人気ブログランキング |

<   2016年 11月 ( 30 )   > この月の画像一覧

青いウラン・ガラスのクリーマー

これが、今回ドーキングのアンティーク・モールで買った、青いウラン・ガラスです。ウラン・ガラスの着色に使用するウラン化合物は、基本的に黄色です。だから、本来黄色いウラン・ガラスが一番多いはずですが、実際に私達が最も目にするのは緑色系です。この緑色は、ウラン化合物に鉄を加え、化学反応を起こして出しているそうです。その為、黄色か黄緑色のウラン・ガラスに比べ、大抵青味の強い緑色のウラン・ガラスは、紫外線光での発光が弱く、ウランの含有量が低めです。黄色や緑の他にも、ウラン・ガラスには数色存在すると聞いていたので、今回実際に確かめてみようと言うことになりました。まず良く聞くのが、青のウラン・ガラス。青と言っても、コバルト・ブルー等の深い青ではなく、シアンやアクア・ブルー、言わばカクテルのブルー・ハワイのような水色です。黄色や緑同様、自然光でも蛍光色っぽく見えるのが特徴のようです。
a0208783_6351566.jpg
結構沢山青いウラン・ガラスを見掛けた中で、一番手頃な値段で小さかった為、最終的にこのクリーマー(ミルク・ピッチャー)を選びました。初期の精度の悪い型抜きで製造されたらしく、底には抜き型の名残りの剥離?みたいなものが付着したままだし、まるでワザとのように、見事に全体的に気泡だらけ。
a0208783_6364712.jpg
ヒビではない、多分ガラスを型を注入する際に出来たらしい筋も、いっぱい付いています。
a0208783_6381184.jpg
しかし、上から見ると、まるで花のような形に出っ張り、かなり愛らしいのです。全体的にやたら装飾的で、アール・デコより古いエドワーディアン以前の、多分ヴィクトリア時代の物ではないかと思っています。
a0208783_6394040.jpg
発光させてみると…、よ、弱い! 多分ウランの含有量自体が元々僅かな上、青さが邪魔して、余り緑色に光って見えません。案の定、放射線量も自然値と変わらない程度。最近P太が寄り強いブラック・ライトを購入し、モールの室内が暗かったから確認出来たものの、晴天の日の屋外フリマで見付けるのは無理そうです。
a0208783_6403453.jpg
発光が好きでウラン・ガラスに惹かれる私としては、黄色や緑に比べると、ちょっとガッカリ。しかし、単なる古いガラス器として見る分には、装飾も繊細で色も美しく、十分魅力的です。
 




by piyoyonyon | 2016-11-10 15:20 | テーブル&キッチンウェア

ドーキングのアンティーク街で青いウラン・ガラス探し

a0208783_19442933.jpg
8月末までのイングリッシュ・ヘリテイジ・ラッシュが終わった直後の週末、何処かへ出掛けたいと考えて、夫婦揃って真っ先に思い付いたのが、アンティーク・ショップ(モール)巡りでした。思い返せば夏の間は、フリマやチャリティショップでのウラン・ガラス探しには余念が無かったものの、アンティーク・モールへはすっかり御無沙汰していました。午後からの出発の上、天気も冴えなかったので、目的地は、アンティーク屋が一箇所に集中しているDorking ドーキングを選びました。
a0208783_19265525.jpg
まず訪れたのは、P太お気に入りの科学的な機械専門のストールがあるモール(通行人のおじーさんも絵になっています)。ところが、そのストールはすっかり無くなっていました。
a0208783_19272291.jpg
代わりに、私好みの1960~70年代のビンテージを売るストールが入っていました。
a0208783_19285188.jpg
家型の箱の中には、1970年代の「Chinese takeaway 中華ホカ弁屋」のジグゾー・パズルが入っているそうです。珍しいモチーフだ…。
a0208783_19291960.jpg
左のミッドウィンター「ロゼール」でキャニスターは、結構珍しいかも。
a0208783_19274047.jpg
昔の玩具達も、中々良い品揃え。
a0208783_19294531.jpg
以前アランデルで買った、ウラン・ガラスの魚型ボウルの色違い。こちらはウラン・ガラスではありませんが、セットで見ると一層楽しい。
a0208783_19301655.jpg
続いて、ティー・ルームが併設されているモールにやって来ました。ここは、ガラス製品が結構充実しています。この日の我々のメイン・テーマは、青いウラン・ガラス探しだったのです。
a0208783_19303783.jpg
外からは、オーストリアの民芸品っぽい、トールペイントの大きなチェストが見えました。
a0208783_19305474.jpg
いかにもアール・デコ時代らしいフォルムの、美しいウラン・ガラスの香水瓶。凝ったデザインが多く、人気のコレクタブルズ・アイテムなので、さすがに値が張ります。
a0208783_19312156.jpg
こちらは、更にデザインが繊細で優雅。やはりウラン・ガラスです。
a0208783_19314994.jpg
一方、多分アール・デコ時代のセルロイド製のブローチは、1つ3ポンドとかなりお買い得です。
a0208783_19321310.jpg
ガラス製品は、二階に多くあります。型抜き模様の非常に細かい、ウラン・ガラスのケーキ・スタンドです。値札には現代の製品と書いてありますが、多分100年以上昔の物だと思います。
a0208783_19323163.jpg
青いウラン・ガラスは、意外とすぐに見付かりました。右のホルン型のがソレ。
a0208783_1933664.jpg
青いガラスと一言で言っても、コバルト・ブルーからアクアと色も様々で、更に吹きガラス、型抜き、カット・ガラスと、製造方法や製造年代に寄り雰囲気が大きく異なります。左の縁が乳白掛かったバスケット型は、3点ともヴィクトリア時代のウラン・ガラス。Davidsonの製品で、このメーカーのコレクターも多いそうです。
a0208783_19332780.jpg
中央のバスケット型のガラス器も、実は紫外線光で緑に発光します。写真では紫掛かって見えますが、肉眼ではほとんど無色です。やはり型抜き模様が細かくて綺麗。
a0208783_19335160.jpg
ウラン・ガラスではないけれど、少し乳白掛かった青いガラス+エナメル彩色の、中々好みのアーツ&クラフツ・スタイルのビスケット入れ。
a0208783_19505495.jpg
オーストリア製のホーロー皿。直径は15cm位で、私が持っているものよりずっと大きめです。
a0208783_19514787.jpg
もしかしたら日本製の、50年代のリスのS&Pには、明らかにディズニー映画の影響が。
a0208783_19341366.jpg
大好きなノルウェーのフィッギオ・フリントの「マーケット」のティー・セット。これだけ揃っているのは、中々見掛けないかも。同じく「マーケット」の変形スキレットも、売られていました。
a0208783_19345874.jpg
右から、ミッドウィンターの「レッド・ドミノ」、リッジウェイの「ホームメーカー」。どちらも大変人気の50年代の食器で、とても稀少&高価になって来ています。左はフィンランドのアラビアかな?
a0208783_19352747.jpg
ミッドウィンターのビンテージ食器の中でも特に価値の高いのが、テレンス・コンランのデザイン。本物は初めて目にしました。1955年製造の、デザイン名は「サラダウェア」。
a0208783_193657.jpg
二階(日本式に)の最奥は、古着やファッション小物中心の、私にとってはいつも心躍るストールです。
a0208783_19362947.jpg
好みのビンテージ・ファブリックのクッション。カーテンの再利用かも知れません。
a0208783_19372277.jpg
へなちょこなキノコ柄のビンテージ布は、キャミソールのようです。
a0208783_19374869.jpg
ウェールズ織りのバッグと眼鏡ケース。やはり織りが全体なほうが、お洒落なようです。
a0208783_19381790.jpg
また、ウェールズ織りのケープ(下)も、モッズらしくてお洒落。上のサッカー柄の赤いセーターは、ダサさの瀬戸際の微妙なセンス(笑)。
a0208783_19384032.jpg
ビンテージ・バッグは、ゴブランや刺繍物に一層惹かれます。
a0208783_1939462.jpg
最後に、多分町で一番大きなアンティーク・モールにやって来ました。ただしどのモールも、一般の家屋の小部屋を繋げた複雑な構造で、どれが一番大きいかは判別しにくいのですが。
a0208783_19404692.jpg
棚は可愛いくまとまっているけど、その左の人間頭部のガラス器が気になるなあ…。
a0208783_19423067.jpg
エプロンのフェルトの花アップリケが可愛い、レトロ・キッチュなお土産人形。
a0208783_19411755.jpg
P太の好きな科学アンティーク屋は、このモールに引っ越していました。一体彼は、このストールだけでどんだけ粘って写真を撮っているんだか…。
a0208783_1941447.jpg
私にはチンプンカンプンの機械ばかりの中、唯一即座に分かるのはコレ。モールス信号発信機です。
a0208783_19431469.jpg
姉に上げたのと同じ位大きくて、同じ位凝ったデザインのフィリグリーのブローチ。ガラス・ケースの中で、値段は確認出来ませんでした。
a0208783_19434098.jpg
屋根裏も有り。多くの店舗が古い家屋を利用しており、梯子のような急で狭い階段&段差がやたら多いので、やはりイギリスのアンティーク屋巡りは、歳とって足腰が弱ったらもう出来ないなあといつも痛感します。
a0208783_1926147.jpg
予報より早く雨が降り出し、早めに引き上げなくてはなりませんでしたが、お目当ての青いウラン・ガラスも、じっくり観察&購入出来て、目的は十分果たせました。
  




by piyoyonyon | 2016-11-09 15:23 | 旅行・お散歩

アール・デコのビーズ刺繍のクラッチ・バッグ

a0208783_6372773.jpg
うっとり繊細で美しい、アール・デコ時代のクラッチ・バッグ…と言うか、パース、またはポーチを、格安で手に入れることが出来ました。多少布地に虫食い跡があり、フェイク・パール・ビーズの塗装は剥げているものの、その他はビーズの緩みもなく、驚く程良い状態です。同じ店で、良く似た仕様の黒いバッグも売られていましたが、そちらは手に取った途端、ビーズがパラパラと落ちて来ました。
a0208783_2475873.jpg
小さいシード・ビーズの刺繍でびっしり埋め尽くされ、これぞ正に美しい昔の手仕事と呼べるバッグです。全体的なパターンも、フタの形も洗練されて凝っています。中にタグが残り、黒いバッグと共にフランス製です。
a0208783_248398.jpg
姉も同じことを考えていたようですが、普通アール・デコと聞くと、やたら直線を強調したデザインを真っ先に思い浮かべます。でも、それはアール・デコの代表的な一部であって、実際にはこんな繊細で柔和なデザインも沢山存在した事実を、様々なこの時代の製品を目にする機会に寄って学びました。
a0208783_249947.jpg
裏面はこのようになっていまして、中央の帯状の部分に、手の甲を引っ掛けて持つ仕組みです。つまり、クラッチ・バッグを持つのと同時に、同じ側の手で、シャンペン・グラス位は摘むことが出来た訳です。1920~30年代辺りのパーティー・バッグに、良く見られる特徴です。
a0208783_2501430.jpg
表地も中地も、エクル色の絹のようです。中面も、目立つシミや解れはなく綺麗。内ポケット付きで、付属の鏡も残ったままでした。今は見掛けないスナップのデザインが、また時代の古さを物語っています。
 



by piyoyonyon | 2016-11-08 15:27 | バッグ・靴・帽子

麦藁細工のマトリョーシカ

不用品を処分する為、今年もフリーマーケットに売り手として参加しました。ただし、いつもは8月のフリマ最盛期に参加しますが、今回は諸事情で遅れて、今年の終了間際の時期(10月)です。天気には恵まれ、夏同様に賑わってはいましたが、売り上げは今までで一番奮いませんでした。思うに、太陽光パネルのような、客引きパンダを出さなかったせいかも知れません。それと不思議なことに、今まで何度もそのフリマには、売り手としても買い手としても参加しているのに、何故か今回初めて、お洒落な客を沢山見掛けました。
a0208783_7105059.jpg
いつもなら、最初の一時間は休みなく忙しいのに、結局今回はうちのストールは始終そう忙しくなく、毎度の如くP太を店番に残し、私はしばし他のストールの物色に出掛けました。やっぱり私は、フリマは買い手としてのほうが好きです。その時出会ったのが、このマトリョーシカ。麦藁細工のマトリョーシカが存在するとは聞いたことがありましたが、実物を見るのは初めてでした。しかも、中々好みの素朴系&フォークロア感&ビンテージ具合。プロのストールだったので、値段は私としては少々お高めだったけど(1ポンドだけ負けてくれた)、これは買わねばと思いました。明らかにペレストロイカ以前の製品で、一番外側のマトでも、商業的な微笑みが全くありません。可愛くなくはないのですが、寂しげと言うか、不安げな顔付きをしています。
a0208783_7111424.jpg
染料系のインクであっさり目に彩色した後、小さくカットした麦藁を文様風に貼り付け、保護用に厚めにニス掛けしてあります。それでも麦藁のピースの幾つかは剥がれ落ちていますが、全体的に良い飴色に仕上がっています。テカテカのニスの中でも、麦藁の独特な光沢は十分目立ち、やっぱり素敵だと思いました。
a0208783_7114336.jpg
一番大きなマトが身長11cm位で、全部で5個セット。一番小さなマトでさえ、麦藁ピースが貼り付けてありますが、はっきり言って絵付け自体は、余り達者とは言えないようです。2番目のマトのほうが、お目々ぱっちり。4個目からは、いきなり文字通り目が点になります。
a0208783_712851.jpg
結局不用品を減らしにフリマに行ったはずなのに、またモノが増えちゃいましたが、お気に入りなら全く邪魔ではないのだから困ったもんです(笑)。
  




by piyoyonyon | 2016-11-07 15:25 | おもちゃ・人形

ポップな花柄のビンテージ・エプロン

a0208783_7254210.jpg
地元のビンテージ屋風チャリティショップで買った、古いハーフ・エプロンです。ビンテージのエプロンは、今時普通のチャリティショップでも大抵3ポンド以上しますが、これはいかにもなのに、何故か1ポンドでした。
a0208783_726753.jpg
素材は綿100%。恐らくマリー・クワントに影響された、フラワーパワー全開のポップな花柄で、1970年代らしいオレンジ系に、蛍光ピンクとモーヴが加わっています。元からこんな薄い色なのか、それとも何度も洗濯されて色褪せちゃったのかは、判断の付きにくいところ。
a0208783_7264056.jpg
何故って、ポケットの黄色は結構鮮やかなままだからです。この黄色無地と、白いリックラック(山道)テープが、レトロ感を高める良いアクセントになっています。
a0208783_7271191.jpg
ただしポケットが大き過ぎ、だらんと前のめりになるのが玉にキズ。多分、ハンドメイドだと思います。
   



by piyoyonyon | 2016-11-06 15:23 | ファッション・コスメ

木製人形型エッグ・スタンド

a0208783_1315617.jpg
フリマで出会った、手描きの木製のエッグ・スタンドです。木製スプーンも、元から付いていました。生憎大きな卵しか手元になく、頭からはみ出し撒くっていますけど(笑)、Sサイズの卵用のようです。
a0208783_1322995.jpg
多分、デンマークやスウェーデン等の北欧製だと思います。単純なのに可愛い顔が、やっぱり魅力の決め手ですね~。そしてストライプのエプロンも、何気に御洒落に見えます。
a0208783_133225.jpg
頭が空いたままだと、ちとマヌケっちいので、何処かの誰かの手編みのエッグコジーを乗せてみました。





by piyoyonyon | 2016-11-05 15:29 | テーブル&キッチンウェア

「エパーン」のラッパ型ウラン・ガラス

a0208783_0481123.jpg
シュルーズブリのアンティーク・モールで、P太が買ったウラン・ガラスです。その時は現金の持ち合わせがほとんどなく、ところがデビット・カードでの支払いが、その店では10ポンド以上じゃないと受け付けないとのことだったので、最初は諦めるつもりでした。そこで、じゃあ私がお金を貸そうか?と提案すると、喜んで買いました。しかし、用途不明のナゾなアイテムだったから、それ本当に欲しいの?と念を押して聞きました。元値は9ポンドで、更にそのストールでは、全品値札より二割引でした。その上、何やらオマケが付いて来ました。
a0208783_0485417.jpg
吹きガラスっぽく作られていますが、型抜きガラスです。しかし、黄色と乳白のウラン・ガラス、そしてフリルのような縁と、ヴィクトリア後期のガラスの特徴が出ています。
a0208783_050397.jpg
ラッパ型と呼べど、どちらかと言うと、楽器のトランペットよりも、「エンジェルズ・トランペット(Brugmansia)」の花にそっくり。正面から見ると、まるで朝顔みたいです。
a0208783_0575740.jpg
家に帰って調べたところ、これは「epergne エパーン」とアイテムの一部で、元は金属か何かの台が付いていたであろうことが分かりました。エパーンは、テーブル・センターピース、つまり卓上のアクセントになる装飾品で、食物を持ったり、花を生けたり、キャンドル・スタンドとしても利用されました。銀製や陶器製もあり、食べ物が盛り易い皿型やボウル型などもありましたが、このラッパ型のガラス製は、特にヴィクトリアン後期に流行したようです。主に、花を生けるのに利用されたのだと思います。
a0208783_053194.jpg
もし、元がこのガラス一つだけだったとしたら、こんな風に台に乗っていたかも知れません。ラッパが単独の場合、ガラスの台が元から固定されて、普通の花瓶にしか見えないこともあるようです。
a0208783_0534316.jpg
その一方で、こんな大掛かりな装飾の一部だった可能性もあります。余りにもデコラティブで、最早毒々しい程悪趣味ですね(笑)。当然すこぶる場所を取るので、巨大なダイニング・テーブルを持っていた、かなり裕福な家庭のみでしか所有出来ないアイテムだったことが想像出来ます。
a0208783_047275.jpg
こちらは、同じアンティーク・モールで売られていた、ラッパ型ガラスの大きなエパーンを、バラバラに分解した状態のもの。乳白の水色ですが、やはりウラン・ガラスです。
a0208783_051529.jpg
そしてこれが、オマケとして貰ったもの。小ぶりでカット・ガラス風ですが、やはりラッパ型ガラスのエパーン(の一部)だそうです。
a0208783_4342679.jpg
P太としては、私に借金してまで買って大正解だったようです。何故なら、このラッパ型ガラスの先のカスタード色(と言うかほとんど白)の部分が、今まで私達が手に入れたウラン・ガラスの中で、放射線量の最高値を更新したから…。ねえ、それって、本当に嬉しいの?? 普通ウラン・ガラスは、緑色の発光も、ガラスと言うからには透明感があるものなのですが、このカスタード色部分には全く透明感がありません。 
a0208783_05436100.jpg
そのうちフリマかアンティーク・モールで、ぴったり収まる台が見付かればと思っています。
 




by piyoyonyon | 2016-11-04 15:26 | インテリア・デコレーション

エストニアの古い民族衣装人形

a0208783_4463056.jpg
フリマで、ちょっと珍しいタイプの古い民族衣装人形に出会い惹かれました。仕様も衣装も、今まで見掛けたことのないタイプです。まず、何処の国の人形なのか、そしてこの人形本体の素材が何なのか、興味を引きました。セルロイドのように硬くて軽いんですけど、中は空洞ではなさそうだし、ちょっと違う。足先の塗装が少し剥げていて、どうやら木であることが分かりました。オガ屑でも固めて形成した上に、分厚く塗装しているような雰囲気。木の割に軽量なのは、顔と手足だけが木製で、体は綿入りの布製だからのようです。顔は勿論手彩色で、手馴れた感じの絵付けで、中々の品の良さが気に入りました。
a0208783_447038.jpg
そして服は、化繊か化繊混がメインで、文様部分は予めプリントしてあり、それなりに量産向けに作られたのが分かります。白いブラウスにペプラム付きの胴衣、スカートの上にはエプロン、下にはペチコート。着脱は出来ません。襟元には、黄色いビーズのネックレスを着けています。キャップと、そこに結ばれた長いリボンが印象的。髪は、非常に細い化繊の糸で、後ろで長い三つ編みにしています。一目でバルト三国か北欧の民族衣装に見えましたが、ちょっと調べたところ、どうやらエストニアのMuhu ムフ島の衣装のようです。この衣装からも想像出来る通り、鮮やかな刺繍等の伝統工芸の宝庫のような、魅力的な場所みたいです。
a0208783_4472377.jpg
買ったのは、ディーラーらしきストールで、値段を聞いたら、逆に「幾らなら良い?」と聞いて来ます。私が「1ポンド」と提案すると、「それで良しってことにしよう! この人形、君に似ているからね」と言われました。…また、豊頬の子供に似ているって言われちゃったよ…。家に帰ってP太にそのことをボヤいたら、「さすがにここまでは太ってないよ」と言ってくれましたけどね。良く出来た夫を持って幸せです(涙)。
  




by piyoyonyon | 2016-11-03 15:25 | おもちゃ・人形

ナイマンズの秋のボーダー花壇

a0208783_410537.jpg
午前中は雨が降っていた土曜日、午後からは大体天気が回復したので、日頃の運動不足を少し解消する為にも散歩に出ようと言うことで、ウェスト・サセックス州のHandcross ハンドクロス村近くの、「Nymans Garden ナイマンズ庭園」に行きました。既に午後3時近くの、今までで一番遅い時間に訪れました。ここもロンドンから割と近い、人気のナショナルトラストの庭園で、晴れた週末の午後イチ位には、付属の駐車場が満杯で、村内に駐車しなければならない程です。しかし、その日は天候が不安定な上に遅い時間だった為、返って問題なく駐車出来ました。
a0208783_4112079.jpg
この時期、私達夫婦が庭園を訪れるのは、純粋に植物を楽しむ為よりも、只トレッキングしたいとか、リフレッシュしたい場合が多いと思います。とは言えナイマンズは、秋もしっかり花々で楽しませてくれます。まずは、バラ園を囲む生垣外側のボック&チェリー・セージのボーダー花壇。
a0208783_411474.jpg
アスターやクレオメ、フーシャや秋明菊も加わり、全体的に野趣溢れる雰囲気です。
a0208783_4121827.jpg
どちらかと言えば普段は地味なアスターも、群生すると見応えあります。
a0208783_4124534.jpg
ここのバラ園には、四季咲きのイングリッシュ・ローズが多いのですが、この時は花自体は余り咲いていませんでした。うちの裏庭のほうが多い程。白黒の傘の主はP太。青空なのに、未だ時々雨が降ります。
a0208783_413733.jpg
このバラは、「Gentle Hermaione ジェントル・ハーマイオニー」。シェイクスピアの戯曲「冬物語」に登場する、心優しき王妃に因みます。
a0208783_4134121.jpg
こちらは「Lichfield Angel リッチフィールド・エンジェル」。英国中部のリッチフィールド大聖堂で発見された、8世紀の石灰石板の天使のレリーフからの命名です。
a0208783_4141261.jpg
続いて、ウォルド・ガーデンの迫力の秋のボーダー花壇がお出迎え。ここでは、誰もが見入っていました。花壇の種類で言えば、「インフォーマル・ペレニアル(宿根草)・ボーダー」に分類されるはずですが、「インフォーマル」とは言え、いかにもキッチリ念蜜に植栽計画された雰囲気。
a0208783_4145577.jpg
植えられているのは、ダリア、ジニア、セージ、アスター、フロックスなど。それにトリカブト(汗)も混じっています。ここのボーダー花壇、季節毎に開花時の花に取り替えるので、このように見事に花いっぱいか、または改装中で全く花ナシの悲しい状態か、のどちらかです。どの季節のボーダー花壇も楽しませてくれますが、私は秋が一番見応えあるように思います。
a0208783_4153317.jpg
噴水の周囲のトピアリーは、まるでスター・ウォーズのBB-8のよう。でも、スター・ウォーズ7公開の遥か前からこの形なのです。何でも、女王のジュビリーを記念して王冠を象っているとか。
a0208783_4155954.jpg
噴水の後には、また両側に盛り沢山のボーダー花壇が続きます。
a0208783_4162516.jpg
日本では、盛夏の花と言うイメージのダリアですが、イギリスでは初秋から霜が降りる頃まで咲き続ける秋の花です。
a0208783_4164165.jpg
花弁の大きさや花色の鮮やかさから、やはりダリアは、どの花壇でも主役になり得る存在です。
a0208783_4171220.jpg
夏から咲き始めるフーシャも、イギリスではどちらかと言えば秋を彩る花。
a0208783_4173444.jpg
秋のボーダー花壇を通ると、館に到着します。いつもなら賑わっているこの辺りも、今回は遅い時間なので最早訪問者が疎らです。
a0208783_418661.jpg
カメラ馬鹿のP太に寄れば、秋冬は日照時間が少ないし、晴れの日自体も稀だけれど、こんな低い日差しのほうが、撮影には向いているそうです。特に、雨上がりの澄んだ空気は最適だとか。
a0208783_4185878.jpg
半分廃墟のお屋敷の入り口には、シコンノボタンが咲いていました。非耐寒性のはずなのに、地植えされて、しかも大株に育っています。この鮮やかな花色は、私のカメラでは拾えないなあ…。
a0208783_4193080.jpg
館の南側は、私が初めてこの庭園を訪れ始めた頃には、工事中で立ち入り禁止でしたが、徐々に整備され、今では中々充実したロック・ガーデンになっています。
a0208783_4195872.jpg
数年前に完成した「sink garden 凹んだ庭」は、この季節はコスモスに覆われていました。ハートの繰り抜きが可愛いベンチの背面には、NYMANSと彫刻されています。
a0208783_4202813.jpg
公共遊歩道にもなっている庭園周辺の牧草地では、日本語でアマツバメと訳される鳥「swiftスイフト」が、物凄いスピードで沢山飛び回っていました。飛びながら、空中の虫を食べているのです。スイフトは普段は絶壁に住んでいますが、渡りの途中だけ平地でも姿を見ることが出来るそうです。しかしここで見掛けたのは、普通のスイフトではなく、どう見ても腹部の白い「alpine swift アルプス・スイフト」でした。イギリスで見掛けるのは、かなり珍しいかも知れません。
a0208783_4205999.jpg
日本と違いイギリスの紅葉は、8月下旬辺りから、気象条件や木の種類に寄り、徐々にゆっくり始まります。ナイマンズ周辺の谷も、一部の木だけが紅葉真っ盛りです。
a0208783_4213212.jpg
ふと気が付けば、既に他の訪問者もほとんど見当たらず、閉園時間間近! 日もすっかり傾き、気温もひんやりし始め、ここまで遅く居たのは初めてです。去り際に谷間を眺めると、淡く虹が掛かって見えました。
 



00000010_13281537.png


by piyoyonyon | 2016-11-02 15:31 | 旅行・お散歩

ウラン・ガラスの蝶モチーフのボウル

a0208783_0303257.jpg
シュルーズブリの、昼食をとったフレンチ・ビストロの周囲には、チャリティショップが幾つか集まっていました。いつもなら、どんな街でもチャリティショップは必ず覗きますが、その時は食事が最優先だったので見送っていました。が、一軒だけ、全国メジャーではなく、この地方特有のチャリティ屋だった為、直感的に気になって、チャリティショップに足を踏み入れてみたら、ウラン・ガラス二つに出会いました。その内の一つが、今まで見たことのないタイプで、型押しのレリーフがうっとりする程繊細で美しく、お買い上げとなりました。
a0208783_031171.jpg
とは言え、クロームの縁はピカピカで、状態も綺麗で、古い製品にはとても見えませんでした。しかし、縁が緩んで外れ、裏面を見たら、それなりに年月の経っているのが確認出来ました。クロームの縁には、「Made in England」の刻印が。後から調べたところ、「Sowerby」と言うイギリスのガラス・メーカーの、確かにアール・デコ時代の製品であることが分かりました。
a0208783_0314774.jpg
モチーフは蝶と花なので、このデザインは通称「butterfly」と呼ばれるようですが、内側からのほうが柄が分かり易いかな? レリーフで盛り上がった部分以外は、フロスト加工されています。
a0208783_0322674.jpg
上から見ると十字型の直線的な脚は、いかにもアール・デコの特徴を伝えるデザイン。
a0208783_44144.jpg
ウランの含有量は、アール・デコ時代のウラン・ガラスとしても低め。しかし、ガラスに厚みがある分、紫外線光での発光は割としっかりしています。何より紫外線光のほうが、デザイン自体はお伝えし易いと思います。
a0208783_033975.jpg
同じデザインのシリーズで、色違いやコスメ・セットもあったようです。これも、元はコスメ・セットの一部だったのかも知れませんが、クローム縁付きのタイプは、検索しても他に出て来ませんでした。全く同形のボウルに、蝶の3Dモチーフが突起した、半球形の蓋(つまりボウルと一緒だとほぼ球形に見える)が付いた、パウダー・ジャーも存在したようです。まあ、リアルな蝶が出っ張っていても、虫嫌いな私には余り嬉しくないので、返ってこのボウルのほうでラッキーでした(笑)。後日フリマで、その球形バウダー・ジャーが付属した、完全に揃ったコスメ・セットの実物を見掛ける機会がありました。ただしガラスの色が濃い目の茶色だった為(当然ウラン・ガラスではない)、このボウルのほうがずっと繊細で美しく見えました。
 


・ 
by piyoyonyon | 2016-11-01 15:27 | 箱・缶・入れ物


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


by piyoyonyon

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

お知らせ

2019年3月1日より、こちらのブログ(手帖3冊目)で更新します。

手帳1冊目(2014年7月までのブログ)はこちら

日々のつぶやきブログはこちら

コメント欄を承認制にしています。

Copyright
©2007-2019
Der Liebling
All Rights Reserved.

ブログジャンル

海外生活
雑貨

カテゴリ

全体
ごあいさつ&お知らせ
おもちゃ・人形
アクセサリー
テーブル&キッチンウェア
ファブリック
インテリア・デコレーション
箱・缶・入れ物
ファッション・コスメ
バッグ・靴・帽子
手芸用品
本・メディア
ステーショナリー・グラフィック
飲み物・食べ物
旅行・お散歩
ガーデニング・植物
動物
その他
イギリス生活・文化

タグ

(223)
(218)
(189)
(173)
(167)
(163)
(138)
(99)
(90)
(87)
(87)
(85)
(82)
(75)
(72)
(71)
(71)
(68)
(60)
(59)

以前の記事

2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月

最新の記事

ブログ移転のお知らせ
at 2019-02-28 15:33
サーモン・オレンジのエナメル..
at 2019-02-27 15:28
五角形のイエロー系ラインスト..
at 2019-02-26 15:30
競馬場でアンティーク・フェア
at 2019-02-25 15:22
ウラン・ガラスの矢車菊柄一輪挿し
at 2019-02-24 15:20

記事ランキング

検索

画像一覧

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

その他のジャンル