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再びデヴィッド・オースティン・ローズ・ガーデン 2

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P太と義母とのシュロプシャー旅行で、今回の一番の目当てで最後の目的地、バラのブリーダー会社デヴィッド・オースティン社の直営バラ園を訪れました。
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ここは、庭園として美しいだけでなく、オースティン社の言わば生きた商品サンプル&カタログで、同社のバラを見て選ぶのには最適な場所です。
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そして、会社が新製品を一押しするのは当たり前です。ここでもその通りで、新しい品種は目立つように多く植えられています。新品種のバラの大きく育った姿を見るチャンスは、一般の店舗や他の庭園ではまずないので、私も自ずと一層注目します。特にERの場合、新しい(特に2006年以降の)品種のほうが、健康的にも寄り優れて、自信がある為に推奨されます。
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今年発表されたのは、この「デイム・ジュディ・デンチ」。「Dame デイム」は「Night ナイト」に相当する女性向けの称号で、ジュディ・デンチは「007シリーズ」のM役としても出演している、イギリスを代表する存在感に圧倒される女優さんです。アプリコット色のバラは、人気が根強いそうです。
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この「ジェームス・L. オースティン」も、今年発売された新品種。初代デヴィッド・オースティンの息子で、二代目の弟の名前だそうです。売り上げの10%がパーキンソン病基金に寄付されることから、恐らくこの方はパーキンソン病を患っているのでしょう。「デイム・ジュディ・デンチ」と共に、独特なうっとりする香りでした。
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その他、この庭園を見渡して、オースティン社が強く推していると分かる新しめの品種の一つが、2013年発売の「ザ・レディ・ガーデナー」。デヴィッド・オースティン氏拘りの、透明感のある花色が素敵。
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この「オリヴィア・ローズ・オースティン」(2014年)も然り。推奨する理由として、花自体の美しさや香りだけでなく、耐病性や育て易さ、花付きの良さ、株のまとまり具合などが総合的に含まれるようです。
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そして、エリザベス女王の長女の名を頂く「プリンセス・アン」(2010年)も、発売から7年経つのに、今も強くお薦めされている品種です。鮮やかな花色が目立って美しいけれど、棘が割と多いのが難点。「御本人も棘棘しいからね!(ズバッ)」と義母。
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昨年発売の「デスデモーナ」は、蕾はピンクなのに、花開くと純白になる魅惑のバラ。香りも非常に強くて心地良く、最近はすっかり鼻の利かなくなった義母が、このバラの香りなら分かると嬉しそうでした。
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「ジ・アンシェント・マリナー」(2015年)は、中心程ピンクの濃くなるのが魅力。
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私が特に惹かれたのは、ERの数少ないランブラー・ローズの一つ「ザ・レディ・オブ・ザ・レイク」(2014年)です。世の中の全てのランブラーの中でも、繰り返し咲き、尚且つ香りが良い品種は稀です。このバラの場合、四季咲きの上、ダブル咲きの小さな花弁も花色も香りも、全てが魅力的。ただしランブラーは凄く大きく育つので、もううちには植える場所がないなあ(苦笑)。
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しかしたまに、ここ2、3年の内に発売されたのに、後から何らかの問題が発生・発見されて、早々とカタログから姿を消す品種もあります。例えば、2014年の赤バラ「ヒースクリフ」とか。赤バラは、開発が難しいと聞きます。これは、「テス・オブ・ザ・ダーバーヴィルズ」。
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最近のオースティン社のカタログで、この「チャールズ・ダーウィン」(2003年)がかなり推されているのに驚きました。それまでそんなことはなかったのに、今はお買い得な推薦コレクション・セットにも含まれている程です。もしかしたら、最近改良されて質が安定したのかも。
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「ガートルード・ジェキル」「グラハム・トーマス」、そしてこの「メアリー・ローズ」なんかは、発売から数十年経つのに、今でもERを代表する不動の人気です。
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もしかしたら、義母と一緒なら寄るのでは…と密かに期待していたのが、このバラ園付属のティールーム。
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やっぱりお茶することになりました! 義母は食事の量は少ないのですが、いつも何かしらお茶菓子を食べている食いしん坊なのです。三人とも、クリーム・ティーを注文しました。
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食器は、オースティン社のオリジナル。描かれたバラの品種は、うちにもある「ザ・ジェネラス・ガーデナー」です。この食器は、売店や通販でも購入出来ます。
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食べ方が汚くてスミマセン。クロテッド・クリームが良質で、スコーンもさっくり美味しく焼かれて、満足のクリーム・ティーでした。時々ホイップ・クリームしか出さないクリーム・ティーに、バターが付いて来る事があるんですけど、ここのは本物のクロテッド・クリームの他にも、バターが付いていました。因みに、ホイップ・クリームとバターを混ぜると、本当にクロテッド・クリームっぽい味になります…。
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周りを見渡すと、多くの客が「あの三段トレイ」を注文していました。アフタヌーン・ティーは予約制ですが、待っている間、バラ園をぶらぶらしていれば良いようです。
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勿論、バラを買って帰る予定で、このバラ園に寄りました。P太から、車に積めなくなる為一人一株ずつまでと念を押されたので、私も義母もどれを選ぶかウンウン迷いました。前回と違って、鉢植えのバラは人気&お勧めの品種に搾られ、アルファベット順ではなくなっていましたが、欲しい品種は割とすぐに見付かりました。この時期、裸苗は未だ売られていません。
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相変わらず、孔雀がえらそーに店内を闊歩しています。
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トイレにも試供品が置いてあった為、全員その香りの良さに感動したのが、オースティン社オリジナルのバラの香りのハンド・ソープとローション。値段は凄く高いんですが、セットで買うと若干割安になるので、義母は義妹へのお土産に買っていました。
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結局クリーム・ティーの威力で、その日は夕食が必要ありませんでした。お年寄りと旅行するのは大変なこともありますが、義母とは興味やノリが大体共通するから、正直言って実の両親と出掛けるよりずっとラクです。何より、義母が楽しんでくれて本望です。そしてやっぱり、初夏にもう一度このバラ園を訪れたい!





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by piyoyonyon | 2017-11-21 15:23 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

再びデヴィッド・オースティン・ローズ・ガーデン 1

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今回のシュロプシャー旅行に義母を誘ったのは、元々「イングリッシュ・ローズ」のブリーダーで有名なデヴィッド・オースティン社のバラ園を、一緒に見に行く事が一番の目的でした。義母もバラが好きなので、滅多に行けないこのの機会を楽しみにしていました。しかし本当は、6月の最初のバラの季節に訪れたかったのですが、亡くなった義父の相続等の手続きで未だ忙しく、また今年の6月は記録的に気温が高く、バラの開花期が異様に短かった為、秋の二度目の開花時まで待つしかありませんでした。
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この「David Austin Rose Garden デヴィッド・オースティン・ローズ・ガーデン」は、Albrighton オルブライトンと言う村に在ります。最寄の大きな町はTelford テルフォードかWolverhampton ウルヴァーハンプトンで、其処に宿泊する手もありましたが、どちらも観光に魅力的ではない為、30km程離れた歴史的な州都Shrewsbury シュルーズブリを選びました。とは言え、オルブライトンは高速の出口に近い為、シュルーズブリからのアクセスは良好です。
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車のドアを開けると、建物や駐車場の周囲もバラが沢山植えられていて、やはり今回も既に濃厚なバラの香りが漂っています。
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こちらの建物は、併設されたティー・ルーム。
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ここは、言わばバラのブリーダー会社の生きた商品カタログなので、入場は無料です。バラは、香りや咲き進みに寄る花色の移り変わり、枝ぶり、葉の茂り具合、幹の棘の多さ等、紙やネットのカタログだけでは分かりにくい事が多いので、実物を見てから選ぶのが一番です。ショップ内を通って、いよいよバラ園に向かいます。最初は、巨大な鉢植えに植えられたバラがお出迎え。
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そして、三本の平行した通路に沿ってバラだけが植えられた、「ロング・ガーデン」に進みます。この庭園ならそれ程広くないし、高低差もほとんどないから、義母にとっても歩き易いはずです。
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バラには、初夏にしか咲かない一季咲きもありますが、ER(イングリッシュ・ローズ)のほとんどは、1年に2回開花時期を迎える返り咲き、または6月から初霜まで絶えず咲き続ける四季咲きです。そして夏の冷涼なイギリスでは、9月頃にバラの二度目の最盛期を迎えます(日本では大抵10月)。
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ところが今年の9月は、ERの多い自分の庭を見ても、余りバラが咲いていませんでした。それで、折角このバラ園へ遥々やって来たのに、もしバラの花の数がショボかったら責任重大だなあと、内心心配していたのですが、…前回同様沢山咲いていました。
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透明感のある繊細な花色は、初代デヴィッド・オースティン氏が、オールド・ローズの魅力を持つ現代のバラ「イングリッシュ・ローズ」を作ろうと思い立った時から、特に拘って来たものだそうです。
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義母がまずこのバラ園で驚いたのは、バラの株が非常に健康だと言う事。前回訪れた時、私も同様に驚きました。イギリスの他の名立たる庭園を訪れても、この時期のバラは、これ程傷んでいない葉を青々とこんもり茂らせてはいません。ERは品種自体が丈夫だし、勿論肥料や薬剤は最良の物を使用しているのもあるのでしょうが、剪定にもその秘密があると見ました。
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中央のレンガ敷きの通路沿いには、ERばかり植えられていますが、両脇の芝生の通路沿いには、ERに混じってオールド・ローズやその他のバラが植えられています。
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沢山の種類のバラが植えられている中、目を引かれる品種は自ずと決まっています(大抵は自分が既に持っているバラ。笑)。これは、「レディ・オブ・シャロット」。
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俯き加減が愛らしい、「ウィンド・フラワー」。
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モティスフォントでも見掛けた、可憐な黄バラ「ブライス・スピリット」。
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ウェールズ語で「愛」を意味する、「キャリアド」。
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フロリバンダの「ラプソディー・イン・ブルー」は、人気の高い紫色のバラで、うちの近所でも植えられているのをしょっちゅう見掛けます。色味は、我が家の紫バラ「ブルー・フォー・ユー」より濃く暗め。母が紫の蔓バラを欲しがっていたので、これを誕生日に贈りました。育成が良いから、蔓バラにもなります。
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ランブラーの「ランブリング・ロージー」。オースティン社では、自社作出のバラだけでなく、ハイブリット・ティーを含む、あらゆる人気&推薦品種も育成・販売していますが、この庭園には剣弁高心咲きは一つもありません。総じて剣弁高心咲きはフォーマルなイメージが強く、他のバラや宿根草と調和しにくい為だと思います。
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お次に、低い柘植の垣根が描く文様の中にバラが植えられた、「ルネッサンス・ガーデン」を尋ねました。
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普段は惹かれないフォーマル・ノット・ガーデンですが、ここのはバラそのものの魅力が物を言います。もしこれがハイブリット・ティーに多い剣弁高心咲きのバラ中心だったら、雰囲気が全く違うと想像します。
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そして、前回と違って、やっぱりバラ園は、青空の明るい日差しの下が格別。時折雲の濃くなる時はありましたが、雨が降る程には一度もなりませんでした。
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所々に置かれた彫像は、初代デヴィッド・オースティン氏の亡き妻パット・オースティンの作品。
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残念ながら、蔓バラの見本となるパーゴラには、ほとんどバラが咲いていませんでした。
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でもやっぱり私は、バラだけでなく宿根草と混栽された「ライオン・ガーデン」が一番好きです。
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ここで最も目立っていたのがアスター。一つ一つは地味な花ですが、群生すると見事です。
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そしてルドベキア。黄色やオレンジ色は、盛夏から秋ならではの宿根草の色彩です。
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秋の訪れを象徴するセダムには、蜂がびっしり。
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秋明菊も、イギリスの秋を代表する宿根草。
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白蝶草の和名を持つガウラ。
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すっと背の高い宿根草も、バラとの相性が良く、目を引くアクセントになります。
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スタンダードの下草のエリゲロンも、バラに似合っています。義母の話だと、「こんな雑草みたいな花なのに、ガーデン・センターとかで買うと結構高い(怒)」のだそうです。何処かから種を拾って来たら、後は勝手にどんどん増えそうですが…。
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とにかく義母は、棘の少ないバラが好き。そう話していたら、見知らぬ女性(他の訪問者)が、「私の一押しはこれよ。香りは最高。棘は多いけどね」と言って示したバラは、「ムンステッド・ウッド」でした。
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…うーん、この時期でも十分美しく見応えはありますが、やっぱりいつかは6月にここを訪れたいなあとつくづく思いました。ルピナスやデルフィニウム等、イングリッシュ・ガーデンを代表する宿根草との組み合わせは、色彩がいかにも英国らしく、文字通り絵のように美しいと想像します。



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by piyoyonyon | 2017-11-20 15:30 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ウィズリー庭園の植物フェア 2

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RHS(英国王立園芸協会)直営の庭園Wisley ウィズリーで開催されている植物フェアに、夫P太と義母と義母の友人サリーと来ています。
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会場をぶらぶら眺めながら、巨大温室に到着。
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この温室が完成して10周年なのを記念して、入り口にセダムの巨大ケーキが展示されていました。
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このガラスの板には、多分温室設立の為にお金を寄付した人の名前が刻まれています。日本の神社仏閣等の奉納石碑に、ちょっと似ています。
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実は私達夫婦、こういう場所での食事は高いからと、予め車の中でおにぎりを食べて来たのですが(何処までもケチ)、この温室脇のカフェのBBQの匂いには勝てませんでした。ベジタリアンのファラフェル・バーガーもあったのに、珍しく肉食のチーズ・バーガーを選択。肉が良質でスパイスが利いていて、何よりバンズがイギリスには珍しく真っ当だったので、値段に見合う美味しさでした。
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食後は、引き続きフェアを見学します。庭園の合間には、アートが展示販売されていました。野晒しなのは、屋外に置けるガーデン・アクセサリーだからです。
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こちらの女性像は、「秋」と言うタイトル。サビサビに見えますが、実は鉄ではなく樹脂製で、あくまで錆色は人工的に着色したのだそうです。
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一方こっちは、本当の鉄製。
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世界的に有名な庭園のフェアなので、観光バスに乗ってやって来る、ヨーロッパ大陸からの訪問者もいっぱい。飛行機で来る海外旅行者は、残念ながら植物を買っては帰れませんが、植え方や組み合わせ方等のガーデニングのアイディアは、見るだけでも勉強になると思います。
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例えば、石製のシンク「トラフ」は、プランターとしてやはり人気。
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シェイド・ガーデンの見本。和風庭園に共通する、渋めのしっとり具合があります。
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モミジと紫陽花は、絵になる組み合わせ。
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多肉植物を、枯れた木の根と組み合わせた、野趣溢れる植え方。凄く好みです。
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非常に背の低い匍匐製の植物を、チェッカー状に配置したもの。見事だけど、いつまでこの状態を保てるのかなあ? ちょこんと、ネズミの像が乗っています。
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単に緑の苔をこんもり植えただけなんですけど、非常にインパクト大で惹かれる! まるで巨大な抹茶パフェのよう…。
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このフェアでは、植物だけでなく、ガーデン・アクセサリーも豊富に販売されていました。
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ガラス製の温室は、小さくとも値段が張ります。
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樹脂製のミニ滝。ポンプで水が循環します。もし流水好きの愛猫トラちゃんが生きていたら、いつかこんなのを買って上げたいと思っていました。
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こんなガーデン・チャイムには、常に目がありません。でも余程大きな庭じゃない限り、余りデカくてうるさく鳴ると御近所迷惑ですね。日本なら、季節外れの風鈴だけで苦情が来ます。
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何故か、赤いギンガム・チェック柄の蓋のジャムで御馴染みの、フランスの食品メーカー「ボンヌ・ママン」も出店していました。ここのカスタード・プリン(crème caramel)は、私達夫婦の好物。まー、日本のコンビニの高級プリン程度の味なのですが、イギリスでは凄く美味しく感じます。
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生憎この日は非常に天候が変わり易く、途中で雷がなったり土砂降りになったりもしました。雨脚が強くなった時、この右側の大きなテントに入りました。
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扉越しには、大輪の菊の展示場かと思っていましたが、良く見るとダリアでした。
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義母もサリーも私も、普段ダリアは余り好きではありませんが、こうして何種類も一堂に集まると見事だと意見が一致しました。
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天然なのに、人工物のようなキッチュな魅力があります。
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ポンポン咲きは、やっぱり可愛さピカ一。
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大輪系は、直径30cm近くあります。
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フラワー・アレンジメントも。ダリア一種類と羊歯をバスケットに盛ると言うのが、どうもお決まりのアレンジのようで…、ちょっと仏壇のお供えっぽいと思いました(苦笑)。
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英国バラ協会は知っていましたが、英国ダリア協会なんてのも存在するそうです。
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ポンポン咲きを、カップケーキに見立てたアレンジ。思わず食べたくなるような可愛いアイディアですが、ダリアは有毒注意です。
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この中国風の東屋では、ジャズの生演奏が行われていました。手前左で踊っている老夫婦は、ただ踊りたくて勝手に踊っているのです。お元気で仲が良くて何よりです。
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高齢の義母が長時間は歩けないもので、結局庭園の植物自体は余り見ませんでしたが、チェルシーやハンプトン・コート程メチャ混みではないものの、充実した植物フェアを楽しむことが出来ました。
 




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by piyoyonyon | 2017-10-19 15:30 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ウィズリー庭園の植物フェア 1

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9月の初旬、RHS(英国王立園芸協会)の直営庭園Wisley ウィズリーで、フェアが開かれるので、義母から私達夫婦も一緒に久々に行かないかと誘われました。義母はRHSの会員なので、同伴一名は入場無料になります。しかし、残り一名分だけでも、入場料がかなり高いのです。そこで義母は、陶芸仲間で同じくRHSの会員のサリーも連れて来てくれて、私達夫婦二人ともタダで入場することが出来ました。
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国際的に有名なRHSの庭園の上、フェア開催日とあり、更に入り口の建物が改装中で、駐車場の一部が塞がっており、庭園までの道路には長蛇の車の列。予備の予備のかなり遠い(5km程離れた)駐車場に通され、そこからミニ・シャトルバス、更に園内の送迎乗り物で入り口に向かいました。シャトルバスの他に、シャトルトラクターなんてのも。ちょっと乗ってみたかった(笑)。
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花壇の合間のあちこちに、アートも展示されています。単なるオブジェに見えますが、実は巨大なエアー・プランツ。
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ウィズリーでは、毎年「リンゴ収穫祭」や「クラフト・フェア」等様々なイベントが開催され、今回のは具体的にどんなフェアなんだろう?と思っていましたが、ナーサリー(育苗・栽培業者)やガーデン・アクセサリー・メーカーが、直接販売するフェアのようです。
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こう言った庭園の売店で販売される植物は、普通イギリスでも一番割高ですが、この日は生育者・業者直売なだけに、かなりお得な物も数多くありました。義母もサリーも買う気満々。両手に抱え切れない程買って帰る人、カートを借りる入場者も居ます。
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出店者には、様々な植物の専門があります。例えば、ここはフーシャ(フクシア)専門。
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こちらは、日影のハンギング・バスケットに最適で御馴染みの、ベゴニア専門ナーサリー。花弁が直径10cm近い八重のベゴニアは、バラに負けない華やかさ。
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同じく日影に強い、ヒューケラの専門店。自転車は、良くあるイギリスのガーデン・アクセサリーのアイディアです。
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ヒース(エリカ、ヘザー)専門。プランターに使用しているのは、パレットと呼ばれる重機の梱包材の再利用です。垂直にも使用出来るのは驚き。
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唐辛子の専門店なんてのも…。辛さを段階別に表示していますが、見た目では全く想像付きません。
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オーナメンタル・プランツのストールでは、竹の幹から生えた根を、おじぃの髭に見立てた個性的なプランターが、注目を集めていていました。うちの庭には置きたくないが…。
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こちらもオーナメンタル・プランツのブース。天然とは思えない、激しい色合いの植物…。
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多肉植物は、イギリスでも人気。非常に平べったいセダムが目を引きました。
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デヴィッド・オースティン社と並ぶ、英国の有名なバラのブリーダー「ハークネス社」のブース。
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新種の「Cream Abundance」と言う美しいバラが、紹介されていました。
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禍々しい空気を漂わせる、「ウツボカズラ」等の食虫植物専門。でもハエとか食べてくれるのだから、お役立ちですよね。
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大輪系の百合専門。濃厚な芳香が漂っていました。
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ホスタ専門。日本の野草ギボウシが、シーボルトに寄ってヨーロッパに伝えられ(言わば密輸だ)、今やイングリッシュ・ガーデンに欠かせない植物になったと言われています。
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カラー専門。チューリップやヴィオラにも真っ黒い花は結構存在しますが、このカラーの黒は相当な迫力。
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ネリネとアガパンサスの専門ナーサリー。淡い水色の小屋との色の組み合わせがメルヘンです。
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ナメクジ&カタツムリが非常に多いイギリスの庭で、彼等に捕食されない為便利な植物、ペンステモンの専門店。
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因みに、この向こう側が、工事中の入り口の建物。囲むフェンスが古風なレンガ塀柄で、一瞬本物かと思う程良く出来ています。




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by piyoyonyon | 2017-10-18 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

名残りのバラの季節のモティスフォント

先月の初め、ハンプシャーの「Mottisfont Abbey モティスフォント・アビー」に、P太と義母と行きました。ナショナルトラスト管理のここは、イギリスでも屈指の名園で、特にオールド・ローズのコレクションでは国家遺産的と言われ、我々は毎年のように訪れています。いつもなら、七月の初旬は、イギリスではまだまだバラの最盛期です。しかし、今年は六月後半が記録的に暑かった為、例年より早くバラの季節が過ぎてしまったようです。でも、義母の都合や週末の悪天候の為、行くのが先延ばしになっていました。
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いつもなら、こんな晴れた週末は、駐車場も満杯に近いんですけど、何だか空いていました。
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バラ園に続く壁を潜った途端、…こりゃ危惧した通り、バラの季節は過ぎちゃったなーと実感しました。
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バラとのミックス・ボーダーと言うよりは、単なるペレニアル・ボーダー(宿根草花壇)ですよね。
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いつもは見事な壁際のボーダー花壇も、咲いているのはアガパンサスとクレマティスのみ。
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いつもなら、バラ園を鑑賞した後にアイスクリームを食べますが、食いしん坊の義母は、以前ここで二回位アイスクリームが売り切れだったことが心底悔しかったらしく、今回は売り切れる前に!と鑑賞前に食べることにしました。勿論、全員特製バラ味のアイスを選びました。適度にバラ風味で、クリーミーで美味です。
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売店のベンチの近くの木には、「アメリカ木大角豆」の印象的な花が咲いていました。イギリスでは、「Indian-bean-tree インド豆の木」と呼ばれているそうです。
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秋の訪れを告げるコスモスも、ここでは既に咲いていました。
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こちらはペンステモン。
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イングリッシュ・ローズなら、咲いている種類もあります。こちらは「ブライス・スピリット」。基本的にはソフト・イエローのバラですが、咲き進むとピンク掛かったクリーム色になり可愛いです。
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更に、壁の中のバラ園に入ります。しかしやっぱりここでも、バラの花期は大方過ぎて、単なるペレニアル・ボーダーと言う印象です。
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オールド・ローズの多くは一季咲きの為、6月初旬からの花期を過ぎると、もうその年は花を付けません。
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例え返り咲きのバラでも、完全四季咲きじゃない限り、最初の初夏の花期の後は、秋まで開花するのを一時休憩するバラもあります。
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アーチに、咲いているバラが一つもない(苦笑)。
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いつもは大人気で、絶えず誰かが(長時間)座って写真を撮る隙もない、この庭園のアイコン的な「コンスタンス・スプライ」のベンチも…、空きはあってもバラがない。
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とは言え、宿根草を見るのも十分楽しい物です。
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壁面を覆うクレマティスは、まだまだ見事。
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樹木(リンゴとかだと思う)にも、わしゃーとクレマティスが覆っています。
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桃葉桔梗の青と白。背が高くて見栄えがするし、バラに似合うので、うちの庭にも欲しいのですが、中々売られているのを見掛けません。
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我が家にもある普通のマトリカリアですが、これだけ群生すると、やはり見応えがあります。
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白っぽいオリエンタル・ポピーと、へろへろと背の高いバーベナ・ボナリエンシス。
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またしてもトリカブトだ! やっぱりイングリッシュ・ガーデンの定番のようです。子供が知らずに触っちゃうんじゃなかろーか、とつい心配しますが、大抵は一応ボーダーの最奥に植えられています。
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このポンポンは、良く見るとこうなっています。「ルリタマアザミ」か「ヒゴタイ」のようです。
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こちらのポンポンは、葉が葱っぽいのでアリウムの一種かな。
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画面の切り取り方に寄っては、未だバラ園らしく見える場所もあります。
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ブルボン・ローズの「マダム・ピエール・オジェー」。18世紀に、中国の四季咲きのバラがヨーロッパに導入され、その後交配されたオールド・ローズには、四季咲きの種類もあります。
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同じくブルボン・ローズの、フリル状の花びらが愛らしい「ルイーズ・オディール」。ブルボン・ローズは、インド洋に浮かぶフランス領ブルボン島(現レユニオン島)で発見されたバラと、バラの歴史に大きな影響を与えた「オールド・ブラッシュ・チャイナ」との自然交雑で生まれたと言われています。
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ルゴサ(日本のハマナスの改良種)系の「フラウ・ダグマー・ハストラップ」。透明感のある花色は美しいけれど、やはりトゲトゲ過ぎるこの幹は、自分の庭には植えられないっ。
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ハイブリッド・パーペチュアルの「トム・ウッド」。ハイブリッド・パーペチュアルは、四季咲きの改良種と言う意味。四季咲きと言っても、実際には返り咲きだそうです。
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同じくハイブリッド・パーペチュアルの「ヴィックス・カプリス」。
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縁がほんのりとピンク掛かった、ティー・ローズの「ウィリアム・R・スミス」。覆輪のバラには惹かれます。
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モダン・シュラブ・ローズの「セリス・ブーケ」。鮮やかなピンクで、この庭園でも目立っていました。
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今回この庭園で、一番バラ密度の高かった場所。バラの種類は、フロリバンダの「グルス・アン・アーヘン」の白とピンクです。
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毎年バラの最盛期に訪れると、ラベンダーの開花には未だちょいと早過ぎるのですが、今回はラベンダーの開花時期には丁度ピッタリでした。
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イングリッシュ・ラベンダーでも、定番の青紫の他に、白やピンク、紫でも薄目濃い目と、何種類かが植えられています。
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毎年のように訪れていたサセックスのラベンダー畑が、昨年は想定外の脅威の訪問者の数だった為、今年から入場は予約制になってしまいました。勿論「ゆったりリラックス出来るのがラベンダー畑の真情」と言う姿勢を貫いた、苦渋の選択でしょうが、チャリティとなる入場料も、今や一人5ポンド…(最初に訪れた年は2ポンドだったのに)。残念ながら、もう二度と其処を訪れられそうもありません。
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最後に、我が家の庭にもあるけれど、やはりここで見るのが一番に思える、イングリッシュ・ローズの銘花「グレハム・トーマス」。このウォルド・ガーデン内では、多分唯一の黄バラです。この庭園自体が、バラの名前の由来である、オールド・ローズの研究家グレハム・スチュアート・トーマスの尽力に寄る賜物なのです。
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もし、初めてこの庭園を訪れた、またはわざわざ海外から訪れて、この状態だったら相当残念ですが、今までも何度も最高に美しい時期は見ているし、来年もまた来れるのだから、まあ良いかってことになりました。




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by piyoyonyon | 2017-08-28 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

バラの季節のナイマンズ 2

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初夏の「Nymans Garden ナイマンズ庭園」の、バラ園だけを御紹介するつもりでしたが、この季節、他の花々も美しいので、お見せしたくなりました。
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広大な敷地の中でも、きっちり手入れされた花壇と呼べるのは限られた場所のみですが、あちこちの鬱蒼とした木々の間にも、草花がほぼ野生化して楽しませてくれます。
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盛夏や秋には見事なボーダー花壇は、今は未だ植栽されたばかりと言うところ。
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んん?これは紫蘇?? 葉に触ってみたら、確かに紫蘇の香りでした。イギリスでは、紫蘇を食用にする発想は一般的ではなくて、紫色の葉が美しい為か、花壇に使おうと考えた訳です。
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お屋敷の前の花壇は、今年は「meadow flowers 牧草地の花」畑になっていました。
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ヤロウとアザミを中心に、ジキタリスやフェンネル、宿根ロベリア等が混じっています。
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廃墟部分の前の円形花壇には、ネペタがびっしり植えられていました。
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廃墟のホール部分の外壁を伝う、迫力の蔓バラ。高さ20m位あります。一体バラって、最長何m位まで伸びることが出来るのでしょう?
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ロック・ガーデンの合間から、国立公園のサウズダウンズの丘が見渡せませす。この日の視界はまあまあ。
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この「loggia ロッジア」も、バラの季節は一層絵になります。壁面のガーゴイルはキモいですが。
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ロッジアの脇のカクタス・ガーデンの中の、何故か赤いポピー。ポピーの花びらの陽に透ける様が好きですが、ちょっとした風でもすぐに揺れ動くので、撮影するのが一苦労です。
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再び、バラ園にやって来ました。
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またしても人を避けて撮影していますが、この日のバラ園は、実はかなり訪問者でいっぱいでした。
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それで、遅い時間になれば、ここの人も少し減るかなと期待していたのですが、日の長いこの季節、閉園間近でも結構混んでいました。
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しかし以前に比べると、庭園の訪問者は、白人(アングロ・サクソン人)だけではなく、色んな人種が増えたように思います。
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チェリー・セージにも、色んな種類があります。これも多分セージ。
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非常にシンプルで、ほとんど雑草のように見えるエリゲロンの花も、群生するとうっとりする可愛い。
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庭園内には、イギリスでは珍しい、ハナミズキ、またはヤマボウシ系の樹木が多く植えられていました。
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在り来たりのジキタリスなんですが、こういう奥行きのある場所で見ると、やはり自宅の庭より数段絵になります。スペースや背景の成せる技なのか…。その手前には、ブロンズ色の葉が魅力的なガクアジサイが。
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ここの庭園、アジサイも中々見事なのですが、この時期アジサイには未だ早く、咲いていたのはこのガクアジサイだけです。
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アジサイの下の日陰で、煌く星のように咲くティラリア。
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6月のイギリスとしては記録的に暑い日で、庭園鑑賞後は勿論アイスクリームを食べました(いつものナショナルトラストのアイスだが)。「花より団子」だとは思いませんが、美味しい物は、美しい花を眺めた後だと尚更美味しいのは当ったり前です(笑)。
 



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by piyoyonyon | 2017-07-12 15:29 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

バラの季節のナイマンズ1

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今回日本に滞在していた時は、丁度桜前線を追う形で、東京から福島に移動し、桜の名所を訪ねる機会が多かったのですが、イギリスに帰ってからは、丁度バラの最盛期だった為、割とバラを追っているように生活しています。桜に比べ、バラは花期のずっと長い花ですが、例え四季咲きのバラでも、秋より初夏の初めの開花時期、しかも咲き始めて最初の一ヶ月間の、長い、または激しい雨の降る前が一番美しいと感じます。バラの花色は、やはり快晴の日に映えますが、イギリスで快晴の週末は貴重です。それで、シシングハースト城庭園を訪れた次の週は、「Nymans Garden ナイマンズ庭園」のバラ園を見に行くことにしました。
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まずは、野趣溢れる宿根草の長いボーダー花壇が迎えてくれます。
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ここへ来ると、やっぱり耐寒性ジェラニウム(風露草)は良いなと思ってしまいます。
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青紫のジェラニウムと、反対色の黄色いアルストロメリアとの組み合わせ。
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レース・フラワーとの組み合わせ。
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繊細な色のデルフィニウム。
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これはベロニカかな? 合間に非常にでっかいアザミの、葱坊主のような蕾が見えます。その背後にはトリカブトの群生。恐ろしいことに、イングリッシュ・ガーデンの割と定番の植物なのです。
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このチェリー・セージのボーダーに囲まれた、生垣の中に入ると…、
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…お目当てのバラ園があります。
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1987年の記録的なハリケーンで壊滅的な打撃を受けた後、再建されたバラ園なので、80年代頃から人気が確立したイングリッシュ・ローズを積極的に取り入れています。その他にはオールド・ローズ系や原種系で、ハイブリット・ティーやフロリバンダは見掛けません。
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とは言え、シシングハーストモティスフォント・アビーのバラ園と異なり、ミックス・ボーダーではなく、植えられているのは、ほとんどバラのみ。言わば、ここは「バラの見本帳」です。
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バラを選ぶ際、カタログだけでは、香りは勿論、花色の移り変わり、樹形、トゲ具合等が分かり辛いので、実物を確認してから購入するのが一番なのです。実際ここに植えられているイングリッシュ・ローズで気に入った品種は、既にほとんど買ってしまいました。
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若干黄色、オレンジやアプリコット色のバラは混じっているものの、ほとんどが白~ピンク~クリムゾンの、オールド・ローズ本来の花色です。
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バラの下草として、ジェラニウムやネペタ、ラベンダー等は植えられています。
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そんなバラ尽くしの中、このハニーサックルの巨大オベリスクは目を引いていました。
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この「ロビン・フッド」と言う名前とラベンダーの可憐な組み合わせには、特に心惹かれました。青紫は、バラにはない花色なので、やはりバラとの相性が抜群です。
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ここのバラは、蔓バラと生垣沿いを除いては、ほとんど1m以下の高さに揃えてあります。うちでは蔓バラにするしかない程伸び巻くっているコロコロ・バラこと「ロウブリッター」も、フロリバンダ程度の高さになっていました。まあ元々が、グランド・カバー・ローズなんですけど。
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「モティスフォント・アビー」では大木に絡まって迫力の「コンプリカータ」も、この低さ。結局バラは、剪定次第でどんな高さにも調整出来るってことなんでしょうか。
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更に、アーチやオベリスクをふんだんに利用して、バラ園に高さ的な変化を付けています。
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こうやって見ると、うちのアーチはやっぱ盛り過ぎ(苦笑)。こんな風に、涼しげに垂れ下がる風情にしないと…。
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イチイの生垣に囲まれており、背後の巨大な樹木と共に、濃い緑色がバラの背景として映えます。芽吹いたばかりのイチイの若葉に触ってみたら、驚く程の柔らかさ。
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例え自宅に沢山バラを植えても、やはりこういう敷地に余裕たっぷりの庭園の魅力とは全く違うので、結局毎年こうしてバラ園を訪れてしまう事になります。





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by piyoyonyon | 2017-07-11 15:33 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

初夏のシシングハースト城庭園 2

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イギリスを代表する庭園の一つ、「Sissinghurst Castle Garden シシングハースト城庭園」を、今回はバラの最盛期に訪れました。
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コテージ前のオレンジ&イエロー・ガーデンは、春より返って花が少ない位で、少し落ち着いた雰囲気。
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既にダリアが咲いていました。
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これは「ladybird poppy」と言います。見ての通り、テントウムシのようなケシの花です。
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いつも今にも動き出しそうに見える、迫力のモコモコのトピアリー。
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コテージのキッチン脇の、春にはプリムラの植木鉢が並んでいた棚は、今はこうなっています。
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古いレンガ壁に伝う赤い蔓バラが、青空に映えます。
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果樹園の草むらの中でも、バラが咲いています。
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人気のホワイト・ガーデンは、やはりこの時期が最盛期と思える賑やかさ。
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盛り沢山でも涼しげで、憧れる日本人が多いのも頷けます。
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中央のアーチには、白い蔓バラが、出来るだけ多く花が付くように工夫されて巻かれています。
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青空とレースフラワー。撮影しながらP太が、「カウパセリ(イギリスの御馴染みのセリ科の雑草)に似ている花だけど、どう違うんだ?」とボヤいていました。
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ホワイト・ガーデンに、一つだけこんなアウトサイダーが咲いていました。こんな完璧に手入れされた庭園でも、愛嬌のあるアクシデントが起こるんですね。そして、抜き取らずに残して置くセンスが、また素敵です。
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春には、ウィンド・フラワーやシラーに覆われていたシェイド・ガーデン「Delos」。
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今は、アストランティア・マイヨールや、マルタゴン・リリー(タケシマユリの一種)が群生していました。
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紫色の花の植物ばかりを集めたパープル・ボーダー。
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その中で、目を引いた色の四弁のクレマティス。
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ちょっとした脇のボーダー花壇でも、完璧なバランスで、こんなに美しい。
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視界が良さそうな日でしたが、混んでいたので、今回はお城の塔へ登るのは見送り。階段も屋上も狭いから、入場人数を制限しているのです。
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最後に、お決まりのアイスクリーム・タイムです。右のブラックベリー味が、ヨーグルト・アイスで凄く味が濃くて、大変美味でした~。
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結局、同じ庭園でも、2ヶ月前とは咲いている花が大きく違うし、全体的な印象もまるで異なり、二人とも始終全く飽きませんでした。そして、こんな完璧な快晴でこそ、イギリスの庭は完全に映えて見えることを、改めてしみじみ納得した私達夫婦です。
  



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by piyoyonyon | 2017-07-04 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

初夏のシシングハースト城庭園 1

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イギリスに帰って来てすぐ、抜群に天気の良い週末があり、折りしもバラの最盛期なので、何処か庭園にバラを見に行こうと言うことになりました。最初に目的地として思い付いたのは、国家財産的なオールド・ローズのコレクションで有名な、ハンプシャー州の「Mottisfont Abbey モティスフォント・アビー」でしたが、天気予報では西より東のほうが断然天気が良いとのこと。そこで、2ヶ月前に行ったばかりだけど、ケント州の「Sissinghurst Castle Garden シシングハースト城庭園」を訪れることにしました。
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ここへは大抵春の球根植物の開花時期に来るので、バラの季節にも来なければと思っていたのです。かつてピクニック・スポットだった入り口前の芝生は、今は牧草花畑に換わっています。
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特に、「oast オースト(ビール醸造の為のホップ乾燥用のとんがり屋根の建物。ケントの名物)」前の、オックスアイ・デイジーのお花畑が、うっとりメルヘンの世界。
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イギリスの庭の一番美しい季節なので、大陸から観光バスで団体客が続々とやって来ました。この日は、ドイツからの訪問者が多かったようです。
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母屋の外壁を這う蔓バラも、開花して絵になっていました。
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この、蔓性のアジサイが伝う壁の向こう側がバラ園。
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バラ園に入った途端、濃厚な花々の香りに包まれました。
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2ヶ月前に訪れた時とは、印象がまるで違う!
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ここは、幾つかあるバラ園の形式の中でも、オールド・ローズとモダン・シュラブ・ローズのクラシック系(イングリッシュ・ローズ等)中心の、宿根草と合わせたミックス・ボーダーのインフォーマル・ガーデンのウォルド・ガーデンで、その点ではモティスフォントのバラ園に雰囲気が似ています。
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一季咲きの品種が多い為、バラ園をこんなに充実した状態で楽しむのには、やはり6月か7月に訪れるしかないと思います。
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バラの他にも、眼を引く美しい植物は沢山あります。例えば、クリーム色のカルフォルニア・ポピー。
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繊細な色合いのルピナス。
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バイカラーのスウィート・ピー。
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バラと美女撫子とギガンジューム。
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クラシック系のバラは、宿根草と合わせてこそ絵になると勝手に思っています。特に、背の高い青いデルフィニウムは、バラとの相性抜群で映えるので、是非一緒に植えることをオススメします。
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そして、イングリッシュ・ガーデンに欠かせないのが、良く手入れされた芝生と、花壇のエッジとなる、こんな柘植の低い生垣。
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今回初めて、バラ園の奥の育苗所のドアが開いていました。私有地なので中には入れませんが、こちらの家には、この庭の制作者で元所有者だった、ヴィタ・サックヴィルとハロルド・ニコルソン夫婦の子孫が、今も住んでいるのかも知れません。
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一方、春にはあんな賑やかだった春の球根植物のボーダー花壇「Lime Walk」は、訪れる人も少なくひっそりしていました。
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新緑が美しかった広葉樹林「Nuttery」も、今は只鬱蒼としています。
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反対に、春には寂しい状態だったハーブ園は、今は生き生きと植物がおい茂り、一面にハーブの香りが漂っていました。
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濃い緑の生垣を背景に煙のように見える、多分フェンネル。手前のピンクの花はジキタリス。
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樫の枝が重く垂れ下がって、堀の水面に届いています。
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…今回こそ一回で記事をまとめてやる~と思ったのに、またしても次回に持ち越しです(苦笑)。
  




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by piyoyonyon | 2017-07-03 15:32 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ブルーベルの季節のエメッツ庭園

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最早かなり季節外れですが、4月に日本へ発つ前日は、天気が良く気温も暖かく、P太も休暇がとれたので、ケント州の「Emmets Garden エメッツ庭園」へ、急遽ブルーベルの花見へ行きました。
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ここは、ナショナルトラストの中でも割と地味な庭園でして、晴れた週末でも駐車場は結構スカスカです。しかし、その日は平日だったのに、既に学校のイースター休暇が始まっていた為、駐車場は満杯で予備まで使用され、大勢の子供達で賑わっていました。
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イギリスのこう言った場所では、復活祭の時期には、子供向けのエッグ・ハントのイベントが大抵催されるからです。姪も、ナショナルトラストのどれかにエッグ・ハントへ行くと張り切っていました。エッグ・ハントと呼べど、今時茹で卵を喜ぶ子供はおらず、チョコレート・メーカーと協賛した卵型チョコ集めです。
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このエメッツで庭園らしいのは、せいぜいこのロック・ガーデンと、この頃未だ時期ではないバラ園位。
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元々庭園が付属していたお屋敷なんて、今は個人の集合住宅で、一般人は近づくことさえ禁止だし。この辺が、今一マイナーな理由です。
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ここは庭園と言うよりは、周囲の森林内での散歩を楽しむのに適した場所と考えたほうが良いかも知れません。お目当てのブルーベルも、森の中に群生します。
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エメッツは高台にあり、森は谷間に広がっています。勿論、遊歩道が完備されています。
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谷を挟んで見える、最寄の村「Ide Hill アイド・ヒル」の教会。
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ブルーベルは、イギリス中で見ることの出来る一般的な野草ですが、群生を鑑賞するなら、平地よりも高低差のある場所が見応えあり、特にこんな斜面が一番だと思います。
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芽吹いたばかりの新緑が、ブルーベルを一層引き立たせます。
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白樺との組み合わせは、特に絵になります。
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こちらはピンクの木蓮。
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でも、今回一番ブルーベルの花色が際立つと思ったのが、この砂っぽいサーモン・オレンジ色の遊歩道とのコントラスト。
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ここで今ブルーベルを存分に楽しんでいる私が、翌日(実際には日付が変わって翌々日だが)日本で桜を楽しむとは、誰も想像出来まいw。
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絶好のアイスクリーム日和でしたが、生憎カフェには長い行列が出来ていて、この日はアイスクリームは諦めました。
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この数日前にリース・ヒルで咲き始めのブルーベルを見て、今年はこれだけで十分と思っていましたが、やはり満開のブルーベルを見る事が出来て大満足です。連れて来てくれたP太に感謝。
 




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by piyoyonyon | 2017-06-20 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


by piyoyonyon

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