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赤いチロリアン・テーブル・クロス

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民族衣装を着た男女が、日本のファンシーっぽいタッチで並んで描かれた、オーストリアの典型的なお土産の布類は、好きでフリマで安く見付けると買いますが、赤い地色のテーブル・クロスは、意外にも初めて手に入れました。しかも、今までのテーブル・クロスは、全て厚手の綿100%でしたが、これはてろんとした化繊地です。こういう素材は、安価な上にアイロン掛けが簡単と言う事で(返ってシワに成り易いとは思うのだが)、1960~70年代を中心に流行ったようです。
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民族衣装は、男女共に一種類ずつのみ。正直言って、人物は余り可愛くありません。しかし、人物の合間に配置された、オーストリアらしい伝統的な花模様は気に入りました。
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この手の布は、大抵縁にしか絵柄が入っていないのに、これは中心にも花柄が入っているので、撮影の背景布としても活用出来そうです。
  




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by piyoyonyon | 2017-12-11 15:26 | ファブリック | Comments(0)

小さな木製トントゥ人形

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フリーマーケットで見付けた、北欧のクリスマスの小人(サンタの助手)の人形です。フィンランドでは「トントゥ」、スウェーデンでは「ユール・トムテ」、ノルウェーとデンマークでは「ニッセ」と呼ばれるそうです。今までも幾つかトントゥ人形を持っていますが、元々物価の高い北欧からの輸入品だし、特に「aarikka」等のブランド品だと結構高価です。フリマ等で見掛けると、つい「買わねば」と思ってしまいます(笑)。
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この人形の身長は4cm位。球だけで構成されたような、恐らく世の中の人形で最もシンプルな造形の一つだと思いますが、ちゃんと可愛く見えるところに毎回感心します。素材は木だけでなく、大抵布類と組み合わせてある所もポイント。今回のは、赤いニット帽を被り、胴体にはフォークロアな織り平紐が貼り付けてあります。
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トントゥ(やトムテ)は、クリスマス時期には多忙なサンタ・クロースのお手伝いをしますが、普段は住人に気付かれないよう家の手助けをしたり、子供を守ったり、日本の座敷童のような存在だそうです。…それにしてもこの人形、また私に似てるって言われそう(ぼそっ)。
 




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by piyoyonyon | 2017-12-10 15:24 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

村のクリスマスの風景のFDC

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机の上を整理していたら、こいつが出て来まして、何処でいつ買ったのかさえすっかり忘れていました。多分今年何処かのアンティーク・モールで購入し、クリスマス柄だからクリスマスに掲載すればいーやと思い、放ったらかしにしたまんまだったようです。
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1990年のイギリス発行のクリスマス切手のFDC(初日カバー)で、エディンバラの消印が押してあります。目ぼしいイギリスのクリスマス切手は、もう全て持っているつもりでしたが、この柄は持っていませんでした。雪遊びをしたり、森へツリーを切り出しに行ったり(買ってるんじゃないですね)、キャロリングしたり、古式ゆかしいイギリスの田舎のクリスマスの光景が、地味ながら堅実で好感の持てるタッチで描かれています。ホワイト・クリスマスどころか、雪が降り積もる事自体、イングランド南部では珍しいので、これはスコットランドの風景って事なのかな。
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FDCの封筒のイラストは、切手とは全く別のイラストレーターが描く場合が多く、切手とは全く関係ない図案の場合もありますが、これは切手のイラストレーターと同じ人に寄るもので、切手の内容にマッチしています。クリスマスのモチーフの中でも、家並みのシルエットはかなり好きですが、この家並みには、イギリスならではのノルマン様式の教会が描かれています。ヨーロッパの他の国ではまず見た覚えのない四角柱の塔を持つ教会建築で、これをイギリスで初めて見た姉も、初めはお城と勘違いしていました。「天空の城ラピュタ」の背景にも、こんな教会の描かれている場面があり、イギリスをロケハンで訪れ、舞台のモデル(の一部)にしたと聞き納得しました。
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特別消印も、切手に合わせた柄で素敵。教会に行くこと自体が、イギリスでは珍しくなって来ているらしいので(キリスト教徒の1割以下だそうです)、何だか全てがイギリスから失われつつあるクリスマスの光景って感じで、最早郷愁を誘うFDCなのではないでしょうか。
 





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by piyoyonyon | 2017-12-09 15:23 | ステーショナリー・グラフィック | Comments(0)

モモコ・ドールの黒頭巾ちゃんの衣装

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秋葉原の「アゾン」の店で、アウトレットのマッパの「ヒースの妖精」モモコ・ドールを買う時に、非常に迷ったのは、この衣装も一緒に買いたかったからです。こちらもアウトレットと言えど、そう安い買い物ではなかったので、結局人形と合わせて、通常のモモコ一体を買うのと変わらない値段になってしまいました。
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元は、「Black Riding Hood ブラックライディングフッド」、つまり「Red Riding Hood=赤頭巾ちゃん」に対して「黒頭巾」と言うデザイン名のモモコ人形の、デフォルトの衣装でした。その店では、元々他にも買う予定の物が色々あったし、この衣装は諦めて人形だけにしようかと散々迷いました。が、アウトレットだから次に来店する時には絶対出会えないし、その位好きな衣装なので結局買いました。でも、人形の仕様的には、「ブラックライディングフッド」のモモコより、「ヒースの妖精」のほうが気に入っているので満足しています。
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フード付きのケープには、左右両側に白い刺繍がアシンメトリーに入っています。トッグルの留め具仕様も、非常にリアルに作られています。肩のラインが人形に合っていなくて、着ると上に引き攣られてしまい、首が縮こまって見える(ジャミラ状態と言うか…)のが唯一の難点。
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ケープを取ると、こんなドレスです。写真では分かりにくいのですが、胴衣が民族衣装のようにレース・アップになっているのが大きな魅力です。黒無地なのに、チュールをスカートに重ねて華やかさを出し、ピコ・レース等の白とバランス良く組み合わせて、これだけでも十分可愛いく仕立てられています。
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ブラウスの身頃や袖と同じ白ではなく、襟だけ黒にした点もバランス良し。腰部分には大きなリボンが付いて、童話の主人公っぽい愛らしさが強調されています。
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ドレスとケープと焦げ茶のエンジニア・ブーツ、そしてドロワースがセットになっていました。一緒に買い物に付き合ってくれた友達が気付いてくれましたが、もう一つ売られていた同じシリーズのセットには、何故かドロワーズが入っていませんでした(値段は同じなのに)。元々この衣装の赤バージョンは、ずばり「Red Riding Hood レッドライディングフッド」と言う名前で、そちらは衣装だけ単独で販売されていたようです。でも最初から、黒のほうが素敵だと思っていたので、こうしてこの衣装だけ手に入れられてラッキーです。





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by piyoyonyon | 2017-12-08 15:31 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

クリスマス・シーズンのハイス

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昨年末、愛猫トラちゃんが亡くなった翌日、ただ家に居ると悲しさが込み上げて来て、泣いてばかりで見ていられないからと、P太が急遽休暇を取って、遠出に連れて行ってくれました。その時私が希望した場所は、寂しい真っ平らな風景こそ、返って今の自分の気持ちに合いそうで、英国では結構珍しい砂浜が長く続くSt. Mary’s Bayの海岸と、ロムニー・マーシュを選びました。その後、Hythe ハイスの町にも立ち寄りました。
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クリスマス前で、町のハイストリートは結構賑わっていたのですが、歩いてみてちょっとビックリ。何だか、やけに静かに感じるのです。ハイストリートは歩行者天国ではないものの、交通量の多い幹線道路からは少し外れて、進入車両は少なめだし、背後に結構急な丘の斜面があるせいか、何故か「音が篭って聞こえる」立地のようです。まるでクリスマスを表したテーマパークのように、現実離れした場所に見えました。
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丁度一番日没時間の早い時期で、到着後すぐに黄昏時となり、日本に比べると街灯の少ない薄暗い町並みは、一層幻想的に見えました。また、古い建物が多く、今では珍しくなった、いかにもイギリスらしい古風な店構えの個人商店が並ぶのも、浮世離れして見えた理由かも知れません。
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インタリオの小皿を買った、ビンテージ&アーティスト雑貨屋の店頭。
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様々な店舗の、クリスマス用のディスプレイも楽しめました。特に目を引いたのが、この花屋さんの毒キノコのオブジェ。キノコは、クリスマスのモチーフとしては、イギリスでは未だメジャーじゃないらしいのですが。
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毒キノコは、手作りのハリボテのようです。白い水玉模様はフェルト。
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その上の宙には、バービーの妖精人形が舞っています。女の子が喜びそう(私もだ)。
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トラちゃんを失った翌日、この別世界に迷い込んだような町を訪れたのは、何かの巡り合わせのようで、少し慰められたように感じました。また機会があったら、クリスマスの季節にこの町を訪れてみたいと思います。
  




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by piyoyonyon | 2017-12-07 15:36 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ありがとう…! ポコちゃん

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先月の27日、とうとう愛猫ポコちゃんが亡くなりました。肺癌か結核の疑いで動物病院の検査入院から戻って来て、大体2ヶ月が経っていました。結局病因は突き止められませんでしたが、両方の肺が重度の感染症に蝕まれているのは確かで、もう治療の施しようがないと言われていました。危惧したよりは長く生きられたとも思う一方で、やはり奇跡が起こって治るかも知れないと言う希望は、最後まで捨て切れませんでした。今日は丁度もう一匹の愛猫トラちゃんの一周忌になりますが、結局1年の内に愛する子供達を二匹とも失いました。
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死の四日前から、何故かポコは、目を見開いたまま閉じなくなりました。目の前に手を翳しても、全く反応がありません。視力がなくなったのか、それとも瞼の神経が麻痺して閉じられないのかとも疑いましたが、私達の姿を目で追って喉を鳴らす事もあるし、目の周囲を撫でると目を閉じます。それでも自力で結構あちこちへ移動し、爪とぎもして、窓辺でバード・ウォッチングをしては「うにゃにゃ」と興奮して啼くこともあり、御飯は今まで通り食べていました。
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死の一日前も、同じように行動してはいましたが、水ばかり飲んで、食事は全く取ろうともしませんでした。その日の夜、今まで入ったことのない、混み合ったオーディオ機材の後ろの狭い隙間に潜り込んで行きました。良く「猫は死に際を人に見せない」と言います。病気の猫が外出したまま、帰って来ない事が多いからです。これは、余程具合の悪くなった猫が、誰にも構われたくないので姿を隠したがる為と言われています。このままじゃ、ポコちゃんが其処で死んじゃう。私はP太に、ポコを引っ張り出すように言いました。しかし彼はゲームに夢中になっていて、狭過ぎて其処からは出せないし、彼女の居たい場所から無理矢理移動させるのは、余計ストレスが掛かって可哀相だ、などと言います。私は怒って、オーディオを蹴散らしてポコちゃんを引っ張り出しました。
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しばらくして、突如ポコは苦しみ出し、今まで出した事のない妙な啼き声を何回か上げました。しかしすぐに落ち着いて、生の魚の切り身を与えると、凄く喜んで喉を鳴らして結構沢山食べました。その魚は、英国の急激なインフレで40%も値上がったので、しばらく買っていなかったのです。もっと早く気付くべきだった、明日は魚の追加を買ってこなくちゃ、と思いました。
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その晩は、一階のラジエーターの側に暖かい寝床を用意していましたが、気が付くと、私の居る二階の作業部屋にポコが入って来て驚きました。二階へ上がることは、もう体力的に二度と出来ないだろうと思っていたからです。そのまま床にバタッと倒れると、やはり階段を登る事に余力を使い果たし、酷く息切れしてしまったようで、また苦しんで啼き叫び始めました。私はただちにP太を何度も呼びましたが、ゲームに夢中になって聞こえもしないし中々来ません。もしこのままポコが亡くなったら、私はプレステを叩き壊すつもりでしたが、しばらくしてポコは落ち着きました。
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いつも私達のベッドの横に置くドーム型の猫ベッドでは、最早寝る事も出来ない程弱っていたので、その隣に平たいクッションを置き、フリースを敷いて湯たんぽを添えて寝床を拵え、そのすぐ脇に御飯と水も用意しました。しかし、自分から移動して行ってしまいました。翌早朝、ポコは私の作業部屋の机の下に横たわっていました。撫でるとゴロゴロ喉を鳴らしましたが、その体に障って、私もP太もギョッとしました。凄く体温が低い。今までポコは、普通の猫よりも体温が高い猫だったらこそ、専ら暖かい場所には一際拘っていたのに、こんなに冷たい体では、最早暖かさを必要としない訳です。今日がポコの最後の日だと、二人とも悟りました。再び数度啼き叫びましたが、また落ち着きました。ドーム型ではない、普段一階で使用している猫ベッドを持って来て寝かせると、既に抵抗する体力もなく、そのままベッドから一度も起き上がる事はありませんでした。
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生憎その日のP太は、重要な会議の為にロンドン東部に出張で、割と朝早く出掛けなければなりませんでした。P太が去った後、ポコは9時半頃に再び啼き叫び始めました。やっと息が十分安定したように見えた時、そっとポコの体を撫でると、プリュッと嬉しそうに応えようとしました。しかし、それが返って負担を掛けさせてしまい、再び苦しんで悲鳴を上げ始めました。今までよりも長く継続的に啼き叫んだので、ああ、これでポコちゃんは本当に逝ってしまう…と分かりました。私はポコの体を撫でながら、一番優しい声でポコの名を呼び続けました。遂に啼き止むと、荒い息は徐々に消え入るように弱々しくなって行きました。すっかり息が止まると、何度かしゃっくりのように小さく体を引き吊らせました。それが止まっても、しばらく腹部は少し動いて呼吸しているように見えました。いえ、最後は私自身の視点が酷く揺れていたので、只幻影を見ていただけかも知れません。「ポコ、助けて上げられなくて御免ね。でも良く頑張ったね。最後までとっても良い猫ちゃんだったよ。大好きだよ、ありがとう」と私はポコに言いました。午前11時頃でした。
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その午前中は暗い曇りの天気でしたが、正午頃に陽が差しました。しかしポコちゃんは、大好きだったお日様の光を待つことはありませんでした。獣医で安楽死させたたまやトラと違い、家で亡くなったので、庭から未だ咲いているバラやハーブを摘んで来て、猫ベッドを棺に見立て、お気に入りのネズミの玩具と一緒に、ポコの周囲にお供えしました。その上を愛用のブランケットで覆うと、開ける度に花の香りがふんわり漂いました。私から連絡を受けたP太は、会議が終わると早引きを取って急いで帰って来ました。その後、二人でペット火葬場にポコの遺体を連れて行きました。
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弱って歩くのがよろけるのは私達に見せたがらず、最後まで私達のナデナデに出来るだけ応えようとし、最後の晩も自力でトイレを使い、最後の最後まで自分の意思で行動し、「猫ながらあっぱれな最期」と言うのに相応しい、本当に気高い立派な死に様でした。最終的にはガリガリだったものの、それ程悲壮な状態には見えず愛らしいままでした。最後の一ヶ月位は自ら毛繕いも出来ませんでしたが、その割に毛並みは綺麗なままでした。しかし死の間際まで意識がしっかりしていた分、非常に苦しませてしまいました。もし寝たきりの朦朧とした状態だったら、獣医に連れて行って安楽死を選択したでしょうが、あんなに最期まで意識がはっきりしていたのでは、ましてあれ程必死に生きていたのだから、やはりポコの一番嫌いな獣医に無理矢理連れて行って一生を終らせるのは、可哀相過ぎて出来ませんでした。どう考えてもポコは、死ぬまで愛する我が家で過ごすことを望んでいただろう、とは確信しています。只、例えその日を乗り越えられたとしても、次の日はやはり獣医に連れて行って安楽死を依頼するしかありませんでした。
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ポコの性格は、勝気で頑固で気位が高く、意外と繊細でした。なのに、動作はガサツでケタタマしく、大きな横広がりの顔にまんまる目の表情はひょうきんでした。私は、そんなポコの牝猫らしくないところが大好きで運命を感じ、養女ではなく血の繋がった娘のように思っていました。感情表現がとてもはっきりしていて人間ぽく、言葉を話せないのが不思議な程でした。言わば天性のエンターティナーで、一緒に暮らすのが本当に楽しい猫でした。鼈甲色はイギリスでも余り人気のない猫の毛色ですが、私達夫婦は専らポコを「世界一可愛いサビ猫」と呼んで、親バカを発揮したものです(「世界一でっかいサビ猫」とも)。ポコは猫にしても我が強いと思っていましたが、最後まで精一杯明るく振舞い、私達の愛情に応えようとし、本当はとても思いやりの溢れる子でした。今更気付いたことが、悔やまれてなりません。最期の悲痛な声を上げて苦しむポコの姿は、脳裏に焼き付いて離れませんが、きっと今ならポコちゃんはこう言うでしょう。「マミー、病気のポコニャンじゃなくて、元気でダイナミック・ボディだった頃のポコニャンを思い出して欲しいにゃん」と。
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写真の最初の4枚は、死の4日前の、私にとっては最後のポコの写真。その次の5枚は、病院から戻った後の10月。残りの3枚は、P太に寄る、ポコが未だ健康で元気一杯だった今年1月の写真です。たまちゃんやトラちゃんを失くした時に比べると、今の気持ちは異様な程落ち着いています。もしかしたらポコちゃんが結核で、もう一生病院から家に戻って来ることは出来ないと言われていた時は、気が狂いそうな程悲しみました。あの時の悲しさに比べれば、例え僅かな間でも、今後再びポコと暮らせるのは十分幸せだと痛感していたせいかも知れないし、単に悲し過ぎて感覚が麻痺しているだけのようにも感じます。しかし今でも、ポコの姿が家の中の何処にもないのが奇妙に思えたり、賑やかだったポコの音が聞こえる錯覚を感じたり、ポコの為にドアを少し開けておかなくちゃとか、今夜は寒いからどうポコの暖房対策をしよう、どうやったらポコにもっと御飯を食べさせられるかとか、つい考えてしまい、途轍もなく寂しいです。はた迷惑な朝の暴動でさえ、今では幸せだったと感じます。病気で静かになってからも、彼女は私達にとって計り知れない大きな存在でした。一階のソファで寝るのは、寝返りが打てないし中々トイレにも行けなくて大変でしたが、ポコが喜んでおねんねしてくれたことが、彼女との最後の最高の思い出です。
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動物と家族として暮らす以上、悲しい別れは必ずやって来て、こればかりは避けようがないのです。何度経験しても、決して慣れるものではありません。今まで一緒に暮らした猫の中には、失踪したまま結局戻らなかった猫も居れば、交通事故で突如亡くなったり、僅か一歳で病気で死んだ子も居ます。それでも、私は保護猫のお母さんになる事は絶対に止めません。別れは辛いけれど、それとは比べ物にならない程沢山の幸福を、猫達は我々に与えてくれるのだから。




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by piyoyonyon | 2017-12-06 15:33 | 動物 | Comments(6)

クリア・ラインストーンのフィリグリー・ブローチ

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秋に地元郊外の大型フリーマーケットで、うっとり美しいフィリグリーのブローチを手に入れました。これを初めて見掛けたのは7月頃でしたが、値段を聞いたら5ポンドと言われたので、値切る交渉もせず即座に諦めました。もしアンティーク・マーケットやモールであれば、相当お買い得な値段ですが、フリマで流行りではない古臭いアクセサリー(大抵の客にとっては)を、その値段で買う人は滅多に居ません。案の定、その大型フリマの10月の今年最終日にも、未だ売れ残っていて、再び値段を尋ねたら、半額の2.5ポンドとのこと。更に「2ポンドにしてくれませんか」とお願いすると、あっさり承諾してくれました。
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家に持って帰って改めて眺めると、本当に素敵で、つくづく手に入れられて良かったと思いました。透かし金具は型押しなのに銀線細工のように繊細で、ペースト・ガラスのラインストーンは非常に美しく輝きます。
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特に、中央の一番大きなラインストーンのカットが細かく、惚れ惚れする美しさ。
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直径5cm強の、まるで大聖堂のロゼッタ窓のような土台の透かし金具には、更に花型の台座が乗っています。多分、エドワーディアン~アール・デコ時代のチェコ(スロヴァキア)製です。
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姉に上げるつもりでしたが、似たようなブローチを最近上げたばかりなので、これは自分用にするつもり。意外にも、無色透明のラインストーンだけのフィリグリー・ブローチは、今まで一つも持っていませんでした。
  



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by piyoyonyon | 2017-12-05 15:30 | アクセサリー | Comments(0)

全面刺繍のティー・コジー

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分厚い綿入り無地ティーコジーを中に入れて使用する、ぺらぺらの刺繍入りティーコジー、言わばティーコジー・カバーは、イギリスの古物として結構見掛けるアイテムです。しかし、こんな全面にたっぷり刺繍が入った華やかな物は、結構珍しいのではないかと思いました。
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多分手芸雑誌に掲載されていた図案等を元にしているのだと思いますが、チューリップ等の花を不思議に組み合わせた、少しオリエンタルな躍動感ある構図が印象的。パステル系でまとめた刺繍が多いイギリスでは、色使いも独特に見え、刺繍自体もきっちり緻密に力強く丁寧に刺してあります。両面、同じ図案です。かなり魅力的な刺繍なので、ドール服に活用出来ないかとも思いましたが、ちょっと難しいかな~。




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by piyoyonyon | 2017-12-04 15:32 | ファブリック | Comments(0)

レトロなクリスマス・デコレーション 4種

フリーマーケットで、好みの古臭くキッチュなクリスマス・ツリー用の飾りを含め、様々なガラクタを、ダンボール箱2、3個に雑多に詰めて売るストールがありました。その箱の中の物は、どれでも5つで1ポンドと言われたので、ダンボールの奥底までゴソゴソ漁って選んで来ました。
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まず最初に目に入ったのが、ツリーの定番、極薄のガラス製のボーブルでした。既にこんなタイプは持っているかも知れないのですが、レトロ感満点のカラフルなボーブルには特に目がありません。
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次に、へなちょこ頭でっかち天使人形。半球体の発砲スチロールを、ストッキングみたいな布で包み、フェルトの目鼻口を貼り付けて顔にした仕様です。手に持った、先の赤い長いペップは、多分キャンドルを表していると思われます。
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頭の後ろは、フェルト製のとんがり帽が盛り上がっているはずでしたが、すっかり潰れ、今は見事な扁平頭に(笑)。背中には、金色の紙製の羽根が貼ってあります。「Foreign 外国製」のラベルも付いていますが、多分昔の日本製です。
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お次は、赤い衣装のスケート靴を履いたエルフ人形です。衣装はフェルト、スケート靴は紙製。胡粉を厚塗りして形成したような顔は結構可愛く、これも日本製じゃないかと疑っています。
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最後に、愛しの毒キノコ、ベニテング型のキャンドル。蜜蝋の匂いがして、それなりに古そうです。中途半端に使用済みなのですが、イギリスの昔のクリスマス・グッズにも、この毒キノコ・モチーフが存在したのは意外でした。ドイツとかからの、輸入品かも知れません。高さは15cm位あり、結構インパクト大です。
…え?4つしかないって? そうなんです。クリスマス・デコレーションの中からは、買いたい物を5つは見付けられなかった為、残り一つは別な物を買いました。




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by piyoyonyon | 2017-12-03 15:32 | インテリア・デコレーション | Comments(0)

森の中のマーケット・タウン、ワドハースト

Bodiam Castle ボディアム城」を見学した後、未だ日没までは時間が少しあったので、次に何処を訪れよう?と言うことになりました。そこで、城に向かう際に通過した「Wadhurst ワドハースト」と言う町が、昔ながらの雰囲気が残る良さげな町だったので、其処へ寄ることにしました。
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丁度、森の中の丘の上に突如現れる、大き目の村程度の規模の町と言った感じです。中世から、マーケット・タウン(定期的に市場の立つ町)として栄えて来たそうです。最寄の市クラスの大きな町はTunbridge Wells トンブリッジ・ウェルズですが、しょっちゅう買い物に出掛けるのには結構不便な立地の為、ワドハースト自体が商業消費地として自立しなければならず、今でも割と多く商店が在ります。特に、現在のイギリスでは珍しくなった、昔ながらの店構えの、チェーン店ではない個人商店が多く残っています。この荒物屋なんて、最早博物館クラスかも。
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こちらの薬局も、まるで絵本に登場するような古風な店構えです。
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しかし、4時前なのに帰宅ラッシュが始まったのか、ハイ・ストリート(目抜き通り)の交通量は結構多く、道路を横切るのが大変でした。決して長閑な田舎町と言う雰囲気ではありません。
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ハイ・ストリートから少し奥まった場所に、中々立派な教区教会が在ります。
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12世紀に起源を持つ、「セイント・ピーター&セイント・ポール(聖ペテロ聖パウロ)教会」です。
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古い物ではなさそうですが、この鐘楼の扉上部の鉄細工が可愛い。
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祭壇部分のステンド・グラス。
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祭壇の脇には、またしても謎の壁の窪みが在りました。ゴシックの窓枠の一部のように見えますが、床からの高さは1mもないんですよ。
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結局、単に古くからのマーケット・タウンと言うだけで、正直言って特に興味を引く物は見付けられない町でした~(笑)。しかし現在のイギリスは、移民の急増に寄り致命的な住宅不足で、「こんな田舎でさえ」と思える場所でもどんどん宅地開発されている為、こう言う只昔ながらの何の変哲もない町こそが、更に貴重になって行く物と思われます。この町は、中心から離れた場所に一応鉄道駅もあり、周辺の村からの通勤者達の沢山の車が、いきなり森の中に駐車されているのが現れ、最初に見た時にはちょっと驚きました。通勤の中継地として、十分役立ち活気はあるようです。
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この町を去った後、絶品の美しい夕陽を追い掛けながら、アッシュダウンの森を通過して帰宅しました。
  


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by piyoyonyon | 2017-12-02 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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