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帰国の〆はお寿司!

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いよいよ、翌日の早朝には出発して、イギリスに戻らなくてはならない時がやって来ました。東京滞在最終日は、まず東伏見稲荷神社へお参りに行きました。
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この神社は、昭和初期に京都の伏見稲荷を分霊して創建されたそうです。私が田無に住んでいた際、ここと田無神社は、何か困り事がある度にお参りしました。その度に何とかクリア出来た訳だから、御利益が有ると言えばその通りだし、とにかく訪れると勇気を貰える場所です。
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お昼ご飯は、「青葉」で中華そばを。美味しいラーメンも、帰国したら食べたい物の一つでした(…何度か食べたが)。ここのは煮卵が嬉しく、期待通りの美味しさでした。
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晩ご飯は寿司。姉の家からそう遠くない、新潟から直送される、質の良さで人気の大型魚店「角上魚類」に買い付けに行きました。最初は前回同様にお刺身の盛り合わせを買う予定でしたが、御飯を炊かなくて済むからと、寿司に変更しました。
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不精して容器のままですけど(笑)、さすがにネタが良く、折り詰めとは思えぬ美味しさです。そう言えば、日本に到着してすぐにも、姉の家の近所の美味しい回転寿司屋に行きました。
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美味しいかまぼこも。かまぼこの刺身って、日本では手抜きおかずの代表でしょうが、イギリスでは味わえぬ恋しい食べ物の代表です。
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お寿司用の卵焼きも、寿司と一緒に買いました。味噌汁は、姉と私が好きな生のアオサです。卵豆腐もあります。ちと野菜が少なかったか(笑)。
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魚屋の隣の八百屋で、ホワイト・アスパラガスが売られていたので、茹でて定番のホランディーズ・ソース掛けにしました。英国以外のヨーロッパでは、春を告げる御馴染みの食材ですが、うちの近所の店で4、5年前まではホワイト・アスパラガスが売られていたこともあるのに、その後はとんと見掛けなくなりました。
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本日の日本酒はこれで! 私は大して飲めませんが・・・。
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6月から長々と続いた今回の帰国のレポートも、これで一先ず終了です。読んで下さって有難うございました。また今後も何か、帰国関係の記事が出て来るかも知れません。今回もとても充実した日々を送っていたので、ブログのネタには困りませんでしたが、写真も多いしまとめるのが面倒で、ついダラダラと進めてしまいました。特に、食べ物の写真を見て美味しさを思い出すのは、イギリスに住んでいる身としては悶絶の苦しさ(笑)。今回は結婚後初の単独での帰国で、その間に義父が急死したり、イギリスでまたテロが起きたりと、色々気が揉む事もありました。歳をとって来て、家族や友達の有り難さが、一層身に染みる帰国でもありました。日本でもイギリスでも、社会も個人的にも、いつまでも同じと言う訳には行かず、大きく変わりつつあることをヒシヒシと実感します。親が元気なうちに、出来るだけ早くまた帰国せねばと思います。
  




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by piyoyonyon | 2017-10-26 15:33 | 飲み物・食べ物 | Comments(0)

ドキドキ秋葉原入門

帰国した際、お友達のTちゃんに会うことになりました。では何処で会おう?と言う話になった時、Tちゃんが病み上がりで、東京からは離れた場所に住んでいることもあり、彼女の行き慣れた&行き易い街が良いと思い、秋葉原が候補地の一つに挙がりました。丁度私も、秋葉原で訪れたい店があるものの、一人で行くのを躊躇していた所だったので、案内して貰うのに絶好の機会だと思い、秋葉原に決定しました。
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実は私、未だ秋葉原が純粋に(?)電機街だった大昔に、秋葉原駅を通勤に利用していた時代があるのですが、オタクの街に変貌してからは、ほとんど近寄ったことがありません。何だか行くのには勇気が必要で、「秋葉原はカップルで訪れる場所ではない」と勝手に信じ込み、新宿のヨドバシで満足しているP太とも、今まで一緒に行ったことが一度もありませんでした。
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それで、再開発が完了した以降は、ほぼ初めて私的にはアキバに足を踏み入れた訳ですが、…いや~本当にすっかり変わったなあ。
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昔は駅舎も古臭くてみすぼらしかったし、ガード下には、小さな専門部品ばかりを売る、戦後の闇市の名残りのような小さな店舗が軒を連ね、正直胡散臭い埃っぽい薄汚い街だったのです(…どんなに昔だよ?)。
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そして昔は、アキバにはラーメン屋か安っぽいカレー粉が漂うカレー屋かモスバーガー位しかないイメージで、食事場所に困ったものですが、今は駅ビルや大きなヨドバシのビルの中に、飲食店街も入っています。(男性客が多いせいなのか、やたらトンカツ等の肉系が多かったが)。
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しかし、SF映画みたいな近代的なビルの合間に、時折こんなレトロな店も残っています。
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Tちゃんは、月に1、2度は御夫婦で秋葉原を訪れるそうです。旦那様は声優の追っ掛け、Tちゃん(見た目はお洒落な奥様)自身は「ユーリ!!! on ICE」の腐系薄い本で、目的は違えどお互いを受け入れ、夫婦揃ってヲタ生活を満喫しているようです。まー、うちも似たようなもんですね。
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私が訪れたかった店とは、ここ、ファッション・ドール専門の「アゾンインターナショナル」直営店。
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さすがに充実していて、アレもコレも欲しくて煩悩に塗れ、凄~く長居してしまいました。スタッフさんの対応も丁寧。今はネット通販で、日本のどんな僻地でも何でも買える時代ですが、私が古風な人間せいか、特にドール関係は、やはり実物を見て買うのが好きです。
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義兄が喜びそうな店も、やっぱり中野だけでなく、アキバにも沢山在ります。
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歩道には、ちらし配りのメイド・カフェの店員さんやコスプレイヤーは勿論、フクロウを連れたこんな人も。外人観光客の撮影に応えるのは、お手の物と言った感じです。
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昔はアニメイトと言えば、駅から遠い隠れるような変な立地に存在したものですが、今はマルイにも入っている程で、随分市民権を得たもんです。Tちゃん御用達の、BL専門の店なんての在り、何とビル丸ごとです。人気の「ユーリ!!!」と「おそ松さん」の薄い本専門フロアもあり、更に「チョロ松受け」とかカテゴリー別に分けられています。「進撃」ではやはり「リヴァエレ」が圧倒的に多いらしく、もっと個性的な組み合わせはないのか?との私の質問に、Tちゃんの即答は「ライベル」でした。大男二人の絡みじゃ、何だかプロレスみたいじゃん。…何の事か分からない人は、わざわざググったりしないでスルーして下さいw。
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最後に、街からは少し離れるけれど、Tちゃんお勧めの神田明神を案内して貰うことになりました。途中、やたら立派な校舎の小学校が在ります。
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秋葉原駅から北西(湯島方面)へ向かうと、いきなりこんな急な崖&長い階段が現れて驚きます。
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階段を登り切った、高台の上が神社。昔は神田明神と聞けば「銭形平次」でしたが、今はアニメ「ラブライブ!」の聖地として、ラブライバーを始めヲタ達の絶大な人気を集めているそうです。
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神社専用のガチャも。日本の神社仏閣の、この手の臨機応変な商魂や地域性は大いに歓迎。やたら「寄付(お布施)しろ」の一転張りより、参拝者を楽しませてくれ、ずっと良いと思います。
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痛絵馬もこの通り。
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凝った手描きの絵の付いた物は、まずここで絵馬を購入し、一度わざわざ家で制作してから、再び奉納に持って来るそうです。
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う、うちの姉が書いたんじゃないよね…。おまけに、絵のモチーフは何故か吉田戦車のカワウソだし。
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銭形平次、最早影薄~いと思いきや、一応ひっそりと顔ハメとして隅に居ました(笑)。
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門前には、昔ながらの茶屋が並びます。
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その一方で、期間限定アニメ・カフェも在りました。事前予約必須だそうで、一見さんお断り。
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ちょっと足を伸ばして、「日本学校教育発祥の地」として知られる湯島聖堂も行ってみました。既に夕暮れで全て扉が閉まっており、未だ参拝客の多かった神田明神と違い、犬の散歩中の地元民が周囲に数人しか居らず、静まり返った独特の異次元的な雰囲気が漂っていました。
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結局、秋葉原は全然飽きない場所だと分かり、夜まで長居しちゃいました。これからは、恐れずにアキバを訪れられそうです(笑)。特に、神田明神を訪れた威力は大きいと思います。これのお陰で、街の印象が大きく変わりました。次回は、是非P太を連れて来なくては。Tちゃん、名ガイド本当に有難うございました♪
 



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by piyoyonyon | 2017-09-28 15:37 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

富岡八幡宮の骨董市

新井薬師の骨董市へ行った次の週末は、江東区門前仲町(略してモンナカ)の富岡八幡宮の骨董市へ行きました。姉の家からは、丁度東京の反対側になりますが、電車の乗り換えは一回だけなので、行くのはそんなに大変ではありません。今回は、誰も付き合ってくれないのでボッチです。ただし、可哀想な義兄は休日出勤だった為、地下鉄で途中まで一緒に行きました。
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前回訪れた時は、一月中の未だ初詣の時期だったから、骨董市の客に加えて参拝客も多く、境内は非常に混雑していました。が、今回もかなり混んでいました。結局いつも人気なのです。定期的に開催される骨董市としては、都内最大級と言われています。
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やっぱり、まずはお参りします。
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境内の入り組んだ敷地に、出店がびっしり。この脇道にも、ストールが隙間無く並んでいます。
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例えば、こんな風に狛犬を囲んで、上手い具合に商品を並べています。
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古美術と呼べる高級品もあれば、古民具、西洋のアンティーク、過去100年以内のビンテージから、ここ20年以内の単なる中古品、壊れて実用不可能のジャンクまで、やはり玉石混合です。
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深川不動尊に続く西参道にも、お店が並んでいます。
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白人女性が出店するストールもあったり。
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勿論着物女子は、今や骨董市には欠かせません。
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こんなお方も。きっとガイジンに、一緒に写真撮っても良い?と声を掛けられるでしょうね。
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今まで知らなかったけど、東参道の奥に、こんな庭園がありました。
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この骨董市でも、多く見掛けるアイテムはやはり和食器。それと着物の古着です。
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蕎麦猪口は人気のアイテム。大きさや形がほぼ統一されているので、柄違いで揃えるのがお洒落です。蕎麦ツユだけでなく、コーヒー等の飲み物やデザートにも活用出来ます。
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落雁とか和菓子の昔の木型。小物入れにしたり、壁に飾ったりして利用する人もいます。一個500円はお買い得。可愛い柄は本当に可愛いので、頑張って探そう。
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宝石類は、日本では珊瑚、翡翠、真珠と言うのが圧倒的に多いようです。
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共産主義グッズ専門店かと思いきや、サダム・フセインも居るし、それなら独裁者グッズ専門と思いきや、…ポルノも混じっています(笑)。要は、店主の好きな物を売っているんでしょう。
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巷のこけし熱は、一時期より少し落ち着いて来ているのかな?
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ここのストールでは、ポーズ人形やこけしの他に、私も持っているオランダ人形を見掛けました。右上には、ウラン・ガラスらしき時計があります。
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いかにも由緒ありそうな雛人形。しかも、一般のよりずっと大き目。旧家の物に違いありません。
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これも人形の一種…でしょうか。埴輪がズラリ。勿論副製品ですが、この他にも土偶を売っているお店がありました。埴輪と土偶、素焼き仲間で似ているようで、全然違う(時代が)。
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昭和レトロな雑貨には、特に惹かれます。
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そうそう、こんなキッチュな色合いのセルロイドの玩具とか。でも4500円かあ…。
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ステンシル吹き付けのイラストが、良い味出しています。
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ワイヤー製ラックには、昔のプリント付きガラスのコップや牛乳瓶が詰まっています。その中に、キューピー人形まで詰められているのがお茶目。
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ここのストールは、60~70年代のキッチン用品が豊富で、見ていて心が躍りました。
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ここでも、一応ウラン・ガラスをチェックしてみましたが、結構出会いました。
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こんな木製の蓋が付いたタイプのウラン・ガラスは、イギリスでは見掛けたことがありません。値段も2500円で、イギリスで18ポンド位だとすると悪くありません。
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私の一番のお目当ては、ここでもやっぱり古布。でもドールの着物用に使うのに適した、柄が集中した、また細かい柄で、底々面積のある古布は、そう簡単には見付かりません。多分作り慣れている人は、こういう場所での目利き自体が違うのだと思います。
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子供の晴れ着には、華やかで魅力的な柄が沢山あります。しかし、丸ごと人形の服の素材にするのには勿体無さ過ぎるし、切り刻むのには勇気が幾つあっても足りません。
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ふと気が付けば、ボッチの寂しさなど全く気に掛けず、夢中になって骨董市を楽しんでいました(笑)。境内に一部工事中で幕で囲まれている場所もありましたが、其処を除けば出店数はほぼ満杯だったようです。イギリスのフリマ最盛期は8月ですが、東京で骨董市を楽しむのなら、寒くもなく緑が綺麗で、暑くもなくヤブ蚊の心配をすることもなく、この5月位が一番なのかも知れないと感じました。
  



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by piyoyonyon | 2017-08-30 15:19 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

新井薬師の骨董市

東京へ行ったら、骨董市には行かなくちゃと思っていたので、まずは姉の家の最寄り駅から西武線一本で行ける、中野区の「新井薬師」の骨董市に義兄と行って来ました。
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新井薬師は、正式名を「新井山梅照院薬王寺」と言い、病気治癒、特に眼病や子育てに御利益があると親しまれています。8の付く日には、縁日が行われます。毎月第一日曜日に開催されるここの骨董市は、規模は然程大きくありませんが、関東で最も歴史が古い一つと言われています。それに、神社仏閣で開催される骨董市は、やはり日本ならではで雰囲気が良いものです。
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規模が余り大きくないだけに、既に山門前からストールがずらりと並び、尚且つお客も集中して混み合っています。この着物の古着専門のストールでは、右端のテーブルに乗せた草履やバッグ等の着物用小物を、どれでも一つ五百円or三つで千円で販売しています。
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骨董市と言えば、いかにも着慣れた風の着物女子も、今は必ず見掛けるようになりました。
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ビンテージ・ドレスと麦藁帽でお洒落に決めた白人女性は、熱心に着物用小物を物色中。和服に対する知識も驚く程豊富で、常連客と言った様子でした。
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山門を潜ると、境内はこんな感じ。
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骨董目当ての客だけだじゃなく、参拝者もひっきり無しに訪れます。
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境内に霊水を持つ井戸があり、開山時にそれの発見されたことが、新しい井戸=新井の名の由来だとか。
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お庭も綺麗。
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このブロック塀の向こう側は、勿論墓地。
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外人観光客も、何処の骨董市でも見掛けるようになりました。一体どんなアイテムを探して買うのか、興味あります。この白人のおにーさん達は、渋い陶器(アースンウェア)を買っていました。
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全体的に多いアイテムは、やはり着物と和食器かな。
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華やかな絹地の着物だけでなく、浴衣や単衣等の渋い木綿地の着物も魅力的です。
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古い陶器は、藍染めが圧倒的に多いようです。確かに藍の食器は、料理が映えて使い易く、同型を柄違いで揃えるのが一層お洒落です。
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しかしイギリスだと、日本製の骨董陶器は、古伊万里や薩摩焼、九谷焼等の、金彩がふんだんに使用された艶やかな柄の物に人気があります。
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和食器にセンス良く配された盆栽や苔玉を眺めるのも、日本の骨董市の楽しみの一つ。
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骨董市に来たら確認したいと思っていたのが、日本のウラン・ガラス。幾つか見掛けましたが、ガラス器自体が昔の日本では貴重だったせいか、欧米からの輸入品だからか、全てイギリスより遥かに高価で、わざわざイギリスに買って帰る程の物はありませんでした。
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こちらのストールでも、ウラン・ガラスを扱っていました。イギリスからの輸入品が多いように思います。
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ここのストールでは、値段は高いものの、チェコのアール・デコ時代のフィリグリー等、中々充実した品揃えのビンテージ・ジュエリーを扱っていました。
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生憎義兄のほうは、今回は何も収穫がありませんでしたが、私は一応お目当ての品を獲得出来ました。
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おまけ。西武新宿線の新井薬師前駅から新井薬師(梅照院)までは、懐かしい雰囲気の商店街が続き、門前町らしい昔ながらの和菓子屋さん等も残っています。この御煎餅屋さんでは、手焼きの煎餅を一枚ずつから販売しています。お醤油が香ばしくて美味しく、骨董市の食べながらのおやつにぴったり。
 


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by piyoyonyon | 2017-08-16 15:35 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

東京観光の王道、浅草へ

日本滞在の日程も、いよいよ残り少なくなって来ました。浅草と言えば、東京観光の筆頭で、団体旅行者や修学旅行生や外国人観光客率の最も高い場所の一つですが、意外にもP太は未だ一度も訪れたことがないとのこと。それでその日は、「バリバリの観光地だよ。覚悟して~」と言いつつ、連れて行くことにしました。
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いつも人の多い場所ですが、この時は未だ一月中だったから、浅草寺への初詣客で更に混んでいました。
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まずは、何はともあれ浅草寺の雷門。
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浅草のシンボルで、記念撮影をする人が特に多い場所ですが、この大提灯の底まで見上げる人は、意外と少ないのじゃないでしょうか。こんな凝った竜の木彫になっているんですね。
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そして、観音堂への表参道である仲見世通りを進みます。
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この通りには、ひたすら典型的なお土産屋がズラーッと並んでいる訳ですが、実はこういう他愛ない土産物は、眺めていて全く飽きない私です(笑)。
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こんなメチャ混みの場所は、本来出来るだけ避けるんですけど、それでも日本は、未だ他の国に比べたらずっと安全で、余り気を張る必要がないなーと、今回つくづく感じました。そして、これでも平日だから、週末よりはかなりマシな混み具合だったのだと思います。
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通りの合間に、スカイツリーが見えます。更に混んでいそうなので、今回行く気はナシ。
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浅草寺観音堂に向かって、次に現れるのが宝蔵門。
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五重塔も見えて来ました。
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ここの大提灯の底も、凝った竜の彫刻になっています。
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こちらは、左右の黒い大提灯の底。
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この眺めには、西洋人観光客のテンションは、確かに上がると思います。
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そしていよいよ、観音堂です。
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御手洗場の彫像は、高村光雲作。
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やっぱり、大提灯の底には木彫が。
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内部は、天井画が中々凝っていて綺麗。
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お参りに来ていた男子大学生達が、「今年は彼女がいっぱい出来ますように!」(←彼女を持ったことのない男の発言に違いない)「僕はいっぱいじゃなくて良いから、可愛い彼女が出来ますように!」と、無邪気にデッカイ声でお祈りしていました(笑)。そりゃあやっぱ、量より質でしょ。
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ここでもやはり、中国人観光客が顕著に増えたと実感しました。レンタルの着物を着て御満悦で参拝する中国人を沢山見たら、誰も日中関係が緊迫しているとは信じられませんね。
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浅草にも、レトロな建物があちこち残っています。老舗「神谷バー」は、お客も年配層が多いように見えました。一度入って飲んでみたいなー。
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そのすぐ側の、松屋浅草店兼東武浅草駅。どちらもアールデコ様式です。
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王道と言えど、結局見学したのは浅草寺だけで、さっさと次の目的地浅草橋に移動しましたが、スカイツリーも 金斗雲ビルも間近で見ることが出来、浅草初心者としては、P太は十分満足したようです。
  
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by piyoyonyon | 2015-07-06 15:30 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

知られざる?世界遺産、元興寺

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この奈良町にある元興寺は、元々は6世紀末頃に蘇我馬子が開基・建立した飛鳥の法興寺(現在の明日香村の飛鳥寺)が前身と言われており、日本最古の本格的仏教寺院とされています。8世紀の平城京遷都に伴い、この地に引っ越して来ました。南都七大寺の一つで、ユネスコの世界遺産にも登録されていますが、実を言うと私は今まで知りませんでした(汗)。多分耳にしたり目にしたことはあっても、とんと頭に入らなかったのだと思います…。そんな知る人ぞ知る?世界遺産と言うことで、今回返って興味を持ちました。
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これが、東大寺の門を移築したと言われる「東門」。元興寺は、かつては東大寺や興福寺と並ぶ大寺院で、奈良町のほとんどを占める程の規模でしたが、今は半分以下の敷地しかありません。その為、現在は中院町と西新屋町の二箇所に分かれましたが、今回訪れたのは中院町の「極楽坊」のほうです。
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これが「極楽堂」と呼ばれる本堂。国宝で、木材の一部は奈良時代の部材を再利用しているそうです。
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その背後に立つのが、やはり国宝の禅室。本堂同様、木材の一部に奈良時代のものが残っています。
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ここで絶対に見逃しちゃいけないのが、本堂と禅室の屋根の一部に使われる、日本最古の屋根瓦。何と飛鳥時代(6世紀)のもので、黒いのと赤っぽいのがそれです。この屋根瓦の葺き方を、「行基葺き」と呼ぶそうで、土木・建築技術者としても当時の第一人者であった、奈良時代の高僧・行基に由来しているようです。
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境内では、夥しい数の五輪塔に目が留まりました。この一帯から集めて来たもので、かつては中に遺骨が納められていたから墓石でしたが、今は単なる供養塔だそうです。
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集められた供養塔の中には、板碑に五輪塔や宝篋印塔の図が彫られただけのものもあります。
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奥は丘のように高低が付けられ、苔や水仙等の植物が植えてあります。
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本当に、良くこれだけ集めて来たもんです。まるで供養塔庭園と言う感じで、境内で一番印象的でした。
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宝物殿には、国宝の奈良時代の「五重小塔」が収められています。高さは5.5m程で、どう見ても五重塔の雛形(ミニチュア)なのですが、内部も本物同様に全く省略されずに細密に建設されている為、驚くことに「建築物」として国宝に指定されているそうです。光明皇后の発願により建立された、元興寺西小塔堂に安置されていたと言われています。この他この宝仏殿には、平安・鎌倉時代を中心とした国重文クラスの見応えある仏像や、中世から江戸時代に掛けての庶民の信仰資料が展示されています。
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入り口の参拝受付で、宝物殿は鉄筋コンクリート造りで冷えるから、見学後は「小子房」で暖をとって行きなさいと、念を押して言われました(…ホント、冷えました!)。ここはかつての僧坊の台所の建物だったようで、県重に指定されています。御仏の慈悲の心のようにほっこり暖かく、本当に癒されました。こんなところまで信仰の対象のあるのが、また古いお寺らしくて興味深いと思います。
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小子房にあった、かなり古そうな水屋箪笥。奥には檀家用の茶室になっているらしく、賑わっていました。
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正直言って、私が体験した限り、スロヴァキアの「ヴルコリニェツ」に並ぶ、最も地味な(失礼!)世界遺産だと思いました。しかし、東大寺のように団体客が押し寄せるような大寺院ではないからと言って、決して歴史的に重要じゃないとか、面白くない訳ではありません。返って余り観光客が犇いていないからこそ、奈良の一般大衆の素朴な信仰心が感じられるようで、印象深く写りました。因みに、、元興寺を「がごぜ」と呼ぶこともあり、その場合、この元興寺に起源を持つ妖怪のことを差すそうです。
 
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by piyoyonyon | 2015-05-09 15:30 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

原生林の春日大社

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奈良滞在での最終日は、春日大社へ行ってみることにしました。時間短縮の為、行きは路線バスで、帰りは徒歩です。何度か奈良には旅行で来ているのに、ここへは修学旅行以来訪れたことがありませんでした。
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全国の春日神社の総本社、奈良最大の神社「春日大社」と一口で言っても、大小様々な特色を持つ神社が集まっている訳です。まずはバスの停留所脇に「一言主神社」と言う小さな社があり、参拝してみることししました。熱心な願いを、一つだけ必ず叶えて下さると言う神社です。
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どんな願いかと、他人の絵馬を覗いて見ると…、………叶うといいね。
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続いて、回廊内の御本殿に入りました。ここで一般参拝者が入れるのは、残念ながら一部だけ。
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さすがにここは、こんな寒い季節(一月)でも観光客で賑わっています。と言うか、団体客はここばかりに集中しています。まるで押し寄せる波のように、突然参拝客でごった返して来たなーかと思えば、数分後には一斉に去って、急に静けさが戻ったり。春日大社は、平城京遷都の8世紀に、藤原氏の氏神として創立されました。御神体は御蓋山そのもの。鹿島神社(現茨城県)の武甕槌命、香取神社(現千葉県)の経津主命、枚岡神社(現大阪府)の天児屋根命・比売神の合計四神にお出で頂き、主祭神としていると縁起にはあります。遠く東国の神々のほうが先であったことが意外でしたが、この場所自体は、それ以前から信仰の地だったと言われているそうです。藤原氏の氏神・氏寺と言う関係から、麓の興福寺とは縁が深いそうで、藤原氏の隆盛と共に、平安時代には大いに発展したようです。日本の神社仏閣を見ていると、寺院境内に神社があるのも珍しくなく、日本の基本文化は本当に神仏混合だなと実感します。
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御守りや絵馬、おみくじ、お札類も、ここが一番充実していました。主祭神のうちの御一人、武甕槌命が白鹿に乗って来たとされることから、鹿を神使としており、お守りも鹿柄(姉と義兄用に買った)、おみくじも鹿型。おみくじは、鹿が口にくるくると巻かれたおみくじを咥えている愛らしさ。
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絵馬も鹿型。良く見ると、角アリとナシがありますね。奈良県産の檜で作られているそうです。
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沢山の金属製の釣灯篭が、奈良らしい風情を伝えています。有名な万灯篭(節分とお盆)は、さぞ幻想的で美しいことでしょう。憧れます。
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ここで写真を撮っていたら、見知らぬおばさまが、「まあ、ここ素敵な場所ねえ」と声を掛けて来ました。坂道の回廊と言うのが、ちょっと珍しいと思います。
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禰宜様や巫女、神楽の一団が若宮神社へ移動するところ。彼等を追っ掛けて、P太が黙って消えてしまいました(笑)。ガイジンにしてみれば、非常に日本的で魅力的な職業&服装でしょうから。
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この春日神社の特徴として、まず気が付いて圧倒されるのは、夥しい数の釣灯篭や石の灯篭が境内、参道にあることだと思います。
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これらは皆、参拝者達から奉納されたもので、苔むした非常に古いものも多く、長い歴史を通して信仰の対象の地であることを物語っています。春日大社程の著名な神社なので、地元のみならず、日本全国から奉納者がいるようです。大企業やデパート等は、一際巨大な石灯篭を寄進しています。注意深く探すと、歴史上の著名人(直江兼続とか)の灯篭も見付かるそうです。
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若宮神社の前で、禰宜の祈祷、神楽の演奏、巫女の舞が奉納されます。ここでは熱心な観光客数人しか見学しておらず、返って御本殿より荘厳な雰囲気が漂っていました。
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その前に生える、御神木の楠木。太古からの神聖な手付かずの森の中にある為、驚く程大きな木が沢山あります。
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小慣れた着物姿の御婦人方。特にオレンジ色の羽織の女性がお洒落だと、P太と意見が一致しました。
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若宮神社の隣には、「夫婦大國社」と言う夫婦円満、家内安全、縁結びの神様が。ハート型の絵馬が、縁結びの雰囲気を盛り上げ大人気のようです。
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そして御百度参りに最適らしい「金龍神社」(…コンパクトだから?)。まだまだお社はありますが、ここから原生林の中を通って下ることにします。
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修学旅行以来、何故春日大社には一度も来なかったと言えば、その時面白いと感じた印象がまるで無かったせいです。御本殿だけにいきなりバスで大勢でワシャッ~と押し寄せ、御守りとせいぜい参道の土産物屋で包丁だけ買って去るようでは、それも当然です。春日大社が興味深いのは、御蓋山の原生林に囲まれているからで、ユネスコの世界遺産に登録されたのもその為です。
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行きもやっぱり、徒歩で坂道をえっちら登って来るべきだったみたい…。鬱蒼とした森の中を歩いてこそ、春日大社が太古からの神聖な地であることを認識出来ると、しみじみ実感しました。
 
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by piyoyonyon | 2015-05-02 15:20 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

緑の美しい唐招提寺

薬師寺を参拝した後は、同じく西の京町の北にある、唐招提寺を訪れることにしました。
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この土地は、元々は新田部親王(天武天皇の第7皇子)の邸宅でしたが、8世紀中頃、命を投げ打って日本に渡って来た唐の高僧、鑑真和上の為に寺が立てられ、鑑真は晩年をここで過ごしました。
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敷地が広々として建物が鮮やかな薬師寺とは対照的に、しっとり落ち着いた空気が和ませてくれます。正に、鑑真の永眠の地に相応しい雰囲気。同じ世界遺産でも、団体旅行者や修学旅行生は少ないようです。
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東大寺や薬師寺同様、金堂、講堂、鼓楼…と境内は国宝だらけです。
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この校倉造りの経蔵と宝蔵は、正倉院より古いと言われ、特に経蔵は、寺院建立以前の建造物で、新田部親王邸の倉庫を利用したものと言われています。
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写真では分かり辛いと思いますが、屋根瓦まで「唐招提寺」の文字入りの特注。
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奈良時代建立の寺院の金堂(本堂)としては唯一現存するここの金堂は、阪神淡路の震災後には崩壊の危機にあり、最近やっと修復が完了したと聞きます。本尊は廬舎那仏坐像。
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内部は例に寄って撮影禁止ですが、奈良時代の千手観音が凄い迫力でした。
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この御影堂では、鑑真和上像の複製を見ることが出来ます。日本最古の肖像彫刻と言われる本物(国宝)は、年に一度だけの御開扉ですが、レプリカなら常時拝めると言う訳です。
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この寺を参拝したら、絶対訪れたほうが良いと思うのが、境内の北東最奥にある鑑真和上廟。つまりお墓です。こんな木漏れ日の美しい小径を通って行きます。
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小径に沿って、屋根瓦を重ねて積み上げた、漆喰無しの素朴な土塀。
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鑑真廟は、この鬱蒼と苔むした杉林の奥にあります。私にとってこの場所は、返ってここの国宝の建築物群よりも印象的です。
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和上様の墓所は、濠に囲まれた円墳。樹木はほとんどが常緑樹で、真冬でも蒼々としています。
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日本に正式な仏教を広める為、途中失明した上に、玄宗皇帝の命に背きながらも、命を掛けて6回も渡日に挑戦した鑑真の生涯には、仏教自体には特に興味がなくとも、胸を打たれるものがあります。日本では厚遇され、ひたすら仏教の発展に余生を費やしたのは、遠く祖国を離れていても、十分幸福な晩年であったと、この静かな墓所を見て思いたいところです。
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今回参拝者の少ないオフシーズンなこともあり、一層ゆったり歩いてみて、このお寺が冬でも緑深く、庭が美しいことに改めて気付きました。
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右側の堀は、蓮の池になっています。開花時期には、さぞ美しいことでしょう。
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鑑真は、仏教の他にも彫刻や薬草の知識に通じ、日本に伝えることに寄って文化の発展に貢献しました。味噌(の原形)も、彼が唐から日本へ紹介したものの一つとも言われ、この寺には現在も「招提味噌」なるものが伝えられています。もしかしたらこの境内のお庭も、元々は和上様の薬草園だったのかも…と想像してみると、一層興味深く見えるかも知れません。
  
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by piyoyonyon | 2015-04-20 15:30 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

薬師寺を独り占め

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奈良旅行二日目の中日は、「西の京」を回ることにしました。まず始めに、午前中に薬師寺に到着したのですが、何度も訪れている場所のはずなのに、ん?これが薬師寺?と戸惑ってしまいました だって、いつもは修学旅行生でごった返し、口の達者なお坊さんがガイドをしている薬師寺しか知らなかったのです。しかしこの時は、真冬の朝だからか、参拝者がほとんど居なくて静まり返っています。
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薬師寺は、7世紀に天武天皇に寄って、皇后の鵜野讃良皇女(天智天皇の娘。つまり天武とは叔父・姪の間柄。この時代はあり得たのです)の病気平癒を祈願して発願されました。言わばこれは、二人の愛のモニュメント。皇后は後に持統天皇として即位しますから、その後念願叶って病気が治癒されたのは言うまでもありませんが、逆に天武天皇自身が、薬師寺の完成を見る前に崩御してしまいました。
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しかし最初に建設されたのは、当時の都、藤原京(現在の橿原市)で、今は「本薬師寺」と呼ばれる遺跡が残っています。現在の場所に移されたのは、平城京遷都に伴い、8世紀前半のことだそうです。
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実はこの日、P太の腹具合が再び悪化し(前の晩、油断して鰻なんて食べたからさ)、トイレからしばらく戻って来ません(笑)。その間、一人で写真を撮っていました。このお寺も、回廊が美しい。今はコの字型ですが、当初はロの字型だったようです。
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しかし、この日は裏のほうで、ゴミを大量に燃やしていたようです。風も結構強く、境内に火の付いた大きな灰が沢山飛んでいました。…いいのか? 国宝だらけの世界遺産なのに。
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残念ながら、国宝で唯一の奈良時代の建造物、東塔は現在解体修理中。こちら西塔は、16世紀に戦火に巻き込まれて焼け落ち、その後長年礎石だけだったのを、1981年に再興されました。近代に建てられたとは言え、出来るだけ奈良時代同様の技術、材料で建設された為、議論を呼び、作業は難航を極めたのを、以前NHKのドキュメンタリー番組か何かで見たことがあります。
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仏塔の先に揺れる、「水煙」が好きです。
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本尊の薬師三尊像を祀る「金堂」。こちらも長い間仮堂だったのを、1975年に再建しました。奈良に掛かる枕言葉を「青丹よし」と言いますが、この「青」は緑青のような色、「丹」は朱色を差すそうです。つまりこんな建物のような色のことで、当時の平城京は、そういう色で埋め尽くされていたのだろうと想像します。
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金堂内部は撮影禁止ですが、これは外部から撮影したもの。御本尊は、どれも飛鳥時代後期(白鳳時代)の作で、中央に薬師如来像、両脇に日光・月光菩薩像を配しており、この時代の日本の仏像の最高傑作の一つと言われています。

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しかしここでは、中央の薬師如来像より、流れるような体のライン、ポーズが柔和で美しい、脇待の日光・月光菩薩のほうに人気が集まっています。
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そしてこちらの金堂の裏にある「大講堂」は、2003年の再建。御本尊は、弥勒三尊となっています。
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真新しく塗装され直した鮮やかな建築物が多い薬師寺の中で、シックなお姿で返って目立つのは、鎌倉時代に建てられた国宝の東院堂です。
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起源は、8世紀初頭に、吉備内親王(長屋王妃)が、母親の元明天皇の冥福を祈って建立した禅堂と言われています。…トイレのサインが、親切過ぎ(笑)。
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実は私、この東院堂の御本尊である聖観世音菩薩像(国宝)が大好き。広隆寺の弥勒思惟半跏像、興福寺の阿修羅雑に並ぶ、お気に入りの仏像です。初めてお目に掛かった高校生の時に心を打たれ、今はまるで昔憧れたアイドルに会いに来た気持ちです(笑)。聖観音像を囲んで守護するのは、鎌倉時代の四天王像。
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この聖観音像も白鳳時代の作で、何でも孝徳天皇の息子、有間皇子をモデルにしているとの言い伝えがあります。有間皇子は、「万葉集のハムレット」と呼ばれる(赤塚不二夫がそう言っていた)悲劇の王子様で、小説や漫画では大抵美青年に描かれています。この仏像の美しさを見ると、本当にイケメンだったのでは?と妄想せざるを得ません。薬師寺の仏像と言えば、まず日光・月光菩薩が有名ですが、私がこの聖観音像のほうに一層惹かれるのは、ほぼ人間の原寸大と言う理由が大きいからではと思っています。日光・月光菩薩同様、均整の取れた自然な肉付きの体躯、優美な衣のラインが美しさの決め手です。
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主要伽藍の北側にあり、一般道路を挟んで薬師寺の飛び地のようになっているのが、1991年に完成した「玄奘三蔵院」。その名の通り、西遊記の三蔵法師のモデルとなった、玄奘三蔵を祀っています。
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中には、我が国を代表する日本画家、平山郁夫が、30年掛けて制作した「大唐西域壁画」がありますが、この日は開帳されていなかった為、内部には入っていません。
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石の表札をウンショと支える亀の像が、やたら印象的でした。
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何度か訪れているとは言え、、今回の参拝者の数の少なさだけではなく、後から再建・修復された建物も多く、修学旅行で来た時代とは、実は大きく印象が違っていることと思います。薬師寺は元々病気治癒祈願のお寺と言うことで、P太のお腹が早く治るよう、ここで御守りを買って上げました。彼は早速、それをジャケットの内ポケットに入れました。すると御利益覿面! 次の日には治りました~。恐るべし、薬師寺。
 
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by piyoyonyon | 2015-04-17 15:37 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

夕暮れの二月堂

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東大寺の大仏殿を訪れた後は、未だ陽が若干明るいので、何気に山方面へ歩いてみることにしました。
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しばらく山道や階段を登ると、「二月堂」の建物が目に入って来て、「おおっ。なんじゃこれは素晴らしい」と心が躍りました。…私も、大して前調べしていないんですよね(苦笑)。
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石段の横に立っている沢山の石碑は、墓石ではなく奉納塔です。金額や氏名が記してあります。
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石段にまで、それぞれ異なった文様が刻まれていて面白い。
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お堂には、奈良で多く見掛ける、金属製の釣灯篭が沢山ぶら下げてありました。風に揺れると、しゃらりと音を立てるのがまた良い雰囲気。
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お堂の高さ自体はそれ程ではありませんが、山の東の斜面に立ち、丁度京都の清水寺のような立地です。
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ここを訪れるなら、清水寺同様に、やはり夕暮れ時が狙い目のようです。この日は天気が良かったから、夕日も美しくてラッキーでした。
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大仏殿を含む東大寺の敷地は勿論、奈良の街並み、ドリームランドと言う遊園地、大阪との県境となる生駒山地まで見渡せます。
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御本尊は、大観音、小観音と言う「絶対秘仏」で、誰も決して見ることが許されないそうです。
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日没近い時間でさえ、あれ程観光客でごった返していた東大寺大仏殿周辺なのに、同じ東大寺の敷地内とは言え、ここまで来る団体観光客は全く居ません。熱心にお参りする地元民と思しき人や、何時までも景色を堪能する熟年夫婦ばかりで、奈良本来の空気を凝縮したような、非常に落ち着いた良い雰囲気でした。
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その内さすがに暗くなって来たので(この辺は本当に夜は真っ暗だよ~)、奈良時代の建造物「三月堂」の見学は諦めましたが、夫婦揃って絶品の眺めに凄~く満足。後から友達に聞いたことには、彼女にとっても二月堂は奈良の一押しお勧めスポットだそうです。
 
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by piyoyonyon | 2015-04-13 15:38 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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