タグ:サセックス ( 52 ) タグの人気記事

アーディングリーのアンティーク・フェア 2

a0208783_1921128.jpg
ウェスト・サセックス州のアーディングリーと言う村の、南イングランド・ショウ・グラウンドで開催されている、英国南部最大の「アンティーク&コレクタブルズ・フェア」に来ています。一時は雨が結構激しく降ったこともあり、屋内会場でかなり長く時間を過ごしましたが、屋外会場を回る頃には、丁度雨が止んでいました。
a0208783_1943750.jpg
ところが屋外が、想像した以上にとんでもなく広い! 歩いても歩いてもストールが続きます。
a0208783_1951087.jpg
屋外で販売されているのは、主に家具やガーデン用品等の大物ばかりかと思いきや、食器等の小物中心に売るストールも結構あります。
a0208783_19123974.jpg
そして、最初に訪れた建物の他にも、屋内会場が点在しているとは気が付きませんでした~。
a0208783_19433092.jpg
こんな雨の日には、屋外ストールは商売上がったりで絶対不利だから、きっと屋内の出店料のほうが高いんだろうなと、てっきり思っていました。しかし屋内出店者の話だと、晴れた日には、客は出来るだけ外を歩きたがり、屋内に中々寄り付かないので、その日は屋内にとってたまたま「当たり」だっただけだそうです。相当早い時期に出店を申し込まなくてはならないだろうから、開催日の天気は本当にバクチだと思います。
a0208783_1929293.jpg
元々農業展示会用の施設だから、場所に寄っては家畜の臭いのかなり強い場所も(笑)。
a0208783_19293232.jpg
布小物の専門店。フェア全体的に、プロの店ならではの品揃えと思える、昔の美しい手仕事の布物は、残念ながら余り見掛けなかったように思います。
a0208783_19164112.jpg
照明器具も人気。凄く美しいバカラ社製のランプシェードを、販売しているストールもありました。
a0208783_010384.jpg
ここのアンティーク・フェアは、比較的ドーヴァーに近いこともあり、「国際」アンティーク・フェアと謳っていて、実際ユーロで直接支払える、ユーロ歓迎のストールも結構あります。しかし当日は国民投票前日で、会場にまでEU離脱を促すポスターを貼っているストールや、客に離脱を熱心に訴える店主も見掛けました。EUから離脱すると、彼等の商売にも響くと思いますが、総じて骨董商には離脱派が多いと感じました。
a0208783_19234760.jpg
パヴィリオンと呼ばれる、もしかしたら競走馬等の品評用のギャラリーが付いた建物。この中にも、ストールが入っていました。
a0208783_19104877.jpg
以前このショウ・グラウンドで開催されたエコ・フェアに参加したことのあるP太が、ここの屋台の食べ物は高くて不味いからと言い(まあイギリスでは常識ですが)、その日はおにぎり持参で行きました。しかし雨が降っていて、やむを得ず屋内で立ったまま食べる情けなさ。食べ物屋台自体は沢山あり、中にはドイツ・ソーセージ屋も。焼きソーセージ、茹でソーセージの他、ベルリン名物カレー・ソーセージも売っています。
a0208783_19405964.jpg
家畜用らしいテントの中にも、ストールがそれぞれ入っています。
a0208783_19413077.jpg
好みの女性らしいセレクトのビンテージ小物を集めた店。
a0208783_198848.jpg
ビンテージ布の専門店。
a0208783_1985266.jpg
リバティ等の中々魅力的な端切れもありましたが、全体的に、何かを作ろうと言う気には全くなれない程値段が高い(涙)。
a0208783_19244819.jpg
パヴィリオンの裏側にも、小高い並木に沿ってストールが続いています。
a0208783_1964661.jpg
古い学校用?の椅子がズラリ。荷物を積んで来たらしい、奥の二連続きのトラックの大きさも圧巻!
a0208783_1992711.jpg
凄~く充実した手芸用品専門店で、古いボタンが色・素材別にケースにたっぷり詰まっていました。しかし既に店仕舞い中で、じっくり見る時間はまるでナシ。
a0208783_19113924.jpg
農業会場だから、あちこちにこんな可愛い動物モチーフの付いた門もあります。
a0208783_19184360.jpg
このアンティーク・フェアは、今まで何度も「Bargain Hunt バーゲン・ハント」と言うBBCの古物番組に登場していて、もしかしたらこの日も撮影しているかもね~とか話していたら、…本当に行われていました。
a0208783_19191056.jpg
何故BBCにこれ程骨董番組が多いかと言えば、実際イギリスにアンティーク好きが多い以外にも、安上がりだからに他ならないだろうと思っていました。その予測通り、本当に簡素な撮影隊の低予算番組(笑)。そして、番組内の基本ルール「きっちり一時間以内で古物3アイテムを買っている」はずが絶対ないと疑っていましたが、やはり一時間以上掛かっているようです。
a0208783_19202847.jpg
更に、一日一会場で番組二回分は撮影しているんだろうなとは思っていましたが、やはり2回戦分(2組×2回)撮影していました。しかし2回目なんて、もう店仕舞いし始めているストールが多い遅い時間です。古物番組は再放送がやたら多く、中には随分昔に撮影されたらしい番組もあります。このチームのアドバイザーで骨董鑑定士(骨董競り師)のチャールズ・ハンソンさんが、一体現在本当はどの位の年齢なのか、私は興味がありましたが、思いがけず確認することが出来ました。その他にも、何か別なアンティーク番組(多分Put Your Money Where Your Mouth Is)の撮影が、このフェア内で行われていました。
a0208783_19491532.jpg
結局、すっかり全部見て回ることは出来なかったけれど、十分楽しめて満足満足。これほど広大で店舗が集まっていると、商売の買い付けをする人にとっては、最適な場所ではないかと思います。それでいて、ポートベローのアンティーク・マーケットのように混み過ぎて歩き辛い、なんてことは全くないのです。やはり私には二日目のみで十分ですが、午後1~2時頃から仕舞い出すストールも多いので(閉場は4時)、出来るだけ早い時間に出向くのに越したことはありません。それと、やっぱり天気の良い日を選ぶのが大切だと思います。これだけ丸一日楽しめて、我が家から近くてガソリン代の掛からないことを考えれば、入場料一人5ポンド(二日目のみ)は安い位かも知れません。ここで買ったものについては、また後で御報告します!
  




[PR]
by piyoyonyon | 2016-07-14 15:31 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

アーディングリーのアンティーク・フェア 1

a0208783_1755242.jpg
イギリスでアンティークやビンテージを購入する方法には、「アンティーク・ショップやモールに行く」「アンティーク・マーケットに行く」「オークション(ネット含む)に参加する」「チャリティショップに行く」「カーブーツセール(フリマ)に行く」の他に、「アンティーク・フェアに行く」と言う選択があります。アンティーク「マーケット」と「フェア」は大体似ていますが、前者は基本的に入場無料で、一般道路や広場等で定期的に開催されるのに対し、後者は有料が多く、主にイベント会場で年数回のみ開かれることが、一番の違いかも知れません。そのアンティーク&コレクタブルズ・フェアの英国南部最大規模のものが、ウェイクハースト・プレイス庭園近くの「Ardingly アーディングリー」と言う村で、冬期以外のほぼ二ヶ月毎に二日間ずつ開催されます。その場所は、我が家からもそう遠くなく、今まで何度も通過しているのに、フェアには一度も行ったことがありませんでした。何故かと言えば、フェアは平日に行われ、車の運転出来ない私だけでは、行くのが非常に難しいからです。それと、入場料が20ポンドも掛かります。しかしこれは、初日の料金(二日目も有効)で、最終日だけなら入場料5ポンドです。夫婦揃ってウラン・ガラスに興味を持つようになって、アンティーク・モールに一層頻繁に行くように以来、フェアにも一度は行ってみたいと思うようになりました。そして6月の開催日には、P太が平日でも有給休暇が取れそうなので、いよいよ行ってみることにしました。
a0208783_18143694.jpg
フェアは、アーディングリーにある「South of England Show Ground 南イングランド・ショウ・グラウンド」と言う、元々は農業展示会に作られた、その他にも様々な催しに使用される会場で行われます。こう言ったショウ・グラウンドは、多分イギリスの各州に一つはあるのではないかと思われます。駐車場(無料)は広大ですが、既にかなりの数の車で埋まっていました。
a0208783_17562569.jpg
この入り口で入場料を払い、小さなチケットを受け取ります。一度荷物を置きに駐車場に戻ったりして再入場する場合、多分このチケットの提示が必要なんだと思います。フェアは、屋内と屋外で開催されています。
a0208783_1757883.jpg
開場は8時で、その日は9時までには家を出る予定でしたが、P太に緊急の仕事が入ってしまい、その上途中の田舎道が工事の為に渋滞し、会場に到着したのは結局凄―く遅れて11時頃。おまけに、その日の天気予報は、曇りだったからこそこの日を選んだのに、予報に反し実際には小雨が降り続いていて、止むを得ず、まずは屋内の会場から回ることにしました。
a0208783_17575963.jpg
多分家畜の品評会用の建物らしく、地面はワラ混じりの砂です。さすがに排泄物は落ちていませんが、床に直接商品を置くのは、砂塗れになるから憚られると思います。
a0208783_18133236.jpg
初日に入場20ポンドも掛かるなんて、それだけ初日に「良い品」は売れてしまうって意味でしょうが、品物の単価が50ポンドを超える客でもない限り、初日にそれ程払う価値があるとは思えません。
a0208783_17594938.jpg
ストールに寄って、それぞれ特色があります。一番多いのは、陶器、ガラス、銀器専門かな。
a0208783_1803666.jpg
こちらは玩具専門。
a0208783_1811615.jpg
一つだけあった、ミッドセンチュリーのビンテージ専門店。私好みのレトロ物は、少数派なようです。アンティーク・モールでも中々見掛けない、ミッドウィンターの「レッド・ドミノ」の食器が売られていました。
a0208783_18275565.jpg
ポップなプリントのビンテージ・ドレスも、ちらほらと。
a0208783_18282826.jpg
しかし、やはり長い裾は砂塗れ。おまけにここでは試着は出来そうもないし、衣料を買うのは難しいかも。
a0208783_23573010.jpg
ビンテージ・バッグも、一応チェックしました。右手前の銀製のチェーンを編んだパーティ・バッグは、価値は高いのですが、鎖帷子みたいで重くて使い辛そう。
a0208783_18101447.jpg
布物やボタン等の手芸用品専門店。手芸用品の中でも、銀製のピンクッションやメジャー・テープ等は、特に人気があります。
a0208783_1825674.jpg
ここは、リトグラフなどプリント画専門でした。
a0208783_1831571.jpg
アール・デコ時代に流行したらしい、ハダカの女のフィギュリンが付いた器。幾つかはウラン・ガラス。
a0208783_1844644.jpg
右手に立ててあるのは、ガラスに繊細なレースや刺繍布が挟んであるトレイ。多分、手鏡やブラシとセットのドレッサー用。沢山集まると、綺麗で見応えあります。
a0208783_1853734.jpg
大好きな、ポーランドの古い木製人形。プロの店で一体4ポンドは、破格の安さです。でも、今まで持っているタイプと余り変わらないので見送りました。左隣は、オーストリアの「バイツ人形」のようです。
a0208783_1862555.jpg
仲良くしっかり抱き合っているのは、まるでイタリアの「レンチ」のように、フェルトを型に入れてボディや顔を形成した人形。左隣は、多分ロシアの陶器人形。
a0208783_1865663.jpg
アクセサリーを買ったストールで写真を撮らせて貰った、巨大ボーブル。直径20cm以上あります。「窓に飾ると素敵よ!」って言われたけど…(笑)。
a0208783_1873776.jpg
ここのフェアは、テレビでは何度も見たことがあり、ペットワースの超高級アンティーク&アート・フェア程ではないにせよ、それなりにアンティークらしい商品が多いんだろうなと想像していました。しかし実際には、思っていたよりずっとジャンク率が高めでした。コレクタブルズの意義範囲は広いので、現代のアジアの工芸品を専門に売る店等、全く古くない商品ばかりを扱うストールも結構あります。
a0208783_188454.jpg
ビンテージ・ジュエリーは、全体的にさすがに充実していて、この↑ストールは特に素晴らしい品揃えでした。
a0208783_1846894.jpg
中にはフリマ並みの価格で購入することの出来るコスチューム・ジュエリーもあります。アンティークの世界では、ファイン・ジュエリー(宝石・貴金属)に対して、地位が数段低く見られているからかも知れません。
a0208783_189638.jpg
あちこちのストールで、どれでも一個1~5ポンドと謳って、新旧コスチューム・ジュエリー(壊れたもの含む)を、箱等にごっちゃに詰めたものが設置されていました。
a0208783_1892961.jpg
でも、このランクのコスチューム・ジュエリーなら、フリマでもっと安く見付けられる可能性が高いなあ。実際、既に自分で持っているものも多かったし。…毎度のごとく、記事が長くなり過ぎたので、「2」に続きます。
  




[PR]
by piyoyonyon | 2016-07-13 15:35 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ペットワースでアンティーク・ショップ巡り

a0208783_4202340.jpg
Petworth Park ペットワース・パークで散策を楽しんだ後は、ペットワースの町へ向かいます。町内は狭く駐車が難しいので、ペットワース・パーク内の駐車場に車を残したまま、しばし歩きます。
a0208783_421078.jpg
ペットワースは、丘の上の町。民家に寄っては、庭からこんな素敵な田園風景が見下ろせます。
a0208783_4213816.jpg
そしてペットワースは、アンティーク屋が集まる町として知られています。私がここを知ったのも、デザイナーのマーガレット・ハウエルのお気に入りの町だと、友達が教えてくれたから。しかし、経営者自ら拘って選んだ(多分)家具やアート中心の店舗が多く、外国からの観光客が気軽に買える商品は少ないかも…。
a0208783_4222598.jpg
唯一、それぞれの契約者がブースや棚ごとに自分の好きな物を売る、アンティーク「モール」形式なのはこのお店だけ。
a0208783_4225346.jpg
隣の倉庫らしき建物も売り場になって繋がっていて、店内は結構広めです。
a0208783_4234033.jpg
このお店でヴィクトリア時代のウラン・ガラスの美しいワイン・グラスを見付けましたが、実用しないグラスにしては高いので見送り。
a0208783_4245192.jpg
古着や布小物が集まった、女性好みのブースもありました。
a0208783_425835.jpg
右のゴブランのビンテージ・バッグは、中々好みです。
a0208783_4275583.jpg
お次は、チューダー時代の木組みの建物自体が、まるで骨董品のようなアンティーク屋さん。売られている物は高級で手が出ませんが、店内の造りを眺めるだけでも価値があります。ここで女性店主が、「ペットワースのアンティーク・フェアにも行きましたか?」と聞いて来たので、「行きましたが、サウナのような暑さでしたよ」とP太が答えたら、「あらやだ、明日は私がフェアの店番担当なのよ。明日は今日より更に気温が上がるはずなのにねえ」と心配そうでした。
a0208783_428398.jpg
木製の塔が印象的な教会。
a0208783_4291981.jpg
古い建物が多く残る町並み自体は素敵ですが、幹線道路が町の中心を貫いており、狭い折り曲がった道路を沢山の車が結構なスピードで通過する為、歩いていてちっとも気が休まりません。ドイツとかだったら、こんな歴史的な町には、絶対バイパスを設置するところなのになーと思います。景観が良い通りや広場に駐車を許可するのも、ヨーロッパの他の国では余り見掛けないことです。
a0208783_430013.jpg
そんな中、歩行者天国で雰囲気抜群なのが、石畳の残る、その名も「Cobble Lane 石畳小路」。
a0208783_4303542.jpg
ここにもアンティーク屋やアート・ギャラリー、お洒落な雑貨屋等が並びます。
a0208783_431139.jpg
この通りは、店舗だけでなく民家の庭にしても、手入れが行き届いています(ペットワース中大抵そうですが)。石塀の上に、何故かチューリップが植えてある、斬新なガーデニング。
a0208783_4314128.jpg
アーツ&クラフツ専門の骨董品店です。例に寄って、手が出る商品はありませんが、ここの品揃えは徹底していて、本当にデザインが素敵な物ばかりでした。
a0208783_4321969.jpg
例えば、この小ぶりの可愛い本棚なら、並ぶ本もアーツ&クラフツらしい表装。
a0208783_4325656.jpg
お店のシンボル・マークのようです。
a0208783_4332440.jpg
一方、その向かい側にあるアンティーク屋は、レトロと呼べる小物が多くホッとしました。
a0208783_435680.jpg
1950~60年代のテーブルウェアも。右の三角形が連なったパターンのコーヒー・セットと同じシリーズの砂糖入れを、長年使用していますが(電池やUSB入れとして…)、同柄を見掛けたのは初めてです。
a0208783_4334864.jpg
オランダのホーロー製のキャセロール。ちょっと惹かれました。ル・クルーゼ並みの厚み&重さです。
a0208783_4353131.jpg
ここでウラン・ガラスのストッパーを見掛けましたが、ストッパーにしちゃ値段が高くてパス。ストッパー位なら、カーブーツセールでも見付かりそうだし。ペットワースのアンティークは、総じて高めだと感じました。
a0208783_4361036.jpg
この古めかしい建物もアンティーク屋。やはり「大物」中心っぽいので、店内には入っていません。
a0208783_4372838.jpg
こちらの建物もアンティーク屋さん。同じく中には入っていません。
a0208783_4381498.jpg
今回初めて気が付いたお店。ペットワースでは珍しい、いかにも女性店主らしいセレクトの小物が主体の、中々好みのお店でした。小さく入り組んだ店内も楽しいし。
a0208783_4383655.jpg
やはりペットワースのアンティーク屋は、全体的にジャンク率が低く、本格的な骨董美術品中心で、結局買いたい物は何も見付かりませんでした。これだけお店を廻ったのに、ウラン・ガラスの収穫が全くなくて、P太は少しガッカリしていました。ちょっとはアンティークに対する関心が深まったので、この町のアンティーク屋も昔よりは楽しめるかも…と期待しましたが、やっぱりペットワースは町自体が結構ポッシュでした(笑)。
   




[PR]
by piyoyonyon | 2016-05-23 15:31 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ペットワース・パークにブルーベル花見

a0208783_2231948.jpg
5月の初旬に、気温が急激に上がり、突然冬(前の週は雪が降った)から夏に移り変わったような状態になりました。ブルーベルの花期も、今年はそろそろ終わりに違いないと、その週末はブルーベル花見に出掛けることにしました。ブルーベルは、この季節イギリスの何処の森林でも見ることが出来る野草ですが、久しぶりにウェスト・サセックスの町Petworth ペットワースに行くことにしました。ここなら、広大な公園を歩いた後、アンティーク・ショップ巡りも出来るからです。夫婦でウラン・ガラスに興味を持ち始めてからは、庭園(または自然)だけでなくアンティーク屋も楽しめる、と言うカップリングが多くなりました。
a0208783_262654.jpg
たった一週間前の週末より、木々の緑が明らかに濃くなって、すっかり春から夏の景色に変わってるのに気付きました。やって来たのは、町の面積の大部分を占めると思われる「Petworth House & Park」。
a0208783_27283.jpg
駐車場側の入り口から、まず見えて来るのが、高台に立つ「Ionic Rotunda」と呼ばれる新ギリシャ様式の東屋。これだけでも、相当贅沢なのが分かります。
a0208783_274910.jpg
この季節、イギリスのあちこちで、菜の花の黄色い絨毯が見えます。
a0208783_281163.jpg
東屋の背後には、期待通りブルーベルの群生が広がっていました。
a0208783_284962.jpg
日陰を好むブルーベルの群生地としては、ここはちょっと陽当りが良過ぎるせいか、周囲の草の背が高いのが難点。未だ白い水仙の花も混じっています。
a0208783_294722.jpg
ブルーベル自体を楽しむのなら、もっと群生の密度が高い、または面積の広い他の庭園や公園や森林が、この周辺には幾らでもありますが、甘い香りに包まれて、これだけの眺めを見ることが出来たら満足です。
a0208783_210893.jpg
ブルーベルの他には、シャクナゲやツツジが咲いていました。日本人の度肝を抜く、イギリスのシャクナゲの巨木。ここには、珍しい種類のシャクナゲも多いそうです。
a0208783_211165.jpg
ツツジとブルーベルの組み合わせ。
a0208783_2103123.jpg
これはウツギかな?
a0208783_2111967.jpg
こちらはハンカチの木のようです。
a0208783_212777.jpg
Petworth House ペットワース・ハウスが見えて来ました。ここで、草花自体を楽しむ「植物庭園」と呼べるのは、せいぜいお屋敷脇の僅かなこの場所位で、後の敷地は、ひたすらダダっ広い、自然の野山にしか見えない「風景式庭園」なんです。ここの庭園のバラは、何故かとげとげしいルゴサ種(ハマナスの改良種)ばかりで、周囲で遊んでいた子供達は、イギリスの藪代表ブラックベリーだと勘違いしていました。
a0208783_2225373.jpg
ペットワース・ハウスの全景。「ハウス」と呼べど、お屋敷どころか宮殿です。内部はターナーやヴァン・ダイクの名画のコレクションで知られていますが、今は金満臭プンプンの豪華過ぎる内装と芸術には興味が沸かず、今まで一度も入ったことナシ。実は有料(ナショナルトラスト会員じゃないと13ポンド以上も掛かる)なのは、内部と館の北側だけで、それ以外の広大な敷地は、誰でも出入り自由な正に公園。
a0208783_2152736.jpg
そしてこれが、ランスロット・「ケイパビリティ」・ブラウンに寄る景観式庭園。自然の、しかしバランス抜群の風景に見えるよう、念蜜に計算されて作成された庭は、日本庭園のコンセプトと共通するものがあります。とは言え、お屋敷自体が宮殿並みに巨大なだけに、そこから眺める為の、また屋敷が組み込まれて絵になって見える庭の規模は、コンパクトに凝縮した自然美を箱庭的に愛でる日本庭園と異なり、とてつもなくデカイ。ケイパビリティ・ブラウンは、当時の王侯貴族に引っ張りダコだったようで、彼の設計した庭は、イギリス中の屋敷や城に残っていますが、ここは代表作の一つだそうです。
a0208783_2155640.jpg
今年はケイパビリティ・ブラウンの生誕300周年で、このペットワース・ハウスでも、記念展示が行われているようです。
a0208783_2165062.jpg
この公園、英国南東部一の鹿の数でも知られ、お屋敷の周囲には、鹿が立ち寄れない為の堀&柵が設置されています。もっとも、訪問者の多い日中の屋敷周辺では、鹿達は全く見掛けません。フンだけは散らばっているので、閉園後はやって来るみたいです。
a0208783_2171331.jpg
凄い巨大な丸太が転がっていました。
a0208783_2173387.jpg
大木の多くは、ほとんど樹皮だけで生きているようです。
a0208783_2181718.jpg
お屋敷西側の平地から丘に登ると、背後にはひたすら丘陵地帯が続いて見えます。これも全て屋敷の敷地で、全部で700エーカーもあるそうです。いつか丸一日掛けて、出来るだけ遠くまで歩いてみたいと思っています。鹿達は、日中はこの奥に集まっています。
a0208783_2191451.jpg
池に浮かぶ島に石像が立っていて、遠目からは私もP太もコペンハーゲンみたいな人魚像だと思っていましたが、近付いて確認して見たら、…犬でした。城主の飼い犬とかなんでしょうか。
a0208783_2193343.jpg
池には水鳥がいっぱい。この強面の鴨は、他の鳥が近付いて来ると攻撃し、見た目通り性格も激しい。
a0208783_220468.jpg
Greylag goose(灰色ガン)は、ぴよぴよ達を連れていました。
a0208783_2203444.jpg
この巨大テントの中では、丁度アンティーク&アート・フェアが行われていました。入場料は、普通に払うと10ポンド(1500円以上)もしますが、既に屋敷と公園の入場料を払っているなら無料とのことで、覗いてみない手はありません。想像した通り、中は、庶民の家屋には全く似合わない(笑)、手の届かない値段の高級な骨董品ばかり。そして、象牙や鼈甲など、ワシントン条約に引っかかるもの多数。でも、ヴィクトリア時代のジュエリーや銀器、細工の美しい時計等は、目の保養にはなりました。
a0208783_2205919.jpg
テントの外にも、売り物のガーデン・アクセサリーが展示されていました。巨大スノードロップと、お屋敷の珍しい光景。
a0208783_2212035.jpg
中々素敵なデザインですが、何せ「アート」なものだから、見た目は似ていても、クラフト・フェアとかで売られているガーデン・アクセサリーとは、三~四桁違いの値段でびっくりです。
 



[PR]
by piyoyonyon | 2016-05-19 15:33 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ライでアンティーク・ショップ巡り

a0208783_635042.jpg
自分の誕生日には、今年もロマンティックな城下町ライに、連れて行って貰うことに決めていました。しかし丁度誕生日の辺りは、夫婦共に体調が良くなかったり、天気の良い週末に恵まれなかったりで、ずっと先延ばしにしていました。更に、人気の観光地で混むからと、イースター休暇中は避けた為、結婚記念日と順番が前後してしまいました。もう何度も訪れている町なので、観光はすっ飛ばして、ここでの目的も、飽きもせずアンティーク・ショップ巡り。そして、またしてもウラン・ガラス・ハントが中心です。
a0208783_6361038.jpg
まずは、「First Class Junk Shop 最高級ガラクタの店(…実際そう看板に書いてある!)」のお店へ。駐車場の隣なのです。ガラス製品中心の、中々良い品揃えです。結構魅力的なウラン・ガラスもありましたが、値段がファースト・クラスでした(笑)。
a0208783_6362731.jpg
その近所の、普通の民家の窓。ちょっとブライトンの雑貨屋さんみたい。日本では御馴染みのムーミン・グッズも、イギリスで見掛けるのは結構珍しいのです。
a0208783_6364830.jpg
そしてお誕生日ランチは、今年も、独創的なシーフードが美味しい「The Ship Inn」です。美味しい店を把握していることも、毎年この町に来たくなる理由の一つ。
a0208783_637972.jpg
P太は、普通にハンバーガーを選びました。あ、でも、付け合せのフライド・ポテトは「チップス」ではなく、「フレンチ・フライ」(チップスより細い)なのが、ちょっとだけイギリスでは変わっています。
a0208783_6372948.jpg
私は、こんなの他で見たことのない、「鱈の燻製のポーチド・エッグ乗せ」と言うのを注文してみました。鱈とポーチド・エッグが、ジャガイモとホウレン草とレンズ豆のカレーの上に乗っています。このカレーが、実はかなりスパイシーで、最初は新鮮な組み合わせで美味しかったのですが、最後には辛過ぎて相当辛くなって来ました~。メニューにはカレー味とも辛いとも一言も書いてなかったのに、もし義母が知らずに頼んでいたら、完全にアウトですね。P太ママは、カレーも辛いものも嫌いですから。
a0208783_6381429.jpg
食事の会計時に出て来るサービスの飴を、やけに有り難く感じながら(笑)、アンティーク・ショップ巡り再開です。ここは「Quay」と言う、昔は港の倉庫街だった建物で、今はアンティーク街になっています。
a0208783_6384082.jpg
ここは、その中で一番ジャンク率の高いアンティーク・モール。
a0208783_6385871.jpg
レースが印象的な、フランスの1950年代の民族衣装人形です。
a0208783_6392539.jpg
アトマイザーなど香水瓶中心のブース。装飾の凝ったデザインが多く、コレクターも多いし、更に蓋が銀製だったりするので、概ね高価なアイテムです。ブリキ製のオーナメントは現行品。
a0208783_64036.jpg
中央の、薄い黄色の瓶がウラン・ガラス。
a0208783_6432097.jpg
アンティーク・ショップと言っても、店主やブースの管理人の好みや目的は様々で、商品の半分位は、現行品や新し目の中古品、またはビンテージを加工した手作り品だったりします。
a0208783_643385.jpg
このお店は、1/3位がペンキ屋になっていました。古家具の塗装やリフォームも、取り扱っているようです。
a0208783_644540.jpg
この黄色い椅子に、古風な花柄のクッションを合わせたセンスが、中々素敵で目を引きます。
a0208783_6444139.jpg
カラフルなビンテージのキッチン用品中心の、いつ覗いても楽しい好みのお店。
a0208783_6452497.jpg
倉庫街を離れ、Wish Ward通りにもアンティーク屋が並んでいます。昔の井戸の鉄製手押しポンプが、花壇の素敵なアクセントに。
a0208783_645491.jpg
ビンテージ・ドレスやコスチューム・ジュエリー等の品揃えが毎回うっとりする、センス良い女性店主のお店。
a0208783_6464972.jpg
一方、こちらはビンテージ・ショップにしか見えないディスプレイですが、実はチャリティショップです。
a0208783_6471081.jpg
ハイストリートの、私には余り縁の無い、コスチュームではなくファイン・ジュエリー(貴金属)の専門店。
a0208783_6473850.jpg
でも、魅力的な物も結構あります。銀製品に七宝加工と言うのも、英国人が珍重する人気の高いアイテム。
a0208783_6482583.jpg
アンティークの町に絵になる、背後の建物もばっちり決まっているクラシック・カー。絶対効果を分かっていて、持ち主は場所を選んで駐車しているのです。案の定、沢山の人が群がり写真を撮ったりして退けないから、隣に駐車していたドライバーは、中々発車出来なくてムカついていました。
a0208783_6491867.jpg
結局この町では、今回ウラン・ガラスの収穫には余り恵まれませんでしたが、ジャンク率は程良く、小物も多いので、アンティーク・ショップ巡り自体は毎回十分楽しめます。
a0208783_650225.jpg
この日は、午前中は快晴で、真夏並みの格好の観光客も何人か見掛けましたが、午後は予報より早く雨が降り出して、旧市街地の散策も底々に、早々に引き上げなくてはなりませんでした。同じ南東部とは言え、うちからはかなり時間が掛かる不便な場所だし、既に夏時間で日は長かったのに残念です。
 



・ 
[PR]
by piyoyonyon | 2016-04-29 15:30 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

アランデルでアンティーク・ショップ巡り

a0208783_18293425.jpg
P太の足が回復したので、ウラン・ガラス目当てのアンティーク・モール巡りも再開しました。今回訪れたのは、まるで御伽噺そのものようなロマンティックな城下町Arundel アランデル。イギリスの観光に人気の町の常で、この町にも幾つかのアンティーク屋があります。
a0208783_18295991.jpg
まずは、アラン川に架かる橋を渡ってすぐの、その名も「Bridge Antiques」を物色。入り口は見落としてしまいそうな程小さいものの、中は結構広く充実しています。
a0208783_18304249.jpg
ここで最初に見付けたウラン・ガラスは、このショーケースの中の脚付きプレートと大きなスプーン。微妙に可愛くない(笑)「不思議の国のアリス」のフィギュリンと、一緒に飾られていました。
a0208783_18305832.jpg
彫刻が施されたペーパーウェイト。ウラン・ガラスとしては今まで見たことがないアイテムだし、中々美しいので惹かれましたが、値段は結構高かったので断念。ガラスのペーパーウェイトは、イギリスでは人気のコレクタブルズです。
a0208783_18314696.jpg
アンティーク・モールに良くある、かつての普通の民家だった建物を改装したので、幾つもの小部屋がそのまま残っているタイプです。奥は、ロイヤル・コペンハーゲン中心の部屋になっていました。
a0208783_18322697.jpg
ビョルン・ウィンブラッドの陶器もいっぱい。因みに、同じアランデルのチャリティショップでも、ウィンブラッドのプレートが売られていましたが、チャリティ屋なのに10ポンドもしました…。5ポンド以下なら買うのに。
a0208783_18325196.jpg
何処でも人気の、マイクロ・モザイクのブローチ。手前の柄の細かい三つが、年代の古いものです。奥のマザー・オブ・パールの双眼鏡も、人気の古物です。
a0208783_18333970.jpg
二階の右手奥には、メディアにも度々取り上げられるビンテージ・カメラの専門店が。これは入り口部分で、内部は圧倒される品揃えです! このブースのみ、おじいちゃん店主が常在しています。
a0208783_1834626.jpg
二階の手前左の部屋は、一目で女性のオーナーと分かる、結構好みの商品セレクト。
a0208783_18342785.jpg
良く見ると、古物だけでなく、割と新しい製品も混じっていますが、全体的なディスプレイは調和が取れています。
a0208783_1835160.jpg
絶対昔の日本製に違いない、砂糖菓子みたいなビスク製の人形。ぎこちない西洋っぽさに、良い味が滲み出ています。
a0208783_18352370.jpg
手前の星型のデザート・ボウルはウラン・ガラス。中央のロシア製らしい木製人形に惹かれましたが、結構な値段でした。こう言う外国の古いスーベニールこそ、フリマで出会えると大抵格安なんですけどね。
a0208783_18363994.jpg
棚の高い部分に飾ってあるので、良く確認出来ませんでしたが、中々魅力的なガラス製のパステルの花のネックレス。隣のクロシュ・ハットも素敵です。
a0208783_1837924.jpg
続いてやって来たアンティーク屋は、家具やアートなど大物中心で、私達夫婦にはちと縁遠そう。ここで、携帯電話でバリバリの関西弁で喋っている日本人女性に遭遇し、「今の言葉、中国語に聞こえたかも知んないけど、西日本の方言なんだよ」と、後からP太に説明しました。するとP太、「それ位は聞いてて分かったよ。母親と喋ってたんだろ?」と、大方聞き取れたそうです。
a0208783_18374922.jpg
生憎閉まっていましたが(と言うか、開店しているのを見たことがない)、独立したアンティーク屋さん。
a0208783_18392566.jpg
ビンテージ・ジュエリーや布物など女性的なアイテム中心で、セレクトは魅力的そうです。
a0208783_18395947.jpg
一方、ハイストリートから少し横道に反れて、ここは元教会の建物を利用した、アンティークやクラフトのお店が集まる「Nineveh House」にやって来ました。
a0208783_18402996.jpg
一階のアンティーク屋は、金彩の食器や銀器など、割とオバサマ趣味中心。イギリスでは、古物と言うとこういうほうが主流です。
a0208783_18405566.jpg
中々可愛いプリント生地の、レトロな雰囲気のハンドメイドの子供服が売られていました。こんな昔ながらの素直なデザインの子供服が、一番可愛いと思います。
a0208783_18412145.jpg
二階は回廊式。
a0208783_18415172.jpg
ビンテージ中心のブースもあります。
a0208783_18421134.jpg
海賊版にしか見えない、1950年代のへなちょこなミニー・マウスのミルク・ガラスのランプ・シェイド。
a0208783_18424396.jpg
蓄音機やラジオ等、昔の電化製品専門のブース。木製のラジオもあれば、ベークライト製もあります。
a0208783_1843539.jpg
この他、町にはステッキ専門や軍物中心のアンティーク屋なんかも存在して、店舗数は多くないものの、意外と骨董度の濃くて深いアランデルです。実はこの日は、P太が有給休暇をとったので平日でしたが、こんな肌寒い天気でも底々観光客が居ました。夏のお城の庭園の美しい季節には、さぞ賑わうと思われます。
  
[PR]
by piyoyonyon | 2016-03-28 15:26 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

年末のスタンデン

欧米のクリスマスは、基本的に家族や親戚と過ごすもので、日本のお正月の雰囲気に良く似ています。クリスマスの特別ドラマ等のテレビでも見ながら、ひたすら御馳走を食べ捲くり、その御馳走が大量過ぎて、数日間食べ続けなければならないのも、まるで日本の御節料理のようです。私達夫婦も、例年通り義両親の家で義妹家族と共に過ごしましたが、今年のクリスマスは週末に連なって長かったせいか、何だか夫婦揃ってドッと疲れてしまいました。今年も山のようにクリスマス・プレゼントとして玩具を手に入れた姪が、それらをダイニング・ルームの床中に広げてぶっ散らかし、興奮してキーキー騒いでいたのが(その割に、どれ一つとして長続きせずすぐに飽きる)、一番の原因だと思います。それに加え、姪の偏食が相変わらずひどくて、食事にはほとんど手を付けず、お菓子ばかり食べているのに、P太は心底イライラしたそうです。それで、次の日は義妹の家の夕食に誘われたのを、断ってしまいました。また姪の甘やかされぶりを目にしてウンザリしたり、姪一人に振り回されるのは真っ平御免だし、義妹の家に行ったら最後、私が遊び奴隷として姪の部屋に監禁されるのは、目に見えていましたので。その代わりにその日は、食べ過ぎた体に少しでも運動させる為、近辺のナショナルトラストの庭園にでもウォーキングに出掛けたいと思いました。クリスマス中でも開いている場所を確認し、久々に「Standen スタンデン」に行くことにしました。
a0208783_14272.jpg
ここは、ウィリアム・モリスとフィリップ・ウェッブの代表作であり、アーツ&クラフツ様式の見本のようなお屋敷なのですが、館内は既に見学したことがあるので、とにかく周辺を散歩することに。
a0208783_145562.jpg
未だクリスマス「休暇」中なので、あちこちがデコレーションされています。
a0208783_152586.jpg
やはりこんなコテージにこそ、クリスマス・リースは絵になるなあ。
a0208783_15539.jpg
お屋敷の主玄関の前には、こんなド迫力の斬新なクリスマス・ツリーが。
a0208783_161726.jpg
Zandra Rhodes とAndrew Loganと言うアーティストの作品だそうです。ショッキング・ピンクがメインで、キッチュな紙飾りやプラスティック製の鏡が飾ってあります。クリスマス・ツリーと言うよりは…、何か中国の宗教儀式のようだと思いましたよ。
a0208783_171487.jpg
ツリーの天辺には、クリスマス・エンジェルとして古臭い人形が飾られていて、何だか禍々しい。
a0208783_173479.jpg
その直後、こう言うオーソドックスなクリスマスの装飾を見ると、大変ホッとしますね(笑)。
a0208783_175125.jpg
現在、ナショナルトラストのお城やお屋敷で良く見掛ける古本屋販売コーナー。この時は無人でしたが、フルシーズンは有人なのかも。お金は箱に入れる仕組みで、「誠実に金額通り支払って下さい」なんて貼り紙がありました。
a0208783_181448.jpg
古本より気になったのが、古風なレジ。
a0208783_184464.jpg
屋敷の南側には、オランジェリーが(左一階部分)。
a0208783_19493.jpg
中は、こんな風になっています。まあサンルームですね。
a0208783_192324.jpg
その脇にあるベンチ・コーナー。ここの館内は、魅力的な家具や装飾の宝庫ですが、撮影禁止なのが残念です。インテリアの写真が撮れるのは、この場所位。
a0208783_194354.jpg
多分オランダ・デルフト焼きのタイルと、典型的なアーツ&クラフトの木彫ベンチ。
a0208783_110024.jpg
真冬と言えど、今年は異様な暖冬なこともあり、結構花が咲いていました。これは沈丁花。多分ヒマラヤ種なので、日本のものより匂いが弱めです。
a0208783_1102580.jpg
石楠花や椿や紅葉も、沢山植えられています。土壌が酸性なのを物語っています。
a0208783_1105926.jpg
ハンガリーの友達に聞いたら、石楠花も椿も余り見たことがないそうです。椿は日本等の東アジアが原産なので、この国でこんなに普通に看掛けるのは、イギリス人が椿の輸入・育成に余程熱心だったのだと思われます。
a0208783_1114299.jpg
この谷は、昔の石切り場跡をシェイド・ガーデンにしたもので、冬場は石が滑り易いせいか、立ち入り禁止になっていました。雨傘がさしてあるのは、大型シダ類の中心に水が入らないようにする為のようです。
a0208783_117765.jpg
この時期に咲くので、「クリスマス・ローズ」と呼ばれるタイプのヘラボラス。一方早春に咲くタイプは、「レンテン・ローズ」と呼ばれるそうです。
a0208783_1121437.jpg
その白花で、葉がギザギザな種類。蟻や羽虫が結構群がっていました。そもそも昆虫って、普通この時期でもこんなに活動しましたっけ?
a0208783_1123546.jpg
スノーフレーク(鈴蘭水仙)が咲くのには、さすがに早いかな。
a0208783_113034.jpg
久々に訪れたら、新たにこんな遊歩道が増設されていました。
a0208783_1131943.jpg
そして、展望台も作られていました。
a0208783_1134254.jpg
そこからの眺め。馬の牧場が見えます。
a0208783_114635.jpg
展望台の下は、切り立った岩壁になっています。ここも、かつての石切り場だったのかも知れません。南東部で剥き出しの岩場は、結構珍しいのです。
a0208783_1172862.jpg
新しい遊歩道脇には、原種のシクラメンやヒマラヤ・ユキノシタなんかが植えられていました。
a0208783_1142931.jpg
こちらのテラスは、お屋敷建設当時からのもののようです。通路脇に植えられているグランド・カバーは、ヘザー(ヒース、またはエリカ)。
a0208783_1144626.jpg
ここからは、「クマのプーさん」で有名な「アッシュダウンの森」や、「Weirwood」 と言う人造湖(貯水ダム)が見渡せます。
a0208783_115644.jpg
クリスマス中の、しかも気が滅入るような暗い曇天の日でしたが、意外と訪問者が多くて結構ビックリ。私達のように、親戚疲れや御馳走疲れしたのかも知れません。一方イギリスの北部や西部では、クリスマスだと言うのに酷い洪水に見舞われ(場所に寄っては今月だけで四回も!)、本当に気の毒に思います。被害者が一日も早く元の平和な生活に戻れるのを、願うばかりです。

今年も当ブログを御愛読頂き、本当に有り難うございました。お正月中も更新はしますので、お暇な時にお立ち寄り頂ければ幸いです。それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。
  
[PR]
by piyoyonyon | 2015-12-31 08:01 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

公衆電話ボックスの活用法

イギリスの赤い公衆電話ボックスは、赤いポストやロンドン二階建てバスと並び、紅茶やお菓子の缶、キーホルダー等のお土産のモチーフにもなる、言わばイギリスのアイコン的な存在です。けれども、この誰でも携帯電話を持つ時代、公衆電話の需要はすっかりなくなりました。若い世代は、公衆電話の掛け方すら知らないようです。そんな中、使われなくなくなった電話ボックスの、こんな再利用法をブライトンで見掛けました。
a0208783_3531676.jpg
右にはコーヒー・マシーン、左にはチョコレート噴水(チョコ・フォンデュのようなもの)が置かれていて、串刺しにしたお菓子か果物に絡めたものを販売しているようです。お二人の格好も、何だか絵になっていますねえ。表情も良いんですよ。この他にも、この電話ボックスを庭の温室として利用している人を、以前テレビで見たことがあります。温室の単語を英語に訳すと「green house」ですから、それは「red green house 赤いグリーン・ハウス」と言う訳です。もし手に入る機会があったら、きっと私も欲しくなると思います。
[PR]
by piyoyonyon | 2015-12-27 15:31 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ルイスでアンティーク・モール巡り ガラス器編

a0208783_22171471.jpg
本当に、夫婦で毎週末のようにアンティーク・モール巡りをしています。元々古物は大好きだし、イギリスには至る所にアンティーク・モールがあるし、嬉しい限りなのですが、ちょっと奇妙な骨董趣味に、夫婦揃って我ながら呆れています。今回は、古物番組にも度々登場する御馴染みの町Lewes ルイスにやって来ました。我々の一番のお目当ては、勿論ウラン・ガラス。元々ウラン・ガラスに目覚めたのが、このルイスの町でしたから。複数のアンティーク・モールをごちゃ混ぜで、今回はガラス製品の写真だけを御紹介します。
a0208783_22185847.jpg
一番上のボウルはウラン無し、その下はウラン有り、奥のセットもウラン含む。やはり今でも、肉眼だけで判断するのは難しいですね。勿論ウラン・ガラスかどうか確認する為、小さなブラック・ライト持参。これが、始終一緒に行動しているのにも関わらず、すぐ取り合いになってしまうので(子供と同程度夫婦)、一人一個ずつ持ち歩かないと駄目~と言う事が身に染みて分かりました。
a0208783_22203628.jpg
シンプルなワイン・グラス。こう言った今でも製造していそうなデザインだと、肉眼でウラン・ガラスと見極めるのが余計難しいようです。ただし、ここは紫外線が強い蛍光灯の下だったので、ブラック・ライト無しでも結構発光して見えました。
a0208783_2221762.jpg
現代の物にしか見えなかった、このクラック加工のワイン・グラスも、実はウラン・ガラスで少しびっくり。
a0208783_22215020.jpg
以前購入したBarkleyの「Carnival」は、セットが揃うとこんな感じ。
a0208783_22221612.jpg
一方、一目でヴィクトリア時代のウラン・ガラスだと分かった、非常に美しいボート型の器。ペアではなく、一つで40ポンドします。
a0208783_22224164.jpg
これはエレガント・ガラスとも呼べる程、繊細な模様が美しい、ウラン・ガラスのティーセット。
a0208783_2223113.jpg
拡大するとこうです。大きなセットですが、もしバラだったら買ったかも知れません。
a0208783_22235672.jpg
…もしかして、同型の色違い?? 因みに、これがデプレッション・ガラスに良くあるピンク色。
a0208783_2224207.jpg
同じく、ピンクのデプレッション・ガラス。思わず苺パフェなんかが食べたくなる、サンデー・グラスです。
a0208783_2227388.jpg
一応これも、ガラス製品と言うことで。日本の桜祭りの提灯のような、クリスマスのボーブル(ツリー・オーナメント)に見えますが、実は提灯型電球です。
a0208783_22245033.jpg
これは、ヴィクトリア時代のパラフィンオイル・ランプでして、点灯燃焼部分にトリウムが含まれていると知り、P太は嬉々として放射線量を測定していました(怪し過ぎる客)。結果、同時代のウラン・ガラスよりも、遥かに高い量が測定されました。しかもこの部分は燃えて灰になるので、使用するとマジで健康を害する恐れがあります。しかし、余り忙しくない時間なら、大抵の店は頼めば放射線測定に応じてくれるようで、P太はこの他にも第二次世界大戦中の戦闘機の部品を測定させて貰っていました。店のおじちゃん達も興味津々で、「それは放射線物質を出していなければOKなの? それとも出していたほうが良いの?」と質問していましたが、答えはP太的には後者のほうで、放射線量が高い程嬉しいなんて、頭可笑しいですよね…。
a0208783_22263161.jpg
ピンボケ失礼。アイリス・ガラスの亜種のようです。
a0208783_22273499.jpg
最後に、レリーフの猫がカナンみたいで思わず胸がきゅんとなる、素敵なガラス製の置物。
a0208783_2228930.jpg
今回アンティーク・モール巡りをして、改めて分かったことは、ウラン・ガラスがメインのアクセサリーは、元々余り存在しないのか、探すのが難しいということ。また、分厚い吹きガラスのウラン・ガラスは、ブラック・ライトを当てると、単なるウランの塊か溶岩のように見えて(笑)全然美しくないと言うことでした。
  
[PR]
by piyoyonyon | 2015-12-03 15:30 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

ウェイクハーストで秋のフェア

a0208783_18445885.jpg
ここイギリス南東部では、一ヶ月程前から徐々に紅葉が始まり、今はすっかり秋らしい景色&気温になっています。そんな季節の晴れた週末、義母が何処か庭園に出掛けたいと言い出したので、みんな(義両親+私達夫婦)で「Wakehurst Place ウェイクハースト・プレイス」に行くことにしました。
a0208783_18454561.jpg
ここは、数年前に高い駐車料金を取るようになって以来、余り混んでいたことがないのですが、この日は珍しく駐車場が満杯近くなっていました。これは入り口の、原種シクラメンの絨毯。
a0208783_18462980.jpg
その理由は、お屋敷近くの緑地で、こんなフェアが開催されていたから。何度もウェイクハーストには来ているのに、こんなの一度も見たことないと思いきや、それもそのはずで、これが初めての開催だそうです。
a0208783_1847927.jpg
チーズやパン、ジャムやチャツネなど、地元産の拘りの食料品を売るストールが幾つも並ぶので、食いしん坊の義母は大喜び。ただし、いつも何処へ行ってもこういう催しでは、決まり切った種類の食品だけで、珍しい御当地食品には全く出会えない(って言うか存在しない)のがイギリス…。
a0208783_18491053.jpg
キュー・ガーデンのスタッフに寄る(※ウェイクハーストはキューの別園)、園芸のワークショップも色々開催されていました。ここで、私のペンステモンの挿し木の仕方は、全く間違っていたことが判明(それでも幾つかは成功したけどね~。笑)。キノコの見分け方教室なんかもありましたが、やっぱり素人には無理そうです。
a0208783_18495669.jpg
このフェアで一番人気だったのは、このロープに寄る木登り。子供専用で、命綱&ヘルメットを本格的に着用して大木に登ります。でも有料で、一人5~7ポンド位掛かるようです。入場料や駐車料金だけでも恐ろしく高いのに、子供が3人以上もいるような家族は出費が凄いことになりそう。
a0208783_18504484.jpg
お屋敷の西側のボーダー花壇は、相変わらず良く手入れされています。オレンジ系でまとめてあるように見えますが、実はオレンジ→ピンク→紫→白とグラデーションになっています。
a0208783_18521966.jpg
この季節は、ダリアとペンステモン、アスター等がメインです。
a0208783_1853169.jpg
ダリアはとても見栄えのする花ですが、耐寒性がないので毎年球根を掘り起こし、凍みないように保管しなければならないのが結構面倒です。毒性があることにも、注意が必要です。
a0208783_18541421.jpg
大輪はバラに負けない程華やかで、ぽんぽん咲きは可愛くと、ダリアにも色々表情があります。私が特に惹かれるのは、葉と茎が紫や茶色のシックなダリア。
a0208783_18553239.jpg
ウォルド・ガーデンも、相変わらず見応えがあります。
a0208783_18561042.jpg
私にとっては、ここが一番充実したウォルド・ガーデンで、真冬以外はいつ来ても楽しめます。
a0208783_18571142.jpg
この「Little Pink Beauty」と言うアスターは、色が綺麗で背が低めの為、義母が欲しがっていました。
a0208783_18575620.jpg
秋明菊も、秋を象徴する植物。イギリスでは、Japanese anemone 日本のアネモネと呼ばれています。
a0208783_1923742.jpg
秋バラも、あちこちで咲いていました。これは「Caprice(別名Lady Eve Price)」と言う品種。
a0208783_1934027.jpg
ハナトラノオには、沢山バンブル・ビーが群がっていました。中にはクマバチ並にデカイのも居て、モコモコで縫いぐるみのようだと思いました。一方ミツバチはセダムに群がっていて、蜂に寄っても好みが分かれるのだと知りました。
a0208783_18584080.jpg
この紫の花は、「monk’s head」と言います。和名はトリカブト…。全体が猛毒なので、ひえ~恐ろしいと思いますが、イングリッシュ・ガーデンでは結構一般的な植物なのです!
a0208783_18592679.jpg
ウォルド・ガーデンの奥の育苗場の小屋の壁は、こんな風に装飾されていました。
a0208783_190996.jpg
畑では、巨大カボチャがゴロゴロと実っていました。
a0208783_19155.jpg
今やハロウィーン近くになると、提灯制作用にスーパーマーケット等にどっさり並ぶカボチャも、ここ数十年でアメリカから入って来た文化で、元々イギリスでは馴染みがない野菜だったそうです。
a0208783_1914424.jpg
生憎今回は、キノコ撮影をする時間まではありませんでしたが、絶好のお天気で、美味しい物も色々買えて大満足のお出掛けでした。
 
[PR]
by piyoyonyon | 2015-10-17 15:26 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


by piyoyonyon

プロフィールを見る
画像一覧

お知らせ

手帳一冊目(2014年7月までのブログ)はこちら

日々のつぶやきブログはこちら

コメント欄を承認制にしています。

Copyright
©2007-2017
Der Liebling
All Rights Reserved.

ブログジャンル

海外生活
雑貨

カテゴリ

全体
ごあいさつ&お知らせ
おもちゃ・人形
アクセサリー
テーブル&キッチンウェア
ファブリック
インテリア・デコレーション
箱・缶・入れ物
ファッション・コスメ
バッグ・靴・帽子
手芸用品
本・メディア
ステーショナリー・グラフィック
飲み物・食べ物
旅行・お散歩
ガーデニング・植物
動物
その他
イギリス生活・文化

タグ

(144)
(121)
(110)
(107)
(99)
(92)
(81)
(72)
(68)
(58)
(56)
(55)
(54)
(54)
(52)
(52)
(46)
(45)
(41)
(40)

以前の記事

2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月

最新の記事

リカ・ビジュー「ルミナスピン..
at 2017-07-21 15:36
味噌の満田屋で昼御飯
at 2017-07-20 15:25
会津若松・春紀行
at 2017-07-19 15:35
マトリョーシカの詰め合わせ
at 2017-07-18 15:24
やっぱりTO-FU Café..
at 2017-07-17 15:31

記事ランキング

検索

最新のコメント

真木さん、ありがとうござ..
by piyoyonyon at 18:30
ぴよよんさん ブロ..
by 真木 at 10:04
>千鳥さん、はじめまし..
by piyoyonyon at 01:21
> jin-chanさん..
by piyoyonyon at 01:13
>はっちさん、こちこそあ..
by piyoyonyon at 00:58
>tanihiro4hさ..
by piyoyonyon at 00:45
>にいくさん、こちらこそ..
by piyoyonyon at 00:31
>加代子さん、ありがとう..
by piyoyonyon at 00:19
>まこさん、こんにちは、..
by piyoyonyon at 00:12
ヴィンテージやアンティー..
by 千鳥 at 21:44

画像一覧

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。