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サウス・ダウンズの眺望道路

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イングランドの南部に在る、東端はイースト・ボーン、西端はウィンチェスターと、東西約140kmに連なる美しい丘陵地帯South Downs サウス・ダウンズ。イギリスで、最も新しく指定された国立公園です。この丘陵地帯を東西に横断するのは、「サウス・ダウンズ・ウェイ」と呼ばれる国立遊歩道、及び自転車道しかありません。しかし、南北に貫通する眺めの良い自動車道なら幾つかあります。チチェスターミッドハースト間のA286号線、途中で展望場所の高台も通過するチチェスター~ペットワース間のA285号線、プルボローに通じるA29号線、ブライトンディッチリング間の通称ディッチリング・ビーコン道などです。それらとは別に、要塞遺跡シスベリー・リングから、かなり高地を通る自動車道が見えました。地図には記されていないけれど、絶対眺めが良いのに違いなく、未だ一度も通ったことがないので、帰りはその道を通ることにしました。その為には、わざわざソンプティングの教会脇の道路まで戻りました。行き止まりに見える細い道でしたが、実はサウス・ダウンズを南北に横断していたのです。
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期待通り眺めは良く、所々に駐車場が設けられていました。この右手の少しだけ樹木の茂っている丘の頂上が、先程訪れたシスベリー・リング。
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ここからは海も見えます。写真では見えにくいのですが、実は海上には夥しい数の風力発電が立っています。手前に見える白い道は、実は道ではなく、その風車から電力を運ぶ高圧電線を地中に埋めた場所だそうです。この辺りの地質はチョークなので、少し掘ればもれなく白く見える訳です。
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更に進むと、もう一箇所見晴らしポイントがありました。定員三台程度の駐車場には、冷蔵庫が不法投棄され、何やら荒れた雰囲気でしたが…。右手の丘の影には、実はLancing ランシングの寄宿学校があります。中央奥に白く見える崖は、チョークの採掘場です。
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更に、羊の放牧地脇の一応遊歩道らしき道を通り、高台に登ります。
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文字通り、ちょっと変わった毛色の羊です。
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Steyning ステイニングの町が見下ろせます。サウス・ダウンズの北側は、大抵丘が突然盛り上がったように始まり、急な斜面になっているようです。
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こちらは、ブライトン北部のデヴィルズ・ダイク方面。
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夕暮れに通ると、特に雄大で心寂しい雰囲気が味わえます。こんななだらかな緑の丘ばかりのイングランドなので、山育ちの私は、もっと標高の高い場所が恋しくなります。しかし、日本では北海道位でしか出会えない丘陵地帯も、やはり何度見ても美しいのでした。





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by piyoyonyon | 2017-10-07 15:33 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

英国で二番目に大きい要塞遺跡シスベリー・リング

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Sompting ソンプティングのサセックスで二番目に古い教会を訪れた後は、近くの要塞遺跡「Sissbury Ringシスベリー・リング」で、ハイキングすることにしました。
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前回は、遺跡側の狭い駐車場に幸運にも空きを見付けることが出来ましたが、今回はFindon フィンドンの村の外にある、もっと大きな駐車場に車を止めました。こちらは遺跡まで2km程緩い斜面を登ることになりますが、トレッキングが目的の一つなので問題無し。
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森の入り口の手前までで、既に結構高度が上がるので、海とワージングの町が見えました。
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イギリスの広葉樹林は、下草がほとんどなく、歩き易いことが多いと思います。
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森を抜けると、また海が見えます。
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更に、牧場や林を通ります。
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やっと遺跡の西側が見えて来ました。
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土塁と空堀に囲まれているのがそれです。土塁の上は遊歩道になっており、草が削られて、地表が白いチョーク質なのが分かります。
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この遺跡はナショナルトラストの管理下で、急な斜面には簡素な階段が設置されています。国立サウス・ダウンズ遊歩道の通過地点でもあり、サイクリング・コースにもなっています。階段が傷む為、自転車は階段禁止との標識があります。
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この要塞跡の西側には、青銅器時代のフリント石採掘場の遺跡もあります。かなり深い穴がボコボコ開いていて、落ちる人が多くて危険だからか、新たに鉄柵で囲まれていました。
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土塁に囲まれた、かつての居住区だった遺跡内部は、牧草地に覆われたイギリスの他の多くの要塞遺跡と異なり、結構樹木が生い茂り、見晴らしは良くありません。その為、イギリスで二番目に大きな要塞遺跡のはずなのに(因みに一番はドーセット州の「メイドン・キャッスル」)、余り規模の実感が沸きません。
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樫の木が生えていましたが、常に海風が直撃する為か、樫としてはかなり低い樹高です。
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ここで、P太としばらく逸れてしまい、一人で勝手に散歩しました。イギリスでは、ちょっと田舎に行くと、今でも携帯の電波が通じないのです。
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遺跡の南側には美しい谷…と思いきや、正体はゴルフ場で毎回ガッカリします。ゴルフ発祥の国だからか、イギリスはゴルフ場が多過ぎる気がします。この場所は、古代ローマ時代にはブドウ畑だったそうです。
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東側の入り口に到着。鉄器時代の要塞は、原始宗教的な意味があったのか、必ず真東と真西に主門を設けていたようです。
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この日の視界はまず良好で、東側にはブライトンの町やセブン・シスターズの白い崖まで見えます。実はこの一週間前、セヴン・シスターズの沖で突然謎の毒ガスが発生し、浜辺に居た多数が目の痛みや嘔吐を訴えて病院に運ばれました。原因は、第二次世界大戦中の撃沈した戦艦から発生したとか、対岸のフランスの工場からの汚染だとか、今だはっきりしません。
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向こうから歩いて来た中年男性、遠方から何かアニメのTシャツ着ているように見えましたが、すれ違い様に確認したら、「デスノート」の月(ライト)柄でした。
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北には、もう一つの要塞遺跡、「Chanctonbury Ring チャンクトンベリー・リング」の森が見えます。
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ここでやっとP太を見付けました。野生の馬を撮影するのに、すっかり夢中になっていたようです。
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イギリスの他の要塞遺跡に比べると、スピリチュアル感は今一つかも知れませんが、海を臨む小高い丘の頂上に立地し、土塁の上からの眺めはさすがにバッチリで、自然が豊かで、犬の散歩やハイキングには持って来いの場所だと思います。





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by piyoyonyon | 2017-10-05 15:29 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

サセックスで二番目に古い教会

ウィキペディアの「英国の古い建築物リスト」で、サセックスで二番目に古い教会が、海辺の町Worthing ワージング近くのSompting ソンプティングと言う村にあると知り、晴れた週末に訪ねてみる事にしました。
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それがここ。A27号線からちょっと横道にそれた場所で、「教区教会」の標識が出ています。正式名称を「The Church of St. Mary the Blessing Virgin 祝福された聖処女マリア教会」と言います。
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11世紀から12世紀の、アングロ・サクソン時代とノルマン時代に建てられた教会で、今でも当時の建築部分が多く残っています。主に地元のフリント石を用いて建設し、部分的にフランスから輸入したカーン石(白い砂岩)で装飾し、屋根には粘板岩を葺いているそうです。
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西側の塔は、サクソン時代の建造物。石材には、古代ローマ時代のレンガも再利用されているそうです。
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この特徴的な尖塔の形は、「Rhenish helm(ライン地方の舵の意味) 」と呼ばれ、本来ドイツのライン川流域のロマネスク様式教会に多い形式です。イングランドでは、ここが唯一の例と言われています。
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外観の北西側には、かつての建物が取り壊され跡に、新たに建てられているのが分かります。この場所には、13世紀にテンプル騎士団の宿舎が設けられていたようです。
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この北側のアーチ通路口は、何故か塞がれました。その下に、何だか訳ありそうな鉄製の十字架が。
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北側を除き、墓地が囲んでいます。東と西の墓地は古く、南側は後から増設したようです。
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天使像や玩具が集中した一角があり、どうやら死産か出産後すぐに亡くなった赤ん坊のお墓。
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通路を囲む、強固で機能的な土留め、またはガーデン・エッジと思いきや、小さな墓石でした! 無縁墓碑なんでしょうが、リサイクルが大胆…。
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サウス・ダウンズの丘の斜面の高台に立地する為、ワージングの町が見下ろせます。海抜は、せいぜい50m程度かも知れませんが。
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内部にも入ってみましょう。数段低くなった南翼廊が入り口になっています。かつてこの部分はテンプル騎士団の礼拝堂で、独立した建物だったのを、19世紀に教会と繋げたそうです。
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白い漆喰の塗られていない、剥き出しの砂岩のままの部分が、どうやらオリジナルのようです。
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南翼廊の壁面に嵌め込まれた、何だか崇高な雰囲気が漂うプリミティブな造詣のレリーフは、修道院長を表していおり、12世紀の物で保存状態良好。
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教会の規模にしては、立派なオルガンもあります。
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内部は、想像通り簡素です。木製の屋根が、イギリスの村の教区教会らしさを伝えています。
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身廊北側に出っ張った、印象的な装飾。かつては、この奥にテンプル騎士団の宿舎がありました。
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北翼廊には、二つの礼拝堂が。この教会は、中世にはウィリアム征服王直属のブランバー公家の庇護の元、またテンプル騎士団の中継地として発展しましたが、18世紀にはかなり朽ち果てていたそうです。その為に、返って大きく手を加えられず、当時の姿を残しているのかも。
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内陣・祭壇部分。ステンド・グラスは、近代の製作だと思います。
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祭壇の周囲の壁には、用途不明の窪みが幾つか開いています。サクソン教会やノルマン教会には、こう言う造りが多いと思います。
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P太が、「遺灰壷とかを入れて置く為の棚じゃない?」と言っていましたが、その頃キリスト教には火葬はないでしょ…。全く歴史オンチだなあ。
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サセックスで一番古いワース教会もそうでしたが、イギリスで貴重なサクソン教会の多くは、今は何の変哲もない小さな村に残っていることが多いようです。どんなガイドブックにも掲載される大聖堂も勿論面白いけれど、やはり古い小さな教会も、隈なく見学出来て興味深い!と感じました。





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by piyoyonyon | 2017-10-03 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ルイスでアンティーク・モール巡り 玩具編

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アンティークの町Lewes ルイスで、今回は特に目的もなく、古物を眺めて楽しんでいます。
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昔の木製の玩具には、つい目が留まります。良い雰囲気に育った馬車とベビー・ベッド。
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天井からは、玩具の乳母車や子供用の椅子が、大胆にぶら下がっています。
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余りに高い場所で撮影しにくく上手く写っていませんが、ここにも味のある木の玩具が揃っています。右は、チェコ製の鉄琴ネコのプルトイ。その隣は、走る受話器くん。その上部には、やはり玩具のベビーベッドが、豪快に天井からぶら下がっています。
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フランスとスイスかドイツ辺りの民族衣装人形かな? 手前のビンテージ・ジュエリーも、中々素敵でした。
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チェコの民族衣装を着た、セルロイド製の人形のようです。
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結構大きな縫いぐるみ達。左の象は、セーラー服を着ています。やはりテディ・ベアが一番人気だろうな。コレクターが多いから。
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手前の狸っぽい縫いぐるみは、日本のモダン・ペッツみたい。左のモン吉の目付きが悪い。
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典型的なイギリス土産の、赤いポスト型の缶。貯金箱になっていますが、元は紅茶やお菓子が詰まって売られていたのかも知れません。一個2ポンドだそうです。
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缶繋がりで、割とイギリスの典型的な古い缶達です。
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結局私は、この日はルイスで何も買いたいと思える古物に出会えなかったのですが、こうしてたっぷり写真は撮ったから、それだけで満足。
   




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by piyoyonyon | 2017-08-10 15:37 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

バラの季節のナイマンズ 2

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初夏の「Nymans Garden ナイマンズ庭園」の、バラ園だけを御紹介するつもりでしたが、この季節、他の花々も美しいので、お見せしたくなりました。
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広大な敷地の中でも、きっちり手入れされた花壇と呼べるのは限られた場所のみですが、あちこちの鬱蒼とした木々の間にも、草花がほぼ野生化して楽しませてくれます。
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盛夏や秋には見事なボーダー花壇は、今は未だ植栽されたばかりと言うところ。
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んん?これは紫蘇?? 葉に触ってみたら、確かに紫蘇の香りでした。イギリスでは、紫蘇を食用にする発想は一般的ではなくて、紫色の葉が美しい為か、花壇に使おうと考えた訳です。
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お屋敷の前の花壇は、今年は「meadow flowers 牧草地の花」畑になっていました。
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ヤロウとアザミを中心に、ジキタリスやフェンネル、宿根ロベリア等が混じっています。
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廃墟部分の前の円形花壇には、ネペタがびっしり植えられていました。
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廃墟のホール部分の外壁を伝う、迫力の蔓バラ。高さ20m位あります。一体バラって、最長何m位まで伸びることが出来るのでしょう?
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ロック・ガーデンの合間から、国立公園のサウズダウンズの丘が見渡せませす。この日の視界はまあまあ。
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この「loggia ロッジア」も、バラの季節は一層絵になります。壁面のガーゴイルはキモいですが。
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ロッジアの脇のカクタス・ガーデンの中の、何故か赤いポピー。ポピーの花びらの陽に透ける様が好きですが、ちょっとした風でもすぐに揺れ動くので、撮影するのが一苦労です。
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再び、バラ園にやって来ました。
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またしても人を避けて撮影していますが、この日のバラ園は、実はかなり訪問者でいっぱいでした。
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それで、遅い時間になれば、ここの人も少し減るかなと期待していたのですが、日の長いこの季節、閉園間近でも結構混んでいました。
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しかし以前に比べると、庭園の訪問者は、白人(アングロ・サクソン人)だけではなく、色んな人種が増えたように思います。
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チェリー・セージにも、色んな種類があります。これも多分セージ。
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非常にシンプルで、ほとんど雑草のように見えるエリゲロンの花も、群生するとうっとりする可愛い。
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庭園内には、イギリスでは珍しい、ハナミズキ、またはヤマボウシ系の樹木が多く植えられていました。
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在り来たりのジキタリスなんですが、こういう奥行きのある場所で見ると、やはり自宅の庭より数段絵になります。スペースや背景の成せる技なのか…。その手前には、ブロンズ色の葉が魅力的なガクアジサイが。
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ここの庭園、アジサイも中々見事なのですが、この時期アジサイには未だ早く、咲いていたのはこのガクアジサイだけです。
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アジサイの下の日陰で、煌く星のように咲くティラリア。
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6月のイギリスとしては記録的に暑い日で、庭園鑑賞後は勿論アイスクリームを食べました(いつものナショナルトラストのアイスだが)。「花より団子」だとは思いませんが、美味しい物は、美しい花を眺めた後だと尚更美味しいのは当ったり前です(笑)。
 



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by piyoyonyon | 2017-07-12 15:29 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

バラの季節のナイマンズ1

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今回日本に滞在していた時は、丁度桜前線を追う形で、東京から福島に移動し、桜の名所を訪ねる機会が多かったのですが、イギリスに帰ってからは、丁度バラの最盛期だった為、割とバラを追っているように生活しています。桜に比べ、バラは花期のずっと長い花ですが、例え四季咲きのバラでも、秋より初夏の初めの開花時期、しかも咲き始めて最初の一ヶ月間の、長い、または激しい雨の降る前が一番美しいと感じます。バラの花色は、やはり快晴の日に映えますが、イギリスで快晴の週末は貴重です。それで、シシングハースト城庭園を訪れた次の週は、「Nymans Garden ナイマンズ庭園」のバラ園を見に行くことにしました。
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まずは、野趣溢れる宿根草の長いボーダー花壇が迎えてくれます。
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ここへ来ると、やっぱり耐寒性ジェラニウム(風露草)は良いなと思ってしまいます。
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青紫のジェラニウムと、反対色の黄色いアルストロメリアとの組み合わせ。
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レース・フラワーとの組み合わせ。
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繊細な色のデルフィニウム。
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これはベロニカかな? 合間に非常にでっかいアザミの、葱坊主のような蕾が見えます。その背後にはトリカブトの群生。恐ろしいことに、イングリッシュ・ガーデンの割と定番の植物なのです。
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このチェリー・セージのボーダーに囲まれた、生垣の中に入ると…、
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…お目当てのバラ園があります。
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1987年の記録的なハリケーンで壊滅的な打撃を受けた後、再建されたバラ園なので、80年代頃から人気が確立したイングリッシュ・ローズを積極的に取り入れています。その他にはオールド・ローズ系や原種系で、ハイブリット・ティーやフロリバンダは見掛けません。
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とは言え、シシングハーストモティスフォント・アビーのバラ園と異なり、ミックス・ボーダーではなく、植えられているのは、ほとんどバラのみ。言わば、ここは「バラの見本帳」です。
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バラを選ぶ際、カタログだけでは、香りは勿論、花色の移り変わり、樹形、トゲ具合等が分かり辛いので、実物を確認してから購入するのが一番なのです。実際ここに植えられているイングリッシュ・ローズで気に入った品種は、既にほとんど買ってしまいました。
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若干黄色、オレンジやアプリコット色のバラは混じっているものの、ほとんどが白~ピンク~クリムゾンの、オールド・ローズ本来の花色です。
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バラの下草として、ジェラニウムやネペタ、ラベンダー等は植えられています。
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そんなバラ尽くしの中、このハニーサックルの巨大オベリスクは目を引いていました。
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この「ロビン・フッド」と言う名前とラベンダーの可憐な組み合わせには、特に心惹かれました。青紫は、バラにはない花色なので、やはりバラとの相性が抜群です。
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ここのバラは、蔓バラと生垣沿いを除いては、ほとんど1m以下の高さに揃えてあります。うちでは蔓バラにするしかない程伸び巻くっているコロコロ・バラこと「ロウブリッター」も、フロリバンダ程度の高さになっていました。まあ元々が、グランド・カバー・ローズなんですけど。
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「モティスフォント・アビー」では大木に絡まって迫力の「コンプリカータ」も、この低さ。結局バラは、剪定次第でどんな高さにも調整出来るってことなんでしょうか。
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更に、アーチやオベリスクをふんだんに利用して、バラ園に高さ的な変化を付けています。
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こうやって見ると、うちのアーチはやっぱ盛り過ぎ(苦笑)。こんな風に、涼しげに垂れ下がる風情にしないと…。
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イチイの生垣に囲まれており、背後の巨大な樹木と共に、濃い緑色がバラの背景として映えます。芽吹いたばかりのイチイの若葉に触ってみたら、驚く程の柔らかさ。
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例え自宅に沢山バラを植えても、やはりこういう敷地に余裕たっぷりの庭園の魅力とは全く違うので、結局毎年こうしてバラ園を訪れてしまう事になります。





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by piyoyonyon | 2017-07-11 15:33 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ルイスでアンティーク・モール巡り アクセサリー編  

ルイスでのアンティーク・モール巡り、義妹への誕生日プレゼントは、ビンテージ・ジュエリーも候補に考えていたので、今回はアクセサリー類も割と隈なくチェックしました。
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ボーン・チャイナの花のブローチは、イギリスならでは。生憎壊れ易く、状態が完璧な物は中々ありません。
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アール・デコ時代の、チェコ製に違いないフィリグリーのブローチ。どちらも中央のラインストーンがオーブン・バックなので、透明感が綺麗。
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結構古い時代の製品らしい、現代物よりずっと凝った細工の、イタリアのマイクロ・モザイクのブローチ。
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ビンテージのバックルの中に、ルーサイトのインタリオも混じっています。
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ルーサイトのインタリオのブローチばかりを集めたコーナー。これ全部欲しくなる~(笑)。一個12ポンドで、ロンドンのアンティーク・マーケットよりは安目かな。
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ルーサイトのインタリオには、リングも存在します。左は、インタリオではなくドライフラワー入り。
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ベークライトのバングルは、やはり軒並み高価。変色して、良い色に育っています。
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これはネックレス? ベネツィアン・ガラスっぽい可愛い花です。
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バッグの写真は、今回少なめ。中国製の刺繍らしきバッグも、多くイギリスで出回っていたようです。
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これはチャリティショップで見掛けましたが、私の持っているアール・デコ時代のフランス製のクラッチ・バッグ(ポーチ、パース)の色違い。やたら、マチいっぱいに膨らんでいますね…。

   


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by piyoyonyon | 2017-05-15 15:35 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ルイスでアンティーク・モール巡り 玩具編

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昨年末ルイスのアンティーク・モール巡りで見掛けて、良いなと思った古物の写真をだらだらと御紹介している内に、再びルイスへ行く機会がありました。アンティーク・モールと言うと、どれもバカスカ飛ぶように売れる商品はない訳で、一ヶ月位後ではさすがに余り変わり映えしませんが、前回はクリスマス時期で品揃えが多少特別だった事もあり、2、3ヶ月経つと、また色々新しい(古いけど)商品に出会え、懲りもせず再び写真を沢山撮って来ました。今回は、ビンテージ玩具を中心に御紹介します。
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右は、チェコのパペット・アニメにもなった小説のキャラクター「善良な兵士シュヴェイク」の人形。1930年代のドイツ製で、ゼンマイで歩く仕組みだそうです。左は、1950年代の自転車乗りクマ。やはりイギリスのテディベアは、何故か黄色い毛皮が多いようです。
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左から二番目のフェルト製の人形は、有名なレンチ人形かと思ったら、単なるレンチ風だそうです。同じくイタリア製。中央の動物二体は、シュタイフ社製のよう。左端のピエロのロリポリが、やはり怖い…。
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昔の木製のドール・ハウス。余り細かくなく素朴なところが、返って可愛い。
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今回一番気に入ったのは、このままごとのお掃除セット。木製の観音開きの戸棚の中に、モップやバケツや洗剤が入っています。バケツは、何故かスーパーマン柄。
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そのすぐ側にあった、ままごと用ブリキの調理台…は可愛いんですけど、ヒヨコ(多分鴨の雛)の剥製を何とかしてくれい(涙)。素手でどかして撮影する勇気は、私にはありませんでした。
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表紙の印刷が良い味出している、「親指姫」の絵本。中の挿絵も、まあまあの可愛さ。
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この日本の昔のファンシー崩れなイラストの表紙の絵本は…、
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中は、楽譜になっています。電子音ではない玩具のピアノ付きってのが、有りそうでないかも。
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確か今でも復刻版が売られている、子供用ニット編み機セット。日本で「リリヤーン」と呼ばれている物ですな。イギリスのは、こんな風に人形になっていることが多いようです。しかし何故寄りに寄って、こんな迫力のブスい人形?(笑)。しかも腕組みして、何気にエラソー。名前は「ナンシー」だそうです。
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玩具の箱に見えますが、中には車柄のショット・グラスが入っています。恐らく1950年代の物。
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こちらは、多分ギフト・ボックス。黒地に古風な花柄が、中々素敵。
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前回は、ビンテージ・ボーブルを沢山売っていたストール。普段は、昔の印刷物を中心に扱っているようです。中には、結構可愛いビンテージ・カードもありました。
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どう見ても、日本の昔の鬘人形セット。人形はちょっと怖いけど(失礼)、全体的に凄く丁寧で細かい造りです。元は専用の木箱も付いていたはずで、明治時代にせっせと輸出されていたようです。
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中々リアルな、ブリキ製のタイプライターのおもちゃ。キーは打てませんが、中央にダイモみたいなダイアルが付いていて、実際印字出来る仕組みのようです。
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玩具ではありませんが、ブリキ繋がりで、多分1960~70年代のブリキ製のお皿の時計。 
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最後に、やはりブリキ関係で、圧倒される数の古い缶のコレクション。
   




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by piyoyonyon | 2017-05-01 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

再びプルボローのアンティーク・モールへ

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ウェスト・チルティントン村の壁画教会へ行った帰り、ここまで来たら近いからと、またもやPulborough プルボローのアンティーク・モール「The Corn Store」へ立ち寄ることにしました。もしかしたら店名の由来は、昔の穀物取引所の建物だからかもしれません。
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我々の一番のお目当ては、やはりウラン・ガラス。
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裸の女のフィギュアが付いた、アール・デコの典型的な大きな花器が、まずウラン・ガラスでした。
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前回P太が、プリムローズ色のウラン・ガラスのクリーマー&ボウルを買ったストールで見掛けた、同じシリーズと思えるクリーマー。でもこの脚が、何だか殺せんせーの足(って言うか触手の先)みたいでヌルフフフ。
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ウランの含有量が比較的高い為、ブラック・ライトを当てると、日中でもばっちり光ります。
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ウラン・ガラスではありませんが、大人気のルネ・ラリックの大きな美しいボウル。上にたまたま乗っているブローチも、今気付いたけど中々素敵。
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色付きガラスのオープン・ソルトのコレクション。ウラン・ガラスは一つもありませんでしたが、もしあったとしても、形自体は平凡なのに、値段は9ポンドと高かった。もっとも売り主は、昔の卓上塩入れとは気付かず、キャンドル・ホルダーだと信じているようです。
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この一見地味~な婆臭いネックレスは…、
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実はウラン・ガラスです。アール・デコ期のネックレスのようです。
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ニードル・ポイントのシート張りの椅子。鮮やかなオペラ・ピンクが、ニードル・ポイントとしては中々個性的。
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本体に付いた花模様が可愛い、古いシンガー社のミシン。
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続いて、二階へ向かいます。
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二階は、布物やアクセサリー雑貨等の、女性的な商品が一層多い品揃えとなっています。
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ビンテージ・ドレスのコーナー。
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魅力的なビンテージ布が揃っています。左のバスケットの中は、三点ともハーフ・タイプのエプロンです。
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ビンテージ・バッグも。
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こちらは、バッグと言うより、デコ期のビーズのパーティー・ポーチ。
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同じくデコ期のポーチ。ガラス製のコスメ(ドレッシング・テーブル)・セットは、本当にあちこちで見掛けます。
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持ち手が木製の中国人人形になっている、中国製の子供用の雨傘。
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開くと、こんな感じになります。
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イギリスの古クマとしては結構見掛けるタイプの、やたら黄色いテディベア。
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ここは、前回私がスウェーデン製のクリスマスの壁掛けを買ったストール。
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ビニール袋が光って分かりにくいと思いますが、昔のプラスティック製の人形用花屋さんごっこセットです。丁度リカちゃんサイズ位で、レトロで可愛い。
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ビンテージ・ジュエリーも、概ね悪くない品揃えでした。
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幹線道路沿いの便利な立地で、ティー・ルームも併設されているので、かなり人気の店のようです。我々が去る頃には、川向こうの予備の駐車場さえ満杯になっていました。それでも、通路を塞いでまで無理矢理強引に駐車する客(マナー悪いなあ)まで居ました。
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おまけ。川辺には、白鳥が数羽居ました。
 




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by piyoyonyon | 2017-04-27 15:33 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

もう一つの中世の壁画教会

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ネットで何かを調べている内に、英国最古級の壁画を持つHardham ハードハム村のサクソン教会の近くに、同じ位古い壁画を持つ教会が、もう一つ存在する事を偶然知りました。居ても立ってもいられないくなり(忍耐ない)、早速連れて行って貰うことにしました。
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その教会は、「West Chiltington ウェスト・チルティントン」と言う村にあり、ハードハムの西4~5km位に所在します。うちからはそう遠くありませんが、幹線道路がB(県道クラス)道さえ一つも通っていない村の為、今まで一度も通過した事がないどころか、名前を聞いた事すらありませんでした。想像した通り、不便な場所の為に返って現代の開発から間逃れた、昔らしい雰囲気が良く残る村に見えます。この辺りは、「ウィ-ルド(丘陵森林地帯)の手付かずの様子を一番残す場所」とも表現されるそうです。
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教会の正式名は、「St. Mary Church 聖マリア教会」と言います。
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南側から眺めたところ。緑の丘(って言っても墓地ですけど)の頂上に立つ、いかにも牧歌的な可愛い教会に見えますが、情報がなければ、そんな特殊な内部を持つ教会とは全く気付かず、外観は在り来たりな村の教会にしか見えません。
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建立は1088年ですが、それ以前のサクソン時代にも、確証はないものの、多分同じ場所に教会が立っていたのではないかと伝えられています。サセックスでも三番目に古い教会建築で、イングリッシュ・ヘイリテイジに寄り、歴史的建造物第一級に指定されています。
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西側に、教会付属としては結構広い墓地があります。やっぱり沢山の墓石が倒れているっスね…。
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こちらの平面でシンプルな墓石は、現代のイギリスの最も一般的なスタイル。火葬後に散骨(と言うより散灰)する為、その下に遺体や遺灰は埋葬されていないから、正確には墓石ではなく記念碑だそうです。
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尖塔かつ鐘楼は木造。
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教会の手前には、「stocks 足枷」と「whipping post 鞭打ち柱」と呼ばれる昔の刑具が。足枷は、この板の穴に罪人の両脚を固定して(定員二名)一定期間晒し者にし、その間見物人は、好きなだけ腐った果物や野菜を罪人に投げ付けて良いと言う晒し台です。もう一つの鞭打ち柱では、文字通りここに罪人を縛り付け、鞭打ち刑にしました。どちらも17世紀の物で、イギリスの大抵の村に存在したようです。
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教会の内部は、身廊=北西、内陣=北東、南側廊=南西、そして礼拝堂=南東と、概ね四つのブロックに分かれています。
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礼拝堂だけが14世紀の増築で、後はほとんど12世紀(11世紀のオリジナルではない)の建造物です。
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まず、ハードハムの教会の内部より、窓が大きく取られて陽が燦燦と差し込んで明るく、壁画が寄りはっきり残って見えるのが印象的でした。
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壁画の彩色は、今では褪せてほぼ赤系のみに見えますが、制作当時は、恐らく色の氾濫のように華やかだったであろうと言われています。もしかしたら正教会のようだったのかも、と想像します。
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身廊の北側の壁には、「Annunciation 受胎告知」の場面。教会自体の起源は、ハードハムのサクソン教会より遅くノルマン時代ですが、内部の壁画は、ハードハムと同じく12世紀に制作されたと言われています。保存状態が良いのは、やはり長年漆喰の下に塗り込められていたからだそうです。
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身廊と南側廊の間のアーチ上には「Calvary カルヴァリー」、すなわち処刑場ゴルゴタの丘へ向かうキリスト受難の場面。
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左から右へ向かって物語が進み、これらは最後の三つの場面で、中央はキリストの磔刑、右端は良く見えませんが、埋葬か復活を描いているのではないかと思います。
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アーチの下にも、それぞれ異なる文様が描かれています。
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一箇所に二種類の文様が交わって見えるのは、後の時代に下地を塗って上描きした、つまり時代の異なる文様が二重になっているからのようです。
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アーチを支える柱頭の装飾も、それぞれ異なっていて興味深いのです。
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壁画は12世紀に制作され始めましたが、二百年掛けて14世紀に完成したと言われています。そのせいか、幾つかの後期らしき絵は、明らかに画力的に進化して見えます。この「車輪の上のキリスト像」もそうで、デッサン力が確実に向上しています。
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例えばこちらは、初期の制作と思われる壁画。
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こちらは後期らしい、内陣近くの楽人天使。ルネッサンス期の絵画に近付いて見えます。
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洗礼者ヨハネかと思ったら、キリストを背負って川を渡ったと言われる聖クリストフォロスだそうです。
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壁画は、かつては床すれすれまでびっしり描かれ、壁面全てを覆っていたようです。
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ありとあらゆる意外な場所に壁画が残っており、隈なく観察しなければなりません。
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南側廊と礼拝堂の間のアーチ上には、ケルトっぽい文様が。
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そのアーチの下にも聖人像。
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やっぱりこの教会にも、不思議な壁の窪みがあります。今は、子供達の遊戯スペースになっていますが。
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その上の梁部分にも天使の壁画。スペースを生かした構図の、中々躍動感のある絵です。
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壁画の次に特筆すべきこの教会の特徴は、「hagioscope ハギオスコープ」と呼ばれる、内陣から南側廊へ続く長~い壁のトンネル。「ハギオスコープ」は、日本語では「祭壇遥拝窓」と訳されますが(益々訳分かんないですよね…)、内陣が見えにくい側廊や翼廊等からでも、礼拝中に祭壇が見えるよう設けられた壁の覗き穴だそうです。ここのは2.7mと異様に長く、本当に祭壇が見えるのに役立つかは謎です。
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クリスマス時期じゃなかったけど、ハギオスコープの前にはニット製のnativity(キリスト降誕のシーン)が。手編みの毛糸のnativity人形は、イギリスでは一般的だそうです。
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ハギオスコープの上部が、丁度鐘楼部分になっています。このワイヤーは、鐘を鳴らす為の装置。
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東側の内陣と礼拝堂には、壁画はほとんど残っていません。
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祭壇の、この教会唯一のステンドグラス。
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期待した通り、小さいながら非常に見所の多い教会でした。もし興味を持たれたら、是非ハードハム村の聖ボトルフ教会と両方御覧になることをお勧めします。





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by piyoyonyon | 2017-04-24 15:30 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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