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赤い花柄のウラン陶器のピッチャー

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今回ブラックリーのアンティーク・モールでP太が買ったのは、このピッチャー(ジャグ)です。ウラン「ガラス」じゃなくて陶器じゃないかとお思いでしょうが、黄色掛かった釉薬にウランが含まれている「ウラン陶器」なのです。ただし今まで見て来たウラン陶器は、紫外線光を当てると極微量に発光するものでした。しかも発光するのはガラス質の釉薬のみで、オレンジ色系の塗料がウラン入りの場合は発光しません。発光が楽しくてウラン・ガラスに興味があるのだから、(余り)発光しないウラン陶器はつまらないと今まで思っていましたが、このピッチャーは、同じアンティーク・モールで見掛けた花柄のティー・セットと同様に、ウラン・ガラス並みに発光します。こんなに強く発光する釉薬が存在するとは、夫婦揃って驚きでした。
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放射線量を測ったら、案の定ヴィクトリア時代のウラン・ガラスを超えるブッチギリの放射線量を放っていました。ある程度厚みのあるガラスと違い、陶器の場合、表面を覆っている極薄―い釉薬にウランが含まれている訳ですから、この釉薬のウラン含有量が半端なく高濃度なのを示しています(注:それでも人体に影響を与える程ではありません)。
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ウランの有無に関わらず、見た目的にも中々悪くない陶器だと思っています。手描きの絵付けで、大胆ながら決して大味ではない赤い花が、力強く描かれています。葉を黒で表現したところも気に入っています。
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勿論、花瓶としてなら使用に差し支えありません。本当は、牡丹や芍薬等もっと華やかな大輪の花を生けるのが似合いそうです。ウラン・ガラスの本場(?)チェコスロヴァキア製で、多分アール・デコ期の製品です。
  




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by piyoyonyon | 2017-04-09 15:25 | テーブル&キッチンウェア | Comments(0)

英国中部一大きいブラックリーのアンティーク・モール 2

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今年のお誕生日のお出掛けには、うちから行くにはちと遠い、ノーサンプシャーの南端の町Brackley ブラックリーの、イギリス中部一大きいと言われるアンティーク・モール「Brackley Antique Cellar」を訪れることにしました。(写真は、町内の元消防署の建物を利用したカフェ。文字が燃えています!)
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ストールに寄って、それぞれ店主(契約者)の好みが出て、様々な専門・特徴があるのは、何処のアンティーク・モールも同じです。
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でもここの幾つかのストールは、かなり徹底していました。例えばここは、アール・デコ専門。
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これら陶器のオレンジ色の絵具や黄色い釉薬には、ウラン入りもあるのに違いありません。
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絵になる見事な陳列ぶりの、ブルー・ウィロー等の藍色の絵付け陶器中心のストール。
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正直この手の陶器自体には余り興味はありませんが、唯一このデルフトっぽいボウルは結構好きかも。
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ミリタリー専門店。軍モノは、常に根強い人気があります。マネキンまで居て、まるで店舗を模っているみたい(…店舗なんだけど)。
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ここは、言わば「ハンガーフォード・アーケード」内の「The Junk Shop」に似た、新旧お構いナシのガラクタを、何でもチャリティショップ並みの価格で売るストール。ここでお宝を見つけ出せればお買い得だったのですが、生憎ビンテージと呼べる程古い物は、余り見当たりませんでした。
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このモールの中では、ここが一番インパクト大でした。ストール全体が昔の店舗を表しており、まるで博物館のような完成度。梁からぶら下がっているのも、昔の商店の品札です。
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古い瓶は、陶器もガラス製も人気があります。ヴィクトリア時代のゴミ捨て場から、掘り出して見付けて来る場合もあると言うのを、以前テレビで見たことがあります。
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古いホーロー看板は、古物番組で常に高値で取り引きされます。
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昔の電話機も、コレクタブルズ・アイテム(…場所取るだろうな~)。
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何気ない日用雑貨の紙製のパッケージでも、昔の物には味わい深さが。
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イギリスを代表するチョコレート・メーカー「カドバリー」の、多分デコ時代のパッケージ。 
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やはりアンティーク・モールは、眺めるだけでも十分楽しい所です。買うお目当てが何かあったら、楽しさ倍増。…記事は、まだまだしつこく続きます(笑)。
 



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by piyoyonyon | 2017-04-04 15:25 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ホーンジーのラブ・マグ 5月&6月&8月&10月

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フリマで青いクロシェ・パッチワークのブランケットに出会った直後、チャリティショップで出会いました。もお興奮しましたよ。何せフリマでは未だ一度も出会ったことのない、アンティーク・モール等でも滅多に見掛けることのない、大好きなホーンジーのラブ・マグが、四つ一辺に目に入って来たのですから! 現金の持ち合わせがなかったので、突然P太一人を店に置いて、近くのATMに走りました。お店の人の話では、元は全ての月が揃っていたらしいのです。全部コレクションしていた人(またはその家族)が、まとめて寄付したようです。一瞬それは惜しいなと思ったものの、年末で金欠な時期だったから、例え残っていても、全部買い占めるのは相当苦しかったと思います。とにかく、自分の未だ持っていない月が残っていたのはラッキーでした。
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ラブ・マグの名の通り、全てのマグに、恋人同士のそれぞれの月を楽しむ様子が描かれています。イギリスの一般的な歳時記や四季の風物詩に、ちょこっと触れられる仕組みです。まず5月。生命の活動が活発になる、小鳥の巣作りの季節として描かれています。まん丸の小鳥が可愛い。
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このシリーズのマグには、恋人達の他に、季節を代表する花が必ず描かれています。5月は、「メイフラワー」の異名を持つ西洋サンザシ。英語では一般的に「hawthorn」と呼ばれ、庭木としては御馴染で、特に牧草地を囲むサンザシの垣根は、イギリスらなではの光景と言われています。
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6月は、日本では梅雨で鬱陶しい月ですが、イギリスでは丁度バラが咲き揃い、庭が一番綺麗で見応えあり、気候的にも晴天が多く過ごし易い、最も祝福された季節です。恋人達がボートを漕ぐのは、ケンブリッジ等の川の流れる町で、良く見られる光景。
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添えられた花は、勿論イギリスの国花バラ。バラ戦争のヨーク家の紋章を思い出させるような、白い一重のバラです。
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10月。ハロウィーンと言うことで、恋人達は魔女&魔法使いの仮装をしています。箒の先には黒猫が。ハロウィーンのイベントはアメリカ生まれで、イギリスでは割と新しい風習と聞いていましたが、この頃(1970年代初頭)にはもうあったんですね。
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10月の花は、アスターか何かキク科の花。このシリーズのハンドルには、手を掛け易い楕円穴と、指が一本だけ入る円穴の二種類ありますが、今回手に入れたのは全て円穴でした。
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「8月のマグは既に持っているけど、貴重な出会いだから」と、実はついでの気持ちで買いました。しかし、既に持っているのは7月の勘違いでした。…買ってて良かった!(8月で持っているのは、同柄の出自不明の絵皿です)。このシリーズのプリントの色は、全月共通の白に加え、黄色、オレンジ、藤色の三つの中のそれぞれどれか一つで、大抵交互に月に使用されていますが、7月と8月は続けて黄色系だった為、混同してしまったようです。
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黄色系のプリントが、一番焦げ茶色の地に映え、柄が目立って魅力的な気がします。大きくヒマワリが描かれ、夏の強い日差しが感じられるようなイラストです。
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ホーンジーのラヴ・マグ、これでやっと半分以上の7ヶ月分は揃った訳です。その日はクロシェ・パッチのグラニー・ブランケットを手に入れ、更にその直後このマグ四つもチャリティショップで手に入れられて、うっひょー何てツイているんだと幸せでした。………ところが、その三日後にトラちゃんが亡くなりました。その後しばらくマグなんてどうでも良くなり、今まで仕舞ったままでした。 
 




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by piyoyonyon | 2017-03-01 15:32 | テーブル&キッチンウェア | Comments(0)

ルイスのアンティーク・モール巡り 陶器編

昨年末に訪れた城下町Lewes ルイスでの、私達夫婦にとっては毎度お馴染みの、アンティーク・モール巡り。今回は、陶器類を中心に御紹介します。
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まずは、イギリスでも人気の高い北欧ビンテージの、ノルウェーのフィッギオ・フリントのトゥーリ・グラムスタッド・オリヴァーのデザイン。でもノルウェー本国や日本で買うよりは、若干割安なんじゃないかと思います。
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貴重になって来ているライ・ポッタリーの、猫のフィギュリン。模様も可愛く、猫の愛らしさが結構良く表現されいます。後ろの、デンビーの青磁のような子羊のフィギュリンも可愛い。
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ロシアっぽい陶器人形、二体。確認しませんでしたが、スカート部分は呼び鈴になっているのかな?
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やはり注目してしまう、デンマークのビョルン・ヴィンブラッドのプレート。女性の服装が好みです。結構お買い得値段。右隣の古い荷札も、良い味出ていますね。
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大人気で大変高価なクラリス・クリフ。大抵絵付けや色合いが大胆過ぎて、私は余り好きではありませんが、この優しいクロッカスのパターンは可愛いと思います。
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全てが丸い、ある意味忘れ難いおばちゃんフィギュリン。もしかして、何かのキャラクター??
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共に1963年の、西ドイツ製のシュガー・ポット。右は、私の持っているミルク・ピッチャー(ジャグ、クリーマー)と柄が同じです。むむっ、…高い!
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ロンドンでは品薄になっているらしいスージー・クーパーも、地方では未だ結構見付かります。これは1958年の、「ブラック・フルーツ」と言うデザイン。今見ても、大変洗練されています。
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フランスの20世紀前半のビンテージ陶器は、大抵ステンシルっぽい絵付けが特徴。
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最後だけ陶器ではありませんが、食器繋がりで。イアン・ローガンが手掛けた「SALOME」と言うパターンの、ホーロー製のキャニスター。スウィンギン・ロンドンを象徴するようなデザインです。
  



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by piyoyonyon | 2017-02-16 15:21 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

プール・ポッタリーの手描きの器

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この陶器は、昨年の夏頃フリマで入手しましたが、ちょっと思い出したくない不愉快な経験がありまして、今まで御紹介せずにいました。用途は多分シュガー・ボウルの、人気の「Poole Pottery プール・ポッタリー」の手描きの花模様の器で、内側のくすんだピンク色も魅力的で、50ペンス(約70円)で手に入れられてラッキーと思っていました。ところが買った直後、売り手の女性が私を追っ掛けて来て、「貴女の払った50ペンス玉はなので、別なお金で払って欲しい。持っていなければ売らない」と言われました。つまり、私の手渡したコインを偽金だと疑っているのです。1ポンド玉の偽硬貨は、普通に大量に出回っていると聞きますが、まさか50ペンスの偽金はあり得ないだろうと思いました。何故って、偽硬貨を作るほうがコストが掛かる。しかし、売り手の女性は頑として譲らない様子。丁度他に50ペンスの持ち合わせがなかったから、その偽金疑惑の50ペンス玉を返却して貰い、渋々替わりに1ポンド玉を払って御釣りを受け取りました。
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良く見れば、私が手渡したコインは、確かに部分的に緑青を噴いたように変色しています。50ペンス玉は銀色硬貨なので、銅を含む訳がなく、従って緑青を噴くはずもないのです。たかが50ペンスとは言え、そりゃ騙されたと思ったら不愉快だろうし、こちらだって、そんな胡散臭い外国人だと疑わられては屈辱です。
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イギリスでは、外国との流通が非常に盛んな上、似た外国のコインが結構多いので(例えば同じくエリザベス女王の肖像が入った香港ドルとか)、正しくない、または怪しいコインを、ちょろ誤魔化して渡す人が絶えません。しかし、日本と違って自動販売機を使用する機会はほとんど無い為、確認する機会もなく、大抵はいつの間にか入手して持ち続けています。一般の店舗でも、対応が店主本人じゃない限り、偽コインや似た外国コインを受け取っても、従業員は(お札は確認する義務があるようですが)一向に気付かないし気にしません。と言うことは、そう言うコインを御釣りとして客に渡しても、全くお構いナシなのです。この私の怪しい50ペンスも、地元の一般チェーン店で釣銭として受け取ったはずです。正しくないと指摘されやっと気付くのは、大抵フリマで支払う時だけ。もっともフリマ自体が、怪しい硬貨の根城だと言えます。
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皆様もイギリスを旅行する際は、どんな有名店で買い物しようと、現金で支払う限り、注意して一々釣銭を確認して下さい。例え偽金じゃなくとも、しょっちゅう金額自体を間違えますから(笑)。しかし、正規のイギリスのコインにしても、数種類デザインがある為、特に慣れないと即断するのは大変です。―――はたして私の怪しい50ペンス玉が、偽硬貨だったのか、または良く似た他所の国のコインだったのかは、何せ頭に来ていたから、その後すぐに他のストールで支払ってしまったので(爆)、今だ謎のままです。
 




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by piyoyonyon | 2017-01-29 15:32 | テーブル&キッチンウェア | Comments(2)

とてもでかいノリタケの急須

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日本から持って来ていた急須を、最近壊してしまい、やむを得ず処分しました。蔓を編んだ持ち手の付いたアースンウェアで、20年近く使い続けた位だから、当然気に入っていたのですが、自分でも全く気付かない内に壊れていました。しかしイギリスでも、急須のようなティーポットは結構手に入るので、ビンテージで探せば大丈夫、と思っていたのですが、…考えが甘かった。それは、例えデザイン的には急須っぽくとも、イギリスではあくまで緑茶ではなく紅茶用のポットとして使用する(した)ので、概ねサイズが日本の一般的な急須より遥かにデカイと言う事実です。
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このノリタケのティーポットも、形的にはどう見ても急須なのに、湯飲み茶碗なら10人分位淹れられるんじゃないかと思える位の大きさ。その以前に、もし満杯に湯を入れたら、重過ぎて簡単に持ち上げられないのではと思います。以前姉が松本で買った、お寺の法事で出て来そうなレトロな急須よりも、更に大きいのです。
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とは言え、一目でイギリスの物とは異なる、ノリタケらしい繊細であっさりした柄と、いかにも60年代らしいフォルム、ラタンのハンドルが中々お洒落で魅力的です。その上、値段はフリマでたったの50ペンス。デザイン名は「Wild Ivy」と言い、1950年代後半から70年代まで製造されていたそうです。日本ではほとんど見掛けない為、輸出専門のラインだったのかも知れません。日常的に使いこなせるかどうかは分かりませんが、これだ!と思える急須に出会えるまで、頑張って付き合ってみようと思います。





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by piyoyonyon | 2017-01-03 15:25 | テーブル&キッチンウェア | Comments(0)

フィッギオ・フリントの「シルカ」のシュガー・ポット

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かなり昔にフリマで購入した、ノルウェーの「Figgjo Flint フィッギオ・フリント」のシュガーポットなのですが、すっかり奥底に仕舞い込んで今まで忘れていました。大好きな北欧ビンテージ陶器のはずなのに、フィッギオとしてはインパクトが薄く大人し目で、余り北欧らしくないデザインだったせいかも知れません。どちらかと言うと、同年代のイギリスの陶器のように見えます。
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とは言え、形も柄もスタイリッシュなのには違いありません。主張が薄い分、使い易そうな食器です。フォルムは、下部に細かい溝の入っているのがミソ。柄名を「Circa シルカ」と言うそうです。
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金彩バラ柄とかのゴージャス&クラシック系の食器とは違い、日本の一般的な日常生活にもすんなり馴染み、普段使いに向いているのが、この時代のヨーロッパのテーブルウェアの魅力です。例えば、これに福神漬けや佃煮が入って食卓に並んでいても、差程違和感は無いと思います。





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by piyoyonyon | 2016-11-15 15:24 | テーブル&キッチンウェア | Comments(0)

ローゼンタールの楕円の大皿

その日のフリマは、天気がイマイチで出店数も少なかった上、P太が連絡用のトランシーバーを忘れたので、珍しく二人一緒に見て回ることにしました。お互い、「あんな大きな物は、場所を取るから買うな」「それは必要ない」とか言い合い、ウザイことこの上なし。…やはりバラバラに見て回ったほうが良いようです(笑)。そんな中、P太の目を盗むようにして買ったのが、この大きな皿です。
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幅35cm位もあり、大皿料理にぴったり~と思いました。一見北欧ビンテージ陶器かと思いましたが、ドイツの「Rosenthal ローゼンタール」製です。
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Made in「West Germany」ではなく、単に「Germany」と記してあるので、そんなに古くは無さそうです。とにかく、ドイツらしく堅牢! その分、重さも半端ありません。フリマで運ぶ時、入れていた頑丈なトート・バッグの持ち手が、ずっしり肩に食い込みました(笑)。
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シンプルなようで、良く見ると細かいエンボス模様が入っていて、中々繊細な雰囲気です。そして、二色使いのオプティカル模様が、何気にとても洗練されているように思えて好きです。
 




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by piyoyonyon | 2016-10-29 15:31 | テーブル&キッチンウェア | Comments(0)

陶器の表札

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表札と言っても、御覧の通り番地だけです。英語では、「house plaque」とか 「number plaque」と呼ばれます。イギリスの家(門や玄関)には、番地と時々通り名、後はせいぜい「ナントカ屋敷」等の家屋通称が在れば記すだけで、事業者でもない限り、個人名を記すことはまずありません。その番地の表札ですが、一番てっとり早く手に入れる方法は、DIY屋(ホームセンター)でバラの数字を買って来て、自分で組み合わせること。もう少しお金を掛けると、DIY屋か合鍵屋で、既成の装飾付きサイン・プレートに、オーダーメイドで番地と家屋名を加えて貰う方法なんかがあります。陶芸の盛んな町では、オーダーメイドの陶器製の表札を良く見掛けます。宜しければ、過去の表札コレクションを御参照下さいね。
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我が家の表札は、前の家の持ち主から受け継いだだけの、焦げ茶のドアにブラス製の数字で、ドアの最上部の目に入りにくい場所に掲げてある(他に場所がないので仕方ないのだが)上、ブラスが経年でくすんで目立たない為、番地を間違えるそそっかしい人が今まで何人かいました。それで、丁度良い大きさの気に入った物が手に入れば、行く行くは換えたいと思っていました。ドイツ語圏で良く使われる、ロイヤル・ブルーの地の長方形のホーロー製表札が好きで、イギリスのアンティーク・モール等でも時折見掛けますが、生憎うちの番地と同じ数字に出会ったことはありませんでした。
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そんな中、フリマでこの陶器製の表札に出会いました。売り主の話だと、閉店したお店のデッドストック品だそうです。2枚あったうち、ラッキーなことに一つがうちの番地とドンピシャ。しかも手描きでスウィートピー柄が可愛い。観光地Rye ライの、個性的なデザインが多いことで人気の工房「The Monastery Pottery (現Cinque Ports Pottery」」の製品です。普通に買うとそれなりの値段ですが、フリマでは50ペンスでした。地色は白だから焦げ茶のドアで目立つし、サイズ的にも丁度ドアのスペースに合いそうです。
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裏面はこんな風になっていて、結構複雑な造りです。厚みが1cm程あるので、出来るだけ重量を減らし、尚且つある程度強度を持たせる為の工夫なのかも知れません。




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by piyoyonyon | 2016-10-01 15:31 | インテリア・デコレーション | Comments(0)

アール・デコの陶器の水差し

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P太が、フリマでリンゴの花柄のウラン・ガラスの花瓶を買った日に、もう一つ購入した原子力ビンテージです。典型的なアール・デコ時代のデザインの陶器で、オレンジ色の塗料が使用されているので、ウランが含まれているかも知れないと睨んだ訳です。結果的には、ウランが含まれて放射線を測定出来たのは、オレンジではなく黄色部分でした。値段は、値切り無しで1ポンド。
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アール・デコ時代に流行した陶器の柄の一つに、こんな平面構成的幾何学パターンがあります。勿論総手描きなんですが、彩色にムラが多く、はっきり言って子供が描いたように大味で雑に見えます。でも、このデザインは、クラリス・クリフの人気からの影響を受けた為のようで、つまり多くの人が喜んで大金を注ぎ込むクラリス・クリフには、この手の絵柄が多いのです。オレンジや黄色が好まれ、黒のラインが目立つのも特徴。
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この水差しの場合、ストロークの効いた、マリーゴールドのような花柄が加えられている分、愛らしさがあって、未だずっとマシに見ます。斑が目立つのは、この時代は絵柄の上から釉薬を掛けなかった為、絵に耐久性を付ける為に、濃度の高いエナメルで絵付けしていたからのようです。それでもやはり強度には乏しかったらしく、この陶器でも、青色は特に剥げが目立ちます。
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メーカーはイギリス・スタッフォードシャーの「Beswick」で、1930年代の製品。ネットで検索したら、フォルムは同じでも、絵付けの異なるものに幾つかヒットしました。
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元は、もしかしたら揃いの柄の陶器の洗面器とペアになった、洗面セットの水差しだったかもと想像しています。あの映画の中なんかで目にする、ベッドサイドに置いて、自分で水を洗面器に注いで顔を洗うセットです。勿論単品で、水差しとしてじゃなくとも、今は花瓶として十分使用出来ます。
 




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by piyoyonyon | 2016-09-28 15:32 | テーブル&キッチンウェア | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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