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セルロイドと木の台のブローチ

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ビンテージらしい、大変細かい彫刻のセルロイド製のブローチなのですが、木製の台に貼り付けてあり、今まで見たことのない面白いタイプだと思いました。でも家に帰って調べてみたら、アール・デコ時代に、確かにこんな仕様のブローチが幾つか存在したようです。木の台に貼り付けることに寄って、強度を持たせることが出来、セルロイド部分に透かし細工のような繊細な彫刻を可能にしたのだと思います。
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そう言われてみれば、意匠は確かにアール・デコ調。手彫りじゃないと不可能な細かさ&角度で、しかもかなり立体的です。セルロイド部分は、木と同化して見えるようにか、陰影を付けて彫りの深さを強調する為にか、薄く茶色が彩色されています。直径は約5cm。ちょっとクッキーっぽくも見えます。
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実は裏面は、一度ピンが取れて失なくなったのを、後から素人が貼り付けたようで、接着剤の痕がグチャグチャに残っています。表面は状態の良いブローチなだけに、それがちと残念です。
  




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by piyoyonyon | 2016-06-30 15:25 | アクセサリー | Comments(0)

大きな花柄のマトリョーシカ

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久々に、フリマでマトリョーシカを買いました。見掛ける機会自体は結構あるんですが、総手作りの工芸品なせいか、現代物でも高く売られていることが多いと思います。まして、ビンテージの味わい深いマトには、高くとも安くとも中々出会えません。そんな中、一つ何でも20ペンスで売るストールで、このマトを見付けました。
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一瞬、赤いサラファンに黄色いプラトークで、スタンダードなマトっぽいのですが、良く観察すると、ちょっと今まで見たことのないタイプなのが分かります。ニスの一部は剥がれているし(溶けちゃった?)、木にヒビは入っているし、おまけに中はカラで、正直言って状態は良くありません。更に、絵柄は巧みなプロの仕事とは言えず、何だか素人臭いぎこちなさが漂います。
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顔だけは、スタンプか何かで押したようです。そしてナニ? 左の頬だけ赤いのは汚れ?? でも結構古そうで、現在主流のケバ系マトとは全く違う、土着的な雰囲気は気に入りました。大胆な花模様の、思いっ切りチープな蛍光色(写真では上手く写っていませんが…)なのが、レトロさの決め手。せめて、ニスだけでもちゃんと残っていたら、もっと可愛く見えたかも知れませんが、まあ20ペンスでは仕方ありませんね。
  




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by piyoyonyon | 2016-06-29 15:31 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

六月の庭便り

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六月と聞けば、日本では雨が多くて蒸し暑い、鬱陶しい月と言う印象が強いはずですが、梅雨のない、暑さも穏やかなイギリスでは、気候的には最も過ごし易く、バラを始め主なイングリッシュ・ガーデンの御馴染みの植物が咲き揃い、庭も一番の見頃の季節です。
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ところが、今月の中間は、まるで日本の梅雨のような雨続きで、やっと咲き揃ったバラがかなり傷んでしまいました。雨が続くと、バラの花が散ったり花色が褪せたり、葉が傷むのは勿論のこと、蕾が塗れて固まって開かないまま腐ったり、暴風雨で若枝が折れたり曲がったり、そして病気の原因にもなります。幾つかの品種を除くと、バラは確かに雨に弱いので、日本で栽培が難しいのも頷けます。
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このER(イングリッシュ・ローズ)の「ブラザー・カドファエル」は、特に雨に弱いように思います。
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バラでは、シンプルな一重や八重の他に、ころころしたカップ咲きが好きですが、このER「ジュード・ジ・オブスキュア」は、カップ咲きの中でも特に丸く、聖杯型と呼ぶそうです。
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概ねERには細いしなやかな枝が多く、それゆえに蔓バラに仕立てることが可能なのですが、この「ジュビリー・セレブレーション」は、花の大きさに対して枝が細過ぎ(笑)。花弁が重過ぎて上を向くことがないので、私は手前のモミジの木に乗せるようにしています。
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FL(フロリバンダ)では、珍しく芳香の強い「マーガレット・メリル」。白バラに見えますが、実は中央がほんのりピンク掛かっています。花数は多くなく、今は一通り咲き終わって休憩中です。
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同じく香りの豊かなFL「ブルー・フォー・ユー」。房咲きで、驚く程花付きたっぷり。
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一言でバラの香りと言えど、オールド・ローズ系、ムスク系、ティー系、フルーツ系、ミルラ系など色々あります。うちにあるバラの中では、OR「マダム・イサーク・ペレール」の他に、このER「ベンジャミン・ブリテン」、そしてER「ザ・ジェネラス・ガーデナー」の香りが、自分的には一番好きかも知れません。ベンジャミン・ブリテンは、咲き始めの花色も少し独特でウットリ綺麗。
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ERで初めてのコッパー・オレンジ色と言われた「パット・オースティン」も、かなり目立つ花色です。隣の鮮やかな青のデルフィニウムとの組み合わせが、気に入っています。しかしERは、HTやFBよりもミックス・ボーダーに馴染み易く、どの花色も全体的に調和します。
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ER「ザ・ハーバリスト」は、本来微香とのことですが、我が家のは何故か結構香ります。
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「ガートルード・ジェキル」は、イングリッシュ・ローズの中でも最も強香の品種の一つと言われていますが、花自体は結構地味…。特にうちでは、目立たない所に植えてしまった為(周りが伸び過ぎた)、可哀想です。
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一方、ER「グラハム・トーマス」は、もう一本を塀際に蔓仕立てで植えたら、美しさが映えて見えるように思います。やはり混み過ぎはいけませんねえ(苦笑)。
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今年の結婚記念日に買った、ER「レディ・エマ・ハミルトン」。未だ地植えしていません。やはりERの中で、最も香りが濃厚な品種の一つに数えられています。洋ナシやブドウやシトラスの混じった、フルーツ系の香りです。実際咲いてみると、想像したより花色が薄いと思いました。
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我が家の庭で、最もバラ密度の高い部分。ピンクの丸い房咲きのバラは、本来グランド・カバーのはずの「ロウブリッター」。勢い良過ぎて、うちではアーチに絡める蔓バラにしています。
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その反対側。この後ろに車庫がある為、我が家の裏庭は、周囲の他の庭より2/3程度狭いのです。でも自分の実力を考えると、この面積が限界かなーとも感じます。
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ER「スカボロー・フェア」と、「ザ・ラーク・アセンディング」(二段下の写真)の、シンプルなのに非常に繊細で透明感のある美しさは、バラに対する認識を変える、他のバラには絶対見られない魅力。
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「スカボロー・フェア」は、葉が青み掛かっているのも気に入っています。
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「ザ・ラーク~」がデヴィッド・オースティン社のカタログで新作として発表された時、独特な美しさに結構衝撃を受けました。しかしその一方で、きっとプロの写真だからこんなに美しく撮れているんだ、つまり現実にこんなバラが存在するはずないと疑っていました。でも、毎年ちゃーんとカタログ通り美しく咲いてくれます。オースティン社では毎年3~5種の新しいイングリッシュ・ローズを発表しますが、こんなにインパクトのあるバラは、その後見ないなあ。
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一見バラとは思えない、まるでピンク苺の花のようなカジュアルな「センター・ステージ」。
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植えて4、5年目で、やっと今年初めて花を咲かせたシャクヤク。このまま咲かないのなら、引っこ抜くつもりでいましたが…、株が成熟していなかっただけのようです。でも、「サラ・ベルナール」と言う薄ピンクの品種だったはずなのに、どう見ても別物ですね、コレ。そしてシャクヤクも、雨には非常に弱い。
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昨年植えたタングチカ系クレマティス「ビル・マッケンジー」も、今年初めて花を付けました。和紙で作った張子のような黄色い花(実際にはガクだと思う)が、ちょっと面白いでしょ?
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こちらも今年初めて咲いた、昨年植えたアルピナ系クレマティス…のはずなんですが、これもパッケージの写真と全く違います。そもそも春咲きじゃないし、4枚花弁が多く、ビチセラ系と言うのに見えます。幾ら安い苗だからって、パッケージと異なる種類を販売するなんて、日本じゃ有り得なくないですかあ??
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一方、前々から植えている大輪系クレマティスも、どれも元気いっぱいで花付き良し。 上部の黄色いバラは、ER「ゴールデン・セレブレーション」。
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花壇からはみ出し捲くりのラムズ・イヤーも、花を付けました。主に起毛で銀色の葉を鑑賞する為の植物で、花は地味です。
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ロック・ガーデン用のセラスティウムも、今年は何だか異様に背が高く伸びています。
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ラバンディン系に先駆けて、花色の美しいアングスティフォリア系のラベンダー「ヒッドコート」が咲き始めました。後ろは、ジェラニウム(風露草)「ジョンソン・ブルー」。
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ガラス細工のように繊細で大好きなアストランティア・マイヨール。切花としても活躍してくれます。
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この季節、庭に出ると、時間を忘れる程飽きません。と言うか、やるべきことはキリなくあり、つい時間を忘れてしまいます(笑)。庭は一日にして成らず。おまけにゴールもなし。昨年亡くなったミスター・スポック俳優レオナード・ニモイの残した最後のツイッター、「A life is like a garden. Perfect moments can be had, but not preserved, except in memory. (人生とは庭のようなものだ。完璧な瞬間も時にあるが、その状態を記憶以外に保存することは出来ない)」と言う言葉が、庭を良く表現していると思います。
 




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by piyoyonyon | 2016-06-28 15:32 | ガーデニング・植物 | Comments(4)

雲南省の少数民族の刺繍

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フリーマーケットで、一つどれでも20ペンスのストールで買いました。古い物ではないにせよ、手の込んだ美しい手工芸品には違いなく、また珍しさに惹かれたからです。裏面に、中国雲南省の伝統工芸を守るプロジェクトとして制作された、との説明書きが貼ってあります。工房はTian Xin地区にあり、そこには約60数の家族が住んでいて、リス族、ミャオ族、イ族、ダイ族、漢民族が混在しているそうです。その中でもこれは、中国少数民族の中で最も美しい民族衣装を持つと言われる、ミャオ(モン)族の刺繍、またはそれを元にしているのではないかと思っています。この地域の女性は、ほとんどが学校に行ったことがない為、この刺繍の売上金の一部は、彼女達の就学促進支援に寄付されると書いてあります。
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厚みを付けた生成りの綿生地のハート型に、東欧や中南米とも一味違う、鮮やかな刺繍が施されています。刺繍糸自体も、毛糸か何かの独特の物のようです。そこに、手馴れたカリグラフィーで、文字が上手く組み込まれ(手書きのようです)、西洋と東洋が違和感なく調和しているように見えます。
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ハートの幅は14cm程度ですが、A3サイズ位の大きな台紙にマウント加工されています。しかも二重にマウントされ、赤いラインに囲まれて見える仕組みで、結構贅沢な仕様です。実際に買ったら、かなり高そう。普通のインテリアにも自然に馴染み、額装してもそのままでも、中々映えることと思います。
  




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by piyoyonyon | 2016-06-27 15:36 | ファブリック | Comments(0)

茶系と青い花のビンテージ・スカーフ

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フリーマーケットで、沢山の古いスカーフが詰まったダンボールがありました。その中から、一番気に入って選んだデザインです。その時代の流行にも寄るのでしょうが、スカーフを愛用したり収集する人って、世の中結構多いみたいで、一人に付き沢山持っている(いた)のを良く見掛けます。
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一辺65cm位で、私の持っているスカーフとしては結構大きめ。ベージュと焦げ茶の地に、鮮やかな空色と白い花、裏葉色の緑が引き立つ、ビンテージらしい、私にとっては結構好みの柄です。
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良く見ると、どれ一つとして対称or連続模様がない、中々凝ったデザインです。四角毎に、それぞれ中心になるモチーフが異なります。
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例えばこの角は、空色の花中心。
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こちらは、白い花中心。素材は化繊で、決して高級なスカーフではありません。
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「J.S. Germain」と言うのは、詳細は分かりませんが、スウィンギングの時代にプリント・スカーフを色々出していたデザイナー、またはブランド名のようです。
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全体の写真を撮ろうと、スカーフを広げた途端…! 無理矢理どかそうとするものなら、抵抗して引っ掻いてスカーフを傷付けそうなので、対処出来ませんでした~。
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この後、余程このスカーフの肌触りが気に入ったらしく、数時間ここで気持ち良さそうに眠っていました。だから上から二番目の写真は、やっと移動してくれた後に撮影したもの。お目覚めの後は、招き猫ポーズを決めてくれました。また洗濯しなくちゃ…。まあ、背景布としては活躍してくそうなスカーフです(笑)。
  




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by piyoyonyon | 2016-06-26 15:34 | バッグ・靴・帽子 | Comments(2)

ウラン・ガラスの蓋付きシュガー・ポット

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その週は、町の中心でチャリティショップ巡りをしたら(大抵週に一度は行く)、ウラン・ガラスを幾つか見掛けました。買いはしませんでしたが、家に帰ってその話をP太にすると、興味を持ったので、「じゃあ週末にもう一度街へ行って実物を見て来よう」と言うことになりました。幾つかは既に売れて無くなっていましたが、残っている物もありました。一つは、ヘッドコーンのアンティーク・モールで見たウランガラスのコスメ・セットと同じデザインの大きなボウル。もう一つは、この蓋だけがウラン・ガラスのシュガー・ポットです。両方を見比べた後、前者は発光が弱いし、サイズが大きくて場所を取り、後者のほうが今まで見たことのない面白い仕様なので、シュガー・ポットを買うことにしました。
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黄緑色の蓋のみがウラン・ガラスな訳で、ポット本体自体は無色透明で、手作業で削られた模様が入ったカット・ガラスです。カット模様は竹のようにも見えるし、デプレッション・ガラスとは明らかに異なる、どちらかと言えば、日本の昭和の食器のような懐かしい雰囲気。どちらにせよ、蓋のみ蛍光の黄緑色なのが、返って色の美しさやガラスの透明感を引き立てているように思います。
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奇妙な組み合わせと言えばその通りで、P太は、これは元はこの蓋ではなかったからではないか、と勘ぐっています。しかも、蓋は元々ワイン・グラスのステム&フット部分で、誰かが後から蓋として切って加工したのではないかと、彼は考えています。蓋にはスプーンを差す為の切り込みが入っていますが、確かにこれが、形も歪で側面だけギザギザ&ザラザラだし、後から素人が削ったように見えるのです。
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しかし、そんなガラスを削り取るなんて、特別な道具の要る面倒な細工を、こなす一般人が普通居るでしょうか? そして、本当にワイン・グラスを加工したのだとしたら、それはかなり天才的な発想です。ポットの口径にぴったりの大きさのフットを持つ、尚且つ蓋の摘みに丁度良くステムが出っ張ったグラスが、都合良く見付かるとは思えません。何としてでも蓋を失くした後も使いたい程高級な器には見えないし、そんな場合、新しくシュガー・ポットを買ったほうが簡単なのに決まっています。
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私の意見では、確かに蓋のスプーン差込み口は、形成した後からカットしたのだと思います。しかし、例えそれが素人仕上がりに見えたとしても、実はプロの仕事で、普通にこのまま売られていたのだと考えています。イギリスでは、そう言う製品が平気で出回っているからです。とにかく、不自然な組み合わせが存在したり、色々と想像力を掻き立てるのも、また古物の面白いところです。





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by piyoyonyon | 2016-06-25 15:28 | テーブル&キッチンウェア | Comments(0)

イエスノー人形ルミーちゃん

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隣町のフリーマーケットで、「これは中々珍しくて面白そう」と思って買った古い人形です。胸と背中にボタンがあり、胸のボタンを押すと首を左右に振り、背中のボタンを押すと上下に頷く仕組みになっています。言わば、ダンシングリカちゃんに似た機能です。背中の刻印を見ると、製造は香港製なものの、イギリスと日本で発売された登録番号(品番?)があります。以前日本で「イエスノー人形」と言うのが販売されていたと聞いた憶えがあり、ググッて見ると、「イエスノー人形」のルミーちゃんであることを突き止めました。
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1960年代後半にツクダ・オリジナルと言うメーカーで販売された、「イエスノー人形ミニーちゃん」の、お姉さん人形と言う設定だそうです。日本の正規メーカーで発売されていただけあって、当時の香港製の人形としては、造りも素材もかなりちゃんとしていると思います。頭髪の植毛は密だし、目には睫が植え付けてあり(ひん曲がって直りませんが)、つまりリアル・アイラッシュ仕様です。
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背は一般的なリカちゃんと同じ位ですが、顔の大きさはまるで違う、ガニマタの幼児体型。日本でもイギリスでも、結構レアな人形であることは間違いないようです。
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買った当初は、当然裸で薄汚れ髪は爆発ボサボサな状態でしたが、いつもように汚れを拭き落として髪を整えました。今着せている服は、フリマで買った中古品で(元々何の人形用かは不明)、偶然ぴったりだったもの。靴は、マドレーヌちゃんのスニーカーです。ダンシングリカちゃんは、背中の出っ張ったボタンの為、ヘソ出し服しか着用できませんが、ルミーちゃんは、ボタンの出っ張りが控えめで、こんなダボッとしたゆとりのある幼児服なら、普通に着せることが出来ます。





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by piyoyonyon | 2016-06-24 15:25 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

青い空と碧い海と白い崖

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抜群に天気の良い週末、白亜の絶壁で有名な「Seven Sisters セブン・シスターズ」に出掛けました。セブン・シスターズへの主なアクセスは、崖の真上の駐車場からすぐ階段で浜辺へ降りることが出来る「Barling Gap」と、最寄の駐車場から片道20分位の平原を歩いて海岸へ出る 「Cuckmere Haven」の二通りありますが、今回は時間もたっぷりあったし運動もしたかったので、かなり久々に後者を選択しました。いつの間にか駐車場が、ナショナルトラスト会員でさえ有料になっていてビックリ。しかも、一日券のみで結構高いのです。でも去り際のドライバーが、親切にも不要になった一日駐車券を譲ってくれました。
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こんな平原の遊歩道を通って、海辺の崖に向かいます。黄色く見えるのは、バターカップの花。
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この平原は、元々非常に蛇行しながら海に注ぐCuckmere川の氾濫原で、所々に水溜りや湿原が残されています。水辺の白い花は、セントランサス(紅鹿の子草の白版)ではないかと思います。
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以前は、遊歩道は羊の放牧地内を通り、大量のフンを避けて通るのが大変でした。でも今は、羊が遊歩道内に入り込めない仕組みになっているようで、遊歩道上は清潔です。
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この牧草地を覆う黄色い絨毯もバターカップ。英国では在り来たりな雑草ですが、群生すると中々見事です。
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うちの庭に勝手に生えるバターカップより、背が高いように思います。これを撮影していた際、誤って隣のネトル(西洋イラクサ)に指が触ってしまいました。一瞬だけだったのに、この後ずーっと指がじんじん痺れていました。家に帰ってから、ラヴェンダー・バームを付けたら、たちまち直りましたが…。ネトルは見た目が青紫蘇に似ているので、つい手を出す日本人観光客がいるそうですが、植物全体が有毒の起毛で覆われているので気を付けましょう。遊歩道を半裸で歩いていた少年は、そのままネトルの藪を通った為、悲惨な状態になって母親に泣き付いていました。
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遊歩道脇に立つ、まるで公衆トイレのようなコンクリートの無骨な建物は、実はWW2時代の射撃台。ドイツ軍の侵攻に備えた為で、南東部の海岸線のあちこちに、結構こういう戦争の遺物が残っています。
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こんな暖かい季節にここを訪れたことが、余りないからかも知れませんが、海外からの観光客が顕著に増えていると感じました。特に、中国人の多さは圧倒的(…1/3位?)。ここでは、他の観光スポットでは滅多に見ないイスラム教徒も見掛け、本当に世界的な観光地であることを改めて実感しました。
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やっと白い崖と海辺に近付いて来ました。20分歩くとは言え、起伏はないし景色も良いので、かなり楽なトレッキングです。ただし、天気の良い日の日差し避けと、水分補給は必須です。
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世界的な観光地の割に、浜辺自体はゴミがほとんどなく非常に綺麗です。でも、駐車場脇のトイレの汚さには驚きました。特に、観光客の置き去りにした大量のゴミ(主にファーストフードのパッケージ)が、ドアも開かない程山積みだったのには閉口しました。トイレのすぐ外に、ゴミ箱もあるのに…。この後訪れたパブの中のトイレでさえ、ファーストフード・ゴミが置き去りにされていたのにはウンザリしたなあ。
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浜辺にゴミが少ない理由の一つは、まるで湖のように波がほとんどなく、海のゴミを集めないからです。生物も少ないようで、潮の香りはほとんどしません。
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岩場では、海藻がへばり付いていたので、少し磯の香りがしました。ところでイギリスでも、日本の健康的な食生活を見習って、ワカメを栽培し始めて発売するらしいですよ。
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逆行で見え難いのですが、河口の反対側の崖は、地質が異なるらしく茶色です。
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ヘリコプターや船に寄る海岸警備が、一層厳重になって来ていると感じました。最近、フランス・カレーからの、ゴム・ボート等に寄る不法入国者が増えているからです。
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この真っ白い崖を眺めるのには、やはり快晴の日でなくてはなーと、つくづく思います。
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見上げるのも圧巻だけど、この崖の上を歩くのが(今回はしませんでしたが)またスリリング。
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崖の先が、少し張り出しているのが分かるでしょうか? 非常に崩れ易いチョークの崖なので、この上に立つのも、崖の真下に居るのも大変危険。毎年何人かが死亡します…。
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そして、たっぷり歩いた後は、お気に入りのパブ「Cuckmere Inn」でお楽しみの夕食。その日は非常に混むだろうし、予約もしていなかったので、早めの5時半位に入店しました。
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まず、前菜を二人でシェア。海老とアボカドのオーロラ・ソース和えのカクテルは、イギリスでは典型的な前菜ですが、ここのはロブスターも入っているのです。海老もプリプリですが、ロブスターもぷりっぷりで幸せ。
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そしてメインコース。私が選んだのは、「ハルーミ」と言う熱しても解けないチーズの天ぷらとチップスです。言わば、フィッシュ&チップスのベジタリアン版。実は、前回これを食べた時、余りにも忘れ難い美味しさで、以来もう一度食べる機会をずーっと待っていました。サクサクの衣にはビールが入っていて、薄味でも大変味わい深いのですが、ここのチップスの揚げ方がまた絶品!
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P太が注文したのは、ロースト・ポークとソーセージ+付け合せ野菜。言わゆる「サンデイ・ロースト」と言う、イギリス人にとって一番のご馳走の一つです。実は私は、ジャガイモの付け合せの中でも、ロースト・ポテトが最高に好きなのですが、美味しいロースト・ポテトを作るのは、返ってチップスよりも難しいものです。でもここのロースト・ポテトは、またしても芸術品のような仕上がりと美味しさ。
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歩いて消費したカロリーを、結局この食事ですっかり補給です(笑)。ここのデザートが、また魅力的なんですけど、全く入る余裕がなくなってしまいました。案の定パブを去る頃には、長い順番待ちが出来ていました。
 




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by piyoyonyon | 2016-06-23 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

トリコロールのビンテージ・ボタン

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金色の花ブローチ七宝のバックルと一緒に出会った、直径3.5cmもある大きなプラスティック製のボタンです。10個まとめてビニール袋に入って売られていました。赤、白、ロイヤル・ブルーの三色の層を重ね、断面が映えるように複雑に削ってあります。鮮やかながらコクのある色合いと、独特のとろんとした艶が魅力。一体どんな服に使用したのだろうかと、考えると楽しくなります。ネイビー・ブルーや白なんかの、カチッとしたジャケット&コート類に合わせたのかな、などと想像するのは、古いボタンの醍醐味です。
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カットされたロイヤル・ブルーの部分が、三日月のように見えますが、意図したのかは微妙なところ。
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ネットで非常に似たボタンにヒットして、そこには1940年代のフランスのベークライト製と書いてありました。多分年代と生産国は当たっていると思いますが、ベークライトにしては軽く変色もありません。本当の素材は、恐らくカゼインではないかと思っています。カゼインは、19世紀末に発明された、乳蛋白から作られる合成樹脂です。加工し易く耐久性に優れている為、ボタンを作るのには最適な素材でした。今でもカゼインからボタンは生産されていますが、1920~40年代には特に盛んに作られた為、古いカゼイン・ボタンにはアール・デコらしいデザインが多く見られるようです。そう言われてみれば、私の持っている古いプラスティック製のボタンの多くは、ベークライトでもセルロイドでもないと思っていましたが、実はカゼイン製かも知れません。単なるプラスティックのボタンとは言え、デザインや色、質感に、今の製品とは違う味わいがたっぷりです。
 




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by piyoyonyon | 2016-06-22 15:36 | 手芸用品 | Comments(0)

フィッギオの「トール・ヴァイキング」の皿

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フィッギオの「サーガ」の小皿を手に入れた日に、同じフリマの別なストールで買いました。フィッギオに一日二回も出会うなんて、中々ないと思います。直径が約17cmの、多分ケーキ・プレートだと思います。艶消し気味のプリントには、多分カトラリーに寄る傷が結構あります。
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柄名は、今までも幾つか持っている、Turi Gramstad Oliverトゥーリ・グラムスタッド・オリヴァーのデザインの「Tor Viking トール・ヴァイキング」です。スタイリッシュでも親しみ易い可愛い花柄と、爽やかな青系の色彩が目印です。お皿の縁には、実は良く見るとギザギザ模様が入っています。
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バック・スタンプまでしっかり可愛いところが、トゥーリ・デザインの魅力の一つ。丁度良い大きさなので、私のおやつ皿として普段使いするつもりです。
 




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by piyoyonyon | 2016-06-21 15:30 | テーブル&キッチンウェア | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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