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ルイスでアンティーク・モール巡り アクセサリー編  

ルイスでのアンティーク・モール巡り、義妹への誕生日プレゼントは、ビンテージ・ジュエリーも候補に考えていたので、今回はアクセサリー類も割と隈なくチェックしました。
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ボーン・チャイナの花のブローチは、イギリスならでは。生憎壊れ易く、状態が完璧な物は中々ありません。
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アール・デコ時代の、チェコ製に違いないフィリグリーのブローチ。どちらも中央のラインストーンがオーブン・バックなので、透明感が綺麗。
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結構古い時代の製品らしい、現代物よりずっと凝った細工の、イタリアのマイクロ・モザイクのブローチ。
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ビンテージのバックルの中に、ルーサイトのインタリオも混じっています。
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ルーサイトのインタリオのブローチばかりを集めたコーナー。これ全部欲しくなる~(笑)。一個12ポンドで、ロンドンのアンティーク・マーケットよりは安目かな。
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ルーサイトのインタリオには、リングも存在します。左は、インタリオではなくドライフラワー入り。
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ベークライトのバングルは、やはり軒並み高価。変色して、良い色に育っています。
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これはネックレス? ベネツィアン・ガラスっぽい可愛い花です。
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バッグの写真は、今回少なめ。中国製の刺繍らしきバッグも、多くイギリスで出回っていたようです。
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これはチャリティショップで見掛けましたが、私の持っているアール・デコ時代のフランス製のクラッチ・バッグ(ポーチ、パース)の色違い。やたら、マチいっぱいに膨らんでいますね…。

   


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by piyoyonyon | 2017-05-15 15:35 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ルイスでアンティーク・モール巡り 玩具編

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昨年末ルイスのアンティーク・モール巡りで見掛けて、良いなと思った古物の写真をだらだらと御紹介している内に、再びルイスへ行く機会がありました。アンティーク・モールと言うと、どれもバカスカ飛ぶように売れる商品はない訳で、一ヶ月位後ではさすがに余り変わり映えしませんが、前回はクリスマス時期で品揃えが多少特別だった事もあり、2、3ヶ月経つと、また色々新しい(古いけど)商品に出会え、懲りもせず再び写真を沢山撮って来ました。今回は、ビンテージ玩具を中心に御紹介します。
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右は、チェコのパペット・アニメにもなった小説のキャラクター「善良な兵士シュヴェイク」の人形。1930年代のドイツ製で、ゼンマイで歩く仕組みだそうです。左は、1950年代の自転車乗りクマ。やはりイギリスのテディベアは、何故か黄色い毛皮が多いようです。
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左から二番目のフェルト製の人形は、有名なレンチ人形かと思ったら、単なるレンチ風だそうです。同じくイタリア製。中央の動物二体は、シュタイフ社製のよう。左端のピエロのロリポリが、やはり怖い…。
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昔の木製のドール・ハウス。余り細かくなく素朴なところが、返って可愛い。
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今回一番気に入ったのは、このままごとのお掃除セット。木製の観音開きの戸棚の中に、モップやバケツや洗剤が入っています。バケツは、何故かスーパーマン柄。
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そのすぐ側にあった、ままごと用ブリキの調理台…は可愛いんですけど、ヒヨコ(多分鴨の雛)の剥製を何とかしてくれい(涙)。素手でどかして撮影する勇気は、私にはありませんでした。
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表紙の印刷が良い味出している、「親指姫」の絵本。中の挿絵も、まあまあの可愛さ。
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この日本の昔のファンシー崩れなイラストの表紙の絵本は…、
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中は、楽譜になっています。電子音ではない玩具のピアノ付きってのが、有りそうでないかも。
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確か今でも復刻版が売られている、子供用ニット編み機セット。日本で「リリヤーン」と呼ばれている物ですな。イギリスのは、こんな風に人形になっていることが多いようです。しかし何故寄りに寄って、こんな迫力のブスい人形?(笑)。しかも腕組みして、何気にエラソー。名前は「ナンシー」だそうです。
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玩具の箱に見えますが、中には車柄のショット・グラスが入っています。恐らく1950年代の物。
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こちらは、多分ギフト・ボックス。黒地に古風な花柄が、中々素敵。
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前回は、ビンテージ・ボーブルを沢山売っていたストール。普段は、昔の印刷物を中心に扱っているようです。中には、結構可愛いビンテージ・カードもありました。
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どう見ても、日本の昔の鬘人形セット。人形はちょっと怖いけど(失礼)、全体的に凄く丁寧で細かい造りです。元は専用の木箱も付いていたはずで、明治時代にせっせと輸出されていたようです。
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中々リアルな、ブリキ製のタイプライターのおもちゃ。キーは打てませんが、中央にダイモみたいなダイアルが付いていて、実際印字出来る仕組みのようです。
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玩具ではありませんが、ブリキ繋がりで、多分1960~70年代のブリキ製のお皿の時計。 
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最後に、やはりブリキ関係で、圧倒される数の古い缶のコレクション。
   




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by piyoyonyon | 2017-05-01 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

再びプルボローのアンティーク・モールへ

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ウェスト・チルティントン村の壁画教会へ行った帰り、ここまで来たら近いからと、またもやPulborough プルボローのアンティーク・モール「The Corn Store」へ立ち寄ることにしました。もしかしたら店名の由来は、昔の穀物取引所の建物だからかもしれません。
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我々の一番のお目当ては、やはりウラン・ガラス。
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裸の女のフィギュアが付いた、アール・デコの典型的な大きな花器が、まずウラン・ガラスでした。
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前回P太が、プリムローズ色のウラン・ガラスのクリーマー&ボウルを買ったストールで見掛けた、同じシリーズと思えるクリーマー。でもこの脚が、何だか殺せんせーの足(って言うか触手の先)みたいでヌルフフフ。
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ウランの含有量が比較的高い為、ブラック・ライトを当てると、日中でもばっちり光ります。
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ウラン・ガラスではありませんが、大人気のルネ・ラリックの大きな美しいボウル。上にたまたま乗っているブローチも、今気付いたけど中々素敵。
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色付きガラスのオープン・ソルトのコレクション。ウラン・ガラスは一つもありませんでしたが、もしあったとしても、形自体は平凡なのに、値段は9ポンドと高かった。もっとも売り主は、昔の卓上塩入れとは気付かず、キャンドル・ホルダーだと信じているようです。
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この一見地味~な婆臭いネックレスは…、
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実はウラン・ガラスです。アール・デコ期のネックレスのようです。
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ニードル・ポイントのシート張りの椅子。鮮やかなオペラ・ピンクが、ニードル・ポイントとしては中々個性的。
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本体に付いた花模様が可愛い、古いシンガー社のミシン。
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続いて、二階へ向かいます。
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二階は、布物やアクセサリー雑貨等の、女性的な商品が一層多い品揃えとなっています。
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ビンテージ・ドレスのコーナー。
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魅力的なビンテージ布が揃っています。左のバスケットの中は、三点ともハーフ・タイプのエプロンです。
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ビンテージ・バッグも。
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こちらは、バッグと言うより、デコ期のビーズのパーティー・ポーチ。
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同じくデコ期のポーチ。ガラス製のコスメ(ドレッシング・テーブル)・セットは、本当にあちこちで見掛けます。
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持ち手が木製の中国人人形になっている、中国製の子供用の雨傘。
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開くと、こんな感じになります。
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イギリスの古クマとしては結構見掛けるタイプの、やたら黄色いテディベア。
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ここは、前回私がスウェーデン製のクリスマスの壁掛けを買ったストール。
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ビニール袋が光って分かりにくいと思いますが、昔のプラスティック製の人形用花屋さんごっこセットです。丁度リカちゃんサイズ位で、レトロで可愛い。
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ビンテージ・ジュエリーも、概ね悪くない品揃えでした。
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幹線道路沿いの便利な立地で、ティー・ルームも併設されているので、かなり人気の店のようです。我々が去る頃には、川向こうの予備の駐車場さえ満杯になっていました。それでも、通路を塞いでまで無理矢理強引に駐車する客(マナー悪いなあ)まで居ました。
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おまけ。川辺には、白鳥が数羽居ました。
 




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by piyoyonyon | 2017-04-27 15:33 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

もう一つの中世の壁画教会

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ネットで何かを調べている内に、英国最古級の壁画を持つHardham ハードハム村のサクソン教会の近くに、同じ位古い壁画を持つ教会が、もう一つ存在する事を偶然知りました。居ても立ってもいられないくなり(忍耐ない)、早速連れて行って貰うことにしました。
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その教会は、「West Chiltington ウェスト・チルティントン」と言う村にあり、ハードハムの西4~5km位に所在します。うちからはそう遠くありませんが、幹線道路がB(県道クラス)道さえ一つも通っていない村の為、今まで一度も通過した事がないどころか、名前を聞いた事すらありませんでした。想像した通り、不便な場所の為に返って現代の開発から間逃れた、昔らしい雰囲気が良く残る村に見えます。この辺りは、「ウィ-ルド(丘陵森林地帯)の手付かずの様子を一番残す場所」とも表現されるそうです。
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教会の正式名は、「St. Mary Church 聖マリア教会」と言います。
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南側から眺めたところ。緑の丘(って言っても墓地ですけど)の頂上に立つ、いかにも牧歌的な可愛い教会に見えますが、情報がなければ、そんな特殊な内部を持つ教会とは全く気付かず、外観は在り来たりな村の教会にしか見えません。
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建立は1088年ですが、それ以前のサクソン時代にも、確証はないものの、多分同じ場所に教会が立っていたのではないかと伝えられています。サセックスでも三番目に古い教会建築で、イングリッシュ・ヘイリテイジに寄り、歴史的建造物第一級に指定されています。
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西側に、教会付属としては結構広い墓地があります。やっぱり沢山の墓石が倒れているっスね…。
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こちらの平面でシンプルな墓石は、現代のイギリスの最も一般的なスタイル。火葬後に散骨(と言うより散灰)する為、その下に遺体や遺灰は埋葬されていないから、正確には墓石ではなく記念碑だそうです。
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尖塔かつ鐘楼は木造。
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教会の手前には、「stocks 足枷」と「whipping post 鞭打ち柱」と呼ばれる昔の刑具が。足枷は、この板の穴に罪人の両脚を固定して(定員二名)一定期間晒し者にし、その間見物人は、好きなだけ腐った果物や野菜を罪人に投げ付けて良いと言う晒し台です。もう一つの鞭打ち柱では、文字通りここに罪人を縛り付け、鞭打ち刑にしました。どちらも17世紀の物で、イギリスの大抵の村に存在したようです。
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教会の内部は、身廊=北西、内陣=北東、南側廊=南西、そして礼拝堂=南東と、概ね四つのブロックに分かれています。
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礼拝堂だけが14世紀の増築で、後はほとんど12世紀(11世紀のオリジナルではない)の建造物です。
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まず、ハードハムの教会の内部より、窓が大きく取られて陽が燦燦と差し込んで明るく、壁画が寄りはっきり残って見えるのが印象的でした。
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壁画の彩色は、今では褪せてほぼ赤系のみに見えますが、制作当時は、恐らく色の氾濫のように華やかだったであろうと言われています。もしかしたら正教会のようだったのかも、と想像します。
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身廊の北側の壁には、「Annunciation 受胎告知」の場面。教会自体の起源は、ハードハムのサクソン教会より遅くノルマン時代ですが、内部の壁画は、ハードハムと同じく12世紀に制作されたと言われています。保存状態が良いのは、やはり長年漆喰の下に塗り込められていたからだそうです。
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身廊と南側廊の間のアーチ上には「Calvary カルヴァリー」、すなわち処刑場ゴルゴタの丘へ向かうキリスト受難の場面。
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左から右へ向かって物語が進み、これらは最後の三つの場面で、中央はキリストの磔刑、右端は良く見えませんが、埋葬か復活を描いているのではないかと思います。
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アーチの下にも、それぞれ異なる文様が描かれています。
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一箇所に二種類の文様が交わって見えるのは、後の時代に下地を塗って上描きした、つまり時代の異なる文様が二重になっているからのようです。
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アーチを支える柱頭の装飾も、それぞれ異なっていて興味深いのです。
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壁画は12世紀に制作され始めましたが、二百年掛けて14世紀に完成したと言われています。そのせいか、幾つかの後期らしき絵は、明らかに画力的に進化して見えます。この「車輪の上のキリスト像」もそうで、デッサン力が確実に向上しています。
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例えばこちらは、初期の制作と思われる壁画。
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こちらは後期らしい、内陣近くの楽人天使。ルネッサンス期の絵画に近付いて見えます。
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洗礼者ヨハネかと思ったら、キリストを背負って川を渡ったと言われる聖クリストフォロスだそうです。
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壁画は、かつては床すれすれまでびっしり描かれ、壁面全てを覆っていたようです。
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ありとあらゆる意外な場所に壁画が残っており、隈なく観察しなければなりません。
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南側廊と礼拝堂の間のアーチ上には、ケルトっぽい文様が。
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そのアーチの下にも聖人像。
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やっぱりこの教会にも、不思議な壁の窪みがあります。今は、子供達の遊戯スペースになっていますが。
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その上の梁部分にも天使の壁画。スペースを生かした構図の、中々躍動感のある絵です。
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壁画の次に特筆すべきこの教会の特徴は、「hagioscope ハギオスコープ」と呼ばれる、内陣から南側廊へ続く長~い壁のトンネル。「ハギオスコープ」は、日本語では「祭壇遥拝窓」と訳されますが(益々訳分かんないですよね…)、内陣が見えにくい側廊や翼廊等からでも、礼拝中に祭壇が見えるよう設けられた壁の覗き穴だそうです。ここのは2.7mと異様に長く、本当に祭壇が見えるのに役立つかは謎です。
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クリスマス時期じゃなかったけど、ハギオスコープの前にはニット製のnativity(キリスト降誕のシーン)が。手編みの毛糸のnativity人形は、イギリスでは一般的だそうです。
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ハギオスコープの上部が、丁度鐘楼部分になっています。このワイヤーは、鐘を鳴らす為の装置。
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東側の内陣と礼拝堂には、壁画はほとんど残っていません。
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祭壇の、この教会唯一のステンドグラス。
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期待した通り、小さいながら非常に見所の多い教会でした。もし興味を持たれたら、是非ハードハム村の聖ボトルフ教会と両方御覧になることをお勧めします。





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by piyoyonyon | 2017-04-24 15:30 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ターディス発見!

結婚記念日に訪れたライで、町の中心から駐車場へ戻る時、警察署の脇を通ったら、警察署の駐車場に、こんな物がありました。
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公衆電話ボックスよりは、一~二周り位大きな青い四角い小屋。これは何かと言いますと、かつてはイギリス中にあったと言われる「ポリス・ボックス」であります。本来、中には警察に直接通報出来る受話器が設置されていて、つまり警察専門の電話ボックスでした。交番の存在しないイギリスでは、代わりに街のあちこちにこれを設置していたそうです。巡回中の警察官も署に連絡する為に使用したし、一般人も通報出来たようです。本当に電話だけのタイプもあったそうですが、この1.2m四方の小屋状のは、内部には机と椅子と照明と暖房機位は配置され、街灯として役立ったり、鍵が掛かるので、現行犯で逮捕した犯人を一時留置する為に使用された場合もあるとか。日本の派出所や駐在所の機能には及びませんが、携帯電話など当然無く、一般の公衆電話にはしばしば行列が出来ていたであろう当時、十分役に立っていたようで、とにかくイギリスでは御馴染みの存在でした。そこで、1960年代にスタートした国民的SFテレビ・ドラマ「Doctor Who ドクター・フー」では(SFが国民的人気ドラマってのが改めて凄いけど)、主人公ドクターの操縦するタイム・マシン兼宇宙船「TARDIS ターディス」の入り口は、このポリス・ボックスになっていて、街の何処に移動して立っていても誰も不審がらない、と言う設定でした。
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ところが、ポリス・ボックス自体がすっかり絶滅した現在、最早これはターディス(の入り口)にしか見えません! 若い世代はこぞってそう言うでしょうし、ガイジンの私も初めて実物を目にしました。60年代後半には姿を消したらしいから、P太も見た覚えはないそうです。オリジナルの古い物ではなく、イベントか何か用に新たに作られたように見えますが、とにかくBBCのスタジオか「ドクター・フー」のテーマ・パーク以外で、ポリス・ボックスにお目に掛かる機会があるとは、全く思っていませんでした。
  




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by piyoyonyon | 2017-04-22 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(4)

結婚記念日にライ 2

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今年の結婚記念日に訪れたのは、イースト・サセックス州の中世の雰囲気を色濃く残す人気の町Rye ライ。昼食を取った後、アンティーク屋(と言うかジャンク屋)巡りをしています。
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唯一現存している城門を通って、旧市街地(かつての市街壁内部)に入ります。
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城門のすぐ脇のお店。良く見ると、結構趣味の悪い物を売っています(笑)。
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真っ平らな土地の中で、ライは島のように盛り上がった高台の上に築かれています。
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かつては実際海に囲まれていたようで、「Cinque Port シンク・ポート」と呼ばれる、中世の最も重要な港の一つでした。
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イギリスでは珍しくなって来ている石畳も、ライの旧市街地には多く残ります。
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ただし、フリントと言う漬物石のように丸い石が並べてあり、幾ら足裏マッサージに良いと自分に言い聞かせても、半端ない歩き辛さです。
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そんな石畳の通りの中でも、町のアイコン的な老舗ホテル「Mermaid Inn 人魚亭」のある、特に観光客率の高い「Mermaid Street 人魚通り」。
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中世の町並みらしさの決め手は、やはり重厚な木組みの家。
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これが人魚亭です。かつては、密輸入者や密入国者のアジトだったと言われています。
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一方「The Mint」と言う通りに在る、人魚亭と共に密輸入犯罪集団の根城だったらしい「Bell Inn」。どちらも内部には、逃走する為の秘密の地下道もあったとか。
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この教会近くの家の煙突は、にょろんと曲がっています。
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丘の一番高い部分に、教区教会「St. Mary Church セイント・メアリー教会があります。
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ノルマン時代に起源を持つ歴史の古い教会ですが、この教会で思い出すのは、以前内部で聖歌隊?の子供達が、忘れ難い程強烈に下手な合唱を練習していたこと。しかも、曲目は何故かABBAの「マネーマネーマネー」! …お布施しろってことか?
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教会の周囲には、古い建物が集まっていて特に良い雰囲気です。
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結局回る場所は、毎回同じ(笑)。旧市街地の南東端には、13世紀にフランスに対して築かれた要塞「Ypres Tower イプレス塔」が残っています。
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元々は、市街壁の一部だったとか。牢獄だったり、一般住居だった事もあるそうです。今は内部は、資料館になっています。
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塔の手前は、かつての砲台で、今は「大砲公園」になっています。
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南西の低地には、チューダー時代の要塞「Camber Castle カンバー城」が見えます。
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やっぱりライは、結婚記念日や誕生日等、何かお祝い事に訪れるのに相応しい町です。勿論そういう町は、何でもない日に訪れても十分素敵です。でもやはり、快晴の日に訪れるのが正解みたい。小さな町なので、アンティーク屋巡りや食事かお茶の時間を入れても、3~4時間あれば、ゆっくり一周することが出来ます。
  




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by piyoyonyon | 2017-04-19 15:23 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

結婚記念日にライ 1

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今年の結婚記念日は、丁度週末でしかも快晴だったので、人気の可愛い城下町Rye ライに行って来ました。いつもならこの町へは、私の誕生日に訪れますが、その日&その週末は天気がイマイチだったので、天候に関係なく楽しめそうな別な目的地を選びました。結局快晴の週末はこの日まで来なかったから、先に誕生日の小旅行を済ませておいて正解でした。さもないと、記念日旅行の予定がどんどん立て込んで、結局「兼用」になってしまう恐れがありますから。
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丁度お昼頃に到着して、真っ先にお気に入りのパブ「Ship Inn」へ直行。今回はシーフードではなく、二人ともハンバーガーを選びました。極在り来たりなパブ・メニューですが、このハンバーグの美味しいのなんのって。挽肉ではなく、良質なステーキ用のビーフを刻んである感じで、尚且つスパイス等の味付けが絶妙です。バーガーには、チーズ、炒めた玉ネギ、レタス、トマト、照り焼きのようなソースが挟まっていました。バンズも、イギリスのバーガーには珍しく美味しい。付け合せは、ホーローのマグに入ったフレンチ・フライ。ところでこのパブ、犬連れ客がどんどん入って来て、我々の隣のテーブルの客も、スパニッシュ・ウォータードッグを連れていました。可愛い御行儀の良いわんこでしたが、…やはり時折強烈に犬臭が漂って来ました(笑)。
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腹ごしらえをした後は、これまたいつも通り、パブのすぐ隣の「Strand Quay ストランド・キイ」と言う昔の倉庫街へ。
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ここは、現在アンティーク街になっています。
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ペンキ屋兼アンティーク屋等、店によって幾つか特色があります。
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多分、ここで唯一本格的なアンティーク・モール形式になっているお店。
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ロシアのマトリョーシカも、日本のこけしも一緒くた。
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エルツの木の玩具っぽい木製人形が付いたライト・スタンド。
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しかし、ここはモールにしては全体的に割安感が無く、しかも現代の中国の趣味の悪い装飾品ばかりを売るストールとか(一体誰がここで買うんだ…)、余り品揃えが良くありません。基本的に、ストールの契約者が何を売っても良いことになっていると思いますが、余りアンティークに関係ないアイテムの割合が高くなると、店の魅力が落ち、客が遠のくのではと思います。
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このストランド・キイで最もセンスの良い、ビンテージのキッチンウェアを中心に売る「Jane Wicks Kitchenalia ジェーン・ウィックス・キッチナリア」と言うお店。
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昔の食器、調理器具類は勿論、古い料理本、テーブル・クロスやエプロン等の布物など、ヨダレ・クラスの可愛いアイテムがいっぱい。
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60~70年代には、やはりオレンジ色が多いみたい。
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続いて、アンティーク屋やアンティーク屋風チャリティショップが並ぶ、「Wish Ward」から「Cinque Ports Street」を歩きます。この通りに、ライ・ポッタリーのお店が出来ていました。元からここに工房はあったように思いますが、ギャラリー兼店舗に改装されているのを見るのは初めてです。
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北欧風の食器やカンタベリー物語を題材にしたフィギュリンなど、中々素敵な作品が並びます。
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カスタム・メイドで、ライの町で多く見掛ける表札(番地プレート)や、誕生日等の記念プレートも作成するようです。
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でも、一つ一つ総手作業なだけに、お値段は高め。直径10cm程のピン・トレイ(小皿)で、30ポンド位します。私がフリマで番地プレートを50ペンスで手に入れられたのは、本当にラッキーでした。
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このお店は、小さいながらモール形式なのかな? アクセサリー等女性的なアイテム中心で、値段は概ねお手頃です。残念ながら、この向かいの非常にハイセンスなビンテージ・ドレス&ジュエリー屋さんは、無くなってファンシー・ドレス(コスプレ)屋に代わっていました。
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「年中クリスマス屋」なんてのも、新たに出現していました。
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途中で買った物を車に預けに、一度駐車場へ戻りました。ライで利用するのは、いつもこの「Rope Walk Arcade」脇の駐車場。一日1.5ポンドと、ライの他の駐車場と比べても破格の安さです。しかも一日券しか発券しない為、運が良ければ、去り行く車から、不要になった駐車券を手渡して貰えることも。しかし人気の為、満車の場合も良くあります。
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「Rope Walk Arcade」の中には、正直言って貧乏臭いと言うか胡散臭いと言うか、やる気があるようには余り感じられない店舗が入っています。特に怪しげなのが、このセカンドハンド(ジャンク)屋。店内は常に足の踏み場もない位混沌としており、今回店主が居るのを初めて見ました。彼の話では、「今日は大きな家具が売れちゃったから、店がごちゃごちゃなんだ。…いや、いつもこんな風なんだけどね(笑)」 ええ、知ってますとも。でも、この写真中央の、多分アール・デコ時代のガラス・キャビネットは、結構素敵。
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この駐車場の隣に「First Class Junk Shop 高級ジャンク店」があります。ここはガラスが専門なので、さすがに魅力的なウラン・ガラスが揃っていました。他のガラス器にも、素敵な物が揃っています。この窓辺に吊るされたオーナメントは、北欧ガラスでしょうか。でもお値段は、全体的に高め。 値段も品揃えも十分アンティークなんだから、普通にアンティーク屋と名乗れば良いのに。
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元浄水所の建物を利用したビンテージ(ジャンク)屋。
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裏にも店舗の続きがあるのを、今回初めて知りました。何だかマッド・マックス、または北斗の拳の雑魚キャラみたいなマネキンが。この印象的な彼と、記念撮影する観光客も居ました(笑)。
  




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by piyoyonyon | 2017-04-18 15:34 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

森の中のワース教会

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イギリスで貴重なサクソン教会の多くは、今は時代に取り残されたような意外な場所にあります。この「Worth Church ワース教会」もそんな一つで、ガトウィック空港の南のCrawley クローリーと言う町の外れの普通の住宅街に、結構いきなり現れます。
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教会の入り口には、日本の寺院の山門のような門があります。
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そして教会は、墓地、更に林に囲まれています。この林は、かつては「St. Leonards Forest 聖レオナルドの森」の一部だったと思われます。長閑で平穏そのものの場所に見えますが、今や周囲はすっかり住宅地に開発され、また空港や高速道路も近い為、実際には静かとは言い難いロケーションです。
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ここは元々は「ワース村」でしたが、今はクローリーに吸収合併されています。クローリーは戦後発展した味気ない新興の町なのに対し、ワース自体は歴史が古く、今でも結構瀟洒なお屋敷街で、住民は誇りが高いらしく、クローリーとは別個に「ワース」と名乗ることを好むようです。
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正式名称を、「St. Nicolas’ Church 聖ニコラス教会」と言います。「サクソン教会」または「アングロ・サクソン教会」と呼ばれる物は、起源をアングロ・サクソン時代(5世紀から1066年のノルマン征服まで)に持つだけで、実際には建物の大部分は後世に改増築された場合が多く、サクソン時代の建造物を多く残す本当のサクソン教会は、イギリス中に20~30しか残っていないようです。その点この教会は、非常に貴重な真のサクソン教会で、ウィキの「イギリスで最も古い建物のリスト」にも掲載され、国内の現役で使い続けられている教会としては11番目に古く、恐らく東西両セックス州の現存する教区教会としては最古、南東部全体でも最も古い教会の一つと考えられます。
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教会は、紀元950年に建てられたと言われています。その後のノルマン時代に、ウィリアム征服王の娘婿William de Warenneにこの地一帯が与えられて以来、代々彼の一族の庇護を受けて発展したようです。
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この窓は、典型的なサクソン様式。身廊の天井に近い上部にあるのは、珍しいそうです。
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この北側の塔と、反対側の南側の木製ポーチのみは、19世紀に建てられた比較的新しい建築物です。
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12月だったのに、墓地では寒桜か何かが咲いていました。
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一昔前のイギリス人は、墓石を安定良く立てる習慣、または技術がなかったらしく、古い墓石の多くは大きく傾いていて、イギリスの墓地は概ねゾンビ映画の撮影が出来そうな荒れた状態に見えます。フィンランド人の義母に言わせると、イギリスの墓地の無整頓ぶりは見苦しいそうです。墓地不足なのは日本同様ですが、御覧の通り一区画の境界線すらない場合がほとんどで、土地を無駄に使っているような気がします。墓地の中には、時折ケルト十字型も見掛けます。先祖がケルト系(スコットランド人、ウェールズ人、アイルランド人、コーンウォール人等)だからなのかは分かりません。
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こちらの木の周りは、死産した子供達の墓標を集めた場所。ここ10年以内の物ばかりで、今でも死産は多いのだなと思いました。
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中に入ってみましょう。綺麗に明るく改装されていて、一見そんなに歴史の古い教会とは気付けません。奥の内陣手前のアーチは、現存するサクソン時代の教会のアーチとしては、国内最大級の物。
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村の教会としては相当立派な、パイプ・オルガンもあります。元は、身廊北側の壁に設置されて、もっとパイプが長かったそうです。
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この非常に背の高い狭いアーチは、身廊の両側に付いていて、元は全て外側に開いていたそうです。用途は今だはっきりせず、一説に寄ると、もしかしたら馬に乗ったまま教会に礼拝し、そのまま反対側から出て行く為の出入り口だったんじゃないかと(…そんなの失敬じゃないのか?)。
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サクソンやノルマンの教会建築は、何故か壁に不可解な窪みの開いていることが多く、元々は十字架等を祭る祠だったのかも知れませんが、今は教会側や信者に寄って、大抵ディスプレイ・スペースになっています。
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13世紀の石製の洗礼盤。実は、それぞれ側面の彫刻のデザインが異なります。
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内陣・祭壇部分。クリスマス時期だったので、ツリーが飾られていました。
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極力小さく取られた窓が、ゴシック以前の教会建築の特徴を伝えています。1870年に火災に遭った為、木製の天井はヴィクトリア時代に葺き替えられました。
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クリスマス時期だったから、nativity=キリスト降誕の場面を描いたミニチュア・モデルも展示されていました。これは陶器製のようです。
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南礼拝堂には、大変古めかしいチェストが。念の為、棺桶ではありません。17世紀初頭の物で、当時大変貴重だった紅茶葉を保管しておく為のチェストだったと言われています。
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その横にも、アンティークのチェスト。上に積み上げられた、中途半端に古臭いスーツ・ケースのほうが気になります(笑)。
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北礼拝堂の窓のステンドグラスは、この教会で最古の物(12世紀)。
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身廊南側のステンドグラス。
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こちらの内陣南側のステンドグラスは、キリスト教の三元徳の内、「信仰」とそれを象徴する十字架、「希望」とそれを象徴する碇、の二つを描いた物。残り一つの「慈愛」は、何故かナシ。
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贅を尽くして権威を誇った有名な大聖堂も勿論面白いけれど、海外の旅行ガイドブックには決して紹介されないような、実際訪れてみない限り興味すら沸かない、小さく地味な古い教会の特徴や歴史も、やはり非常に面白いと感じました。今後も機会がある限り、サクソン教会を訪れてみたいと思います。
 



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by piyoyonyon | 2017-03-31 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

春のナイマンズ散歩

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先週末、曇天で風が強くて天気はイマイチでしたが、とにかく運動せねば!と言うことで、ナショナルトラストの「Nymans ナイマンズ庭園」にちょっくら行って来ました。今年は植物の成長がとても早く、例年は4、5月に咲く植物でも、既に多くが花開いています。近所の木蓮が満開なので、きっとナイマンズの木蓮も、今頃咲き始めているだろうと気付いたからなのもあります。
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天気は今一どころか、時折霧雨が降っていましたが、駐車場は既に満杯の人気ぶり。ロンドンからアクセス抜群なのが、いつも混んでいる理由の一つです。入り口前の花壇にも、水仙が見事に咲き揃っていました。
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何かのサインなのか、こんなウェリーズ(ゴム長靴)に植物を植えたものが、あちこちに置かれていました。古い長靴を鉢植え代わりに使うのは、イギリスでは定番のアイディア。
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この時期の見所は、まずヘレボラス。
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12月に咲く「クリスマス・ローズ」ではなく、「レンテン・ローズ」のほうです。
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八重のヘレボラスは、華やかで見応えがあります。
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ヘレボラスとラングワート(別名ベツレヘム・セージ)の組み合わせ。
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それから石楠花。イギリスの石楠花は、概ね日本人が驚く程樹木が大きく、花弁も大きいのです。
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見事にボール状に花が集まった石楠花。
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石楠花と水仙。
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そして、期待した通り木蓮(及びコブシの仲間)。
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木蓮も、イギリスのには驚く程大きな花弁の種類があります。
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でも木蓮は、やはり青空を背景にしたほうが絵になりますねえ…。
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背が高過ぎて写真に納まり切れない木蓮が多い中、この木は手頃な大きさで、人気ナンバーワンでした。
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人が居ない時の撮影を狙っていましたが、ひっきりなしに人が集まって来ます。それにしても、今はカメラを持っている人が少ないと、改めて実感しました。皆スマホで撮影しています。
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椿はこの時期終わりかけですが、まだ賑やかに咲いている木も沢山ありました。
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やはり八重の椿は、バラに負けない華やかさ。
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葉が艶やかで濃い緑色なのも、花を際立てています。
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木蓮、椿、石楠花の組み合わせ。全て、酸性土壌を好む樹木です。
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桜も、種類に寄っては満開でした。
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この桜のこんもり具合は、日本のソメイヨノシを思い出させます。
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一方、夏と秋には見事なボーダー花壇は、この時期何も植えられていない寂しい状態。
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ヘザー(エリカ、ヒース)も、寒い季節が見頃です。
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生憎ヘザーが植えられているロック・ガーデンは、冬季の長雨で岩が脆くなっているのか、大部分が立ち入り禁止でした。
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ピンクと白のヘザー、オレンジ色のサンゴミズキ、濃い緑色の針葉樹と、目を奪われるコントラスト。
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春の球根植物では、まず水仙が真っ盛りでした。
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私の庭ではチューリップが咲き始めていますが、ここでは未だでした。うちとそう離れていませんが、農村部なので気温が少し低いのです。
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ミニ・シクラメンは、夏を除いてほぼ通年咲いているような。
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水仙の合間に、バイモが咲いています。
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この牧場脇の並木道沿いには、特に水仙が見事。
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天気は悪いけど、視界は割と良い日で、遠くまで見渡せました。
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ここは一番在り来たりな黄色いラッパ水仙ばかりですが、これだけ群生すると、やはり見応えがあります。
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クロッカスは終盤ですが、クロッカスの紫&藤色と水仙の黄色の組み合わせは、何度見ても飽きません。
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残念な天気の未だ肌寒い日でしたが、思いの他沢山の花を楽しめ、やっぱり来て良かったと思える、春の訪れを確実に感じたナイマンズでの散歩です。
  



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by piyoyonyon | 2017-03-21 15:35 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

パラグライダーの聖地デヴィルズ・ダイク

愛猫トラちゃんを亡くして以来、おまけにこの暗い憂鬱な季節なこともあり、まるで春がもう二度と来ないように気分が沈没しています。精神の健康を保つ為には、この冬はいつもより数倍積極的に、日光を浴びなきゃ駄目だ~(おたけび)と実感しました。どうせ出掛けるのなら、日光浴も出来て、更に眺望の良い場所が、一層気分が晴れそうに思いました。それで快晴の週末、ブライトン近くの小高い丘、「Devil’s Dyke デヴィルズ・ダイク」を訪れることにしました。
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ここへは、いつもなら手っ取り早く、国道クラスのA23号線を経て東側から行きますが、今回は西側の田舎道から、のんびり向かうことにしました。
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中央の丘は、鉄器時代の要塞跡で、ブライトンからも近く、見晴らし抜群の為、地元民、観光客、サイクリスト、モーター・サイクリスト、またバラグライダー愛好者に人気です。この丘と左の丘にある谷間が、イギリス最大の乾いた谷(川が流れていない)と言われる「デヴィルズ・ダイク」。「ダイク」は「ditch」の古風な言葉で、主に土木工事に寄る「溝」を意味します。でも今は、この丘一帯をデヴィルズ・ダイクと呼ぶようです。
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今日も頂上には、パラグライダーがいっぱい。
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と思ったら、パラグライダーの幾つかが、目の前の牧草地に着地しました。その中の一人の青年が、これから歩いて再び頂上に向かうと、仲間と話しているのを聞き付け、P太が「丁度車で頂上に向かうところだから、良かったら乗って行くかい?」と、いきなり声を掛けて誘いました。青年は大喜び。パラグライダーを担いで歩い丘を登ったら、50分は掛かるらしいのに、たった5分で行けるのですから。
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P太が何故こんな親切心を出したかと言うと、パラグライダーに付いて生で色々聞きたいと言う、好奇心に他なりません。青年は今ロンドンに住んでいるけど、元々サセックスの出身で、ここへは毎週末のようにパラグライダーを楽しみに来るそうです。こんなイギリスの田園風景が大好きだから、と言っていました。
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頂上に到着。麓はまるで風のない日だったから、こんな日にパラを楽しめるのかと疑問に思っていましたが、南から海風が直撃する頂上は、常に物凄い風の強さ。青年は何度もお礼を言って、再び空に舞って行きました。一方私達は、日光摂取の為にも、しばし頂上を散策することにしました。
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実家近くの「仙台平」という山(あぶくま鍾乳洞の頂上)も、パラグライダーに人気なのですが、私が子供の頃は、ハンググライダーのほうが多かったように記憶しています。聞くところに寄ると、パラのほうが機材が手軽で初心者でも楽しめるからだとか。
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サウスダウンズの丘を、東から西に向かって眺めたところ。この日の視界はイマイチですが、一番奥の中央の丘の頂上に、もう一つの鉄器時代の要塞遺跡チャンクトン・ベリーの森も見えます。
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北側には、weald ウィールドと呼ばれる、なだらかな森林丘陵地帯が広がります。こんな快晴なのに、北の空の下方だけ暗く霞んで見えるのは…、マジでロンドンの大気汚染かも。
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東側の尾根上には、これまたDitchiling Beacon、Hollingbury、Wolstonbury等の要塞遺跡があります。イギリスの見晴らしの良い丘の上には、大抵古代の集落or要塞跡があったと思って良い感じですね…。
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頂上は草原になっていますが、ゴース(エニシダの一種)が所々に茂り、更に夏にはブラック・ベリーが大繁殖するようで、トゲトゲで歩きにくそう。この一帯はナショナルトラストで管理され、植物や昆虫の宝庫で自然豊かな場所として知られています。
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これは、北側の村フルキングから、かつて通じていた登山列車の跡のようです。一方南側には、昔は頂上近くまで鉄道が通じていましたが、どちらも自家用車が一般化する時代になると消えて行きました。
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要塞跡から、デヴィルズ・ダイクを見下ろします。確かに、長さ&深さ共にイギリス一の乾谷と言われている通り、中々迫力の大きさです。長さは約1マイル(1.6km)、深さは100mと言われています。
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その昔悪魔が、北側のウィールドに多い憎き教会を、南側の海の水を引いて水没させようと掘ったと言う伝説から、この名前が付きましたが、実際には1万4千年程前に、氷期末の川となった大量の雪解け水の浸食と、土壌流に寄って形成されたと言われています。しかし長い間、氷期の氷河谷と考えられていました。
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因みに、ケンブリッジシャーにも、同じ「デヴィルズ・ダイク」と言う名前の場所がありますが、そちらはアングロ・サクソン時代に建設された、本当に土木工事の溝だそうです。
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鉄器時代の要塞遺跡の近くだけあって、この谷の周辺にも、青銅器時代の古墳等、先史時代の遺跡が点在しています。いつかじっくり散策したいと思っていますが、太陽の位置の低い冬の間は、北向きの谷の為、常に日陰で底冷えしそうです。
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谷の端に見えるのは、「Sadlescombe サドルスコム」と呼ばれる中世から続く歴史的な集落。村全体が、ナショナルトラストで管理されています。
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谷底には、黒牛が何頭か放牧されていました。ハイカーの安全は大丈夫なのか??と心配しましたが(牛は気が立つと怖い)、ビビッて引き返す人も居れば、平気で真横を通過する人もいます。
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ヴィクトリア時代のデヴィルズ・ダイクには、英国初のケーブル・カーが掛かって谷を横断していました。右はその残骸を、後にコンクリートで固めたもののようです(当時はコンクリートが存在しなかったので)。昔の写真で見ると、単なるを空中に吊るしてあるような、極めて原始的なゴンドラで、かなり恐ろしそうでした。
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日照時間の極端に短いイギリスの冬で、あっと言う間に日は翳ってしまいましたが、日光浴は十分出来たことを祈ります。少なくとも、眺めの良い場所に行くのは、精神衛生上効果的なように感じました。「馬鹿と煙は高い所」を逆手に取って、気が滅入っている時には、高所で頭をカラッポにするのが一番かも知れません。
  




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by piyoyonyon | 2017-02-09 15:32 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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