カテゴリ:旅行・お散歩( 199 )

英国中部一大きいブラックリーのアンティーク・モール 2

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今年のお誕生日のお出掛けには、うちから行くにはちと遠い、ノーサンプシャーの南端の町Brackley ブラックリーの、イギリス中部一大きいと言われるアンティーク・モール「Brackley Antique Cellar」を訪れることにしました。(写真は、町内の元消防署の建物を利用したカフェ。文字が燃えています!)
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ストールに寄って、それぞれ店主(契約者)の好みが出て、様々な専門・特徴があるのは、何処のアンティーク・モールも同じです。
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でもここの幾つかのストールは、かなり徹底していました。例えばここは、アール・デコ専門。
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これら陶器のオレンジ色の絵具や黄色い釉薬には、ウラン入りもあるのに違いありません。
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絵になる見事な陳列ぶりの、ブルー・ウィロー等の藍色の絵付け陶器中心のストール。
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正直この手の陶器自体には余り興味はありませんが、唯一このデルフトっぽいボウルは結構好きかも。
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ミリタリー専門店。軍モノは、常に根強い人気があります。マネキンまで居て、まるで店舗を模っているみたい(…店舗なんだけど)。
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ここは、言わば「ハンガーフォード・アーケード」内の「The Junk Shop」に似た、新旧お構いナシのガラクタを、何でもチャリティショップ並みの価格で売るストール。ここでお宝を見つけ出せればお買い得だったのですが、生憎ビンテージと呼べる程古い物は、余り見当たりませんでした。
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このモールの中では、ここが一番インパクト大でした。ストール全体が昔の店舗を表しており、まるで博物館のような完成度。梁からぶら下がっているのも、昔の商店の品札です。
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古い瓶は、陶器もガラス製も人気があります。ヴィクトリア時代のゴミ捨て場から、掘り出して見付けて来る場合もあると言うのを、以前テレビで見たことがあります。
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古いホーロー看板は、古物番組で常に高値で取り引きされます。
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昔の電話機も、コレクタブルズ・アイテム(…場所取るだろうな~)。
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何気ない日用雑貨の紙製のパッケージでも、昔の物には味わい深さが。
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イギリスを代表するチョコレート・メーカー「カドバリー」の、多分デコ時代のパッケージ。 
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やはりアンティーク・モールは、眺めるだけでも十分楽しい所です。買うお目当てが何かあったら、楽しさ倍増。…記事は、まだまだしつこく続きます(笑)。
 



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by piyoyonyon | 2017-04-04 15:25 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

英国中部一大きいブラックリーのアンティーク・モール 1

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今年の私の誕生日は、平日だったし、天気も悪かったので、夫婦で出掛けるのは週末に先延ばししました。その週末も、霧が深くて天気はパッとしませんでしたが、一番の目的を「イギリス中部一大きいアンティーク・モールへ行くこと」に決めたので、余り天気に関係なくオッケーと言うことにしました。
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その目的のアンティーク・モールは、このノーサンプシャーのほぼ南端の「Brackley ブラックリー」と言う町にあります。スーパー・マーケット「Waitrose ウェイトローズ」と同じ敷地内にあると聞いていましたが…、
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…「Brackley Antique Cellar」の名前の通り、実際にはスーパーの地下(cellarは地下倉庫の意味)まるごとでした。入り口は裏側に。
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中に入ると、むむっ、これは確かに広い! 
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スーパーとの共有駐車場に最長2時間半までと言う時間制限があり、それまでに全部見終われるかなあ?と心配する程の広さです。
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通路が広めにとられ、アンティーク・モールとしては照明が明るめなのはマル。特に入り組んだ古い建物のモールなんかだと、狭いよ暗いよ(by面堂終太郎)って所が多いので。
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入り口から向かって右奥は、中二階のように一段高くなっています。
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家具ギャラリーって書いてあるけど、実際には売られているのは家具だけでなく、その合間に食器・小物等もならんでいます。
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ステンシル&吹き付けの絵付けの、多分アール・デコ時代の陶器の洗面セット。
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シート部分のニードル・ポイントの花模様が可愛い、ハイバックのシンプルな椅子。
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この肘掛け付き椅子のシートは、張り替えてあるように見えます。50年代調の仔猫柄のクッションに目が留まりました。
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青い地に真っ赤なバラが鮮やかな、イギリスらしいデザインの缶。
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こちらは、これまたイギリスに結構多いクロスステッチ風模様の缶。
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左奥には、ティー・ルームが在ります。更にその奥に、中二階になった売り場があります。
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鳥柄が結構愛らしい、手描きの絵付けのティー・セット。
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蓋にキノコや葱等のレリーフが張り付いたキャセロール。他の野菜に比べてキノコが巨大なのは、キノコが取っ手になっている為ののようです。どちらにしても、使いにくそうだ(笑)。
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60~70年代の生地のドレスを着た、手作りらしきテディ・ベア。
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手作りかも知れない、良い味出ている「おもちゃの国のノディ」の木製の玩具。
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今まで見たことのない、中々可愛い型押しフェルトの顔のお人形。今も続く「Chad Valley」と言うイギリスの玩具メーカーの、1930年代の製品だそうです。にしては、状態が凄く綺麗。後ろは、イギリスの有名なテディベア・メーカー、メリーソート社のチーキー・ベアのペアです。
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ロシアのティー・コジー小母さん。
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昔のレースの見本帳です。一冊2ポンドで、人形の服作りには十分役立つ分量だし、マジで買おうかと考えていました。
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こちらのストールでは、中々良さげなビンテージ布の端切れが売られていました。…毎度ながら記事が長くなって来たので、続きはまた後で。
 




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by piyoyonyon | 2017-04-03 15:34 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

森の中のワース教会

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イギリスで貴重なサクソン教会の多くは、今は時代に取り残されたような意外な場所にあります。この「Worth Church ワース教会」もそんな一つで、ガトウィック空港の南のCrawley クローリーと言う町の外れの普通の住宅街に、結構いきなり現れます。
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教会の入り口には、日本の寺院の山門のような門があります。
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そして教会は、墓地、更に林に囲まれています。この林は、かつては「St. Leonards Forest 聖レオナルドの森」の一部だったと思われます。長閑で平穏そのものの場所に見えますが、今や周囲はすっかり住宅地に開発され、また空港や高速道路も近い為、実際には静かとは言い難いロケーションです。
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ここは元々は「ワース村」でしたが、今はクローリーに吸収合併されています。クローリーは戦後発展した味気ない新興の町なのに対し、ワース自体は歴史が古く、今でも結構瀟洒なお屋敷街で、住民は誇りが高いらしく、クローリーとは別個に「ワース」と名乗ることを好むようです。
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正式名称を、「St. Nicolas’ Church 聖ニコラス教会」と言います。「サクソン教会」または「アングロ・サクソン教会」と呼ばれる物は、起源をアングロ・サクソン時代(5世紀から1066年のノルマン征服まで)に持つだけで、実際には建物の大部分は後世に改増築された場合が多く、サクソン時代の建造物を多く残す本当のサクソン教会は、イギリス中に20~30しか残っていないようです。その点この教会は、非常に貴重な真のサクソン教会で、ウィキの「イギリスで最も古い建物のリスト」にも掲載され、国内の現役で使い続けられている教会としては11番目に古く、恐らく東西両セックス州の現存する教区教会としては最古、南東部全体でも最も古い教会の一つと考えられます。
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教会は、紀元950年に建てられたと言われています。その後のノルマン時代に、ウィリアム征服王の娘婿William de Warenneにこの地一帯が与えられて以来、代々彼の一族の庇護を受けて発展したようです。
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この窓は、典型的なサクソン様式。身廊の天井に近い上部にあるのは、珍しいそうです。
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この北側の塔と、反対側の南側の木製ポーチのみは、19世紀に建てられた比較的新しい建築物です。
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12月だったのに、墓地では寒桜か何かが咲いていました。
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一昔前のイギリス人は、墓石を安定良く立てる習慣、または技術がなかったらしく、古い墓石の多くは大きく傾いていて、イギリスの墓地は概ねゾンビ映画の撮影が出来そうな荒れた状態に見えます。フィンランド人の義母に言わせると、イギリスの墓地の無整頓ぶりは見苦しいそうです。墓地不足なのは日本同様ですが、御覧の通り一区画の境界線すらない場合がほとんどで、土地を無駄に使っているような気がします。墓地の中には、時折ケルト十字型も見掛けます。先祖がケルト系(スコットランド人、ウェールズ人、アイルランド人、コーンウォール人等)だからなのかは分かりません。
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こちらの木の周りは、死産した子供達の墓標を集めた場所。ここ10年以内の物ばかりで、今でも死産は多いのだなと思いました。
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中に入ってみましょう。綺麗に明るく改装されていて、一見そんなに歴史の古い教会とは気付けません。奥の内陣手前のアーチは、現存するサクソン時代の教会のアーチとしては、国内最大級の物。
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村の教会としては相当立派な、パイプ・オルガンもあります。元は、身廊北側の壁に設置されて、もっとパイプが長かったそうです。
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この非常に背の高い狭いアーチは、身廊の両側に付いていて、元は全て外側に開いていたそうです。用途は今だはっきりせず、一説に寄ると、もしかしたら馬に乗ったまま教会に礼拝し、そのまま反対側から出て行く為の出入り口だったんじゃないかと(…そんなの失敬じゃないのか?)。
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サクソンやノルマンの教会建築は、何故か壁に不可解な窪みの開いていることが多く、元々は十字架等を祭る祠だったのかも知れませんが、今は教会側や信者に寄って、大抵ディスプレイ・スペースになっています。
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13世紀の石製の洗礼盤。実は、それぞれ側面の彫刻のデザインが異なります。
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内陣・祭壇部分。クリスマス時期だったので、ツリーが飾られていました。
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極力小さく取られた窓が、ゴシック以前の教会建築の特徴を伝えています。1870年に火災に遭った為、木製の天井はヴィクトリア時代に葺き替えられました。
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クリスマス時期だったから、nativity=キリスト降誕の場面を描いたミニチュア・モデルも展示されていました。これは陶器製のようです。
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南礼拝堂には、大変古めかしいチェストが。念の為、棺桶ではありません。17世紀初頭の物で、当時大変貴重だった紅茶葉を保管しておく為のチェストだったと言われています。
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その横にも、アンティークのチェスト。上に積み上げられた、中途半端に古臭いスーツ・ケースのほうが気になります(笑)。
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北礼拝堂の窓のステンドグラスは、この教会で最古の物(12世紀)。
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身廊南側のステンドグラス。
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こちらの内陣南側のステンドグラスは、キリスト教の三元徳の内、「信仰」とそれを象徴する十字架、「希望」とそれを象徴する碇、の二つを描いた物。残り一つの「慈愛」は、何故かナシ。
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贅を尽くして権威を誇った有名な大聖堂も勿論面白いけれど、海外の旅行ガイドブックには決して紹介されないような、実際訪れてみない限り興味すら沸かない、小さく地味な古い教会の特徴や歴史も、やはり非常に面白いと感じました。今後も機会がある限り、サクソン教会を訪れてみたいと思います。
 



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by piyoyonyon | 2017-03-31 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ロイヤル・レゴ・ファミリー

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パスポート申請でロンドンに行った折、リージェント通りの玩具のデパート「Hamley’s ハムレイズ」にも、ちょこっとだけ寄りました。
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その店に、ほとんどレゴ専門の階があり、吹き抜けからこんな物が覗いていました。ほぼ等身大です。こんな大きな物を根気良く上手く組み立てたと感心するし、何よりちゃんと似ています。この背後には、実物大のイギリスの赤い電話ボックスも、レゴで制作されていました。一応説明すると、2011年のロイヤル・ウェディングの様子でして、左からケンブリッジ公夫人(キャサリン妃)、ケンブリッジ公(ウィリアム王子)、チャールズ皇太子、ハリー王子です。はっきり言って人気の少ない、コーンウォール公夫人(カーミラ)とエディンバラ公(フィリップ殿下)はハブ。…ん?肝心のエリザベス女王の姿も見えないんですけど?
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女王陛下は、別個におわしました。玉座も背景のユニオン・ジャックも、全部レゴ製で力作です。しかし、この店で特に興味を引いたのは、このレゴ・モデル達だけ位で、平日でそれ程混んでいなかったこともあり、デモストレーションする店員達の、子供相手のテンション高い声だけが、やたら空しく店内に響き渡っていました(笑)。そもそも、イギリスならではの商品がそれ程ないし、レゴにしてもデンマークのメーカーだし、この店ならではの品揃えも特に感じられず、やはり原宿キディランドのほうがずっと面白いとは思いました。
 




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by piyoyonyon | 2017-03-26 15:31 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

コヴェント・ガーデンのアンティーク・マーケット

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パスポートを更新しなければならなくて、久々~にロンドンへ行きました。うちから電車でのアクセス自体は、田無~新宿間並みに簡単なんですけど、運賃がまるで違う! 時間帯を選ばない一日使用出来る切符だと、新幹線で東京から実家に帰れるのに近い値段。おまけに、ロンドンの大気汚染が本当にひどくて(長年東京に住んでいた私にとっても)、行く度にマジで病気になるので、正直言ってイヤイヤ行きました。切符は、一番安い「スーパー・オフピーク」と言うのを選びました。これは、大体10時から4時までの空いている時間帯だけ(※時間は地域に寄る)使用できる切符で、それでも往復+ロンドン周遊券込みで2000円以上します。6時間しか滞在出来ない訳ですが、日本大使館の旅券課でそう待たされることはないし、好きでロンドンに行く訳じゃないから十分です。それでも高い交通費で行ったついでなので、大使館で申請した後、コヴェント・ガーデンで毎週月曜日に開催されるアンティーク・マーケットに立ち寄ってみました。
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ロンドンの中でも、特に観光客率の高い場所で、いつも大道芸人&その観客でいっぱい。
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この吹き抜けの地下では、いつ来ても室内楽(室内じゃないけど)の生演奏が行われています。曲目は、何十年経っても「主よ、人の望みの喜びよ」「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、ヴィヴァルディの「四季」、パッヘルベルの「カノン」ばかり…。
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この辺の飲食店は特に割高なので、貧乏な学生旅行者達は、テイクアウトでベンチに座って食事を済ませます。更に貧乏な私は、家から持って来た菓子パンを齧りました(笑)。
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昔からここにある、老舗玩具店「Benjamin Pollock ベンジャミン・ポロック」。目玉商品は、この店オリジナルの紙製組み立て式劇場モデル。
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知育玩具中心ですが、どちらかと言えば、子供よりも大人に嬉しいお洒落な玩具店です。
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しかし、どんどん売り場が小さくなって来ていてショック。
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今の売り場はほんの少ししかなく、ほとんどオリジナルの紙製品と、ドーヴァー社の本位しか売られていません。それでも、なくならずにずっと続けて欲しいと思います。
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コヴェント・ガーデン自体はロンドン観光の人気スポットなのに、ここのアンティーク・マーケットは、ポートベロー程は混んでおらず、結構穴場です。それでも客の半分位は、海外からの観光客ですが。
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屋内の小規模なマーケットなので、家具等の大きな品はほとんどなく、女性的な雑貨小物中心。特にアクセサリー類は品揃え豊富で集中していて、ビンテージ・ジュエリーを探すには便利な場所かも知れません。
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まずこちらの部分は、「Apple Market アップル・マーケット」。
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アンティークとは関係ない、単なる新品のお土産品だけど、それぞれの猫の毛色別に寄る性格の特色が書かれた、結構猫好きには嬉しいブリキの看板。でも「三毛猫=外出好き」とか説明してあり、内容の信憑性は余りないなあ。「赤トラ=腹芸好き」だけは合っていましたが。
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奥の「Jubilee Market ジュビリー・マーケット」は、もっとゴチャゴチャしていて、骨董市らしく見えます。
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今回、ここのアンティーク・マーケットで気付いたことは、アール・デコ時代のフィリグリーのビンテージ・ジュエリーが、かなり豊富に揃っていると言う事です。自分が一層注目するようになったせいもあるのでしょうが、逆に、ここで以前多く見掛けた、60年代ののエナメル花ブローチや、50年代のルーサイトのインタリオは、少なくなったような気がします。そして、ベイクライトのビンテージ・ジュエリーは、概ね大変高価だと言う事。
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写真撮影を禁止しているストールは多く、多分接写したり、商品を手に取ってスナップ撮影したりする観光客が多い為と思われます。かなり遠巻きに、他の客の邪魔にならない程度で撮影しています。
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ビンテージ布専門店。イギリスの古い布製品は、全体的に白い物が多いと思います。
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ウラン・ガラスもちらほら有り。
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このジュエリー専門のストールには、「一つどれでも5ポンド」や、「一つどれでも1ポンド」のジュエリーを販売するコーナーがあります。「一つ1ポンド」では、現代の物も壊れたアクセサリーも玉石混合。ネックレスが相当ぐちゃぐちゃにこんがらがったままなので、どのお客もしつこく粘って発掘する為、中々入り込む隙がありません。頑張って、中々良さな物を見付け出す日本人観光客の親子も見掛けました。
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他にも、ビンテージ・ジュエリーどれでも一つ5ポンド均一のストール、一つどれでも10ポンドのストールなんかがあります。根気良く探せば、結構お買い得な品も見付けられます。
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パスポートは、まず申請して、一週間後に受け取りに来なくてはならないので(イギリスの郵送なんて信用出来なくて紛失が怖い)、再び月曜日にロンドンにやって来ました。で、再びコヴェント・ガーデンに行きました。日本大使館の最寄地下鉄駅から、ピカデリー線で一本なのです。
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この日の朝は相当冷え込んだせいか、前回より出店が少なめでした。
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何だかんだ言っても、今でも結構楽しめるアンティーク・マーケットでした。全部回るのにも、1、2時間あれば十分。スーパー・オフ・ピーク・チケットは、4時15分まで使用可能ですが、鉄道会社「サザンレイル」の運行が今だ不安定で、直前の列車が予定通り発車されるとは限らない為、かなり早めにロンドンを去ることにしました。案の定、その日も数本の列車が突如キャンセルされていたので、正しい判断でした。嗚呼、本当にロンドンは(って言うかイギリスそのものが)、色々面倒臭い場所だ…。
  




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by piyoyonyon | 2017-03-23 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

春のナイマンズ散歩

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先週末、曇天で風が強くて天気はイマイチでしたが、とにかく運動せねば!と言うことで、ナショナルトラストの「Nymans ナイマンズ庭園」にちょっくら行って来ました。今年は植物の成長がとても早く、例年は4、5月に咲く植物でも、既に多くが花開いています。近所の木蓮が満開なので、きっとナイマンズの木蓮も、今頃咲き始めているだろうと気付いたからなのもあります。
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天気は今一どころか、時折霧雨が降っていましたが、駐車場は既に満杯の人気ぶり。ロンドンからアクセス抜群なのが、いつも混んでいる理由の一つです。入り口前の花壇にも、水仙が見事に咲き揃っていました。
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何かのサインなのか、こんなウェリーズ(ゴム長靴)に植物を植えたものが、あちこちに置かれていました。古い長靴を鉢植え代わりに使うのは、イギリスでは定番のアイディア。
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この時期の見所は、まずヘレボラス。
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12月に咲く「クリスマス・ローズ」ではなく、「レンテン・ローズ」のほうです。
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八重のヘレボラスは、華やかで見応えがあります。
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ヘレボラスとラングワート(別名ベツレヘム・セージ)の組み合わせ。
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それから石楠花。イギリスの石楠花は、概ね日本人が驚く程樹木が大きく、花弁も大きいのです。
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見事にボール状に花が集まった石楠花。
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石楠花と水仙。
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そして、期待した通り木蓮(及びコブシの仲間)。
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木蓮も、イギリスのには驚く程大きな花弁の種類があります。
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でも木蓮は、やはり青空を背景にしたほうが絵になりますねえ…。
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背が高過ぎて写真に納まり切れない木蓮が多い中、この木は手頃な大きさで、人気ナンバーワンでした。
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人が居ない時の撮影を狙っていましたが、ひっきりなしに人が集まって来ます。それにしても、今はカメラを持っている人が少ないと、改めて実感しました。皆スマホで撮影しています。
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椿はこの時期終わりかけですが、まだ賑やかに咲いている木も沢山ありました。
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やはり八重の椿は、バラに負けない華やかさ。
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葉が艶やかで濃い緑色なのも、花を際立てています。
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木蓮、椿、石楠花の組み合わせ。全て、酸性土壌を好む樹木です。
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桜も、種類に寄っては満開でした。
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この桜のこんもり具合は、日本のソメイヨノシを思い出させます。
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一方、夏と秋には見事なボーダー花壇は、この時期何も植えられていない寂しい状態。
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ヘザー(エリカ、ヒース)も、寒い季節が見頃です。
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生憎ヘザーが植えられているロック・ガーデンは、冬季の長雨で岩が脆くなっているのか、大部分が立ち入り禁止でした。
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ピンクと白のヘザー、オレンジ色のサンゴミズキ、濃い緑色の針葉樹と、目を奪われるコントラスト。
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春の球根植物では、まず水仙が真っ盛りでした。
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私の庭ではチューリップが咲き始めていますが、ここでは未だでした。うちとそう離れていませんが、農村部なので気温が少し低いのです。
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ミニ・シクラメンは、夏を除いてほぼ通年咲いているような。
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水仙の合間に、バイモが咲いています。
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この牧場脇の並木道沿いには、特に水仙が見事。
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天気は悪いけど、視界は割と良い日で、遠くまで見渡せました。
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ここは一番在り来たりな黄色いラッパ水仙ばかりですが、これだけ群生すると、やはり見応えがあります。
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クロッカスは終盤ですが、クロッカスの紫&藤色と水仙の黄色の組み合わせは、何度見ても飽きません。
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残念な天気の未だ肌寒い日でしたが、思いの他沢山の花を楽しめ、やっぱり来て良かったと思える、春の訪れを確実に感じたナイマンズでの散歩です。
  



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by piyoyonyon | 2017-03-21 15:35 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

ルイスのアンティーク・モール巡り 布小物&手芸用品編

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撮った写真が余りに多くて、小出しに御報告している、アンティークの町Lewes ルイスで出会ったビンテージ。自分でも呆れますが、写真を撮りたい程魅力的な物に沢山出会えると言うのは、嬉しいことだと思います。で、今回は、布小物やボタン等の手芸用品を御紹介します。
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大きな白い「鳥の餌缶(意外にもブレッド缶ではないのだ)」の下に注目。古風な脚付きソーイング・ボックスを、昔の洋服の型紙のパッケージやメジャー・テープでデコパージュしたようです。
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単なるプラスティックのボタンも、昔の製品は良い味が出ています。左の二重の花型が素敵。
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普通のプラスティックの丸いボタンだけど、質感や色合いにニュアンスがあります。アール・デコ期らしい台紙も魅力的で、フランス製のようです。
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写真の手前にある二つは、昔の玩具のミシン。
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これは、何用の棚なのかなあ。中々凝った美しいトール・ペイントです。
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本当に手元にある端切れを、何でも豪快に繋げたようなパッチワーク。トム&ジェリーの布も混じっています。
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一方、イギリスらしいヘキサゴン・パッチワークは、どんな柄を繋げてもカントリーな雰囲気。
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好物のクロシェ・パッチワークの、クッション・カバー。カントリー&ビンテージ・ファンからの人気は根強いらしく、グラニー・ブランケットもそうですが、アンティーク屋では概ねかなり高値で売られています。
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かなり好みの、1950年代らしい器物柄のプリント生地のクッション。もしかしたら元はカーテンとかの布地で、リサイクルしたのかも知れません。
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一方こちらは、1960年代のイギリスらしいスウィンギングな花柄のクッション。
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動物柄子供用プリント生地で張り替えた椅子と、お揃いのクッション。椅子自体も、子供用らしく小さめ。
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私が持っているのとほぼ同じ、クロシェのミニチュア・ドロワーズを発見。タグには人形用の服と書いてありましたが…、実は着せられる作りじゃないんだよね。
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これにちょっと雰囲気が似ている、クロスステッチのサンプラー。同じ時代の図案&制作かも知れません。
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花の刺繍のタグを、沢山集めて額装してあります。このタグは何かと言いますと…、
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「Kensitas cigarette silk flowers」と呼ばれ、元々はこんなカードにセットされていました。なんと、スコットランド製のタバコの付録だったのです。一箱に一枚付いて来たとか。1930年代のアイテムで、植物シリーズの他にも国旗シリーズがあり、現在も人気のコレクタブルズになっています。そのタバコには10本入り、20本入り、50本入りと三種類あり、パッケージの大きさも異なった為、タグも3つのサイズが用意され、一番大きな物は葉書大だったそうです。景品としては随分太っ腹だし、機械刺繍(織り)とは言え美しい仕上がりのタグですが、タバコのメーカーが、それ程多くの女性の購買層を狙っていたと考えると、複雑な思いです。
  





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by piyoyonyon | 2017-03-15 15:26 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ノーリッジでの夕食

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ノーフォークの州都Norwich ノーリッジに出掛けた際、昼食はお弁当を持参して、夕食を現地で取る予定にしていました。が、その日はバレンタイン・デイ。普段バレンタインに外食する習慣がないもんで、ついうっかり忘れていましたが、その日の夜は何処の飲食店もメチャ混みするはずです。余程早い時間に入店しない限り、予約の無い我々は、ディナー難民になってしまう可能性大です。
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まず目を付けたのは、このベルギー料理のお店でした。ベルギー独特の変わったメニューがあるし、手頃な価格のコース料理もあるし、建物自体が素敵。しかし夕食は5時半からで(その時4時半位だった)、それを待っていては、ノーリッジは遠いだけに、帰宅がかなり遅くなってしまいます。
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次に目に入ったのが、このブラッセリーでした。ラッキーなことに、ランチ~早ディナー・タイムが7時まであります。しかも、2コース11ポンド、3コース14ポンドと、イギリスとしては手頃なお値段。ランチ・メニューは、前菜、メイン、デザートのそれぞれ5種類位からしか選べませんが、何せフランス料理なので、どれもイギリスのパブ・メニューとは異なり、在り来たりでなく美味しそうでした。…ここに決定。
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私達は、それぞれ2コースずつを注文して、一人が前菜を、もう一人がデザートを選び、どちらもシェアする、いつもの手を取りました。その位の量が、いつも私達には丁度良いのです。前菜として選んだのが、「croquette de porc」、つまりポークのコロッケです。で、出て来たのがこれ。一口食べてみて、余りの洗練された美味しさ&新鮮さに、まるで殴られたようにガツーンと来ましたね(笑)。コロッケがこんなにお洒落になるなんて。パン粉が細かい為に余り油っこくない、しかも揚げ焼けしてあるクロケットに、ポーチド・エッグとオランディーズ・ソースが掛かり、つまりコロッケのエッグ・ベネディクト風なんです。更に、クロケットに入っている豚肉は、定番の挽肉ではなく、煮込んでポロポロに解したような豚肉で、言わばプルド・ポークみたい。それがふんだんに入っているのに、クロケット自体の味わいは、割とあっさりしているのです。
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次に主菜として、私は初めフレンチ・フライ付きムール貝を注文するつもりでしたが、ムール貝が切れてしまったとのことで、「スモーク・トゥールーズ・ソーセージのル・ピュイ産レンズ豆煮込み付き」を選びました。トゥールーズ・ソーセージは、肉の旨みたっぷりの、フランスを代表する美味しいソーセージだそうで、パリッと焼いてあり美味。イギリスのソーセージでは、絶対こうは調理出来ません。ル・ピュイ産のレンズ豆は、レンズ豆の最高ブランドだそうで(全部後調べ)、これを食べると他のレンズ豆を受け付けられなくなるとか。ほっくり軟らかく煮てあり、かなり塩辛いソーセージに対して、良い塩梅の滋味深い味わいでした。元々レンズ豆は好きなんですが、我が家では食べる機会はありません。何故なら、P太が嫌っているもんで。ニンジンには歯応えが残り、白いソースには、ほんのりホース・ラディッシュが利いていました。
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一方P太の選んだ主菜は、フランス料理としては御馴染みの「coq au vin コック・オウ・ヴァン」、つまり鶏肉の赤ワイン煮込みでした。ほとんどチキンのトマト煮の義母のコック・オウ・ヴァンとは異なり(それはそれで美味しいんですけど)、赤ワインの風味がしっかりし、タイム等のハーブが芳しい大人の味わいです。骨付きチキンは、勿論柔らか~く煮込んであり、肉離れが抜群。付け合せのとろとろクリーミーなチャイブ入りマッシュ・ポテトと一緒に食べると、一層美味でした。
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最後に我々がデザートに選んだのは、「crème caramel」。見た目通り、日本の美味しいパティシエで食べられるようなプリンそのものです。非常に滑らかでミルキーで、幸せをしみじみ感じる味でした。今までてっきりプリンって、「カスタード・プディング」とか呼ばれるイギリスのデザートが元で、それが日本に伝わったものだと勝手に思っていましたが、この通り起源はフランスで、イギリスでもフランス語で呼ばれるそうです。
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結果的に、大正解&大満足の夕食でした。さすがに人気のお店らしく、その晩は予約でいっぱいで、私達より少し遅く来店した予約無しのお客は皆断られていたから、我々はとてもラッキーでした。しかし、コスパ抜群の夕食と喜んでいたのも束の間、…公営駐車場の料金が物凄く高く付いてしまいました~。
  




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by piyoyonyon | 2017-03-11 15:26 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ノーリッジでアンティーク・ショップ巡り

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バレンタイン・デイのお出掛けにNorwich ノーリッジを選んだのは、街の雰囲気が魅力的だからだけでなく、アンティーク・モールがあるのを憶えていたからです。何せ、ウラン・ガラスに興味を持つようになって以来、何処かに出掛ける度に、「其処ってアンティーク・モールある?」と聞いてくるP太です(…以前の彼からは想像出来ん)。午後1時近くにノーリッジに到着し、唯一空きのあったデパート「ジョン・ルイス」付属の公営駐車場に車を止めましたが、偶然デパートの正面に、アンティーク・モールがあるのをいきなり発見。
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このモール、「All Saints Antique Centre & Tea Room オール・セインツ・アンティーク・センター&ティー・ルーム」と言い、見た目通り元教会の建物です。入り口の周囲には、墓地が残ったまま。最早お参りする家族の居ない、古い無縁仏(仏とは絶対呼ばないなあ)とかなんでしょうか??
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内部は、こんな感じになっています。左側は人気のティー・ルームになっていて、丁度お昼時だったので、サンドウィッチ等をテイクアウトするサラリーマン達も見掛けました。
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古着専門のストール。メンズも割と多数。
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ビンテージ・バッグや靴もあります。
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ここがかつての祭壇部分。何だか、実際人が住んでいそうですね。
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ティー・ルームが多くの面積を占めるせいか、建物の大きさの割に、品物は少な目に感じました。
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自然光では無色透明のグラスなのですが、ブラック・ライトを当てると、幾つかは緑色に発光します。
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中々可愛い顔の、ロシアの民族衣装のソフビ人形。多分、ティーコジーになっています。
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またノーリッジには、ビンテージ屋にしか見えないチャリティショップが幾つかありました。このチャリティ屋は、地下がビンテージ専門に。
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でも家具中心で、しかもビンテージっつうか…、右奥のスーパーマンのぱんつを履いた足型のライト・スタンド、飾るヤツの顔が見たい(笑)。「Mr.レディMr.マダム(原題:La Cage aux Folles)」の映画に登場する、尻型の花瓶を思い出しました(笑)。
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このお洒落なビンテージ・ドレス屋も、全体的にお値段安めと思ったら、実はチャリティショップでした。中には、一着2ポンドのコーナーも。
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雑貨も多少売られていて、古着に合わせて50~70年代のレトロ物ばかり。
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大聖堂正面の、幽霊が出ると言われる迫力の傾いた建物のアンティーク・モールは、残念ながらなくなっていて、今はファンクション・ルームか何かに替わっていました。
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中に入っていないけど、とあるアンティーク・ショップのショーウィンドウ。自分の持っている物が幾つか見えます。左のチェコの針セットなんて、12ポンドもします。
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こちらも同じお店。奥に、ウラン・ガラスらしきものが、チラッと見えました。
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最後に、「オール・セインツ・アンティーク・センター」で紹介されていた、姉妹店「St. Gregory’s Antiques & Collectables セイント・グレゴリーズ・アンティークス&コレクタブルズ」を訪れました。こちらも、御覧の通り元教会の建物です。
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ノーリッジには、本当に教会がいっぱい。4、5件毎にあるんじゃないかと思える程です。しかし現在、毎週日曜日に教会へは通う信者は、イギリスのキリスト教徒の1割のみ。当然多くの教会が余剰・閉鎖となり、ノーリッジの教会の幾つかも、カフェやギャラリー、博物館など別な施設として再利用されています。
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エントランス・ホールからして、結構規模の大きな教会のようです。
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今までも何度か、元教会のアンティーク・モールは見て来ましたが、これ程教会らしさが残っている建物は初めてで圧倒されました。特に、高い木製の天井が迫力。
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「オール・セインツ」は、内部の1/4位がティー・ルームで、商品もやや疎らに見えたのに対し、こちらは品揃えが充実しています。
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中々魅力的なビンテージ・ジュエリーが揃ったストール。特に、中央の青いフリンジ式のアール・ヌーヴォーのネックレスが素敵。
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中央のエジプシャンなネックレスは、典型的なアール・デコ時代の流行のデザイン。
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手前のマイクロ・モザイクのブローチは、かなり古くて繊細で価値が高そう。32ポンドかあ…。
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中央やや右のフリンジ付きの大き目のブローチ、姉に上げたのと同じだ! …よ、45ポンド?
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クヌギのエナメルのブローチは、結構私好みです。チロリアン・ジャケットなんかに似合いそう。
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白いパール加工の樹脂製の花のブローチが可憐。ビンテージ・ジュエリーって、こうやってクッションにまとめて留めると素敵ですよね。
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時代を感じさせるマキシ丈の、とても長~いスカートでした。柄だけ撮影。
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ちょっと東洋っぽい刺繍の、口金が中々魅力的なビンテージ・バッグ。
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一方こちらは、西洋人が考えたエセ・オリエンタルらしい図案のポーチ。でもビーズ刺繍自体は、眩暈がする程の細かさです。
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主祭壇部分のステンドグラスは、相当見応えあります。ステンドグラスは比較的新しい19世紀頃の物だと思いますが、教会自体は、元々14世紀に建てられた、今でも歴史的建造物一級指定の由緒ある建物です。
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その脇のパイプオルガンにも、美しい装飾が施されています。
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その横には、大理石の墓碑(記念碑)が。キリスト教においては、屋外の墓石もそうですが、伝統的にドクロのモチーフが良く使われます。多分「memento mori=死を思え(どんな人間も必ず死ぬことを忘れるな)」って宗教的な意味があるんでしょうが、見て余り嬉しいもんじゃあないですね。
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祭壇の横に、「crypt クリプト、行ってみな~い?」とのサインが。入り口はまるでバーみたいなんですけど、クリプト、すなわち教会や大聖堂の地下室です。礼拝堂や遺体安置所、納骨堂、墓所として使用されます。
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クリプト内部は、まず一段だけ低くなって、こんな風になっていました。
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ここにも、小ぶりですが美しいステンドグラスが。
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更に奥の祭壇の真下部分に、一段深くなった小部屋があります。…ひえ~、ここ、かつては骨でいっぱいだったとかじゃないんですか?? 配置的にも、ハイスの骸骨教会のクリプトにそっくりなんですけど。
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もしかして、写ってはならぬモノが写っているんじゃないかと、結構ドキドキしながらシャッターを切りました。
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しかし、安っちいセクシ~・サンタの衣装が、そんな不安をぶっ飛ばしてくれます(笑)。
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もう一方の主祭壇脇には、礼拝堂が。ここのステンドグラスも素敵です。手前のコスメ・セットの一部のウラン・ガラスのキャンドル・スタンドは、私達が持っているものと同じ。
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中央奥の箱入り民族衣装の人形、「ダンス人形」ってのが気になります。一体どんな風に踊るのか?
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会計カウンターの脇にも、見事な壁画が。結構古そう。教会名が「St.Gregory’s」なだけに、モチーフはイングランドの守護聖人、聖グレゴリウスでしょうか。
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床は、今はほとんどの部分が板敷きに改装されていますが、その床板の下には、多分こんな墓碑が沢山嵌め込まれたままだと思います…。
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何故か「進撃の巨人」のコミックス(英語版)も売られていて、ここのモールは色んな意味で楽しめました。例えアンティークに興味がなくとも、教会建築として一見の価値があります。
  




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by piyoyonyon | 2017-03-09 18:21 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ノーリッジでバレンタイン・デート

2月の初旬、天気が悪くて、フリマにすら出掛けられない週末が続きました。フラストレーションの溜まったP太が、もしバレンタイン・デイに天気が良かったら、有給を取って一日出掛けようと言い出しました。その日の予報を調べると、ここ南東部の天気は余り良くないものの、イースト・アングリア地方なら良好とのこと。そこで、ノーフォークの州都Norwich ノーリッジ(ノリッチ、ノリッジとも)を久々に訪れることにしました。
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イースト・アングリアは地理的に孤立していて、全体的に交通の便が余り良くない上に、我が家からノーリッジは「東京~実家」以上の距離があります。9時に出発して、途中で昼食休憩し、結局到着したのは1時近く。それでもノーリッジに行きたいと思ったのは(勿論天気の都合もありますが)、以前訪れた際、大聖堂都市で城下町でもあるこの街が、とても気に入ったからです。…期待した通り、お天気は抜群の良さでした。
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前回訪れたのは、もう7、8年前。やはり、街のあちこちが変わっていました。小さな広場に、いきなり巨大脳ミソが。…う~ん、何処から突っ込んで良いのか分かりません。
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古風な教会と、非常にモダンな建物のコントラストが凄まじい。
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この建物は、近年建てられたショッピング・モールのようです。中には入っていませんが、まるで宇宙船のようで、ノーリッジで特に異質に見えました。
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市役所広場。市役所自体はそう古くない建物のようですが、役所前がこんなに気持ち良く広々としているのは、イギリスでは結構珍しいかも知れません。何処でも役所周辺は街のヘソであるはずなのに、見苦しい駐車場になっている場合がイギリスでは多いので。
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その脇に立つ、非常に貴重な六角柱の郵便ポスト。「RV」のイニシャルが読みにくいのですが、19世紀のヴィクトリア女王治世時の物で、英国最古のタイプだそうです。
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広場の一段低い場所は、市場になっていて、カラフルな屋根の小屋(もしかして本当に元は浜辺小屋用の建物かも)が並びます。
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この市場で売られている品物は、古本や古着も若干あるけど、アジアの食品系が一番多いかな。まあ全体的に、結構胡散臭い雰囲気ではあります(笑)。
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同じく市役所広場に並ぶ、こちらはギルド・ホール。市松模様のような外壁が印象的です。
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恐らくノーリッジの自慢の一つでもあろう、アール・ヌーヴォー時代の美しいアーケード。マスタードで御馴染みの、コールマン社の直営店が入っています。
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旧市街地では、イギリスでは少なくなって来ている石畳の、こんな雰囲気の良い小路が入り組んでいます。
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イースト・アングリア地方は、イギリスでも特に海抜が低く、この周辺も真っ平らな土地が続きますが、ノーリッジの街自体は結構丘勝ちで標高差があり、坂道が多いのです。
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こんなオレンジ色の壁は、お隣のサフォーク州の特色だとか。柱の木彫にも注目。
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このエルム地区周辺の雰囲気は、特に好きです。中央の茅葺屋根の建物はレストラン、右の元教会の建物は確かステンドグラス博物館です。ノーリッジは、英国一教会密度の高い都市としても知られています。
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ノーリッジ観光の目玉、大聖堂の入り口の門に到着。
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良く見ると、門には細かい彫刻が施されています。
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一方ノーリッジ大聖堂のファサードは、大聖堂としては拍子抜けする程シンプル。
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少し横から眺めたほうが、この大聖堂は絵になるかな。右の遺跡の組み込まれた新しい建物は、7年前に建てられた施設。展示場や聖歌隊の練習場があり、現在はここが大聖堂の入り口になっています。入場寄付金の目安一人5ポンドだったので、大聖堂の内部は見送りました。前回見学したし、時間もたっぷりある訳ではなかったから、結局正しい選択でした。
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中央尖塔は、イギリス第二位の高さを誇るそうです。外壁の装飾文様が、ちょっと独特です。
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その大聖堂の敷地内に立つ、ノーフォーク州出身のイギリスの英雄ネルソン提督の像。
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ノーリッジには美大や美術学校があるらしく、画材屋を結構多く見掛けました。これはその一つで売られていた、作業制作用のスモック。同じに見えますが、襟開きや折り返しの袖から覗く裏地のプリント生地が異なっていて、欲しくなる程可愛いのです。右ポケットに縫い付けられている織りタグに、わざわざ「SMOCK スモック」と書いてあるのが、ちょっと御愛嬌ですけど。
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古さと新しさが良い具合に混じりあい、活気があって、やっぱりノーリッジは楽しい町(実際には市)だと感じました。アンティーク屋巡りも存分に楽しみ、益々ノーリッジが好きになった私達夫婦です。
  




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by piyoyonyon | 2017-03-07 15:35 | 旅行・お散歩 | Comments(2)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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