カテゴリ:アクセサリー( 167 )

サフィレットの花型ブローチ

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アンティーク&ビンテージ・ジュエリーの中には、「saphiret サフィレット」と言う、非常に魅力的な変光ガラスが存在します。姉も欲しいとボヤいていましたが、今では大変貴重となり、イギリスではアンティーク・ショップでもマーケットでもフェアでも、今まで実物を見掛けたことすらありませんでした。サフィレットは、ボヘミア(チェコ)のヤブロネッツ地方で、19世紀後半から生産されていた装身具用ガラスで、このビーズやラインストーンを使用したアクセサリーは、古いコスチューム・ジュエリーの中では、最も高価な部類かも知れません。何故なら、唯一製造方法を知る一族が断絶してしまった為、今では全く同じに製造することが出来ないからです。その値段は、ヘタな貴金属よりずっと高い程です。チェコに行かない限り、手に入れる機会はないかもと思っていたところ、フリマでそれらしき物(なので確信はない)に50ペンスで出会いました。
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サフィレットは、茶掛かったピンクの中に、水色の混じって見えるのが特徴です。更に茶色や緑のシラーを放つなど、角度に寄ってかなり色が変わります。その独特な色合いは、一説には、金を溶かして加えている為ではないかと言われています。色が変わって見えるガラスと言うと、AB(オーロラ)加工のビーズやラインストーンもそうですが、ABが表面だけ文字通り虹色に輝くのに対し、サフィレットは内側から不思議に変光するので全く違います。天然石のムーンストーンやラブライドライトに少し似ていないこともありませんが、単なるガラスのはずのサフィレットのほうがずっと高価です。
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ただしサフィレットは、20世紀初頭のエドワーディアン時代までのアクセサリーにしか使用されなかったらしく、これはどう見ても1940年代以降のデザインのブローチなので、50年代にドイツでサフィレットの代用品を目指して生産された、「sapphirine サフィリーン」の可能性が強いと思います。本来寄り古くて希少なサフィレットのほうが、当然価値は跳ね上がるはずですが、見た目だけならサフィリーンでも十分魅力的です。この二つは度々混同され、特にサフィレットの人気が高い日本では、両方とも一緒くたに「サフィレット」と呼ばれて売られることが多いようです。好みに合い、価値に適切な値段かどうか見極めることが出来れば、どちらでも構わないと思います。
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因みに、周囲の黄緑色のラインストーン(中央の大きいもの除く)はウラン・ガラス。サフィレット及びサフィリーンは、多分周囲の色に影響され易いせいか、それのみ、または水色か無色の石と組み合わせることが多いようなので、これは結構珍しい組み合わせかも知れません。しかし、変わったガラスの特性を抜きに見ても、ラインストーンがキラキラ綺麗に輝いて、普通に可愛い花型のブローチです。
  




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by piyoyonyon | 2017-02-07 15:28 | アクセサリー | Comments(0)

ピンク系ラインストーンのブローチ

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昨年のフリーマーケットでの、最後の戦利品です。かなり大きなブローチで、縦7cm以上あります。その上ラインストーンびっしりで、ずっしり重みもあります。特徴的なのは、薄~い藤色掛かったピンク色と無色AB加工のラインストーンで構成されており、輝きは派手なれど、色合いがかなり繊細なこと。
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一番上のラインストーンに欠けがある以外(不思議な箇所が壊れたものだ)、状態は良好です。大振りなので、またしても姉に上げようと思っています。
  




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by piyoyonyon | 2017-01-31 15:28 | アクセサリー | Comments(0)

小熊のミーシャのバッジ

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隣町のフリマで、今回も収穫は何もないな…と思ったものの、念の為もう一度見渡したら、既に覗いたはずのプロらしきストールの、壊れたアクセサリー等のガラクタが詰まった箱の中で、このバッジに気付きました。やはり、出来るだけ何度も念入りにチェックするのに、越したことはありませんね。日本人にとっては幻のオリンピック「モスクワ五輪」のマスコット・キャラクター、小熊のミーシャを模っています。値段は50ペンス。この手のアイテムは、旧共産圏で買うと、返って高いと思います。
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縦3cm程度の小さい、軽量金属の安っちい子供騙しなバッジだと思いましたが、家に帰って良く見ると、毛並み等が異様に細かく表現され、更に保護の為に表面がコーティングで覆われているようです。ベルトには、五輪模様(って言うか単なる丸五つ)まで型押しされています。腕がうにょんと変な方向を向いて、にやりと人を小馬鹿にしたように笑っているのは、相変わらずのミーシャです。
  




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by piyoyonyon | 2017-01-25 15:31 | アクセサリー | Comments(0)

ウラン・ガラスのネックレス

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今まで幾つかウラン・ガラスのアクセサリーを手に入れましたが、それらは大体、ウラン・ガラスの製造がほぼ終了した1940年代以降のアクセサリーで、単に前時代から余っていたラインストーンを使用しただけ、と言った感じでした。そこで、実際ウラン・ガラスの製造が盛んだったアール・デコ時代以前の、しかも部分的にではなくウラン・ガラスがメインのアクセサリーを、今度は手に入れたいと思っていました(…あくまでフリマで安く)。そしてとうとう出会ったのが、このネックレスです。
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大きさのグラデーションになった主要のガラス・ビーズが、ウラン・ガラス特有の黄色っぽい緑色ではなく、どちらかと言えば青みの強い、エメラルド・グリーンに近い緑色なのですが、間に繋げた無色透明のシード・ビーズを除いては、睨んだ通り全てウラン・ガラスでした。間には菊座も繋げてあり、間違いなくアール・デコ時代のデザインの、多分チェコ製のファイヤー・ポーリッシュ・ビーズだと思います。
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例えウラン・ガラスじゃなかったとしても、ビーズの色合いと透明感が美しい、中々素敵なネックレスです。良く見ると大きいビーズのあちこちにカケがありますが、遠目には気になりません。直に肌に触れない、衣類の上からとかなら、実際使用することも出来ます。
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アール・デコ時代のウラン・ガラスとしては放射線量は高めで、紫外線光でかなり濃く輝きます。
  




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by piyoyonyon | 2017-01-22 15:25 | アクセサリー | Comments(0)

フリンジ付きゴージャス・ブローチ

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スミレのブローチを買った日の同じフリマで、別のプロらしきストールで買いました。その時P太も一緒に居たのですが、「さっきのスミレのは君にぴったりだけど、これは派手過ぎるんじゃない?」と言いました。こっちは姉に上げる為に買ったんだよ、と言うと、P太納得。大ぶりで、いかにも姉の好みに合いそうだからです。
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縦9cm×横6cmぐらいで、立体感もあり、確かにボリュームはたっぷり。円を三つ連ねた、または三つ葉のクローバーを逆さにしたようなフォルムから、長さの違うフリンジが三本伸びていて揺れます。もしこのフリンジがなかったら、余り印象に残らなかったかも知れません。
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びっしり覆っているラインストーンは概ね大きめで、今でも輝きが十分あります。派手と言えばその通りなのですが、石が全て無色透明なので、地色を選ばず、割とどんな服にもすんなり馴染みそう。尚且つ、程良く目立つアクセントになってくれると思います。
 




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by piyoyonyon | 2017-01-19 15:25 | アクセサリー | Comments(0)

エナメルのスミレのブローチ

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寒い季節でも定期的に開催されるフリマは、小規模な物ばかりで、出店者は毎回同じ顔ぶれのプロが多くを占めます。そう言うストールは、不用品を売る一般人よりは値段は高めですが、運が良ければ、アンティーク屋やチャリティショップよりは安めの物に出会え可能性があるので、賢く利用したいものです。
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これは、そんないつも出店しているプロのストールで買ったブローチです。スミレの花が、グラデーションの艶やかなエナメル彩色で表現されています。縦7cm位で、ブローチとしての存在感は十分ありますが、地金が薄めな為、重量はそれ程なく、繊細さもあります。また、花の立体感が、葉脈まで結構リアルに再現されています。多分1920~40年代の、オーストリア製です。白いレースとか、清楚な服装に似合いそうです。




  
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by piyoyonyon | 2017-01-16 15:35 | アクセサリー | Comments(0)

エナメル製の花柄バングル

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この寒い季節でも、毎週開催されているフリーマーケットは、小規模なものに限りますが、若干あります。しかし、例え天候が然程悪くなくても、何せ早朝は半端なく冷え込む為、出店数は少なく、従ってフリマで収穫に出会える機会にも、毎回恵まれる訳ではありません。そんな中、「これはきっと私が買うのを待ってくれていたのだろう」と(勝手に)思える商品に、久々に出会えました。老夫婦の売り主の娘さんが子供の頃、旅行先のオーストリアで買って貰い使用していたそうで、元値が結構高かったらしく、フリマの一般人のストールの中古アクセサリーとしては結構高めで売られていました。そこで、「少し安くして頂けませんか? こんな小さなブレスレット、手の小さな私位しか嵌められませんし」と実際手に嵌めて見せ、同時にストールに居た他の女性客も「まあホント。ぴったりだわ」などと感心し、結構強引に値切りました(笑)。
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白地のホーローに、黒い主線で、菊の御紋みたいな花を中心に、レトロでフォークロアな花柄がプリントされています。内側には、「Arta Made in Austria」と印字されています。「Arta」と言うのがメーカー、または工房名で、以前私が手に入れたホーローの孔雀柄の小皿も、実は同じメーカーの製品のようです。
  




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by piyoyonyon | 2017-01-09 15:32 | アクセサリー | Comments(0)

こけしのミニ革手帳のペンダント

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こちらは、昨年お友達のキチ吉ちゃんから貰ったプレゼントです。多分作家さんもので、一辺3cm程度の小さな革製の手帳の表紙に、可愛いこけしのイラストが付いています。更に手帳には革紐が付いて、紐を伸ばすとペンダントになる仕様です。
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小さなハトメまで打ってあって、非常に丁寧に手作りされている上、イラストもどう見ても手描き。手帳の中身は、勿論紙の頁が装丁してあり、ちゃんと文字等を書き込める仕組みです(勿体なくて使えませんけど)。
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裏面、タグにまで、サクランボの手描きのイラストが入っています。留め具、帯等何処を見ても抜かりなく、可愛いだけでなく美しい手仕事だと思いました。
 




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by piyoyonyon | 2017-01-04 15:27 | アクセサリー | Comments(0)

青系のリース型ブローチ

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別にクリスマス用って訳ではないのですが、リース型なのと、特にこの布の上では、どうもクリスマス向けにしか見えなくて、この時期に御紹介しようと思いました。ラインストーンが欠けていた為、これも長年仕舞ったままだったブローチなのですが、最近やっと合うラインストーンが見付かって、補修することが出来ました。
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直径は4cm位で、ラインストーンはAB加工の青と水色が交互に並び、羽のような葉は非常に薄いペパーミント・ブルー、葉の先だけ濃い目の青で着色されています。ブローチとしては、フォルムや大きさ的にも、あっさりした色合いも使い易いと思います。冬のキーンと冷えた空気が、伝わって来そうな雰囲気です。




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by piyoyonyon | 2016-12-10 15:35 | アクセサリー | Comments(0)

トントゥとリボンのブローチ

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紫のエナメルとラインストーンのブローチ」と共に、同じストールで買ったブローチです。一個1ポンドと言われたのを、二つで1.5ポンドに値切りました。ブラス製のリボンの先に、何か木製のパーツがぶら下がっている、ちょっと不思議なデザインなのですが、最初は小鳥か何かだと思いました。しかし良く見ると、北欧のクリスマスの小人、「Tonttu トントゥ」であることが分かりました。
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元からこのブローチに付いていたのかどうかは定かではありませんが、リボンだけでは地味、トントゥだけでも意味不明なので、このまま使用したいと思います。
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トントゥ(フィン語)はサンタ・クロースの助手で、スウェーデンでは「Jultomte ユールトムテ」、ノルウェーやデンマークでは「Nisse ニッセ」と呼ばれるそうです。
  




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by piyoyonyon | 2016-12-05 15:26 | アクセサリー | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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