タグ:アンティーク・モール ( 97 ) タグの人気記事

「エパーン」のラッパ型ウラン・ガラス

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シュルーズブリのアンティーク・モールで、P太が買ったウラン・ガラスです。その時は現金の持ち合わせがほとんどなく、ところがデビット・カードでの支払いが、その店では10ポンド以上じゃないと受け付けないとのことだったので、最初は諦めるつもりでした。そこで、じゃあ私がお金を貸そうか?と提案すると、喜んで買いました。しかし、用途不明のナゾなアイテムだったから、それ本当に欲しいの?と念を押して聞きました。元値は9ポンドで、更にそのストールでは、全品値札より二割引でした。その上、何やらオマケが付いて来ました。
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吹きガラスっぽく作られていますが、型抜きガラスです。しかし、黄色と乳白のウラン・ガラス、そしてフリルのような縁と、ヴィクトリア後期のガラスの特徴が出ています。
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ラッパ型と呼べど、どちらかと言うと、楽器のトランペットよりも、「エンジェルズ・トランペット(Brugmansia)」の花にそっくり。正面から見ると、まるで朝顔みたいです。
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家に帰って調べたところ、これは「epergne エパーン」とアイテムの一部で、元は金属か何かの台が付いていたであろうことが分かりました。エパーンは、テーブル・センターピース、つまり卓上のアクセントになる装飾品で、食物を持ったり、花を生けたり、キャンドル・スタンドとしても利用されました。銀製や陶器製もあり、食べ物が盛り易い皿型やボウル型などもありましたが、このラッパ型のガラス製は、特にヴィクトリアン後期に流行したようです。主に、花を生けるのに利用されたのだと思います。
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もし、元がこのガラス一つだけだったとしたら、こんな風に台に乗っていたかも知れません。ラッパが単独の場合、ガラスの台が元から固定されて、普通の花瓶にしか見えないこともあるようです。
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その一方で、こんな大掛かりな装飾の一部だった可能性もあります。余りにもデコラティブで、最早毒々しい程悪趣味ですね(笑)。当然すこぶる場所を取るので、巨大なダイニング・テーブルを持っていた、かなり裕福な家庭のみでしか所有出来ないアイテムだったことが想像出来ます。
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こちらは、同じアンティーク・モールで売られていた、ラッパ型ガラスの大きなエパーンを、バラバラに分解した状態のもの。乳白の水色ですが、やはりウラン・ガラスです。
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そしてこれが、オマケとして貰ったもの。小ぶりでカット・ガラス風ですが、やはりラッパ型ガラスのエパーン(の一部)だそうです。
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P太としては、私に借金してまで買って大正解だったようです。何故なら、このラッパ型ガラスの先のカスタード色(と言うかほとんど白)の部分が、今まで私達が手に入れたウラン・ガラスの中で、放射線量の最高値を更新したから…。ねえ、それって、本当に嬉しいの?? 普通ウラン・ガラスは、緑色の発光も、ガラスと言うからには透明感があるものなのですが、このカスタード色部分には全く透明感がありません。 
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そのうちフリマかアンティーク・モールで、ぴったり収まる台が見付かればと思っています。
 




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by piyoyonyon | 2016-11-04 15:26 | インテリア・デコレーション | Comments(0)

ウラン・ガラスのストライプの花瓶

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オズウェストリーのアンティーク・モールで、貝型のダブル・ソルトの他にP太が買ったものです。ヴィクトリア時代の花瓶で、薄い緑と乳白緑が縞状になっているのが特徴です。私の好きな、盛り上がった手描きのエナメル模様が入っています。全体的に、昔の吹きガラスらしい曲線的な優美さが漂います。
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正直言って、彩色の状態は余り良くなく、特に金彩はあちこち剥げ落ちています。点で描いたような柄自体は、コバルト・ブルーのガラスの花瓶に似ています。多分、同時代(19世紀後半~20世紀前半のアール・ヌーヴォー期)の作成だと思います。
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ひらひらした波状の縁は、ヴィクトリア時代に流行したもの。この縁にも、かつては金彩が施されいたようで、少しだけその跡が残っています。
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ストライプ模様やエナメル彩色は、ブラック・ライトで照らしても、変化が出て面白いと思いました。
  





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by piyoyonyon | 2016-10-27 15:26 | インテリア・デコレーション | Comments(0)

ウラン・ガラスの貝型ダブル・ソルト・セラー

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オズウェストリーのアンティーク・モールで、P太が真っ先に惹かれたウラン・ガラスです。何と言っても、遠目にもギラギラと輝く蛍光色。縁にカケが幾つかあって状態は難有りですが、ヴィクトリア時代のウラン・ガラスに違いなく、しかも黄色なので、紫外線光で強く発光すると見込まれました。
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ホタテ貝型の小皿が二つ連なった形態の、用途は塩入れのようです。こう言った昔の卓上用の塩入れの器を、英語で「salt cellar ソルト・セラー」と呼びます。その中でも、こんな蓋のないタイプは「open salt (cellar)」と呼ばれます。これは、オープン・ソルトが二つ連なった形式で、尚且つ中央に取っ手が付いているので、さしずめ「double (open) salt cellar with handle」と言ったところ。20世紀初頭に「salt shaker 塩降り」が登場するまでは、こんなソルト・セラーが一般的だったようです。
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非常に初期の精度の悪い型抜きガラスで、気泡どころか穴(窪み)が開いています。カケやヒビはガラス製品の価値に響きますが、最初から出来ている気泡は、特にマイナス点にはならないようです。
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見込んだ通り、ウラン含有量は高く、ブラック・ライトは勿論、自然光でも凄まじく輝きます。その様子を見て、ほくそえんでいる大満足の我が夫…。蛍光色が巷に溢れる現代とは全く違い、ヴィクトリア時代の人達にとっては、さぞかし衝撃的な色だったのに違いありません。
  




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by piyoyonyon | 2016-10-24 15:30 | テーブル&キッチンウェア | Comments(0)

シュルーズブリのアンティーク・モール

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オズウェストリーのアンティーク・モールを去った後、シュロプシャーの州都「Shrewsbury シュルーズブリ」には、丁度正午頃到着しました。
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川向こうの駐車場に車を止め(多分中心より駐車料金が安い)、旧市街地に入ると、早速こんな店が目に入りました。小ぶりだけど、アンティーク・モール形式のようです。
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大好きな、ノルウェーのフィッギオ・フリントの「Saga サーガ」のジャグ。
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二階もあります。二階は古着中心のようです。
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小規模ながら、女性的なファッション小物が多くて充実していました。
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次に昼食を済ませ、さあこれからガシガシ街を歩くぞと、張り切ってレストランを出た途端、無情の雷&大雨。しばし、レストランの向かいのアウトドア・ショップで雨宿りしましたが、一向に止む気配がありません。そこで、この街にもう一つアンティーク・モールがあったのを思い出し、検索してみると、すぐ近くのようです。雨の中を走って、そこへ駆け込みました。
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このアンティーク・モール「Shrewsbury Antique Centre」は、町のヘソ、古いマーケット・ホールのすぐ脇の、近代的な建物(オフィス・ビル?)の地下にあります。
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うん、中々広くて、雨が止むまで時間を過ごせそう。店内は結構段差があります。
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規模的には、オズウェストリーのアンティーク・モールより、一、二回り小さい位かな。
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同じような物を売っていても、全体的に高めのストールもあれば、安めのストールもあり、ストールの契約者に寄って値段設定が様々なのは、何処のアンティーク・モールも一緒。だからこそ、モール形式のアンティーク屋には、予想外の掘り出し物に出会える可能性があります。
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このモールの中で、この缶専門のストールは圧巻でした。古い玩具も有り。
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可愛いイラスト&形の缶がいっぱい。一番上には、スパイス・ガールズの人形が(笑)。
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右はイギリスらしい家型の貯金箱缶、左は「Avon」の小人型石鹸の詰め合わせです。
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これらの小さな缶は、一瞬ミント・タブレット・ディスペンサーかと思いきや、昔のレコード針入れのようです。
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上記のとは違うストールで。クロスステッチ柄の缶には、もれなく惹かれます。この缶の場合、クロスステッチ風のイラストではなく、刺繍された実物の写真を使用しているところが更にマルです。
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レイモン・ペイネ柄の陶器は、実物を初めて見ました。値札にはデンマーク製と書いてあるけど、ドイツの「Rosenthal」のはず。カケがなければ、9ポンドはお買い得だったかも知れません。
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表紙のイラストが凄く可愛い、1950年代の料理本。値段もお安く、もし中面もこんなイラストがいっぱいだったら買うところでしたが、中身を見せて貰ったら、…すこぶる不味そうな料理の写真だけでした(笑)。
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スイス名物の山小屋型オルゴール、ではなく、それよりずっと大きい温度計です。何だか無駄に大きい…。
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ホルマークはないものの、銀製に違いない、大変繊細なフィリグリー。古くはなく、多分インドネシア製。ネックレスとブレスレット、ブローチのセットと言う組み合わせは、結構珍しいかも知れません。
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このストールから、フリマ並みに安いカット布を買うことが出来ました。
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P太にとってはノスタルジックな、イギリスに昔からある、ウサギを追い掛けるゲーム。いたずらウサギのイラストが可愛い。
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結局P太は、このアンティーク・モールでも、ウラン・ガラスを買うことが出来ました。私も、布を安く手に入れることが出来てラッキー。以前だったら、イギリスの旅行先で、お互い物を買うことは余りなかったんですけどね~。店を出る頃には、丁度雨が小降りになっていて、この店のお陰で上手く時間を使うことが出来ました。
  




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by piyoyonyon | 2016-10-13 15:36 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

オズウェストリーのアンティーク・モール

チェスターに一泊した次の目的地は、お隣シュロプシャーの州都「Shrewsbury シュルーズブリ」です。しかし、予め地図を眺めていて、チェスターとシュルーズブリの丁度中間辺りに、「Oswestry オズウェストリー」と言う、何処かで聞いたことがある名前の町が存在することに気付きました。私が聞いたことのある町と言えば、アンティーク番組の中でに違いない。そう思って調べてみると、確かにシュロプシャーで一番大きなアンティーク・モールが在るそうです。途中でこれに立ち寄ることには、勿論P太も異論ありません。
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そのお目当てのアンティーク・モール「Cumbria House Emporium カンブリア・ハウス・エンポリウム」は、廃線になった駅舎のすぐ側の、元工場か倉庫のような建物の中の、割と分かり易い場所にありました。すぐ前が駐車場になっており、車で来るには便利です。
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オズウェストリーは、イングランドとウェールズの国境に出来た、最初の定住地だそうです。今はイングランドに属しますが、元々の言語はウェールズ語。今でも、イングランド側では数少ない、ウェールズ語専門書店が存在するそうです。因みに、腰痛の痛みの数値を「Oswestry disabled index オズウェストリー障害数」と呼ぶそうなんですが、…理由は分からず。
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中へ入ると、確かに広い! 天井からは大きなユニオンジャック、イングランドのセント・ジョージ旗、ウェールズの赤竜旗、もうすぐ外されるであろう(涙)EU旗、多分オズウェストリーの黄色い旗、そして何故か星条旗と日の丸が掲げてありました。
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広いだけに、割と家具が多めかな。勿論その合間に、小物も沢山あります。
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昔の絵本のようなイラストが可愛い木製パズルと、ブリキ製の「音鳴らし」(値札にはオルゴールって書いてあるけど)。
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大好きなポーランドの木製人形。右はアルプス版、左のは北欧の民族衣装バージョンのようでした。
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やっぱり目が行くのは、女性がオーナーに違いない、小物や布物、アクセサリーが多いストール。
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バック・スタンプを確認しなかったけど、60~70年代のドイツっぽいティー・セットです。その後ろに見えるのは、昔は御洒落とされ、ドラマ中のお金持ちの家なんかで良く登場していたような受話器。
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ぽってり丸くて柄が可愛いコーヒーのキャニスター。壁に掛けられる仕組みです。
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グラスゴー(マッキントッシュ)・スタイルっぽい陶器の洗面セット。
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多分ヴィクトリア時代の、ウラン・ガラスのキャンドル・スタンドのペア。
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60~70年代のビニール布が張ってあるマガジン・ラック。後ろは、ワイヤーのマガジン・ラック+新聞掛け?
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ハンガリーの伝統工芸のおやじ兵士ジャグ(念の為、おやじ「ギャグ」ではないよ)。何故か「Miska ミシュカ」と呼ばれており、マイケルやマイクのハンガリー版の名前だそうです。
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こちらは、「ハンガリー風」の刺繍の額装のようです。経年のせいか、色合いが渋い!
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二階には、カフェが併設されています。 
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結局、期待した通り中々充実したアンティーク・モールで、幾つか惹かれるウラン・ガラスの収穫がありました。その上お会計をしたら思ったよりも安く、後から「あれ?負けてくれたの?」とP太に聞いたら、単に店のおじさんの暗算が間違っていたようです…。
 




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by piyoyonyon | 2016-10-11 15:22 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ウラン・ガラスの三角形の器

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Forest Row フォレスト・ロウ村のアンティーク・モールで、アール・デコ時代の花瓶を買った時、一緒に買いました。主にコスメ・セットの一部のトリンケット・ボックスやトレイなど、幾つかのウラン・ガラス器が売られていた中で、何故これを選んだかと言えば、三角形で珍しいのと、小ぶりで場所を取らないのと、ブラック・ライトで一番濃く発光したからです。これのみ値札がなかったので店主に尋ねたら、なんとタダにしてくれました。
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もしかしたら、これも元はコスメ・セットの一部で、化粧道具等を立てる為のスタンドだったのかも知れません。アール・デコ時代のガラス製のコスメ・セットが、部分的にでも沢山今でも残っていて、これだけ見掛ける機会が多いことを考えると、当時いかに流行していたのかが伺えます。
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良く見ると、側面に細かいジグザグ模様が入っています。
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思った通り、放射線量は、アールデコのウラン・ガラスとしては高めでした。生憎内側に黒い汚れが付いていて、どうこすっても落ちませんが、何せタダだからまあいいやってことに。とにかく自然光でも蛍光色にギラリ~ンと輝いて、眺めていてにんまり嬉しい(変なヤツぅ)ウラン・ガラスです。
  



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by piyoyonyon | 2016-08-25 15:31 | 箱・缶・入れ物 | Comments(0)

アール・デコのオレンジ色釉薬の花瓶

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とある週末、特に予定もなかったので、近場のアンティーク・モールにでも、夫婦でちょこっと行こうかと言うことになりました。うちからそう遠くないForest Row フォレスト・ロウと言う村に、一軒だけ小ぶりながら、中々私達の好みに合うアンティーク・モール(センター)があるのを憶えていたからです。
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お店の名前は「Dandelion Clock Antique Centre」と言います。言わば、「たんぽぽ時計骨董店」。購入すると、こんなショップ・バッグに商品を入れてくれます。
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期待通り、手頃な値段のウラン・ガラスが幾つかありました。しかしそれ以上に、P太に「これは正に僕が探し求めていたものだ」と言わしめて引き付けたのが、この高さ30cm位の陶器の花瓶。現代の製品と言っても可笑しくない見た目ですが、1930年代の製造です。
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何故これが、そんなに彼を魅了したのかと言えば、使用されているオレンジ色の釉薬に、高濃度のウランが含まれているからです! ヴィクトリア時代のウラン・ガラスよりもずっと高い数値ですが、ウラン・ガラスのように紫外線光で発光はしません(なんだ、つまらん)。ただし、ウランの放射能はアルファ波なので、ガラスの食器棚か紙製の箱にでも仕舞えば、放射能はほとんど遮断され無害です。
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こういう彩色技法を、「drip glaze」と呼ぶそうです。アール・デコ時代の濃いオレンジ色の釉薬に、ウラン・ガラス以上の高濃度のウランが含まれていると言うのは、前々から聞いていました。しかし、主にアメリカのメーカーで製造されていたようで、イギリスには出回っていなかったらしく、今までアンティーク・モールでもフェアでも、見掛けたことがありませんでした。昔これらウラン釉薬の製造に携わった工員達は、知らなかったとは言え、非常に危険に晒されていたことと思います。ウランが放射線物質だからと言う以前に、重金属の粉末を吸引すること自体が健康を害するからです。
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花瓶の内側も、釉薬が味のある文様を描いています。メーカー名は「Crown Ducal クラウン・デュカル」。この形の花瓶は、同社の同時代の製品に多く存在するようですが、型形成ではなく、一つ一つロクロで制作されています。絵付けも勿論手描きで、同じものは二つとありません。特に私の好みではないものの、中々風格がある、花を生けると様になる花瓶です。
  




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by piyoyonyon | 2016-08-23 15:26 | インテリア・デコレーション | Comments(0)

オットフォードのアンティーク・モール

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ラリングストーン・ローマン・ヴィラへ行ったら、ついでに、その近くのOtford オットフォードと言う村の、アンティーク・モールにも寄りたいと思っていました。以前この村を通過した際、素敵な家の多い雰囲気の良い村で、中々魅力的なアンティーク・モールがあると憶えていたからです。
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駐車場が有料で、コインの手持ちもなかった為(ラベンダー畑のアイスクリームで使い果たした)、村外れの住宅街に駐車することに。記憶通り、花いっぱいの魅力的なコテージ(田舎家)が沢山並んでいます。
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明るい斑入りの葉の木が印象的な前庭。このオットフォードのハイストリート(目抜き通り)そのものが、かつてはカンタベリーウィンチェスターに通じる、歴史的な「巡礼者の道」の一部だったそうです。
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この家の外壁に、何故か棚か祠のような小さな窪みがあるのが気になりました。元々は、多分照明器具を入れておく為の窪みでは?と、P太に言われて納得。
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この大きな木組みの家は、博物館クラスです。
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何せ窓が全面ステンド・グラスで、ドアの木彫も凄く凝っていて立派。実際、保存建築物として登録されているのに違いありません。
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まるで公園のようなこの場所は、マナーハウスの庭。カナダ・グースが沢山居るので、大きな池がある庭のはずです。生憎マナーハウスそのものは、樹木に隠れて写真が撮れませんでした。
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こちらも、まるで公園みたい。家に続く長いアプローチ脇に、バラがずらっと並んでいます。
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そして、お目当てのアンティーク・モール(本名:Otford Antique & Collectors Centre)に到着。
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モール自体も、18世紀築の歴史的な建物で、元は一般の住居だったと思われ、幾つかの部屋に分かれています。
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ただし、店内は段差だらけで、やはり歳をとって足腰が弱くなってからでは、アンティーク・モール巡りはキツイだろうなと思いました。
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子供用のままごとのアイロン台のようです。プリントが可愛い。
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単価の安い小物は結構豊富にあり、ジャンク率も標準的。
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狭い急な階段を登った突き当たりは、昔はバスルームだったとしか思えない凄く小さな部屋。
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二階は、木の梁が剥き出しで、古い建物感が更に顕著。
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ウラン・ガラスも幾つか見掛けましたが、シンプルで大きめの花瓶とかばかりだったので見送り。
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このアール・デコ時代のネックレスは、ビーズの一部がウラン・ガラスでした。もし全部がウラン・ガラスだったら、10ポンドはお買い得なんだけど。
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大好きな、ソビエトのプラスティック製首振り人形に遭遇。もし値段が安かったら、買いたいところでしたが、ガラス・ケースの中で、しかも値札が見えませんでした。ガラス・ケースの中にあって値段が分からないと、更にレジから遠いと、やはりスタッフに尋ねるのが億劫で、そのまま諦めることが多いですねえ。
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キ★ガイ染みた黄色の電話器(…何故この色?)。
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裏庭にも、主にガーデニング用品の商品が。とげとげのブラックベリーも生い茂り、ほとんど打ち捨てられた状態です(笑)。
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この小さな小屋のような建物は…、なんと昔のトイレ。水洗トイレが普及する以前は、当然トイレが臭かった為、昔の日本の農家のように、イギリスでもトイレを外に別個に設けていたのです。
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ついでに、モールのお隣のこの庭にも、外付けトイレが残されたままでした。
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結局、このアンティーク・モールでは何も買いませんでしたが、建物自体が興味深くて楽しめました。商品は小物類が多いので、また訪れる機会があったら、今度は収穫に恵まれるかも知れません。
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アンティーク・モールの隣は、アンティーク屋にしか見えないけど、アンティーク専門のチャリティショップ。
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かつては一般住居だったのに違いないこちらの店内も、凄く古めかしくて立派な作りです。
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しかし、やはり古い家は、やたら段差が多く、年寄りが住むのには、さぞ不便だったことだろうと思いました。
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道路を挟んだその向かい側には、同じチャリティショップの、衣料中心の店舗があります。ティールームも併設されていて、こちらも大きな暖炉がある古い立派な内装。
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その並びに、もう一軒アンティーク屋が。
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家具中心ですが、多少アクセサリーやウラン・ガラスもありました。
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オットフォードの「フォード」は、歩いて渡れる位の浅瀬のある川のことを意味し、この名の付いた場所には、必ず浅めの川が流れています。確かにオットフォードでも、至るところに小川が流れていました。その分洪水のリスクは否めませんが、水が豊かな町や村は、決まって雰囲気が良いなと実感しました。





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by piyoyonyon | 2016-08-18 15:32 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

フェイヴァーシャムの「スタンダード・キイ」

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5月末、イギリスで三連休がありました。その内、最も天気が良いと予報された土曜日には、何処かへ出掛けたいと思っていました。しかし、バラを見に庭園に行くのには、未だ少しだけ早かったので、ケントの海辺の町へ行くことにしました。そこでまず訪れたのが、古いマーケット・タウンFaversham フェイヴァーシャムの、「Standard Quay スタンダード・キイ」と呼ばれる、町外れの船着場の昔の倉庫街です。ここは現在再開発され、アンティーク・ショップが幾つか集まる、ちょっとした観光スポットになっています。
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倉庫自体が木組みや木造の歴史的な建物で、見るだけでも十分価値があります。例えアンティークに然程興味がなくとも、飲食店やガーデン・センター等もあり、楽しく過ごせるはずです。
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ここのアンティーク屋は、家具中心の店が多いようです。
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この広い倉庫の建物にも、古い家具がずらり。P太は、元は昔の小さな教会のものらしい、中々凝った装飾の小ぶりのオルガンに惹かれていました。
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他にも古い工具専門、時計専門、バイナル(ビニール)・レコード専門店なんかがあります。
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皆個人経営のようですが、唯一モール形式で、店舗自体も一番大きいのが、この「Aladdin’s Loft アラジンの屋根裏」。
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その名の通り、倉庫の屋根裏部分が店舗になっています。
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ここは女性的な小物、雑貨が多く、かなり楽しめました。お値段も、割と手頃な物を多く見掛けました。
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全体的に商品が可愛く見える決め手は、パステル・カラーにペイントされた陳列棚だと思います。
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アンティーク&ビンテージだけでなく、手作りのアクセサリーや服も。
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この木製の小さなメダルにプリントを貼り付けたイヤリングは、本当に買おうかと迷いました。
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ドイツの「トーマス」のティー・セット。青系の他に、こんな愛らしい赤系も同柄に存在するとは。
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アール・デコ時代の、型押しウラン・ガラスのキャンドル・スタンドとトレイ。
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中央は、ヴィクトリア時代の吹きガラスの花瓶。下部だけウラン・ガラスになっています。
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中々豪華なアメジストのネックレス。ホルマークがないからか、値札には「ホワイト・メタル」とだけ表示されていますが、多分銀製だと思います。
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こちらは古着専門のブース。
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中南米風のアップリケ・エプロン付きスカートは、かなりの重量です。フォーク・ダンスに活躍しそう。
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このコリン・バッグは、ビーズの幾つかが無くなっていると言う事で、結構お買い得な値段になっていました。デザインもとても可愛く、かなり惹かれましたが、こんなバッグを実際持ち歩くことはないもんなあ…。
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こちらの黒いビーズがびっしりのバッグは、姉に良いかもと思いましたが、クラスプが緩めで断念。
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倉庫街の裏は船着場になっていて、潮の香りがしました。フェイヴァーシャムは、海岸線から3、4km程内陸にありますが、イギリスの常で、河口から川を通じて港町になっている訳です。対岸には、多分意図的に「倉庫風」にデザインされた新し目のアパートメントが、ズラリと並んでいます。
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でもこの川、水位が凄~く浅くて、例え満潮時でも船は動かなさそう…と思ったら、多くの船は、Shoreham ショーハムで見たのと同様、定着の住居になっている「ボートハウス」のようです。
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実際船着場だった時代の名残りの看板。いかなる動物も、外国からは上陸出来ないと書いてあります。従順そうな犬に比べ、ふてぶてしそーな面構えの猫が印象的。
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駐車場の最長滞在2時間なんて、あっという間に過ぎてしまいそうな、中々充実したスタンダード・キイです。
 




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by piyoyonyon | 2016-06-02 15:30 | 旅行・お散歩 | Comments(4)

ペットワースでアンティーク・ショップ巡り

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Petworth Park ペットワース・パークで散策を楽しんだ後は、ペットワースの町へ向かいます。町内は狭く駐車が難しいので、ペットワース・パーク内の駐車場に車を残したまま、しばし歩きます。
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ペットワースは、丘の上の町。民家に寄っては、庭からこんな素敵な田園風景が見下ろせます。
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そしてペットワースは、アンティーク屋が集まる町として知られています。私がここを知ったのも、デザイナーのマーガレット・ハウエルのお気に入りの町だと、友達が教えてくれたから。しかし、経営者自ら拘って選んだ(多分)家具やアート中心の店舗が多く、外国からの観光客が気軽に買える商品は少ないかも…。
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唯一、それぞれの契約者がブースや棚ごとに自分の好きな物を売る、アンティーク「モール」形式なのはこのお店だけ。
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隣の倉庫らしき建物も売り場になって繋がっていて、店内は結構広めです。
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このお店でヴィクトリア時代のウラン・ガラスの美しいワイン・グラスを見付けましたが、実用しないグラスにしては高いので見送り。
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古着や布小物が集まった、女性好みのブースもありました。
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右のゴブランのビンテージ・バッグは、中々好みです。
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お次は、チューダー時代の木組みの建物自体が、まるで骨董品のようなアンティーク屋さん。売られている物は高級で手が出ませんが、店内の造りを眺めるだけでも価値があります。ここで女性店主が、「ペットワースのアンティーク・フェアにも行きましたか?」と聞いて来たので、「行きましたが、サウナのような暑さでしたよ」とP太が答えたら、「あらやだ、明日は私がフェアの店番担当なのよ。明日は今日より更に気温が上がるはずなのにねえ」と心配そうでした。
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木製の塔が印象的な教会。
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古い建物が多く残る町並み自体は素敵ですが、幹線道路が町の中心を貫いており、狭い折り曲がった道路を沢山の車が結構なスピードで通過する為、歩いていてちっとも気が休まりません。ドイツとかだったら、こんな歴史的な町には、絶対バイパスを設置するところなのになーと思います。景観が良い通りや広場に駐車を許可するのも、ヨーロッパの他の国では余り見掛けないことです。
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そんな中、歩行者天国で雰囲気抜群なのが、石畳の残る、その名も「Cobble Lane 石畳小路」。
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ここにもアンティーク屋やアート・ギャラリー、お洒落な雑貨屋等が並びます。
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この通りは、店舗だけでなく民家の庭にしても、手入れが行き届いています(ペットワース中大抵そうですが)。石塀の上に、何故かチューリップが植えてある、斬新なガーデニング。
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アーツ&クラフツ専門の骨董品店です。例に寄って、手が出る商品はありませんが、ここの品揃えは徹底していて、本当にデザインが素敵な物ばかりでした。
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例えば、この小ぶりの可愛い本棚なら、並ぶ本もアーツ&クラフツらしい表装。
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お店のシンボル・マークのようです。
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一方、その向かい側にあるアンティーク屋は、レトロと呼べる小物が多くホッとしました。
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1950~60年代のテーブルウェアも。右の三角形が連なったパターンのコーヒー・セットと同じシリーズの砂糖入れを、長年使用していますが(電池やUSB入れとして…)、同柄を見掛けたのは初めてです。
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オランダのホーロー製のキャセロール。ちょっと惹かれました。ル・クルーゼ並みの厚み&重さです。
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ここでウラン・ガラスのストッパーを見掛けましたが、ストッパーにしちゃ値段が高くてパス。ストッパー位なら、カーブーツセールでも見付かりそうだし。ペットワースのアンティークは、総じて高めだと感じました。
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この古めかしい建物もアンティーク屋。やはり「大物」中心っぽいので、店内には入っていません。
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こちらの建物もアンティーク屋さん。同じく中には入っていません。
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今回初めて気が付いたお店。ペットワースでは珍しい、いかにも女性店主らしいセレクトの小物が主体の、中々好みのお店でした。小さく入り組んだ店内も楽しいし。
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やはりペットワースのアンティーク屋は、全体的にジャンク率が低く、本格的な骨董美術品中心で、結局買いたい物は何も見付かりませんでした。これだけお店を廻ったのに、ウラン・ガラスの収穫が全くなくて、P太は少しガッカリしていました。ちょっとはアンティークに対する関心が深まったので、この町のアンティーク屋も昔よりは楽しめるかも…と期待しましたが、やっぱりペットワースは町自体が結構ポッシュでした(笑)。
   




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by piyoyonyon | 2016-05-23 15:31 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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