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青いリーフのエナメル・ブローチ

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大きさもデザインも、大げさじゃないけど地味でもない、中々使い勝手の良さそうな、多分40~60年代前半頃のビンテージ・ブローチです。スッと伸びた形の良い葉は、寒色系でグラデーションにエナメル彩色されていて、何気にデザインが洗練されています。
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濃い色のジャケットの、テーラー・カラーのカーブに沿わせて着けたら、素敵だと思います。
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水色系のAB加工のラインストーンが良く輝き、程良いアクセントになっています。
 



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by piyoyonyon | 2017-04-30 15:36 | アクセサリー | Comments(0)

ウラン・ガラスの巾着型花瓶

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巾着型花瓶…と言うか、色からしても、どちらかと言うと巾着型点心のような花瓶です。特にひらひらフリル状の入れ口なんて、餃子の襞みたい! プルボローのアンティーク・モールで、P太が買いました。色は乳白の黄色で、この色のみのウラン・ガラスは、私達にとっては初めてです。カスタード色と呼ばれるようです。
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実際には、もう少し黄色が濃い目です。どうやって製造したのか、内側は白いガラスになっています。19世紀後半の吹きガラスで、いかにもヴィクトリア時代らしいフリル状のひらひら(「ruffle ラッフル」と言うらしい)は、実際ガラスが柔らかい内に、本当に餃子のように手作業で形成したのだと思います。
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とにかく、こんな首が窄まった形の花瓶は、生けた花が安定し易く、使い勝手が良いものです。花弁が大きい割に茎が細い不安定な花でも、大きく開いた花瓶の口が受け止めてくれるし、更にフリルに引っ掛かって納まってくれます。花瓶そのものは形が妙だけど、花を生けるとしっくり見えるのは意外です。
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ヴィクトリア時代の乳白ウラン・ガラスなので、放射能も発光も強め。内側の白い部分も、ちゃんと発光します。ブラック・ライトを当てると、まるで夜光性イソギンチャク(そんなの居るか?)みたい。
 





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by piyoyonyon | 2017-04-29 15:33 | インテリア・デコレーション | Comments(0)

リカちゃん人形のカジュアル・ワードローブ

今まで作って来たリカちゃんの服の多くは、今回帰国するにあたって、実は日本の姪っ子にお土産として持って行く為に、せっせと作り貯めていた物です。これまでも姪には、人形の服としては、着脱し易い上下一体型のドレスやワンピースは上げて来ましたが、女の子が年長になって来ると、着せ替えにも大分慣れて、上下別々に着せることが出来るようになります。また、お姫様ドレスより、現実的な服が好きになるらしいので、そういうことを踏まえて、今回は組み合わせを色々楽しめる、カジュアルなラインアップにしました。
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イギリスで売られている10歳以上の女児服を眺めると、もっと背伸びしたハードなテイストの(言ってしまえばハスッパな)デザインが多く、買い与えたくなるような商品は中々ありません。日本の同年代の女の子にも、本当はそう言うデザインのほうが人気なのかも知れません。しかし、どうも私の古臭い固定観念で、「子供には子供時代にこそ楽しめるような子供らしい素直に愛らしいデザインで」と言う傾向になってしまいます。特にリカちゃん人形は、そういう服装をしていたほうが可愛く見えると信じています。
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とは言え、自分自身のワードローブもそうなのですが、柄物が多過ぎて、これじゃ組み合わせにくいだろと反省。特に最初は、可愛いだろうからと言うだけで作っていたのを、後からコーディネイトも考慮して作るように心掛けました。やっぱりスタンダードなアイテムこそ、人形であっても着回しし易いと思います。イギリスの姪に上げた物と、ほぼ同じデザインも加えました。
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日本の姪は、物心付いた時から、お洒落心が半端じゃないらしいので、このワードローブで着せ替えを楽しんで、ファッション・センスを益々磨いて欲しいと思います。
 




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by piyoyonyon | 2017-04-28 15:32 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

再びプルボローのアンティーク・モールへ

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ウェスト・チルティントン村の壁画教会へ行った帰り、ここまで来たら近いからと、またもやPulborough プルボローのアンティーク・モール「The Corn Store」へ立ち寄ることにしました。もしかしたら店名の由来は、昔の穀物取引所の建物だからかもしれません。
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我々の一番のお目当ては、やはりウラン・ガラス。
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裸の女のフィギュアが付いた、アール・デコの典型的な大きな花器が、まずウラン・ガラスでした。
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前回P太が、プリムローズ色のウラン・ガラスのクリーマー&ボウルを買ったストールで見掛けた、同じシリーズと思えるクリーマー。でもこの脚が、何だか殺せんせーの足(って言うか触手の先)みたいでヌルフフフ。
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ウランの含有量が比較的高い為、ブラック・ライトを当てると、日中でもばっちり光ります。
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ウラン・ガラスではありませんが、大人気のルネ・ラリックの大きな美しいボウル。上にたまたま乗っているブローチも、今気付いたけど中々素敵。
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色付きガラスのオープン・ソルトのコレクション。ウラン・ガラスは一つもありませんでしたが、もしあったとしても、形自体は平凡なのに、値段は9ポンドと高かった。もっとも売り主は、昔の卓上塩入れとは気付かず、キャンドル・ホルダーだと信じているようです。
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この一見地味~な婆臭いネックレスは…、
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実はウラン・ガラスです。アール・デコ期のネックレスのようです。
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ニードル・ポイントのシート張りの椅子。鮮やかなオペラ・ピンクが、ニードル・ポイントとしては中々個性的。
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本体に付いた花模様が可愛い、古いシンガー社のミシン。
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続いて、二階へ向かいます。
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二階は、布物やアクセサリー雑貨等の、女性的な商品が一層多い品揃えとなっています。
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ビンテージ・ドレスのコーナー。
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魅力的なビンテージ布が揃っています。左のバスケットの中は、三点ともハーフ・タイプのエプロンです。
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ビンテージ・バッグも。
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こちらは、バッグと言うより、デコ期のビーズのパーティー・ポーチ。
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同じくデコ期のポーチ。ガラス製のコスメ(ドレッシング・テーブル)・セットは、本当にあちこちで見掛けます。
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持ち手が木製の中国人人形になっている、中国製の子供用の雨傘。
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開くと、こんな感じになります。
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イギリスの古クマとしては結構見掛けるタイプの、やたら黄色いテディベア。
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ここは、前回私がスウェーデン製のクリスマスの壁掛けを買ったストール。
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ビニール袋が光って分かりにくいと思いますが、昔のプラスティック製の人形用花屋さんごっこセットです。丁度リカちゃんサイズ位で、レトロで可愛い。
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ビンテージ・ジュエリーも、概ね悪くない品揃えでした。
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幹線道路沿いの便利な立地で、ティー・ルームも併設されているので、かなり人気の店のようです。我々が去る頃には、川向こうの予備の駐車場さえ満杯になっていました。それでも、通路を塞いでまで無理矢理強引に駐車する客(マナー悪いなあ)まで居ました。
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おまけ。川辺には、白鳥が数羽居ました。
 




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by piyoyonyon | 2017-04-27 15:33 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ジョストボ塗りのペンダント

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山小屋風チャリティショップで買った、中古のロシアのお土産品です。直径3.5cm程の木製メダルにトールペイントが施されたペンダントで、「ジョストボ塗り」と呼ばれるそうです。今まで何度かイギリスのフリマ等で、ジョストボ塗り(またはパレフ塗り)のアクセサリーを見掛けた覚えがありますが、買わなかったところを見ると、ピンと来る事がなかったようです。思うに、お洒落に使いこなすアイディアが浮かばなかったせいかも。それは多分、今まで見掛けたのがブローチばかりだったからで、ペンダントは今回初めて目にしました。
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元は黒い革紐が付いていて、自分で首の後ろで自分で結ぶタイプでしたが、ビーズのほうが合わせ易いかもと思い、手元にあった黒いビーズのネックレスに繋げました。描かれた花の色味は落ち着いていて、ほんのちょっぴり大人なフォークロア感を、これなら普段のファッションにさり気なく取り入れられそうです。
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ジョストボ塗りは、モスクワ郊外のジョストボ村で生産される民芸品で、皿やトレイ等の大きな作品には、通常鉄板の土台が使われるそうです。濃い色の地に、花や木の実、果物等を、大胆なストロークを生かして描き、大抵縁を金の細かい文様で装飾するのが特徴のようです。同じロシアの民芸品でも、いかにもロシアらしさが満載の「ホフロマ塗り」や「ゴロジェツ塗り」「メゼーニ塗り」に比べると、色使いが豊富で華やかで、西欧の一般的なトールペイントに共通する親しみ易さが感じられます。





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by piyoyonyon | 2017-04-26 15:32 | アクセサリー | Comments(0)

壁画教会のお祈りクッション

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ウェスト・サセックス州のWest Chitlington ウェスト・チルティントン村の、大変保存状態の良い12世紀の壁画を残す「St.Mary’s Church 聖マリア教会」には、私の好きなお祈りクッションが沢山ありました。
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このお祈りクッション、英語では「kneeler ニーラー」と呼ばれます。ガーデニングで使用する「膝当て」と同じ単語で、礼拝中にお祈りする際、跪く時に使用するのだと思います。
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イングランド国教会、またはイギリス特有のアイテムのようで、他のキリスト教国では見掛けた事がありません(…もしかしたら英国連邦国にはあるのかも)。約B4の面積×厚さ10cm位のサイズのヌード・クッションかウレタンを、毛糸のニードル・ポイントが刺繍してある布で包む仕様も、国中何処へ行っても共通しているようです。多分、信者達が手分けして制作しているのだと思います。
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恐らくニーラー制作専門の手芸本が存在するらしく、イギリスの他の教会で見た覚えのあるデザインも多く、今までも既に撮影したことがあるかも知れません。この画面を六分割した中に花が一つずつ描かれたデザインは、どのバリエーションを見ても好き。
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側面にも注目。教会名入りがオリジナルです。
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ニーラーの図案は実に様々ですが、非常に大きく分類すると、いかにもキリスト教らしい物とそうでない物があります。私が好きなのは後者で、撮影するのも、どうしてもそう言うニーラーが中心になります。宗教色のないデザインのモチーフの代表は、植物や動物や風景。
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動植物は、やはりイギリスらしい種類ばかりだし、風景はイギリスを代表する田園風景中心です。
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大航海時代を思わせる、力強い帆船の柄。
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多分、秋の収穫を祝う柄。
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これは鳩なのかなあ? でも平和の象徴の白鳩ではないし、鳥種は特定出来ず。
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これは、もしかしたら十字架をモチーフとしたパターンなのかも知れません。だとしたら、隠れキリシタン並みの控えめなキリスト教色ですね…。
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一見単なる文様に見えても、実はさりげなく宗教的な意味合いが盛り込まれている柄も多いようです。
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これも、十字架をパターン化したようです。側面に制作年入り。
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前出の、ほぼ色違い。使い込まれて、かなり毛羽立っています。
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白百合は、聖母マリアの象徴。背景には百合の紋章が。
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楽しげな音符柄も、「主に向かって歌え」。
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これは、今まで見掛けたニーラーの中で、結構異色。はっきり鮮やかでレトロな色合いの、幾何学模様的なデザインです。平面構成に見えますが、何気に近い一段暗い色で、陰影が付けてあります。して言えば、ステンドグラスを題材にしているのかも。
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宗教っぽいにしろ、そうじゃないにしろ、やはりニーラーは魅力的な手芸品で、見ていて飽きません。イギリスで定期的に教会に通うキリスト教徒は、僅かになって来ているそうですが、このアイテムはいつまでも消えずに、イギリスの文化遺産として残って欲しいと(信者でもないくせに勝手に)思います。今後も、素敵なお祈りクッションの沢山ある教会との出会いを期待します。









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by piyoyonyon | 2017-04-25 15:32 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

もう一つの中世の壁画教会

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ネットで何かを調べている内に、英国最古級の壁画を持つHardham ハードハム村のサクソン教会の近くに、同じ位古い壁画を持つ教会が、もう一つ存在する事を偶然知りました。居ても立ってもいられないくなり(忍耐ない)、早速連れて行って貰うことにしました。
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その教会は、「West Chiltington ウェスト・チルティントン」と言う村にあり、ハードハムの西4~5km位に所在します。うちからはそう遠くありませんが、幹線道路がB(県道クラス)道さえ一つも通っていない村の為、今まで一度も通過した事がないどころか、名前を聞いた事すらありませんでした。想像した通り、不便な場所の為に返って現代の開発から間逃れた、昔らしい雰囲気が良く残る村に見えます。この辺りは、「ウィ-ルド(丘陵森林地帯)の手付かずの様子を一番残す場所」とも表現されるそうです。
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教会の正式名は、「St. Mary Church 聖マリア教会」と言います。
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南側から眺めたところ。緑の丘(って言っても墓地ですけど)の頂上に立つ、いかにも牧歌的な可愛い教会に見えますが、情報がなければ、そんな特殊な内部を持つ教会とは全く気付かず、外観は在り来たりな村の教会にしか見えません。
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建立は1088年ですが、それ以前のサクソン時代にも、確証はないものの、多分同じ場所に教会が立っていたのではないかと伝えられています。サセックスでも三番目に古い教会建築で、イングリッシュ・ヘイリテイジに寄り、歴史的建造物第一級に指定されています。
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西側に、教会付属としては結構広い墓地があります。やっぱり沢山の墓石が倒れているっスね…。
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こちらの平面でシンプルな墓石は、現代のイギリスの最も一般的なスタイル。火葬後に散骨(と言うより散灰)する為、その下に遺体や遺灰は埋葬されていないから、正確には墓石ではなく記念碑だそうです。
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尖塔かつ鐘楼は木造。
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教会の手前には、「stocks 足枷」と「whipping post 鞭打ち柱」と呼ばれる昔の刑具が。足枷は、この板の穴に罪人の両脚を固定して(定員二名)一定期間晒し者にし、その間見物人は、好きなだけ腐った果物や野菜を罪人に投げ付けて良いと言う晒し台です。もう一つの鞭打ち柱では、文字通りここに罪人を縛り付け、鞭打ち刑にしました。どちらも17世紀の物で、イギリスの大抵の村に存在したようです。
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教会の内部は、身廊=北西、内陣=北東、南側廊=南西、そして礼拝堂=南東と、概ね四つのブロックに分かれています。
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礼拝堂だけが14世紀の増築で、後はほとんど12世紀(11世紀のオリジナルではない)の建造物です。
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まず、ハードハムの教会の内部より、窓が大きく取られて陽が燦燦と差し込んで明るく、壁画が寄りはっきり残って見えるのが印象的でした。
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壁画の彩色は、今では褪せてほぼ赤系のみに見えますが、制作当時は、恐らく色の氾濫のように華やかだったであろうと言われています。もしかしたら正教会のようだったのかも、と想像します。
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身廊の北側の壁には、「Annunciation 受胎告知」の場面。教会自体の起源は、ハードハムのサクソン教会より遅くノルマン時代ですが、内部の壁画は、ハードハムと同じく12世紀に制作されたと言われています。保存状態が良いのは、やはり長年漆喰の下に塗り込められていたからだそうです。
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身廊と南側廊の間のアーチ上には「Calvary カルヴァリー」、すなわち処刑場ゴルゴタの丘へ向かうキリスト受難の場面。
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左から右へ向かって物語が進み、これらは最後の三つの場面で、中央はキリストの磔刑、右端は良く見えませんが、埋葬か復活を描いているのではないかと思います。
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アーチの下にも、それぞれ異なる文様が描かれています。
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一箇所に二種類の文様が交わって見えるのは、後の時代に下地を塗って上描きした、つまり時代の異なる文様が二重になっているからのようです。
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アーチを支える柱頭の装飾も、それぞれ異なっていて興味深いのです。
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壁画は12世紀に制作され始めましたが、二百年掛けて14世紀に完成したと言われています。そのせいか、幾つかの後期らしき絵は、明らかに画力的に進化して見えます。この「車輪の上のキリスト像」もそうで、デッサン力が確実に向上しています。
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例えばこちらは、初期の制作と思われる壁画。
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こちらは後期らしい、内陣近くの楽人天使。ルネッサンス期の絵画に近付いて見えます。
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洗礼者ヨハネかと思ったら、キリストを背負って川を渡ったと言われる聖クリストフォロスだそうです。
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壁画は、かつては床すれすれまでびっしり描かれ、壁面全てを覆っていたようです。
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ありとあらゆる意外な場所に壁画が残っており、隈なく観察しなければなりません。
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南側廊と礼拝堂の間のアーチ上には、ケルトっぽい文様が。
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そのアーチの下にも聖人像。
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やっぱりこの教会にも、不思議な壁の窪みがあります。今は、子供達の遊戯スペースになっていますが。
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その上の梁部分にも天使の壁画。スペースを生かした構図の、中々躍動感のある絵です。
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壁画の次に特筆すべきこの教会の特徴は、「hagioscope ハギオスコープ」と呼ばれる、内陣から南側廊へ続く長~い壁のトンネル。「ハギオスコープ」は、日本語では「祭壇遥拝窓」と訳されますが(益々訳分かんないですよね…)、内陣が見えにくい側廊や翼廊等からでも、礼拝中に祭壇が見えるよう設けられた壁の覗き穴だそうです。ここのは2.7mと異様に長く、本当に祭壇が見えるのに役立つかは謎です。
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クリスマス時期じゃなかったけど、ハギオスコープの前にはニット製のnativity(キリスト降誕のシーン)が。手編みの毛糸のnativity人形は、イギリスでは一般的だそうです。
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ハギオスコープの上部が、丁度鐘楼部分になっています。このワイヤーは、鐘を鳴らす為の装置。
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東側の内陣と礼拝堂には、壁画はほとんど残っていません。
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祭壇の、この教会唯一のステンドグラス。
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期待した通り、小さいながら非常に見所の多い教会でした。もし興味を持たれたら、是非ハードハム村の聖ボトルフ教会と両方御覧になることをお勧めします。





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by piyoyonyon | 2017-04-24 15:30 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ウラン・ガラスのリーフ型ディッシュ

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今回のライでのアンティーク・ショップ巡りで、Wish Wardのアンティーク屋でP太が買ったウラン・ガラス器です。決め手は、アール・デコ期の型抜きガラスの割に紫外線光での発光が強いこと、今まで見た事のない、ガラス器そのものとして中々魅力的なデザインであること、余り場所を取らない大きさ・形であること、そして値段がチャリティショップ並みであること(笑)です。
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フォルムは、縦20cm、横10cm位の長い葉っぱ型。今までもフロスト・ガラスの葉っぱ型のボウルなら持っていますが、これは深さ的にはお皿ともボウルとも言えます。そしてフロストではなく、全体的にシボが付いています。ちょっと調べたところ、ガラス製品にリーフと言うのは、結構この時代に多いモチーフだったようです。
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青みの強い緑色なのですが、蛍光色っぽさは強く、自然光でもギラギラと輝き、売り場でも目立っていました。ただし、はっきり言ってしまえば、とても安っぽい色で、状態も良いだけに古い物には全く見えず、現在の100円ショップで売られている器と言っても、信じてしまうかも知れない見た目です。
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P太の期待通り、放射線量は、アール・デコ期のウラン・ガラスとしては高めでした。
  




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by piyoyonyon | 2017-04-23 15:25 | テーブル&キッチンウェア | Comments(0)

ターディス発見!

結婚記念日に訪れたライで、町の中心から駐車場へ戻る時、警察署の脇を通ったら、警察署の駐車場に、こんな物がありました。
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公衆電話ボックスよりは、一~二周り位大きな青い四角い小屋。これは何かと言いますと、かつてはイギリス中にあったと言われる「ポリス・ボックス」であります。本来、中には警察に直接通報出来る受話器が設置されていて、つまり警察専門の電話ボックスでした。交番の存在しないイギリスでは、代わりに街のあちこちにこれを設置していたそうです。巡回中の警察官も署に連絡する為に使用したし、一般人も通報出来たようです。本当に電話だけのタイプもあったそうですが、この1.2m四方の小屋状のは、内部には机と椅子と照明と暖房機位は配置され、街灯として役立ったり、鍵が掛かるので、現行犯で逮捕した犯人を一時留置する為に使用された場合もあるとか。日本の派出所や駐在所の機能には及びませんが、携帯電話など当然無く、一般の公衆電話にはしばしば行列が出来ていたであろう当時、十分役に立っていたようで、とにかくイギリスでは御馴染みの存在でした。そこで、1960年代にスタートした国民的SFテレビ・ドラマ「Doctor Who ドクター・フー」では(SFが国民的人気ドラマってのが改めて凄いけど)、主人公ドクターの操縦するタイム・マシン兼宇宙船「TARDIS ターディス」の入り口は、このポリス・ボックスになっていて、街の何処に移動して立っていても誰も不審がらない、と言う設定でした。
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ところが、ポリス・ボックス自体がすっかり絶滅した現在、最早これはターディス(の入り口)にしか見えません! 若い世代はこぞってそう言うでしょうし、ガイジンの私も初めて実物を目にしました。60年代後半には姿を消したらしいから、P太も見た覚えはないそうです。オリジナルの古い物ではなく、イベントか何か用に新たに作られたように見えますが、とにかくBBCのスタジオか「ドクター・フー」のテーマ・パーク以外で、ポリス・ボックスにお目に掛かる機会があるとは、全く思っていませんでした。
  




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by piyoyonyon | 2017-04-22 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(4)

リカちゃんの赤いサーキュラー・スカート

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たっぷり広がる、平面にするとほとんど円形のサーキュラー・スカートは、1950年代の代表的なファッション・アイテムです。特に赤地のスカートとなれば、定番はリード付きプードルのアップリケ(髪型はポニーテイルで決まり)ですが、私は少し中原淳一風に黒猫&丸い花模様にして、昭和レトロをイメージしてみました。
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この時代って、ポインテッド・トウのパンプスに、短いソックスを合わせていたようなイメージがあります。
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中原淳一提案の手芸に良く登場する、丸い花のアップリケが大好きです。どんな色で表現されているのだろうと思い、調べてみましたが、結局突き止められませんでした。
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「中原淳一リカちゃん」にも、似たような格好の赤いスカートの人形があります。彼のスタイル画をイメージすると、リカちゃんよりジェニー(orジェニー・フレンズ)の体型のほうが、立体化し易いように思いますが、もう数年ジェニーは、タイアップで話題になることもなく、新商品すらほとんど販売されておらず、風前の灯ですね(汗汗)。一度なんて、本当に生産中止された(2008年頃)そうだし。今後どうなっちゃうんだ、ジェニー…。
  




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by piyoyonyon | 2017-04-21 15:27 | おもちゃ・人形 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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