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初夏のナイマンズ 2

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花の写真を撮りに、ナショナルトラストの「Nymans ナイマンズ」に来ています。
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お屋敷正面玄関前の花壇は、宿根草花壇になっていました。
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普通欧米の古いお屋敷の手前には、フォーマル・ガーデンが定番ですが、ここのは全体的に色合いも渋く、殊更野趣溢れる雰囲気。しかしここは、お屋敷と言っても半廃墟ですから、お行儀の良過ぎる庭よりも、返ってこんな自然な庭の方が似合っているかも知れません。
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例えばアストランティアも、ここではこんな大人な色合い。その背後には、これまた渋い色の宿根矢車菊が。
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スタンデンでは未だ蕾だった「シシリアン・ハニー・リリー」が咲いていました。地味な花かと想像していましたが、透き通った花弁が垂れ下がって、まるでシャンデリアのようです。
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レース・フラワーのような、非常に細かい多分セリ科の花。茎がワインレッド色です。
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白いアリウム・ギガンジュームも、シックで素敵。
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実は単なる鳩小屋なんですけど、やはり石造りの建物の壁には、蔓バラがバッチリ似合います。まるで御伽噺の一コマのよう。
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廃墟前の芝生のド真ん中で、カップルが抱き合って寝っ転がっていました(しかも熟年カップル)。日本ならギョッとする光景ですが、まあイギリスですから。それにただ抱き合っているだけで、念の為それ以上は(笑)何もしませんし。
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ロック・ガーデン。元々ナイマンズの所有者だったメッセル家の主達は、熱心な植物蒐集者で、世界中から珍しい植物を集めては敷地内に植え、また数々の斬新な庭造りを試みました。
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圧倒される程巨大なツツジ&シャクナゲ。ツツジと言えば、日本なら、山ツツジの朱赤に近いピンクが一番御馴染みですが、西洋のツツジは、オレンジや黄色が最も一般的かも知れません。
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「Loggia(開廊)」と呼ばれる東屋の前は、一段低い迷路風の花壇になっていて、子供達が嬉しそうに、と言うか気が狂ったように走り回っていました。
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ここに植えてあるのは、アリウム・ギガンジュームと同系色のエリシマム(ウォールフラワー)、それに霞のようなブロンズ・フェンネル。
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やっぱりここでもアリウムが、良い仕事しています。
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これは単にオーナメンタル・グラスを刈り込んだだけなのですが、上手くこんもり丸く刈られて、まるでハリネズミみたい。後ろにあるのも(アロエか?)、パイナップルみたいだし。
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牧草地の草が相当伸びて、風で波打っています。
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この日は湿度が高く、丘や谷はかなり霞んで見えました。
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谷を見下ろすプロムナードに沿って歩きます。
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もう一つの東屋が見えて来ました。この周辺は、もうすぐ紫陽花で彩られます。
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その脇にも、目を奪われる程見事な宿根草花壇が。
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植えてあるのは、アリウム・ギガンジューム、セントーレア・モンタナ、アストランティア・マヨール、丁子草、ブロンズ・フェンネル等です。所々その合間に、背の高いジキタリスやラムズイヤー、オレンジ色のユーフォルビアが伸びています。
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綺麗な花の写真が沢山撮れた~と満足しましたが、けして私の腕が上がった訳ではなく、元々絵になるように、緻密に計算されて植栽されているからなんですよね…。つまり、絵になる写真を撮る為には、花壇はこう植えろって訳です。スペース的にはそっくり真似する事は出来ませんが、植物の組み合わせ方等を、自分の庭造りの参考にしたいと思います。
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結局この三連休は雷&暴風雨の予報で、大型フリーマーケットも中止されたのに、蓋を開けてみれば私の住んでいる所では、実際には三日間とも雨はほとんど降らずに結構快晴でした。この役立たずの天気予報め!と頭に来ましたが、実際この時に雷雨で被害に遭った地域も多いので、単にラッキーだったと喜ぶしかないでしょう。
 




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by piyoyonyon | 2018-06-14 15:33 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

初夏のスタンデン 1

先月のハリー王子とメガンさんの結婚式の日、当然TVはその話題で持ち切りでした。P太が、国民の税金が湯水のように、この一日で費やされるのは見たくないと言い(TVを付けなきゃ良いだけの話だが)、天気も抜群に良い事だし、何処か庭園でも出掛けようと言う事になりました。午後からだったので、近場のナショナルトラスト「Standen House & Garden スタンデン」を選択。
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普通こんな快晴の週末のナショナルトラストは大人気で、午後からは駐車場の空きが無い程ですが、この日は異様にスカスカ。返って、曇天の平日よりも空いている程です。どうやら、国民の多くがTVで結婚式に釘付けだからのようです。
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ここは、ウィリアム・モリスの友人フィリップ・ウェッブが自ら手掛け、モリス商会のインテリアをふんだんに用いた、アーツ&クラフツの見本のような邸宅が一番の見所です。しかし、お屋敷は既に以前見学したので、今回は単に庭園を散歩する事が目的です。
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無料でデッキ・チェアを貸し出していて、ファブリックは勿論モリス柄(Willow Boughs)。
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スタンデンの屋敷は、陽当りの良い丘の斜面に建てられているので、庭園には結構高低差があります。またこの辺は、イギリス南東部には珍しく、所々岩場が剥き出しになっています。
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お屋敷の壁では、藤が丁度真っ盛りでした。その手前には、ラヴェンダーが並んでいます。
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その脇では、英語ではバンクシアン・ローズと呼ばれる中国原産のモッコウバラが、他のバラより一足早く満開でした。気候が合う日本では、栽培が最も簡単なバラと言われています。
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モッコウバラには、黄色と白のそれぞれ一重と八重、合計4種類ありますが、イギリスで見掛けるのはこの黄の八重ばかり。何故なら、これが一番耐寒性が強く、他はイギリスの屋外では冬を越せないからです。この八重の黄モッコウも、イギリスでは大抵南or西向きの壁面に植えられています。
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こちらも早咲きのバラ。多分「カナリー・バード」等の、野生種系のバラだと思います。
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その下にはシランが。日本ではお馴染みの植物ですが、イギリスでは珍しいかも知れません。
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お屋敷近くに、シャクナゲの巨木。イギリスのシャクナゲは、花弁も巨大な物を沢山見掛けます。
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牧草地に続くボーダー花壇には、未だチューリップが沢山咲いています。
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ピンクに黄緑色の混じる、ちょっと変わった品種のチューリップ(多分ビリデフォロラ種)です。その合間に、未だ蕾のシシリアン・ハニー・リリー(アリウム・シクラム)の長い茎が見えます。
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屋敷の塔の上に、訪問者の居るのが目に入りました。屋敷内は以前既に見学したけど、ここへは登った覚えがありません。この日は視界が良かったので、P太は登ってみたくなりました。「でもガイド・ツアーだけみたいだよ。案内係の人が見えたでしょう?」と言うと、いとも簡単に諦めました。P太は、時間制で待つのと、自分のペースで見学出来ないガイド・ツアーが嫌いです(笑)。
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サンルームの一種「オランジェリー」は、何故オレンジみたいな名前なのかと思ったら、実際この中に柑橘類の樹木を置いていたのが名前の由来だそうです。柑橘類は、日本の東京以南では庭木として普通に見掛けますが、イギリスでは屋外では越冬出来ないのです。
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オランジェリーの脇の、石切り場庭園に入ります。スコトニー城庭園にも石切り場庭園が在りますが、屋敷建設の為に切り出した採石場を、そのまま庭に改造しているアイディアです。しかし、ここのは屋敷の裏側で陽が当たらないので、鬱蒼としたシェイド・ガーデンです。
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崩れ易い砂岩の為、多くが立ち入り禁止になっていました。急な石段を登ると木橋が掛かっており、谷底に池が見下ろせました。
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石切り場庭園の上に出ると、森の中に山小屋が現れました。これは最近建設されたようで、初めて目にします。
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山小屋の中のインテリアが、凄く可愛くて素敵。板張りの壁は隙間風が半端無く入り込む為、厚手のウールのブランケット地でライニングされています。
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一段高くなったベッドの窓には、モダンなステンド・グラスが。嵌め殺しですが、この右側に開く木製の扉の窓があります。
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入り口のドアも、ステンド・グラスになっています。
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ベッド側の外壁の一部は石造り。しかしこの小屋、トイレは設置されていないので、もしかしておまる利用なんでしょうか??
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この小屋の北側には、岩場の崖の上に張り出た展望テラス・デッキが在ります。以前は一つでしたが、今は二つに増えていました。
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南に進むと、牧草地の上の高台に出ます。ここからのウィールド(森林丘陵地帯)の眺めは中々。中央に見える湖は、「Weirwood」と言う人工貯水池です。ヨットが沢山浮かんでいました。
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高台の端にある東屋からの風景。壁面に、藤が絡まっています。
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高台から屋敷までは、牧草地の中を通って緩いスロープが続いていました。
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その両脇に咲く、最初は終わり掛けの劣化したスパニッシュ・ブルーベルかと思いましたが、同じくヒヤシンスの仲間のカマッシアのようです。
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そして、ピンクのハタキかアイス・キャンディーみたいなイブキトラノオ(persicaria bistorta)も。どちらも自生している訳ではなく、わざわざ球根を植えたんだろうなあ。
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その脇には、何やら色のコントラストの激しい樹木の一群がありました。
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まず、白い山紫陽花。もしこれだけなら、然程目立ちません。
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しかし、青空に凄まじく映えるモミジが、すぐ側に植えられていました。若葉でも、最初から紅葉したようなこの色なのです。この他にも、葉の形や色が様々なモミジが、この一帯にまとめて植えられていました。―――主に屋敷より高い場所に在る庭を歩いたので、次に下方に向かいます。
 


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by piyoyonyon | 2018-06-06 15:30 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ブルーベルとアネモネ・ネモローサの森

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ライから帰る時、またしても「浜辺からの帰宅ラッシュ」を避けて、出来るだけ田舎道を通って行きました。この季節は日も長い事だし、時間と体力が十分あれば、P太も高速道路より田舎道を運転するほうが好きなのです。途中、お茶するのに丁度良い森の中の駐車場があったので、突如停車することにしました。折りしもブルーベルの開花時期で、地面は花のカーペットに覆われています。
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ここは「Brede High Woods」と言う森で、この先にはダム湖があるそうです。初めて聞く名ですが、恐らく地元民にとっては、犬の散歩コース等として親しまれているのでしょう。
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森の中のブルーベルのカーペットは、この季節にはイギリス中で見る事が出来ますが、ここのは白い花と混じっています。
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この白い花は、「anemone nemorosa アネモネ・ネモローサ」と言うイチリンソウの仲間(和名:ヤブイチゲ)。英語では「windflower 風の花」、または「wood anemone 森のアネモネ」とも呼ばれます。ヨーロッパ中に広く分布し、以前義母の親戚から聞いた話では、ブルーベルのないフィンランドでは、アネモネ・ネモローサが春の訪れを告げる花との事です。
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こちらがイングリッシュ・ブルーベル(学名:Hyacinthoides non-scripta)。アイルランド島、北西ヨーロッパとイベリア半島北部にも古来種として存在しますが、その70%はグレート・ブリテン島に自生し、野生のブルーベルの森はイギリスの春の象徴となっています。ウィキに寄ると、イングリッシュ・ブルーベルは、イギリス政府に寄り手厚く保護されており、自宅敷地内から掘り出して売買したり、野生は種さえも採取するのは禁じられているとか(…初めて知った。フリマで売るのは違法じゃん)。球根性多年草の上種でも簡単に増えるので、元来非常に強い繁殖力を持っていますが、外来種のスパニッシュ・ブルーベルとの交雑が心配されています。
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アネモネ・ネモローサもイングリッシュ・ブルーベルも、イギリスでは普通にその辺で見掛ける花ですが、やはり野生でこれだけ群生している姿は、何度眺めても見事です。
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その合間に、クリーム色(写真では白く飛んでいますが…)のサクラソウとスミレも咲いています。このクリーム色のが、サクラソウの原種で一番強健なのだと思います。
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水芭蕉のような花も、ちらほら合間に見掛けました。「lords-and-ladies」または「Arum maculatum(アルム・マクラトゥム)」と言う、サトイモ科の植物です。実は私、カラーとかスパタフィラムとかサトイモ科の花が概ね嫌い…。子供の頃、地元で時々見掛けた「ウラシマソウ」と言う野草が、いかにも不気味で禍々しく、おまけに毒草だったからです。
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庭に生えると厄介な雑草だけど、野生では美しい「マーシュ・マリーゴールド(湿地のマリーゴールド)」。実際にはマリーゴールドとは無関係で、日本のリュウキンカ(立金花)の近種のようです。
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この部分は、ほとんどアネモネ・ネモローサとスミレが占めていました。
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森の奥は、ブルーベルがメインになっていました。
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これらの野の花の絨毯が魅力的なのは、白樺の森の美しさの威力も大きいと思います。日本では、夏の高温多湿のせいで、高地と北部でしか育たない白樺ですが、イギリスでは最も身近な樹木の一つです。どちらにせよ、イギリスは日本より野の花畑が多いように感じます。





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by piyoyonyon | 2018-05-12 15:25 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

やっぱりライでアンティーク・モール巡り

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歴史的な城下町Rye ライの楽しみの一つは、お買い物でもあります。イギリスにしては割と魅力的な店舗が集まり、また町の規模が小さいので巡り易いと思います。イギリスの観光に人気の町には、大抵アンティーク・ショップやモールが在りますが、ライも例外ではありません。
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いつも利用する駐車場の隣に在る為、まず最初に覗くのが、この自ら高級ガラクタを名乗る店。その実態は、普通のアンティーク&ビンテージ屋です。
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元々ガラスが専門だから、ウラン・ガラスの品揃えはここが一番充実。ただし、あくまで値段はガラクタではなく高級なので、買った試しはありません。
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奥の部屋は、北欧のビンテージ・ガラスがメイン。この窓辺にぶら下がったオーナメントは、とてもお洒落で毎回惹かれます。でも、売れて減っている様子はナシ(笑)。
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次に、アンティーク屋が多く集まるCinque Port Streetの、女性向けのビンテージ小物が充実した店。小規模ながら、一応モール形式のようです。
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中々素敵な、アール・デコ時代のチェコのフィリグリーのブローチが集まっています。
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こちらは、黒いレースにビンテージ・ジュエリーを組み合わせた、手作りのネックレス(チョーカー)のようです。ゴス好きな人には魅力的かも。
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大体一年に一度はこの町を訪れますが、新たにオープンした店もあれば、消えて行く店もあります。旧給水所の建物のジャンク屋はなくなり、現在バーに改装中との事。一方Wish Ward通りには、新しくスウィンギン時代グッズのビンテージ屋が現れていました。
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其処で売られていた、70年代の壁紙。味紙としては十分面白いんですが、この柄に覆われた部屋に暮らすのは、正気の沙汰じゃないと想像します(笑)。
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続いて、昔の地下貯水池(?)脇のアンティーク屋。
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ここは高級メタルウェアが中心なので、私達夫婦の琴線に触れる物はほとんどありませんが、このアール・ヌーヴォー時代のウォーター・サーバーは興味深いと思いました。下にあるのは、生乳を入れて手でグルグル回してバターを作る器具。
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「Strand Quay ストランド・キイ」と呼ばれる、アンティーク街に生まれ変わった昔の倉庫街にやって来ました。
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左端は、ライで唯一本格的なモール形式の店。
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書類ケースの上に乗っているのは、馬車の中等で使用したらしい、ヴィクトリア時代の携帯用暖房(火鉢)。典型的な、アーツ&クラフツのデザインです。
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ビンテージ・バッグが沢山並んでいますが、割と在り来たりなデザインばかりでした。
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中央は、アイリス・ガラスのブローチ。虹模様が薄いので、年代の古めの物のようです。
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しかしこのアンティーク・モール、今回は半分位が空きスペースになっており、非常に寂しい印象でした。それも道理で、以前から気になっていましたが、こんな田舎なのに賃貸料が高いのです。半坪以下で、週(月じゃないよ)30ポンド位取られます。
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売られている物もどんどん新品が増えて、アンティーク・モールとしてつまらなくなって来ていて、その内閉店するんじゃないかと心配です…。
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一方、キッチン用品専門のビンテージ屋は、相変わらず隅々まで可愛い物でいっぱい。
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The Mint ミントと言う名の、恐らく造幣局か何かが昔あったと思われる通りも、この日は観光客で非常に賑わっていました。
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この通りにあるアート・ギャラリーですが、若干ビンテージも扱っていて、中々良いセレクトが、手頃な値段で売られていました。
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別なアンティーク・ショップのディスプレイ。プール・ポッタリーの手描きの花シリーズは、やっぱり人気のようです。
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最後に、アンティークとは関係ありませんが、ハイ・ストリートのブティックに飾られていた、結構惹かれたドレス・セットです。大胆な手描きのようなパターンが個性的で、またドレスとストールが御揃いと言うのは、インド女性のパンジャービー・ドレス以外では、割と珍しいと思いました。
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日本と違って、何処へ行っても、その土地ならではの工芸品や食べ物がほとんど存在せず、特に中規模以上の町へ行くと、全国共通のお決まりのチェーン店しかないイギリスなので、旅行で購買意欲の沸く事が滅多にありません。唯一イギリスのショッピングで一期一会的なのが、アンティークやビンテージなので、これらに興味のあるのがせめてもだと思っています。 




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by piyoyonyon | 2018-05-09 15:26 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

晩春のライ

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夏を思わせる快晴の週末、イースト・サセックスの人気の観光地で城下町、また港町であるRye ライを訪れました。ここには良くお誕生日や結婚記念日の小旅行として来ていましたが、今年は別の場所を選んだので来ていませんでした。つまり早春に訪れる事が多かったのですが、晩春と言うか、初夏に来るのは初めてかも知れません。
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夏のように暑い日と言う事で、こんな港町は特に人気。と言ってもライは、現在は海岸線から5km程内陸に在ります。しかし、川に船が沢山入り込んでいるので、港町の雰囲気は今でも十分。
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ライは元々高台の上に築かれた城壁都市で、多くの坂道が、今ではイギリスでは珍しくなった石畳なのが、また魅力の一つです。
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城壁内の旧市街地は、道がどれも狭く、何処を歩いても良い雰囲気です。
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アート・ギャラリーに続く短い袋小路なんですが、こんなさりげない場所も素敵。
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しかし、小さな町で観光に人気と言う事は、当然観光客密度が高いと言えます。これから夏に掛けての季節は、更に混む事でしょう。
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その上この日は、修学旅行の子供達が町に沢山居ました。大陸から割と近いので、フランスやドイツからの修学旅行生も居ます。こちらでは、週末でも修学旅行をするんだなーと意外に思いました。基本的に、この町では自由行動なようです。
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教会脇の、何だか謂れが有りそうな、迫力の古さの木組みの家。窓から内部が覗けて、非常に散らかっていました…。
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丘の頂上、つまり町で一番高い部分に、教会が立っています。
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12世紀初期に起源を持つ、「St. Mary’s Church 聖マリア教会」です。町の最高地点なだけに、この脇には水道塔も在ります。
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教会の敷地内に立つ、ポンポン咲きの桜が綺麗。
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久々に、この教会の内部に入ってみました。前回入った時、地元の子供達が、この中で耳を塞ぎたくなる程非常に下手な合唱をしていて(しかも曲目はABBAの「マネー・マネー・マネー」)、それ以来トラウマになって中に入っていなかったのです。
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町の教区教会としては大き目で、「イースト・サセックスの大聖堂」と呼ばれる事もあるそうです。そう言われてみれば、イースト・サセックス州には大聖堂が一つも存在しないと思います。
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普通教会や大聖堂は、上空から見ると十字架の形をしていますが、この教会の場合、翼廊がほとんど出っ張っておらず、つまり平面図はほぼ長方形のような形をしています。
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この教会の壁にも、不思議な凹みが。この説明に寄ると、かつてはこの脇に出入り口があり、この窪みは聖水盤を置く為の物だったそうです。でも他の教会の窪みは、必ずしも出入り口の側ではありませんから、同じ使用目的だったとは言えませんね。
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快晴なので(かなり霞んでいたけど)、教会の塔にも登ってみたいと思いましたが、入場料に4ポンドも取られるので諦めました。
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夕方近くになってから、「Mermaid Street 人魚通り」へ。この町で最も観光客率の高い場所の一つの為、日中は人が多過ぎて避けていました。
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雰囲気ばっちりの石畳…と言っても、丸い川石を敷き詰めたもので、更に結構急な坂道で、非常に歩き辛く(おまけに歩道は極めて狭い)、ほとんど歩行不可能になっていた女性も居ました。
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この時、既に藤が咲き始めでした。
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この通り名の由来になっている、「Mermaid Inn 人魚亭」と言う老舗ホテル。ライのアイコン的な存在で、昔は密輸入者の巣窟だったそうです。
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この立派な木組みの建物は、元病院だとか。
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最後に、こんなに暑い日はアイスは絶対に外せない!と言う事で、最初から目を付けていたジェラート屋さんで、アイスクリームを買って食べました。右は私のバノフィー(バナナ&トフィー)味、左はP太のラズベリー・シャーベットです。どちらも美味しかったんですが、バノフィーやチョコミントとかでフレーバーも思いっ切りイギリスっぽいし、結局普通のイギリスのアイスで、ジェラートでは全くありませんでした…。
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夕方になって、海からの水蒸気のせいか、一層霞んで見えました。ライは、イギリスに全く興味のなかった私が、未だ日本に住んでいて海外旅行者として訪れた(何故来た?)頃からお気に入りだった町。思い入れもあり、誕生日等の記念日や、ちょっと特別な観光気分を味わうのにピッタリです。




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by piyoyonyon | 2018-05-08 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

二つの中世の壁画教会

今年の移動祝日の復活祭は、3月末から4月頭と早目でした。滅多に天気の良いイースター休暇に恵まれないイギリスですが、今年のイースターの天気も相当ガッカリでした。元々私達夫婦は、連休中は出掛ける予定もなく、只前庭の柵の付け替えを完成させる予定でいましたが、天気が悪過ぎて、それすらほとんど進められませんでした。家族の復活祭のお祝いは聖金曜日に済ませ、復活祭当日(日曜日)には、義母が久々にウェイクハーストの庭園に行く事を希望したので、前日から泊り掛けで我が家に滞在しました。その土曜日は、思いの他予報より天気が良かった為、急遽(午後3時位から)国内最古級の壁画を持つ二つの教会を、義母に見せる為に車で連れて行きました。
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二軒とも、既にこのブログで以前御紹介した事のある教会です。まずは、West Chitington ウェスト・チリティントン村の「St. Mary Church 聖マリア教会」に到着。移動時に車内では土砂降りに見舞われましたが、歩いている時は、結局この日は一度も傘を差す必要がありませんでした。
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前回訪れた時は冬でしたが、今回は春の花に彩られて、村の家並みが一層魅力的に見えました。
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どちらも、壁画は12世紀の制作で、長年漆喰の下に塗り込められていた為、ここまで状態良く保存されていました。
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またどちらも、情報がなければ決して立ち寄る機会はない、何の変哲もない村の小さな教会に存在する事が、一際興味深いと思います
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所々見事なフラワー・アレンジメントで飾られ、いかに教会が村人から大切にされているか、また村人の信仰心が、今時のイギリスでは珍しい程厚いのが分かります。
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この教会で、壁画と共に印象深いのが、側廊から内陣を覗き見する為の穴「hagioscope ハギオスコープ」。この教会のは特に長いそうで、義母も驚いていました。
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次に、ウェスト・チルティントンから4~5kmだけ南下して、Hardham ハーダム(またはハードハム)村の「Church of St. Botolph 聖ボトルフ教会」へやって来ました。聖マリア教会より更に小規模ですが、こちらのほうが古く、英国内でも貴重なサクソン時代に起源を持つ教会の一つです。
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村と言うより、家が数件だけの集落。古代ローマ時代の道路沿いに在ります。
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暖房が効いてほっこり暖かかった聖マリア教会に対し、こちらは底冷えがしました。そして、相変わらずのカビ臭さが、半端ない歴史の古さを感じさせます。
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ウェスト・チルティントンの教会の壁画のほうが、はっきりしているから絵画としては楽しめますが、このサクソン時代の面影を色濃く残すハーダムの教会のほうが、建造物としても、歴史的には興味深いと思います。
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入り口の脇に、こんな張り紙が。「HARDHAMの人々は、この古代の教会を維持する彼らの助けのための訪問者に感謝」と書いてあります。日本語だとさっぱり意味不明ですが(Google翻訳でも使ったんだろーか)、要は御布施歓迎と言う訳です。勿論言われなくてもしますが、一体何人の日本人がこの教会を訪れて、これを読むと思っているのでしょうか??
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アートや歴史好きの義母は、どちらの教会も楽しんでくれたようです。
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最後に、Pulborough プルボローのアンティーク・モール脇の橋で停車。モールは既に閉店していましたが、川沿いの光景が約一ヵ月後で大きく変わっていて驚いたからです。アラン川の水位は上昇し、周囲の牧草地は洪水でほぼ湖になっていました。
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翌日は、予定通りウェイクハーストへ行きましたが、天気は予報通りのギリギリ雨の降らない鬱陶しい曇天。我が家からそう遠くないのに、気温は2、3度低いらしく、植物は生憎ほとんど咲いていませんでした。おまけに、この日はイースターのイベントが大々的に行われていたので、非常に混んでいました。特に黄色い奇声で騒ぎ回る子供がいっぱいで、P太はちっとも楽しくありませんでした。結局私も、この壁画教会巡りのほうが余程楽しかったと思います。





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by piyoyonyon | 2018-05-02 15:24 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

寒さ身に染みるアッシュダウンの森

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先月初旬のP太のお誕生日は月曜日でしたが、予め有給休暇をとっていました。しかし当日の天候は、お出掛けするのには全く不向きな曇天時々小雨、おまけに半端ない寒さ。もしこのまま家にだけ居たら、一日中ゲームするかアニメ見て過ごすのは目に見えていました。そりゃP太の誕生日だから、彼が好きなようにするのが当然なんでしょうけど、それではあんまりトホホな誕生日なので、数時間だけでも出掛けようと、お弁当を作って、ほぼ無理矢理連れ出しました。クマのプーさんの舞台で有名な「Ashdown Forest アッシュダウンの森」なら、我が家からそう遠くないし、例え車から降りずドライブするだけでも、ちょっと独特な高原の景色が十分楽しめます。
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途中、「アッシュダウンの森センター」のトイレに立ち寄りました。センター自体は冬期は閉まっていましたが、周囲の案内板の説明は色々役に立ちました。この森は実はほぼ荒野で、木が少ないのに何故「森」?とは、私も常々疑問に思っていましたが、昔は樹木の密集した場所だけでなく、狩猟場をも森と呼んだそうです。ここは、かつては王家の狩猟場でもあり、また中世には製鉄業が盛んだったので、多くの木が切り出されました。因みにアッシュダウンの森のような自然形態は、実はイギリス固有の非常に稀少な存在で、規模的には熱帯雨林よりも遥かに少ないのだそうです。
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センターの脇には、旧石器時代(BC6000年頃)の住居が再現されています。アッシュダウンの森には、新石器、青銅器、鉄器、古代ローマ時代と、太古からの人類の痕跡が点在しています。
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実は、この一日前までは、シベリアからの大寒波の影響で、これ以上に異様に気温が低く、更に大雪でイギリス中がパニックでした。しかし大寒波が去ると、今度は地中で凍った水道管が破裂し、あちこちで断水になっていました。何せ、ヴィクトリア時代の水道管だったりするので、老朽化が激しいのです。この時に車に通過した幾つかの町も、断水に見舞われていました。
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帰る途中、アッシュダウンの森の外れの「Forest Row フォレスト・ロウ」に立ち寄りました。
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ここの村には、アンティーク・モールが一軒あるからです。
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間口は狭く見えますが、実は奥深く続いています。
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小規模ながら、ガラス製品も割と多く、結構充実しています。
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特に奥の建物の二階は、女性好みのアイテムが充実。
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このレースの山の中には、中々素敵な物が多く混じっていました。
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一方こちらは一つ50ペンスで、本当に端切ればかりが詰まっています。アイディア次第では、手芸に上手く活用出来そうです。
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1940~50年代当りの、ビーズ刺繍が優雅なクラッチ・バッグ。
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前日の日曜日も悪天候で、フリマにすら行けなかったから、古物フラストレーションが溜まっていました。
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古風な家の窓辺に猫は、絵になります。しかしP太は、ぶっさいくな猫だと悪態を付いていました。単に毛皮の模様がめちゃめちゃなだけで、別に不細工ではないでしょうに。猫は皆可愛いよ。
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僅かなお出掛けでも十分楽しめた…んですけど、実はこの後二人揃って風邪が悪化しました。出掛けた事自体には関係ないと思いますが、天気が悪いと気が滅入るのは確かだし、実際日光が少なくて免疫が落ちるように感じます。イギリスに住んでいると、一際春を待ち遠しく感じます。
  




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by piyoyonyon | 2018-04-15 15:24 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

またしてもプルボローのアンティーク・モールへ

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Arundel アランデルから帰宅する時、未だ日没には十分時間があったので、A284号線とA29号線を通って帰ることにしました。この路線は、道路マップでは「眺めが良い」と印が付いており、所々の高台からアラン川沿いの谷を見下ろす事が出来ます。しかし谷間のあちこちの牧草地は、湖のように広く水浸しになっていました。今年は南東部では特に洪水の被害は聞いていませんが、この周辺の牧草地は、多分冬期はいつも浸水しているようです。
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また、途中Pulborough プルボローを通過するので、この村のアンティーク・モールに立ち寄らない手はありません。丁度29号線沿いにあり、店舗脇の専用の駐車場に車を止める事も出来ます。
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店内で、まず目に入ったウラン・ガラス。プラスティックにしか見えませんが、ジェイド色のライナーはガラス製です。バスケットは、銀メッキだそうです。用途は、多分塩入れかな。
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このストールのビンテージ・ジュエリーは、値段は大体一つ5ポンド位と手頃で、いつも結構魅力的な物が混じっています。
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やっぱりイギリスの古いテディ・ベアは黄色い…。左は、TVキャラクターのスーティのようです。
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ゴブラン模様のビンテージ缶は、イギリス人の好きな組み合わせ。有りそうで初めて見ました。
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左の可愛い柄の紙箱の中には、乳児&幼児用のカトラリーが入っています。スプーンと、「pusher プッシャー」と呼ばれる、文字通り食べ物を子供の口の中に押し込む道具です。右手前は、「おもちゃの国のノディ」のセルロイド製のエッグ・カップ。
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二階に行きます。一番最初に目に入るストールは、いつもビンテージ布製品が充実しています。
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今回は、ビンテージ・ドレスにも中々魅力的な物が揃っていました。60年代らしいオレンジ系の花柄の、清楚なサマー・ドレス。濃い色のハイソックスに、白いサンダルを合わせたくなります。
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その色違いのピンク系花柄は、少し幼いイメージ。
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ピンクと黄色いバラ柄の、結構グラマラスな雰囲気のサマー・ドレス。
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まるで古いフランス映画に出て来そうな、ブルーのチェックのワンピース。
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このいかにも60年代なピンクの無地のワンピースは、シンプルなようで布地に表情があります。襟ぐりの白いレースの花モチーフがポイント。
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多分50年代の、全面ビーズとスパンコールがびっしりのカーディガン。重みもズッシリ。
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これは子供服のようです。何て愛らしいのでしょう。こんな素直に子供らしいワンピースには、ぱっつん前髪にヘアバンドが似合いそう。
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トルソーには、多分40年代のエレガントな黒いドレスが。
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毎回季節に合った凝ったディスプレイが、目を楽しませてくれるストール。
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今回は、既にイースター仕様になっていました。
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中々魅力的なプリントのビンテージ・エプロン。袖無し割烹着タイプです。
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顔部分だけセルロイドの、服装も可愛い抱き人形。50年代辺りの物かな。
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表紙のイラストが魅力的でしたが、中身は普通の植物図鑑でした。
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このモールのすぐ横を流れるアラン川には、カヌーを漕いでいる人が居ました。春を感じるのには未だ寒く薄ら寂しい、プルボローの夕暮れです。
 


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by piyoyonyon | 2018-03-12 15:35 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

アランデルでショッピング

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今回のお出掛け先に城下町Arundel アランデルを選んだのは、翌日に迫った義母への誕生パーティーのプレゼントを買う為でもありました。アランデルはルイス程大きな町ではありませんが、人気の観光地なので、幾つかのアンティーク・ショップ及びモールを始め、ギフト・ショップも結構あります。それに、この国に住んでいる人にプレゼントを選ぶのは、日本に居る日本人向けよりは選択の幅が広く、この町の規模でも十分だろうと思いました。
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まずは、橋を渡ってすぐの場所にあるアンティーク・モール「Bridge Antiques」。間口は狭いものの、奥は意外と広く充実しています。
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手描きのミモザ柄のテーブル・ウェアが綺麗。
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ビンテージのアクセサリーも、結構有ります。古いイヤリングは、大抵ピアス式ではなくクリップ式です。
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イギリスのビンテージ&アンティークの食器と言うと、この手の写実的な花柄+金彩と言ったテイストが、圧倒的に多いと思います。
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スージー・クーパーも混じっています。
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プール・ポッタリーの手描きの花シリーズは、義母も大好き。手前は、何とライト・スタンドの台部分。こんなアイテムも製造していたんですねー。
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ヴィクトリアンらしいフリルの付いた乳白の吹きガラスの花瓶は、意外にもウラン・ガラスでした。しかもウラン含有量が高いらしく、かなり濃く発光します。
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イタリアのマイクロ・モザイクのピル・ケース。時代はそれ程古そうではありませんが、右は金属製の台の装飾も凝ったデザインです。
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二階に在る、女性らしいセレクトのお気に入りのストール。
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続いて、次のアンティーク・モールへ。この店へは、初めて入ります。ここ1、2年で出来たのかも知れません。
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家具など大きなアイテム中心ですが、古い建物自体が中々見応えあります。
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毎度の如く古い民家を改造しているので、内部はアンチ・バリアフリーな複雑な構造。
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しかし、ここの店内は暖房が効いておらず、やたら寒かった…。特に日の当たらない奥は、返って外気温より寒い程です。
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有りそうで無かった、ルービック・キューブの収納ボックス。ハンドペイントのようです。
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これもハンドメイドのステンシルの衝立(?)。結構素敵な仕上がりですが、用途は不明。もしかしたら、舞台装置とかなんでしょうか?
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このドレスも、本物のアンティークやビンテージと言うよりは、古い舞台衣装みたいだし。…ちょっとセレクトが独特なお店です。
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昔のミュージカルのポスター。開催地のWorthingは、アランデルに近い海辺の町です。しかし開催日を見ると、80年代と意外に古くなく、単に古風なデザインにしているようです。
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この人形は、写真では1/6ファッション・ドールに見えますが、実は身長1m位あります! 服装からして、60~70年代の製品のようです。顔も怖いし、彼女とは一緒に暮らせないなあ(笑)。
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シンプルだけどちょっと捻りのある、現代のインテリアにも馴染みそうな50年代のカップボード。
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積み重ねた古いトランクは、絵になります。
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お次にやって来たアンティーク・ショップ(モール)。入り口は、ミリタリー専門のアンティーク・ショップです。軍物好きと言うと、日本では右翼と思われ勝ちですが、イギリスでは普通に古物として人気があります。敗戦国と戦勝国の違いか。
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この脇の細い通路を進むと、更に店舗があります。しかし樹脂製のサンタや熊で大体想像が出来る通り、このお店は毎回余り面白くありません。
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全て、古いエンボス式の封印です(左手前の大砲のミニチュア除く)。P太の話では、昨年亡くなった義父も、こう言うのを持っていたそうです。印鑑や住所印同様に大抵は個人の特注で、他人にとっては全く役立たずのはずですが、このアイテムにもコレクターでも居るのでしょうか? 一つ40~80ポンドと、結構なお値段です。
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ちょっと良い雰囲気の玩具の車。
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少し横道に逸れて、Tarrant Streetへ入りました。細い通りですが、ここも商店街になっています。その中に、ヴィクトリア時代に建造されたらしいアーケードがあります。
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内部には、高級品専門のアンティーク・ショップやウェディング・ドレス・ショップ、アート・ギャラリーなんかが入っています。
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ステッキ専門店なども。買う物は特にありませんが、鉄細工等の内部装飾が中々見事です。
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この元教会の建物を利用したのは、アンティーク・モールと言うか、小規模で風変わりなショッピング・モールと言ったところ。各店舗に、それぞれ売り主(または店番)が常在して会計します。
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多数の作家のハンドメイド品を集めて売る、言わばクラフト・ショップ。しかし残念ながら、センス的にも造り的にも、日本人にとって買いたくなる程の作品には、未だ出会った事がありません。
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階段の下は、相変わらず中々可愛い子供服を売るストール。
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アンティーク・ショップも数軒あります。陶器やガラス製品、アクセサリー等の小物も結構扱っています。
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吹き抜けになって、二階は回廊式。古レコード専門や、古い電化製品専門など、拘りの店も。
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結局、このとっても素敵なおじーちゃん店主のお菓子屋さんでトリュフの詰め合わせを買い、プール・ポッタリーの手描きの花柄食器と共に、義母へのプレゼントとしました。
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しかし、新品(食べ物遺以外)は、何処へ行っても似たような、しかも役に立たない製品ばかりで、三階建ての大きなギフト・ショップでさえ、ピンと来る商品には全く出会えませんでした。やっぱりこの国では、全体的にショッピングの魅力もバラエティも乏しく、例えイギリス人用でも(義母はイギリス人ではありませんが…)、プレゼントの選択の幅は非常に狭く難しいと痛感しました。




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by piyoyonyon | 2018-03-07 15:33 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

御伽噺のような城下町アランデル

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待ちに待った、快晴の土曜日がやって来ました。当然、この機会を逃してなるものか~と出掛けました。選んだ先は、今までも何度か訪れた事のある城下町Arundel アランデル。この町自体も勿論魅力的なのですが、到着する時のワクワク感が何度来ても堪りません。幹線道路(特に東方面)から訪れると、丘の一番高い場所に立派なお城が、正に町を見下ろすように聳え、城と大聖堂が船のように町の家並みから突起して見え、まるで御伽噺の町のようにドラマティックだからです。
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そんなアランデルは、休日観光気分が十分味わえる上、義母の誕生日が迫っていたので、何かプレゼントを選べる町だと思いました。
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その日は、丁度川沿いでファーマーズ・マーケットが行われていました。
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遺跡の中に出店って、結構凄いかも。この遺跡は、13世紀の托鉢修道院の跡です。
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この市場で地元産の、ちょっと変わった美味しいジャムかチャツネかチーズでも買えれば、食いしん坊の義母へのプレゼントになりそうでしたが、生憎見付かりませんでした。
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アランデルは、丘の斜面に家が並ぶ坂道の多い町です。所々に、こんな雰囲気の良い石畳の小路も残っています。
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この角の元パン屋の家は、いつ見ても素敵。並んだ鉢植えのバランスが完璧で、窓に掛かるレース・カーテンの魅力も抜かりありません。
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南側の平地の先は、海に続いています。
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大聖堂に到着。今でもお城に住んでいる貴族フィッツアラン=ハワード家(アランデル伯+ノーフォーク公)が代々カソリックである為、イギリス国教会ではなくローマン・カソリックの大聖堂です。しかし、伯爵公爵家の私的な意味が強いからか、大聖堂としては小規模です。内部には前に入った事があるので、今回はパスしました。
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この当たりは、城と並んで、この町の最標高地点のようです。とは言え生憎高い建物に囲まれて、見晴らしは特には良くありません。
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唯一建物の隙間から見えたのは、意外にもアロットメント(家庭菜園)でした。
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城に接した墓地の中に立つ、多分マウソレウム(霊廟)。何と上部は木造です。
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その脇の、14世紀に起源を持つ聖ニコラス教会。カナダでは賞の名前になる程有名なイラストレーター、アメリア・フランセス・ハワード=ギボンは、ここの墓地に眠っているそうです。
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城の南門です。現在の城の建物自体は、ほとんど18~19世紀に改築されたものですが、城内には11世紀のノルマン時代のモット(盛り土)と本丸も残っています。4月から10月は城内も公開されますが、入場料が一人22ポンドもします(庭だけだと13ポンド)。映画のロケも度々行われる庭園が中々見事らしいので、出来れば花の多い季節に訪れたいものです。
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城と大聖堂の次に目立つ建物で、遠目には教会かなと思いきや、タウン・ホール(町役場)でした。
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壁面に彫像が嵌め込まれています。
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単なる民家の玄関ドアなのですが、ハンドペイントされた物は珍しいかも知れません。しかも、かなり手馴れてスタイリッシュ。
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本当にこの日は、イギリスの冬では珍しい、一日中快晴のお出掛け日和でした。尚且つアランデルは、我が家からお手軽に観光気分を味わうのには持って来いの町です。





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by piyoyonyon | 2018-03-06 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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