小鳥のガラスのトリンケット・ボックス

P太は、ノーリッジで買ったウラン・ガラスのトリンケット・ボックスが、美しいので相当気に入ったらしく、義母への誕生日プレゼントにプラスしてはどうかと言い出しました。しかし義母は、どう見てもウラン・ガラスを気味悪がっているので、それは止めとけと言いました。どんなに賢い人でも、またどんなにウラン・ガラスの放射能は人体に無害なレベルだと説明しても、世の中には、ウランと聞いただけで拒否反応を示す人のほうが、まだまだ多いのです。そこで、地元の中心地へ出たついでに、他の普通のガラス製の(つまりウラン・ガラスではない)トリンケット・ボックスを、プレゼント用に探そうと提案しました。
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町のチャリティショップを一通り回ると、幾つかのガラス製のトリンケット・ボックスを見掛けました。これは、その中で一番魅力的だと思い選んだ物。ビンテージと呼ぶ程古い物ではないかも知れませんが、私が持っているガラス製の呼び鈴と、天辺の鳥モチーフがほぼ同じで、20~30年以上昔のドイツ製だと思います。
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全体的にカット・ガラス風の型抜き装飾が細かくキラキラ美しく、大変愛らしい小ぶりのトリンケット・ボックスなのには違いありません。呼び鈴同様、クリスタル・ガラスだとは思います。
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何と言っても可愛さの決め手は、蓋に止まっている丸めの小鳥。この造形が、やっぱり優秀です。
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鳥モチーフは、実はそれ以外に本体の側面にも、レリーフ状に三つ入っています。
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売られていた時は、カット模様の溝の合間に埃が入り込んでくすんでいましたが、家で古歯ブラシで磨いたら、見違える程輝きが増し美しくなりました。義母も喜んでくれたようです。





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# by piyoyonyon | 2017-04-17 15:28 | 箱・缶・入れ物 | Comments(0)

入れ子式木製卵

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夏頃にフリマで10~20ペンス位で買った、卵型マトリョーシカ…ではなく、マトリョーシカと同じ仕様の木製卵です。多分同じく白樺製で、文様風の柄がトールペイントされた上に、ニスで分厚く塗装されています。入れ子式になっており、中にどんどん小さくなるサイズの卵が二つ入っています。
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多分、マトリョーシカ同様にロシア製。こう言ったイースターの装飾用の卵は、中欧や東欧が本場で特に盛んらしく、木製も多く見掛けますが、入れ子式は初めて目にしました。
  




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# by piyoyonyon | 2017-04-16 15:31 | インテリア・デコレーション | Comments(0)

ヒヨコ型ソルト・シェイカー

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随分昔、姉がパリのお土産として買って来てくれた物です。陶器製の卵の殻の中にヒヨコが入っていまして、ヒヨコの頭には幾つかの小さな穴、ヒヨコの底にはプラスティックの栓があり、卓上塩入れになっています。
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殻のほうは、対になる胡椒入れになっているのかと思いきや、…単なるスタンドなのです。
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スタンドにセットすると、普通はヒヨコの顔はすっぽり隠れ、卵にしか見えません。
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殻の裏面にはエッフェル等が描かれ、更に「J'AIME PARIS パリが好き」なんて書いてあり、バリバリのスーベニール。しかし、藍一色の絵付けとカントリーな花柄が、お土産らしい俗っぽさを緩和しています。
  




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# by piyoyonyon | 2017-04-15 15:28 | テーブル&キッチンウェア | Comments(0)

リカちゃんの牧場のジャンパー・スカート

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以前友達が、自らデザインした可愛い羊のふわふわシールを、結構沢山送ってくれました。元々は未年の年賀状用に企画販売されたものでしたが、私にとってはイースター・カード作りに大いに役立ちました。それでも未だ手元に残っていたので、今度はリカちゃん用の服に使ってみようと思いました。布っぽい素材のシールは、今までも度々リカちゃん服のアップリケとして利用して来ています。この羊シールなら、緑色の地に貼って、牧場の羊っぽいイメージにしようと思い浮かびました。
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で、作ったのがこのジャンパー・スカートなのですが…、微妙に今まで在りそうでない服になりました(笑)。ある意味個性的で良いかなあと、自分では勝手に思っています。自然の中を駆け回る、子供の元気なイメージは、伝わって来るんじゃないかと信じています(笑)。
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シールは結構しっかりくっ付きますが、子供が遊ぶ場合、数箇所だけでも縫い付けたほうが尚良しです。

  




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# by piyoyonyon | 2017-04-14 15:32 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

ビンテージのイースター・リボン

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コヴェント・ガーデンのアンティーク・マーケットに行った際、フリマやチャリティショップではまず見掛けないアイテムだと思い、友達の誕生日プレゼントに加える為に買いました。恐らく1950年代の、イースター用のプリント・リボンです。台紙を見ると、子供服に装飾する用途が説明されています(比率から言って人形の服っぽいけど)。勿論、イースターに配るお菓子の袋の口を縛ったりと、単にラッピングに使っても良いのです。台紙に描かれた子供は、ぷくぷくの様子にしたかったのでしょうが、イラストのタッチのせいか、どちらかと言うとムキムキまっちょっぽく見えます(笑)。印刷の色使いや書体にも、50'sらしさが出ています。
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リボンはコットン製で、イースターのトレード・マーク、ウサギとイースター・エッグがプリントされています。英国製で、長さは1ヤード(約91cm)。手芸材料としてはさすがに色褪せて見えるし、友達が実際使うとも思えませんが、リボンからも台紙からも滲み出る、古い物ならではの味わいを楽しんで貰えたらと思っています。
 




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# by piyoyonyon | 2017-04-13 15:26 | 手芸用品 | Comments(0)

樹脂製ウサギのペンダント

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姉からクリスマス・プレゼントとして貰った、作家さん物のウサギのペンダントです。藍色の花柄を散らしたプラ板製?のウサギのシルエットに、更にレジンで表面をぷっくり保護しているような造りです。
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ペンダントそのものも勿論可愛いのですが、パッケージのセンスの良さや丁寧な仕事ぶりに惚れ惚れしました。クラフト地に水玉柄の包装紙で包んだあと、変わり毛糸で結んであり、更に銀色の紙製の葉っぱが添えられています。自分で包み直して撮影したので、元はもっと綺麗に包装されていたと思います。
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更に、箱の中の台紙上でも、ペンダント・ヘッドとアジャスターのチャームが目立つよう、きっちりと美しくセットされています。
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ぴょんぴょん跳ねるウサギの気分で、春の軽やかな服装に合わせて身に着けたいと思います。
 




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# by piyoyonyon | 2017-04-12 15:29 | アクセサリー | Comments(0)

ウェスト・ウィコムでお誕生日ディナー

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誕生日のお出掛けで、ブラックリーのアンティーク・モールを訪れた際は、いつも通り、日中の行動時間を有効利用する為にも昼は弁当を持参し、夜にゆっくり夕食を楽しむ予定でいました。予めブラックリー周辺のレストランやパブも調べましたが、ピンと来る店はありませんでした。そもそも、イギリスの飲食店の口コミ・サイトには、食べ物の投稿写真やメニューの記載がほとんどない為、興味の沸きようがありません。
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本日の弁当。胡桃入り稲荷寿司、カルフォルニア巻きと卵焼き&チーズ巻き。それに大根とニンジンと高野豆腐の煮しめ(残り物)。オックスフォードのサービス・エリアの、噴水前のベンチで頂きました。この稲荷寿司のお揚げ、味付きのが缶詰にぎっちぎっちに入っている物でして、危惧した通り、取り出す際に何枚か破けてしまいました。やむを得ず、破けたお揚げは刻んで酢飯に混ぜました。
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ブラックリーが期待外れのつまならない町だった為、急遽ウェスト・ウィコムに移動した訳ですが、暮れ行くウェスト・ウィコムを歩いていて、こんな可愛い村で夕食をとったら、きっと素敵な誕生日の思い出になるね、と夫婦で意見が一致しました。折りしも、村には良さげなパブが幾つかあります。
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その中の一つ、「George & Dragon ジョージ(聖ゲオルギウス)&竜亭」に目を付けました。
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変わったメニューが多いし、未だ6時前なのに結構混んでいます。中に入ると、案の定その晩は既に予約でいっぱいだけど、7時までなら空きがあるとのこと。これは俄然期待出来きそうなお店です。
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地元産エールを、半パイントだけ注文。この程度なら、飲酒運転にはならないそうです(日本ほど飲酒運転に厳しいのは、フィンランド位らしい)。これが、フルーティで非常に美味しいエールでした。私は、ラガーよりエールのほうが好きです。以前は「室温で飲むビールなんて」と思っていましたが、実際イギリスの気候には合っているし、特に未だ夜は冷え込むこの季節には、ラガーよりずっと美味しく感じます。
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イギリスとしては結構メニューの豊富な店で、しかも魅力的で独特な料理が多いので、選ぶのには迷いました。P太は割と即決で「豚バラ肉の栗と白キャベツとリンゴ煮込み、ブラックベリー・ソース添え」、私は結局「軽食メニュー」の中から「カニと海老の揚げ団子、照り焼きソース添え」を選びました。
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これが「豚バラ」。柔らか~く煮込んだ豚肉の表面は、ぱりぱりにローストしてあります。付け合わせのドーフィネ風ポテト・グラタンも美味。
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こちらが、私の注文した「カニと海老の団子」。一口食めば、口の中に物凄く豊かな魚介の風味が広がります。一瞬おでんの具っぽくもあり、日本人には何だか懐かしい親しみ易い味かも。下に敷いてある付け合せは、ケールをカリカリに揚げたもので(中華料理の揚げ海苔に似ている)、組み合わせがお洒落。…しかし! 前菜もサラダもナシでこれだけでは、さすがに量が少な過ぎました。とても後引く美味しさで、この三倍位は食べられそうです(笑)。イギリスでは、例え軽食と詠っていても、日本人にとっては丁度良い分量の場合が多いのですが、ここは味に自信有りのガストロ・パブな為、イギリスとしては全体的に量が少なめ。普通のメイン・コースで適量でした。そこで、デザートを一人一品ずつ頼まずには居られませんでした。
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デザート・メニューにも、一工夫ある品が並んでいました。P太が選んだのは、「バナナとダーク・チョコレートのブレッド&バター・プディング、アイスクリーム添え」。「ブレッド&バター・プディング」自体は、イギリスの一般的なデザートなんですけど、イギリスのパンそのものが不味い為、プディングもイマイチのことが多いのです。しかしここのは、中はとろとろで外側はさっくりの、高級なフレンチ・トーストのような味わいでした。
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私が注文したのは、「ブラック・ベルベット・スマッグラー(密輸入者)のガトー、シャンティリー・クリーム添え」。濃厚で甘さ控えめなチョコレート・ケーキの塊に、ベリーの酸味と甘いクリームのまろやかさが美味。
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今回もまた、味、値段、雰囲気、サービス共に、大正解&大満足の選択となりました。結局、特に下調べせずに行き当たりばったりで飲食店を選んでも、私達夫婦が選択を外す事は余りないと思いました。再びこの村を訪れる機会があったら、絶対またこの店で食事をしたいと思います。
  




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# by piyoyonyon | 2017-04-11 15:25 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

谷間の愛らしい村ウェスト・ウィコム

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ノーサンプシャーの「Brackley ブラックリー」のアンティーク・モールを訪れた後は、町自体を散策する予定でした。古いマーケット・タウンで、歴史的な建物が並ぶ…と聞いていたのですが、実は在るのは一般立ち入り禁止の幾つかのお金持ち学校ばかりで、町行く人も少ない、何だかとても眠~くなる町でした。賑やかだったのは、結局アンティーク・モールだけ(笑)。特に、中心に立つ町のアイコン的な建物タウン・ホールが、まるっと改装中で、足場とビニール・シートで覆われていたのが、この町の印象を数段つまらなくしたと思います。となれば、もうこの町に居る理由はないのですが、帰途に着くには未だ早過ぎました。そこで、別な町へ移動しようと言う事になり、候補は「マザー・グースの歌」にも登場する近くの「Banbury バンベリー」か、帰路の途中の「West Wycombe ウェスト・ウィコム」でしたが、結局ウェスト・ウィコムを選びました。
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ここは、村全体の大部分が、ナショナルトラストの指定になっており、高速道路の出口からも割と近いので、いつか訪れたいと思っていました。
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高速を降り、しばらく森や丘陵地帯を通って村に近付くと、満開の桜並木がお出迎え。その上、小高い丘の頂上には、何だか迫力ある不思議な建物が目に入って来ます。…これは面白そうで期待出来そうな村です。
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村名は、「High Wycombe ハイ・ウィコム」と言う大き目の町の、西に位置する為に名付けられました。「ウィコム」は、Wye ワイ川(イギリスに幾つか存在する川の名前)沿いの谷間を意味するそうです。その名の通り、谷に沿った目抜き通りに、古い家並みが寄り添う小さな村です。
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16世紀からの、様々な様式の建物が集まっているそうです。
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こちらのパブ「The Swan 白鳥亭」は、歴史的建造物2級指定。
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何故かこの村には、ドアや窓枠を緑色にペイントした家が多くありました。
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昔ながらのイギリスらしい店構えの駄菓子屋さん。看板の書体も、イギリスらしい物です。
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村の中でも、一際目立つ木組みの家。屋外の公共場の時計が正確なのは、イギリスでは非常に珍しい!
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この建物の下を潜ると、「Church Lane 教会の小路」と呼ばれる公道が続いています。どうやら、丘の上の教会に通じているようです。
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到着した時には既に夕方の5時近くでしたが、人気の観光地らしく、丘を散策している人が未だやたら沢山います。我々も、丘の上の建物を目指すことにしました。
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こんな小高い丘が村のすぐ側に存在すること自体、イギリス南部では結構珍しいかも知れません。
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この見るからに印象的な丘は、太古から人々の関心を集めていたようで、青銅器時代の居住地跡や、ストーンヘンジに似た祭殿跡があったと言われています。その後、ローマ時代にも神殿が建てられていたと信じられ、またアングロ・サクソン時代からは、丘の中腹に「Haveringdon」と呼ばれる村が存在したそうですが、14世紀の黒死病(ペスト)の猛威に寄り、ほぼ消滅したそうです。
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この丘は、red kite=赤鳶を観察するのに絶好なスポットとしても、知られているそうです。確かに、何羽かの赤鳶が上空を飛び回っていました。とても大きな鳥なので、羽を広げて飛ぶ姿には圧倒されます。これじゃあ、ウサギや野ネズミ等の小動物は、ここには住めないだろうなあ…。
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丘の頂上の謎の建物に到着。全体的には八角形をしています。…ん?外壁だけで、中は吹き抜けです。
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コリント柱のあるジョージアン様式で、壁にはフリントと言う石が埋め込まれています。
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上部には、中々凝ったレリーフ装飾が。
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内部には入れませんが、鉄格子越しに中を除いて見ると、壁には墓標が幾つかはめ込まれてあり、巨大なmausoleum=霊廟であることが分かりました。すぐにP太は、「地元のお金持ちが自分の一族の為に建てたんだろう」と言いましたが、幾ら資産家とは言え、こんな大それた物を個人で建てるのか?? 日本の藩主の霊廟を遥かに超える規模だぞ、と私には信じ難く思われました。
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しかし、「きっと自分の屋敷から見える場所に、この霊廟を建てたはずだ」とP太が言う通り、谷の反対側の丘の斜面にはお屋敷が見えました。この館、「West Wycombe House ウェスト・ウィコム・ハウス」と言い、「ダウントン・アビー」を始めとするTVドラマや、「ある公爵夫人の生涯」等の映画の撮影にも度々使用されているそうです。噴水等の水場を生かした庭園が見所の、「ウェスト・ウィコム・パーク」と呼ばれる広大な敷地の中にあります。霊廟も屋敷も、18世紀の政治家で第11代ル・ディスペンサー男爵Francis Dashwood フランシス・ダッシュウッドが建てたもので、屋敷の一部には今でも子孫が住んでいるとか。今はナショナルトラスト管理下なので、夏に機会があれば(冬季は閉鎖中)、訪れてみたいと思います。
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フランシス・ダッシュウッドは、金に任せて放蕩の限りを尽くした根っからの道楽者で、古代ギリシャやローマの芸術を研究する「ディレッタンティ協会」、また「地獄の火クラブ」と言う秘密組織の創始者&主催者でもありました。地獄の火クラブは、修道院の廃墟を改造した秘密基地で、黒ミサ紛いの行為も行う怪しい組織でしたが、実際には名前ほど邪悪ではなく、単なる貴族のおふざけに過ぎなかったそうです。とは言え、羽目をはずした乱交パーティーだったのには違いなく、ダッシュウッドはそれまでの不摂生が祟ったのか、晩年はすっかり健康を害してしまったそうです。
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丘の上からは、先程村に入る際に通って来た桜並木を見下ろすことが出来ました。
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霊廟の少し先に、教会があります。やはり18世紀にフランシス・ダッシュウッドに寄り建てられたもので、正式名を「Church of St. Lawrence 聖ローレンス(ラウレンティウス)教会」と言います。古代には、原始宗教の祭壇が立っていた場所だと信じられています。麓の村の端にあるSt. Paul's Church聖パウロ教会が「冬の教会」と呼ばれているのに対し、こちらは「夏の教会」とも呼ばれているそうです。1920年代に聖ローレンス教会に自動車道が通じるまでは、冬季はこの丘を登って教会に通うのが不便過ぎた為のようです。
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尖塔の先に金色のボールが付いた、ちょっと独特な建築様式。歴史的建造物一級に指定されています。残念ながら、入り口のドアには鍵が掛かっていて、内部は見学出来ませんでした。
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何故か墓石の写真を熱心に撮っている男性が居る…と思ったら、猫の石像が付いたお墓でした。この猫は、ガーデン・アクセサリーとして普通に売られている物だと思いますが、墓に使うとはちょっとしたアイディアですね。私も真似して写真を撮っていたら、他の観光客のおばあさんに笑われてしまいました。念の為、被葬者は猫ではなく、生後11ヶ月の乳児のようです。1931年に亡くなったことを考えれば、この乳児の親が存命しているとは思えませんが、今でも良く手入れされている様子を見ると、きょうだいかその子孫が、今も欠かさずお参りしているのかも知れません。
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霊廟の裏側は、装飾が簡素化されていました。この霊廟、夜はライトアップされているようです。去り際に車のバックミラー越しに少しだけ眺めましたが、丘の上に浮かび上がる巨大な建物は、かなり迫力。
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この丘からは、ハイ・ウィコムに続く真っ直ぐな道路が見えます。
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丘の中腹には、通称「ウェスト・ウィコム洞窟」、正式名「Hellfire Cave 地獄の火洞窟」があります。やはり18世紀にフランシス・ダッシュウッドに寄って作られた人工洞窟で、こいつの余りに馬鹿げた金の使い方に、腹立たなくもありませんが(笑)、今はこうして村の観光資源に貢献している訳ですし、概して文化って、そういう享楽の時代に発達する物かも知れません。
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村自体は、正に記念日に訪れるのにピッタリな、本当に素敵な雰囲気で気に入りました。もっと暖かい季節に、また来てみたいと思います。しかし桜並木は、この季節だけの御褒美でした。
  




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# by piyoyonyon | 2017-04-10 15:35 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

赤い花柄のウラン陶器のピッチャー

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今回ブラックリーのアンティーク・モールでP太が買ったのは、このピッチャー(ジャグ)です。ウラン「ガラス」じゃなくて陶器じゃないかとお思いでしょうが、黄色掛かった釉薬にウランが含まれている「ウラン陶器」なのです。ただし今まで見て来たウラン陶器は、紫外線光を当てると極微量に発光するものでした。しかも発光するのはガラス質の釉薬のみで、オレンジ色系の塗料がウラン入りの場合は発光しません。発光が楽しくてウラン・ガラスに興味があるのだから、(余り)発光しないウラン陶器はつまらないと今まで思っていましたが、このピッチャーは、同じアンティーク・モールで見掛けた花柄のティー・セットと同様に、ウラン・ガラス並みに発光します。こんなに強く発光する釉薬が存在するとは、夫婦揃って驚きでした。
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放射線量を測ったら、案の定ヴィクトリア時代のウラン・ガラスを超えるブッチギリの放射線量を放っていました。ある程度厚みのあるガラスと違い、陶器の場合、表面を覆っている極薄―い釉薬にウランが含まれている訳ですから、この釉薬のウラン含有量が半端なく高濃度なのを示しています(注:それでも人体に影響を与える程ではありません)。
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ウランの有無に関わらず、見た目的にも中々悪くない陶器だと思っています。手描きの絵付けで、大胆ながら決して大味ではない赤い花が、力強く描かれています。葉を黒で表現したところも気に入っています。
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勿論、花瓶としてなら使用に差し支えありません。本当は、牡丹や芍薬等もっと華やかな大輪の花を生けるのが似合いそうです。ウラン・ガラスの本場(?)チェコスロヴァキア製で、多分アール・デコ期の製品です。
  




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# by piyoyonyon | 2017-04-09 15:25 | テーブル&キッチンウェア | Comments(0)

四角いルーサイトのインタリオのブローチ

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私が今回ブラックリーのアンティーク・モールで記念に買ったのは、この四角いルーサイトのインタリオのブローチです。一辺4cmで、値段は5ポンドでした。この仕様のモチーフとしては、良くあるマルチ・カラーの花の入ったバスケットで、現に非常に似たモチーフのを既に持っていますが、アンティーク・モールでルーサイトのインタリオが10ポンド以下なのは、お買い得だと思いました。特に、同じアンティーク・モールで、同じ形&サイズ、同じ位のコンディションのルーサイトのインタリオのブローチが、24ポンドで売られているのを見た直後だったものですから、買う決心が(…そんなに勇気の要る値段かw?)一気に高まりました。
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角は欠けているか磨り減って、表面には擦り傷もありますが(これは普通)、透明感のある愛らしさは十分だと思います。斜めカットの縁にモチーフが反射する様も、ルーサイトのインタリオの魅力を十分伝えます。
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インタリオのモチーフ自体には、今まで特に個性的な物には未だ出会ったことがありません。大抵花(花篭かバラ)で、時々「クリノリン」と呼ばれるヴィクトリア時代の女性の横向き全体像位。どちらかと言えば、はっきり違いが出るのは全体的な形のほうで、やはり花型やハート型だと一層可愛く見えます。ネットで調べると、金魚&水草や小鳥なんかのモチーフも存在するそうなので、いつか実物を目にしてみたいと思います。
  



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# by piyoyonyon | 2017-04-08 15:33 | アクセサリー | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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