg
最後に、我が家の庭にもあるけれど、やはりここで見るのが一番に思える、イングリッシュ・ローズの銘花「グレハム・トーマス」。このウォルド・ガーデン内では、多分唯一の黄バラです。この庭園自体が、バラの名前の由来である、オールド・ローズの研究家グレハム・スチュアート・トーマスの尽力に寄る賜物なのです。
a0208783_19322667.jpg
もし、初めてこの庭園を訪れた、またはわざわざ海外から訪れて、この状態だったら相当残念ですが、今までも何度も最高に美しい時期は見ているし、来年もまた来れるのだから、まあ良いかってことになりました。




[PR]
by piyoyonyon | 2017-08-28 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


by piyoyonyon

プロフィールを見る
画像一覧

お知らせ

手帳一冊目(2014年7月までのブログ)はこちら

日々のつぶやきブログはこちら

コメント欄を承認制にしています。

Copyright
©2007-2017
Der Liebling
All Rights Reserved.

ブログジャンル

海外生活
雑貨

カテゴリ

全体
ごあいさつ&お知らせ
おもちゃ・人形
アクセサリー
テーブル&キッチンウェア
ファブリック
インテリア・デコレーション
箱・缶・入れ物
ファッション・コスメ
バッグ・靴・帽子
手芸用品
本・メディア
ステーショナリー・グラフィック
飲み物・食べ物
旅行・お散歩
ガーデニング・植物
動物
その他
イギリス生活・文化

タグ

(159)
(140)
(120)
(117)
(112)
(103)
(91)
(76)
(74)
(71)
(67)
(59)
(58)
(57)
(56)
(56)
(52)
(48)
(44)
(41)

以前の記事

2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月

最新の記事

再びデヴィッド・オースティン..
at 2017-11-21 15:23
再びデヴィッド・オースティン..
at 2017-11-20 15:30
十一月の猫便り
at 2017-11-19 15:27
ピンクとパッチワーク・プリン..
at 2017-11-18 15:35
キノコの季節
at 2017-11-17 15:25

記事ランキング

検索

最新のコメント

真木さん、ありがとうござ..
by piyoyonyon at 02:00
ぴよよんさん、 ぽ..
by 真木 at 10:18
はっちさん、ありがとうご..
by piyoyonyon at 18:35
ぴよよんさん、こんにちは..
by はっち at 17:38
真木さん、ありがとうござ..
by piyoyonyon at 05:45
ポコちゃん・・・! ..
by 真木 at 10:53
にいくさん、ありがとうご..
by piyoyonyon at 06:23
そんなに悲しいことが起こ..
by にいく at 15:55
kagichoさん、こん..
by piyoyonyon at 17:05
ぴよよんさん、こんにちは..
by kagicho at 10:09

画像一覧

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。