カテゴリ:旅行・お散歩( 277 )

ランフォードのアンティーク・モール 2

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サリー州のFarnham ファーナム近くの村Runfold ランフォードの、予めネットで調べておいたお目当てのアンティーク・モールが、実際には全く期待外れで好みに合わなかった為、ガッカリしていた私達夫婦。しかしその店を去って隣町ファーナムに向かう途中、もう一軒のアンティーク・モールの看板を発見し、急遽立ち寄る事にしました。
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それがここ、「The Antiques Warehouse」。牧草地の中にポツンと立つ、やはり農家の大きな古い納屋(倉庫)を利用した建物です。
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店内に入り、最初は家具や高級な骨董品中心かと危惧しましたが…、
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ちゃんと、我々好みのジャンクに近い小物・雑貨類もありました。
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綺麗かつお洒落に改装してある「The Packhouse」と違い、納屋らしさが色濃く残る店内。
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所々雨漏りするようで、天井には豪快にビニール・シートが張られています。
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緑色系のガラスや陶器を集めた棚。ネックレスのビーズの一部がウラン・ガラスでした。
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一方、アンティークのガラス製品としては特に人気の高い、クランベリー・ガラスを集めた棚。
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窓辺には、美しいヴィクトリア時代の緑色系のハンドペイントのガラス器がズラリ。日差しが強過ぎて、生憎ウラン・ガラスかどうかは確認出来ませんでした。
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オープン・ソルト・セラーを集めたコーナー。
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上段のペアの花器と、下段右端のキャンドル・スタンドがウラン・ガラスです。
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スージー・クーパーの、「Beechwood」柄のテーブルウェア・セット。皿やボウルは各9枚位ずつある、かなり大きなセットです。
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イギリスではウェッジウッドやスポード、ロイヤル・ドルトン等と並ぶ程人気の「Aynsley エインズレイ」の、ヴィクトリア時代の小ぶりで可憐なカップ&ソーサー。エッグシェルのような薄さと軽さです。普段この手のエレガント系食器には惹かれませんが、これは何だか気になりました。
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パステル・トーンのメルヘンな手描きの花柄の食器…と思ったら、クラリス・クリフでした(なので高い)。こんな可愛い柄も存在していたとは。
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アクセサリーやバッグ、古着、布小物等、女性的なアイテムも結構充実していました。
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ゴブランのビンテージ・バッグは、やはり口金のデザインも素敵。
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中央は、アール・デコ時代の代表的な、二つのクリップに分かれるブローチ。
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ルーサイトのインタリオや、ボーン等のピアスド・ワーク(透かし彫り)のブローチには惹かれます。イギリス人には、やはり銀製のアクセサリーが一番人気かな。
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古い縫いぐるみや人形を集めた棚。
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その下段。昔のミッキー・マウスの人形は、良い味出しています。
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結局こちらの店は、玉石混合のワクワク感も十分楽しめ、欲しくなる物にも出会え、突然立ち寄って本当に正解でした。ここの情報はウェブには載っていなったなあと、すっかり思い込んでいましたが、実は私は事前にちゃんと確認していたのです。ただし、その自社サイトでは余り魅力的に見えなかった為、自分の中で勝手にリストから除外していました。ネットで何でも調べられる時代とは言え、やはり百聞は一見に如かずですね~。




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by piyoyonyon | 2018-03-20 15:26 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ランフォードのアンティーク・モール 1

御伽噺のような城下町アランデルを訪れた翌週末も、イギリスの寒い季節には珍しく快晴でした。それで、絶対何処かへ出掛けてやる~と意気込み、前々から一度訪れてみたかったサリー州の「Farnham ファーナム」を目的地に選びました。ここも城下町で、更に修道院の遺跡もあり、その上アンティーク・モールもある為、私達夫婦にぴったりのお出掛け先だと見込んだのです。
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アンティーク・モールは、実際にはファーナムの一歩手前の「Runfold ランフォード」と言う村に在ります。予めネットで調べておいたのが、ここ「The Packhouse」。広い専用駐車場が有るとの情報でしたが、正午頃に到着した時には満杯で、多くの車が道路にはみ出してまで駐車(注:合法)して居ました。そんなに人気の店とは、期待出来そう。
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建物は、農家の古い立派な納屋を改造してあるようです。
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ウェブサイトには「インテリア&ビンテージの店」と記してあったので、新品も扱っているとは分かっていましたが、実際店の中に入ってみて、……なんか新品ばっかり。
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しかも、他でも見掛けるような「シャビー・シック(言わば偽ビンテージ)」な家具や雑貨中心で、特に珍しい物はなく、ピンと来る商品は全く見当たりません。
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唯一これは可愛いと思った、ポップ・アップのグリーティング・カード。
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古いチェストの蓋の内側に、中々魅力的な鳥柄のステンシルを施したようです。
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広くて迷路のように非常に複雑な構造の、建物自体は面白いと思いました。
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リバティ(?)プリントの端切れを額装した物。リバティじゃなくとも、自分のお気に入りの布で応用出来そう。
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爽やかな青系の布バージョンも在り。
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こちらは、20世紀前半にタバコのおまけだった、機械刺繍のタグのコレクションを額装。
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所々に、確かに古物も混じっています。
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ビンテージ家具ばかりの部屋も。
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念の為、ビンテージの価格は、他所のアンティーク・モールと比べても、特に高いと言う事はありませんでした。
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暖炉の目隠しとして使用する、「ファイヤー・プレイス・スクリーン」。ガラス張りの刺繍やゴブランの物は、フリマやチャリティショップでも良く見掛けます。
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形もシート部分のゴブラン(ニードルポイント)も、中々魅力的なコーナー・チェア。
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可愛い傘型の木製傘立てですが、今のイギリスでは折り畳み傘のほうが圧倒的に多い為、余り役に立たないかも知れません。
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これは興味深い、昔の個人のスクラップ・ブックです。
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貼られたカード等のデザインから、アール・デコ時代周辺の制作である事が分かります。
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その当時は、美しいカラーの印刷物は、今よりずっと高級で貴重だったのでしょう。
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そして雑誌等印刷物の販売数が激減し、紙の文化が廃れつつある今後は、こう言ったアイテムは益々貴重になって行くはずです。
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駐車場が満杯だったのは、丁度お昼時で、併設のカフェ・レストランを利用する客で混んでいた為のようです。ショップ自体にも結構多くの客で賑わっていましたが、…うーん、イギリス人には、やはりこういう店が人気なのか。またしても家族&友達の誕生日や母の日のプレゼントを探している時でもありましたが、これ程広い店内なのに、候補に挙げられる物さえ全く出会えず。正直言って、この店に来る必要はもう二度とないだろうなと、夫婦揃って思いました。
 




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by piyoyonyon | 2018-03-19 15:32 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

またしてもプルボローのアンティーク・モールへ

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Arundel アランデルから帰宅する時、未だ日没には十分時間があったので、A284号線とA29号線を通って帰ることにしました。この路線は、道路マップでは「眺めが良い」と印が付いており、所々の高台からアラン川沿いの谷を見下ろす事が出来ます。しかし谷間のあちこちの牧草地は、湖のように広く水浸しになっていました。今年は南東部では特に洪水の被害は聞いていませんが、この周辺の牧草地は、多分冬期はいつも浸水しているようです。
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また、途中Pulborough プルボローを通過するので、この村のアンティーク・モールに立ち寄らない手はありません。丁度29号線沿いにあり、店舗脇の専用の駐車場に車を止める事も出来ます。
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店内で、まず目に入ったウラン・ガラス。プラスティックにしか見えませんが、ジェイド色のライナーはガラス製です。バスケットは、銀メッキだそうです。用途は、多分塩入れかな。
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このストールのビンテージ・ジュエリーは、値段は大体一つ5ポンド位と手頃で、いつも結構魅力的な物が混じっています。
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やっぱりイギリスの古いテディ・ベアは黄色い…。左は、TVキャラクターのスーティのようです。
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ゴブラン模様のビンテージ缶は、イギリス人の好きな組み合わせ。有りそうで初めて見ました。
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左の可愛い柄の紙箱の中には、乳児&幼児用のカトラリーが入っています。スプーンと、「pusher プッシャー」と呼ばれる、文字通り食べ物を子供の口の中に押し込む道具です。右手前は、「おもちゃの国のノディ」のセルロイド製のエッグ・カップ。
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二階に行きます。一番最初に目に入るストールは、いつもビンテージ布製品が充実しています。
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今回は、ビンテージ・ドレスにも中々魅力的な物が揃っていました。60年代らしいオレンジ系の花柄の、清楚なサマー・ドレス。濃い色のハイソックスに、白いサンダルを合わせたくなります。
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その色違いのピンク系花柄は、少し幼いイメージ。
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ピンクと黄色いバラ柄の、結構グラマラスな雰囲気のサマー・ドレス。
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まるで古いフランス映画に出て来そうな、ブルーのチェックのワンピース。
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このいかにも60年代なピンクの無地のワンピースは、シンプルなようで布地に表情があります。襟ぐりの白いレースの花モチーフがポイント。
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多分50年代の、全面ビーズとスパンコールがびっしりのカーディガン。重みもズッシリ。
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これは子供服のようです。何て愛らしいのでしょう。こんな素直に子供らしいワンピースには、ぱっつん前髪にヘアバンドが似合いそう。
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トルソーには、多分40年代のエレガントな黒いドレスが。
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毎回季節に合った凝ったディスプレイが、目を楽しませてくれるストール。
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今回は、既にイースター仕様になっていました。
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中々魅力的なプリントのビンテージ・エプロン。袖無し割烹着タイプです。
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顔部分だけセルロイドの、服装も可愛い抱き人形。50年代辺りの物かな。
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表紙のイラストが魅力的でしたが、中身は普通の植物図鑑でした。
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このモールのすぐ横を流れるアラン川には、カヌーを漕いでいる人が居ました。春を感じるのには未だ寒く薄ら寂しい、プルボローの夕暮れです。
 


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by piyoyonyon | 2018-03-12 15:35 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

アランデルでショッピング

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今回のお出掛け先に城下町Arundel アランデルを選んだのは、翌日に迫った義母への誕生パーティーのプレゼントを買う為でもありました。アランデルはルイス程大きな町ではありませんが、人気の観光地なので、幾つかのアンティーク・ショップ及びモールを始め、ギフト・ショップも結構あります。それに、この国に住んでいる人にプレゼントを選ぶのは、日本に居る日本人向けよりは選択の幅が広く、この町の規模でも十分だろうと思いました。
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まずは、橋を渡ってすぐの場所にあるアンティーク・モール「Bridge Antiques」。間口は狭いものの、奥は意外と広く充実しています。
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手描きのミモザ柄のテーブル・ウェアが綺麗。
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ビンテージのアクセサリーも、結構有ります。古いイヤリングは、大抵ピアス式ではなくクリップ式です。
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イギリスのビンテージ&アンティークの食器と言うと、この手の写実的な花柄+金彩と言ったテイストが、圧倒的に多いと思います。
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スージー・クーパーも混じっています。
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プール・ポッタリーの手描きの花シリーズは、義母も大好き。手前は、何とライト・スタンドの台部分。こんなアイテムも製造していたんですねー。
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ヴィクトリアンらしいフリルの付いた乳白の吹きガラスの花瓶は、意外にもウラン・ガラスでした。しかもウラン含有量が高いらしく、かなり濃く発光します。
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イタリアのマイクロ・モザイクのピル・ケース。時代はそれ程古そうではありませんが、右は金属製の台の装飾も凝ったデザインです。
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二階に在る、女性らしいセレクトのお気に入りのストール。
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続いて、次のアンティーク・モールへ。この店へは、初めて入ります。ここ1、2年で出来たのかも知れません。
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家具など大きなアイテム中心ですが、古い建物自体が中々見応えあります。
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毎度の如く古い民家を改造しているので、内部はアンチ・バリアフリーな複雑な構造。
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しかし、ここの店内は暖房が効いておらず、やたら寒かった…。特に日の当たらない奥は、返って外気温より寒い程です。
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有りそうで無かった、ルービック・キューブの収納ボックス。ハンドペイントのようです。
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これもハンドメイドのステンシルの衝立(?)。結構素敵な仕上がりですが、用途は不明。もしかしたら、舞台装置とかなんでしょうか?
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このドレスも、本物のアンティークやビンテージと言うよりは、古い舞台衣装みたいだし。…ちょっとセレクトが独特なお店です。
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昔のミュージカルのポスター。開催地のWorthingは、アランデルに近い海辺の町です。しかし開催日を見ると、80年代と意外に古くなく、単に古風なデザインにしているようです。
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この人形は、写真では1/6ファッション・ドールに見えますが、実は身長1m位あります! 服装からして、60~70年代の製品のようです。顔も怖いし、彼女とは一緒に暮らせないなあ(笑)。
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シンプルだけどちょっと捻りのある、現代のインテリアにも馴染みそうな50年代のカップボード。
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積み重ねた古いトランクは、絵になります。
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お次にやって来たアンティーク・ショップ(モール)。入り口は、ミリタリー専門のアンティーク・ショップです。軍物好きと言うと、日本では右翼と思われ勝ちですが、イギリスでは普通に古物として人気があります。敗戦国と戦勝国の違いか。
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この脇の細い通路を進むと、更に店舗があります。しかし樹脂製のサンタや熊で大体想像が出来る通り、このお店は毎回余り面白くありません。
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全て、古いエンボス式の封印です(左手前の大砲のミニチュア除く)。P太の話では、昨年亡くなった義父も、こう言うのを持っていたそうです。印鑑や住所印同様に大抵は個人の特注で、他人にとっては全く役立たずのはずですが、このアイテムにもコレクターでも居るのでしょうか? 一つ40~80ポンドと、結構なお値段です。
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ちょっと良い雰囲気の玩具の車。
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少し横道に逸れて、Tarrant Streetへ入りました。細い通りですが、ここも商店街になっています。その中に、ヴィクトリア時代に建造されたらしいアーケードがあります。
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内部には、高級品専門のアンティーク・ショップやウェディング・ドレス・ショップ、アート・ギャラリーなんかが入っています。
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ステッキ専門店なども。買う物は特にありませんが、鉄細工等の内部装飾が中々見事です。
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この元教会の建物を利用したのは、アンティーク・モールと言うか、小規模で風変わりなショッピング・モールと言ったところ。各店舗に、それぞれ売り主(または店番)が常在して会計します。
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多数の作家のハンドメイド品を集めて売る、言わばクラフト・ショップ。しかし残念ながら、センス的にも造り的にも、日本人にとって買いたくなる程の作品には、未だ出会った事がありません。
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階段の下は、相変わらず中々可愛い子供服を売るストール。
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アンティーク・ショップも数軒あります。陶器やガラス製品、アクセサリー等の小物も結構扱っています。
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吹き抜けになって、二階は回廊式。古レコード専門や、古い電化製品専門など、拘りの店も。
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結局、このとっても素敵なおじーちゃん店主のお菓子屋さんでトリュフの詰め合わせを買い、プール・ポッタリーの手描きの花柄食器と共に、義母へのプレゼントとしました。
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しかし、新品(食べ物遺以外)は、何処へ行っても似たような、しかも役に立たない製品ばかりで、三階建ての大きなギフト・ショップでさえ、ピンと来る商品には全く出会えませんでした。やっぱりこの国では、全体的にショッピングの魅力もバラエティも乏しく、例えイギリス人用でも(義母はイギリス人ではありませんが…)、プレゼントの選択の幅は非常に狭く難しいと痛感しました。




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by piyoyonyon | 2018-03-07 15:33 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

御伽噺のような城下町アランデル

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待ちに待った、快晴の土曜日がやって来ました。当然、この機会を逃してなるものか~と出掛けました。選んだ先は、今までも何度か訪れた事のある城下町Arundel アランデル。この町自体も勿論魅力的なのですが、到着する時のワクワク感が何度来ても堪りません。幹線道路(特に東方面)から訪れると、丘の一番高い場所に立派なお城が、正に町を見下ろすように聳え、城と大聖堂が船のように町の家並みから突起して見え、まるで御伽噺の町のようにドラマティックだからです。
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そんなアランデルは、休日観光気分が十分味わえる上、義母の誕生日が迫っていたので、何かプレゼントを選べる町だと思いました。
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その日は、丁度川沿いでファーマーズ・マーケットが行われていました。
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遺跡の中に出店って、結構凄いかも。この遺跡は、13世紀の托鉢修道院の跡です。
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この市場で地元産の、ちょっと変わった美味しいジャムかチャツネかチーズでも買えれば、食いしん坊の義母へのプレゼントになりそうでしたが、生憎見付かりませんでした。
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アランデルは、丘の斜面に家が並ぶ坂道の多い町です。所々に、こんな雰囲気の良い石畳の小路も残っています。
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この角の元パン屋の家は、いつ見ても素敵。並んだ鉢植えのバランスが完璧で、窓に掛かるレース・カーテンの魅力も抜かりありません。
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南側の平地の先は、海に続いています。
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大聖堂に到着。今でもお城に住んでいる貴族フィッツアラン=ハワード家(アランデル伯+ノーフォーク公)が代々カソリックである為、イギリス国教会ではなくローマン・カソリックの大聖堂です。しかし、伯爵公爵家の私的な意味が強いからか、大聖堂としては小規模です。内部には前に入った事があるので、今回はパスしました。
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この当たりは、城と並んで、この町の最標高地点のようです。とは言え生憎高い建物に囲まれて、見晴らしは特には良くありません。
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唯一建物の隙間から見えたのは、意外にもアロットメント(家庭菜園)でした。
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城に接した墓地の中に立つ、多分マウソレウム(霊廟)。何と上部は木造です。
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その脇の、14世紀に起源を持つ聖ニコラス教会。カナダでは賞の名前になる程有名なイラストレーター、アメリア・フランセス・ハワード=ギボンは、ここの墓地に眠っているそうです。
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城の南門です。現在の城の建物自体は、ほとんど18~19世紀に改築されたものですが、城内には11世紀のノルマン時代のモット(盛り土)と本丸も残っています。4月から10月は城内も公開されますが、入場料が一人22ポンドもします(庭だけだと13ポンド)。映画のロケも度々行われる庭園が中々見事らしいので、出来れば花の多い季節に訪れたいものです。
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城と大聖堂の次に目立つ建物で、遠目には教会かなと思いきや、タウン・ホール(町役場)でした。
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壁面に彫像が嵌め込まれています。
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単なる民家の玄関ドアなのですが、ハンドペイントされた物は珍しいかも知れません。しかも、かなり手馴れてスタイリッシュ。
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本当にこの日は、イギリスの冬では珍しい、一日中快晴のお出掛け日和でした。尚且つアランデルは、我が家からお手軽に観光気分を味わうのには持って来いの町です。





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by piyoyonyon | 2018-03-06 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

2月のルイスのアンティーク・モール巡り

Xmasプレゼントを発送した直後から、2月生まれの友達への誕生日プレゼントを、地元のショッピング街は勿論、何処へ出掛けても探し続けていましたが、これだと思える物に全く!出会えずにいました。航空便で送るから壊れずに重くないアイテムに限られるし、専業主婦だから予算もたかが知れているし、イギリスは何処へ行っても大抵同じチェーン店しかない訳ですが、それにしても友達の、いや多くの日本人の好みに合いそうなデザインが、この国では全然見付からない点が、最早ある意味スゴイと毎回思います。あったとしても、それは大抵日本で簡単に手に入る(しかも返って安い値段で)品だったりします。私の友達は皆、いつも嬉しい可愛い物を沢山贈ってくれるのに、こちらからは贈りたい物が何も見付からない為に、「もうプレゼントを贈らないで」とお願いしようと、今まで何度も思い泣きたくなった事か。そうこうしている内に期日が迫って来て、最後の手段でプレゼントを買いに、P太にアンティークの町Lewes ルイスに連れて行って貰いました。
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晴れてはいるんですが、出掛けたのは日曜日。前日の土曜日が、またしても暴風雨の悪天候だった為ですが、イギリスの週末のお出掛け、特に買い物は、出来れば土曜日にしたいものです。何故なら、日曜日はアンティーク・モールやチャリティショップの多くは閉店しているし、田舎町では個人商店も閉店している場合が多いからです。このルイスでも、幾つかお気に入りのお店が、日曜日は閉まっていました。
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昼過ぎに到着したので、まずは腹ごしらえと言う事で、確実に美味しいものが手頃な値段で食べられる、またしてもお城近くのフレンチ・ブラッセリーへ。人気上々らしく、ほぼ満席でした。P太は今回もハンバーガーでしたが、私はチキンのローストを選んでみました。ローズマリーとセージのバター・ソースが掛かっていまして、これが…一口食べて驚く程美味しい!! 骨付き肉を煮込むのは私でも出来ますが、骨付き肉をこんな風に外側はパリッと、中はふんわりジューシーなまま焼くのは、かなり難しいのです。左側は、付け合せのフランス風ポテト・グラタン(ダフィノワ・グラタン)。ソースも絶品で、皮まで美味しく頂きました。
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大好きだったポーランド陶器屋のカフェはなくなり(人気だったんですけどねえ)、お店だけになってしまいました。左側手前の、黒猫柄が可愛い。
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15世紀築の木組みの家の古本屋は健在。何せ、この町のアイコン的な存在ですから。
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ルイスへ来ても、必ず友達へのプレゼントに向く物が見付かるとは限らないし、チェックするのはアンティーク・モールだけではありません。それで、今回はアンティーク・モールでの撮影は極力控えてと考えていましたが、幸運にも結構すぐにプレゼントを見付けることが出来ました。やっぱりルイスは、イギリスの他の町とは、店の種類も品揃えも根本的に違う!と痛感しました。
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と言う訳で、今回も性懲りもなく、アンティーク・モールの写真をバカスカ撮りました。これでも、いつもよりは少ない位です。
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とても愛らしいポピー・モチーフの、多分アール・デコ時代のカップ&ソーサー。
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アラン・グレっぽい素敵なイラストのビンテージ缶なので、最初はこれをプレゼント候補に挙げていたのですが、缶だけでは中身を何か揃えないとどうも…。
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一方ビンテージ缶のコレクションとして、一般的なイギリス人の好みには合うのは、どちらかと言うとこんなヴィクトリアン調の花模様。
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全く必要ないのに惹かれてしまう、昔の玩具の調理台。素材がティンなのが魅力増。
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アンティーク・ドールやオールド・シュタイフ等、昔の玩具中心のストール。中央の縞シャツ黒猫が気になります。
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人形好きの私でも、歯の見えるアンティーク・ドールはやはりちと怖いです。
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でも衣装がとても凝っていて素敵だったりするので、記録の為に撮影。
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手作りっぽいゴブランのクロス・ボディ・バッグは、小豆色に近い紫の地色がちょっと個性的。
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ビンテージのビーズ・バッグがずらり。多分デコ時代の物で、大抵クラッチ仕様になっています。
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これはちょっと興味深い、ビーズでびっしり埋められた古いバッグの、制作過程の状態です。こんな風にビーズ刺繍をした後に、生地から切り取ってバッグを形成するんですね。片側(右)だけ、裾にフリンジが付いています。しかしこの中途半端な状態で、25ポンドで買う人は居なさそう…。
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ウサギと亀柄のフィレ・レース。童話柄と言えばそうかも知れませんが、レースとしては珍しいモチーフなのでは。
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これはテーブル・センター、またはチェア・バック(椅子の背もたれに掛ける布)かな。花部分は、もこもことした毛糸の刺繍。
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うっとり繊細なコットン・レースのナイティ。日本なら、ワンピースとして十分着れそう。
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こんなの欲しい! クロシェ・パッチワークのカーディガン・コート。パッチが色とりどりで好みです。ただし通気性が良過ぎて、防寒機能は全くないと確信しています。
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血糊のような赤い染みがついていますが、プリント自体は中々素敵なビンテージ・エプロン。3ポンド位でした。
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もし袖付きコートなら、いかにもモッズらしくてお洒落なウェールズ織りですが、こんな袖無しヴェストだと、どう着ても田舎のおばあちゃんにしか見えなさそうです。
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例の、モッズ・ファッションがいつも充実したストールです。派手でも爽やかなイメージの、全面花柄プリントのサマー・ドレス。描かれた花は、ジェラニウムとかでしょうか。
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黒いコード刺繍がボレロ風になった、きちんと系の朱赤のワンピース。
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形自体はシンプルなシャツ・ワンピですが、この時代ならではの華やかで大柄なプリントでインパクト大。ころんとした包みボタンが可愛い。
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やっぱり日曜日なので、どの店も閉店時間が早く、全てのアンティーク・モールを回る事は出来ませんでした。が、最重要の目的は果たせたので一安心です。毎回非常に気が焦る、イギリスでのプレゼント選び。日本に居ても、プレゼントを買うのに時間に迫られるのは同じですが、日本なら、好みが良く分からない相手でもない限り、アイテムが豊富で迷って選ぶのが決められない~ってのはあっても、こんな何も買いたい物に出会えない、選ぶ物が全くない状況を想像出来るでしょうか?? もう友達へのプレゼントを買う時は、今後は迷わずルイスに行く事にするよ…。
 





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by piyoyonyon | 2018-02-27 15:33 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

雨の城下町ロチェスター

クリスマス休暇以来、週末は悪天候続きで、今年になってからも全く何処にも出掛けていませんでした。その週末も、生憎天気は良くありませんでしたが、いい加減家に居続ける事に飽き飽きしていたので、ほぼ無理矢理出掛けることにしました。天気予報を確認すると、東の方がややマシとのこと。それで、ケント州のほぼ北東端に在るRochester ロチェスターを目指すことにしました。
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ロチェスターは、古城と大聖堂の町であり、港町でもあり、古い町並みも魅力的で、休日観光気分が十分味わえます。しかし、ここを訪れるのは4度目で、お城や大聖堂は今までたっぷり見学したので、今回の主な目的はアンティーク・モール巡り等のショッピングです。
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ロチェスターへ入って来る直前、川向こうの隣町Strood ストゥルードに、大きなチャリティショップが在るのを発見したので、まず駅脇の駐車場に車を止めて其処へ行ってみます。
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橋を渡り切るのは初めてです。お城の眺めは、橋上、または対岸からが一番のようです。
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しかし橋の上は、冷たい風が直撃して来て、泣けて来る程寒かった…。
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河口に近い、海の入り江のように幅広い川なので、海同様に潮の満ち引きがあります。
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これがそのチャリティショップ。買いたい物は何も見付かりませんでしたが、思った通り店内は広く、値段は今時のチャリティ屋にしては概ね安目でした。
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手の込んだ透かし細工のピアノが、多くの客の目を引いていました。
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再び橋を渡って、ロチェスター側に戻ります。前回はクリスマス向けの移動遊園地準備中で入れなかった城内を通ってから、ハイ・ストリートに向かう事にしました。
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ロ「チェスター」の名が示す通り、古代ローマ時代の駐屯地だった町で、この城の立っている場所に、かつてローマ軍の要塞が在りました。
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ノルマン様式の城の中で、最も保存状態が良い物の一つと呼ばれるロチェスター城。この日も、結構訪問者が居るようでした。
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ヨーロッパの城(跡)には、良く大砲が設置されています。
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大聖堂は、お城のすぐ側です。
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こんな石畳の小路には、いつも心惹かれます。建物の出っ張り具合が印象的。
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ハイ・ストリートに出ました。
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車の乗り入れを禁止して歩行者天国になり、歩き易くなっていました。
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マトリョーシカと中国陶器を売る、はっきり言って悪趣味の瀬戸際の店。この向かい側位に、セレクトの良いビンテージ・ドレス屋が出来ていましたが、値段はとても高かった。
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実は今回ロチェスターに来た一番の目的は、この生地屋さんに行く為でした。探している布があったのです。値段は高めだけど、品揃えはさすがに良くて、センスの良い生地が揃っていました。
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ビンテージ屋版のチャリティショップも、相変わらず抜かりなくセンス良し。
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そうこうしている内に、雨が降り出してしまいました。うーむ、ケントの東側は、ギリギリ降らない予報だったのにな~。
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こんな古風なスタイルのお菓子屋さんが、やたら多いロチェスター。観光に人気の町の証拠です。
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アンティーク・モールでは、まずは重厚な建物自体が魅力的な「FIELDSTAFF」。二階は、ビンテージの衣料類専門フロアになっています。
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やっぱり今回も、窓辺に掛けられた、繊細なレースの透けるビンテージの子供服が素敵。
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窓から見える古風な街並みも、丁度絵になっています。
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こちらは高級な骨董品&貴金属専門アンティーク・モールで、ほとんど我々には縁無し。
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一方こちらのアンティーク・モールは、手頃な値段の小物が多く、私達夫婦にとってのお宝に巡り会える確率高し。小さいようで二階も在り、奥は結構広く充実しています。
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アール・デコ時代の、テーブル・センター・ピースのようです。魚部分のみフロストになった、美しいガラス花器。
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古いハンガリーの民族衣装人形。かなり昔から、ハンガリー土産の筆頭だったようです。
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そしてロチェスターで忘れちゃいけないのが、私が知る限りイギリスで最も混沌とした、一見の価値あるチャリティショップ。…未だ存在していたか(安堵と驚き)。
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店主も、内田裕也の白人版みたいなイカれたお爺さんで迫力でした。そして今回も、こんなに広い店内で品数も多いのに、買いたい物が何も無し!
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美味しそうな手頃な値段のケーキ屋を見付けたので、雨が降って寒いことだし、ここでお茶することにしました。良く確認しなかったけど、イタリア系のチェーン・カフェのようです。私はチョコレートのロール・ケーキ、P太はカスタード・タルトを注文。
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私のロール・ケーキは、スポンジがしっとりとキメ細かく(イギリスでは貴重)、甘みもベリー・ジャムの酸味も程良く、生クリームとのバランスも良く美味でした。P太のタルトは、カスタードがもったり単調な味で、生憎最後のほうは飽きて来たそうです。
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結局やっぱり雨模様になりましたが、この日無理にでも出掛けて正解でした。何故なら、この後もイギリスでは毎週末延々と悪天候続きだったからです。
  



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by piyoyonyon | 2018-02-21 15:29 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

黄昏のマーシー島

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愛猫ポコちゃんが亡くなった翌日のお出掛けは、本当は町よりも、何処か見晴らしの良い自然豊かな場所を訪れたいと思いました。ところが、イングランド南東部は概ね土地が平坦で、眺めの良い高台が滅多にありません。まして、未だ行った事のない場所は全くありませんでした。結局天気の良さからコルチェスターを選んだ訳ですが、コルチェスターを去る際、未だ日没までは少しだけ時間があったので、完全に暗くなる前に、急遽海岸線を目指すことにしました。
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コルチェスターを離れた途端、本当に土地が真っ平らになりました。やって来たのは、Mersea Island マーシー島の東端「Cudmore Grove Country Park カドモア・グローブ・カントリー・パーク」。本土とは、満潮時にだけ川のような浅瀬に寄って隔たれる、橋で繋がっている島です。
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この草原の先に浜辺が在り、夏は海水浴客やピクニックをする人でかなり賑わうようですが、この季節のこの時間は、犬の散歩の地元民位しか居ません。
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こんな遊具施設も設けられていました。子供達は大喜びだろうな。自然素材でナチュラル・カラーだから、周辺の環境にも馴染みます。
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しばらく海に向かって歩くと、無骨なコンクリの塊が見えて来ました。第二次世界大戦中の銃砲台です。実はここ、ノルマンディー上陸作戦の演習用に使用されました。
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浜に到着。南部のイギリス海峡以上に波が全く無く、湖にしか見えません。
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南側の彼方には、夥しい数の風力発電が見えます。ついでに原発も見えました。
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一方北側の対岸は、Brightlingseaと言う村。
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ここは自然保護区で野鳥の宝庫でもあり、水鳥が沢山居ました。今まで聞いたことのない物悲しい鳥の鳴き声が、始終海辺に響いていました。 
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浜には、牡蠣の貝殻がいっぱい打ち上げられていました。コルチェスターは、牡蠣の名産地としても知られています。生牡蠣も焼き牡蠣も牡蠣のチャウダーも好きでしたが、重度のアレルギーで、もう二度と食べることは出来ません。
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生憎この海は東側に面しているので、海への日没は見えませんが、やはり黄昏時の海は綺麗です。
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真ッ平だけど、最後にここを訪れる事が出来て、しんみりした景色を見られて良かったと思います。実際ポコちゃんの亡くなった翌日に連れ出して貰ったのは、気持ちの切り替えにかなり効果的でした。もし一人で家に残ったままだったら、ポコちゃんの幻影が見えて&聞こえて、悲しくて堪らなかったと思います。ポコちゃんが苦しんでいる時でさえP太がゲームに夢中になっていたのには、本当にゲーム機を破壊したい程怒り心頭でしたが、一応これで帳消しにしたいと思います。



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by piyoyonyon | 2018-02-01 15:25 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

チャリティショップの町、コルチェスター

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私が知る限り、エセックス州の古都Colchester コルチェスターは、英国で最もチャリティショップの多い町です。ハイ・ストリートにも何軒か在りますが、主にハイ・ストリートの南側の小路に集中しています。10年前にこの町を訪れた際は、「え?この隣もまたチャリティ屋?」と呆れる位、次から次へと並んでいる印象でしたが、今回はそれよりは少なく感じました。この不景気で、10年の間に閉店した店が多いのかも知れないし、実際チャリティショップの看板だけ残っているのも見掛けました。または10年以上も昔となれば、単に私の勝手な思い違いかも知れません。
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今回まずこの町で最初に入店してみたのは、コルチェスター独自の保護猫活動チャリティ屋さん。地元密着系チャリティショップは、寄付する人が多いので、お宝に出会える確率も高くなります。
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一方こちらは、保護犬活動のチャリティショップ。店内は高級店にしか見えず、実際お洒落な現代の品しか置かず、値段も高級でした。この町には、珍しい獣医支援のチャリティショップも在りました。お店スタッフとお客との会話を聞いていたら、全国に三軒しかないそうです。
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こちらも、私が住む南東部では名前を聞いた事がない、多分地元キリスト教終末期看護施設のチャリティショップで、その中でもビンテージ専門店。
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ビンテージ専門のチャリティ屋は、現在イギリスの結構あちこちで見掛けますが、中には何か勘違いして、プロのアンティーク屋と張り合う価格設定にしている店も存在します。しかしここは、値段はちゃんと一般的な「チャリティショップ価格」で良心的でした。
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一階入り口近くは、ビンテージ・ジュエリーやモッズ時代の古着が、圧倒される程ずらりと並んでいました。このビンテージ・エプロンを集めた籠の中には、好みのプリント生地の物が盛り沢山。
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勿論ビンテージは、女性的なアイテム中心。ただし古い時計類とか、若干P太の興味を引く物も混じっていました。
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布類や手芸用品や、昔の洋服の型紙なんかも充実しています。
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店舗は奥深く、2階も在ります。
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アール・デコ時代のビーズ刺繍のビンテージ・クラッチ・バッグも、この通り。
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規模的には、一般的なアンティーク・モール程度はあります。
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建物自体が古いヴィクトリアン・ハウスだから、アンティークやビンテージが一層映えます。
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元は普通の民家なので、今でも幾つかの小部屋に分かれ、暖炉等も残ったままです。こちらは、玩具や絵本など子供用品を売る部屋。昔の手作りドール・ハウスが目を引きます。
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子供用の衣類には、古いファンシー・ドレス(仮装用衣装)が多く混じっていました。
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2階の大人用の古着は、コート類やフォーマル・ドレス中心。
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ビンテージのトランクやピクニック・バスケットが、感心する程多数集まっていました。古物番組では、いつも結構人気の高いアイテムです。
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結局この町でのチャリティショップ巡りで、幾つか欲しい物に出会え、ポコちゃんを失った悲しさを紛らわせる為か、私にしては結構散財しました。いえ、チャリティショップだから全く大した金額ではないし、買えば慈善活動に少しは参加した事になるので、返って多少気分が晴れました。
  



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by piyoyonyon | 2018-01-30 15:30 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

英国最古の都市、コルチェスター

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愛猫ポコちゃんを失った翌日、またしてもP太が急遽有給休暇を取って、何処かに連れて行ってくれることになりました。では何処へ行こう?と考えて、今まで行ったことのある場所では、「あの頃は帰って来るとポコトラが待っていた」と思い出されて余計悲しくなる為、一度も訪れた事のない場所に行きたいと思いました。しかし、この周囲で興味の引く場所は既に全て行き着くし、日照時間の極端に短いこの時期では、未だ行った事のない遠い場所へは時間が足りません。中々目的地を決められなかった所、当日に天気予報を確認すると、この日はイースト・アングリア方面の天気が一日中良いとの事なので、出発直前にエセックス州のColchester コルチェスターを選びました。
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エセックスはロンドンの北東に位置し、うちから距離的にはそう遠くありませんが、行くのは結構不便な為(いつも混雑する高速道路を通る&テームズ川を渡るのが有料)、余り訪れた事がありません。コルチェスターには一度来た事がありますが、それはイギリスに移住した割と直後で、ポコトラどころか、未だたまちゃんとも一緒に暮らしていなかった頃のようです。つまり10年以上前に訪れた訳ですが、未だブログを始めてもいなかったし、驚く事に写真を一枚も撮らなかったようで、記録も一切無く、記憶も相当あやふやです。正直言ってエセックスは、「センスやガラが悪い」「やんき~とアバズレの産地」等、イギリス人からの評判は概ね良くありませんが(関東の荒★沖のようなイメージか?)、コルチェスターは歴史薫る城下町。尚且つ大学町で、若い活気も有ります。
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イースト・アングリア地方は、概ね平坦なイングランドの中でも特に海抜が低く、地球温暖化で海水が上昇した場合には、真っ先に海に沈む程真っ平らと言われていますが、コルチェスターの旧市街地は、結構高台に位置します。
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コルチェスターは、今は行政上「町」ですが、イギリス最古の都市とも言われています(自称)。古代ローマの記録に、「Camulodunumカムロドゥムナム」と呼ばれる、植民地ブリタニアの最初の首都として登場するからです。なので、今でもローマ時代の市外壁が残ります。
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この西門「The Balkerne Gate」は、現存するローマ時代の門(の一部)としては英国最大の物。そのすぐ隣に在るパブの名前は、「The Hole of the Wall 壁の穴」。ん?日本に、そんな名前のパスタ・チェーン店があったような。
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ローマの門の後ろに聳え立つ、古城やタウン・ホールと並ぶコルチェスターのランドマーク的な、ヴィクトリア時代の「ジャンボ・ウォーター・タワー」。水道塔が在ると言う事は、ここが町の標高最高地点のはずです。
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恐らくヴィクトリア時代の最先端の土木建築技術を、最大限駆使して建造されたのではと思わせる圧巻な造り。
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水道塔から、目抜き通りのハイ・ストリートはすぐです。
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ハイ・ストリートの突き当たりの郵便局は、こんな重厚な木組みの建物。手前の銅製象型の道案内看板は、郊外のコルチェスター動物園に因むのかも。
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コルチェスターは、ヴィクトリア時代の美しい街並みでも知られています。
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ハイ・ストリートの歩道に立つ、どういう意図で制作し設置したのかは理解不能な、ブキミな巨大アジア人女性の像。念の為、向かって左手の風船は、通行人が勝手に持たせた物です。
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多分ここの町の人々の誇りであろう、華麗なタウン・ホール(市庁舎)も、 ハイ・ストリートに在ります。
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その側の、地名にもなる程老舗らしい「Red Lion Hotel 赤獅子亭ホテル」。
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ハイ・ストリートの南側は、雰囲気の良い小路が入り組んでいます。
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チューダー時代、イースト・アングリアは羊毛産業で栄えた為、コルチェスターにはチューダー様式の木組みの家も多く残ります。
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坂道の多い旧市街地って必ず雰囲気が良いし、特に公道の階段を見ると嬉しくなります。
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この元教会の建物は、塔だけ残っているのかと思ったら…、
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…未だ現役の教会でした。一階がテナントとして一般商店に貸し出されている為、一瞬教会に見えないのです。うーむ、今時の教会は、生き残る為に、これ位しないと駄目か。
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中々素敵なブティックを発見。
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フォルム的には私には全く似合わないので、内部には入っていません(笑)。
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最後に、町のシンボルのお城も訪れました。このコルチェスター城は、ローマ時代のクラディウス帝神殿(納骨堂)跡地に、ウィリアム一世のイングランド征服直後に建てられました。
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無骨で、正に軍事的実用オンリーで建てられた造り。ボディアム城と真逆で、外観からは廃墟にしか見えませんが、中は近代的な歴史博物館に改装されています。
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塔の上に、かなりでっかい木が生えています。外壁を傷めないのか心配です。
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浅い空堀に残る遺跡は、12世紀の礼拝堂の礎石。
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お城の周りを一周しようと思ったら、すぐ後側は閉鎖されていました。12月から、移動遊園地としてオープンする為のようです。
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城の北側は、広々とした公園になっています。
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城の周囲にはバラがふんだんに植えられ、初夏には見応えがありそう。
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ヴィクトリア時代の鉄細工らしい東屋。ここからの眺めは中々。
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お城周辺のリス達は、大変人馴れしていて、逃げるどころか、撮影の為にしばらく立ち止まっていると、自ら近付いて来る程でした。
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試しに手を差し出してみたら、餌を貰えると勘違いしたらしく、ガブッとやられました。軽い甘噛みで全く痛くありませんでしたが、もし流血でもしたら、深刻な感染症になる可能性があるので、絶対に真似しないで下さい
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帰宅してから知った事には、この町には、他にも大修道院や小修道院の遺跡が残っており、また近年整備された遺跡公園も在るそうです。当日に急遽目的地に選んだものだから、見逃してしまいました。でも「もう十分見たから、ここへはしばらく(or二度と)来なくていいや」より、「もう一度ここに来たいな」と思える位が、お出掛けとしては十分楽しめた証拠だと思います。
 




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by piyoyonyon | 2018-01-29 15:24 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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