カテゴリ:ステーショナリー・グラフィック( 42 )

村のクリスマスの風景のFDC

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机の上を整理していたら、こいつが出て来まして、何処でいつ買ったのかさえすっかり忘れていました。多分今年何処かのアンティーク・モールで購入し、クリスマス柄だからクリスマスに掲載すればいーやと思い、放ったらかしにしたまんまだったようです。
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1990年のイギリス発行のクリスマス切手のFDC(初日カバー)で、エディンバラの消印が押してあります。目ぼしいイギリスのクリスマス切手は、もう全て持っているつもりでしたが、この柄は持っていませんでした。雪遊びをしたり、森へツリーを切り出しに行ったり(買ってるんじゃないですね)、キャロリングしたり、古式ゆかしいイギリスの田舎のクリスマスの光景が、地味ながら堅実で好感の持てるタッチで描かれています。ホワイト・クリスマスどころか、雪が降り積もる事自体、イングランド南部では珍しいので、これはスコットランドの風景って事なのかな。
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FDCの封筒のイラストは、切手とは全く別のイラストレーターが描く場合が多く、切手とは全く関係ない図案の場合もありますが、これは切手のイラストレーターと同じ人に寄るもので、切手の内容にマッチしています。クリスマスのモチーフの中でも、家並みのシルエットはかなり好きですが、この家並みには、イギリスならではのノルマン様式の教会が描かれています。ヨーロッパの他の国ではまず見た覚えのない四角柱の塔を持つ教会建築で、これをイギリスで初めて見た姉も、初めはお城と勘違いしていました。「天空の城ラピュタ」の背景にも、こんな教会の描かれている場面があり、イギリスをロケハンで訪れ、舞台のモデル(の一部)にしたと聞き納得しました。
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特別消印も、切手に合わせた柄で素敵。教会に行くこと自体が、イギリスでは珍しくなって来ているらしいので(キリスト教徒の1割以下だそうです)、何だか全てがイギリスから失われつつあるクリスマスの光景って感じで、最早郷愁を誘うFDCなのではないでしょうか。
 





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by piyoyonyon | 2017-12-09 15:23 | ステーショナリー・グラフィック | Comments(0)

フランスのフロッキー加工のビンテージ・カード 3種

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初めて見るタイプの古いグリーティング・カード3枚に、フリーマーケットで出会いました。アメリカのビンテージ・カードでも、イギリスでも見掛けたことがありません。仕様もプリミティブで、何やら凄く古そう。プロの骨董商らしかったので、フリマとしては高めだったけど、絵柄が可愛いし、印刷の味が気に入って買いました。
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中を確認してみて納得。フランスのパリ製だったのです。製造された時代は、アール・デコ、もしかしたらそれ以前かも知れません。3枚とも同じサイズで同じ仕様、同じイラストレーターに寄るシリーズのカードです。シルク・スクリーンで赤、黒、緑、肌色が印刷され、部分的に黄色でフロッキー、つまり起毛加工されています。中面には、全て「Bonne et Heureuse Fête」と印刷してあります。「良き楽しいお祝いを!」と言う意味で、主に誕生日に使われるメッセージだそうですが、今は余り使われない言い回しかも。封筒の糊部分が、経年の湿気で、3枚ともカード自体に張り付いちゃっていたのが残念だけど、まあカードとして使用することは有り得ないと思います。ボロボロになった外袋のセロファンも、時代の古さを物語っていました。
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3種類とも図案の中心は全て子供で、子供用の誕生日カードとして作られたようです。まずは、花ワゴンを引っ張って花屋さんに扮する少女。
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3枚の内の唯一の男の子は、手に何かを持って、黒いプードル犬にお預けをしているようです。
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三枚の中で一番お気に入りの黒猫柄。ハート柄のラグも可愛いです。どれも、シンプルな絵柄にシルク印刷のはっきりしたマットな色合いが映え、デザイン的に中々優秀だと思います。
 



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by piyoyonyon | 2017-11-01 15:30 | ステーショナリー・グラフィック | Comments(0)

イギリスの名作玩具切手

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朝のニュースで、こんな切手が発売されると聞き、ちょっくら郵便局に買いに行きました。イギリスの玩具メーカーの、昔から長年親しまれているおもちゃの切手です。今は販売されていない製品もあるし、大幅に仕様が変更された場合もあるので、アラフォー以上のイギリス人なら誰でも知っている玩具、と言ったところでしょうか。私は「プレゼンテーション・パック」と言う、解説付きの特別台紙に入ったセットを買いました。もしもっと早くこの切手の発売に気付いていれば、FDC(初日カバー)を予約しておく手もありました。Edenbridge エデンブリッジと言う、ここからそう遠からぬ町の郵便局の、テディベア型消印付きの仕様があったのです。
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左上から右下へ向かって、Merrythought メリーソート社のテディベア(起源:1930年)、Pedigree ペディグリー社のシンディ人形(1963年)、日本でも類似品を見掛けるSpinograph スピノグラフ(1960年代)、イギリス版レゴStickle Bricks スティックル・ブリックス(1969年)、W. Britain W.ブリテン社のフィギュア(1893年)、今でも復刻版が販売されているSpacehopper スペースホッパー(1965年)、着脱可能なフェルトの貼り絵Fuzzy-felt ファジー・フェルト(1950年代)、今はメーカーがフランスに移ったMeccano メカノ(1898年)、Palitory パリトリー社のアクション・マン(1966年)、そして元はメカノと同じ会社だったHornby Dublo ホーンビィ・デュブロ社の鉄道模型(1920年)です。スティックル・ブリックスとW.ブリテン、ホーンビイ・デュブロは、私は今まで知りませんでした。
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台紙は、四つ折りの説明書になって、それぞれの玩具を紹介しています。今では販売されていない物があるものの、コレクタブルズとしての人気は、どれも健在だと思います。アクション・マンは、言わばイギリス版GIジョー。でも軍人オンリーのGIジョーに対し、アクション・マンは格闘技家や冒険家、宇宙飛行士、異星人、忍者まで、幅広い職業(?)をこなします。この中の玩具で、今でも一番不動の人気かも。メカノは、穴の沢山開いた金属板ピースをボルトとナットで繋げる、かなり本格的な建設式模型。いかにもP太が好きそう…と思いきや、彼が子供の頃には最早古臭い感があり、興味が沸かなかったそうです。スティックル・ブリックは、ベロクロ状態になったプラスティック製の連結積み木ですが、フリマでも見掛けたことがありません。今では、すっかりその座をレゴに奪われたようです。W.ブリテンとホーンビイ・デュブロは、私が社名を知らなかっただけで、多分製品自体はアンティーク・モール等で何度も目にしてるものと思われます。
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これらのイギリスの代表的な玩具のラインアップの中に、ベークライト製の建設式模型「Bayko ベイコ」や、ニック・パークのアニメにも使用される樹脂粘土「Plastacine プラスタシン」が、入っていたとしても可笑しくないかなと思いました。ミニカーの「コーギー」も、非常にイギリスらしくて捨て難いのですが、今はホーンビィ・デュブロの一ブランドなので外されたのでは?と思っています。
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切手を取ったら、その下の台紙には、それぞれの玩具の商品キャッチコピーが記されていました。
メリーソートのテディベア:イングランド製(…ん?それだけ?)
シンディ人形:着せ替えしたくなるお人形
スピログラフ:数え切れない素敵なデザインを生み出す傑作な方法!
スティックル・ブリック:大きな想像力を持つ小さな手の為に
W.ブリテンのフィギュア:1893年以来の精密さ、品質、そして信頼性
スペースホッパー:女の子も男の子も何時間でも楽しめる
ファジー・フェルト:混ぜて合わせて自分だけの絵を作ろう
メカノ:工学を高名にした玩具
アクション・マン:可動式戦う男
ホーンビィ・デュブロの鉄道模型:本格的な鉄道ミニチュア
台紙のタイトルの下には、アイルランド出身でイギリスで活躍したノーベル賞作家、George Bernard Shaw ジョージ・バーナード・ショウの、「年をとるから遊ぶのを止めるのではない。 遊ぶのを止めるから年をとるのだ」と言う言葉が印刷されています。
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私が一番気になったのは、やっぱりシンディちゃんの切手。ファンとして、これは買って置かなくちゃと思いました。図案になっているのは、一番最初に発売された、「Weekender ウィークエンダー」仕様のシンディです。今では、シンディのアイコン的なファッションとなっています。
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台紙の解説にプリントされている、シンディの格好のお洒落なこと。この説明に寄ると、シンディ誕生50周年の4年前、14種類の今時ファッションのシンディが発表されました。しかし、現在その人形自体が発売されている気配はありません。一度版権がアメリカのハスブロ社に渡った時には、時代の流れに逆らえず、バービー人形そっくりのケバいシンディに変わり果てました。再びシンディの版権はペディグリーに戻りましたが、今は更に似ても似つかぬ幼児人形となって販売されています。
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この切手を眺めていて、イギリスには昔から独自の魅力的な玩具が存在しているのに、今はすっかり外国の玩具に乗っ取られ、影が薄くなってしまっていると感じます。主にアメリカの映画やメディアの影響ですが、この手の行き過ぎたグローバリズムは、確かに嬉しくないと思います。





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by piyoyonyon | 2017-09-08 15:35 | ステーショナリー・グラフィック | Comments(0)

アンティークのハートの刺繍の絵葉書

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うちからはちょっと遠い、ほとんどアンティーク・マーケットのようなフリマの、今年最後に訪れた日に買いました。「今年最後」と言うのは、今年はその日で開催終了と言う訳ではなく、次の週から近くの別なフリマが始まるので、わざわざ遠い其処へはもう行く必要がないからです。しかし、そのフリマで買わないと、アンティーク・マーケットやモールの絵葉書専門ストールでもない限り、中々出会えないアイテムなのです。ほぼ百年前の第一次世界大戦中の兵士用に制作された、大好きな刺繍のアンティーク絵葉書です。ラッキーなことに、久々に気に入った絵柄に出会えたので、友達用に購入しました。
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これらの第一次世界大戦時の刺繍葉書は、極薄の絹地に刺繍してある為、コレクターの間では「シルク・ポスト・カード」と呼ばれています。台紙にはシミが目立ち、刺繍地は多少破けていて、コンディションは余り良くありませんが、ちょっと目を引く蛍光っぽいパステル・カラーの刺繍糸の、愛らしいハート・モチーフなのが気に入りました。
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売り手の話だと、こんな風に台紙の額縁にエンボス模様の入っていたほうが、シルク・ポスト・カードとしては価値が高いそうです。
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通信面からは、多分兵士である父親が、息子の15歳の誕生日に、戦場から送った葉書であることが分かります。この父親が、その後無事に家族の元へ帰ることが出来たことを祈るばかりです。
  




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by piyoyonyon | 2017-06-12 15:34 | ステーショナリー・グラフィック | Comments(0)

スウェーデンの国際切手展のFDC

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ブラックリーのアンティーク・モールで、FDC(初日カバー)を一枚50ペンスで売るストールがありました。ここで気に入った柄のが見付かれば、安いし記念になると思いましたが、生憎イギリスの物がメインで、しかも良いと思ったFDCは、既に全て持っていました。他の国のも若干混じっていましたが、英国連邦中心で、ここにも目ぼしい物はナシ。やはり昔の東欧のFDCなんかだと、魅力的な物がずっと多いと思います。そんな中、今まで見たこともなくて、切手が割と綺麗だったので、スウェーデンのFDCを買いました。切手は全て同じ柄の色違いだし、カシェはないし、FDCとしては非常に地味なんですけど、これが一番マシだったのです。
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1974年の、ストックホルムで開催された国際切手展に因んで発行された切手のようです。切手は、額面と色だけ違って4種。モチーフは、ストックホルムの街並みを表しているようです。1924の数字の意味は不明。渋く細かいエッチングのような凹版印刷は、スウェーデンの切手の十八番です。また切手は全て切手帳に収まって販売されるらしく、ミシン目が四方にないのも、スウェーデンの切手の特徴です。
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一応消印は柄入りで、馬に乗ってホルンを持った人物(昔の郵便配達人?)が描かれています。
 




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by piyoyonyon | 2017-06-04 15:31 | ステーショナリー・グラフィック | Comments(0)

ビンテージのウェディング・カード

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コヴェント・ガーデンのアンティーク・マーケットで買った、古い使用済みの結婚祝いカードです。多分1950年代の物で、メーカーはHallmark ホルマーク社。もしかしたら、アメリカ製かも知れません。
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少し大きめで、縦18×横15cm位。シュガー・ピンクの地色に、白いレースのようなロマンティックなベルを中心に、白い鳩、ピンクのバラが沢山描かれ、更に銀ラメのバーコ印刷と金色のシルク印刷が加わり、ラブラブ感と砂糖菓子のような甘さがいっぱいのウェディング・カードです。
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ベル部分の縁がダイカットされ、全体が観音開きのようになっています。一応、左右どちらが上になっても可笑しくないように、ベルのイラストがデザインされています。薄めの紙を二つ折りにして、両面印刷のように見せているのは、この時代のカードとしては良くある技法です。
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中を開くと、こんな感じ。中央の上部には、実際に小さなカードが飛び出た仕様になっています。書体にも、50'sらしさが表れています。英米のグリーティング・カードに良くある、長々とポエムのようなお祝いの言葉が印刷され、差出し人は、「with love」等の結びの言葉と署名を付け加えるだけになっています。しかし、日本人の感覚からすると、幾ら美しい名言でも、こんな既成文章を贈られるよりは、例え多少つたなくとも、やはり自分で考えたお祝いの言葉の肉筆のほうが、受け取って数倍嬉しいだろうなと思うところです。 




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by piyoyonyon | 2017-03-25 15:28 | ステーショナリー・グラフィック | Comments(0)

猫のFDC

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これも、動物好きの友達の為に買ったFDCです。こんな猫の切手がイギリスにあるとは、今まで知りませんでした。発行は1995年です。
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封筒の中に説明カードが入っていまして、それに寄ると、切手のイラストは、エディンバラ出身のElizabeth Blackadderと言う画家が、パステルと水彩を使って描いたそうです。こんなラフで手馴れた素描のようなタッチは、嫌いではありません。猫らしいしなやかで愛らしい仕草が、良く表現されていると思います。描かれた猫達の何匹かは、彼女の飼い猫がモデルなのか、名前の付いている子も居ます。左上から黒猫のソフィー、シャム猫とサバ猫、長毛赤トラのクロエ、三毛猫とアビシニアン、黒白猫のフレッド。全体的に、猫への愛情が感じられる、猫好きでなければ描けない絵だと思います。
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カシェに描かれた猫は、可愛いとは言い難いけれど、中々味のある凹版印刷です。




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by piyoyonyon | 2017-03-18 15:30 | ステーショナリー・グラフィック | Comments(0)

神ではなく「紙」のチカラ

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これは、友達へのバースデイ・カードを装飾する為に買った、イギリスでは割と良く見掛けるタイプの、ヴィクトリアン&エドワーディアン時代のポストカードです。モチーフもデザインも、特に珍しい物ではありません。描かれた鳥は、ヨーロッパでは御馴染みの野鳥、我が家の庭にも時折やって来るGold finch(ゴシキヒワ) のようで、実物よりも厳しい顔をしています(笑)。アンティークのポストカードは、現在の一般的なサイズより一回り小さいのが特徴の一つです。葉書自体は、ベルリンの発行だそうです。消印を確認すると、1909年3月27日。今から百年以上前、第一次世界大戦よりも昔になります。
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通信面を見ると、こんなのわざわざ葉書を送る必要あるか??と疑問に思える程、短い誕生祝いの決まり文句のみです(ついでに言うと、イギリスの誕生日カードの一般的な手書き文面は、今でもこの程度で極めて簡素です)。現在であれば、絶対にメールだけで済ますところでしょう。しかし、電話すら存在しなかった時代です。手書きの文字は、インクと付けペンで書かれていることが分かります。
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結局何が言いたいのかと言えば、こんな在り来たりなデザインの他愛ない内容の葉書でも、今でもこうしてちゃんと残っているのが凄いと言う事。一方デジタルの記録は、手軽で便利な反面大変脆く、個人のメールやSNSやデジカメ等のデータなんて、百年以上ほとんど残る訳がありません。尚且つこの葉書には、通信文自体は極めて単純ながら、その他にも葉書の絵柄、切手、消印、筆跡、筆記用具、宛名住所、発行したメーカーや場所と、メールよりも驚く程多くの情報が詰まっています。こうして名も無き庶民の足跡が、今で一枚の葉書を通して残っているのに対し、今から百年後には、個人の文化の記録は、ほとんど消滅するのではないかと言われています。素材としては非常に弱いはずの紙が、デジタルよりも強い威力を発揮することがあるのは意外です。私も、すっかりメールに頼り切りで、今では漢字も随分忘れてしまいました。長い手書きの文章ですら、書き直しの何度も出来るパソコンの下書き無しでは書けなくなった私ですが、それを考えると、たまには葉書一枚でも良いから、郵便で手紙を書くべきだ、とつくづく思います。
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最終的にこの葉書は、こんな風にグリーティング・カードとしてコラージュしました。一応フレームのように、葉書が取り外せる仕組みです。友達の好みに反して、クドく派手になり過ぎちゃったかも知れません(汗)。
 




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by piyoyonyon | 2017-03-12 15:30 | ステーショナリー・グラフィック | Comments(0)

冬の動物達のFDC

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そろそろ冬も終わりですが…、動物好きの友達の為に買った、冬をテーマにしたイギリスの切手のFDCです。発行は1992年で、そう古くはありません。イギリスの典型的な冬の風景の中に、イギリスで御馴染みの動物達が描かれています。
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左から「スコットランドの森の鹿」、「ヨークシャーの荒野の野ウサギ」、「(ケンブリッジシャー周辺の)湿地帯の狐」、「里のワキアカツグミ」、右端のみ野生動物ではなく家畜で、「ウェールズのスノードニアの羊」だそうです。寒々とした空気が伝わるようなイラストで、銀の文字や、国名代わりの女王のシルエットも、中々映えて見えます。クリスマスに使用するのにも似合いそうな切手で、もしかしたらそれに合わせて発行されたのかも…とも思いましたが、発行日は1月14日でした。イギリスの冬は、日照時間が短い上に、天気の悪い日が多く、暗くて本当に気が滅入りますが、この切手の風景を見る限りは、そんなに悪い季節には思えません。
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消印は特別印で、右から二番目のワキアカツグミの切手を元に、線画に起こされたデザインです。
 




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by piyoyonyon | 2017-02-19 15:22 | ステーショナリー・グラフィック | Comments(0)

ビートルズのFDC

私がイギリスに住み始めた頃、「ザ・ビートルズ」の切手が発売されて、初日に郵便局へ買いに行きました。確か二種類発売されましたが、額面的には結構高いので、一種類しか買えませんでした。しかしその切手も、日本の友達が夫婦でに遊びに来てくれた際、お土産として相応しい物が他に見付からなかった為、友達の音楽好きの旦那様にプレゼントしてしまいました。その後、専門の切手商でも行かない限り、もう二度と手に入らないかもと諦めていましたが(…日本のほうが入手し易い?)、FDCならアンティーク・モールやマーケットでも時々見掛け、使用済み扱いな上に中古品だから、返ってずっと安く入手出来ると気付きました。
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そんな訳で、これはルイスのアンティーク・モールで買いました。10年以内の中古のFDCに出会うのは、結構珍しいかも知れません。私が持っていたビートルズの切手は、レコード・ジャケットをそのまま切手のデザインにしたタイプでしたが、こちらはビートルズのグッズ柄です。切手より、FDC(初日カバー)は更に好きです。揃いのイラスト付き封筒と特別消印が付いて、情報量が多く、すなわち得した気がします。
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ビートルズ・グッズは、今でも製造販売されていますが、勿論活躍当時の物は貴重で大人気で、高値で取り引きされます。マッシュルーム・カットのヅラのあるところが、ビートルズらしくて面白いと思います。
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カシェ(封筒の絵柄)もビートルズ・グッズ。印刷は普通のオフセットのようです。一昔前のカシェは、バーコ印刷等、手作り感溢れる独特な印刷も多かったのですが、今時のカシェは皆オフセットなのかな。
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消印は楽器柄で、ビートルズ・ファンには堪らないリバプール発です。
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封筒の裏面にもカシェのあるのが、ちょっとウレシイ。封筒の中には、切手の説明書のカードが入っています。今度イギリスで、デヴィッド・ボウイの切手も発売されるので、彼とは中学生の頃からの付き合いの私としては(一方的に)、買わなくちゃと思います。FDCは、彼の出身地のブリクストンの消印付きだそうです。
 




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by piyoyonyon | 2017-02-04 15:26 | ステーショナリー・グラフィック | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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