タグ:ファッション・ドール ( 108 ) タグの人気記事

ビンテージ・スキッパー人形の赤いコート

a0208783_18182582.jpg
夏頃、フリーマーケットのプロらしきストールで、ビンテージの着せ替え人形用のアウトフィットを何枚か販売していました。その中で、1/6ファッション・ドールに合いそうなサイズの物を、2枚購入しました。一枚1ポンドと言われたのを、2枚で1.5ポンドにして貰いました。買った時はビニール袋に入っていたので気付きませんでしたが、その中の一枚の赤いベルベットのコートには、「SKIPPER スキッパー」の古風なタグが縫い付けられていました。少し調べた所、バービー人形の妹スキッパーの、1964~65年に販売された「Dress Coat」と言う名前のアウトフィットであることが分かりました。
a0208783_18185997.jpg
マテル社のファッション・ドールの60年代の服を手にするのは初めてですが、その造りの丁寧さに驚いています。サテンの裏地付きで、人間用の服の同じように、縫い代が全て隠れる仕組みに作られています。そのせいか、半世紀も経っているのに、傷みが余りありません。恐らく日本製。元は、共布のプリムの狭いクロシュ風の帽子、ハンドバッグ、白い手袋に白いソックス、白いフラット・シューズが付属していました。お姉さんのバービーの「Red Flair」と言う赤いコートと、御揃いコーデと言う設定で販売されたそうです。
a0208783_18195846.jpg
うちのビンテージ・スキッパーちゃんは、生憎顔が酷く変色して恐ろしい形相をしているので、スキッパーとサイズがほぼ一緒のリカちゃん人形に試着して貰いました。丁度似た色&質感のリボンがあったので、ハンドバッグとツバ無し帽を合わせて拵えてみました。水玉のストッキングは、バービー用のせくし~ランジェリー・セットのもの。このコートには、白い靴より赤い靴の方が似合うように思います。
a0208783_18202439.jpg
リカちゃんに着せてみて、やはり胸だけはちょっときついように思いました。ビンテージ・スキッパーの胸は、真っ平らですので…。現在のスキッパー人形は、多少発達しているようです。
 




[PR]
by piyoyonyon | 2016-12-02 15:31 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

小人の草履屋さん

a0208783_2054268.jpg
白雪姫人形に着物を着せてドナドナさせる際、草履も手作りしなくちゃと思い、ついでに幾つかまとめて作りました。「こびとのくつやさん」と言う童話を思い出しながら。子供の頃、この話が大好きでしたが、大人になっても別な意味で好きでした。やってもやっても終わらない仕事を目の前に、もし「明日になって小人が全部仕上げてくれていたらなあ…」などと、しょうもない幻想を思い巡らせたものです(つまり弱音を吐いていた)。
a0208783_2055628.jpg
手持ちの、またはイギリスでも手に入る材料で、更に超不器用者でも出来る範囲なので、自分なりに工夫しました。参考にしたのは、おばーちゃん達の和手芸で、「厄除けミニチュア草履」とか呼ばれるちりめん細工です。鼻緒がほとんど金色だけだし、すげ方も本物とは違いますが、ゴム紐な分、市販のプラスティック製のリカちゃんの草履より、返って人形の足からは脱げにくいと思います。
a0208783_20554136.jpg
んが! 実際リカちゃん人形に履かせてみて、致命的な事実を発見。足袋を履かせると、サイズが遥かに小さ過ぎました(汗)。足袋が、人形に履かせ易いよう、大きめのサイズになっているのです。爪先立ちのバービーやディズニー・プリンセス人形なら目立たないんですけど、次回からはもっと大きい草履にせねば…。
a0208783_20562773.jpg
とは言え、予め土台さえ用意しておけば、簡単に楽しく作ることが出来ます。ほんの少しの端切れでOKなので、帯や帯上げ等の余った布で、今後は一緒に作っておくと良いと思います。
  




[PR]
by piyoyonyon | 2016-11-29 15:31 | おもちゃ・人形 | Comments(4)

ディズニーの和服美人

a0208783_20354243.jpg
ロンドン郊外のギャラリーで、手作りの和風アクセサリーを少しだけ委託販売して貰っているのですが、前々から着物を着たファッション・ドールを作って欲しいとオーナーから言われ、やっとやっと完成しました。今年人形の着物作りにせっせと励んでいたのも、元はと言えばその練習の為です。モデル人形に選んだのは、少し前のタイプのディズニーの白雪姫。髪も漆黒だし、何故かとっても和顔で、イギリスで中古で手に入るファッション・ドールの中では、着物が似合うのはこの人形しかないと思ったからです。
a0208783_20362185.jpg
こちらの着物は、姉が送ってくれた、赤地に梅柄の和風生地で作りました。やはり赤い着物って可愛い。この時代のディズニー人形は、元々肘が折れ曲がっている仕様なのですが、この程度の角度なら、着物を着るのには差支えがないようです。昔のバービー人形のように、肘が直角に曲がっていると、どう着物を着せても救いようがなくヘンに見えました。手の平は、日本のファッション・ドールよりずっと大きめ。
a0208783_20375764.jpg
いかにも安っぽいシールのアイ・プリントが嫌だったので、目のみリペイントしています。歯を見せて笑っているのも、大和撫子らしくなくて気になり、本当は口も塗り潰そうかと思ったのですが、形自体が開いた形になっているようだから諦めました。
a0208783_20384854.jpg
こちらは、雛祭りにリカちゃん用に作った晴れ着と同じ生地を使用しています。中古だから髪の状態に差があるのは仕方ないにせよ、同時代の同じモルド、同じアイ・プリントの人形のはずなんですけど、アイプリの位置が微妙に異なる為(要は製造品質にムラがある)、かなり顔の印象が違って見えます。はっきり言ってしまえば、この白雪姫さんのほうが老けて見えます(笑)。それも、もう振袖は似合わないぐらい…。
a0208783_20393795.jpg
最初は、こちらの髪は結い上げてみようかと企みましたが、それには短か過ぎ、かつ技術もありませんでした(涙)。どちらも、ただ一つに縛って、共布のヘア・アクセサリーを付けているのみです
a0208783_2040728.jpg
既成の草履を履かせる訳にはいかないので、草履も手作りしました。
a0208783_20403557.jpg
勿論イギリスの誰かが気に入って買ってくれると嬉しいのですが、日本のレベルではドール服を販売出来る腕前ではないので、試せるだけでも貴重な機会だと有難く思っています。
  




[PR]
by piyoyonyon | 2016-11-25 15:33 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

プリント人形「ムーシュカ」

数年前から、「Mooshka ムーシュカ」と言う東欧風の名前の付いた、布製の人形が販売されていました。アメリカの玩具メーカーのデザインで、数種類のキャラクターが出ていますが、どれもポップなブライト・カラーの可愛いプリントの服を着ていて、中々気になる存在でした。それが最近、中古品を手に入れることが出来ました。顔も髪もアクセサリーも、予め布にプリントされた物を縫い合わせて立体化してあり、つまり「cut-n-sew pattern fabric (布に予めプリントしてある手芸キット)」を組み立てたのと同じ作りです。しかし、もしそれだけなら、余り惹かれなかったと思いますが、ちゃんと服を着脱出来る着せ替え人形なのです。
a0208783_19293575.jpg
「Mooshka ムーシュカ」は、仲良し紙人形達が手を繋いだら、ふかふかの布製人形になっちゃった~♪と言う設定らしいです。パッケージの箱も可愛く、元は同じくプリント生地の指人形(おくるみ赤ちゃん)と、紙人形が付属していたようです。大・中・小、歌うバージョン、妖精シリーズ、体の中の電灯が光るおやすみバージョン等が存在するようですが、これはその中で小の「Tots」の、「Zana」と言う名前のお人形のようです。
a0208783_1930813.jpg
とにかく全シリーズ、西洋人っぽさを残しながら、ちゃんと可愛い顔なのが気に入っています。ポイントは垂れ眉。頭のカチューシャのリボンには、元はサクランボのチャームが付いて揺れていたようです。そんなに古くないとは言え、子供が遊んだ中古玩具なので、買った当初は少し薄汚れており、洗濯機洗濯可なので洗いました。さすがに乾くのはメチャ早いのですが、生地が化繊の為、静電気で埃を吸い寄せ余計に汚れて見えました~(涙)。ガムテープでぺたぺた剥がしたら、大体落ちましたけど。
a0208783_19305316.jpg
靴や靴下、下着、ブレスレットは、ボディに直接プリントしてあります。靴下がボーダー、しかも左右バラバラな柄ってのが、私のツボかも。
a0208783_19313161.jpg
手の平にはべロクロ・テープが付いていて、手を合わせることが出来る仕組み(その割に腕が短過ぎるが)、もしくは、付属の指人形を持たせることが出来る仕組みだったのかも知れません。
a0208783_1932918.jpg
ポケットには、テディ・ベアと赤ちゃん指人形用の哺乳瓶?のような物が、入っているようにプリントされています。スカートや袖、ポケットの縁には、鈎針編みのレースが。
a0208783_0404636.jpg
素直な子供らしい服装で、女の子が初めて持つ着せ替え人形としては、多分こんな人形が理想的なのじゃないでしょうか。リカちゃん等の1/6ファッション・ドールは、一応対象年齢は概ね3歳以上となっていますが、小さ過ぎて大人でも扱いにくく、靴や小物は非常に脱げ易い&失くし易いし、ソフト・ビニールやプラスティック製の人形は体が硬い為、年少さんには未だ着替えが難しいのです。
 



[PR]
by piyoyonyon | 2016-11-21 15:25 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

ソ連の女児制服

a0208783_51287.jpg
昔のソビエト連邦の女の子の学校制服を写真で見ると、共産主義と言うストイックな暗いイメージとはかなり違っていて驚きます。濃い色の丈の短いワンピースに、ひらっひらの白いエプロン、頭にはでっかいリボンで、まるでメイド(カフェ)服。もしかして、共産党の幹部にはロリコンが多かったのか?と疑う程です。そんな忘れ難いソ連の女児制服を、リカちゃん用で再現してみました。
a0208783_52077.jpg
実際このデザインは、ロシア革命前の女児服やメイド服が元になっているそうです。帝政を散々嫌って否定したソ連のはずなのに、何故そんな古風なデザインを採用したのでしょうか。普段の授業中は黒いエプロンでしたが、白いのは式典等の余所行き用。頭のリボンは、レース製のボンボンの場合もあるそうです。
a0208783_523372.jpg
リカちゃんの元の背丈より少し高くなる、手足のムッチリした、「ピュアニーモS」と言う可動式素体を使っているので、余計えっち臭く見えます(汗)。思わず、もしかして自分は、いかがわしい撮影をしているんじゃないかと錯覚して来る程…。まあ日本のJKの制服の幾つかも、破廉恥っぽいと言えばそうかも知れませんが。
a0208783_53968.jpg
この女児制服に対し、男児の学校制服は、襟無しのスーツにタイ無しの白シャツと言う地味~な出で立ちで、いかにも共産主義国の勤労青少年っぽいものでした。…やはり、ロリコン疑惑は拭えません…!
  




[PR]
by piyoyonyon | 2016-11-18 15:35 | おもちゃ・人形 | Comments(4)

人形用80’sと70’sのウェディング・ドレス

a0208783_6371358.jpg
「フェアリー・グレン」のスペイン風衣装と共に、フリマで5枚で1ポンドで買った古い人形の服の内、2枚はウェディング・ドレスでした。11月は日本では一番の結婚式シーズンと言うことで、まずは1980年代のウェディング・ドレスを御紹介します。元々はバービー人形の物ですが、丁度チャールズ皇太子とダイアナ妃の婚礼時のドレスを思い出させるので、ダイアナ・ブームに便乗して販売された、ショートカットのビンテージ・シンディちゃんに着て貰いました。ヘッドドレスやアクセサリーは、私が勝手に合わせて作った物です。
a0208783_639228.jpg
こう言う仰々しいウェディング・ドレスは、本来私の好みではありませんが、中々品の良いレースがふんだんに使われた、人形の服としては結構美しい衣装だと思います。色がエクルと言う点も良いですね。ウェディング・ドレスって、いつの世も女の子の憧れで、着せ替え人形の必須アイテムだと思っていましたが、何故か現在のバービー、及び他のアメリカ・デザインのファッション・ドールには見掛けません。
a0208783_6381350.jpg
次にこちらは、1960年代後半~70年代前半の典型的なウェディング・ドレス。多分、元々ビンテージ・シンディ人形の物だと思います。前に御紹介した人形用ウェディング・ドレスと同時代で良く似ており、スタンド・カラーが特徴的です。形はシンプルなものの、総レースで十分ドレッシーです。この時代の流行が、割とタイトなAラインの、すっきりしたミニマムなデザインだった為、その反動で80年代には、大きく膨らんだ袖やスカートの、フリフリお姫様願望の強いゴージャス系デザインが流行したのではと思っています。
a0208783_640580.jpg
ヘッドドレスはヘアバンドにして、この時代らしさを強調してみました(…私には八つ墓村に見えますが)。
a0208783_70726.jpg
自分が結婚した頃には、チューブ・トップ一辺倒だったイギリスのウェディング・ドレスにも、最近は選択の幅が出て来たようです。上の写真は、シュルーズブリのウェディング・ドレス・ショップのディスプレイ。真ん中のドレスの、ロング丈なのにペチコートだけはミニってのが、返ってハスッパな感じがします(笑)。左端のミニ丈のドレスは、まるで「サンダーバード」のレディ・ぺネロープの60'sファッションのように御洒落で凄く好み。自分の時にも、もしこんなドレスが存在していれば、きっと選んだのにな~と心の中で叫びました。
  




[PR]
by piyoyonyon | 2016-11-11 15:34 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

秋の黄色い着物

a0208783_449235.jpg
リカちゃん人形用に、何か秋に似合う着物を拵えてみようと考えて、モミジに映える、少し芥子っぽい山吹色の水玉生地で、カジュアルな着物を縫ってみました。
a0208783_4494722.jpg
黄色い着物なんて新鮮、と最初は勝手に思っていましたが、良く考えると、日本には伝統的に黄八丈ってのがありますねえ。どちらにせよ、黄八丈のようなチェック(格子)も、こんなピンドットも、和服とは相性が良いように思います。風呂敷包みを抱えて、お稽古にでも行く雰囲気を設定してみました。
a0208783_4501197.jpg
帯は、またしても会津木綿利用。この端切れセットを母から貰った当初は、こんな小さいサイズじゃ何も作れないよ~と思っていたのですが、今ではこれ程役立っています(笑)。人形用でさえ「帯もどき」しか作れない、ギリギリの大きさしかないんですけど。バックの花は、シモツケとチェリー・セージです。
  




[PR]
by piyoyonyon | 2016-10-28 15:28 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

秋のお出掛けにシャツ・ワンピ

旅行の服装を考えるのは、旅好きにとって楽しいものです。返って、普段服を購入する際から、これは旅行に便利そう…と考えて選んでいるかも知れません。イギリスに住み始めて以来、出掛けるとなると郊外が多く、例え優雅な庭園等であっても歩く時間はやたら長いので、動き易い服装の出番が更に増えたように思います。一泊以上の旅行なら、嵩張らずシワにならないワンピースが便利。一週間以上の旅行の場合、日数分全ての服を持って行く訳にはいかないので、色々組み合わせて着回しの利く服、またホテルで自分で洗濯することもあるから、乾き易くアイロン掛けの要らない素材であることも考慮します。
a0208783_18372294.jpg
そんな中、シャツ型のワンピースは、着回しの利く、旅行に最適なアイテムの一つだと思います。適度に活動的で、きちんと感もあります。中にカットソーを着ても、上にカーディガンを羽織っても良いし、もし全面前開きのタイプなら、コートのように羽織ることも出来ます。こんな風に袖がロール・アップ出来るタイプは、更に便利。素材や組み合わせ次第で、ほぼ一年中着ることが出来ます。
a0208783_18374983.jpg
普通シャツ・ワンピは前開きな訳ですが、この人形用のは、作り易いのと着替え易いので、後ろ開きにしています。最初に前開きで作ったら、私の腕が悪いせいで、折角素敵な生地なのに、まるでおばちゃんシャツのようになってしまったものですから…。一応前立ても付けているのですが、どうも目立ちませんね(汗)。
a0208783_18381145.jpg
丈がそんなに長くなければ、ワンピースとしてだけでなく、チュニックとしてパンツと合わせても。シャツ・ワンピと一言で言っても、生地の柄や丈の長さ、襟の形等で、雰囲気が随分変わると思います。
 




[PR]
by piyoyonyon | 2016-10-21 15:34 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

二人のマリー・クワント・デイジー人形

地元の郊外大型フリマが、今年分は9月末に終了してしまいました。未だ近辺で定期的に開催されているのは、隣町の駐車場のと、隣村の牧草地のフリマ。前者は入場無料なものの規模が小さく、後者は割と大きめだけど駐車料金が1ポンド掛かります。その日は快晴だったので、後者を選んでみました(…別に私は両方行っても一向に構わないんですが)。そこでこの人形に出会ったのだから、その日の選択は大正解でした。
a0208783_18552377.jpg
イギリスのスウィンギング文化を代表するファッション・デザイナー、Mary Quant マリー・クワントに寄って、1970年代にデザインされた「Daisy デイジー人形」です。「マリー・クワントが世界一お洒落なファッション・ドールを作ります!」のキャッチコピーで販売されました。フリマでは、シンディ人形以上に、服や小物ですら出会える確率が非常に低く、まして、オリジナルの服や靴まで履いたままの人形は非常に稀です。この状態では、ネット・オークションならかなり高値で取り引きされるはずです。しかも、二体一辺に入手出来たのだから、凄~くラッキーでした。値段は2体で2.5ポンドで、一応2ポンドに値切ろうとしましたが、本当は2.5ポンドでも随分お買い得なんですよね…(笑)。
a0208783_18554769.jpg
どちらも、写真ではガングロで白目とアイシャドーが目立ちますが、実物はもう少し可愛く見えます。凄く大事にされていたのは確かで、人形自体にもアウトフィットにも手垢や退色はなく、どちらの人形もとても綺麗な状態。とは言え、手付かずで遊ばれなかった訳ではないらしく、下着は履いていないし、眉のプリント等は薄く掠れて来ています。目に眩しい赤と黄色のボーダーのトップ、黄色いクロップ丈パンツを履いています。髪は若干乾燥していますが、抜けはないようで、大きなカールも一応残ったままです。植毛は元からかなり緻密で、良く見ると、当時から数色の髪色をブレンドしてあるところにも注目です。
a0208783_18562242.jpg
赤いブーツには、マリー・クワントのシンボル、デイジー・マークが。
a0208783_18564794.jpg
一方こちらの人形の髪は、同様に髪色はブレンドしてあり植毛も密なものの、痛みが結構ひどく、アフロのようにちりちり。髪の長さは、後から短く切られたのかも知れません。そのままでは不恰好なので、やむを得ず後ろで束ねています。服にも、インクの染みがあります。チロリアン・テープのスタンド・カラーと、インド更紗風のプリントが70年代らしさを伝える、当時「ジプシー風」と呼ばれたマキシ丈のドレスを着ています。
a0208783_18572074.jpg
ころんとサボのように丸い靴も、デイジー人形のアイコン的なアイテム。ただしアウトフィット自体は、どちらもデイジーの代表的なものではないらしく、デザイン名は突き止められませんでした。デイジー人形の着替えは、非常に沢山の種類が発売され、普通の店(ってニュース・エージェントとかか?)でも、子供達がお小遣いで簡単に購入出来たそうです。現在のファッション・ドールでは、利益率の高い人形自体を出来るだけ多く売ったろ、と言う商戦略なので、着替えはほとんど存在しません。
a0208783_18574890.jpg
最初に入手したデイジー人形(右)に比べると、どちらも一層小顔です。また、今回の2体のボディと見比べてみても、構造や部分的な素材、刻印の場所が異なっており、それぞれ製造された年代が違うようです。少し調べたところ、黄色い服(左)のが、初代の「Dizzy Daisy」だと分かりました。足はハード・プラスティックで膝は曲がらないし、腰も回らない簡素な仕組みです。ロング・ドレス(中)のが二番目。腰は回り、足は柔らかい塩化ビニール系(ソフトビニール)に換わりましたが、関節は曲がらず、ただグニャッとしているのみ。首の接続が細いプラスティック棒だけで、「折れたら最後」みたいだから、取り扱いには気を付けねばなりません。先に手に入れたのが、実は最も新しい三番目の「Dashing Daisy」でした。膝は曲がり、確かにギミックが一番進化しています。同じイギリスのシンディ人形に比べると、製造販売期間も短く、返って現在貴重な存在になっているデイジー人形ですが、イギリスだけでなく、オランダ等の国外でも販売されていたようです。フィンランドでは、オリジナルのフィン人やサーミ人の民族衣装バージョンも販売されていたとか。とにかく、イギリスの70年代のファッション文化を、今尚シンディ以上に鮮明に伝える人形です。
  




[PR]
by piyoyonyon | 2016-10-14 15:32 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

コンビネゾンとオール・イン・ワン

a0208783_1765562.jpg
トップとショートパンツの繋がったような服が「コンビネゾン」、ズボン丈が長くなれば「オール・イン・ワン」、それに袖が付けば「ツナギ」、身頃が胸当てだけなら「オーバー・オール」か「サロペット」、…のように何となく私の中で勝手に分類していますが、実際にはこの区別ははっきりしていないのかも知れません。どれも一定期間を置いて流行を繰り返していますが、はっきり言って私はキライです。何故なら、トイレに行く際面倒だから(笑)。でもリカちゃん人形用になら可愛いかも、と思い縫ってみました。
a0208783_177207.jpg
まず、自分的に「オール・イン・ワン」と呼んでいるもの。重ね着すると、「本当にオーバーオールとどう違うの?」と言った感じです。首の紐を除いて、たった二枚の線対称のピースで出来ており、とても簡単に作れます。人形の服にぴったりのサイズの小さな花型のボタンは、イギリスの義妹から貰ったもの。
a0208783_177477.jpg
「コンビネゾン」。イギリス女性は、夏に良くテロテロのレーヨン製のコンビネゾンを着ていますが、歩いている内に股部分がずり上がって来るのが問題です。私が人形用に縫ったのは、綿ローンの薄い生地製なので、一応インナーか室内着と言うことにしておきます。ヴィクトリア時代の女性は、本当にキャミとドロワーズの合体形のようなコンビネゾンを、下着として着用していたらしいのですが、まさか用を足す度に、上に着ていたドレスを全部脱がなくてはならなかったのでは??と、過去のことながら不安になります。
a0208783_1781430.jpg
そして「オーバーオール」か「サロペット」。日本ヴォーグ社の「リカちゃん2」の型紙をアレンジして作りました。生地は、多分インテリア用のもの。現在イギリスでは、こんな胸当て付きのデニムのパンツ…、ではなくスカートのほうが流行っているようです。スカートなら、トイレに差し支えありませんね。こんな胸当て付きの服は、胸の小さい子供(または東洋人女性。笑)にこそ、似合うような気がします。
 




[PR]
by piyoyonyon | 2016-10-06 15:25 | おもちゃ・人形 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


by piyoyonyon

プロフィールを見る
画像一覧

お知らせ

手帳一冊目(2014年7月までのブログ)はこちら

日々のつぶやきブログはこちら

コメント欄を承認制にしています。

Copyright
©2007-2017
Der Liebling
All Rights Reserved.

ブログジャンル

海外生活
雑貨

カテゴリ

全体
ごあいさつ&お知らせ
おもちゃ・人形
アクセサリー
テーブル&キッチンウェア
ファブリック
インテリア・デコレーション
箱・缶・入れ物
ファッション・コスメ
バッグ・靴・帽子
手芸用品
本・メディア
ステーショナリー・グラフィック
飲み物・食べ物
旅行・お散歩
ガーデニング・植物
動物
その他
イギリス生活・文化

タグ

(135)
(110)
(108)
(100)
(94)
(88)
(78)
(70)
(66)
(54)
(54)
(53)
(52)
(51)
(51)
(50)
(45)
(42)
(39)
(38)

以前の記事

2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月

最新の記事

ウラン・ガラスの蝶のキャンド..
at 2017-05-24 15:27
春のリース・ヒル 2
at 2017-05-23 15:31
春のリース・ヒル 1
at 2017-05-22 15:38
鳥型のソーラー・ライト
at 2017-05-21 15:37
公衆電話ボックスの活用法 3
at 2017-05-20 15:31

記事ランキング

検索

最新のコメント

> 真木さん、お友達のお..
by piyoyonyon at 17:41
ぴよよんさん、 わ..
by 真木 at 10:02
> 真木さん、イギリスを..
by piyoyonyon at 10:59
おお、ただいま日本におら..
by 真木 at 09:42
> 真木さん、こんにちは..
by piyoyonyon at 12:24
ぴよよんさん、 こ..
by 真木 at 09:25
> はっちさん、こんにち..
by piyoyonyon at 11:34
 ぴよよんさん こんにち..
by はっち at 20:43
猫の額さん、こんにちは。..
by piyoyonyon at 23:33
kagichoさん、こん..
by piyoyonyon at 23:30

画像一覧

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。