カテゴリ:その他( 6 )

ビンテージの懐中時計

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アーディングリーのアンティーク・フェア会場では、すぐに夫婦それぞれ己の欲望のままに(笑)別行動を取りました。しばらくして、収穫有りでホクホク顔のP太に再会しました。彼が買ったのは、なんと懐中時計。時計は非常にコレクターの多い人気アイテムで、こんな1950年代製造のイギリス製の、然程古くもなく珍しくもない簡素な懐中時計でも、現役で動くものを買うとなると、50ポンド以上するそうです。でもP太が購入したのは、壊れて動かないどころか、裏の蓋も無くなっている単なるガラクタ。何故って、彼が用のあるのは、時計の文字盤だけだからです。値段は、たった2ポンドでした。
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この文字盤の夜光塗料に、例に寄って高濃度のラジウムが含まれています。家に帰ってから放射線量を測定すると、最高値のウラン・ガラスとは比べものにならない程高い、なんと3mmシーベルトもありました。しかも、ウラン・ガラスのアルファ線と違い、浸透率の高いガンマー線! 一緒に暮らす勇気はなく、タッパーに入れて、ガレージ保管とさせて頂くことになりました。しかし昔は、実際これを内ポケットなんかに入れて、ほぼ毎日持ち歩いた訳ですから、原発事故を恐ろしいなんて言ってられないと思います。念の為、懐中時計を持ち歩いて健康を害したと言う人は、一応未だ聞いたことがありません。
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こういう原子力コレクションを、同じく放射能オタクのカナダ人のフォロワーと、嬉々としてツイッターで自慢し合っている我が夫です…。




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by piyoyonyon | 2016-07-23 21:29 | その他 | Comments(0)

ビンテージの方位磁針

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アーディングリーのアンティーク・フェアで、一番最初に覗いた入り口脇のストールで、P太が真っ先に気に入ったアイテムです。その時は一度見送りましたが、しばらく歩きながら考えた後、やはり気になるからと戻って購入したコンパス、…つまり方位磁針です。コンパスにはロマンの感じられるし、実際古物としても割と人気がありますが、P太がこれを気に入った理由は、文字盤の夜光塗料にラジウムが含まれていて、放射能を発するからに他なりません。値段は15ポンドだったのを、12ポンドに値引いて貰いました。
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製造は1950年代辺りで、一応見た目も古めかしい貫禄があって、中々かっこいいコンパスです。




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by piyoyonyon | 2016-07-16 15:25 | その他 | Comments(0)

ブリキの目覚まし時計

P太が手に入れた、放射能時計第二段です。こう言った針や文字盤にラジウム夜光塗料を使用した時計は、恐ろしいことに、90年代まで生産されたそうです。とは言え、時計一個分ならほとんど無害ですが、しばしば時計工場の跡地なんかの土壌から、大量の塗料が不法廃棄物として発見され、それは大問題です…。
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P太がこれを買ったのは、フリマのプロの商売人らしきストールでした。その場で放射線量を測り出したので、当然店主は「何してるんですかい?旦那」と聞きました。「ラジウムが塗料に使われて、放射能を発しているんですよ。ほら、放射線量が上がって来たでしょ」と言うと、店主「奥さん(私のことだ)、下がって!」。やっぱ放射能とか突然聞いたら、誰だって拒否反応起こしますよね。店主の連れ合いの女性も、「とんでもない変な客が来ちゃった」と思っているのが、顔にアリアリでした(爆)。まあそんな危険物(だと勝手に思い込んでいる)は、手元に残したくなく、さっさと売り払いたいはずなので、お陰で簡単に値切り交渉成立です。
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今回のは、ちゃんと未だ時計として機能します。ドイツ製らしくて、この時代の螺子巻き時計としては、驚く程静かなのが特徴。前のスコットランド製と同様ボディはブリキ製ですが、造りと品質自体はずっと良くて、文字盤も全体のデザインも数段スタイリッシュです。
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ところで、時計に全く関係ありませんが、この藤のような薄紫色の花は、実はブルーベルです。しかも白花ではなく、普通の青紫のスパニッシュ・ブルーベル。切花にして花瓶に生けていたら、色が抜け落ち、花びらが一層外側に丸まり、更に穂が垂れて、まるで別な花のようになってしまいました。義母もブルーベルを花瓶に生けていますが、やはり同じように変化していました。
  



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by piyoyonyon | 2016-05-21 15:28 | その他 | Comments(0)

新たなる原子力コレクション

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ライの元給水場の建物のアンティーク屋(と言うか本当に古道具屋)で、P太が買った古い目覚まし時計です。「WESTCLOX」と言うスコットランドのメーカーの製品で、推定1940~60年代製造。一応ビンテージとは言え、イギリスでは良く見掛ける時計だそうです。確かにデザイン的には在り来たりでつまらないし、文字盤なんかボール紙の安物です。おまけに、壊れていて使用出来ません。watch(腕時計)&clock(置時計)共に、新旧を問わず、時計はコレクターの非常に多い人気アイテムですが、こんな安っちい造りの大量生産品には、普通は誰も見向きはしません。では何故、P太はこれを喜んで買ったかと言うと、針&文字盤の夜光塗料にラジウムが含まれ、当然今でも放射能を発しているからです。
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紙一枚でも遮断されるアルファ線を主に発するウラン・ガラスと違い、これは98%がガンマ線らしく、分厚いガラス越しでも高い放射線が測量されます(と言っても毎時300マイクロ・シーベルト以下です)。ラジウム温泉と言うのが存在するように、微量のラジウムは健康に役立つとされ、神経痛や癌治療に利用されました。ただし、こう言った時計を製造していた工員の中には、文字盤を彩色する筆先を整えるのに舐めて使用していた為、健康を害する人が続出し、死亡するケースまで現れ、訴訟を起こした歴史があります。
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ボディはブリキ製。こんな螺子巻きの目覚まし時計、子供の頃には親戚の家なんかで未だ見掛けたように思います。…と言う訳で、新たなる科学好奇心アイテムとして、古い時計のチェックも外せない我が夫です。私としては、ウラン・ガラスは美しく発光するから興味がある訳で、放射能そのものは有り難くないんですが…。





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by piyoyonyon | 2016-05-07 15:33 | その他 | Comments(0)

ウランのジェリー?

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こんな風に皿に盛ると、まるでライム・ジェリー(しかも安っちい合成着色料入り)のように見えるかも知れませんが、実はこの透明な黄色い物体はガラスで出来ています。その上、120年以上昔に製造されたガラスで、更にウランが含まれ、紫外線を当てると発光するウラン・ガラスです。
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厚さは5cm以上あり、しかもヴィクトリア時代のウラン・ガラスなので、放射線量もアール・デコ時代の製品よりずっと高めです。多分極めて初期の型抜きガラスだったらしく、形成がいびつでエッジがボコボコしています。当時ウランは、単なるガラスの着色の目的で使用されていた為、発光の効果を狙った訳ではなさそうです。して、一体何の目的でこれが製造されたかと言いますと、実は「piano rest」と呼ばれる、楽器のピアノの足を乗せる為の台なんです。昔はピアノの足のキャスターにストッパーが無かったようで、このガラスの台に乗せて固定していたようです。だから元々は、3~4個で1セットになっていたはずです。ピアノは相当な重量ですから、このガラスの中央の窪みにも、結構激しい摩擦の跡が残っています。
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コスメ・セットと同じ日に、ルイスの別なアンティーク・モールで買いました(P太が)。値段は4.5ポンドだったかな。不思議なアイテムが、昔は世の中に存在していたことを知り、二人揃って感心しました。勿論今なら、ペーパー・ウェイトとして使用出来ます。ずっしり重いので、役目はばっちり果たすはずです。
  
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by piyoyonyon | 2015-12-14 15:25 | その他 | Comments(0)

スーパー皆既月食

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皆様、日曜日のお月見はなさったでしょうか? 中秋の名月の上に、月が普段より一回り大きく見えるスーパー・ムーンでしたね。イギリス(及びヨーロッパの多くの場所)では、更に皆既月食でした。お天気にも恵まれ、一番の見頃は午前3時と言うことで、こんな稀な機会を逃してなるものかと、我が家のP太郎君は目覚まし時計をセットして、裏庭に出てまで数時間撮影していました。こちらでは既に夜の気温は8度以下に下がりますから、寝床に戻って来た時には、彼の手足はすっかり冷たくなっていました。そんな苦労をして撮った写真なので、どうぞ御鑑賞頂ければ幸いです。
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私も、ちょこっとだけ起き出して眺めたのですが(窓から)、月がリンゴのように異様に赤くて驚きました。いや、「サロメの月のよう」と呼ぶべきか。子供の頃、日本で見た皆既月食は、普通の色の月に、満ち欠けのように黒い影が写っていただけだと思っていたのですが、部分月食との記憶違いかも知れません。
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寒い夜中に数時間も屋外撮影して、我が夫ながら物好きなもんだと思いましたが(笑)、上には上が居るようで、一層ドラマティックな写真を撮る為に、わざわざロンドン・アイグラストンベリー・トアまで出掛けて、この印象的な月食を撮影した人も多かったようです。
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by piyoyonyon | 2015-10-01 15:25 | その他 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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