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夫の古いテディベア

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クリスマスにP太の実家で、ツリーの飾り付けをする為に、オーナメント類を探してクローゼットの天袋をゴソゴソやっていたら、この半端なく古いテディベアが出て来ました。P太は、「あー、これ僕の子供の頃の熊だ~」と懐かしそう&嬉しそうに抱き上げ、家に持って帰る事にしました。P太の子供の頃…、どころか多分赤ん坊の頃から、物心が付く頃には既に持っていたテディベアだそうで、つまりかれこれ半世紀近く昔の物になります。「くまのプーさん」にもあるように、イギリスでは子供が生まれると同時に、守護精霊のようになるべくテディベアが買い与えられ(特に男の子の場合)、一緒に育つとは聞いていましたが、本当だったのですね。
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しかしこれが、典型的なテディベアでは全くなく、仔熊らしく丸っこくもフワフワでもなく、やけに間延びしているフォルムで、どちらかと言うと犬か羊っぽい見た目です。P太にも詳細は分かりませんが、どうやら市販品ではなく、誰かの手作りではないかとの事です。カーディガンと靴下を着せられ、片方の目は無くなってボタンに替えられています。元は純白だったのかも知れませんが、今では全体的に渋いリネン色。手編みのカーディガンのボタンもレトロで、まるで予め狙って計算尽くされ、わざとヘナチョコ&シャビーシック(ビンテージ風)に作られたようなお洒落具合! 中にはモダンペッツのように大鋸屑が詰められている為、洗う事は出来ないようです。
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カーディガンは、このクマの為に編まれた物のようですが、靴下は、どう見ても子供の使い古しを無理矢理履かせただけです。これが片ちんばなのも、まるで計算されたかのよう。
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以前P太の実家で発掘されたミミズクのロリ・ポリ(起き上がり小法師)には、P太が実際遊んだ頃は幼少過ぎて、記憶も思い入れもないそうです。しかし、このテディベアには、思い出が沢山詰まっているようで、本当に幼馴染に再会したみたいな様子でした。
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イギリスでテディベアが男の子のアイテムなのは、女の子には代わりにお人形が買い与えられるのが普通だからかも知れません。実際同じ天袋からは、義妹の幼少時代の大きなお人形も出て来ました。そちらも、失った片腕は木片を継ぎ足して修復されていました。どちらも、P太の両親が、子供達の一緒に育った大切な「友達」だからと丁寧に修繕し、子供が成長した後も長年大事に保管していた物です。こういう所も、私の実家とは大違いだなーと思いました。
  




by piyoyonyon | 2019-01-28 15:30 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

「イッツ・ア・スモールワールド」のランチョン・マット

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クリスマス時期の1ポンド・ショップの、いかにも安っちいクリスマス用品ばかりが並ぶ売り場で、一種類だけ好みの可愛さの、言ってしまえば異質な商品が目に入りました。厚さ5㎜程のウレタン・シートの表面がプラスティックでコーティングされ、シンプルな子供の顔が描かれています。実用する訳でもないのに、他人とは思えず、つい衝動買いしました。クリスマス間近だった為に更に値引きされ、今時のチャリティショップよりも安い、一枚たった50ペンスでした。
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用途がランチョンマット(英語でplacemat)である事は、一目で検討が付きました。ただし、やたらデカいんです。幅は40cm位あり、明らかに実物の子供の顔より大きいのです。デザイン的には子供用にしか見えないのに、サイズ的には全く子供向けではありません。
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また、ディズニー・ランドの「イッツ・ア・スモールワールド」の商品である事もすぐに分かりました。しかし売られていたのは、このビーフィーター(ロンドン塔の衛兵)柄だけ。……ここがイギリスだから? そもそも、どうしてそれが1ポンド屋に? しかも何故クリスマス・グッズ? 色々疑問はありますが、少なくともアウトレットの流れ品なのは確かでしょう。以前、日本の「北斗の拳」のフィギュア(しかもレイだけ)が、同じ1ポンド屋で山積みされていた事がありましたから。
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P太に見せたら、「うえっ、ほんと君に驚く程似てる」とウンザリしていました(どうしてウンザリするのだ)。ついでに、彼に「イッツ・ア・スモールワールド」を知っているかと尋ねたら、ディズニー・ランドには一度も行った事がないのに、「あのいつもムカつく音楽を流しっ放しの場所だろ?」とちゃんと知っていました(爆)。さて私は、これを実用するつもりはない訳で、…さすがに自分の顔の上で食事をする気にはなれません。ところで、これを買った直後に、ビーフィーター達がストライキを起こすとのニュースを聞きました。ビーフィーターも、大変な仕事なんですね…。 



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by piyoyonyon | 2019-01-12 15:25 | テーブル&キッチンウェア | Comments(0)

イギリスで再び初日の出

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イギリス南東部で初日の出を眺めに出掛けるのは、実は結構お手軽なのです。まず、この時期の日の出が、8時と遅いのです。そして、眺望の利く高い山はないものの、視界を遮る物が一切ない海辺へ出るのは、うちからは然程難しくありません。自動車は必須ですが、元々御来光を拝む習慣はイギリス人にはないので、道路が混む事もありません。ただしただしただし! 晴れの元旦と言うのが非常に少ないのが問題です。快晴とまでは行かなくとも、雨の降らない、または分厚い雲に覆われていない1月1日と言うのは、私が体験した限りイギリスではほとんどありません。天気予報に寄ると、そんな貴重な晴れの元旦が、今年は久々にやって来そうだったので、Eastbourne イーストボーン近くのBeachy Head ビーチィ・ヘッドへ初日の出を見に出掛けました。
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ところが、今まで何度も訪れた事のある場所なのに、何とP太が途中で道を間違え、ぎりぎり日の出に間に合いませんでしたああああ。正月早々、何たる失態! しかも、私が指摘して無理矢理方向転換させるまでは、自信たっぷりに勘違いしていました。後から「だからもっと早く家を出るべきだったんだ」とか言い訳していましたが、道を間違えて失った5分があれば、間に合ったはずです。元々方向感覚は怪しい男でしたが、若年性認知症じゃない事を祈るよ、全く。 
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そんなこんなで、白い灯台近くの無料駐車場にようやく到着。ビーチィ・ヘッド周辺は、他の駐車場は有料です。まあこんな日の早朝から、違法駐車の取り締まり係員が来るとも思えませんが。
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到着した時は、朝日はこんな状態でした。前回の初日の出は、この場所の手前のバーリング・ギャップを目指しましたが、その浜辺は南向きの為、御来光を眺める為には、磯辺の上を沖に向かってしばし歩かなければなりませんでした(干潮時だからこそ出来た事だが…)。しかしここなら、海岸線が直接東を向いていて、尚且つ駐車場のすぐ目の前が海です。
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期待した通り、とても美しい朝日でした。イギリス海峡は波が余りなく穏やかな海で、日光が水面に映っている様も綺麗です。
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生憎東のフランス方面は雲が多く、時折太陽が隠れますが、写真を撮るには、返ってピーカンよりこの程度の雲のあったほうが、変化に富む画面になって面白いそうです。
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しかし、朝日の美しさにだけ気を取られている場合ではありません。何故なら、ここ一帯の海岸線は、全て恐ろしい高さの絶壁で、歩くのには再三注意が必要だから。時々「崖注意」の看板が立っているだけで、柵類は全くなく、正に「地面が突然終わっている」感じです。この日は珍しく風はほとんどありませんでしたが、いつもなら海風が半端なく吹き付け、崖っぷちに近付くのは益々足がすくみます。しかも、脆いチョーク質の為、非常に崩れ易いのです。
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このように海に張り出している部分も多いので、うっかり端には立ってはいけません。つい最近も、ここで韓国人の女の子が自撮り中に墜落して亡くなったと、友達が言っていました。
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自殺の名所でもあるので、違法駐車の係員は来なくとも、自殺防止のボランティアの車なら、この日も相変わらず熱心に巡回していました。新年早々、縁起でもない話題で申し訳ありませんが。
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右の赤い灯台には、船で海からしか行けないようです。
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早朝でも、結構多くの人が訪れています。これは、初日の出を見に来た訳ではなく、単にイギリスの冬には珍しい晴れた朝で、しかも公休日だからです。それに犬の散歩には、正月もクリスマスもありません。日本のように至る所に自販機なんて存在する訳はないから、この時期は皆保温水筒持参です。「今日は冷えるねえ」とか言いながら、何処でもカッポティーをしている所が、イギリスならではだと思います。ついでに、ここでは日本人家族も見掛けました。
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その内、朝日が白い崖を照らし始めました。景色自体を楽しむのには、日昇から少し経って日が高くなる時間のほうが、光が綺麗で写真も映えると思います。
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白い灯台にも向かってみます。今は現役の灯台ではなく、B&Bになっています。
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この崖、どんどん崩れて来ているので、灯台は近年に少し内陸側に移築を余儀なくされました。灯台に通じる自動車用の旧道も、部分的に崖の間際になった為、今は使用禁止になっています。
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前の灯台の礎石が残っていますが、確かに崩れて海に消えた部分もあります。
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現在の灯台も、いずれは同じ運命を辿るんだろうなあ…。
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灯台の向こう側は、「セブン・シスターズ」と呼ばれる崖に通じる、バーリング・ギャップとカックメア・ヘヴン方面です。
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こちらは、バーリング・ギャップの入口、East Dean村方面。
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ドローンも幾つか飛んでいました。こんな場所を上空から眺めたら、楽しいのに決まっていますが、きっと近い内にドローンの一般使用は規制されるでしょーね。クリスマスの一番忙しい時期の空港で、大問題を起こしたばかりですから。
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最後にトイレに寄った駐車場近くで、イーストボーンの街並みが見下ろせました。ピア―(桟橋)からは、何だかけたたましい音楽が流れているのが、こちらまで聞こえました。
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日の出の瞬間は見逃しましたが(笑)、本当にイギリスの冬には珍しい程の清々しい快晴の朝で、こんな美しい日を寝正月で家でだらだらと過ごして無駄にせず、出掛ける事が出来て良かったとつくづく思いました。…さあ、今年も出来るだけいっぱいお出掛けして、ガンガン歩くぞ~。
 



by piyoyonyon | 2019-01-02 15:25 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

「クリスマスの12日間」柄ティー・タオル

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夏頃フリマで買った、未使用のアイリッシュ・リネンのティー・タオル、つまり西洋布巾です。本来食器を拭く為の布な訳ですが、イギリスでは典型的なお土産で、各地に因んだ柄が存在し、コレクションしてペナント(若者の知らない単語)のように壁に貼る人も多く居ます。私も時折貰いますが、大抵柄がつまらないので、さっさと布巾として実用します。しかしこれは、イギリスのティー・タオルの柄にしては、中々イラストが可愛いと思いました。
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イラストの内容は、イギリスでは誰でも知っているクリスマス・ソング「クリスマスの12日間」を表しています。この歌は、12月25日のクリスマス当日から1月6日の公現祭(フランスで言うエピファニ)までに、恋人から毎日貰い、数が一つずつ増えて行く、それぞれ違った内容のプレゼント(主に鳥や人)について歌う「積み上げ歌」です。
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一番目の歌詞から全てのアイテムを一々繰り返しながら歌うので、最後の12番目には歌詞が物凄く(しつこい程)長くなります。
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実は私は今まで、クリスマスまでの12日間だと勘違いしていました。クリスマスを盛り上げる為に、一つずつ贈り物を増やして行くのだと誤解していました。しかし本来のクリスマスは、きっと25日からが本番って事なのですね。
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まー五番目の金の指輪以外は、実際貰っても困るもんばっかなんですけど(笑)。
 




by piyoyonyon | 2018-12-10 15:27 | ファブリック | Comments(0)

ピエロ柄の風船ポンプ

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隣町のフリマで、おばーさん二人が出店しているストールがありました。何やら好みの古臭い物(大抵の人にとってはガラクタ)が、ごちゃごちゃと並べられています。その中で真っ先に私の目に入ったのは、この昔絵本のようなイラストの付いた、直径6cm×長さ22cm程度の紙製の筒でした。
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筒は二重で、両端はブリキ製になっています。実はこれは風船膨らまし器でして、天辺の出っ張ったプラスティックの部分に風船の口をセットし、空気鉄砲式に下部をピストン運動させて、風船を膨らませます。イギリスでは、子供の誕生パーティーの際、家の玄関や前庭の入口に風船を沢山飾る習慣があります。パーティーの招待客は、その風船や「ハッピー・バースデイ」のガーランドや垂れ幕を目印に、一目でその家が会場だと気付く事が出来る訳です。
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そんなに何個も風船を膨らませるのは、例え大人が手伝うにしても肺活量が大変…と言う事で、単純な仕組みながら、こう言う器具が存在します。元は、筒の中にゴム風船(勿論膨らませる前の平たい状態の)が、詰められて販売されていたはずです。
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黒地にカラフルな風船が映える、1950年代らしいイラストです(実際には70年代頃まで売られていたかも知れんけど)。本来ピエロは好きではありませんが、ピエロに風船は付き物なので、膨らまし器には良く描かれるモチーフのようです。右上のもう一方は、以前やはりフリマで手に入れた、同じメーカーの商品らしい、多分同時代の風船ポンプ。現在もこう言う商品は存在しますが、全体がプラスティック製の、本当にポンプっぽい見た目になっているようです。
 



by piyoyonyon | 2018-11-03 15:33 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

ロンドン土産なバカTシャツ

今年の義兄への誕生日プレゼント用に、選んだTシャツはコレ。一目見て満場一致で(と言っても我々夫婦二人だけだが。笑)、このTシャツに決定しました。
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一見、ガンダムかトランスなんとかのような巨大ロボット柄です。実際P太も、最初はトランスフォーマーだと勘違いしていました。しかし良く見ると、この巨体が、ロンドン名物の赤い二階建てバスで出来ている、オリジナル・ロボットです。
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更に、右側にカタカナで「ダブルデッカー・ルートマスター アビューズ ロンドン」と書かれています。確かに、どちらかと言うとアメリカのトランスフォーマーよりは、日本のアニメの巨大ロボットっぽく見えます。ロンドンのお土産としてぴったりだけど、在り来たりでなく、「良く見ると実は」と言う、ちょっと捻りのあるデザインが気に入っています。
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土産物感に溢れるとは言え、一応列記としたファッション・ブランドが製造しています。「ABUZE LONDON アビューズ ロンドン」と言うのが、このブランド名です。ただし、素材はペラペラ(苦笑)。製造は第三国ですが、プリントは本当にロンドンで行っているそうです。因みに、ロンドン地下鉄バージョンの巨大ロボット柄も、存在するようです。





by piyoyonyon | 2018-08-04 15:30 | ファッション・コスメ | Comments(0)

ルーシー・アットウェルのプリント・コットン布

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地元のチャリティショップで、人気のイラストレーター、ルーシー・アットウェル(orアトウェル)の柄のプリント・コットン生地を買いました。1×1m位で2ポンドだから、チャリティショップとしては特に安くはない値段ですが、一般の手芸用品店で買う事を考えれば破格の安さです。
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Marbel Lucie Attwell マーベル・ルーシー・アットウェルは、1879年にロンドンに生まれ、1964年にコーンウォールで亡くなりました。イラストレーターとして活躍したのは、1900年代から50~60年代で、当時から相当売れっ子だったようです。この布の柄にもあるように、ローズ・オニールのキューピーのような、ぷっくりほっぺのムッチリした子供や妖精(フェアリーと言うよりピクシー・タイプか)、ころころファンシーな小動物が特徴。初期の「不思議の国のアリス」や「ピーター・パン」の挿絵は、それらとは少し異なり、メランコリックな繊細さがあります。日本では、イギリス通以外の人には知られていないと思いますが、ルーシー・アットウェルは今でも本国では人気が高く、子供向けの絵本だけでなく、多くの種類があるポストカード、フィギュリン、チャールズ皇太子の幼少時代にも使用されたらしい子供向けの食器は、特に人気のアイテムです。
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私は特に彼女の絵が好きって訳ではないのですが、これは布としては十分可愛く、またドール服に活用出来る柄の細かさだと思いました。古い物ではなく、2003年のイギリスのメーカーのデザインで、プリントの精度も色合いも悪くありません。何より、ルーシー・アットウェルのイラストだと遠目にも認識出来ます。こんな商品がリプロされている事からも、人気の根強さが窺えます。この布でマダム・アレクサンダー人形の服なんか作ったら、きっと抜群に可愛いだろうと想像します。
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ほぼ時代が被る「フラワー・フェアリー」のC.M.バーカーのイラストが、卓越したデッサン力と写実性で、いつの時代にも色褪せない魅力で人気が高いのに対し、アットウェルのイラストは、その時代らしい懐かしさと、イギリスでは珍しい素直な可愛らしさで、今でも愛され続けています。
 




by piyoyonyon | 2018-07-19 15:30 | ファブリック | Comments(0)

スージー・クーパーの「グレン・ミスト」のケーキ・プレート

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フリマで、スージー・クーパー×ウェッジウッドの、「グレン・ミスト」のお皿を買いました。お値段は3枚で1ポンド。直径は16cm位で、用途はお菓子等を食べる為のケーキ皿だと思います。
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買ったのは、この手の日本では普通のケーキ用サイズの小皿を、イギリスでは余り見掛けないからです。現在のイギリスのケーキ&デザート皿は、これよりもっと大きい直径20cm位が主流です。まあイギリスのケーキの一切れ(一食分)自体がデカイし、更にアイスクリームやクリームを盛るので、当然お皿も大きくなくちゃ困るんでしょうけど、お茶と一緒にビスケットを頂く時は、この程度の大きさで十分です。それと、この柄のポットを、既に持っていると言うのも買った理由です。
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もしかしたら、元はカップ&ソーサーとセットで、「トリオ」仕様だったのかも知れません。私にとってスージー・クーパーのデザインは、一目見て「わ~素敵! 好み!」って訳じゃないんですけど、そのデザイン性の高さから、後からじわじわと魅力が伝わって来る感じです。テーブルウェアのデザインは、使い易くて飽きが来ない、食べ物の映える事が一番重要だと思います。
 




by piyoyonyon | 2018-07-16 15:26 | テーブル&キッチンウェア | Comments(0)

バターカップ草原

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この季節、英国のあちこちで、小さな五弁の花びらが御椀型に並んだ、光沢のある黄色い花の雑草を見掛けます。ちょっと前までタンポポが占めていた、道路脇や住宅地の合間の草地も、今はこれが権勢を振るっています。また、少し田舎へ行くと、一面この花で覆われた牧草地を見掛けます。
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この黄色い花の正体は、イギリスの極一般的な雑草であり、代表的なメドウ・フラワー(牧草地の花)でもある「Buttercup バターカップ」です。日本ではウマノアシガタ(馬脚型)、またはミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)が一番近いようです。
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このナショナルトラストのナイマンズ庭園の東屋近くの草原は、スタンデンに比べると、バターカップ密度はそれ程ではないものの、庭に生える背の低いタイプと、背の高い牧草地型の、二種類のバターカップを見る事が出来ます。
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黄色い花畑に白いオックスアイ・デイジーが混じると、可愛さが増します。
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これだけ繁殖力が強いのは、宿根草の上に匍匐(ランナー)性で増殖し、更に種でも簡単に増えるからのようです。つまり、タコアシのように横に伸びた蔓から発根して定着し、其処からまた蔓が伸びます。匍匐性な分、タンポポよりも手強いかも知れません。
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それ程何処でも普通に目にするバターカップですが、多くのキンポウゲ科の植物同様に毒草です。普段家畜はこの草を避けますが、草の少ない早春には、誤って食べて中毒を起こしてしまう事も。もし乳牛がこれを食べた場合、その乳にまで毒性が現れるそうです。また、ミツバチがこの花粉を集めた場合、それから生成された蜂蜜にも有毒物質が抽出されるそうです。その毒成分は、粘膜に影響する為、皮膚炎や胃腸炎や下痢嘔吐等を起こし、最悪の場合は死に至る事もあるとか。そんな危険物が、我が家の庭の至る所に勝手に生えて来るなんて、何て厄介な雑草なんだ!と思います。
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以前街で、このバターカップの花束を、二歳以下の乳幼児に持たせている親を見掛け、思わず御節介オバチャンになって注意しようかと焦った程でした。余りに御馴染みの在り来たりな雑草なので、毒だと認識している人は、イギリス人でも少ないんでしょうかね…。
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ともあれ、バターカップの草原は、イギリスの原風景の一つなのは確かだと思います。




by piyoyonyon | 2018-06-16 15:34 | ガーデニング・植物 | Comments(0)

ダーティントン・クリスタルの八角形の花瓶

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フリマの「一つ何でも20ペンス」のダンボール箱の中に突っ込まれていたのを、掘り出して見付けて買いました。イングランド製と書いてあるけど北欧デザインっぽく、品質も良さそうで、尚且つ花を生け易そうな花瓶だと思ったからです。そんな投げ遣りな状態で売られていた割にはコンディションは良く、カケもヒビも無くて、指で弾くとキーンと良い音がします。
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上から見ると下半分が八角形をしており、その側面にそれぞれ長方形の枠、そしてその中心に丸いポッチがエンボスされています。全体的にどっしりと安定感のあるフォルムで、不均一にボコボコした凹凸が加工され、60年代後半から70年代前半のアート・ガラスらしい特徴が表れています。
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家に帰って、ラベルに記された「Dartington ダーティントン」と言う名前を調べたら、現在イギリスに残る数少ないクリスタル・ガラス・メーカーだと知りました。ダーティントン・クリスタルは、デヴォン州の地域活性の為、ダーティントン・ホール・トラストと言う慈善団体の後押しで、わざわざスウェーデンからガラス職人を招き、1967年に創業されました。
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この八角形の花瓶は、創業開始間もない1969年の製造で、通称「For night-workers」や「panel and spot(多分側面の模様の為)」と呼ばれ、実は花瓶ではなくキャンドル・ホルダーだそうです。デザイナーは、Frank Thrower フランク・スローワー。この無色透明の「クリア」の他に、グレイ掛かった「ミッドナイト」、ターコイズ色の「キングフィッシャー」、赤い「フレーム(火炎)」が、色違いとして存在したようです。
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狙った通り、花弁が大きい割に茎が細くて短い、イングリッシュ・ローズのような花を生けるのに、安定が良くて便利です。ただしデザイン的には、今一バラには似合わないような…(苦笑)。
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フランク・スローワーは、ダーティントンの他にも、ウェッジウッドやポートメリオンのガラス器部門で、数多くのデザインを手掛けました。実際に、北欧デザインから影響を受けていたと言われています。彼の作品には、確かにビンテージのイッタラに負けない魅力的なデザインが目白押しで、正直この時代のイギリスのガラス器にも、こんなにスタイリッシュで自分の好みに合う物があったのかと、ちょっと目からウロコでした。今後は(フリマでですが)、積極的にチェックしたいと思います。彼のデザインの中で、アボカドを正に真っ二つに切ったような形のボウルなら、インパクトの強さから、何度か見掛けた事があるのを憶えています。
  




by piyoyonyon | 2018-06-04 15:32 | インテリア・デコレーション | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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