かきたねキッチン×サンリオのゴージャス柿の種

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「柿の種」と言えば、果物の柿の種子の形をした小さなお醤油味の煎餅で、ピーナッツとの組み合わせが定番の、御馴染みのお茶請けorおつまみです。しかし、お友達のTちゃんから頂いた柿の種は、一般的な柿の種とは全く違う、パッケージも味わいもずっと豪華な物でした。
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柿の種の専門店「かきたねキッチン」と、サンリオのキャラクターのコラボ物で、パッケージからして中々のデザイン性の高さ。外箱の中に、それぞれのキャラクターが付いた正方体の中箱が三つ入っています。ハローキティやマイメロディのトレード・マークのリボン、ポムポムプリンのベレーには、かきたねマークが地紋風に入っていて、用紙や印刷にも拘っています。
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一粒の大きさは、普通の柿の種の2倍近くあります。ピーナッツではなく、アーモンドと組み合わせてある所もマル。まずハローキティのは、「かきたねポテト、プレーン・ソルト味」。生地そのものに、もち米粉だけでなくジャガイモ粉末が入っていて、じゃがりこっぽい食感。
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ポムポムプリンは、「贅沢チーズ味」。見た目は他のフレーバーと変わりませんが(笑)、その名の通り、塗してあるチーズ・パウダーがかなり濃厚! 可愛いファンシーな見た目とは裏腹に、お茶請けではなく断然おつまみ向きです。アラレそのものは、カリッサクッと小気味良い歯応え。
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マイメロの「海鮮風塩だれ味」は、一体そんな複雑な味付けを、どうやって煎餅で再現するの?と結構興味深々だったところ…、確かにBBQの魚介+塩だれそのもののような味がしてオドロキです。かなりニンニク&黒胡椒が利いていて、こちらも絶対ビールの肴向き。
庶民派煎餅柿の種も、今はこんなにお洒落で充実した味わいに進化するんだなあと感心していたところ、Xmasプレゼントにキチ吉ちゃんからも、かきたねキッチンの柿の種「芳醇じゃがバタ味」を頂きました~。甘い物が苦手な男性へのバレンタイン・プレゼントにも、定番のチョコより、こんなセンスの良いパッケージ+少し目先の変わった味のしょっぱ系のほうが喜ばれそうです。
 




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# by piyoyonyon | 2018-01-06 15:22 | 飲み物・食べ物 | Comments(0)

成人式の晴れ着(ババァの説教付き)

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1月は、お正月に成人式と、着物を着る人を見掛ける機会が一番多い月かも知れません。ジェニー人形の女友達の中で一番年長らしいリナさん(原宿ジェニー・ショップ・オリジナル、着物バージョン)に、成人式の着物を着て貰いました。ジェニーよりも2cm背が高く、スタイルも更に抜群な為、着付けが結構難しかったです。
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古布っぽくて中々素敵な紫地の和風プリント、と思っていたのですが、金プリントもなくコットン100%なだけに、やはり成人式の振袖としては地味ィ~でした。裏地を反対色のオレンジにしたり、合わせる帯や帯揚げを選ぶのには結構頭を捻りました。袖は、もう少し長くても良いかも。
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帯は、「片蝶結び」と言う形にしています。やはり無地で地味なのは否めなかったところ、造花やビーズや帯締めとしてビンテージのレースや飾ることで、何とか解決。
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しかし正直言って、実際の成人式の着物には、「なんか着ないほうがマシみたい…」とガッカリ感じる着こなしが少なくないのも事実です。二十歳と言えば本来女性が一番美しい頃で、まして日本人を最も魅力的に見せる衣装のはずなのに不思議です(姉曰く「美容室のせい」)。決して「現在の若者は」だからではなく、結構昔からそうでした。返って、「今だにどうして改善されないんだろう?」と思える程です。華やかさで目立つのは多いに結構だけど、ケバい上に没個性的なのが…何だかなあ。尚且つ、折角振り袖でドレスアップした時のスナップ写真が、今でも集団ピース・サインと言う芸の無さだったりしたら、ため息の一つも出ます。
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成人式の和装の髪型は、今だ巻き髪盛り沢山が主流で、しかも未だ髪色が明る過ぎる人も多いようですが(…地方だけの話?)、やはり着物には黒髪ですっきり目の髪形のほうが断然似合う気がします。その代わり、ヘッド・ドレスは思い切り華やかで良いんでないかな。
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化粧も、盛って盛っててんこ盛り(特にアイ・メイク)で、ギャル・メイクのまんまの人がいますが、和装には和装らしいメイクこそサマになるはずです。この着物リナさんの「清楚かつキリリ」な顔立ちは、正に和装にぴったり。
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成人式の季節に日本に遊びに来た西洋人の友人は、「ファーのショールが着物に似合ってなくてヘンだ」と言っていました。これは今や定番だと思っていましたが、比較的新しい習慣なのは確かです。冬だし、着物は結構寒いので(夏は暑い)、何も羽織らないのはキツイのですが、そう言えば成人式の振り袖に、羽織や道行コートって人はまず居ませんね。悪天候の為に、着物に編み上げブーツを合わせる人も居ますが、着物に慣れた人が個性を狙ってあえてハズすのと、全く着物に無知な人間が掟破りな着こなしをするのでは、残念ながら一目瞭然だとは思います。
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着物と言うのは、人の品性を一層写し出すのだと改めて実感します。品性は、造形の不具合の七難どころか八難位隠してくれるし、逆に八難も不具合がなくとも、品が無ければ台無しです。二十歳位では、その重要さを認識するのは未だ難しいだろうけど、これから気付く人になって頂ければ…と、老婆心ながら願います。どうぞ素敵な大人になって下さい。「歳を取るのも悪くない」と思われるような大人になりたいもんだと、今だ私も思います。
  




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# by piyoyonyon | 2018-01-05 15:32 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

太っちょこけしポーチ

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これもキチ吉ちゃんから、昨年の誕生日プレゼントとして貰ったものです。毎度ながら可愛い物を沢山貰いましたが、その中でもこれは特にインパクトが強かった逸品。一体何故この形のポーチで、こけしを表そうと考えたのか疑問。この三角おむすびのような形なら、マトリョーシカのほうが絶対近道なのに…。でも、ちゃんとこけしに見えるし、ちゃんと可愛いところにも感心します。
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裏面は、こんな和風柄の布。
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図案は機械刺繍。ちりめん製で、薄く中綿の入った、ふんわり優しい手触りのポーチです。
 




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# by piyoyonyon | 2018-01-04 15:28 | バッグ・靴・帽子 | Comments(0)

扇形の押絵箱

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これも、キチ吉ちゃんからのクリスマス・プレゼントです。やはり、町田天満宮の「がらくた骨董市」で買ってくれたそうです。ややっ!これは大好きな、京文庫の押絵箱ではないかい。本場京都の骨董市でも、ビンテージを幾つか見掛けた事がありますが、こんなに状態が良い物は初めて目にしました。大抵メインに使用されているのが、特に日に焼けて褪せ易い赤系の布の箱なので、今まで見掛けたのは、全体的にひどく退色した物ばかりだったのです。
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しかもこれは、扇の形とは洒落ています。単に形だけではなく、実際に扇を広げたように再現されています。扇央から放射状に張られた細い銀の糸の下には、松竹梅の小さなモチーフが貼られています。このレトロな色合いが堪りません。
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紙製の土台を、布で丁寧に包んで形成した、言わば和風カルトナージュ。
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両脇には五色の房が揺れ、雅な雰囲気がたっぷり。キチ吉ちゃん、こんな好みの物をありがとう!
  




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# by piyoyonyon | 2018-01-03 15:26 | 箱・缶・入れ物 | Comments(0)

ちりめん細工の鏡餅

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お友達のキチ吉ちゃんからのクリスマス・プレゼントの、布製の鏡餅です。塗りの高胚も、一緒にプレゼントされました。どちらも、町田天満宮の「がらくた骨董市」で買ってくれたそうです。でも、アンティークやビンテージではないそうです。…背景の布も、キチ吉ちゃんからのお土産だ!
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鏡餅は、ちりめんや和紙、モールで出来ています。ちりめん細工って大好き。特に天辺の橙が、ちりめんの質感に良く合ってリアルに出来ています。大きな伊勢海老も飾られて、おめでたい雰囲気に溢れています。鏡開きは出来ませんが(笑)、毎年飾って異国で日本のお正月気分を楽しめます。
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塗りの高胚は、この他にもお菓子を盛ったり、布雛を乗せたりするのにも重宝しそう。
 


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# by piyoyonyon | 2018-01-02 15:20 | インテリア・デコレーション | Comments(0)

新年の御挨拶

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新年明けましておめでとうございます。本年も、当ブログをどうぞ宜しくお願い申し上げます。今年も出来る限り、毎日更新を目指します。皆様にとって、健康で希望に満ちた、素晴らしい一年でありますように。そして、世界が平和でありますよう、益々願わずには居られません。
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今年も稚拙な人形の服を作り続け、性懲りもなくブログでアップして行きますが、どうぞ寛大な目で見てやって下さい(笑)。相変わらず、手縫いオンリーの私です。下手なんだけど、手縫いがやけに落ち着くのです。まあ着物の場合、実際手縫いが基本ですが、大きなスカートの裾なんかを縫う時には、さすがにミシンに頼りてーなと思う事はあります。
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この着物の、麻の葉模様の地に桜が散った柄の布地は、「千代紙シリーズ」と言う名前のプリント生地です。昨年の帰国時に、東京の姉の家の近所の、パッチワーク専門店で購入。細かい柄が均等に散って、人形用に使い易そうなので、同柄の紺地とピンク地も買いましたが、この水色地が一番レトロ・キッチュで可愛いと思いました。
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背景のパッション・ピンクが眩しい松竹梅柄の布は、お友達Aさんの自然食品屋さんの「リヤカーフリーマーケット」と言う名のワゴン・セールで購入。古い布団生地のようです。
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ヘッド・ドレスには、クロバー社の「つまみ細工プレート」を使ってみました。残念ながら結構形を整えるのが難しく、同じくクロバー社の「ちくちくヨーヨー・プレート」程の感動の仕上がりにはならなかった…。不器用な私のせい?? クロバー社の手芸用品は、イギリスでも人気です。
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帯の生地は、イギリスのフリマで手に入れた端布で、縦糸が金色、横糸がメタリック・オペラ・ピンクの、角度に寄って色が変わって見える、シャンタンのような美しい布です。
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干支の飾り物は、義妹ちゃんからの毎度お馴染みクリスマス・プレゼント。やはり着物には日本犬じゃなきゃ…と思っていたところだったので、丁度1/6ドールにぴったりのサイズで嬉しい限りです。しかも、紀州犬っぽい可愛いワンコだし。
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ドール服に関して言えば、今年は色んな民族衣装を作ってみたいとか、メンズにも少しは挑戦したいなど、無謀な野望はいっぱいあります。イギリスでは希望通りの材料を手に入れるのが不可能だけど、生憎現在創作意欲の沸くのがコレ位しかないので、出来る限り頑張りたいと思います。
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年賀状なんてもう何年も書いていないから、決まり文句が何なのかさえ思わず忘れそうでした(笑)。こんな、日本の常識からどんどん懸け離れて行く嘆かわしい私ですが(元からだけど)、今後とも何卒宜しくお願い致します。
  



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# by piyoyonyon | 2018-01-01 15:11 | ごあいさつ&お知らせ | Comments(0)

本当に怖いイギリスの手術 後編

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大病院での腹部のアテローマ(粉瘤腫)の手術を受けた週明け、パッドを交換して傷口を消毒しなければならないだろうからと、近所のGP(家庭医)に予約を入れると、すぐに予約が取れました。医者に「具合はどう?」と聞かれたので、「悪くないです」と答えると、「そう、良かったわね。もう帰って良いわよ」と言われました。その間、凡そ1分。えええ? 術痕を診察さえしないんですか? パッド交換しないんですか?と聞くと、その黒人の若い女医さんは、「だって、病院から何も報告が来ていないのよ~」と言い訳にならない言い訳をしました。私は余程不安な顔をしていたらしく(あったりめえだ)、女医さんは「そんな顔しないで! 大丈夫よ。一週間経ったらパッドを外して良いわ。その後はシャワーも普通に浴びられるわよ」と言いました。
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それから更に三日位経って、手術を受けた病院から電話が掛かって来て、手術後の注意点の説明や、GPに行くように指示されましたが、何を今更と言う感じで呆れました。しかし術後は順調なようで、2日目位から既に鎮痛剤さえ要らなくなりました。きっと顔のアテローマの手術を受けた時のように、傷口も極力小さく、抜糸も必要ないように手術したのかも知れない、と感じました。その期間の入浴は、髪だけは朝シャンのように別途に服を着たままで洗い、その他は下半身浴で、パッドは濡らさないようラップで覆い、上半身は濡れタオルで拭いて過ごしていました。
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いよいよ手術から一週間が経って、ちゃんとお風呂に入れる~と思いパッドを外した時、私は自分の手術痕を見て、まず目を疑い、二度見して卒倒しそうになりました。しゅ、手術口が、糸で縫ってあるどころか、……腹に直径5cm位の穴が開いたまま。其処には只綿が大量に詰まっていて、血でドス黒くなっています。血はパカパカに乾いて固まり、綿は傷口にへばり付いている為、綿を外せそうにもありません。いや、外せる訳がない。外したら最後、未だ再生し切っていない皮膚を剥がして、大激痛&大流血を起こすのに決まっています。その時は夜の11時近くでしたが、私がP太に手術痕を見せて説明すると、彼は青褪めて、ただちに私を緊急病院に連れて行く事にしました。
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私の地元の病院には、救急車を受け入れる緊急病棟は今は廃止され在りませんが、患者が自ら駆け込めば24時間診て貰える「ウォークイン・センター(緊急外来治療院)」なら在ります。ただしウォークイン・センターは、患者が自力で来られる位なら、十分元気な証拠だと勝手に受け取り、診察を断る場合もあるそうです(おいっ)。GPの時間外、土日、または1~2週間待ちの予約なんて待ってられない人が、このウォークイン・センターに集まる訳ですが、その代わり何時間も待つのは必須。特に年末の家庭医が閉まっているこの時期は、貼り紙には平均6時間待ちと書かれていました。また壁には、「病院スタッフを大切にして下さい。我々は貴方を助ける為にここに居るのです」との貼り紙も在りました。長時間待つ事にブチ切れて、暴力を振う患者(またはその付き添いの家族)が後を絶たないからです。その為か、病院受け付けの窓口は、銀行以上に厳しく透明板で塞がれ、僅かに開いた隙間からスタッフと会話するのは、中々聞き取れなくて骨が折れました。
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しかし今回の私の場合、誰よりも緊急を要すると判断され(トホホ…)、長い順番待ちを飛び越えて、真っ先に診察して貰えました。看護師さんは、私の患部を見るや否や途方に暮れ、即座に医師を呼びに行きました。看護師さんもお医者さんも、未だイギリスに来て年月の浅いインド人のようで、クセの強い英語を聞き取るのは、ネイティブのP太でも一苦労でした。案の定、直径5cmの傷痕の中の綿は、大量の血液と膿を吸って乾き切って張り付いていたので、潤わせる為に穴の中に大量の水が注ぎ込まれました。綿が湿って柔らかくなったところで、看護師さんは黒ずんだ綿をピンセットで少しずつ取り出しました。綿は紐状でギッチギッチに穴に詰め込まれてあり、看護師さんが引き出しても引き出しても、まだまだ驚く程大量に出て来ます。その様子は、夫には腹から腸を引き出しているスプラッタな光景にしか見えなかったそうです。
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綿を抜き切った後の腹の穴は、見たら最後気絶しそうで、自分では確認する気には全くなりませんでしたが、P太の話では、ゴルフ・ボール位の大きさが開いていたそうです。そんなデカイ穴が腹に開いたままでも、人間が大して痛みも感じず生きていられることと、それでも内臓に到達しない自分の皮下脂肪の厚さに、妙に感心しました。この汚い状態の綿を一週間取り替えずに詰め込んだままなんて、明らかにとんでもない事で、悪化しなかったのが奇跡的だと医者に言われました(そーでしょうとも)。その日、病院から戻ったのは、夜中の2時過ぎ。後日イギリスの家族にこの事を報告したら、心底心配してくれて、その手術した病院やGPを裁判で訴えるべきじゃないかと言われ、返って事の深刻さに益々凹みました。とにかく、やっと綿もバッドも無事交換して貰え、その後は地元病院に、事前予約さえすれば2日毎にパッド交換の為に通えるようになりました。
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地元病院は、徒歩で往復するにはちょっときつい距離だったので、いつもP太の出勤前の朝一番の時間帯に予約し、車で連れて行って貰いました。最初に担当してくれた看護師さんが、とても真っ当な誠意の有る人で、一貫して同じ看護師が手当てして経過を確認した方が良いからと、出来るだけ彼女の割り当て時間を予約するように手配してくれました。傷の治りが遅い時には、手当て法を工夫して変えたりと、最後まで責任を持って診てくれました。最後の最後に、やっとプロ意識を持つ医療従事者に出会えて、本当に心底ホッとしました。しかしその治療室にも、「看護師を大切に。暴力は犯罪です。警察に即通報します」みたいな張り紙が(涙)。一体患者の暴力が、どれだけこの国では日常茶飯事なのか…。結局、膿が出切って傷が塞がり、通院しなくて済むようになったのは、地元病院への駆け込みから2ヵ月以上経ってからでした。患部に絆創膏だけ貼って、普通に風呂に入れるようになったのも、ようやくその頃からです。
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傷は一応塞がったものの、痕はボコボコと盛り上がり青黒くくすみ、大変醜い状態で残りました。もし嫁入り前だったら、もう嫁に行けないレベル。ドキュメンタリー番組で見た、浮浪者の腹のナイフの刺し傷が、これにそっくりでした。本来のヘソの横に、もう一つ非常に不恰好なヘソが出来たようにも見えます。帰国の際、温泉で母にこの傷痕を見せたら泣いていました。術後一年以上経過した最近、改めて手術痕を確認すると、一部が臭いカサブタで塞がっているのを発見。恐ろしい事に、未だ膿が出続けているんですね…(汗)。イギリスで最初に受けた手術が、単に奇跡的に大変良かっただけで、どうも周りの話を聞くと、これがイギリスの医療では平均だそうです。もしこのアテローマが再び腫れても、もう二度とイギリスで医者には掛かりたくありません。少なくとも、あの女医さんだけは勘弁。―――それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。




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# by piyoyonyon | 2017-12-31 15:12 | イギリス生活・文化 | Comments(2)

本当に怖いイギリスの手術 中編

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病院で受けるはずだった手術が受けられなかった為、仕方ないので、翌日またもやP太が有給を取ってくれて(日本よりずっと簡単に取れるのがせめてもです)、再び病院へ朝8時から手術の為に行きました。9時位に、また別な医者から呼び出され、また同じ質問を受けました。最初は、誤診や患者の取り違えを防ぐ為に、再三確認しているのかとも思いましたが、何故この21世紀にもなる何でもデータ化の時代に、しかも先進国で、一度言った事を単に記録して他にも伝達すると言う、基本的な仕組みが全く無いのでしょうか?? しかし今回は、医者から「貴女のは命の別状に関わる手術ではないから、救急医療の空き時間がない限り手術出来ない。もし今日の5時までに手術が出来なかったら、諦めて帰ってくれ」と告げれました。折りしも12月で、更に金曜日で、風邪やインフルの他にも、クリスマスで飲んで暴れて怪我する連中が急増し、緊急医療の一番忙しい時期です。
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またしても待合室の椅子で、本当に受けられるかどうか分からない手術を、只延々と待たねばなりませんでした。待合室のテレビは、ずっとニュース・チャンネルを放送していましたが、暗いロクでもないニュースばかりで益々気が滅入りました。もし今日が駄目だったら、さすがにP太はもう今月は有給が取れないでしょう。待っても待っても手術が始まる様子は一向になく、待つ事に体力も精神も無駄に消耗し、さすがにもう諦め掛けていた午後4時頃、やっと手術に呼ばれました。
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待機室で手術着に着替え、それまで着ていた服をP太に預けて別れました。その後手術室に運ばれ、点滴に麻酔が打たれると、前回日本で受けた全身麻酔では、まるでシャッターが下りたように突如意識が無くなりましたが、今回は眠るように徐々に意識が遠のいて行くのを感じました。
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患部の痛みで目が覚めた時には、総合軽度集中治療室のような場所に移されていました。麻酔で意識が無くなって以来、未だ20分位しか経過していないように感じたので、看護師さんに「あのー…、手術は終わったんでしょうか?」などと間抜けな質問をしました。寝たままで病室の壁の時計が見えて、実は1時間近く経過していました。手術痕に触れてみると、分厚いパッドが貼られていて、少なくとも出来物は無くなっているようです。痛みを訴えると、看護師さんは鎮痛剤を追加してくれました。隣のベッドの患者は、夕食の選択を尋ねられていて、「フィッシュ&チップス」「ソーセージ&マッシュ・ポテト」「ステーキ・パイ」だの「トリクル(糖蜜)ケーキ」だの、イギリスは病院食でさえ重くて不健康そうだなあ…と、思いながら聞いていました。
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しばらくして、ベッドに寝たまま他の病室に移動させられました。ダダッ広い病院内の廊下を、随分グルグルと引き廻させられたように感じました。連れて行かれた場所は、回復待機室のような部屋でした。意識ははっきりしているけど、起き上がるには未だ早いような患者さんのベッドが並んでいます。その病室の看護師さんの多くは、中国人やアジア系でした。其処でベッドに寝たまま1、2時間過ごしましたが、待てど暮らせどP太が現れません。その内、自力でトイレに行けるまで回復しましたが、P太が来ないので着替える服がなく、当然帰れません。「あのぅ、私の夫は何処に居るんでしょうか?」と看護師に尋ねても、誰も分からず。(その間またしても紅茶が出て来た) 
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3時間程経過して、やっとP太が、疲れ切った顔で病室にやって来ました。私の手術はとっくに終わっている時間なのに、一向に連絡もなければ、スタッフの誰に聞いても私の所在が分からず、つまり患者が行方不明で、広大な病院中を彷徨って尋ね回ったそうです。開いた口が塞がらないズサンさ。結局執刀医から術後の説明なんてまるでなく、看護師から説明のプリントを渡されたのみでした。それに寄ると、どう読んでも、アテローマの袋自体は摘出せず、膿だけ出したようです。では一体、何の為に全身麻酔…?? 一応痛み止めを一箱貰って帰宅しましたが、家に帰って箱を空けたら、ほぼの状態でした。幸いなことに、普通の市販の鎮痛剤でも十分効きましたけど。
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NHS(イギリスの国民健康保険)は火の車状態で、スタッフも不足し、仕事は非常にキツくて大変なのは分かるけど、それ以上に無秩序・無整理・非効率的で、非常に無駄が多いと分かりました。特にこの病院は、さすがにワースト一位に輝いただけのことはあります。後から知った事には、この昨年の12月は、イギリスでは風邪の流行に伴い記録的な患者数の多さで、多くの患者が治療を受けられずに見捨てられたそうです。少なくとも、私は手術が受けられただけでもラッキーだったし、お陰で出来物はなくなりました…と思いきや、実はこれは未だ苦難の序章に過ぎなかったのです。




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# by piyoyonyon | 2017-12-30 15:24 | イギリス生活・文化 | Comments(0)

本当に怖いイギリスの手術 前編

昨年末、手術を受けました。イギリスでの手術としては二回目、全身麻酔の手術としても二回目です。命に関わるような症状では全くありませんでしたが、別な意味で非常に大変な手術でした。説明するととんでもなく長くなるし、自分で思い出すだけでもウンザリしますが、忘れる前に(決して忘れるとは思えないが…)記録の為に書き留めて置こうと思います。
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昨年の秋から、腹部(ヘソの横10cm程)の皮膚にある「アテローマ(粉瘤腫)」と呼ばれる腫瘍が、腫れて直径5cm程に膨れ上がり、寝返りも打てない程痛み出しました。元々其処には10年位前からアテローマがあり、初めて腫れた際は日本で膿を出す治療を受けたものの、完全に治した訳ではない為、その後も数度、主に極度に精神的なストレスが溜まった時に腫れて痛みました。それを避ける為には、膿が溜まる袋ごと皮下から取り出す、結構本格的な手術が必要だと言われていましたが、今までは数週間程度で自然と腫れは引いて行き、手術を受けるまでには至りませんでした。ところが今回は、2ヶ月近く経っても腫れが一向に収まりませんでした。
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医者(国民健康保険の利く)に診て貰うにしても、イギリスでは最初から個人で大きな病院や専門医に掛かれる訳ではなく、必ずGP(家庭医)からの紹介が必要なのです。そのGPへは、予約から診察まで1週間~2週間掛かります(大抵は診察を受ける前に治っちょる)。そして、GP側はなるべくお金を掛けたくないので、最低限の診察と治療しかしません。いや、出来るだけ診察を避けます。今回も、どうせ「とりあえずこれで様子を見ましょう」と言われ、効きもしない抗生物質を処方されるだけだと分かっていたので、どんなにオデキが痛んでも、行く気は全くしませんでした。しかしP太に再三急かされ、仕方なく医者に行くと、やっぱり思った通りでした。そして抗生物質はやはり全く効かず、只胃腸の調子が悪くなり、吐き気がして余計苦しくなっただけでした。
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そのうち、愛猫トラちゃんを突然失わなければならなくなりました。相変わらず腹のオデキは痛んだものの、もう悲しさでどうでも良くなりました。しかしまたしてもP太に泣き付かれ、しぶしぶ医者へ行くと、またしても抗生物質、しかも前回のが効かなかったので、更に強い薬を処方されました。只でさえ、トラを失ったショックで食欲も失せ、体力気力共に弱っていたのに、この強い薬ですから、具合が非常に悪くなりました。とうとう耐え切れず、抗生物質の服用期間が終わる前に、再びGPに訴えると(さすがにこの時は相当ヤバかったらしく、すぐに診察してくれましたよ)、病院を紹介して数日後に手術を受けるられるよう手配してくれました。
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その大きな病院は、うちの周囲では唯一の救急病院で、かつてイギリスのワースト1位に輝いた事がある悪名高き病院でした。だからと言って、この国では勿論患者に病院の選択は許されません。待ち時間や対応、利便性、衛生状態など総合的な点で最悪だった訳ですが、7、8年前の得点なので、今は反省して清潔に改装されているようでした。イギリスの病院で長く待つ事は必須なので、さすがに待合室の椅子は、日本の病院の長椅子よりは快適な肘掛椅子等になっていました。
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その日は、P太が有給休暇をとって一日中付き添ってくれました。まず看護師さんに呼ばれて、血圧や体温を計り、アレルギーの確認を受け、血液を採取されました。その量が、何だか不必要に大量に思えました。更に、いつでもすぐに手術を受けられるよう、手の甲に痛い点滴用の針が刺されたままでした。只でさえ相当体調が弱っていたのに、採血後には実際卒倒する程気分が悪くなり、しばらく貧血と腹痛でトイレから出て来れず、P太を心配させました。症状を治す為に来た病院のはずなのに、返ってこんなに具合が悪化したのは、勿論生まれて初めての経験です。その後、待合室の椅子で、他の患者の子供がギャン泣きしているのにも関わらず、気絶したように爆睡しました。
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しばらくして、やっと医者に呼ばれました。そこで症状や自分の体質(アレルギー等)に付いて説明し、手術について説明を受けました。アテローマの袋ごと取り去る手術をするので全身麻酔になるが、入院のベッドの空きはないから、術後はその日の内に帰宅する事になるそうです。全身麻酔で外来とは聞いた事がありませんが…、日本では信じられない事の起きるのがイギリスです! 
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では、次はいよいよ手術かと思いきや、再び別な医者に呼ばれ、同じようにインタビューされました。その後も別な医者に呼び出され、同じ質問をされ…、これが4回位繰り返されたでしょうか。午後5時位になった時、とうとう「今日は手術出来ないので、明日の朝8時にまたこの病院へ来てください」と告げられました。…え? えええ?? 結局その日は、単に病院で益々具合が悪くなり、精神的にも非常に疲労困憊した状態で帰宅しただけでした。手の甲の点滴用の針は、さすがに帰宅の際に抜き取って貰いましたが、その箇所はその後数週間痛みました。(以下次回に続く)





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# by piyoyonyon | 2017-12-29 15:11 | イギリス生活・文化 | Comments(0)

フィリグリーのスカーフ・クリップ

ブローチに似ていますが、スカーフ・クリップと言うアイテムです。スカーフを首に巻く時、結ぶ代わりにこれで留めるのです。ブローチでさえ今は流行遅れと言われますが、スカーフ・クリップは更に過去のアイテム。現在使用している人は、ほとんど居ないのではと思います。しかし持っていると、実は中々便利です。特に大判のスカーフには、結ぶより手軽で収まりが良いと思います。
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良く見ると、横長の六角形のフィリグリー(透かし金具)パーツを、四つ繋げたデザインなのが分かります。今まで見掛けたビンテージのスカーフ・クリップと言うと、過去のアイテムなだけに、セルロイドの土台に金属モチーフが貼り付けてあるとか、プラスティックのカボションに古風な油彩画みたいな花柄がプリントされているとか、正直言っておばーちゃんっぽいデザインばかりでした。しかしこれは、珍しく現在のファッションにも普通に溶け込み易いデザインだと思います。
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裏面の金具は、こんな風になっています。この穴にスカーフの両端を通し、ぱちんと倒せば留まります。結構重量のあるスカーフ・クリップなので、薄手のスカーフでは滑り落ちちゃう可能性があるかもと思いましたが、かなりしっかり留まるので大丈夫。逆に、厚手のショールにも使えそうです。勿論服の端等に挟めば、単にブローチとしても使用出来ます。
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「スカーフ・クリップは過去のアイテム」と言いましたが、ネットでは今でも結構販売され続けている事が分かりました。それらのサイトに寄ると、中央ではなくサイドにクリップを留めたりと、色々工夫を凝らした使い方が存在し、かなりお洒落で優雅です。そもそも首に上質のスカーフを上手に巻くと、たちまち着こなしがグレード・アップしますよね。
 




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# by piyoyonyon | 2017-12-28 15:15 | アクセサリー | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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