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ターディス発見!

結婚記念日に訪れたライで、町の中心から駐車場へ戻る時、警察署の脇を通ったら、警察署の駐車場に、こんな物がありました。
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公衆電話ボックスよりは、一~二周り位大きな青い四角い小屋。これは何かと言いますと、かつてはイギリス中にあったと言われる「ポリス・ボックス」であります。本来、中には警察に直接通報出来る受話器が設置されていて、つまり警察専門の電話ボックスでした。交番の存在しないイギリスでは、代わりに街のあちこちにこれを設置していたそうです。巡回中の警察官も署に連絡する為に使用したし、一般人も通報出来たようです。本当に電話だけのタイプもあったそうですが、この1.2m四方の小屋状のは、内部には机と椅子と照明と暖房機位は配置され、街灯として役立ったり、鍵が掛かるので、現行犯で逮捕した犯人を一時留置する為に使用された場合もあるとか。日本の派出所や駐在所の機能には及びませんが、携帯電話など当然無く、一般の公衆電話にはしばしば行列が出来ていたであろう当時、十分役に立っていたようで、とにかくイギリスでは御馴染みの存在でした。そこで、1960年代にスタートした国民的SFテレビ・ドラマ「Doctor Who ドクター・フー」では(SFが国民的人気ドラマってのが改めて凄いけど)、主人公ドクターの操縦するタイム・マシン兼宇宙船「TARDIS ターディス」の入り口は、このポリス・ボックスになっていて、街の何処に移動して立っていても誰も不審がらない、と言う設定でした。
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ところが、ポリス・ボックス自体がすっかり絶滅した現在、最早これはターディス(の入り口)にしか見えません! 若い世代はこぞってそう言うでしょうし、ガイジンの私も初めて実物を目にしました。60年代後半には姿を消したらしいから、P太も見た覚えはないそうです。オリジナルの古い物ではなく、イベントか何か用に新たに作られたように見えますが、とにかくBBCのスタジオか「ドクター・フー」のテーマ・パーク以外で、ポリス・ボックスにお目に掛かる機会があるとは、全く思っていませんでした。
  




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by piyoyonyon | 2017-04-22 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(4)

児童文学アニメの王道「山賊の娘ローニャ」

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今NHK BSプレミアムで、宮崎吾朗監督がスタジオ・ジブリの外で初めて手掛けるアニメ、「山賊の娘ローニャ」が放送されています。私は長年、この原作者のアストリッド・リンドグレーンの大ファンで、以前ジブリがリンドグレーンの作品をアニメ化する話が存在したと聞いた時、絶対この「ローニャ」のことだ!と、勝手に思い込んでいました。だって、活発で健気な少女の主人公+行動力と頼り甲斐ある少年+子供達だけで自活しようとする設定が、吾郎さんのお父さんの駿さんの好みに、いかにもピッタリだと思ったからです。しかし実は、それは「長靴下のピッピ」のことでした(今度岩波からそれについての本が出版されるそう)。リンドグレーンの作品は、今まで幾つも実写映画化されたにも関わらず、彼女はアニメーションには頑なに否定的で、結局ジブリの「ピッピ」のアニメ化の話は、残念ながらボツになったのです。
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さて、このアニメを見る前に、「ローニャ」の原作(大塚勇三訳)を久々に読み直してみました。これは、ジャンルの幅広いリンドグレーンの作品群の中でも、中世を舞台にしたファンタジー的な分野の中の一つで、同分野の「はるかな国の兄弟」や「ミオよ、わたしのミオ」に比べると、物悲しさが薄い分、私には今までイマイチ物足りない気がしていました。しかし、大人になってから初めて読み返してみて、やはりとても優れた、骨組みのしっかりした児童文学だと言うことを実感しました。登場人物の性格付けや、心理の移り変わり、成長ぶりが、非常に生き生きと自然に描かれ、どんどん物語に引き込まれて行きます。強く賢く常に冷静な母ロヴィスと、単純で喜怒哀楽の激しい父マッティスの対比は秀悦。純粋過ぎて短気なローニャより、同年齢の男の子ビルクのほうが、世間を分かっていて少し大人な点も面白いと思います。
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してTVアニメのほうは?と言うと、原作に思い入れの深い私から見ても、この話をこれ程忠実に再現出来るアニメは、他には考えられないと思える位の出来栄えです。原作を読んで、頭の中に漠然と描いていたイメージを、的確に映像化してくれているように感じます。特に、広大な自然の背景や、城の立地・建物の構造、ローニャの運動能力の高さ、鳥女や灰色小人など妖怪達の不気味さは、アニメの中で一層際立っています。ロヴィスが毎晩子守歌代わりにローニャに歌って聞かせる「オオカミの唄」も、正にこんな唄だろうと思えます(ちょっとスナフキンの「おさびし山」の歌を思い出す)。話の流れのテンポも良いし、キャラクター・デザイン、声のイメージ、BGMも違和感無し。原作と目立って違う点は、1. 小奇麗に見えること。これは公共電波上、余りばっちいものは放送出来ないから仕方ないですねえ(笑)。マッティスなんて、犯罪者集団の頭なのに、何処か貴族っぽい威厳が漂っています。人物の衣装も、柔らかい中間色を使用しているものの、多少民俗色が出てカラフルになっています。原作では、頭にはシラミが居るし、そりゃもう皆臭いそうな程汚いのですよ。2. 原作では、マッティス一家の12人の手下山賊達の中で、性格が明確なのは、スカッレ・ペール爺さんとリル・クリッペン位。イロン・ヴィークランドの挿絵でも、全員単なるムサ苦しい髭もじゃ男達に表現されていますが、アニメでは、全ての山賊達の個性が、それぞれはっきり描き分けられています。
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宮崎吾朗は、映画「コクリコ坂から」を企画する際、初めにこの「ローニャ」の案を出したそうですが、短時間にまとめるのは無理だと思い、断念したとか。確かに、これはTVシリーズで正解だと思います。全体的に、「アルプスの少女ハイジ」「フランダースの犬」等の世界名作劇場や、昔NHKで放送されていた「ニルスのふしぎな旅」「名犬ジョリー」を思い出さずににはいられない、昔の欧米を舞台にした児童文学の原作物の王道を行くような、私にとっては非常にノスタルジックな造りです。多分、そう意識して制作しているのだと思います。
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ただ残念な点は、3DCGアニメだと言うこと。何でもこのスタジオが、元々CGを得意としている言うことで、セル・アニメ風の「セル・ライク」と言う技法にとっているそうですが、やはりCGっぽさが出て、セル・アニメに比べると薄っぺらく見えてしまいます。いえ、CGだって手間とコストが相当掛かっているはずなんですけど、キャラ・デザイン自体はジブリ色が強いし、こういうクラシックな名作物だから余計目立つのかな。とは言え、これがもしアメリカのアニメーションみたいに、いかにもフルCGの画風(皆同じに見える)だったら、全くお話になりません。改めて、日本のセル画メインのアニメは偉大だなあと痛感します。このCGっぽさが気になるのと、今時珍しい純粋に子供向けの作品なので、「世界名作劇場」のノスタルジーを持っていない英国人のP太にとっては、少々退屈なようです。それと、OPの手嶌葵の歌声も、谷山浩子の曲も吾郎の歌詞も画像悪くないんですが、何故イントロが昔のデパートのCMみたいなのか?と言う点も、気になるっちゃあ気になります(笑)。ともあれ、今のところ私はこの作品にとても満足しています。子供にも安心して見せられる、多分今時珍しい模範的&叙情的な日本のアニメだし、真面目でしっかりした造りだから、大人でも十分楽しめます。
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by piyoyonyon | 2014-11-15 15:37 | 本・メディア | Comments(0)

現在公開可能なTシャツ…

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「久しく自らTシャツを買っていない。たまに買ってもバチは当たらないだろう」と、P太が珍しく自分で買ったTシャツ。アメリカの日本のアニヲタ・サイトで特価だったのです。オーダーする前に、ウェブと二人でにらめっこして、これならいかにもアニメ柄の痛Tシャツではなく、分からない人にとっては、単に一風代わったイラストにしか見えないだろうと言うことで(変な柄のTシャツならイギリスに他にも幾らでもあるし)、納得して購入。
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こうして改めて見ると、超大型君、随分小顔ですねえ。プリントは白一色のようで、実はロゴ部分にのみ赤が入っているところがミソ。特価とは言え、国際便の郵送料分は掛かった訳ですが、それを加えてもAmazon等で買うより安く、海外発送なのに驚く程早く届きました。質もまあまあで、一応コピーライトもちゃんと入っています。実際着ると、黒地な分、意外な程の格好良さです(ほんとか?)。
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by piyoyonyon | 2014-09-21 15:39 | ファッション・コスメ | Comments(2)

今更「ジョジョ」の魅力が分かって来た私

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…と言っても、アニメの話です。「ジョジョ」こと「ジョジョの奇妙な冒険」は、80年代から今も続く大ヒット少年(現在は青年誌)漫画が原作で、広い世代に熱狂的なファンを多く持ち、不動の位置にある作品です。しかし意外にもアニメ化は、劇場版やOVAを除けば、TVシリーズは2年前からが初めて。原作はパート8まで進んでいるそうですが、TVアニメは、2012~13年にパート1「ファントムブラッド」&2「戦闘潮流」部分が放送され、現在はパート3「スターダストクルセイダーズ」を放映中。
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各パート毎に主人公が異なり(皆愛称が「ジョジョ」の血縁)、パート1は19世紀のイギリスが舞台のホラー、パート2は第二次世界大戦直前のアメリカやヨーロッパ各地が舞台の冒険活劇風、パート3は日本からエジプトに旅に出るロード・ムービー風です。どれにも共通するのは、マッチョ・バトル。超小顔の、筋肉ムキムキ野郎達で溢れています。ただし、パート1と2では、人外の敵に対して、「波紋」と呼ばれる、「スター・ウォーズ」で言うフォースみたいなものを使って戦うんですが、パート3は、「幽波紋(スタンド)」と呼ばれる自身の念像か守護霊みたいなもの同士の戦いなので、余り筋肉の出番がないような…(笑)。しかし、話の面白さに引き込まれる為、不思議と男臭さや汗臭さは感じられません。
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「ジョジョ」が少年ジャンプで掲載されていた頃は、余りにも絵がスタイリッシュで、孤高の存在のように見えました。アニメでは、さすがにあの芸術的な画風を単純化せざるをえず、良く言えば幾分とっつき易い画像になっています。特にパート3は、舞台が80年代だし、いかにも少年ジャンプの王道っぽい雰囲気で、昔「北斗の拳」や「聖闘志星矢」を弟と見ていた私にとっては、非常に懐かしい感じで楽しんでいます。もお、本当に変な髪形とコスチュームのオンパレード(笑)。普段はバトル物には全く興味のないP太も、「ジョジョ」にはハマッた様子。面白さの要素の一つは、話やセリフのテンポが非常に良くて、キャラクターが皆立っていて、とにかく全く飽きずに、続きがどんどん見たくなる点だと思います。せっかちなので、展開がトロいものは駄目なんです。漫画のポイントである「バァーン!」とかの効果音文字を、そのままアニメでも描き表している為(勿論実際音も付く)大げささ倍増。更に、こちらで見る分には、それに英語字幕が付くので、可笑しさ倍増です。「無駄無駄無駄無駄~!」とか「ゴゴゴゴ…(menacing)」と言うのが、私達夫婦の流行です(爆)。
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主人公の「ジョジョ」としては、パート2のジョセフが一番好み。努力と頑張りが大嫌いで、逃げや小ずるい手を厭わない、アクション・ヒーローらしからぬ愛すべきキャラクターです。P太は、パート3でじーさんになったジョセフの、ヤンクなリアクションがツボだそうです。パート3のジョジョの声も好きですが、承太郎は寡黙なキャラの為、主人公なのに台詞が少ない(笑)。その他の好きなキャラは、パート1のディオ(初代ジョジョとのラスト・シーンがブロマン臭)。パート1は、英国で暮らしている身から見ても、本当にイギリスっぽくて、「嵐が丘」を髣髴とさせる、下級層民の悲哀と愛憎渦巻くドロドロ劇。BBCで実写ドラマ化して欲しい程です。そして、パート3の花京院くん、パート2のシーザーとドイツ軍のシュトロハイムがお気に入りキャラです。ナチス・ドイツと言うと、ハリウッド映画では悪役の一点張りですが、このシュトロハイムは、最初は残虐な悪人将校としか思えず、確かに傲慢で狂気に満ちているものの、主人公に協力もする憎めない人物なのです。
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おまけ。世界的に大ヒットしたアメリカのTVドラマ「HEROS」の、マシ・オカさん扮するオタク日本人青年ヒロ・ナカムラも、「ジョジョ」のファンと言う設定なんですよね…。
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by piyoyonyon | 2014-09-06 15:24 | 本・メディア | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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