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再びヘッドコーンのアンティーク・モールへ

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シシングハースト城庭園を訪れた後は、近くの村「Headcorn ヘッドコーン」のアンティーク・モールを訪れるのが、我々のお決まりのコースとなりました。…どうもつい、「コーンヘッド(とんがり頭)」と言い間違えてしまいます(笑)。P太の従兄二人が、そういう頭をしているもんで。
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入り口は非常に小さいのですが、思いの他奥は広いアンティーク・モールです。
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入り口にディスプレイされていた、白いレースのクラシックなドレスが素敵。
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今気付きましたが、棚の上に日本の羽子板が飾ってありますね。
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二階は古着中心。これは新品で手作りの、リバーシブルの子供用の服です。大人用があれば良いのに~。
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同じくハンドメイドの、ユニコーン・カチューシャ。これは結構面白いアイディアだし、自分でも作れそう。
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日はまだまだ長い季節なので、アンティーク・モールを覗いた後は、しばし村の中を歩いて見ることにしました。クリーム・ティー屋もある位だから、中々魅力的な村です。
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村の地図に寄ると、ハイストリート(目抜き通り)のこの辺りの民家は、15世紀から18世紀の古い建物が、ズラリと集まっているそうです。
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そういう家は、住人の意識が高いので、必ず前庭も抜かりなく綺麗。
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特にこのバラの季節には、イギリスの家が一層映えて見えます。
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結構交通量の多いハイストリートは、突然墓地にぶつかって折れ曲がります。
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この墓地は、教区教会に属しています。14~15世紀に起源を持つ、聖ペテロ・パウロ教会です。
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墓地の脇にも、絵になるコテージ(田舎家)が並んでいました。
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やはりバラは、イギリスの家屋にばっちり似合います。バラが咲く時期には、5割増し位素敵に見えるんじゃないかな。この家なんて、本当に典型的なお菓子缶のデザインです。
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墓地で咲いていた、モック・オレンジことフィラデルファス(バイカウツギ)。ここの墓石は、古い物が圧倒的に多く、大抵が無縁仏としか思えない程(…ホトケとは言わんがなあ)、長年手入れされずに大変荒れていました。ほとんどが脆くて風化し易い砂岩製なのと、例の如く、伝統的に墓石を地面にしっかり建てる技術、または習慣がないからです。
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中には、「これ絶対そのうち崩れるか倒れて負傷者が出る!」と思える、巨大なボロボロ墓石もありました。この墓地は、そう言う意味でも怖い場所です。
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地図に寄れば、教会の真後ろにあるこの建物が、どうやらマナーハウス(荘園領主館)のようです。地図を見る限り、この村には3~4軒のマナーハウスがあったらしいんですけど、そんなに税金を徴収する非生産階級が多くては敵わんですね。
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この他、この村には13世紀築の石橋があるらしいのですが、見付けることは出来ませんでした。
   




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by piyoyonyon | 2017-07-05 15:38 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

初夏のシシングハースト城庭園 2

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イギリスを代表する庭園の一つ、「Sissinghurst Castle Garden シシングハースト城庭園」を、今回はバラの最盛期に訪れました。
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コテージ前のオレンジ&イエロー・ガーデンは、春より返って花が少ない位で、少し落ち着いた雰囲気。
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既にダリアが咲いていました。
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これは「ladybird poppy」と言います。見ての通り、テントウムシのようなケシの花です。
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いつも今にも動き出しそうに見える、迫力のモコモコのトピアリー。
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コテージのキッチン脇の、春にはプリムラの植木鉢が並んでいた棚は、今はこうなっています。
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古いレンガ壁に伝う赤い蔓バラが、青空に映えます。
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果樹園の草むらの中でも、バラが咲いています。
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人気のホワイト・ガーデンは、やはりこの時期が最盛期と思える賑やかさ。
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盛り沢山でも涼しげで、憧れる日本人が多いのも頷けます。
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中央のアーチには、白い蔓バラが、出来るだけ多く花が付くように工夫されて巻かれています。
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青空とレースフラワー。撮影しながらP太が、「カウパセリ(イギリスの御馴染みのセリ科の雑草)に似ている花だけど、どう違うんだ?」とボヤいていました。
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ホワイト・ガーデンに、一つだけこんなアウトサイダーが咲いていました。こんな完璧に手入れされた庭園でも、愛嬌のあるアクシデントが起こるんですね。そして、抜き取らずに残して置くセンスが、また素敵です。
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春には、ウィンド・フラワーやシラーに覆われていたシェイド・ガーデン「Delos」。
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今は、アストランティア・マイヨールや、マルタゴン・リリー(タケシマユリの一種)が群生していました。
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紫色の花の植物ばかりを集めたパープル・ボーダー。
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その中で、目を引いた色の四弁のクレマティス。
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ちょっとした脇のボーダー花壇でも、完璧なバランスで、こんなに美しい。
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視界が良さそうな日でしたが、混んでいたので、今回はお城の塔へ登るのは見送り。階段も屋上も狭いから、入場人数を制限しているのです。
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最後に、お決まりのアイスクリーム・タイムです。右のブラックベリー味が、ヨーグルト・アイスで凄く味が濃くて、大変美味でした~。
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結局、同じ庭園でも、2ヶ月前とは咲いている花が大きく違うし、全体的な印象もまるで異なり、二人とも始終全く飽きませんでした。そして、こんな完璧な快晴でこそ、イギリスの庭は完全に映えて見えることを、改めてしみじみ納得した私達夫婦です。
  



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by piyoyonyon | 2017-07-04 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

初夏のシシングハースト城庭園 1

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イギリスに帰って来てすぐ、抜群に天気の良い週末があり、折りしもバラの最盛期なので、何処か庭園にバラを見に行こうと言うことになりました。最初に目的地として思い付いたのは、国家財産的なオールド・ローズのコレクションで有名な、ハンプシャー州の「Mottisfont Abbey モティスフォント・アビー」でしたが、天気予報では西より東のほうが断然天気が良いとのこと。そこで、2ヶ月前に行ったばかりだけど、ケント州の「Sissinghurst Castle Garden シシングハースト城庭園」を訪れることにしました。
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ここへは大抵春の球根植物の開花時期に来るので、バラの季節にも来なければと思っていたのです。かつてピクニック・スポットだった入り口前の芝生は、今は牧草花畑に換わっています。
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特に、「oast オースト(ビール醸造の為のホップ乾燥用のとんがり屋根の建物。ケントの名物)」前の、オックスアイ・デイジーのお花畑が、うっとりメルヘンの世界。
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イギリスの庭の一番美しい季節なので、大陸から観光バスで団体客が続々とやって来ました。この日は、ドイツからの訪問者が多かったようです。
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母屋の外壁を這う蔓バラも、開花して絵になっていました。
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この、蔓性のアジサイが伝う壁の向こう側がバラ園。
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バラ園に入った途端、濃厚な花々の香りに包まれました。
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2ヶ月前に訪れた時とは、印象がまるで違う!
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ここは、幾つかあるバラ園の形式の中でも、オールド・ローズとモダン・シュラブ・ローズのクラシック系(イングリッシュ・ローズ等)中心の、宿根草と合わせたミックス・ボーダーのインフォーマル・ガーデンのウォルド・ガーデンで、その点ではモティスフォントのバラ園に雰囲気が似ています。
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一季咲きの品種が多い為、バラ園をこんなに充実した状態で楽しむのには、やはり6月か7月に訪れるしかないと思います。
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バラの他にも、眼を引く美しい植物は沢山あります。例えば、クリーム色のカルフォルニア・ポピー。
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繊細な色合いのルピナス。
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バイカラーのスウィート・ピー。
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バラと美女撫子とギガンジューム。
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クラシック系のバラは、宿根草と合わせてこそ絵になると勝手に思っています。特に、背の高い青いデルフィニウムは、バラとの相性抜群で映えるので、是非一緒に植えることをオススメします。
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そして、イングリッシュ・ガーデンに欠かせないのが、良く手入れされた芝生と、花壇のエッジとなる、こんな柘植の低い生垣。
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今回初めて、バラ園の奥の育苗所のドアが開いていました。私有地なので中には入れませんが、こちらの家には、この庭の制作者で元所有者だった、ヴィタ・サックヴィルとハロルド・ニコルソン夫婦の子孫が、今も住んでいるのかも知れません。
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一方、春にはあんな賑やかだった春の球根植物のボーダー花壇「Lime Walk」は、訪れる人も少なくひっそりしていました。
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新緑が美しかった広葉樹林「Nuttery」も、今は只鬱蒼としています。
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反対に、春には寂しい状態だったハーブ園は、今は生き生きと植物がおい茂り、一面にハーブの香りが漂っていました。
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濃い緑の生垣を背景に煙のように見える、多分フェンネル。手前のピンクの花はジキタリス。
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樫の枝が重く垂れ下がって、堀の水面に届いています。
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…今回こそ一回で記事をまとめてやる~と思ったのに、またしても次回に持ち越しです(苦笑)。
  




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by piyoyonyon | 2017-07-03 15:32 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ブルーベルの季節のエメッツ庭園

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最早かなり季節外れですが、4月に日本へ発つ前日は、天気が良く気温も暖かく、P太も休暇がとれたので、ケント州の「Emmets Garden エメッツ庭園」へ、急遽ブルーベルの花見へ行きました。
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ここは、ナショナルトラストの中でも割と地味な庭園でして、晴れた週末でも駐車場は結構スカスカです。しかし、その日は平日だったのに、既に学校のイースター休暇が始まっていた為、駐車場は満杯で予備まで使用され、大勢の子供達で賑わっていました。
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イギリスのこう言った場所では、復活祭の時期には、子供向けのエッグ・ハントのイベントが大抵催されるからです。姪も、ナショナルトラストのどれかにエッグ・ハントへ行くと張り切っていました。エッグ・ハントと呼べど、今時茹で卵を喜ぶ子供はおらず、チョコレート・メーカーと協賛した卵型チョコ集めです。
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このエメッツで庭園らしいのは、せいぜいこのロック・ガーデンと、この頃未だ時期ではないバラ園位。
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元々庭園が付属していたお屋敷なんて、今は個人の集合住宅で、一般人は近づくことさえ禁止だし。この辺が、今一マイナーな理由です。
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ここは庭園と言うよりは、周囲の森林内での散歩を楽しむのに適した場所と考えたほうが良いかも知れません。お目当てのブルーベルも、森の中に群生します。
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エメッツは高台にあり、森は谷間に広がっています。勿論、遊歩道が完備されています。
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谷を挟んで見える、最寄の村「Ide Hill アイド・ヒル」の教会。
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ブルーベルは、イギリス中で見ることの出来る一般的な野草ですが、群生を鑑賞するなら、平地よりも高低差のある場所が見応えあり、特にこんな斜面が一番だと思います。
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芽吹いたばかりの新緑が、ブルーベルを一層引き立たせます。
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白樺との組み合わせは、特に絵になります。
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こちらはピンクの木蓮。
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でも、今回一番ブルーベルの花色が際立つと思ったのが、この砂っぽいサーモン・オレンジ色の遊歩道とのコントラスト。
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ここで今ブルーベルを存分に楽しんでいる私が、翌日(実際には日付が変わって翌々日だが)日本で桜を楽しむとは、誰も想像出来まいw。
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絶好のアイスクリーム日和でしたが、生憎カフェには長い行列が出来ていて、この日はアイスクリームは諦めました。
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この数日前にリース・ヒルで咲き始めのブルーベルを見て、今年はこれだけで十分と思っていましたが、やはり満開のブルーベルを見る事が出来て大満足です。連れて来てくれたP太に感謝。
 




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by piyoyonyon | 2017-06-20 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

春のシシングハースト城庭園 2

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春の植物を楽しみに、イギリスを代表する庭園の一つ「Sissinghurst Castle Garden シシングハースト城庭園」に来ています。
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今年は春の植物の成長が著しく早く、未だ団体旅行客がこの庭園に押し寄せていないせいか、コテージ(田舎家)前のオレンジと黄色の花でまとめたコテージ・ガーデンも、こんなに空いているのを初めて見ました。
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普段は自分の庭では余り気乗りしないオレンジ色の花ですが、毎回ここに来ると、悪くない…と反省してしまいます。
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オレンジ色って、盛夏の花と言うイメージがあるのですが、春の花にも沢山あるのですね。
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なんと今年から、庭園の制作者である作家夫妻が執筆活動に使用したコテージの内部も、時間制で一般公開されているそうです。これはそのキッチン部分ですが、所有者だった作家のヴィタ・サックヴィル・ウェストは、キッチンとして使用したことはなく、専ら植物の植え替え場にしていたとか。そりゃ貴族のお嬢出身だから、自分で調理はしないでしょうけど、食事を運ばせるにしても、遠い母屋からより、ここで作らせたほうが冷めなくて美味しいだろうに。
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肝心のメインのコテージ内部は、未だ待ち時間がたっぷりある上、一回に付き定員は12名とのことで、我々はまたいつでも来れるから他の機会に見ようと、P太はさっさと諦めました。
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キッチンの入り口脇にある棚。植えられているのは、何てこと無いプリムローズなのですが、植木鉢の大きさ&古さや、配置のバランスが絶妙で絵になる~。
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続いて、「Nuttery」と呼ばれる人工の広葉樹林。春の木々やシダ植物が芽吹く季節は、特に綺麗です。
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これも見慣れたプリムローズですが、林で目を引く鮮やかな色合い。
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かつては、お城を「コ」の字型に囲んでいた堀。今は、一辺なくなって「く」の字です。
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その堀の脇に咲く水中植物。巨大なマーシュ・マリーゴールドと言った感じの花です。
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かつてはお堀の一部だったらしい、藤の小路。レンガ塀が崩れ易いらしく、長年立ち入り禁止です。
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果樹園も、樹木の花や水仙が咲き揃って綺麗でした。
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この庭園を訪れる多くの人が、魅了されて真似したくなる、白い花や銀葉植物ばかり集めた「ホワイト・ガーデン」。
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普通はここも、春の球根植物の開花時期には、未だ寂しい状態ですが、植物の成長の早い今年は、既に庭らしくなっていました。
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その奥の、「Delos」と呼ばれるシェイド・ガーデン。入り口からもチラッと覗けましたが、…うわー、これは凄い! 見事な花のカーペットです。
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ここの群生は、今までウィンド・フラワー(アネモネ・ブランダ)がメインだと思っていましたが、今回かなり「scilla messeniaca」が混じっていることに気付きました。
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部分的には、ほとんどシラーばかりの場所も。
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繊細な色合いで、水仙との組み合わせも綺麗。
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P太が、まるでグリム童話の挿絵みたいな風景じゃないかと盛んに言っていましたが、それじゃあこのコテージには、怖―い魔女が住んでいるってことか。
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それにしても、本当に今年は植物の成長が異様に早い! ここの芍薬なんて、既に蕾がでっかくなっていましたもん。実はこれ、約一ヶ月以上前の訪問なんですけど、いつもだったら、丁度今頃がこんな風景ですね。
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母屋の脇には、紫色の花ばかり集めたパープル・ボーダー。
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そして最後に、お決まりの城の塔の上の展望台へ。
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ここは狭いので、いつもは入場者数を制限してるのですが、今回は待ち時間全くなく登れました。
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しかも、しばし私達夫婦で展望台を独占状態。
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歩き回ると少し汗ばむような気候で、今年初めてのアイスクリーム日和となりました。P太は「キャラメル&ヘーゼルナッツ」、私は珍しく「ストロベリー」ではなく「ダブル・クリーム」。…ナショナルトラストのアイス、もしかしてちょっと大きくなった? どちらも、期待通り美味でした。
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例年なら、バラ咲き揃う6月がイギリスの庭園のハイライトですが、今年は5月中になりそうです。この時期を逃すのは、日本のお花見の時期を逃すようで、やはり残念な気がしますが、まあ毎年見られるのだから良しってことにしましょう。



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by piyoyonyon | 2017-05-10 15:25 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

春のシシングハースト城庭園 1

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今年は植物の成長が非常に早く、イギリスの庭がどんどん美しくなって行くので、この時期にイギリスを去るのが惜しくなってさえ来ました。そこで、日本に帰国する2週間前に、イギリスを代表する名園「Sissinghurst Castle Garden シシングハースト城庭園」で、春の球根植物のボーダー花壇を見ておくことにしました。はぼ毎年見に行っていますが、日本の桜と同じで、何度見ても飽きないのです。
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ピクニック・スポットが、入り口の前の緑地から、カフェの裏側に移動していて、こんな景色を眺めながらお弁当を食べました。側に広がるのは、多分この庭園のレストランで調理に使う野菜を育てている菜園です。
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本日の弁当、またしても海苔弁。「フィッシュ・フィンガー」と言うイギリスの一般的な冷凍食品が、魚のフライの代用品になり、海苔弁らしさを盛り上げています(笑)。しかもこのフィッシュフィンガー、衣が普通のとちょっと違っていて(どちらかと言うと天ぷらに近い)、冷めても中々美味しいのです。
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いよいよ、城内に入ります。城と言っても小規模な城館で、やはりここは庭園として有名です。
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あちこちでヒヤシンスが大量に咲いていて、花の香りに包まれました。春の球根植物では、ヒヤシンスの香りが最強かも。
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母屋の前の、芝生だけでも既に見事。
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母屋の外壁は、まるで蔓性植物の見本帳です。日本ではお馴染みのボケも、ここでは赤レンガの壁に這わせてあり、一味変わって見えます。
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カラフルな色がグラデーションになって楽しい、エリシマム「チェルシー・ジャケット」
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ちょっと珍しい、八重のプリムロース「ブルー・サファイヤ」
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これは何かマメ科の花。
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何度も言いますが、本当に今春は植物の成長が早い! 普通は春の球根植物の開花時期には、このバラ園は未だ寂しい状態なのですが、今年はバラから既にシュートがグングン伸びています。
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チューリップとウォール・フラワー(エリシマム)は、イギリスでは鉄板の組み合わせ。
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どのクレマティスより一早く開花する(ウィンター・クレマティスを除き)、アルピナ種の「ルビー」。
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そして、一番のお目当ての、春の球根植物のボーダー花壇「Lime walk」に入りましたが、…むむっ、静か。人が少なくて驚きました。
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いつもならこの時期は、人を避けて撮影するのは無理な程混んでいるのです。
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どうやら、開花時期が例年より異様に早い為、バスで押し寄せる団体旅行客、特にヨーロッパ大陸からの訪問者が、未だ来ていないからのようです。
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それとこの日は、イギリスの4月の天候らしく、にわか雨が多いと予報されていたからかも知れません。実際には、一度も雨に降られることはありませんでした。
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ここの花壇に新たに加わった、大理石(またはアラバスター?)の彫像。
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桜も咲いていて、花見が出来ました。
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チューリップの赤が入ると、やはり映えます。
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ウィンド・フラワー、フリティラリア、水仙と、一つ一つは野の花のように地味でも、やはり群生すると見応えあります。
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白同士の組み合わせも清楚で綺麗。
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スズラン水仙(スノー・フレーク)は、母のお気に入りの花だったので、私も昔から親しみがあります。
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球根植物の花壇なのですが、所々そうじゃない植物が組み合わせてあり、また楽しいのです。
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ここで、小さいながら、かなりの存在感を発揮していたのがシラーの一種「scilla messeniaca」。イギリスでお馴染みのブルーベル(scilla campanulata)より、小型で、花色が薄いと言ったところです。
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花壇だけじゃなく、敷石の隙間とか、至る所から花が咲いていて楽しませてくれます。
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菩提樹の根元の、小さなスペースにも。プリムローズとムスカリの組み合わせが、色に寄って意外と新鮮。―――以下、続きます。
 




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by piyoyonyon | 2017-05-09 15:32 | 旅行・お散歩 | Comments(4)

湿地の聖マリア教会

概ねなだらかな森林丘陵地帯weald ウィールドが続く英国南東部でも、広大な平地が延々と広がる部分があります。丁度人気の観光地Rye ライHythe ハイスに挟まれた、Romeny Marsh ロムニー・マーシュやWalland Marsh ウォランド・マーシュと呼ばれる地帯で、マーシュは湿地を意味し、この一帯は、かつて海だったのを干拓された為、見事に真っ平らなのです。その中でも、古代ローマ時代に干拓されたロムニー・マーシュには、小さな中世の趣のある教会が点在し、教会巡りが密かな人気の観光コースになっています。
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そんな教会の一つが、ロムニー・マーシュでも最も人口の少ない地域の、「湿地の聖マリア」を意味する「St. Mary in the Marsh」と言う村にあります。教会の正式名称は「The Church of St Mary the Virgin 聖処女マリア教会」と言い、この教会に因んで、村自体の名前が「セイント・メアリー・イン・ザ・マーシュ」となったようです。知らなければ見落としてしまいそうな寒村の、一見何の変哲もない小さく簡素な教区教会ですが、実はイギリスでは貴重な、サクソン時代(1065年以前)に起源を持つ教会なのです。
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教会の搭は、地元ケント州産の「ラグストーン」と呼ばれる石灰岩で作られ、三重構造になっています。
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教会を囲む墓地の中には、「砂の妖精(日本の80年代のアニメ「おねがい!サミアどん」の原作)」等の作者として有名な、児童文学作家Edith Nesbit イーディス(またはエディス)・ネズビットの墓があります。二番目の夫によって建てられた、不思議な形の素朴な木製の墓碑です。
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ネズビットは、最晩年にこの近くの村St. Mary's Bayに住んでいました。教会内部には、彼女の記念碑もあります。ネズビットは、現代的な児童文学の先駆者で、子供向け冒険小説の元祖とも言われています。その作品は、後に「メアリー・ポピンズ」のパメラ・トラバースや、「ナルニア国」のC.S. ルイス、「ハリー・ポッター」のJ.K.ローリング、「ハウルの動く城」のダイアナ・ウィン・ジョーンズ等に影響を与えたとか。
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元々は「Siwold's Circe」と呼ばれるサクソン時代の教会の場所ですが、「聖処女マリア教会」自体は、その後12世紀のノルマン時代に建てられました。現存する建物の大部分は、その時代の物だそうです。
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内陣はそれより若干新しく、13世紀に増築されました。
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内陣の右手のアーチの下の棚は、「sedilia」と呼ばれる助祭用のベンチだそうです。
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アーチに付けられた二つのガーゴイルが、子供の工作かと思える位稚拙、かつ不気味の狭間…。これらの石材は、フランスのCaen カーンからわざわざ輸入されたとか。
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ステンド・グラスは比較的新しい19世紀頃の物と思われますが、分厚い壁に極小サイズの窓が、古い教会建築の特徴を伝えています。
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「一生に一度は見ておくべき」的な、著名で大規模な教会建築には勿論興味を持ちますが、こんな一見在り来たりに見えて、実は歴史が深い「知る人ぞ知る」小さな教会にも、非常に魅力を感じます。山育ちの私なので、完璧に真っ平らな土地では、異様に孤独と不安を感じます。だからこそ、そういう立地の建物は一層印象に残ります。更に青みの薄い寂しげで儚げな冬の空が、この教会の雰囲気には似合うように思います。
 




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by piyoyonyon | 2017-01-30 15:34 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

快晴の城下町ロチェスター

新石器時代の古墳「Coldrum Long Barrow コールドラム・ロング・バロウ」を見学した後は、北東へ進んで、久しぶりに古城と大聖堂の町「Rochester ロチェスター」を訪れることにしました。
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この町へ来るのは、二年前の夏以来です。これが町のシンボル、ノルマン様式の城の最も完璧な見本の一つと言われる、Rochester Castle ロチェスター城。ただし廃墟で、内部はほとんど空洞になっています。うーむ、快晴の青空を背景にした中世の城は、やはり迫力(…おどろオドロしい暗雲も似合うけど)。
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冬は樹木の葉がない分、城が一層良く見えます。かつ、城に写った木々のシルエットが綺麗。
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城と大聖堂。この町の大聖堂は、大聖堂としては小さめです。また、大聖堂が在るのに、ロチェスターは「市」ではなく「町」の指定になっています。
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ロチェスターは、古くからの港町でもあります。と言っても海ではなく、River Medway メッドウェイ川の河口近くの、大きく蛇行した部分に、まるで突き出た半島のように面しています。
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イギリスの港には、大抵カラフルなヨットがいっぱい。個人所有のヨットだったりします。
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ロチェスター城は、メッドウェイ河畔の高台の上に立っているので、川のすぐ側から見上げると、丘の側面(崖)も合わせて、城壁が凄い高さに見えます。
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ロチェスターと、隣町「Strood ストゥルード」を繋ぐロチェスター橋。ちょっとブダペストの鎖橋に似ています。ロンドンからロチェスターを訪れる場合、鉄道も自動車道も大抵この橋を渡り、そこからいきなり高台に立つお城が目に入ることになるのは中々ドラマティック。
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これが、橋から眺めたロチェスター城。12月直前だったので、城内の敷地にはクリスマス・シーズン用の移動遊園地が設置されていました。何だか本物のお城なのに、まるでテーマ・パークの作り物のよう(笑)。
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更にロチェスターは、市外壁にも囲まれた城塞都市でもありました。市外壁は、未だ部分的に残っています。
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市外壁の突起した部分は、barbican=外堡と呼ばれます。
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勿論、その後High Street 目抜き通りも散策。
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イギリスには珍しく、割とショッピングが楽しい町です。
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結構人気の観光地なので、アンティーク屋が幾つかあります。この店は小規模ですが、二階は食器やアクセサリーや布物等女性的な小物が中々充実。
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ビンテージ屋にしか見えない、実際アンティーク&ビンテージしか売っていないチャリティショップ。値段も、相変わらず一般のビンテージ屋並み。
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その店頭で、ビンテージ・ドレスも売られていましたが、ハンガー・レールが低過ぎて、全てドレスの裾が地面に付いちゃっているよ。
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前回覗いて衝撃を受けた、広い店内に只ひたすらガラクタが山積みだった、迫力のチャリティショップ。ウラン・ガラスの一つも埋もれているかと思いきや…、今回も見事にゴミばかりでした~。
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ここは、多分町では一番の規模で、アンティーク・モール形式。
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建物自体が、これぞイギリスって感じで重厚でした。
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二階は、ビンテージ・ドレス専門フロア。
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中々セレクトの良さげな品揃えです。
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これはインナー? それともナイティなのか。現在の英国人女性からは、大人用とは考えにくい細さです。
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レースの付け襟等、服に比べて買い易いファッション小物も。
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1960年代らしいハイウェストの、色と柄がパンチ有るワンピース。
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やはりハイウェストの、60年代のシンプルなウェディング・ドレス。
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窓に飾られた、レースのアンティークの子供服が、うっとりする愛らしさ。
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夕暮れの大聖堂(の側面)。
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本当に、一日中見事に雲一つない快晴で、こんな日を無駄にせず有意義に過ごせてラッキーでした。冬なので、あっという間に日は暮れてしまいましたが、黄昏時の雰囲気もまた中々のロチェスターです。

 


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by piyoyonyon | 2017-01-26 15:37 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

イギリスの古墳コールドラム・ロング・バロウ

冬のイギリスでは非常に貴重な、抜群に快晴の週末があり、何処かに出掛けたいと願いました。でも近場の目ぼしい所は既にほとんど回っちゃったし…とウンウン考えて、前日に偶然ネットで見付けたのが、ケントの州都Maidstone メイドストーン近くにある、「Coldrum コールドラム」と言う遺跡でした。ケント州で最も保存状態が良いと言われる新石器時代の巨石文明遺跡で、「long barrow=長墳」と呼ばれる古代の墳丘墓です。こんなに私にピッタリな場所が、実は割と身近にあったなんて!と、結構ワクワクしました。NT(ナショナルトラスト)管理ですが、入場無料の多くはガイドブックに掲載されていない為、今まで知りませんでした。
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最寄の市町村は「Trotisscliffe トロティスクリフ」と言い、ヨロズヤの一軒もないような(でもパブはある)小さな村。中心から、しばらく細く折れ曲がった農道を進みます。3、4台しか止められませんが、一軒の農場の脇に、NTの専用駐車場があります。
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駐車場のある入り口から長墳まで、10分位歩きます。イギリスらしく、遊歩道は完備されています。
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途中、野イバラのヒップなど、赤い実を色々見掛けました。
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5、6分歩いた森の中の遊歩道を抜けると、突然視界が開けます。
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コールドラムは、ノースダウンズ丘陵地帯の丁度麓にあるのです。この丘の尾根には、カンタベリーとウィンチェスターの二つの重要な大聖堂都市を繋ぐ、中世から続く「Pilgrim's Way 巡礼者の道」も通っています。
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コールドラムの魅力は、保存状態の良い遺跡そのものだけでなく、そのドラマティックな立地だと言われています。日本の古墳も、風水に乗っ取り、最高の立地を選び建設したのではと言われていますが、イギリスの古墳も、古代人の研ぎ澄まされた感性で選び抜かれた、大抵風光明媚な眺望の良い場所に建設されたようです。どちらにせよ、死者や死後の世界に対する畏敬の念が感じられます。
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牧草地に出てから少し右に折れると、やっと木々に囲まれた遺跡そのものが見えて来ます。遊歩道より一段高い場所に築かれており、階段か坂道を少し登ります。
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頂上に到着しました。実は子供の頃から、古墳キチ★イだった私。日本の古墳時代と言うと、紀元3世紀から7世紀を指しますが、この長墳は、それより遥かに古い紀元前4000年頃に築かれました。かの有名なストーン・ヘンジよりも、更に1000年程古い時代に築造されたと言われているのだから、胸がときめきます(…ヘンタイ?)。その上、日本の天皇陵等の大規模で歴史上重要な古墳の多くは、宮内庁管轄に指定されており、一般人の入場が厳しく禁止されていますが、ここのは誰でも気軽に近付くことが許されています。
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盛り土は失われ、石室入り口が露出した、言わば石舞台古墳状態です。
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このメイドストーンの近くのRiver Medway メッドウェイ川流域には、「Kit’s Coty House」や「Countless Stones (Little Kit’s Coty House)」と呼ばれる新石器時代の古墳(の残骸)が幾つかありますが、やはりどれも石室が剥き出しの状態です。中世の暗黒時代に、異教の遺物だと言う理由で破壊されたとか。ついでに巨石を、建築物等にちゃっかり再利用したそうです。
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これらの巨石は、sarsen サーセンと呼ばれる砂岩の一種。氷河期の名残りと言われ、欧州最大のストーン・サークル「エイヴベリー」でも使用されている、イギリスでは良く見られる岩石です。普通砂岩は脆いのですが、サーセンは石英の粒を含み、かなり強固です。
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こちらは、かつて古墳の側面を覆っていた石。コールドラムは、「長墳」と言えど他の一般的な長墳に比べ、かなり短い形状な為、長い間ストーン・サークルだと誤解されていました。
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石室入り口は、こんな風に結構急な崖の上に築かれています。
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新石器時代の古墳の入り口は、どれも東を向いているそうです。
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古代遺跡の見学に限って言えば、冬が最適。夏は、定期的に草刈りはされていても、それ以上に植物の成長が早く、部分的に隠れて良く見えなかったり、藪が深くて思い通りに近付けなかったりして不便です。それに、冬の低い日差しのほうが、遺跡の撮影には向いています。
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これが、埋葬当時の想像図なんですが、…崖は何処に? 中世から盗掘が繰り返された為、副葬品の多くは失われていましたが、20世紀初頭の発掘調査で、子供を含む男女22体が埋葬されていたそうです。多分後のDNAの鑑定結果から、同じ一族の2百年以上に渡る埋葬地だったと言われています。遺体は、一定期間他の場所で放置され、白骨状態になってから埋葬されたとか、内臓を取り除き、手足を切断する(スペース有効利用の為??)など、「excarnation」 と言う死体処理方法の一部が取られたと考えられています。
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古墳の脇に立つこの大木には、リボンが沢山結び付けられています。イギリスのスピリチュアル・スポットに多い、「wishing tree 願いの木」と言うもので、ちょっと日本のおみくじの木に似ています。
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その木の根元には、不気味に焼け焦げたギターが。遺跡周辺で焚き火の痕も度々見掛けるイギリスですが(おいおい)、文化財の近くで無断で火を使用するのは止めましょう。
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古墳の巨石の上には、更に藁細工のお供え物(念の為藁人形ではないよ)が置いてありました。どちらにせよ、キリスト教とは無関係の、原始宗教的、自然崇拝的、またはヒッピー的とかペイガン的と言えます。
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ハロウィーンの後だったせいか、何故かカボチャのお供えも。色の近いコマドリと仲良し。
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「Coldrum」と言う地名は、ケルト系のコーンウォール語の「魔法の地」を意味する「Galdrum」から来ていると言われています。名付けられたのは、多分建造よりずっと後の時代だと思いますが、そう呼びたくなるのも頷ける、否応無しに神秘的で特別な場所に感じられるコールドラムです。
  




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by piyoyonyon | 2017-01-23 15:25 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

秋のノールで鹿見散歩

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快晴の週末、体を動かさねば!と思い(ほぼ脅迫観念)、ケント州のNT(ナショナルトラスト)のお屋敷&公園「Knole ノール」へ、夫婦で散歩に出掛けました。丁度「ウィンクワース森林公園」に行った次の週で、きっと紅葉が更に進んで美しいだろうね~と言う期待もありました。
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ここは貴族のお屋敷と言うか、ほぼ城規模です。「シシングハースト城庭園」の元所有者&制作者ヴィタ・サックヴィル・ウェストの実家であり、ヴァージニア・ウルフ(一時ヴィタと同性愛関係にあったらしい)の小説「オーランド」の舞台であり、「ブーリン家の姉妹」等歴史映画&ドラマの撮影も度々行われています。城内は何度か見学しているので、今回は見送り。公園へ直行です。
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城の周囲には、広大な森林&草原になっており、大量の鹿が生息しています。
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元々は中世から続く狩猟場で、ケント州の唯一の生き残りだとか。
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しかし、合間の所々にゴルフ・コースのあるのが、本当に目障り。
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公園内に、幾つか民家があることにも、今回初めて気付きました。
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上の写真の造りが独特で可愛いコテージは、遺跡(廃墟)の中に立てられているようです。元は、公園管理人の住居だったのかも。
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今回は、今まで歩いたことのない、西側の谷に沿って歩きます。
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最寄の町Seven Oaks セヴン・オークスの教会の尖塔が見えます。
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歩き始めてすぐに気付きましたが、ここは原生林に近い森で、生育しているのはイギリス古来の樹木、特に樫の木中心です。そのせいか、一週間前のウィンクワースと比べても、どうも紅葉が美しくない…。樫の紅葉って、何だか葉が焦げているみたいなのですよ。返って庭園や一般家庭の庭木や街路樹のほうが、今や外来の樹木が多く、紅葉のバラエティには富んでいるように感じました。
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1987年の記録的なハリケーンで、根こそぎ倒されたままの木も沢山残っています。この木は、S字状に折れ曲がって、未だ生きています。
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ここの鹿は、奈良公園の鹿程は人馴れしていませんが、若い好奇心の強い鹿のみは、時折人間のすぐ近くまで姿を現します。
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この若い雄鹿は、通行人の目の前を、全く気にも止めず堂々と横切って行きました。何故かと言えば、谷の反対側に、ギャル鹿達数匹が居た為です。鹿も女にゃメチャメチャ弱い!
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こんな緩やかな登りになった谷を、歩いて来ました。
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この道は、南端の出入り口に続きます。ノールの館内は高い入場料が掛かりますが、この公園だけなら入場無料です。しかし専用駐車場も、NT会員じゃない限り結構高い料金が掛かるので、非会員はこの南門付近の道路に車を止めています。
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帰りは、森の中の尾根道を通って屋敷に向かいます。所々に、見晴らしの開けた場所があります。
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とにかく、すっごくたっぷり歩くことは出来ました。紅葉は期待外れでしたが、鹿が見られたからまあいいや。
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歩いた後は、毎度の如くアイスクリーム・モード。こんなんだから、たっぷり歩いても余り意味がありません(笑)。久々に、NTオリジナルのアイスに出会いました(SOLLEY’Sのよりちょっと安い)。私は相変わらずイチゴ味、P太はキャラメル&ヘーゼルナッツ味です。イチゴは勿論美味しかったのですが、P太のも、キャラメルとナッツのつぶつぶが入っていて美味しい~。ただし屋外で食べるのには少し肌寒く、カフェの室内で食べました。多分これが今年最後の、散歩の後のアイスクリームになると思います。
  




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by piyoyonyon | 2016-11-22 15:26 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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