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再びデヴィッド・オースティン・ローズ・ガーデン 2

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P太と義母とのシュロプシャー旅行で、今回の一番の目当てで最後の目的地、バラのブリーダー会社デヴィッド・オースティン社の直営バラ園を訪れました。
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ここは、庭園として美しいだけでなく、オースティン社の言わば生きた商品サンプル&カタログで、同社のバラを見て選ぶのには最適な場所です。
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そして、会社が新製品を一押しするのは当たり前です。ここでもその通りで、新しい品種は目立つように多く植えられています。新品種のバラの大きく育った姿を見るチャンスは、一般の店舗や他の庭園ではまずないので、私も自ずと一層注目します。特にERの場合、新しい(特に2006年以降の)品種のほうが、健康的にも寄り優れて、自信がある為に推奨されます。
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今年発表されたのは、この「デイム・ジュディ・デンチ」。「Dame デイム」は「Night ナイト」に相当する女性向けの称号で、ジュディ・デンチは「007シリーズ」のM役としても出演している、イギリスを代表する存在感に圧倒される女優さんです。アプリコット色のバラは、人気が根強いそうです。
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この「ジェームス・L. オースティン」も、今年発売された新品種。初代デヴィッド・オースティンの息子で、二代目の弟の名前だそうです。売り上げの10%がパーキンソン病基金に寄付されることから、恐らくこの方はパーキンソン病を患っているのでしょう。「デイム・ジュディ・デンチ」と共に、独特なうっとりする香りでした。
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その他、この庭園を見渡して、オースティン社が強く推していると分かる新しめの品種の一つが、2013年発売の「ザ・レディ・ガーデナー」。デヴィッド・オースティン氏拘りの、透明感のある花色が素敵。
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この「オリヴィア・ローズ・オースティン」(2014年)も然り。推奨する理由として、花自体の美しさや香りだけでなく、耐病性や育て易さ、花付きの良さ、株のまとまり具合などが総合的に含まれるようです。
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そして、エリザベス女王の長女の名を頂く「プリンセス・アン」(2010年)も、発売から7年経つのに、今も強くお薦めされている品種です。鮮やかな花色が目立って美しいけれど、棘が割と多いのが難点。「御本人も棘棘しいからね!(ズバッ)」と義母。
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昨年発売の「デスデモーナ」は、蕾はピンクなのに、花開くと純白になる魅惑のバラ。香りも非常に強くて心地良く、最近はすっかり鼻の利かなくなった義母が、このバラの香りなら分かると嬉しそうでした。
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「ジ・アンシェント・マリナー」(2015年)は、中心程ピンクの濃くなるのが魅力。
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私が特に惹かれたのは、ERの数少ないランブラー・ローズの一つ「ザ・レディ・オブ・ザ・レイク」(2014年)です。世の中の全てのランブラーの中でも、繰り返し咲き、尚且つ香りが良い品種は稀です。このバラの場合、四季咲きの上、ダブル咲きの小さな花弁も花色も香りも、全てが魅力的。ただしランブラーは凄く大きく育つので、もううちには植える場所がないなあ(苦笑)。
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しかしたまに、ここ2、3年の内に発売されたのに、後から何らかの問題が発生・発見されて、早々とカタログから姿を消す品種もあります。例えば、2014年の赤バラ「ヒースクリフ」とか。赤バラは、開発が難しいと聞きます。これは、「テス・オブ・ザ・ダーバーヴィルズ」。
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最近のオースティン社のカタログで、この「チャールズ・ダーウィン」(2003年)がかなり推されているのに驚きました。それまでそんなことはなかったのに、今はお買い得な推薦コレクション・セットにも含まれている程です。もしかしたら、最近改良されて質が安定したのかも。
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「ガートルード・ジェキル」「グラハム・トーマス」、そしてこの「メアリー・ローズ」なんかは、発売から数十年経つのに、今でもERを代表する不動の人気です。
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もしかしたら、義母と一緒なら寄るのでは…と密かに期待していたのが、このバラ園付属のティールーム。
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やっぱりお茶することになりました! 義母は食事の量は少ないのですが、いつも何かしらお茶菓子を食べている食いしん坊なのです。三人とも、クリーム・ティーを注文しました。
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食器は、オースティン社のオリジナル。描かれたバラの品種は、うちにもある「ザ・ジェネラス・ガーデナー」です。この食器は、売店や通販でも購入出来ます。
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食べ方が汚くてスミマセン。クロテッド・クリームが良質で、スコーンもさっくり美味しく焼かれて、満足のクリーム・ティーでした。時々ホイップ・クリームしか出さないクリーム・ティーに、バターが付いて来る事があるんですけど、ここのは本物のクロテッド・クリームの他にも、バターが付いていました。因みに、ホイップ・クリームとバターを混ぜると、本当にクロテッド・クリームっぽい味になります…。
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周りを見渡すと、多くの客が「あの三段トレイ」を注文していました。アフタヌーン・ティーは予約制ですが、待っている間、バラ園をぶらぶらしていれば良いようです。
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勿論、バラを買って帰る予定で、このバラ園に寄りました。P太から、車に積めなくなる為一人一株ずつまでと念を押されたので、私も義母もどれを選ぶかウンウン迷いました。前回と違って、鉢植えのバラは人気&お勧めの品種に搾られ、アルファベット順ではなくなっていましたが、欲しい品種は割とすぐに見付かりました。この時期、裸苗は未だ売られていません。
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相変わらず、孔雀がえらそーに店内を闊歩しています。
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トイレにも試供品が置いてあった為、全員その香りの良さに感動したのが、オースティン社オリジナルのバラの香りのハンド・ソープとローション。値段は凄く高いんですが、セットで買うと若干割安になるので、義母は義妹へのお土産に買っていました。
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結局クリーム・ティーの威力で、その日は夕食が必要ありませんでした。お年寄りと旅行するのは大変なこともありますが、義母とは興味やノリが大体共通するから、正直言って実の両親と出掛けるよりずっとラクです。何より、義母が楽しんでくれて本望です。そしてやっぱり、初夏にもう一度このバラ園を訪れたい!





by piyoyonyon | 2017-11-21 15:23 | 旅行・お散歩


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


by piyoyonyon

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