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新入りのバラ達

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我が家に新たにやって来たバラ達です。まずは、デヴィッド・オースティンのバラ園からお迎えした、イングリッシュ・ローズの「バターカップ」。最後の一苗を、やっと売り場で見付け出して買ったバラです。もし其処で買えなっかたら、イギリスでも他では滅多に手に入らないであろうマイナー品種。前庭に花壇を増設する際、一株だけバラが足りなかったのですが、両脇はピンク系のバラなので、ピンク以外の色で、尚且つ朝夕しか日の当たらない場所なので、耐陰性の強いバラを探していました。色々検討した結果、この「バターカップ」が最良の選択であると言う結論に。
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黄バラは既に「グラハム・トーマス」「ゴールデン・セレブレーション」「モリニュー」と持っているので、これ以上増やすとは思っていませんでした。でもこの「バターカップ」は、雰囲気がそれらとはまた違います。バラと言う高貴なイメージからは程遠い、気取りの全くない自然で優しい雰囲気の為、これ以上にない程宿根草に良く馴染みます。
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オープン・カップ咲きで、「ザ・ラーク・アセンディング」や「スカボロー・フェア」の黄色版と言った感じ。直前まで、良く似た「ブライス・スピリット」とどちらにするか考えましたが、最終的に香りの良さで「バターカップ」を選びました。芳香は「オレンジの花の香りのムスク系」との事ですが、私にはハニーサックルやフリージアに近いように感じます。
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続いて、やはりディヴィッド・オースティン・ローズ・ガーデンで購入した「コントゥ・ドゥ・シャンパーニュ」。こちらは、予め買う予定ではありませんでしたが、鉢苗を見た途端、絶対買わなきゃ!と思いました。前々から欲しいとは思っていたものの、D.A.のカタログにさえ、この品種は裸苗しか販売していないと記してあったからです。って、事は、他では絶対に手に入れられそうもありません。花びらがフリル状になった小ぶりのオープン・カップ咲きの花弁は、咲き始めは本当にシャンパン色ですが、咲き進むと隣の「クィーン・オブ・スウェーデン」と変わらない位のアプリコット色に変化します。念の為、シャンパンの香りはしません(笑)。シャンパーニュ伯爵は、13世紀に十字軍として訪れたダマスカスから、「ガリカ・ローズ・オフィシナリス(薬剤師のバラ、またはランカスター家のバラ)」を持ち帰り、ヨーロッパに紹介した人物だと言われています。
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今年のD.A.のカタログから、バラの品種別の長所として、「香りが強い」「花付きが良い」「耐陰性が強い」「棘が少ない」等の他に、「蜂(ミツバチやマルハナバチ)にとって魅力的」と言う項目が記されるようになりました。今回購入した「バターカップ」と「コントゥ・ドゥ・シャンパーニュ」も、蜂に好まれるタイプです。やはり蜂は、シベの見える品種が、多分蜜を集め易いから好きなようです。私自身も、余り花びらが複雑でない、ダブルやシングルやオープン・カップが好きなので、自ずとうちのバラには「蜂にとって魅力的」タイプが多くなりました。自然破壊や気候変動の為、イギリスでは蜂が少なくなって来ていると心配されていますが、我が家の庭には羽音が響く程ブンブン達がいっぱいです。
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ところでD.A.のバラ園では、ERの鉢苗は昨年秋には一つ22ポンドでしたが、今回は1.5ポンド値上がって、23・5ポンド(注:新種以外)になっていました。ところがNTの売店では、一株20ポンドで販売している場所が多いようです。ただし、ERの代表的な人気品種か、またはその庭園に実際植えてある品種の苗しか販売していません。うちの近所で一番ERを多く扱っているガーデン・センターでは、一苗25ポンドです。しかし、D.A.のバラ園で直接買った苗は、健康状態も生育も最高に良いように思います。因みに、ER以外のバラも、D.A.で販売している苗は状態&発育が良好です。
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それともう一つ、義両親から貰った(その頃未だ義父が元気だった…)「ポールズ・スカーレット」も、ようやく花を付けました。モダン系の蔓バラで、花びらが波打った可憐なダブル咲き。実物は、まるでベルベットのような目を引く深紅色です。他のバラよりも遅目に開花します。残念ながら、香りはほとんどありません。うちの花壇の中では浮いてしまいそうな鮮やかな花色なので、少し離れた場所に植えようと思っています。
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これらのバラは鉢植えのままで、未だ地植えしていません。現在雨の極端に少ないカラカラ天気が続いている為、もう少し雨の多い季節になったら定植したいと思います。





by piyoyonyon | 2018-07-21 15:27 | ガーデニング・植物


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


by piyoyonyon

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