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春のシシングハースト城庭園 2

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春の植物を楽しみに、イギリスを代表する庭園の一つ「Sissinghurst Castle Garden シシングハースト城庭園」に来ています。
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今年は春の植物の成長が著しく早く、未だ団体旅行客がこの庭園に押し寄せていないせいか、コテージ(田舎家)前のオレンジと黄色の花でまとめたコテージ・ガーデンも、こんなに空いているのを初めて見ました。
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普段は自分の庭では余り気乗りしないオレンジ色の花ですが、毎回ここに来ると、悪くない…と反省してしまいます。
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オレンジ色って、盛夏の花と言うイメージがあるのですが、春の花にも沢山あるのですね。
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なんと今年から、庭園の制作者である作家夫妻が執筆活動に使用したコテージの内部も、時間制で一般公開されているそうです。これはそのキッチン部分ですが、所有者だった作家のヴィタ・サックヴィル・ウェストは、キッチンとして使用したことはなく、専ら植物の植え替え場にしていたとか。そりゃ貴族のお嬢出身だから、自分で調理はしないでしょうけど、食事を運ばせるにしても、遠い母屋からより、ここで作らせたほうが冷めなくて美味しいだろうに。
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肝心のメインのコテージ内部は、未だ待ち時間がたっぷりある上、一回に付き定員は12名とのことで、我々はまたいつでも来れるから他の機会に見ようと、P太はさっさと諦めました。
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キッチンの入り口脇にある棚。植えられているのは、何てこと無いプリムローズなのですが、植木鉢の大きさ&古さや、配置のバランスが絶妙で絵になる~。
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続いて、「Nuttery」と呼ばれる人工の広葉樹林。春の木々やシダ植物が芽吹く季節は、特に綺麗です。
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これも見慣れたプリムローズですが、林で目を引く鮮やかな色合い。
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かつては、お城を「コ」の字型に囲んでいた堀。今は、一辺なくなって「く」の字です。
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その堀の脇に咲く水中植物。巨大なマーシュ・マリーゴールドと言った感じの花です。
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かつてはお堀の一部だったらしい、藤の小路。レンガ塀が崩れ易いらしく、長年立ち入り禁止です。
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果樹園も、樹木の花や水仙が咲き揃って綺麗でした。
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この庭園を訪れる多くの人が、魅了されて真似したくなる、白い花や銀葉植物ばかり集めた「ホワイト・ガーデン」。
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普通はここも、春の球根植物の開花時期には、未だ寂しい状態ですが、植物の成長の早い今年は、既に庭らしくなっていました。
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その奥の、「Delos」と呼ばれるシェイド・ガーデン。入り口からもチラッと覗けましたが、…うわー、これは凄い! 見事な花のカーペットです。
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ここの群生は、今までウィンド・フラワー(アネモネ・ブランダ)がメインだと思っていましたが、今回かなり「scilla messeniaca」が混じっていることに気付きました。
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部分的には、ほとんどシラーばかりの場所も。
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繊細な色合いで、水仙との組み合わせも綺麗。
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P太が、まるでグリム童話の挿絵みたいな風景じゃないかと盛んに言っていましたが、それじゃあこのコテージには、怖―い魔女が住んでいるってことか。
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それにしても、本当に今年は植物の成長が異様に早い! ここの芍薬なんて、既に蕾がでっかくなっていましたもん。実はこれ、約一ヶ月以上前の訪問なんですけど、いつもだったら、丁度今頃がこんな風景ですね。
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母屋の脇には、紫色の花ばかり集めたパープル・ボーダー。
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そして最後に、お決まりの城の塔の上の展望台へ。
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ここは狭いので、いつもは入場者数を制限してるのですが、今回は待ち時間全くなく登れました。
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しかも、しばし私達夫婦で展望台を独占状態。
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歩き回ると少し汗ばむような気候で、今年初めてのアイスクリーム日和となりました。P太は「キャラメル&ヘーゼルナッツ」、私は珍しく「ストロベリー」ではなく「ダブル・クリーム」。…ナショナルトラストのアイス、もしかしてちょっと大きくなった? どちらも、期待通り美味でした。
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例年なら、バラ咲き揃う6月がイギリスの庭園のハイライトですが、今年は5月中になりそうです。この時期を逃すのは、日本のお花見の時期を逃すようで、やはり残念な気がしますが、まあ毎年見られるのだから良しってことにしましょう。



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by piyoyonyon | 2017-05-10 15:25 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

春のシシングハースト城庭園 1

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今年は植物の成長が非常に早く、イギリスの庭がどんどん美しくなって行くので、この時期にイギリスを去るのが惜しくなってさえ来ました。そこで、日本に帰国する2週間前に、イギリスを代表する名園「Sissinghurst Castle Garden シシングハースト城庭園」で、春の球根植物のボーダー花壇を見ておくことにしました。はぼ毎年見に行っていますが、日本の桜と同じで、何度見ても飽きないのです。
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ピクニック・スポットが、入り口の前の緑地から、カフェの裏側に移動していて、こんな景色を眺めながらお弁当を食べました。側に広がるのは、多分この庭園のレストランで調理に使う野菜を育てている菜園です。
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本日の弁当、またしても海苔弁。「フィッシュ・フィンガー」と言うイギリスの一般的な冷凍食品が、魚のフライの代用品になり、海苔弁らしさを盛り上げています(笑)。しかもこのフィッシュフィンガー、衣が普通のとちょっと違っていて(どちらかと言うと天ぷらに近い)、冷めても中々美味しいのです。
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いよいよ、城内に入ります。城と言っても小規模な城館で、やはりここは庭園として有名です。
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あちこちでヒヤシンスが大量に咲いていて、花の香りに包まれました。春の球根植物では、ヒヤシンスの香りが最強かも。
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母屋の前の、芝生だけでも既に見事。
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母屋の外壁は、まるで蔓性植物の見本帳です。日本ではお馴染みのボケも、ここでは赤レンガの壁に這わせてあり、一味変わって見えます。
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カラフルな色がグラデーションになって楽しい、エリシマム「チェルシー・ジャケット」
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ちょっと珍しい、八重のプリムロース「ブルー・サファイヤ」
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これは何かマメ科の花。
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何度も言いますが、本当に今春は植物の成長が早い! 普通は春の球根植物の開花時期には、このバラ園は未だ寂しい状態なのですが、今年はバラから既にシュートがグングン伸びています。
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チューリップとウォール・フラワー(エリシマム)は、イギリスでは鉄板の組み合わせ。
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どのクレマティスより一早く開花する(ウィンター・クレマティスを除き)、アルピナ種の「ルビー」。
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そして、一番のお目当ての、春の球根植物のボーダー花壇「Lime walk」に入りましたが、…むむっ、静か。人が少なくて驚きました。
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いつもならこの時期は、人を避けて撮影するのは無理な程混んでいるのです。
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どうやら、開花時期が例年より異様に早い為、バスで押し寄せる団体旅行客、特にヨーロッパ大陸からの訪問者が、未だ来ていないからのようです。
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それとこの日は、イギリスの4月の天候らしく、にわか雨が多いと予報されていたからかも知れません。実際には、一度も雨に降られることはありませんでした。
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ここの花壇に新たに加わった、大理石(またはアラバスター?)の彫像。
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桜も咲いていて、花見が出来ました。
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チューリップの赤が入ると、やはり映えます。
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ウィンド・フラワー、フリティラリア、水仙と、一つ一つは野の花のように地味でも、やはり群生すると見応えあります。
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白同士の組み合わせも清楚で綺麗。
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スズラン水仙(スノー・フレーク)は、母のお気に入りの花だったので、私も昔から親しみがあります。
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球根植物の花壇なのですが、所々そうじゃない植物が組み合わせてあり、また楽しいのです。
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ここで、小さいながら、かなりの存在感を発揮していたのがシラーの一種「scilla messeniaca」。イギリスでお馴染みのブルーベル(scilla campanulata)より、小型で、花色が薄いと言ったところです。
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花壇だけじゃなく、敷石の隙間とか、至る所から花が咲いていて楽しませてくれます。
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菩提樹の根元の、小さなスペースにも。プリムローズとムスカリの組み合わせが、色に寄って意外と新鮮。―――以下、続きます。
 




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by piyoyonyon | 2017-05-09 15:32 | 旅行・お散歩 | Comments(4)

湿地の聖マリア教会

概ねなだらかな森林丘陵地帯weald ウィールドが続く英国南東部でも、広大な平地が延々と広がる部分があります。丁度人気の観光地Rye ライHythe ハイスに挟まれた、Romeny Marsh ロムニー・マーシュやWalland Marsh ウォランド・マーシュと呼ばれる地帯で、マーシュは湿地を意味し、この一帯は、かつて海だったのを干拓された為、見事に真っ平らなのです。その中でも、古代ローマ時代に干拓されたロムニー・マーシュには、小さな中世の趣のある教会が点在し、教会巡りが密かな人気の観光コースになっています。
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そんな教会の一つが、ロムニー・マーシュでも最も人口の少ない地域の、「湿地の聖マリア」を意味する「St. Mary in the Marsh」と言う村にあります。教会の正式名称は「The Church of St Mary the Virgin 聖処女マリア教会」と言い、この教会に因んで、村自体の名前が「セイント・メアリー・イン・ザ・マーシュ」となったようです。知らなければ見落としてしまいそうな寒村の、一見何の変哲もない小さく簡素な教区教会ですが、実はイギリスでは貴重な、サクソン時代(1065年以前)に起源を持つ教会なのです。
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教会の搭は、地元ケント州産の「ラグストーン」と呼ばれる石灰岩で作られ、三重構造になっています。
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教会を囲む墓地の中には、「砂の妖精(日本の80年代のアニメ「おねがい!サミアどん」の原作)」等の作者として有名な、児童文学作家Edith Nesbit イーディス(またはエディス)・ネズビットの墓があります。二番目の夫によって建てられた、不思議な形の素朴な木製の墓碑です。
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ネズビットは、最晩年にこの近くの村St. Mary's Bayに住んでいました。教会内部には、彼女の記念碑もあります。ネズビットは、現代的な児童文学の先駆者で、子供向け冒険小説の元祖とも言われています。その作品は、後に「メアリー・ポピンズ」のパメラ・トラバースや、「ナルニア国」のC.S. ルイス、「ハリー・ポッター」のJ.K.ローリング、「ハウルの動く城」のダイアナ・ウィン・ジョーンズ等に影響を与えたとか。
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元々は「Siwold's Circe」と呼ばれるサクソン時代の教会の場所ですが、「聖処女マリア教会」自体は、その後12世紀のノルマン時代に建てられました。現存する建物の大部分は、その時代の物だそうです。
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内陣はそれより若干新しく、13世紀に増築されました。
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内陣の右手のアーチの下の棚は、「sedilia」と呼ばれる助祭用のベンチだそうです。
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アーチに付けられた二つのガーゴイルが、子供の工作かと思える位稚拙、かつ不気味の狭間…。これらの石材は、フランスのCaen カーンからわざわざ輸入されたとか。
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ステンド・グラスは比較的新しい19世紀頃の物と思われますが、分厚い壁に極小サイズの窓が、古い教会建築の特徴を伝えています。
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「一生に一度は見ておくべき」的な、著名で大規模な教会建築には勿論興味を持ちますが、こんな一見在り来たりに見えて、実は歴史が深い「知る人ぞ知る」小さな教会にも、非常に魅力を感じます。山育ちの私なので、完璧に真っ平らな土地では、異様に孤独と不安を感じます。だからこそ、そういう立地の建物は一層印象に残ります。更に青みの薄い寂しげで儚げな冬の空が、この教会の雰囲気には似合うように思います。
 




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by piyoyonyon | 2017-01-30 15:34 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

快晴の城下町ロチェスター

新石器時代の古墳「Coldrum Long Barrow コールドラム・ロング・バロウ」を見学した後は、北東へ進んで、久しぶりに古城と大聖堂の町「Rochester ロチェスター」を訪れることにしました。
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この町へ来るのは、二年前の夏以来です。これが町のシンボル、ノルマン様式の城の最も完璧な見本の一つと言われる、Rochester Castle ロチェスター城。ただし廃墟で、内部はほとんど空洞になっています。うーむ、快晴の青空を背景にした中世の城は、やはり迫力(…おどろオドロしい暗雲も似合うけど)。
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冬は樹木の葉がない分、城が一層良く見えます。かつ、城に写った木々のシルエットが綺麗。
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城と大聖堂。この町の大聖堂は、大聖堂としては小さめです。また、大聖堂が在るのに、ロチェスターは「市」ではなく「町」の指定になっています。
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ロチェスターは、古くからの港町でもあります。と言っても海ではなく、River Medway メッドウェイ川の河口近くの、大きく蛇行した部分に、まるで突き出た半島のように面しています。
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イギリスの港には、大抵カラフルなヨットがいっぱい。個人所有のヨットだったりします。
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ロチェスター城は、メッドウェイ河畔の高台の上に立っているので、川のすぐ側から見上げると、丘の側面(崖)も合わせて、城壁が凄い高さに見えます。
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ロチェスターと、隣町「Strood ストゥルード」を繋ぐロチェスター橋。ちょっとブダペストの鎖橋に似ています。ロンドンからロチェスターを訪れる場合、鉄道も自動車道も大抵この橋を渡り、そこからいきなり高台に立つお城が目に入ることになるのは中々ドラマティック。
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これが、橋から眺めたロチェスター城。12月直前だったので、城内の敷地にはクリスマス・シーズン用の移動遊園地が設置されていました。何だか本物のお城なのに、まるでテーマ・パークの作り物のよう(笑)。
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更にロチェスターは、市外壁にも囲まれた城塞都市でもありました。市外壁は、未だ部分的に残っています。
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市外壁の突起した部分は、barbican=外堡と呼ばれます。
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勿論、その後High Street 目抜き通りも散策。
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イギリスには珍しく、割とショッピングが楽しい町です。
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結構人気の観光地なので、アンティーク屋が幾つかあります。この店は小規模ですが、二階は食器やアクセサリーや布物等女性的な小物が中々充実。
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ビンテージ屋にしか見えない、実際アンティーク&ビンテージしか売っていないチャリティショップ。値段も、相変わらず一般のビンテージ屋並み。
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その店頭で、ビンテージ・ドレスも売られていましたが、ハンガー・レールが低過ぎて、全てドレスの裾が地面に付いちゃっているよ。
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前回覗いて衝撃を受けた、広い店内に只ひたすらガラクタが山積みだった、迫力のチャリティショップ。ウラン・ガラスの一つも埋もれているかと思いきや…、今回も見事にゴミばかりでした~。
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ここは、多分町では一番の規模で、アンティーク・モール形式。
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建物自体が、これぞイギリスって感じで重厚でした。
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二階は、ビンテージ・ドレス専門フロア。
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中々セレクトの良さげな品揃えです。
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これはインナー? それともナイティなのか。現在の英国人女性からは、大人用とは考えにくい細さです。
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レースの付け襟等、服に比べて買い易いファッション小物も。
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1960年代らしいハイウェストの、色と柄がパンチ有るワンピース。
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やはりハイウェストの、60年代のシンプルなウェディング・ドレス。
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窓に飾られた、レースのアンティークの子供服が、うっとりする愛らしさ。
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夕暮れの大聖堂(の側面)。
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本当に、一日中見事に雲一つない快晴で、こんな日を無駄にせず有意義に過ごせてラッキーでした。冬なので、あっという間に日は暮れてしまいましたが、黄昏時の雰囲気もまた中々のロチェスターです。

 


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by piyoyonyon | 2017-01-26 15:37 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

イギリスの古墳コールドラム・ロング・バロウ

冬のイギリスでは非常に貴重な、抜群に快晴の週末があり、何処かに出掛けたいと願いました。でも近場の目ぼしい所は既にほとんど回っちゃったし…とウンウン考えて、前日に偶然ネットで見付けたのが、ケントの州都Maidstone メイドストーン近くにある、「Coldrum コールドラム」と言う遺跡でした。ケント州で最も保存状態が良いと言われる新石器時代の巨石文明遺跡で、「long barrow=長墳」と呼ばれる古代の墳丘墓です。こんなに私にピッタリな場所が、実は割と身近にあったなんて!と、結構ワクワクしました。NT(ナショナルトラスト)管理ですが、入場無料の多くはガイドブックに掲載されていない為、今まで知りませんでした。
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最寄の市町村は「Trotisscliffe トロティスクリフ」と言い、ヨロズヤの一軒もないような(でもパブはある)小さな村。中心から、しばらく細く折れ曲がった農道を進みます。3、4台しか止められませんが、一軒の農場の脇に、NTの専用駐車場があります。
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駐車場のある入り口から長墳まで、10分位歩きます。イギリスらしく、遊歩道は完備されています。
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途中、野イバラのヒップなど、赤い実を色々見掛けました。
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5、6分歩いた森の中の遊歩道を抜けると、突然視界が開けます。
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コールドラムは、ノースダウンズ丘陵地帯の丁度麓にあるのです。この丘の尾根には、カンタベリーとウィンチェスターの二つの重要な大聖堂都市を繋ぐ、中世から続く「Pilgrim's Way 巡礼者の道」も通っています。
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コールドラムの魅力は、保存状態の良い遺跡そのものだけでなく、そのドラマティックな立地だと言われています。日本の古墳も、風水に乗っ取り、最高の立地を選び建設したのではと言われていますが、イギリスの古墳も、古代人の研ぎ澄まされた感性で選び抜かれた、大抵風光明媚な眺望の良い場所に建設されたようです。どちらにせよ、死者や死後の世界に対する畏敬の念が感じられます。
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牧草地に出てから少し右に折れると、やっと木々に囲まれた遺跡そのものが見えて来ます。遊歩道より一段高い場所に築かれており、階段か坂道を少し登ります。
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頂上に到着しました。実は子供の頃から、古墳キチ★イだった私。日本の古墳時代と言うと、紀元3世紀から7世紀を指しますが、この長墳は、それより遥かに古い紀元前4000年頃に築かれました。かの有名なストーン・ヘンジよりも、更に1000年程古い時代に築造されたと言われているのだから、胸がときめきます(…ヘンタイ?)。その上、日本の天皇陵等の大規模で歴史上重要な古墳の多くは、宮内庁管轄に指定されており、一般人の入場が厳しく禁止されていますが、ここのは誰でも気軽に近付くことが許されています。
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盛り土は失われ、石室入り口が露出した、言わば石舞台古墳状態です。
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このメイドストーンの近くのRiver Medway メッドウェイ川流域には、「Kit’s Coty House」や「Countless Stones (Little Kit’s Coty House)」と呼ばれる新石器時代の古墳(の残骸)が幾つかありますが、やはりどれも石室が剥き出しの状態です。中世の暗黒時代に、異教の遺物だと言う理由で破壊されたとか。ついでに巨石を、建築物等にちゃっかり再利用したそうです。
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これらの巨石は、sarsen サーセンと呼ばれる砂岩の一種。氷河期の名残りと言われ、欧州最大のストーン・サークル「エイヴベリー」でも使用されている、イギリスでは良く見られる岩石です。普通砂岩は脆いのですが、サーセンは石英の粒を含み、かなり強固です。
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こちらは、かつて古墳の側面を覆っていた石。コールドラムは、「長墳」と言えど他の一般的な長墳に比べ、かなり短い形状な為、長い間ストーン・サークルだと誤解されていました。
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石室入り口は、こんな風に結構急な崖の上に築かれています。
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新石器時代の古墳の入り口は、どれも東を向いているそうです。
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古代遺跡の見学に限って言えば、冬が最適。夏は、定期的に草刈りはされていても、それ以上に植物の成長が早く、部分的に隠れて良く見えなかったり、藪が深くて思い通りに近付けなかったりして不便です。それに、冬の低い日差しのほうが、遺跡の撮影には向いています。
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これが、埋葬当時の想像図なんですが、…崖は何処に? 中世から盗掘が繰り返された為、副葬品の多くは失われていましたが、20世紀初頭の発掘調査で、子供を含む男女22体が埋葬されていたそうです。多分後のDNAの鑑定結果から、同じ一族の2百年以上に渡る埋葬地だったと言われています。遺体は、一定期間他の場所で放置され、白骨状態になってから埋葬されたとか、内臓を取り除き、手足を切断する(スペース有効利用の為??)など、「excarnation」 と言う死体処理方法の一部が取られたと考えられています。
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古墳の脇に立つこの大木には、リボンが沢山結び付けられています。イギリスのスピリチュアル・スポットに多い、「wishing tree 願いの木」と言うもので、ちょっと日本のおみくじの木に似ています。
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その木の根元には、不気味に焼け焦げたギターが。遺跡周辺で焚き火の痕も度々見掛けるイギリスですが(おいおい)、文化財の近くで無断で火を使用するのは止めましょう。
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古墳の巨石の上には、更に藁細工のお供え物(念の為藁人形ではないよ)が置いてありました。どちらにせよ、キリスト教とは無関係の、原始宗教的、自然崇拝的、またはヒッピー的とかペイガン的と言えます。
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ハロウィーンの後だったせいか、何故かカボチャのお供えも。色の近いコマドリと仲良し。
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「Coldrum」と言う地名は、ケルト系のコーンウォール語の「魔法の地」を意味する「Galdrum」から来ていると言われています。名付けられたのは、多分建造よりずっと後の時代だと思いますが、そう呼びたくなるのも頷ける、否応無しに神秘的で特別な場所に感じられるコールドラムです。
  




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by piyoyonyon | 2017-01-23 15:25 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

秋のノールで鹿見散歩

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快晴の週末、体を動かさねば!と思い(ほぼ脅迫観念)、ケント州のNT(ナショナルトラスト)のお屋敷&公園「Knole ノール」へ、夫婦で散歩に出掛けました。丁度「ウィンクワース森林公園」に行った次の週で、きっと紅葉が更に進んで美しいだろうね~と言う期待もありました。
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ここは貴族のお屋敷と言うか、ほぼ城規模です。「シシングハースト城庭園」の元所有者&制作者ヴィタ・サックヴィル・ウェストの実家であり、ヴァージニア・ウルフ(一時ヴィタと同性愛関係にあったらしい)の小説「オーランド」の舞台であり、「ブーリン家の姉妹」等歴史映画&ドラマの撮影も度々行われています。城内は何度か見学しているので、今回は見送り。公園へ直行です。
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城の周囲には、広大な森林&草原になっており、大量の鹿が生息しています。
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元々は中世から続く狩猟場で、ケント州の唯一の生き残りだとか。
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しかし、合間の所々にゴルフ・コースのあるのが、本当に目障り。
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公園内に、幾つか民家があることにも、今回初めて気付きました。
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上の写真の造りが独特で可愛いコテージは、遺跡(廃墟)の中に立てられているようです。元は、公園管理人の住居だったのかも。
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今回は、今まで歩いたことのない、西側の谷に沿って歩きます。
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最寄の町Seven Oaks セヴン・オークスの教会の尖塔が見えます。
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歩き始めてすぐに気付きましたが、ここは原生林に近い森で、生育しているのはイギリス古来の樹木、特に樫の木中心です。そのせいか、一週間前のウィンクワースと比べても、どうも紅葉が美しくない…。樫の紅葉って、何だか葉が焦げているみたいなのですよ。返って庭園や一般家庭の庭木や街路樹のほうが、今や外来の樹木が多く、紅葉のバラエティには富んでいるように感じました。
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1987年の記録的なハリケーンで、根こそぎ倒されたままの木も沢山残っています。この木は、S字状に折れ曲がって、未だ生きています。
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ここの鹿は、奈良公園の鹿程は人馴れしていませんが、若い好奇心の強い鹿のみは、時折人間のすぐ近くまで姿を現します。
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この若い雄鹿は、通行人の目の前を、全く気にも止めず堂々と横切って行きました。何故かと言えば、谷の反対側に、ギャル鹿達数匹が居た為です。鹿も女にゃメチャメチャ弱い!
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こんな緩やかな登りになった谷を、歩いて来ました。
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この道は、南端の出入り口に続きます。ノールの館内は高い入場料が掛かりますが、この公園だけなら入場無料です。しかし専用駐車場も、NT会員じゃない限り結構高い料金が掛かるので、非会員はこの南門付近の道路に車を止めています。
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帰りは、森の中の尾根道を通って屋敷に向かいます。所々に、見晴らしの開けた場所があります。
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とにかく、すっごくたっぷり歩くことは出来ました。紅葉は期待外れでしたが、鹿が見られたからまあいいや。
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歩いた後は、毎度の如くアイスクリーム・モード。こんなんだから、たっぷり歩いても余り意味がありません(笑)。久々に、NTオリジナルのアイスに出会いました(SOLLEY’Sのよりちょっと安い)。私は相変わらずイチゴ味、P太はキャラメル&ヘーゼルナッツ味です。イチゴは勿論美味しかったのですが、P太のも、キャラメルとナッツのつぶつぶが入っていて美味しい~。ただし屋外で食べるのには少し肌寒く、カフェの室内で食べました。多分これが今年最後の、散歩の後のアイスクリームになると思います。
  




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by piyoyonyon | 2016-11-22 15:26 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

チャートウェルのカボチャ畑 sanpo

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夫婦揃って姪から風邪を移された週末、二次感染させる可能性がある為、年老いた義両親を訪れるのは遠慮させて貰いました。しかし、二人とも出掛ける分には問題ない程度の体調だったし、お天気も良かったので、第二次世界大戦時のイギリス首相チャーチルの旧邸宅、ケント州の「Chartwell チャートウェル」を、久しぶりに訪れることにしました。
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ここは、ロンドンからそう遠くないこともあり、またチャーチル自身が今でも極めて人気の高い人物なこともあり、元々人気のナショナルトラストでしたが、最近は益々訪問者が多いようで、新たに駐車場が拡張されていました。更にその日は快晴だった為、拡張された駐車場ですら満杯になる寸前に到着しました。
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生憎邸宅自体は修復中で、工事の足場に覆われていました。その邸宅脇にあるバラ園。その日は混んでいたから、奇跡的に人が居ない瞬間を狙って撮影。
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バラの葉は概ね傷んでいましたが、未だ結構多くの花が咲いていました。20世紀初頭に人気だったらしいバラ園のスタイルで、十字の通路で四角に仕切られたブロックに、それぞれ一種類ずつのバラが植えられており、面積の割に品種は多くありません。
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ベンチの脇に植えられているのは、確か「サー・ウィンストン・チャーチル」と言う名のバラ。
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その他この時期咲いている花は、秋明菊、紫陽花(未だ)、フーシャ、フロックスなど。
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…それと、ペンステモン。
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ガウラ(ハクチョウ草)の群生。
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この日は割と視界が良く、イングランド南東部の「weald ウィールド」と呼ばれる森林地帯を、かなり遠くまで見渡せました。
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続いて、ウォルド・ガーデンになっている畑に向かいます。この部分は元々「庭園」ではなく、チャーチル夫人の家庭菜園で、昔から料理に使う野菜や館に飾る花を栽培していました。
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この季節、ダリアが満開で圧巻。
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何故ダリアがイマイチ好きじゃないかと言えば、1.耐寒性がなく、毎年球根を堀り上げなくてはならず栽培が面倒、2.有毒、3.母が盆のお供え用に大量に栽培していて抹香臭いイメージ、…だからなのですが、見栄えがとても良い花だと言うことは認めざるを得ません。
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そして、ここでもう一つ目を引くのがカボチャ畑。この季節にピッタリな眺めです。畑っつーか、既に刈り取られて、カボチャの実だけが棚に吊り下げられています。多分地面に触れたままだと傷むから、吊るした状態で陽に当てて完熟させるのだと思います。
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こちらの小さなカボチャ達は、多分食用ではなく、おもちゃカボチャのような装飾用なのではと思います。
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ブツブツ恐怖症の人は閲覧注意(もう遅いか。笑)。自分で撮影しておいてナンですが、私も苦手ですぅ。
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畑の中央には、「Golden Rose Avenue」と呼ばれる通路が。昨年秋に、チャーチル在世時の植栽計画に沿って、デザインを戻したそうです。メインのバラは、咲き進むにつれて色が変化する「マスカレード(マスケラード)」。バラの下草としては、ネペタやラムズ・イヤーなど銀葉植物でまとめてあります。
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ヒガンバナの仲間のネリネの群生。葉が無い分、花の固りが一際目立ちます。
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壁に這ったクレマティスも、未だ沢山咲いています。
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ウォルド・ガーデンの脇の果樹園では、つやつやの姫リンゴが鈴成り。
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実は私達、チャートウェルには何度も来ているのに、いつも義両親の家に行く途中とか、中途半端な時間にやって来て、1~2時間程しか滞在しないので、池の反対側に行ったことは一度ありませんでした。それで今回、初めて(ちょこっとだけ)行ってみることにしました。
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池の脇には、チャーチル夫妻の像。
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中央辺りの池の表面に、大きな水しぶきが見えるでしょうか? 実は、体長1mもありそうな巨大な鯉が跳ね上がった直後なのです。田舎育ちの私の経験からすると、これは雨(特に夕立や雷雨)の前兆。しかし、この快晴からは雨の降ることが全く想像できませんでした。が、この一時間後位に本当に雨が降りました~。
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遊歩道は、この周辺に果てしなく完備されており、10km歩けば同じナショナルトラストのエメッツ庭園まで行けるとか。海外からの観光客ではない、地元のリピーターには、割と早い時間にやって来て、延々と森の中を散策する家族が多いようです。この頃の森は、丁度紅葉が始まったばかりと言ったところ。
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最後に、売店&カフェに戻ったら、大好きなアイスクリーム・メーカー「SOLLEY’S」の創立30周年記念と言うことで、専用アイスクリーム・スタンドが特設されていました! こんなの初めて見る!(思わずコーフン) スコトニー城で食べたバナナ味があったら、絶対それを選ぼうと思っていましたが、意外とフレーバーの種類は少なく、とんでもなく不味そうな色の、聞くだけでジャンクな「バブルガム味」なんてのがありました。
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結局、塩キャラメル味を注文。…これは正直言って、残念ながらチェシャーで食べたアイスのほうが遥かに上でした。P太は無難にチョコレート味。お釣りに受け取ったのは、この9月から使用されているプラスティック製の新5ポンド札です。丁度チャーチルの肖像入りだったから、一緒にパチリ。
  




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by piyoyonyon | 2016-10-26 15:32 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

スコトニー城のウォルド・ガーデン

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スコトニー城の入り口の手前の駐車場脇に、レンガの塀で囲まれた庭、すなわち「walled garden」があります。つまり、ここは基本的に入場無料なのです(ただしNT会員以外は駐車料金は掛かります)。ところが以前は、朽ちた温室の周囲に植物がほんのちょっとだけ植えてあり、鶏が放し飼いされている、言わばウォルド・ガーデンの廃墟のような、非常に寂しい状態でした。
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しかし、少しずつ改良はされて来ていて、今回訪れてみると、やっと庭らしくなっていました!
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特にこの季節、ダリアのボーダーが見事でした。
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自分ではもう二度と植えることはないダリアですが(笑)、晩夏を飾るのに相応しい存在感です。
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種類も実に豊富。このダリアは、縁がほんのりピンク掛かっています。
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私は、このツートーン・カラーのダリアが特に気に入りました。
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葉と茎がシックなチョコレート色のダリアも素敵。
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ポンポン・ダリアは、何度見ても、これが天然のものとは信じ難い、完璧な造詣です。
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矢車菊の青は昔から好きです。しかし、完璧な日向に植えない限り、茎が曲がり捲くって場所を取ります。
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これはマロウかな? 艶やかな花びらが綺麗。
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奥は、キッチン・ガーデン(菜園)になっています。
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不思議な形のカボチャなんかが育っていました。
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アーティチョークの花で、夢中で蜜を集める丸花蜂。最早花粉塗れで、重くて飛べそうもありません。
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こんな唯一「庭」らしい、憩いの場も設けられていました。将来柘植のガーデン・エッジが育てば、もっと庭らしく見えることでしょう。
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温室の前には、新たにローズ・ボーダーが作られていました。
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生憎植物札が掲げてなくて、設置してある手作りカタログを眺めながら、写真だけでどれがどの種類のバラか判断するのは大変でした。
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そんな中、唯一はっきりと判別できて、一番印象的だったのが、この「Nostalgia ノスタルジア」と言うバラ。花びらの縁だけが、チェリー・レッドになっています。デヴィッド・オースティンの作出ですが、イングリッシュ・ローズではなくハイブリット・ティーです。
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ヒマワリも沢山咲いていました。子供が花として一番最初に憶えるようなヒマワリでも、実に様々な大きさや形や色があります。
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こっちの花びらは、レモン・イエローで爽やか。
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工夫を凝らした、バランスばっちりの英国式庭園と言うよりは、未だ単なる「畑」と言う雰囲気ですけど、美しい花々を存分に楽しめました。
 




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by piyoyonyon | 2016-09-24 15:33 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

夏の終わりのスコトニー城

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ベイハム・オールド・アビーをお昼頃に去った後は、少しだけケント州側に入って、NT(ナショナルトラスト)の「Scotney Castle スコトニー城」を訪れることにしました。ここへは何度も来ていますが、ベイハム・アビーのすぐ近くなので、時間があれば、ついでに訪れない手はありません。
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まずは到着後すぐに、駐車場脇のピクニック・ベンチで昼食。今日の弁当、ズバリ「海苔弁」です。「食戟のソーマ」の創真の海苔弁に凄くそそられたのと、その名も「のり弁の秘密」と言うふりかけを、母が送ってくれたものですから…。おにぎりより返って簡単です。ただし、魚のフライの竹輪天もなく、サツマイモのかき揚げを乗っけたので、炭水化物が多くて栄養バランス悪いです(苦笑)。
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「新城」脇の、終わり掛けの褪せたアジサイの微妙な色合いが綺麗。
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ここには、「新城」と「古城」の二つの城館があり、19世紀築の新城の内部もインテリアが興味深いのですが、今回はパス。
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ひたすら谷底にある、半分廃墟の14世紀築の古城を目指します。
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バラ園には、一種類だけのバラが植えられていました。種類は分かりませんが、匂いが強く葉がマットで、オールド・ローズかイングリッシュ・ローズのようです。
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途中、新たにハーブ・ボーダーが設けられていて、バーベナ・ボナリエンシスやアメジスト・セージ、ネペタなどが満開でした。
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古城に近付いて来ました。
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堀に囲まれた古城に到着。堀と言うよりは、湖に浮かぶ島に城が立っている感じです。
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城の前には、円型のハーブ・ガーデンがあります。
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その周囲のボーダー花壇。…正直言って、余りパッとしませんねえ。まあここは、建物と景観庭園との組み合わせを楽しむ場所であって、ツツジの季節の石切り場庭園の見頃以外は、純粋に植物を楽しみたい人にとっては、ちょっと物足りないかも知れません。
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咲き始めたセダムには、蜂が群がっていました。茎が紫色の、ちょっと変わったタイプ。
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お城の裏側(東側)は、すっかり廃墟です。こちらのボーダー花壇ほうが、廃墟と植物を上手く組み合わせてあり、中々見応えあると思います。
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この季節咲いていたのは、主にフロックスと秋明菊。
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続いて、池の周囲を歩いてみます。この日は汗ばむ湿度の高い日だったので、辺りが霞んで見えます。
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ここは、新城と古城を一緒に撮影出来る、数少ないスポットなんですが、生憎新城の裏側が修理中で足場に覆われていまして、あえて足場を避けて撮影してみました。
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イギリスには珍しく、トンボが多い場所のはずなんですけど、今回は余り見掛ませんでした。
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とても暑い日だったので、最後はお決まりのアイスクリーム・タイム! お気に入りのケントの地元アイス「SOLLEY’S」が、創立30周年記念と言うことで、特別限定フレーバー「バナナ味」を出ていました。試してみたら、人工的ではない自然なバナナ風味の上、甘さスッキリでクリーミーで凄く美味しい! P太は「ハニカム味」です。それにしても、NTやEHのカップ・アイスは、一個2.5ポンドと高めです(安いジャンク・アイスじゃ意味ないけど)。外出にほとんどお金を掛けない私達夫婦にとって、唯一とも言える贅沢品です(笑)。
 




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by piyoyonyon | 2016-09-22 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

オットフォードのアンティーク・モール

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ラリングストーン・ローマン・ヴィラへ行ったら、ついでに、その近くのOtford オットフォードと言う村の、アンティーク・モールにも寄りたいと思っていました。以前この村を通過した際、素敵な家の多い雰囲気の良い村で、中々魅力的なアンティーク・モールがあると憶えていたからです。
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駐車場が有料で、コインの手持ちもなかった為(ラベンダー畑のアイスクリームで使い果たした)、村外れの住宅街に駐車することに。記憶通り、花いっぱいの魅力的なコテージ(田舎家)が沢山並んでいます。
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明るい斑入りの葉の木が印象的な前庭。このオットフォードのハイストリート(目抜き通り)そのものが、かつてはカンタベリーウィンチェスターに通じる、歴史的な「巡礼者の道」の一部だったそうです。
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この家の外壁に、何故か棚か祠のような小さな窪みがあるのが気になりました。元々は、多分照明器具を入れておく為の窪みでは?と、P太に言われて納得。
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この大きな木組みの家は、博物館クラスです。
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何せ窓が全面ステンド・グラスで、ドアの木彫も凄く凝っていて立派。実際、保存建築物として登録されているのに違いありません。
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まるで公園のようなこの場所は、マナーハウスの庭。カナダ・グースが沢山居るので、大きな池がある庭のはずです。生憎マナーハウスそのものは、樹木に隠れて写真が撮れませんでした。
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こちらも、まるで公園みたい。家に続く長いアプローチ脇に、バラがずらっと並んでいます。
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そして、お目当てのアンティーク・モール(本名:Otford Antique & Collectors Centre)に到着。
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モール自体も、18世紀築の歴史的な建物で、元は一般の住居だったと思われ、幾つかの部屋に分かれています。
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ただし、店内は段差だらけで、やはり歳をとって足腰が弱くなってからでは、アンティーク・モール巡りはキツイだろうなと思いました。
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子供用のままごとのアイロン台のようです。プリントが可愛い。
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単価の安い小物は結構豊富にあり、ジャンク率も標準的。
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狭い急な階段を登った突き当たりは、昔はバスルームだったとしか思えない凄く小さな部屋。
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二階は、木の梁が剥き出しで、古い建物感が更に顕著。
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ウラン・ガラスも幾つか見掛けましたが、シンプルで大きめの花瓶とかばかりだったので見送り。
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このアール・デコ時代のネックレスは、ビーズの一部がウラン・ガラスでした。もし全部がウラン・ガラスだったら、10ポンドはお買い得なんだけど。
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大好きな、ソビエトのプラスティック製首振り人形に遭遇。もし値段が安かったら、買いたいところでしたが、ガラス・ケースの中で、しかも値札が見えませんでした。ガラス・ケースの中にあって値段が分からないと、更にレジから遠いと、やはりスタッフに尋ねるのが億劫で、そのまま諦めることが多いですねえ。
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キ★ガイ染みた黄色の電話器(…何故この色?)。
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裏庭にも、主にガーデニング用品の商品が。とげとげのブラックベリーも生い茂り、ほとんど打ち捨てられた状態です(笑)。
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この小さな小屋のような建物は…、なんと昔のトイレ。水洗トイレが普及する以前は、当然トイレが臭かった為、昔の日本の農家のように、イギリスでもトイレを外に別個に設けていたのです。
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ついでに、モールのお隣のこの庭にも、外付けトイレが残されたままでした。
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結局、このアンティーク・モールでは何も買いませんでしたが、建物自体が興味深くて楽しめました。商品は小物類が多いので、また訪れる機会があったら、今度は収穫に恵まれるかも知れません。
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アンティーク・モールの隣は、アンティーク屋にしか見えないけど、アンティーク専門のチャリティショップ。
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かつては一般住居だったのに違いないこちらの店内も、凄く古めかしくて立派な作りです。
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しかし、やはり古い家は、やたら段差が多く、年寄りが住むのには、さぞ不便だったことだろうと思いました。
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道路を挟んだその向かい側には、同じチャリティショップの、衣料中心の店舗があります。ティールームも併設されていて、こちらも大きな暖炉がある古い立派な内装。
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その並びに、もう一軒アンティーク屋が。
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家具中心ですが、多少アクセサリーやウラン・ガラスもありました。
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オットフォードの「フォード」は、歩いて渡れる位の浅瀬のある川のことを意味し、この名の付いた場所には、必ず浅めの川が流れています。確かにオットフォードでも、至るところに小川が流れていました。その分洪水のリスクは否めませんが、水が豊かな町や村は、決まって雰囲気が良いなと実感しました。





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by piyoyonyon | 2016-08-18 15:32 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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