カテゴリ:旅行・お散歩( 260 )

イギリス軍事史の代弁者、ドーヴァー城 1

イングリッシュ・ヘリテイジ(EH)の年会員にならない限り、絶対行けないと思っていたのが、このケント州の「Dover Castle ドーヴァー城」です。何せ、全体的に入場料の高いEHの中で、ストーン・ヘンジに次ぐ程最も高いのです(一人18ポンド=約3300円)。その上、フランス側カレーの不法移民暴動と国境管理員のストライキの為、しばらくイギリス側のドーヴァーに通じる高速20号線まで混乱・閉鎖されていましたが、最近やっと落ち着き、高速を通って行くことが出来ました。
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イギリスでヨーロッパ大陸に一番近いこの地は、いつの時代も軍事の要でありました。まず、鉄器時代に要塞が築かれ、古代ローマ時代にも要塞となりました。サクソン時代には城の前身が建てられ、続くノルマン時代に本格的な城塞が築かれました。初めて活躍し大きく発展したのは、13世紀のヘンリー二世時代。その後の市民革命時代には、英仏君主の秘密会談がが行われ、ナポレオン戦争時代も、二つの世界大戦中も、国内軍事基地の最前線として使用され、引き続き冷戦時代も軍事的な機能を果たしていました。言わば、英国軍事史の代弁者のような存在です。
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城は、海岸線に面した小高い丘の上にあり、車でかなり坂道を登って行きます。徒歩や団体バスの場合、麓から電車型の送迎バスがあるようです。
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車でやって来ると一番最初に目に入る、最も海側に立っているのは、19世紀築の兵舎&軍事事務所。
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その背後にチケット・オフィスの建物、そしてどう見ても人口の丘があります。丘の傾斜はかなり急で、馬どころか徒歩でも駆け登るのは不可能に思えます。丘の上に見えるのは教会。ところで、チケット・オフィスで入場料を払うと(または会員証を見せると)、腕輪式になるチケットをくれますが、その後の城に入る際も博物館でも、それを確認されることは一度もなく、タダ見し放題なんじゃないかと不安です(絶対試さないように)。
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城内は、こんな風になっています。一般的なイギリスの中世の城と比べても、広大で非常に複雑な構造です。今は残っていない建造物も含めると、当時は城壁や堀が三重、四重にもなった強固な砦で、二度の攻城にも持ち応えた難攻不落の城だったことが頷けます。
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この丘の脇を通ると、13世紀築の「Colton’s Gate コルトン(人名らしい)の門」が見えて来ます。
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その奥に、12世紀築の「Palace Gate 宮殿門」。これを潜ると、いよいよinner court 内庭、日本の城で言う本丸部分に入ります。
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そして、その中央にそびえるのがGreat Tower グレート・タワー。日本の城に例えると、天守閣部分になります。高い城壁に囲まれている為、丘の下から見上げた時には、そんなに高い建物には見えませんが、間近で見ると、その大きさに圧倒されます。
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典型的なノルマン様式で、基本的にはロチェスター城に良く似た四角柱のお城ですが、「中身がちゃんと詰まっている」ところが全く違います。しかも、後から中世風に造られた「ゴシック・リバイバル」ではなく、内部のみ近代の生活・装飾にに合わせて改装した訳でもなく、中世の無骨さを忠実に再現した内装が、結構珍しく面白いと思いました。当時の城での生活の様子を体感するのに、最も適した見本かも知れません。
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壁や屋上に掲げられた旗や幕が、中世のお城らしさを盛り上げます。これだけ完璧な状態で残り、歴史的にもアトラクション的にも充実しているだけあって、勿論観光客でいっぱい。外国人も多く見掛け、特に大陸に近い為、ドイツやフランス等からの修学旅行には持って来いのスポットのようです。
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まず、入り口を潜り、階段を登ると突き当たるのが、この小部屋。兵士達の駐屯室のようです。
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この大広間には、玉座が置かれています。皆次々に座って記念写真を撮りたがるので、開いている間が中々ありません。
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その隣は主寝室。暖炉が実際使われています(なので室内がちと煙い)。
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ベッドの小ささに驚きです。私には丁度良いサイズかも(笑)。家具類の多くは、赤と青と金にペイントされているのが印象的。
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玉座の後ろから、人一人がやっと通れる細い通路が通じており、小さな礼拝堂に続いていました。王の個人の祈りの場だったのかも知れません。
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その後ろには、これまた四畳半程度の控えの間らしき小部屋が。
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主寝室の脇にはリネン室。
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昔の事務室? 筆記用具と机が再現されています。当時は未だ紙の製法が中国から伝わっていなかった為、羊の皮に角のインク壷を利用して文字を書いていました。
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続いて、螺旋階段を登ります。四角柱の四隅の党部分が螺旋階段、分厚い壁の中が通路になっている構造は、ロチェスター城と同じ。
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壁のところどころに、こんな穴が開いています。今はアクリル板で塞がれていますが、当時は通気孔だったようです。
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階段を登り詰めると、屋上に到着。勿論ここからの眺めは抜群ですが、これを存分に楽しむ為には、天気の良い日を選ぶのに越したことはありません。これは、西側のドーヴァー市街地。
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南側にはドーヴァー港。この右側は、ゼブン・シスターズのような白い崖を持つ海岸線が続いてます。
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こちらは南東側の聖マリア教会。その背後には、ドーヴァー海峡の向こうのフランスが見えます。
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北東側は丘陵地帯が続き、ちょっと地味。
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屋上には、更に四隅に四角柱の塔が出っ張っており、そのうちの一つのみ上部へ通じる階段の門が開いていて、更に登ることが出来ます。
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北西側の真下に見えるのは「King’s Gate 王の門」。
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最後に、再び階下に下って、ホールと主寝室の真下にある、半地下の台所部分を見学しました。
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中世の衣装をまとったスタッフ達が、当時の様子を再現しています。
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こちらは、パンを作るの為に口論する演技をしているところ。
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大きな城だけあって、大量にパンを焼いていたようです。
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グレート・タワー以外にも、まだまだ見るべきところがたっぷりのドーヴァー城。2に続きます。
 
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by piyoyonyon | 2015-10-03 15:25 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

ダーウィンの村「ダウン」

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ダーウィンの旧邸宅「Down House ダウン・ハウス」を去った後は、その地元の村「Downe ダウン(…ちょっとだけスペルが違う)」を、少し歩いてみることにしました。行きに車で通過した際、一応ロンドン管轄内なのに、見事に田舎らしさが残る中々素敵な村だなーと思ったからです。
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ただし、住民用も含めて駐車場が不足しているらしく、村の中心部は道路が狭いのに路上駐車(注:合法)でいっぱいで、非常に車で通りにくいのが難点。
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まずは、板葺きの塔が印象的な、13世紀に起源を持つ「St. Mary The Virgin 聖処女マリア教会」へ。
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内部は簡素ですが、丁度オルガンの演奏が聞けて良い雰囲気。
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この教会の墓地には、ダーウィンの妻エマや早世した子供達を始め、何人かのダーウィン家の人間が眠っています。ダーウィン自身も、死後はここに葬られるつもりでしたが、同僚の科学者達の運動に寄って国葬にされ、結局ウェストミンスター寺院に埋葬されました。当時の王族以外では破格の待遇で、現在でも英国人としては最高の名誉ですが、愛する家族と離れて眠るのは、彼にとっては不本意だったかも知れません。
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この墓地の巨大なイチイの木は、中が空洞になっています。イチイは成長がとても遅いので、この木の樹齢も数百年は経っているものと思われます。
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丘の上にポツンとある、ヨロズ屋さえない小さな村なのに、パブだけは二軒もあるのがイギリスらしい…。
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車を除いたら、多分ダーウィンが住んでいた時代と、建物も雰囲気も大差ないんじゃないかと思える村でした。ダーウィンはここの村民として、亡くなるまで40年間暮らしたそうです。
  
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by piyoyonyon | 2015-09-23 15:35 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

ダーウィンの家「ダウン・ハウス」

3月に申し込んだイングリッシュ・ヘリテージ(EH)の年会員証が、8月にやっとやっと届きました。念の為、普通は1、2週間で届くはずなのです。勿論その間何度も催促する羽目になり、本当は7月にも一度到着しましたが、その中にはガイドブックや雑誌だけで、肝心の会員証が同封されていませんでした。本当に、呆れたお粗末な仕事ぶりですね。その代わり、会員証の期限は、来年の3月ではなく8月になっていましたよ。
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さて、EHの会員になったら訪れてみたかった場所の一つに、この「Down House ダウン・ハウス」がありました。かの有名な自然科学者チャールズ・ダーウィンの旧住居で、EHの中でもかなり人気の高い場所です。我が家と義両親の家の中間位と言う、いつでも行ける立地ながら、入場料が一人10ポンド(=約1800円)以上もして、今まで行く気がしませんでした。因みに、義母がEHの会員になったのも、ここの入場料が余りにも高かったからです。しかし距離的には中間と言っても、大きな街からは離れ、ノース・ダウンズ丘陵地帯のド真ん中の、グレーター・ロンドン内とは思えない辺鄙な小さな村にあります。
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建物自体は17世紀築だそうですが、ダーウィン一家が住んでいたのは19世紀。その後、女子寄宿学校になったのを経て、EH所有となりました。建物内は撮影禁止ですが、ダーウィン直筆の手紙やノート等の所持品、航海中のダーウィンを表した不思議な映像、研究室や食堂を再現した部屋、生物の剥製、バイオグラフィや家系図などが展示されています。子供達にも人気の場所なので、子供向けのワーク・ショップ室や遊ぶ装置(多くが壊れていたけど)もありました。
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居間や食堂では、当時からのものかどうかは分かりませんが、今では貴重になったブルージョン・ストーンの花瓶等の贅沢な調度に、かなりの財力の高さが伺えます。元々ダーウィンの実家も、妻の実家(ウェッジウッド家。妻は従妹だったので、ダーウィンの母の実家でもある)が大変裕福だった為、ダーウィンの研究に不可欠な強力なスポンサーとなっていました。
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建物の外壁は、アイビーやブドウ等、様々な蔓に覆われています。ダーウィンが、晩年に蔓性植物の研究をしていたことに因むのだと思います。
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この季節は、ヘンリー蔦の鮮やかな紅葉が断然目を引きます。
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建物だけでなく、広大な庭にも見るべきところが色々あります。
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ただし「庭園」と呼べる場所は、少ないのですが。
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例えばこれは、当時から研究用に建てられていた温室。
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内部は、非常に長い通路式になっています。太い鉄製パイプは、温水を流して暖房を保つ為じゃないかな。
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ダーウィンの研究に因んで、食虫植物も育てられています。
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温室から一段深くなった部屋では、ミツバチの研究がされていました。今でもガラス張りのミツバチの巣が展示してあり、蜂びっしりでした。
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温室の手前の、大変長いボーダー花壇。でも花が植えられているのは、手前のほんの少しだけです。この時は、ホリホック(タチアオイ)やバーベナが咲いていました。
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ほとんどはキッチン・ガーデン、つまり野菜を育てる畑になっています。ここでは、様々な種類の野菜が栽培されています。畑でも、きっちり柘植の垣根で囲うのが、イギリスならではと思いました。因みにここで収穫した野菜の一部は、出口近くの売店で、手頃な価格で販売されています。
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一般の立ち入りが禁止になっている、キノコ研究の為の緑地。これから色々生えて来るんでしょうね。ダーウィンと聞くと、「進化論」を真っ先に思い浮かべ、動物学者としての印象が強いのですが、植物学や地質学の幅広い分野においても偉大な成果を残したことを、ここで改めて実感します。
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独身時代のダーウィンは、「本を買う金が減り時間の無駄になる」と言って、結婚を渋ったようですが、結果的には良き夫&父となりました。そんな彼の家庭人としての一面も、ここでは垣間見ることが出来ます。
 
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by piyoyonyon | 2015-09-22 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

またもやルイスでアンティーク・モール巡り

またしても、姉の誕生日が近付いて来たので、アンティークの町ルイスに出掛けました。
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この日のランチは、ポーリッシュ・ポッタリー・カフェで、久々にポーランドの餃子ピエロギを食べるのを、夫婦揃って楽しみしていました。ところが、カフェでは厨房が閉鎖され、もうポーランド料理は提供しないとのこと。急遽、別の御昼御飯場所を探さなければならなくなりました。ルイスは観光地の割に、食事場所が余り豊富ではないようです。イタリアンやサンドウィッチ屋等、家族連れが入るような、イギリスで在り来たりな食べ物の店なら多いかな。で、最終的に選んだのが、この↓ハンバーガー・レストラン。
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P太は普通のベーコン・バーガー。私はハルーミフムスのを選びました。これは、バーガーとしては珍しいかも。ローストしたパプリカとロケット、チリソースが挟んであり、かなり美味しい組み合わせでした。付け合せのフレンチ・フライ(チップスより細い)も美味しく、P太のハンバーグも十分美味でした。んが!バーガー・バンが非常に残念です。これはこの店のせいではなく、イギリス中何処でもそうで、全体的にパンの質が、それでも経済大国?と思える程の恥ずかしいレベルです。---次回からルイスへ行く時は、弁当持参にしよ。
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気を取り直して、今回もルイスの主要のアンティーク・モールの全てを廻ります。
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またしても、御一緒にアンティーク・モール巡りのお宝探し気分になって頂ければ幸いです。
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目当ては、相変わらずビンテージ・ジュエリー。またはビンテージ・バッグ。
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バッグの写真が多いのは、姉に見て貰って今後の参考にする為です。
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しかしバッグの場合、ちょっと凝ったデザインで良いなと思うと、やはり全て予算オーバーでした。
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それを考えると、前回ブライトンに二回続けて通ってまで買って姉に贈った、アール・デコ時代のビンテージ・バッグは、相当お買い得だったようです。
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郵送料の掛かる、大きな重いバッグも送れないし、バッグの選択肢はかなり狭く厳しいようです。
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これは今回ルイスで見たビンテージ・バッグの中で、一番素敵だと思ったもの。リボン刺繍や天然石のビーズがふんだんに縫い付けられてあり、自分でも欲しくなる美しさでした(笑)。
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こんなルーサイトの持ち手が付いた1950~60年代の、ころんとした木製バッグは、イギリスよりアメリカのほうが豊富かも。田舎家の絵自体はかなり稚拙なのに、全体的には愛らしさが滲み出ています。
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まるで服装史の図鑑にでも載っていそうな、アール・ヌーヴォー時代の典型的なオリエンタル調のドレス。裾の刺繍が繊細で素敵です。
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アンティーク・モールでは、天井にも注目。昔の照明器具がズラリと並んでいます。義両親の家でも、幾つかのランプ・シェイドはヴィクトリア時代の建設時のままです。
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こんなカラフルなガラス製のランプ・シェイドが、最近古物番組でオークションで高値で落札されていました。
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一方、まるで家の一室のように商品を陳列したストールにも、相変わらず目が引かれます。
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売っている一つ一つの商品は、余り好みでもない上、古い物ですらなかったりするのですが、全体的にはまとまって魅力的に見えるのだから、いつも不思議に思います。
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凄~く好みの60'sらしい花柄のキャニスター・セット。オレンジ単色の蓋のデザインが利いています。
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このティー・セットはフランス製。フランスのビンテージの食器と言うと、昔のカフェオレどんぶりを始め、こんな吹き付けステンシル柄が多いような。
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こちらは、以前ミッドウィンターのロゼールを中心に売っていたストール。相変わらず、ミッドセンチュリーのダイニング・ルームの様子が、忠実に再現されています。
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素敵な柄のハーフ・エプロン。確か値段は10ポンドで、イギリスのアンティーク・モールでのビンテージ・エプロンの値段としても、ちょっとお高め。
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いかにも60年代後半らしい、プリント・テーブルクロスとマグの柄。
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プロのカメラマンの話では、イギリスのビンテージやアンティークを日本に持って来て、輸入住宅とかで出来るだけ西洋っぽく撮影しても、「空気」が違うらしくて、イギリスと同じようには絶対ならないそうです。
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北欧ビンテージに影響されたっぽい、50年代らしい食べ物柄のJAJ(英国のパイレックス)のキャセロール。
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ここ、本当に梯子のような急な階段を登り詰めた屋根裏部屋なので、重い大きな家具を運び入れるのは大変そう(特にガーデン用の鉄製テーブル・セット)。
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実際住むとなったら、夏は暑いわ冬は寒いわで散々ですが、子供の頃はこんな屋根裏に憧れました。
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自分のものを買う為に来た訳じゃなくとも、色々珍しいアイテムを見ることが出来、ルイスでのアンティーク・モール巡りは、毎度ながら充実した楽しい時間です。しかし全部を見て廻るのは、やっぱりかなり重労働で、ふと隣を見れば、連れ合いP太はグッタリ気味…。お疲れ様でした(笑)。さて、果たして今回は一体何を、姉へのプレゼントに選んだのでしょうか? それは明日御報告しまっす。 
  
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by piyoyonyon | 2015-09-06 15:23 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

可愛い校門

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ブライトン近くの村の小学校の鉄製の門に、思わず目が留まりました。子供達のズラリと手を繋いだシルエットが装飾されており、可愛いかったからです。
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合わせてあるベルのモチーフや書体、ポップな塗装の色も可愛いと思います。レンガ造りの校舎とも、似合っいます。でもP太にそう言ったら、子供の造形が、デフォルメし過ぎで気持ち悪いって…(汗)。この他にもイギリスの小学校舎には、巨大色鉛筆型のフェンスなど、子供が喜ぶ工夫を凝らした装飾が多いようです。
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by piyoyonyon | 2015-08-29 15:35 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

チューダー時代の軍事要塞、アップノア城

その日は、もう一つ、ロチェスター近くのイングリッシュ・ヘリテイジの城を見学するつもりでしたが、出足からして予定よりかなり遅れた為、ロチェスターを去る頃には既に午後5時。城の閉館時間は6時です。間に合うだろうかとドキドキしつつも、もう一つの目的地「UPnor Castle アップノア城」に向かいました。
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場所はメッドウェイ川の対岸で、活気あるロチェスターの町から一変して、こんな長閑で古風な石畳が残る村でした。これでもハイストリート(目抜き通り)なんです。と言うか、この通りしかない村のような。
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どの家も、前庭が良く手入れされ、可愛く花で彩られています。
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張り出し窓が印象的な、この通りで一際目を引く家。
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この元郵便局は、現在カフェか何かになっているようです。
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ヨロズ屋すら一つもない村なのに、飲食店だけは三軒もあります。もしかしたら、かつては兵士達の為に、もっと存在したのかも知れません。
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ハイストリートの突き当たりの川の手前にあるのが、アップノア城の入り口(右)。
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受け付けのある建物の内部が、いきなりコレでした。これがお城??と戸惑いましたが、これは単なる兵舎だったようです。それにしても、凄いボロボロ具合。おまけに、思いっ切り貧乏臭いテーブルと椅子…。
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一応資料が展示されていまして、この兵舎では、オーブン料理(イギリスで一番御馳走とされる)ではないけれど、暖かい料理が、日に一度は兵士に供給されたそうです。ところがその料理は、食用不可能な程不味かったとか。それで兵士達は、空腹に苦しみながらも食べなかったそうです。当時のイギリス人でも猫マタギするなんて、それって最早有毒なんじゃあ?? 読んでいるだけで、嘔吐したくなるような説明でした。
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兵舎を出て、現在はピクニック・エリアになっている緑地を通ると、ようやく城らしき建物が見えて来ました。
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城と対岸の近代的なビルの、不思議なコントラスト。
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一応城とは呼べど、ロマンティックな要素はまるでなく、簡素で無骨な建物です。貴族や権力者の居城だったことは一度もなく、元から軍事要塞として建設されたからです。これは、まず門楼(ゲート・ハウス)部分。
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門楼の上には、登ることが出来ます。
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門楼屋上から見下ろした、左が北塔で右が母屋。アップノア城は、16世紀にエリザベス一世に寄って、大陸からの攻撃に備えて築かれました。でも実際に活躍したのは、17世紀の第二次英蘭戦争の時。
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その後19世紀後半まで、軍事施設として利用されたそうです。これは母屋(左)と南塔(右)。
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これは、門楼の外壁に嵌め込まれている時計の内側、機会部分。メカ好きのP太君は、しばらく眺めては熱心に写真を撮っていました。
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母屋(主要建物)の一階は、当時の武器や生活用品を展示した資料室になっています。
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このジオラマには、効果音入りの音声ガイドが付いているだけですが、照明の変化で、近くの島が戦火で焼かれている様子などが再現され、まるで動画を見ているようなリアリティがあり、中々良く出来ています。
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一階から、木製の螺旋階段で地階に降りると…、
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稜堡で砲台になっています。この下は川。ここが戦争の最前線だった訳です。この部分、上空から見ると三角形で尖っていて、実は城全体が矢印の形をしています。
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ここから母屋を見上げると、ようやく城らしいなと実感出来ます。
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城の全景を眺めるのには、対岸に行かなければなりません。
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受け付けで渡されたパンフレットには、壁や大砲によじ登るなと注意書きがあります。日本なら、勿論親も注意するし、子供のほうでも、昔の武器に登るなんて思いも付かないと思いますが、イギリスでは、注意書きがなければ(あっても)、子供はこういうものを見れば、当然のように躊躇なく登り捲ります。
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思った通り、私達がその日の最後の訪問者となりましたが、一通り見学することは出来ました。…うーん、ここは、面白いと言えばそうだけど、ロチェスター城と違って、歴史、特に軍事に少しでも興味がないと、かなり地味~な城です。返って村自体の可愛さや、兵どもが夢の跡の川辺のゆったりした雰囲気は、訪れる価値があるかも知れません。
  
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by piyoyonyon | 2015-08-25 15:21 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ロチェスターの迫力のチャリティショップ

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イギリスのショッピングは、何処へ行っても同じチェーン店ばかりで、売られている商品も似たり寄ったりの品ばかりで、全く期待出来ないから、中古品を売るチャリティショップだけは、何処でもチェックすることにしています。そのチャリティ屋にしても、今時滅多に目欲しい商品に出会えるものではありませんが、ケント州のロチェスターで見たこのチャリティショップは、店自体が一見の価値ある迫力でした。
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まず本棚が、この状態! これで店なの?本当に売る気あるの?と思っちゃうでしょ。
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どうやら昔スーパーマーケット(小さめの)だった店舗を、そのまま利用しているようです。カウンター等が、そのまま残っています。
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この棚なんて、生鮮食料品が並んでいた冷蔵棚そのままだし。
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これだけ広く商品が山積みなのに、中途半端に古い、欠けた食器や壊れた玩具等ゴミとしか思えない商品が大半で、残念ながら買いたくなるものは一つもありませんでした。値札も貼っていないので、相場と比べて安いのかどうかは、生憎分かりません。
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でもしょっちゅう覗くと、掘り出し物に出会える日もたま~にある、なんてことが起こり得るのが古物屋です。
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P太が子供の頃は、こんな混沌としたジャンク屋が街のあちこちにあったそうで、とても懐かしく感じたそうです。彼は、すっかりこれも単なるジャンク屋だと勘違いしていました。確か店先も全くチャリティ屋に見えないのですが、ちゃんとチャリティ承認ナンバーが庇に記してあるんですよ…。
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その一方で、ビンテージ屋としか思えないお洒落なチャリティショップも、ロチェスターにありました。実際ビンテージ中心に売り、値段もビンテージ屋並です。元がタダの寄付品だと言う事は、誰もが分かり切っている事実なんだから、ビンテージ屋と同じ価格設定はないよなあ…とは思います。
 
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by piyoyonyon | 2015-08-23 15:37 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

大聖堂の街、ロチェスター

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ロチェスター城を去った後は、その直ぐ側のロチェスター大聖堂を目指しました。(上の写真は城の上階から撮影したもの)
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ここも、前回は中に入れず仕舞い。確か、イースターか何かの礼拝中だったからのように記憶しています。
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大聖堂としては規模が小さいし、ゴシック建築に比べると装飾もシンプルです。
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でも壁や柱の一部は、建設当時(11世紀)のノルマン時代のまま残っているそうです。
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またしても礼拝直前で、祭壇まで近付けないとのことで、余りじっくり見学で出来ずに早々に出て来ました。
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左側のアーチ(トンネル)は、「College Gate カッレジ門」と呼ばれています。このカレッジとは、多分大聖堂付属学校のことだと思います。もしかしたら、昔は市外壁に繋がっていたのかも知れません。
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続いて、街の中心を歩きます。バンティング(万幕)が、夏の活気ある雰囲気を高めています。
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イギリスでは、大聖堂のある街は、規模や人口の高さに関わらず、大抵「市」に制定されています。これは自動的にそうなるのかと思っていたら(P太も)、申請して承認される必要があるそうです。ロチェスターは、大聖堂があっても「市」の申請をしていない「町」のままの、国内で数少ない例外の一つです。
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でも中世のお城も大聖堂もあり、おまけに港町の雰囲気で、人気の観光地なのは確かです。ハイストリートには、飲食店やギフト・ショップがいっぱい。今はそう言う街は、イギリス中何処でも中国からの観光客が居るのに、ここでは一人も見ないことに、P太は結構驚いていました(日本人は見ましたが)。
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この生地屋さんは、中々のセンス&セレクトの良さ。手芸小物&パッチワーク用の薄手コットン・プリント生地がイギリスで高価なのは、大抵がアメリカや日本からの輸入品だからのようです。ここで、イギリスとしては大変お得な価格の、結構役に立ちそうなコットン・プリントの端切れを幾つか買いました。
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御当地グルメなんて滅多に期待出来ないイギリスですが、例外は地元産の新鮮なアイスクリーム位。折りしもその日は絶好のアイスクリーム日和だったので、食べずには居られませんでした。P太は「ハニカム味」、私は「ストロベリー&クリーム」を選択。これが…、イギリスでベストに入る位美味でした。ストロベリーはジューシィでクリーミィ、ハニカム味は、砂糖の甘さではなく、本物の蜂蜜の風味がしっかりして驚きです。
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この青い看板の、「SOLLEY」と言うケント州のアイスクリーム・メーカーです。しっかり記憶せねば。
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やっぱりロチェスターには、市外壁が残っていました。昔は城塞都市だったようです。しかし前と違って、今城壁を見ると真っ先に想像するのは、これじゃあ5m級でも入って来ちゃうな…と言うこと。
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かつてギルドホールだった建物は、現在博物館になっています。
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その前にある古風なポスト。現役のようです。イギリスで緑色のポストは珍しい、かつ美しいフォルムです。
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城の近くの、色ガラスが美しい、優雅で印象的な大きな家。今は事務所かアパートになっているようです。
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城や大聖堂を見学出来たので、期待した通り前回よりもずっと町が充実して見えました、快晴の天気と美味しいアイスクリームが、更に町の印象を良くしているのは、言うまでもありません(笑)。
  
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by piyoyonyon | 2015-08-22 15:26 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ノルマン様式の城の見本、ロチェスター城

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もしイングリッシュ・ヘリテイジ(EH)の年会員になったら、前から見てみたいと思っていた有料の場所の一つが、このケント州の「Rochester Castle ロチェスター城」です。英国内のノルマン時代の城砦の中では、最も良い保存状態で残る見本と言われています。この町自体には、10年近く前に一度訪れたことがありますが、城は例に寄ってEHの入場料が高く、外側から眺めるだけで内部には入りませんでした。
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孤高なお姿に見えますが、実は立地は現在の町の中心のすぐ側。城中以外は入場無料で、城壁内は公園になっています。この空堀部分は、かつて墓地だったことがあるらしく、城壁に墓石が並べられています。
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基本的に角にそれぞれ塔を持つ四角柱のフォルムで、外壁はほぼ完璧に残っています。
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しかし実は、中は見事にがらんどう! 石造りの部分のみが残り、木の床や壁は、すっかりなくなってしまっています。
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でも石造建築物の構造としては、返ってこのほうが分かり易いのかも。
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この横一列に並んだ穴に、かつては床板が嵌め込まれていたようです。
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塔の中の螺旋階段と、分厚い壁の中の通路と通って上階を目指すことが出来ます。
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内部は、中央が石の壁で区切られ、縦割りに2ブロックになっています。
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何だか「マインクラフト」のよう。
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その中央を仕切る壁に、井戸らしきものが嵌め込まれているのが、初めて見る面白い構造だと思いました。
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その上はこうなっていまして、どの階からも水を汲み上げることが可能だったのかも知れません。
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少し横ちょに外れて、ここ元礼拝堂は、現在資料室になっています。
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当時の様子を再現した模型やジジオラマを見ると、遺跡は一層興味深くなります。
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今気付きましたが、左上の女性の表情が面白い…。
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上から覗くと、こんな感じ。かなり深い四角い箱状態です。
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えっちら登って、とうとう最上階に到着。
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中世のお城は、軍事的に眺望の利く立地に築く必要があったので、ここからの眺めは当然抜群です。
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こちらは、ロチェスターのもう一つのシンボル大聖堂。その背後に、ロチェスターの街並みが。
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River Medway メッドウェイ川は、この河口近くでは川幅が広く、潮の満ち引きもあり、ほとんど海と同じです。対岸は、「Strood」と言う別の町。
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川の真ん中に、サビサビの潜水艦が浮かんでいます。
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吹き抜け状態になっている城の中央空間の上には、鳩除けの網が張られていますが、「あくまで鳥除けで強度はないので人間は乗るな」の張り紙がありました。トランポリンと勘違いする、勇敢なバカが居るようです。
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以前は廃城にしては入場料が高いなあと思っていましたが、実際には、見るところの多い大変充実した遺跡で、払う価値は十分あると分かりました(払ってないけど)。当初は義母も連れて来ようかと考えていましたが、磨り減って不均一な高さの石段の、狭く急な螺旋階段の昇り降りが多過ぎて、どうやらお年寄りには無理そうです。遺跡や旧跡を回るのは、足腰が丈夫なうちに貪欲に行わねば~と肝に銘じました。
  
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by piyoyonyon | 2015-08-20 15:38 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

セブン・シスターズでの夕食

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イーストボーンを去る時、丁度夕暮れ時だったので、どうせなら「Beachy Head ビーチィ・ヘッド」や「Seven Sisters セブン・シスターズ」を回って帰ろうと言う事になりました。これらは、チョーク質の白亜の絶壁の景勝地で、朝日や夕日に照らされた眺めは特に印象的だからです。
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これがビーチィ・ヘッドと呼ばれる岬。相変わらず、「突然地面が終る」と言った見事な崖っぷりです。
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崖注意の看板が所々に立っているだけで、柵はなく、好きなだけ端に近付いて良い(あくまで自己責任で)ことになっています。おまけに脆いチョークだから、とても崩れ易いのです。
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こんな先まで、どんなに勇気のある人が歩いたのでしょうか。考えるだけで、足が竦みます。
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ここから、崖はそのままセブン・シスターズに繋がっています。セブン・シスターズへのアクセスは、最寄の駐車場やバス停から徒歩約30分の「Cuckmere Haven カックメア・ヘヴン」と、駐車場から階段を下りてすぐに行ける「Birling Gap バーリング・ギャップ」の二通りが一般的です。
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そして丁度、この車に遭遇。何の車かと言いますと、この辺りは自殺の名所なので、それを阻止する為、ボランティアの人々が、自殺しそうな人を説得して回っているのです。昼メシ時に自殺したい人は少ないはずで、やはり早朝と夕暮れに多いだろうから、こうして毎朝夕パトロールしている訳です。
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この日は、丁度食料の買出し前で、家に食べ物がほとんど残っておらず、夕食は一体どうしよう?と話していたところでした。この時点で、大体午後八時。突然P太が、「そうだ、この近くにはあの店があるじゃないか!」と閃きました。あの店とは、カックメア・へヴンの「Golden Galleon ゴールデン・ガロン」と言う人気のパブです。私達もお気に入りで、何度か友達を連れて来たこともありました。
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この店に来るのは1、2年ぶりでしたが、何と店の名前が「Cuckmere Inn カックメア・イン」に変わっていました。他のお客さんの中にも、「ゴールデン・ガロンじゃなくなったんだね」と話していた人が居たのが聞こえたので、割と最近変わったようです。名前だけでなく、多分経営自体も変わったはずで、はたして以前と同じレベルの料理が味わえるのか??と、少々不安でした。
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P太が選んだメインの料理は、「豚バラ肉巻き」。基本的に薄切り肉が一般流通してしない為、肉巻き自体がイギリスではかなり珍しいのです。これは、ピスタチオとアプリコットが巻かれています。脂身と肉のバランスが絶妙で、柔らかくジューシィでとても美味しかったそうです。付け合せは、レモン風味のポテト、季節の野菜、ブラック・プディングと辛目のソース。
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一方、私は「ハルーミのフライとチップス(揚げイモ)」を注文。言わば、「フィッシュ&チップス」のベジタリアン版です。Halloum ハルーミ(ハルミ)は、キプロスや地中海東部沿岸で食される、ヤギの乳から作られた生チーズで、モッツァレラをずっと硬くしたようなもの。熱っしても解けず、きゅこきゅこした独特の食感が楽しめます。イギリスでもBBQやグリルするのが人気ですが、フライ(と言うか天ぷら)なんて初めて聞きました。
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とてもシンプルな料理ですが、衣にはエールが入っていて、凄く味わい深い! チップスも、今まで食べたチップスの中で最高位に美味しく、「チップスの芸術品」とさえ思いました。フィッシュ&チップスには御馴染みの付け合わせ「マッシィ・ピー(潰したグリーン・ピース)」にしても、キュウリのピクルスが混じっているから、一味も二味も違います。全体的に、素材の味を最大限に引き出した、繊細なギリギリの薄味で、レベルの高さが感じられました。…思い出す度に、また食べたくなります(笑)。
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既に相当お腹いっぱいでしたが、二人でシェア用のデザートの盛り合わせの魅力には逆らえず、注文することに。運んで来たウェイトレスさんが、「これを食べたら、お腹空いたなんてもう絶対言えないわよ~」と、自信たっぷりに言う程のボリュームです。
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まず、「ピーナッツ・バターとチョコのチーズ・ケーキ」。P太の大好物のピーナッツ・バターとチーズ・ケーキの組み合わせですから、感激していました。想像通り、こってり濃厚なお味。
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それと、「ベルギー・チョコレートのブラウニー、ヴァニラ・アイスクリーム添え」「昔ながらのシェリーのトライフル」「苺とブラック・ベリーのイートン・メス」。イートン・メスは、その名の通り有名なイートン校発祥のデザートで(ランシング・メスと言うのもあるらしい)、普通はホイップ・クリームにベリー類とメレンゲを入れます。でも、これにはホイップ・クリームにギリシャ風ヨーグルトとローズヒップ・シロップが混じっているから、まったり甘ったるくなく、爽やかな酸味があります。私は、イートン・メスが一番気に入りました。
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イギリスのデザートは、大抵大き過ぎて、終盤には飽きて来ることが多いから、この色んな味を少しずつ楽しめる盛り合わせは、一人ずつデザートを注文するより、選んで正解です。結果的には、「ゴールデン・ガロン」の時よりも、更に独特のメニューが増え、質も一層向上したと感じ大満足でした。
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by piyoyonyon | 2015-08-09 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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