3月の庭便り&猫便り

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3月ももう終わりに近いけど、今年最初の庭便りです。この庭に毎日遊びに来ていた猫ソックスちゃんが、2年前にお隣が引っ越すと共に去って行きました。同じく良く遊びに来ていた猫フォックステイルの住んでいた2軒先も、昨年夏頃に引っ越して行きました。ついでに、新しくお隣になったウェスト・ハイランド・テリア犬のテディも、私が庭に出る度に塀に突進して来て、はしゃぎ回って愛想を振りまいていたのに、昨年突如居なくなりました(多分生まれた子供に問題を起こして里子に出された)。庭は随分寂しくなりましたが、我が家のトラ猫とらじが居るから十分だと思っていました。…しかし、そのトラちゃん自身が、昨年末に急に亡くなってしまいました。庭に出ると、否応無しにトラを思い出して涙が込み上げて来ます。あの子は、亡くなる最後の日も、この大好きな庭を眺めて、こんな暖かい春の日に庭に出て遊ぶのを楽しみに待っていたのです。
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ナイマンズの記事でも書きましたが、この春は植物の成長が驚く程の早さです。気が付いたのは、街路樹の桜が2月末に既に満開だった時。とりわけ暖冬だったと言う実感はないのですが、とにかく異例の早さです。
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特に早いと思うのは、今年のチューリップの開花時期。春の代表的な球根植物は、1月からスノードロップ→クロッカス→水仙→ヒヤシンス→チューリップの順で、徐々に咲き始めます。水仙まではほぼ例年並みに感じていましたが、今年はこの間隔が短く、多くがほぼ同時に咲いているように思います。
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ムスカリは、春の球根植物としては、切花の持ちが良いので重宝します。零れ種でどんどん増えます。
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いつもは4月下旬頃に咲き出す華曼草(鯛釣草)も、既に咲き始めました。
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こちらは白の華曼草。
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バラの新芽もぐんぐん伸びて、既に蕾が付いているのもあるし。
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ライラックの蕾も、既に色付き始めています。
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このクレマティス・モンタナは、本当にもうすぐ花開きそう。近所では、既に満開の所も見掛けました。夏咲き大輪系のクレマティスも、最早蕾を付けています。
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一方こちらは、12月頃から咲いているウィンター・クレマティスで、品種名を「ジングル・ベル」と言います。植えた最初の2、3年間は、一冬に2、3個しか咲かないショボさでしたが、今では沢山花を付けます。クレマティスが絡まっているカルフォルニア・ライラックも、咲き始めました。
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イギリスでは、斜面やテラス式花壇の上部に植え、滝が流れ落ちるように咲いているのを良く見掛けるオーブリエチア。段差のある日当りの良い庭で、セラスティウムや黄色い宿根アリッサムと共に活躍します。
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ヘレボラスは、私の庭と相性が良さそうなので(要は日当たりが良くない)、もっと増やしたいな。
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黄色は復活祭のシンボル・カラーであり、春を象徴する色です。その代表が水仙の黄色だと思いますが、今年の復活祭(4月中旬)には、水仙はすっかり終わっていることでしょう。
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水仙と共に、春の黄色を代表するレンギョウ。
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そして山吹。繁殖力、と言うか侵略性が強く、辺り一面芽を出して蔓延るので、定期的に刈り取っています。
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愛猫ポコちゃんは、こんな暖かい日に私と一緒なら庭へ出ます。庭では尻尾ピーンでリラックスし撒くって走り回っていたトラちゃんとは違い、ポコちゃんは常に尻尾ぶんぶんで、今だ緊張している様子。
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庭で私に始終遊びを要求していたトラに対し、ポコは始終草を食べさせることを要求します。自分で草を食べるのは、相変わらず絶望的に下手です。
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もうポコしか猫が居ないのだから、「猫便り」じゃなくて「ポコ便り」で良いかも…。
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実は来月、今回は私だけで一時帰国します。イギリスもこれからはとても良い季節で、特に庭が楽しく美しくなるので、この時期に離れるのは残念な気がします。とは言え、幾らイギリスの1月&2月が余りにもクソだからって、日本だってもう少し暖かい季節のほうが、色々楽しみが多いのは決まっているのに、いつも冬にばかり帰国するのにはホトホト飽きました(笑)。私の留守中、P太が植物を枯らすことなく、たまには庭の手入れをしてくれて、私がイギリスに戻る際には、ジャングルにも砂漠にもなっていないことを祈るばかりです。
 




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# by piyoyonyon | 2017-03-28 15:31 | ガーデニング・植物 | Comments(0)

黄緑系ラインストーンのブローチ

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毎週月曜日にコヴェント・ガーデンで開催されるアンティーク・マーケットに、二週続けて行った際、一週目にアクセサリー専門のストールの「どれでも一個5ポンド」の箱の中で出会い、その後やはり未だ気になっていたので、二週目にとうとう買いました。正直言って、凄く珍しいデザインのブローチではないし、フリーマーケットでも出会いそうで、これで5ポンドは、私にとってはそんなにお買い得だった訳ではありません。それでも忘れられずに買ったのは、爽やかな黄緑系でまとめたラインストーンの輝きが中々美しく、尚且つ大き目のラインストーンがウラン・ガラスだったからです。
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P太に見せたら、きっと喜ぶであろうと思ったのもあります(勿論使用するのは私ですが)。値段を告げたら、「5ポンド? 安いじゃん」ですって。P太を一緒に連れて行って、買わせるべきだなあ(笑)。
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こんなか細い流線状のワイヤーに、円型のラインストーンが散っているような可憐なデザインは、1940~50年代のブローチに割と良く見られるタイプです。その中でもこのブローチは、サイズも小ぶりであっさりとしていて、いかにも「着飾ってまっせ~」と言った気張りがなく、さりげなく使い易そう。黄緑色は、生命の力や若々しさを連想させます。ピンクや黄色い服なんかに合わせたら、きっと春にぴったりです。
  




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# by piyoyonyon | 2017-03-27 15:37 | アクセサリー | Comments(0)

ロイヤル・レゴ・ファミリー

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パスポート申請でロンドンに行った折、リージェント通りの玩具のデパート「Hamley’s ハムレイズ」にも、ちょこっとだけ寄りました。
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その店に、ほとんどレゴ専門の階があり、吹き抜けからこんな物が覗いていました。ほぼ等身大です。こんな大きな物を根気良く上手く組み立てたと感心するし、何よりちゃんと似ています。この背後には、実物大のイギリスの赤い電話ボックスも、レゴで制作されていました。一応説明すると、2011年のロイヤル・ウェディングの様子でして、左からケンブリッジ公夫人(キャサリン妃)、ケンブリッジ公(ウィリアム王子)、チャールズ皇太子、ハリー王子です。はっきり言って人気の少ない、コーンウォール公夫人(カーミラ)とエディンバラ公(フィリップ殿下)はハブ。…ん?肝心のエリザベス女王の姿も見えないんですけど?
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女王陛下は、別個におわしました。玉座も背景のユニオン・ジャックも、全部レゴ製で力作です。しかし、この店で特に興味を引いたのは、このレゴ・モデル達だけ位で、平日でそれ程混んでいなかったこともあり、デモストレーションする店員達の、子供相手のテンション高い声だけが、やたら空しく店内に響き渡っていました(笑)。そもそも、イギリスならではの商品がそれ程ないし、レゴにしてもデンマークのメーカーだし、この店ならではの品揃えも特に感じられず、やはり原宿キディランドのほうがずっと面白いとは思いました。
 




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# by piyoyonyon | 2017-03-26 15:31 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ビンテージのウェディング・カード

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コヴェント・ガーデンのアンティーク・マーケットで買った、古い使用済みの結婚祝いカードです。多分1950年代の物で、メーカーはHallmark ホルマーク社。もしかしたら、アメリカ製かも知れません。
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少し大きめで、縦18×横15cm位。シュガー・ピンクの地色に、白いレースのようなロマンティックなベルを中心に、白い鳩、ピンクのバラが沢山描かれ、更に銀ラメのバーコ印刷と金色のシルク印刷が加わり、ラブラブ感と砂糖菓子のような甘さがいっぱいのウェディング・カードです。
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ベル部分の縁がダイカットされ、全体が観音開きのようになっています。一応、左右どちらが上になっても可笑しくないように、ベルのイラストがデザインされています。薄めの紙を二つ折りにして、両面印刷のように見せているのは、この時代のカードとしては良くある技法です。
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中を開くと、こんな感じ。中央の上部には、実際に小さなカードが飛び出た仕様になっています。書体にも、50'sらしさが表れています。英米のグリーティング・カードに良くある、長々とポエムのようなお祝いの言葉が印刷され、差出し人は、「with love」等の結びの言葉と署名を付け加えるだけになっています。しかし、日本人の感覚からすると、幾ら美しい名言でも、こんな既成文章を贈られるよりは、例え多少つたなくとも、やはり自分で考えたお祝いの言葉の肉筆のほうが、受け取って数倍嬉しいだろうなと思うところです。 




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# by piyoyonyon | 2017-03-25 15:28 | ステーショナリー・グラフィック | Comments(0)

リカちゃんのセラドン・グリーンのコート

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このコートとベレー帽に使っている、セラドン・グリーンに小花柄の極細畝のコーデュロイの布地は、実はかつて私のシャツ・ワンピースでした。イギリスで売られている服としては珍しく、結構自分の好みに合い、おまけにセールで凄く安かったので喜んで買いました。…が、実際着てみると(一応試着はしてから買ったけど)、どうにもこうにも地味!でした。ボタンを赤に付け換えたり、コーディネイトで色々工夫してみましたが、地味さはどうしても回避出来なかった…。それで、結構すぐに飽きてしまいました。今思うに、東洋人にとっては、顔移りが悪い難しい色だったのではと思います。
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となれば、フリマで売るか、チャリティショップに寄付して処分するしかないのですが、かなり細かい花柄&畝なので、それよりは、いっちょ人形の服でも作ってみたろと思い立ちました。
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起毛の暖かいイメージの生地なので、まずはオーバー・コートを作ることにしました。このパターンは、日本ヴォーグ社の「リカちゃん6」に掲載されたものを元にしており、このダーク・グレイ地に白いレース付きのコートと同じ形ですが、少しだけカジュアルな雰囲気にしたかったので、丈を2cm程短くしました。
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このシリーズの本に掲載してあるリカちゃんの服は、基本的に子供が遊ぶ為の物のようで、つまり実際に服の上に着せるコートだから、かなり大き目のパターンになっています。それにしても大き過ぎて見えたので、背中にギャザーを寄せ、共布のリボンを付けることで解決。少し腰部分がぽっこり膨らんで、一層少女らしいい雰囲気になりました。ウェストにもレースを付けて、切り替え風に。
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最初はリカちゃんにとっては、生地がかなり厚めなんじゃないかと危惧していましたが、実際作って着せてみると、特に厚過ぎるようには見えず、とても縫い易く、人形用には意外と役に立つ生地でした。はっきり言って寝惚けた地色に、アクセントとして紺色のケミカル・レースを合わせて、思いの他可愛く仕上がったと結構自己満足しています。少なくとも、私のシャツ・ワンピだった時よりは、ずっと可愛く見えます(笑)。
 



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# by piyoyonyon | 2017-03-24 15:27 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

コヴェント・ガーデンのアンティーク・マーケット

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パスポートを更新しなければならなくて、久々~にロンドンへ行きました。うちから電車でのアクセス自体は、田無~新宿間並みに簡単なんですけど、運賃がまるで違う! 時間帯を選ばない一日使用出来る切符だと、新幹線で東京から実家に帰れるのに近い値段。おまけに、ロンドンの大気汚染が本当にひどくて(長年東京に住んでいた私にとっても)、行く度にマジで病気になるので、正直言ってイヤイヤ行きました。切符は、一番安い「スーパー・オフピーク」と言うのを選びました。これは、大体10時から4時までの空いている時間帯だけ(※時間は地域に寄る)使用できる切符で、それでも往復+ロンドン周遊券込みで2000円以上します。6時間しか滞在出来ない訳ですが、日本大使館の旅券課でそう待たされることはないし、好きでロンドンに行く訳じゃないから十分です。それでも高い交通費で行ったついでなので、大使館で申請した後、コヴェント・ガーデンで毎週月曜日に開催されるアンティーク・マーケットに立ち寄ってみました。
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ロンドンの中でも、特に観光客率の高い場所で、いつも大道芸人&その観客でいっぱい。
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この吹き抜けの地下では、いつ来ても室内楽(室内じゃないけど)の生演奏が行われています。曲目は、何十年経っても「主よ、人の望みの喜びよ」「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、ヴィヴァルディの「四季」、パッヘルベルの「カノン」ばかり…。
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この辺の飲食店は特に割高なので、貧乏な学生旅行者達は、テイクアウトでベンチに座って食事を済ませます。更に貧乏な私は、家から持って来た菓子パンを齧りました(笑)。
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昔からここにある、老舗玩具店「Benjamin Pollock ベンジャミン・ポロック」。目玉商品は、この店オリジナルの紙製組み立て式劇場モデル。
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知育玩具中心ですが、どちらかと言えば、子供よりも大人に嬉しいお洒落な玩具店です。
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しかし、どんどん売り場が小さくなって来ていてショック。
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今の売り場はほんの少ししかなく、ほとんどオリジナルの紙製品と、ドーヴァー社の本位しか売られていません。それでも、なくならずにずっと続けて欲しいと思います。
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コヴェント・ガーデン自体はロンドン観光の人気スポットなのに、ここのアンティーク・マーケットは、ポートベロー程は混んでおらず、結構穴場です。それでも客の半分位は、海外からの観光客ですが。
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屋内の小規模なマーケットなので、家具等の大きな品はほとんどなく、女性的な雑貨小物中心。特にアクセサリー類は品揃え豊富で集中していて、ビンテージ・ジュエリーを探すには便利な場所かも知れません。
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まずこちらの部分は、「Apple Market アップル・マーケット」。
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アンティークとは関係ない、単なる新品のお土産品だけど、それぞれの猫の毛色別に寄る性格の特色が書かれた、結構猫好きには嬉しいブリキの看板。でも「三毛猫=外出好き」とか説明してあり、内容の信憑性は余りないなあ。「赤トラ=腹芸好き」だけは合っていましたが。
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奥の「Jubilee Market ジュビリー・マーケット」は、もっとゴチャゴチャしていて、骨董市らしく見えます。
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今回、ここのアンティーク・マーケットで気付いたことは、アール・デコ時代のフィリグリーのビンテージ・ジュエリーが、かなり豊富に揃っていると言う事です。自分が一層注目するようになったせいもあるのでしょうが、逆に、ここで以前多く見掛けた、60年代ののエナメル花ブローチや、50年代のルーサイトのインタリオは、少なくなったような気がします。そして、ベイクライトのビンテージ・ジュエリーは、概ね大変高価だと言う事。
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写真撮影を禁止しているストールは多く、多分接写したり、商品を手に取ってスナップ撮影したりする観光客が多い為と思われます。かなり遠巻きに、他の客の邪魔にならない程度で撮影しています。
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ビンテージ布専門店。イギリスの古い布製品は、全体的に白い物が多いと思います。
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ウラン・ガラスもちらほら有り。
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このジュエリー専門のストールには、「一つどれでも5ポンド」や、「一つどれでも1ポンド」のジュエリーを販売するコーナーがあります。「一つ1ポンド」では、現代の物も壊れたアクセサリーも玉石混合。ネックレスが相当ぐちゃぐちゃにこんがらがったままなので、どのお客もしつこく粘って発掘する為、中々入り込む隙がありません。頑張って、中々良さな物を見付け出す日本人観光客の親子も見掛けました。
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他にも、ビンテージ・ジュエリーどれでも一つ5ポンド均一のストール、一つどれでも10ポンドのストールなんかがあります。根気良く探せば、結構お買い得な品も見付けられます。
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パスポートは、まず申請して、一週間後に受け取りに来なくてはならないので(イギリスの郵送なんて信用出来なくて紛失が怖い)、再び月曜日にロンドンにやって来ました。で、再びコヴェント・ガーデンに行きました。日本大使館の最寄地下鉄駅から、ピカデリー線で一本なのです。
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この日の朝は相当冷え込んだせいか、前回より出店が少なめでした。
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何だかんだ言っても、今でも結構楽しめるアンティーク・マーケットでした。全部回るのにも、1、2時間あれば十分。スーパー・オフ・ピーク・チケットは、4時15分まで使用可能ですが、鉄道会社「サザンレイル」の運行が今だ不安定で、直前の列車が予定通り発車されるとは限らない為、かなり早めにロンドンを去ることにしました。案の定、その日も数本の列車が突如キャンセルされていたので、正しい判断でした。嗚呼、本当にロンドンは(って言うかイギリスそのものが)、色々面倒臭い場所だ…。
  




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# by piyoyonyon | 2017-03-23 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ジェードのウラン・ガラスの手描きの一輪挿し

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ノーリッジで最後に訪れた「セイント・グレゴリーズ・アンティークス&コレクタブルズ」で、最後の最後に見付けて、P太が気に入って買ったウラン・ガラスです。典型的なヴィクトリア時代のジェード(乳白緑)色のウラン・ガラスで、花模様がエナメルで少し盛り上がって手彩色されています。
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実を言うと、私は余り乗り気ではありませんでした。余程凝ったデザインじゃない限り、一個10ポンド以上のウラン・ガラスは一応買わない約束にしていたのに、これは15ポンドだったと言うのもあります。ヴィクトリア時代の吹きガラスとしては十分安い上、結局1割引きで13.5ポンドにして貰えたのですが。
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絵付けそのものも決して下手ではないし、輪状の出っ張りを超えても茎が真っ直ぐ伸びている構図など中々お洒落なのですが、多分「絵付けの色彩がジェード色に致命的に似合わない」と言うのが、気に入らなかった最大の原因かと思います。茶色に近い渋いオレンジ色の花で、何だか全体的に秋色ですよね…。
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うーむ。仏壇に置いても違和感なさそう。「場所を取らない」と言う、私達のもう一つのウラン・ガラス・コレクションの決まりはクリアしています。首が極端に細くなったタイプの花瓶で、日本で言うといわゆる一輪挿しです。英語では、「bud vase 蕾み差し」と言うそうです。一輪差しは、どんな花を少量だけ生けても大抵簡単に絵になるので、庭の花の未だ乏しいこの季節には特に重宝します。
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ただし、ヴィクトリア時代のジェード・カラーのウラン・ガラスとしては、放射線量がかなり少な目で、P太にとっては残念でした。
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ところで、この花瓶を買う際、モールのオーナーが、「これはウラン・ガラスではありません。何故ならウラン・ガラスが開発される以前の時代に製造されたからです」と断言していました。が、きっぱりウラン・ガラスです、これ。P太が反論して、その場で放射線量を測定して見せることも出来たのですが、何だかそのオーナーが宗教めいて頑なそうで…、喧嘩を売るだけになりそうなので、珍しくP太は黙っていました。それだけウラン入りを嫌がる客が多いから、店側としては何としてでもウラン含有を否定したいってことなんでしょうか??
 





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# by piyoyonyon | 2017-03-22 15:27 | インテリア・デコレーション | Comments(0)

春のナイマンズ散歩

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先週末、曇天で風が強くて天気はイマイチでしたが、とにかく運動せねば!と言うことで、ナショナルトラストの「Nymans ナイマンズ庭園」にちょっくら行って来ました。今年は植物の成長がとても早く、例年は4、5月に咲く植物でも、既に多くが花開いています。近所の木蓮が満開なので、きっとナイマンズの木蓮も、今頃咲き始めているだろうと気付いたからなのもあります。
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天気は今一どころか、時折霧雨が降っていましたが、駐車場は既に満杯の人気ぶり。ロンドンからアクセス抜群なのが、いつも混んでいる理由の一つです。入り口前の花壇にも、水仙が見事に咲き揃っていました。
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何かのサインなのか、こんなウェリーズ(ゴム長靴)に植物を植えたものが、あちこちに置かれていました。古い長靴を鉢植え代わりに使うのは、イギリスでは定番のアイディア。
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この時期の見所は、まずヘレボラス。
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12月に咲く「クリスマス・ローズ」ではなく、「レンテン・ローズ」のほうです。
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八重のヘレボラスは、華やかで見応えがあります。
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ヘレボラスとラングワート(別名ベツレヘム・セージ)の組み合わせ。
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それから石楠花。イギリスの石楠花は、概ね日本人が驚く程樹木が大きく、花弁も大きいのです。
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見事にボール状に花が集まった石楠花。
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石楠花と水仙。
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そして、期待した通り木蓮(及びコブシの仲間)。
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木蓮も、イギリスのには驚く程大きな花弁の種類があります。
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でも木蓮は、やはり青空を背景にしたほうが絵になりますねえ…。
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背が高過ぎて写真に納まり切れない木蓮が多い中、この木は手頃な大きさで、人気ナンバーワンでした。
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人が居ない時の撮影を狙っていましたが、ひっきりなしに人が集まって来ます。それにしても、今はカメラを持っている人が少ないと、改めて実感しました。皆スマホで撮影しています。
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椿はこの時期終わりかけですが、まだ賑やかに咲いている木も沢山ありました。
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やはり八重の椿は、バラに負けない華やかさ。
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葉が艶やかで濃い緑色なのも、花を際立てています。
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木蓮、椿、石楠花の組み合わせ。全て、酸性土壌を好む樹木です。
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桜も、種類に寄っては満開でした。
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この桜のこんもり具合は、日本のソメイヨノシを思い出させます。
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一方、夏と秋には見事なボーダー花壇は、この時期何も植えられていない寂しい状態。
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ヘザー(エリカ、ヒース)も、寒い季節が見頃です。
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生憎ヘザーが植えられているロック・ガーデンは、冬季の長雨で岩が脆くなっているのか、大部分が立ち入り禁止でした。
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ピンクと白のヘザー、オレンジ色のサンゴミズキ、濃い緑色の針葉樹と、目を奪われるコントラスト。
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春の球根植物では、まず水仙が真っ盛りでした。
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私の庭ではチューリップが咲き始めていますが、ここでは未だでした。うちとそう離れていませんが、農村部なので気温が少し低いのです。
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ミニ・シクラメンは、夏を除いてほぼ通年咲いているような。
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水仙の合間に、バイモが咲いています。
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この牧場脇の並木道沿いには、特に水仙が見事。
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天気は悪いけど、視界は割と良い日で、遠くまで見渡せました。
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ここは一番在り来たりな黄色いラッパ水仙ばかりですが、これだけ群生すると、やはり見応えがあります。
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クロッカスは終盤ですが、クロッカスの紫&藤色と水仙の黄色の組み合わせは、何度見ても飽きません。
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残念な天気の未だ肌寒い日でしたが、思いの他沢山の花を楽しめ、やっぱり来て良かったと思える、春の訪れを確実に感じたナイマンズでの散歩です。
  



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# by piyoyonyon | 2017-03-21 15:35 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

オレンジの花柄のスカーフ

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ノーリッジのビンテージ・ドレス屋風チャリティショップ、と言うかチャリティショップのビンテージ・ドレス屋版で買った、多分1960~70年代の小ぶりのスカーフです。元値は3ポンドだったのが、1ポンドに値下がっていました。かつてはタグが付いていたものの、今は千切れて無くなっており、原産国等は不明です。
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スウィンギングの時代らしいオレンジと黄色を中心に、花柄がびっしりプリントされています。布地に関する知識が乏しいので良く分かりませんが、シフォン・ジョーゼットとでも言うのか、かなり透ける化繊生地が使用されています。そのせいで、どちらが裏で表か分からない程、プリントが両面同じ濃さに見えます。
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60年代の花柄と言うと、フラワー・パワーの大胆で大振りな花柄が主流でしたが、これはかなり細かい花柄です。しかし、イラストのスタイルには、この時代らしさが表れています。
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ちょっとごちゃ付いた花柄を、黄色の単色の帯が引き締めています。P太からは、「マトリョーシカ・ファッションにぴったりだね!」と言われました。…レトロでおばーちゃんっぽいってことか? どちらにせよ、皺にもなりにくく、結構使い勝手は良さそうです。
  
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# by piyoyonyon | 2017-03-20 15:22 | バッグ・靴・帽子 | Comments(0)

ウラン・ガラスのデコラティブなトリンケット・ボックス

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ノーリッジでアンティーク・ショップ巡りをしている合間、当然普通のチャリティショップもチェックしていましたが、その中の一軒で、中々美しいトリンケット・ボックス、またはパウダー・ジャーに出会いました。毎度ながら、元はコスメ(ドレッシング・テーブル)・セットに付属していたものと思われます。
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今まで私達が手に入れたウラン・ガラスのトリンケット・ボックスの中では、一番デコラティブで、エレガント・ガラスと呼んでも構わない程優雅な雰囲気です。実物は、もう少し緑色が濃い目です。
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全体的に細かくカット・ガラス風の型抜き装飾が施され、蓋の取っ手の部分の透明感が特に綺麗。
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放射線量は、デコ期のウラン・ガラスとしては平均値ですが、カットが複雑な分、発光が美しく見えます。
  




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# by piyoyonyon | 2017-03-19 15:33 | 箱・缶・入れ物 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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