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海辺のリゾート、イーストボーン

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ペヴェンシー城を去った後、P太に頼んで、一度訪れてみたかった、近くの「Eastbourne イーストボーン」の町に立ち寄って貰うことにしました。ここは、ブライトンと並ぶ、イギリス南東部を代表する海辺のリゾートと言われています。それなのに、今まで一度も来た事がありませんでした(ルイスの祭りを見に行く為、駐車だけしたことはある)。何故かと言えば、P太が「老人が死にに行く町」と呼んで、馬鹿にして嫌っているからです。イギリスの御年寄りは、定年後海辺に住むことを望む人が多いらしく、この町は特に人気だそうです。実際町には、年金者用のアパートメントが沢山設けられているとか。
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まず海岸沿いには、イギリスの海辺の町らしく、ジョージ時代やヴィクトリア様式の立派な建物がズラリと並んでいます。多くは、マリーン・ビュウのホテルになっている模様。
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そして、これもイギリスの海辺のリゾートの象徴、「Pier ピア(桟橋)」があります。ヴィクトリア時代に立てられた優雅な建物が多いのですが、内部は大抵単なるゲーム・センターかソソられない飲食店になっており、特に面白いものではありません。しかも、海辺のゲーセンと言う事で、ガラの悪い連中が集まり易いせいか、火事で燃やされるニュースを度々耳にします。このイーストボーンのピアも、昨年放火されました。
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その側では、巨大スクリーンで音楽フェスが行われていました。グラストンベリーの様子を放送していたようです。
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この無骨な塊は…、かつての軍事要塞で、現在博物館になっています。大陸に近い南東部の海岸線には、チューダー時代、ナポレオン戦争時代、世界大戦中の、こんな軍事建造物が今だあちこち残ったままです。
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町の発展に尽力を注いだ貴族の領主、後の7代目デヴォンシャー公ウィリアム・キャヴェンディッシュの像だそうです。P太は、「オビ・ワン」だと言い張って、聞き入れませんでしたが…(勝手にしてくれ)。公爵様のお陰かどうか、ビーチ沿いは、概ね花壇も良く手入れされ、綺麗に整備されているようです。
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町の中心部へも行ってみました。カール・マルクスやドビュッシー等多くの著名人お気に入りの、古くからのリゾート地だし、国際観光都市だし、優雅な雰囲気なのかなと少し期待していたのですが…、
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優雅なのは、駅舎だけのようです。後は、イギリス中何処でも同じチェーン店ばかりで、道行く人もどうも概ね品がなく、「なんか…、私達の町よりクラップ・タウンだね!」と、P太と意見が一致しました。
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それと、ここのカモメは一際凶暴です! イギリスのカモメは、良くチップス(揚げ芋)を狙いますが、ここのは通行人のアイスクリームを奪っていました。
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歩行者天国のショッピング・モール前にいきなり立っている、「ポートランド石」の石像(って言うか石のまんま)。良く見ると、貝の化石がびっしりです。ドーセット州の島で採掘される、建造物用としては高級な石材ですが、この街には相応しい、美しいとは言い難いオブジェです。
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しかし、ちょっと中心から外れると、雰囲気良さげな古本屋が残っていたりします。
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こんなコレクタブルズ屋さんがありました。主に切手やコインを扱っているようですが、中にはこんな木製人形もあり、むっ、これは私も買ったことがある、スペインの人形じゃないか。閉店時間じゃなかったら、じっくり覗いてみたかったお店でした。
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お年寄りの町だけあってか、多くのチャリティショップで、ビンテージ・ドレス(単なる古着ではなく)がやたら充実していると思いました。町の中心部は全く期待出来ませんが、ビーチは雰囲気が良いし、それと中心部の間の所々には、アンティーク・モール等もあるようなので、それなりに楽しめるかも知れません。
 
by piyoyonyon | 2015-08-08 15:18 | 旅行・お散歩


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


by piyoyonyon

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