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シェフィールド・パークにブルーベル花見

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日本がゴールデン・ウィークだった時、イギリスにも連休がありました。丁度ブルーベルの開花時期だったので、花見に出掛けることにしました。選んだのは、ナショナルトラスト(NT)の「Sheffield Park Garden シェフィールド・パーク・ガーデン」。この公園に来るのは7年ぶり位で二回目ですが、明らかに以前より訪問者が増えていると感じました。新たに、予備の駐車場まで設置されています。
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園内に入ってみて、かなり大きな公園なのに、うわっ、ほんとに混んでいる!と実感しました。近くのブルーベル鉄道の一番の人気シーズンだったせいかも知れませんし、恐らくウェイクハースト・プレイスがNT会員からも駐車料金を徴収するようになって以来、その客が大量に流れ来ているのも、理由の一つだと思います。
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敷地自体は広大ですが、何せ湖が四つも占めている為、実際に歩ける面積は結構限られているからかも知れません。割と開け地が少なく、遊歩道も狭めで人が集中しているようです。
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水辺は何処でも子供に人気なので、この公園は、特に親子連れ率が高いと感じました。それと、こういう場所にしては割と珍しく、有色人種の来園者を多く見掛けました。
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元々は、このネオ・ゴシック様式のお屋敷に付属する庭だったようです。庭のみがNTに託され、屋敷は今でも個人所有です。何故イースト・サセックス州にあるのに、中部の都市名「シェフィールド」と呼ばれるかと言えば、館の代々の所有者の中に、貴族のシェフィールド伯が含まれていたからだそうです。
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豪邸の庭とは言え、「庭園」と言うよりは、森林公園と言った感じで、湖を中心にひたすら沢山の種類の樹木が植えてあり、いかにもイングリッシュ・ガーデンらしい花々に溢れた花壇が楽しめる訳ではありません。なので、シシングハースト城庭園のように、外国から観光バスで訪問者が押し寄せることはないはずです。しかしこの季節、園内に植えられている膨大な数のツツジやシャクナゲが丁度見頃でした。
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実物はもっと青み掛かっている美しいツツジ。(葉はシャクナゲっぽいですね)
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イギリスで良く見掛ける、欧米原産のニオイツツジ。百合のような優雅な香りが、一面に漂っています。
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これも、黄色が鮮やかなニオイツツジ。
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イギリスのシャクナゲの多くは、大木で迫力!
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そんなシャクナゲの大木の内部は、こんな風になっています。子供の遊び場には最適そうです。
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まるで襲い掛かって来そうで、日が暮れてからは見たくない枝っぷりです。
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ツツジやシャクナゲ、椿は、酸性土壌を好む植物です。原産国(の一つ)の日本が、火山性で酸性土壌が多いからです。一方イギリス南東部の土壌は、概ね石灰を多く含むアルカリ性。一体どうやってこれらの植物が、ここでこんなに元気で育っているのかと、いつも不思議です。
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シャクナゲの木もデカければ、花弁が巨大なものも沢山あります。
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更に、シャクナゲにも芳香のある種類があるようです。「一体何処から良い香りがするの?」と道行く人も、不思議がって探していました。
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咲き始めは花弁の全体が濃いピンクなのに、開き切ると縁だけほんのりピンク色になる品種。
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椿は終わり掛けですが、種類に寄ってはバラのように華やかで見事。
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これは、花弁が尖り気味で、実際には少し茶色掛かった赤の、珍しい花色の椿でした。
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肝心のブルーベルは?と言うと、この公園の一番奥が、最もブルーベル集中率が高いようでした。
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イギリスの何処ででも自生している、ヒアシンスの仲間の植物ですが、森の地面に群生して、青いカーペット状になっている場所は人気があります。
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もっと夏が近付くと、湖は睡蓮で覆われるようです。
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この公園での、この季節の見所の一つ、「Hinomayo」と言う品種名の日本のツツジです。
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欧米原産のツツジ(レンゲツツジやニオイツツジ等)が落葉なのに対し、日本のツツジは常緑です。
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確かに素晴らしい群生ですが、日本のツツジと言われても、一体「Hinomayo」がどう言う漢字で書かれ、どう言う意味なのか分かりません。何でも、1910年に皇居から持ち込まれた(ホントか?)古い交配種らしいのですが、今は王立植物協会からAGM(ガーデン・メリット賞)を与えられています。それは、イギリスでかなりメジャーな品種だと言うこと。
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入園者が増えたせいか、植物が歳をとったのか、多くの人に踏まれると根が傷むと言う事で、入場禁止の囲いがされている場所も増えていました。
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正直言って、その日出掛けたフリーマーケットに割と近いと言う安直な理由で、ここを花見の場所として選びましたが、ブルーベルの密度はイマイチでした。何より、広大な公園にリラックスに来たはずなのに、余りに人が多くて騒がしく、何だか余り落ち着けなかったなあ…。ちょっとこの季節、ここを訪れるのはもういいや、と思いました。ツツジとシャクナゲと新緑は、十分楽しめましたけどね。
  
2015、私のゴールデンウィーク!
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by piyoyonyon | 2015-05-15 15:37 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

春のウェイクハースト・プレイス

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絶好のお出掛け日和の週末があり、丁度モクレンの季節だったので、王立植物園キューガーデンの別園である「Wakehurst Place ウェイクハースト・プレイス」に 義両親と行って来ました。ここは我が家から近く、ナショナルトラスト(NT)の会員なら入場無料なので、今までも度々訪れ、自分の庭の延長のような感覚でいました。ところが、元々敷地自体はNT所有であるのにも関わらず、昨年四月から王立園芸協会(RHS)員、キューガーデン&ウェイハースト友の会員以外は、とんでもなく高い駐車場を払わなくてはならなくなった為、すっかり縁遠くなっていました。ただし、こうしてRHS会員の義両親となら、訪問出来る訳です。
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お屋敷では、地元画家の個展が開かれていました。手頃な値段のプリント、ティータオル、絵葉書等も販売され、義母は、この夏フィンランドへ帰国する際の良いお土産になると喜んでいました。
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個展に伴い、普段は閉まって入れない部屋も公開されていました。この大食堂らしきホールの暖炉の脇には、中々迫力の等身大に近い修道僧の木像が。元修道院でもないのに、何故坊さん?
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一見豪華そうな壁の木彫でも、実はかなりプリミティブで、笑っちゃうと言うか不気味と言うか。この人魚なんて、体型が男のようです。
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この立派な大理石の暖炉も、やっぱり良く見ると彫刻の造形が稚拙。
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不思議な形の、ハープシコードみたいな鍵盤楽器。
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続いて、お気に入りのウォルド・ガーデンに行きました。
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咲いているのは、未だチューリップとエリシマム程度ですが、紫色系でシックにまとめています。
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そして、この庭園のアイコン的な鉛製のプランター(写真下)や、中央の石製プランターにのみ、赤いチューリップをポイント的に植えて、心憎い演出。
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この赤いチューリップにしても、葉に模様が入っている種類で凝っています。
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雉の多いウェイクハーストですが、自ら餌を求めて人間に近寄って来る、「奈良公園の鹿」状態の大胆な雉には、初めて会いました。
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続いて、小川の流れる谷へ行きます。
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どの庭園&公園でも、水辺は子供達に人気。このウェイクハーストには、広大な敷地内に大きな池が二つ、小川、湿地などがあります。
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石橋の袂に、水芭蕉が咲いていました。イギリスでも割と珍しい植物ですが、英語では「skunk cabbage スカンクのキャベツ」なんて風情のない名前(でも愛嬌はある)で呼ばれています。
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スカンク・キャベツは、こちらの黄色い少し大きな種類が主流です。
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芽吹いたばかりの、力強さがみなぎるシダ類。
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「日本の菖蒲園」の見頃は、2ヶ月位先かと思われましたが、この時はツツジが見事でした。日本でもツツジ園と言うと、傾斜を利用することが多いですね。
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モミジは紅葉だけでなく、若葉も美しいと思います。もの種類は、茎や葉脈のみ赤です。
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駐車場を有料にして以来丁度1年経った訳ですが、以前はこんな快晴の週末なら、予備の駐車場すら空きを探すのが大変な程の人気だったのに、メインの駐車場さえ空きが目立ち、確実に訪問者が減っていました。かつては充実していたショップも、随分ショボくなていました。元々利用者の80%がNT会員だったらしいので、当然の結果だとは思います。「今まで無料だった駐車場が、一日10ポンドだなんて馬鹿げている!」と、カンカンに怒る客も目にします。元々入り口のショップ&カフェだけは、入場料を払わずとも利用出来、一応最初の30分間のみ駐車無料なんですが、これを1時間に伸ばさない限り、カフェを利用したい客さえ来ないと思います。政府からの補助金が減って、キュー自体が財政難の為の苦肉の策とのことですが、イギリスが世界に誇る「王立」植物園なんだから、女王が城や船の一つ二つを売ってでも守るべきだと思います。
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by piyoyonyon | 2015-05-08 15:32 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ふこふこ三昧の店

サウスダウンズの隠れた太古の集落サドルズコムを訪問した後は、ディッチリング等のサウスダンズ麓の村々を幾つか訪れました。その中の一つに、結構魅力的なアンティーク・モールが一軒、またチャリティショップが数軒集まった村があり、立ち寄ってみることにしました。更に、この村にはちょっと風変わりなペットショップが一軒あって、確か仔猫を見ることが出来たなあと覗いて見ると…、
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仔猫達はすっかり大きくなっており、更に数が増え、お店のケージの中ではなく商品棚の上に、一斉にダラ~ンと重なって寝そべっていました。どの子も、見知らぬ人間が近寄って触っても全く物怖じせず、一見縫いぐるみかと疑う程の状態で眠り続け(実際縫ぐるみも混じっている)、まるで猫の山とか猫かたまり
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この他にも、床や椅子に寝ている猫、床を歩いている猫がおり、全部で20匹位。ついでに猫に混じって、兎数羽もも床を歩いて(跳ねて)いました。長毛種やシルバータビーとかシンガプーラに似た子など、全体的に結構毛並みの良い子が多かったなあ。しかし一体この猫達は商品なのか、それとも身寄りのない保護猫なのか?? 後からP太のこの村に住む同僚に話してみたところ、実はこのペットショップのオーナーは変人として有名で、この猫達は単に彼の飼い猫で、売り物ではないそうです。
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更にこのオーナーは、保護した狐数匹と自宅(店の二階)で暮らしており、そのうちの一番歳取った狐が最近亡くなったので、泣く泣く裏庭に埋葬しました。しかし、その後も寂しさに耐え切れず、墓を掘り返して、今は死体を冷凍庫に保存しているそうです。更に、冷凍庫に一匹ぼっちでは死んだ狐が可哀想だと、お友達としてリスの死骸を幾つか拾って来て、一緒に保管しているとか(言わば副葬品?)。このキチ★イぶりは、ローカル・ニュースでも報道されたそう。…動物を虐待しているのでは全くなく、その逆で、一応愛して止まない行動な訳ですけどね。
 
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by piyoyonyon | 2015-05-05 15:35 | 動物 | Comments(0)

サウスダウンズの隠れ里サドルスコム

お誕生日にライに行って以来、しばらく晴れた週末に恵まれなかったイギリス南東部。それでも何処か出掛けたいね~と言うことで、近場の「Devil’s Dyke デヴィルズ・ダイク」と言う小高い丘に行くことにしました。
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「小高い」と言っても、海抜自体はせいぜい200m程度なんですが、ブライトンのすぐ北で、周囲は平地だから眺望は抜群、ハイキングやバイク乗り、パラグライダーに最適な場所なので、いつも人気の高いスポットです。東西にはサウスダウンズ丘陵地帯が連なり、南にはイギリス海峡、北には「weald ウィールド」と呼ばれる森林地帯が見渡せます。因みに、この一帯が国立公園に指定されています。上の写真は西方向で、眼下に見える村はフルキング。この丘の先には、ノルマン時代のモット&ベーリー式の城跡も残っています。
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鉄器時代の要塞遺跡、イギリス一大きな乾谷(沢や川が流れていない谷のことらしい)を持つ丘でもあります。この谷は、悪魔に寄って掘られたと言う伝説が残っています。ウィールドにはサクソン時代から教会が多く、キリスト教会=神聖な場所=悪魔にとっては敵と言う訳で、怒った悪魔が、ウィールド一帯を洪水で全滅させようと、海の水を引く為、丘を削ってこの谷を掘ったのだそうです。ところがその大きな掘る音に驚いた雄鶏が鳴いて、朝が来たと勘違いした悪魔は、慌てて土砂に埋もれてしまい、計画は未遂に終わったとか(どうもイギリスの伝説に登場する悪魔は間抜けだな)。上の写真は北方向で、手前に要塞の土塁が見えます。
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頂上にはパブがあり、今でも人気の行楽地ですが、ヴィクトリア時代には北側から登山電車が通じ、南側には鉄道が通り、頂上に遊園地があり、また乾谷には英国初のケーブルカーが跨り(当時の写真を見ると単なる檻状のゴンドラで凄く怖い!)、かつては更に観光化が進んでいたようです。---元々海風が直撃する場所ではありますが、この日は殊更風が強く&冷たく、頂上に居ることは早々と断念しました。
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しかし今回は、元々デヴィルズ・ダイクに行くのなら、ついでに「Saddlescomb サドルスコム」の村も訪れてみようと言う予定でした。デヴィルズ・ダイク自体がナショナルトラストの管理下にあり、このサドルコムも、村全体がナショナルトラスト管轄になっています。
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知らなければ絶対気付かない、一見何の変哲もない山間の村(village)…、と言うか、農家が数件のみ集まった集落(hamlet)ですが、実は歴史的に興味深い場所なのです。
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1000年以上続く集落で、かつてはテンプル騎士団の村だったと言われています。テンプル騎士団は、12世紀に設立された騎士修道会で、つまり修道士であると同時に戦士である、僧兵だった訳です。当時はエルサレムへ巡礼する旅人を保護する為に、順路のあちこちにテンプル騎士団の村が設けられていたそうです。
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納屋の一つは、古い農具やパネルを展示した資料室になっています。
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ワラワラと一斉にやって来た七面鳥の群れ。農村らしさに溢れています。
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ハイカーの為に、カフェも設置されています。中々良さげな雰囲気でしたが…、ケーキはイギリス人しか食べない甘ったるそうなものばかりだし、値段も街中と分からぬ高さだし、トイレもなさそうだったのでパス。
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納屋を改造したカフェの中を、鶏が自由きままに歩いています。
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イギリスの典型的な長閑な農村ですが、中世の建物が残っている訳でもなし、理由を聞かなければ、本当に何故村全体がナショナルトラストで管理されているのか不思議に思う程でしょう。
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この村で一番興味深かったのが、このDonkey Wheel。私有地を避ける為、遊歩道がかなり遠回りで、ちょっと行き方が分かり難い場所にあります。
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言わばハムスターの回し車の巨大版で、車輪の中にロバを入れてひたすら歩かせ、地下深い水を汲み上げる仕組みらしいのですが、実際にはロバだけでなく子供も働いたとか。
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この集落の周辺には、青銅器時代の古墳も残っているそうです。車のない時代には、さぞかし来るのが不便だったであろうと思われる立地ですが、太古から結構重要な土地であったようです。
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by piyoyonyon | 2015-04-29 15:38 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ライでお誕生日クリーム・ティー

イギリスの素敵な田舎町には、大抵クリーム・ティー(紅茶とスコーンの組み合わせ)を提供するティールームがあります。勿論人気の観光地Rye ライも、その例外ではなく、何件かティールームが揃っています。そしてそんな町を歩いて、ティールームを目にしていると、実際「クリーム・ティー・モード」になって来るのです。
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良く雑誌やガイドブックで紹介されるのは、この店で、一度入ってみたいと思っていたました。ところが、丁度出て来たお客の会話を聞いていたら、何とトイレがない?? 本当かどうかは知りませんが、それは飲食店としてマズイじゃん。二人ともトイレが必要な時だったので(笑)、別な店を当たることにしました。
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そして辿り着いたのが、セイント・メアリー教会側のこの「Fletchers House フレッチャーズ・ハウス」と言うティールーム。後から知ったことには、ここも有名だそうです。
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狭くて満席かな?と思ったら、奥行きはかなり広くなっていました。それでも空きテーブルは残り一つで、運良く座ることが出来ました。二階は、結婚式の披露宴も開催出来るパーティールームになっているそうです。
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こんな歴史的な町でクリームティーを楽しむのにピッタリな、重厚な木組みの建物です。中は大変賑わっていますが、不思議と落ち着いた暖かい雰囲気。店員さんもテキパキしています。アフタヌーン・ティーもあり、軽食も充実しているそうです。因みに、二階のトイレの床は見事に傾いていました。
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これがクリーム・ティー、二人分です。紅茶はポットで、一人二杯以上あります。ちゃんと「ホットウォーター・ジャグ(お茶が濃くなり過ぎた時の為の湯差し)も付いて来ます。スコーンは大きい上に、パンに似て食べ応えがあります。普通スコーンには、ベイキング・パウダーを使うはずなんですけど、ここのはまるでイーストを発酵させたような食感。P太は気に入ったようですが、私としては、やはりスコーンは暖めてあったほうが嬉しいな…。クロテッド・クリームとジャムは、たっぷりで良質でした。クリームティーが好きな理由の一つは、日本人には甘過ぎて食用不可能なケーキが多いイギリスにおいて、自分で甘さを好きに調節出来るところ。
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午後遅くにクリーム・ティーをとると、大抵夕食が必要なくなりますが、今回はスコーン一個目で既に満腹になってしまいました~。二個目も無理矢理押し込みましたが(そんなに無理に食べなくとも…)、最後の一口はどうしても入らず、P太に食べてもらいました。
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窓辺に並ぶ古本は、チャリティショップ価格で売っているもの。こんなところでも中古品を販売しているのが、何でも再利用の国イギリスらしいと思います。
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建物自体は大変古いのですが、お店のオープン(リニューアル?)は割と新しいそうです。実は隣もティールームでして、外からいかにもイギリスらしい甘ったるそうなケーキが並んでいるのが見えました。この日の「フレッチャーズ・ハウス」は、いつもより更に大繁盛で、もうすぐスコーンが売れ切れそうだったので、常連らしき客が冗談で「隣で買って来たら?」と言ったら、オーナーは「隣のスコーンなんて不味過ぎて買えるもんかい」と答えていました。何でも彼の話では、オープンした際にお隣に挨拶に行ったら、凄く無礼なことを言われたとか。お暇な方は、食べ比べてみて下さい。とにかく、ライのような可愛い町でクリーム・ティーをとると、雰囲気が一層盛り上がり、旅の良い思い出になることは間違いありません。
  
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by piyoyonyon | 2015-04-02 15:31 | 飲み物・食べ物 | Comments(2)

またしてもライでアンティーク屋巡り

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イギリスの人気の観光地の常で、ライにもアンティーク&ビンテージ屋が沢山あります。今回自分の誕生日にライを訪れたのは、それらを回るのも勿論楽しみの一つでした。また、迫り来る友達の誕生日と母の日(イギリスでは三月です)用に、もし良い物が見付かれば、プレゼントとして買いたいと言う目的もありました。
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まずは、「Quay」と言う、港脇の昔の倉庫街。
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アンティーク・ショップと言えど、金彩食器&猫足家具系のアンティーク、そしてシャビー・シック(つまりビンテージ風)の新品を半々位で扱うお店が多く、中々好みのものは見付かりません。
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多分イギリス人にとっては、そういうテイストが一番人気があるのだと思います。
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この店は、アンティーク家具の修理も取り扱っているらしく、ペンキが沢山売られています。
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そんな中でも、最もジャンク感が高く、私にとって楽しいのは、このアンティーク・モール。
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そして、センスの良いキッチン用品中心のビンテージやハンドメイド物を売るお店。
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お値段はそれなりにしますが、眺めていて一番充実しています。
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でも、日本で勿体ぶった値段で売られている英国のアンティークやビンテージを買うのがバカらしくなるような、非常にお得&旅の良い思い出になるアイテムに出会えるチャンスは、沢山あるはずです。
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続いてWish Street ウィッシュ通りにも、アンティーク&ビンテージ屋が多く並んでいます。
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この女性向けの古着やアクセサリー、小物ばかりを扱うお店は、値段も高級ですが店内必見。
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ドレスにもバッグにも、古き良き時代の優雅さが漂う、目の保養になるものが沢山あります。
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時代はヴィクトリアンから大体50年代位まで。アクセサリーにも、良い物が揃っています。
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右下のプラスティックのブローチは、「Lea Stein リア・スタン」と言うフランスのアーティストの、アールデコ風の人気のアクセサリーでコレクタブルズ。日本で買うと、(プラスティックなのに)2、3万円するそうです。
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その向かいのアンティーク屋のアクセサリーは、新旧入り混じって手頃なお値段。根気良く探せば、この中からお気に入りが見付かるかも知れません。
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ライの中では珍しいテイストの、50、60、70年代のレトロポップなコレクタブルズ専門店。
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私にとっては返って好みの品が多く、眺めていて楽しいのですが、値段は概ねライの他のアンティーク屋よりも強気な程。
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ブキミな地下室のある、建物自体が迷路みたいに入り組んでいて興味深いアンティーク屋。
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ハイストリートにある、元はグラマースクールの建物。今は中古レコード屋になっています。何故か日本製のDVDもちらほら売られていました。P太に言わせると、値段は概ね驚く程の高さだそうです。
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結局今回は、友達用にも義母用にも自分用にも、コレダー!と思えるものには出会えませんでした。古物との出会いは一期一会で、本当にこういうのは時の運ですね…。でも、町の雰囲気自体が抜群に良いし、中々来られる町ではないので、眺めるだけでも十分楽しめました。
  
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by piyoyonyon | 2015-03-31 15:32 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

早春のライを歩く

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やはり自分の誕生日に訪れるなら、歴史的で面白い、尚且つロマンティックな町にしたいと思いました。その上確実に美味しいものが食べられ、お買い物も楽しめる(イギリスだから余り期待は出来ないが)、ちょっと特別な場所なら最高。そこで、昨年の誕生日と同じ目的地の、Rye ライと言う安全圏を選びました。何故少し特別かと言えば、うちから日帰りで十分行けることは行けるものの、主要な早い道路が通じておらず、行くのが結構面倒だからです。何度行っても距離の割に遠く感じるので、今回の行きは高速道路を選びましたが、やっぱり高速の出口からが遠々と掛かった…。思わず夫婦揃って、「Have we gotten there yet? もう着いたあ?(イギリス子供が出掛けると口にする決まり文句)」と言いたくなりました。
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日本に帰った時に買ったファッション雑誌に、丁度イギリス特集が掲載されていました(勿論それが目的で買った訳ではナイ)。日本の女性誌に載っているイギリス旅行の記事って、大抵ロンドンと何処か田舎が紹介されていまして、その田舎と言うのが、とにかく新しいネタを出さねばと必死なのか、たかが1週間~10日間の旅行で、こんなとこ誰が本当に行くかんかい?と思う場所が無理矢理紹介されていたりします。
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しかし私が買ったその雑誌では、イギリスの田舎町としては王道&初心者向けの、Rye ライを紹介しているところが好感持てました。ライは、イギリスに興味のなかった私にとってもお気に入りの町で、イギリスに住んでいる今でも変わらずに文句なしに魅力的な町です。
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その日は一日中快晴で風温く、理想的なお出掛け日和でした。
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ついでに猫日和。
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元々城壁都市に目がないのですが、ライの城壁(市街壁)は余り残っていないものの、小高い丘の上に立つので、遠方から眺めると、まるで平地に浮かぶ島のように見え、中世の要塞都市の雰囲気たっぷり。
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今は海岸線から3、4km離れていますが、実際昔は、この周囲は海だったそうです。その頃ライは、「The Cinque Ports」と呼ばれる王家御用達の軍事港の一つで、更にweald ウィールド(イングランド南東部の森林地帯)で産出される鉄鋼業にとっても重要な港町でした。
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城壁で唯一残る城門は、14世紀の建設。
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イギリスでは結構珍しくなった石畳が、ライではあちこちに残っています。町自体が丘の上にあるので、小路は大抵坂道になっており、一層魅力的。しかし、川原石のような丸い「フリント石」を、そのままゴロンと地面に埋め込んでいる為、まるで足つぼマッサージのようで、非常に歩き難いのでした。
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そんな石畳の小路の中でも、最も人気が高い「Mermaid Street 人魚通り」。ただし観光客も多く、車の往来も意外と多いのです。通りの先に見える丘は、お隣の城壁の町Winchelsea ウィンチェルシー
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通り名の由来となっている、かつライのシンボル的な存在、12世紀から続く旅籠「Mermaid Innマーメイド・イン」。言わば「人魚亭」です。かつては密輸&密売人のアジトだったらしいのですが、今は高級レストラン&ホテルとなっています。
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マーメイド・イン同様、その昔は密輸基地だった古いパブ「The Old Bell ザ・オールド・ベル」。イギリスの老舗パブや旅籠には、こういう犯罪拠点になっていたものが多いようです。
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古城もあります。これが建設された当時は、海を見下ろしていたようです。…うーむ、昨年と同じ場所ばかり回り、写真も同じようなものばかり(笑)。
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でもやっぱり、特別な日に訪れるのにはピッタリな町ですね。大抵来るのは寒い季節ですが、そんなオフ・シーズンでも観光客が驚く程多く、一体今は夏にはどんなに混雑しているのだろうと想像します。
  
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by piyoyonyon | 2015-03-29 15:39 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

今年もライでお誕生日ランチ

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帰国レポートを続けていますが、ここでイギリスのお散歩記事を割り込みで御報告します。三月初旬の自分の誕生日に、今年もRye ライに連れて行ってもらいました。昨年訪れた際の、ガストロ・パブのシーフードの美味しさが忘れられなかったからです。
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それがこのパブ、「The Ship Inn シップ・イン」。アンティーク街の「Quay」や観光案内所に近い、便利な立地にあります。
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古い重厚な木組みの建物に、モダンなインテリアが不思議とマッチしています。テーブルの天板のプリントは、去年とはまた違っていました。
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今回は、二人とも「シップ・イン風フィッシュパイ」を注文しました。フィッシュパイ(フィッシャーマンズ・パイ)は、イギリスの代表的な家庭料理&パブ・メニューで、パイと呼べどパイ皮は一切使わず、魚のクリーム・ソース和えにマッシュ・ポテトを乗っけて、オーブンで焼いたグラタンのようなものです。
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ところがここのフィッシュパイは、それとも全く別物でした。魚介のクリーム・スープに、マッシュ・ポテトがドカンと浮いているかんじ。P太のほうは、若干オーブンで焼いた焦げ目が付いていましたが。
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このクリーム・スープは、割とサラッとして塩気は控え目なのに、魚介のエキスが物凄く濃い! コッド(鱈の一種)、鮭の他に、小海老とムール貝が入っています。付け合せは「ちりめんキャベツのバター和え」で、ちょっと食べ辛かったけど、イギリスとしては珍しい組み合わせで楽しめました。
 
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by piyoyonyon | 2015-03-28 15:37 | 飲み物・食べ物 | Comments(0)

ウェイクハーストで紅葉&キノコ鑑賞

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ナイマンズへ行った次の週、同じくナショナルトラスト(NT)の庭園「Wakehurst Place ウェイクハースト・プレイス」へ行きました。ここへは、例の駐車場がNT会員にさえ有料になって以来、一度も来ていませんでした。ところが今回は、RHS会員の義両親と一緒だったので、無料で駐車することが出来ました。
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生憎、一番見事なカエデの紅葉は、ほぼ終盤で葉がほとんど散っていました。
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でもお屋敷脇のボーダー花壇は、ペンステモンとダリアの花がいっぱいで、まだまだ華やかです。
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この花壇がいつも花々で溢れているのは、宿根ボーダーとは言え、育苗場で季節の花を次々に育てていて、空いた場所に植え込んでいるからのようです。
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ここで沢山の種類のペンステモンを見ていて、うちのクリムゾンの葉の細い品種が、「ジョージ6世」ではなく(商品札にそう書いてあったのに)、実は「ガーネット」であることが判明しました。
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日本では盛夏の花のイメージの強いダリアですが、イギリスでは晩秋まで咲き続けます。
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続いて、壁に囲まれた典型的な英国式庭園、ウォルド・ガーデンはこんな感じ。
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やはりダリアやバーベナ、銀葉植物等が映え、まだまだ見応えある雰囲気です。
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ルドベキア。くすんだオレンジ色の花もありますが、この黄色の花びらと黒いシベのコントラストのが好き。
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ここの庭園のアイコン的な、18世紀製造の鉛製巨大プランター。
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何だか恐ろしい枝ぶりの大木(笑)。垂れ下がった枝が、地面に触れて根付いています。
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モミジの古木が多いことで有名な庭園なので、紅葉の時期は特に訪れる価値があります。
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これはマユミの木かな? 池、清流、湿地と、水辺と植物を上手く組み合わせているのも、この庭園の魅力。
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この「日本の菖蒲園」も、この時期モミジ効果で、かなり日本らしく見えます。
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でもこの季節、ウェイクハーストでの我々の一番の楽しみは、何と言ってもキノコ観察です。こちらは、入り口近くのシクラメンの群生の合間に生えていた、「ヒトヨダケ」。一晩で急に生えて消えるので、和名は「一夜茸」。インクのように溶けるので、英名は「インク・キャップ」です。
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直径20cm位もある、まるでどら焼きのような巨大キノコ。
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そして最も絵になり、一番テンションも上がるのは、やっぱり童話の挿絵に登場するようなキノコ「フライ・アガリック(ベニテングダケ)」。私もP太も、ほとんどキチ★イのようにしつこく撮影します(笑)。毎年大体同じ場所に生えるので、この庭園内での定位置を憶えてしまいました。
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これは生えたて。つまり毒キノコの赤ちゃん。この辺りで、義父が義母から「貴方は、いっつもその大きなカメラを持ち歩いているけど、一体何を撮っているの? 今日だって、一体何枚撮影したの!?」と厳し~く突っ込まれ、渋々(?)我々のキノコ撮影に参加していました。
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何故か水玉がなくて、まるでトマトみたい。
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丁度成熟期で、まるで図鑑に乗るような理想的なキノコ型。
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老齢期に入って、傘が反対側に沿っています。
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これはちょっと珍しい(笑)。他のキノコとコラボレーション! いや、単に侵略されている?? このベニテングダケ、紛れもなく毒キノコですが、主にドイツ語圏では幸運のシンボルとされており、見ているとこんなに嬉しくなるのだから、確かにその効果覿面だとと思います。
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天気は生憎一日中曇天で、暗くおまけに風が強く、撮影が大変でしたが、雨が降らなかっただけ儲けものかも知れません。キノコ観察するなら、やはりこの庭園が一番のように思います。義両親のお陰で、久々にウェイクハーストを訪れることが出来、今年も無事キノコちゃん達に出会えて満足満足(笑)。
  
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by piyoyonyon | 2014-11-30 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ナイマンズで秋の森を散歩

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晴れた週末、紅葉(&キノコ撮影)を楽しみに行こう!と、割と近所のNymanns Gardens ナイマンズ庭園に出掛けました。明け方までは雨が沢山降っていたので、ウェリーズは欠かせません。
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紅葉自体で言うと、日本のほうがずっと劇的で見応えありますが、イギリスでは、都市周辺でも自然を楽しむ場所が豊富にあるのが良いところ。ここでは、紅葉は数週間で一気に変わるのではなく、木の種類に寄り数ヶ月掛けてゆーっくり進みます。でも暇さえあれば、ちょくちょく出掛けて、長く楽しむことが出来ます。
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右下に写っている木なんて、もう冬枯れになってるでしょ?
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普通イングリッシュ・ガーデンの一番の見頃は6~7月ですが、このナイマンズは、返って秋に実力を発揮するんじゃないかと思える位、秋の花壇が充実しています。これはバラ園の外側。この時期は、セージやフーシャ、ダリアが見事です。
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まるで、ビンテージのエナメル・ブローチのようなダリア。
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出入り口の売店で、このチェリー・セージの鉢苗が特価で売られていました。帰る時には、人気で売れたらしく、かなり数が減っていました。
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目が覚めるような、青いセージも素敵。
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もこもことフロッキー加工のような、メキシカン・ブッシュ・セージ。耐寒性が弱いと聞くけれど、毎年植え替えしているのかな。
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まるで着物の柄のような、小菊の群生。
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蝶も未だ飛んでいます(虫嫌いな方、御免なさい! 私もですが)
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バラ園自体も、結構未だ花が咲いていました。
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一番花付きが良かったのは、この「Old Blush China」。 アイルランド民謡「The Last Rose of Summer 夏の名残りの薔薇(邦題:庭の千草)」のモデルは、このバラだと言われています。
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香り豊かなイングリッシュ・ローズの、「Strawberry Hill」。この品種名は、有名な建物の名前からとったそうですが、花色も丁度苺のシャーベットみたいな色をしています…。
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新しく入り口に出来た案内板地図を見て、このボーダーが、実はとても広大なウォルド・ガーデン内の一部だと言うことに、初めて気付きました。道理で、石塀の門がある訳だ。
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正午を過ぎると、駐車場の空きを確保するのが難しくなる程人気のナイマンズ。今回は、お弁当を持って午前中に到着しました。この廃墟のお屋敷の前で、お昼を頂きます。今日のメニューは、ベーコンとブリー・チーズとオニオン・チャツネのパニーニ。
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前回はスカビオーサで溢れていたサンク・ガーデン(窪んだ庭)は、こんな状態になっていました。
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今回は、紅葉を楽しむのが一番の目的だったので、久々に谷間の森の中を歩くことにしました。途中牧草地がかなりぬかっており、ウェリーズを履いて来て正解。
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最近遊歩道を整備したらしく、ゴロゴロとした砂岩が敷き詰められていました。底の厚い靴も必須。
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所々で、こんな彫刻を見掛けました。倒れた木を削ってあるのです。この他にも、立ち枯れした木にフクロウの彫刻を創作中でした。
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陽に透ける、何かの赤い実。(ちょっとピンボケ)
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この木の、地上2m位のところにシダが育っています。
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気温は例年より未だ高めだったので、思ったよりキノコには出会えませんでした。しかし、極上の森林浴を楽しめました。
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一番紅葉が進んでいたのは、この一角。大きな樫の木は、最早葉が散り始めていて、この週末が最後と言う状態でした。
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この日は、平均気温より5度以上高く、歩くと汗ばむ程の暖かさでした。トレッキングの後は、お決まりのアイスクリーム・コース。ここのアイスクリーム屋台はソフトクリーム専門なのですが、時々こんなノスタルジックなものが食べたくなります。戸外で食べるアイスクリームも、今年はこれが最後かなあと夫婦で言いながら味わいました。例え近場でも、こんな綺麗な秋の日を無駄にしなくて、本当に良かったと思います。
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by piyoyonyon | 2014-11-27 15:21 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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