タグ:ファッション・ドール ( 203 ) タグの人気記事

トルコ風キャベツのシチュー

実はキャベツは、私にとって最も好きな野菜の一つかも知れません。学生時代に一人暮らしをしていた際、非常に貧乏だったので、ほとんどの夕食は、キャベツの炒め物+ワカメの味噌汁、またはワカメの酢の物+キャベツの味噌汁のローテ―ションでしたが、全く飽きませんでした(爆)。月日は流れ、そんなド貧の学生時代を送った私が、イギリスで暮らすようになりました。ある日、料理家が旅先でグルメを堪能したり、御当地料理に挑戦する番組を見ていたら、トルコにキャベツ・シチューなる料理が在る事を知り、キャベツ好きとしては早速試してみたくなりました。
a0208783_6123072.jpg
名前は「カプスカ」と言い、ロシア語でずばりキャベツを意味します。スラブ語圏から伝わったからのようで、恐らく東&中欧一帯に、似たキャベツ料理が存在する物と思われます。そのTVシェフは、東欧やトルコと違って、イギリスにはキャベツを楽しむ料理がないと残念がっていました。全くその通りなのですが、キャベツに限らず、野菜料理全般に工夫が無くて退屈と言うか(ほとんど付け合わせかサラダしかない)、食文化自体がやっぱ駄目です、イギリスは。
a0208783_6124840.jpg
この料理の概要は、キャベツを挽肉入りトマト・ソースで煮込んだ物です。そう、キャベツがメインなのは確かだけど、ベジタリアン料理ではないのです。ボロネーズ(ミート)・ソースのような物の上に、キャベツのザク切りをドカッと乗せて蒸し煮します。分量は、挽肉トマト・ソース(パスタ・ソースとしてより塩分控え目)二人分に対し、キャベツ半個位かなあ。勿論、キャベツはあっと言う間に縮んで嵩が減ります。水分はキャベツから出る物だけで、水は一切加えません。キャベツが柔らかくなったら、コトコト煮詰めて水分を飛ばして出来上がり。
a0208783_6131612.jpg
しかしイスラム圏なので、挽肉はラムを使用します。トマトはサンドライ・トマトを使ったり、スパイスにパプリカやクミンを加えると、それらしさが増します。私は羊肉が苦手なので、ビーフを使用しました。テレビでは、紫玉ネギ入りの挽肉トマト・ソースに、白キャベツを使っていましたが、私は白玉ネギ+紫キャベツを使用しました。何故なら、紫玉ネギは白玉ネギより高かったけど、紫キャベツは白と同じ値段だったからです(けち~)。どちらにせよ、紫の野菜は甘味が強く、ポリフェノールも含まれています。また、ソースには、人参、マッシュルーム、オリーブを加えてみました。更に私の分にだけ、健康の為に豆類を加えてあります(P太は豆嫌い…)。
a0208783_138378.jpg
さて、イギリスで普通に売られているキャベツには、大きく分けて四種類あります。白キャベツ、紫キャベツ、タケノコ型キャベツ(スウィート・ハートと言う名で売られている)、そして縮緬キャベツです。因みにクリスマスの定番野菜の芽キャベツは、英語ではキャベツとは呼ばれません。単に「cabbage」と呼ばれ、一番基本となるのは白キャベツですが、非常に肉厚で、日本の一般的なキャベツとは質感が異なり、生食には全く向かず、炒めても余り柔らかくならず、主な用途は煮込みと漬物です。ドイツのザウワークラウトも、このキャベツを使っているようです。紫キャベツも、色が違うだけで、質感は白に似ています。この4種類の中で、日本の普通のキャベツに一番質感や味わいが近いのは、意外にもタケノコ・キャベツです。もしイギリスで、お好み焼きを作ったり、トンカツの付け合わせの千切りキャベツが必要な時は、タケノコ・キャベツを使って下さい。
a0208783_1383520.jpg
そしてこのキャベツのシチューには、やはり普通の日本のキャベツでは煮崩れて消えてしまうので、肉厚な煮込み用キャベツを使って欲しいと思います。紫キャベツでさえどうしても入手不可能な場合は、縮緬キャベツなら未だマシかも知れません。
a0208783_6134616.jpg
シチューと聞くと、日本では濃厚な具沢山の汁物を差しますが、本来は煮込み料理全般を意味します。キャベツの旨味が凝縮され、これは確かに美味しい食べ方です。何より、キャベツがちゃんと主役になっていて、大量に摂取出来ます。トルコでは、これは冬のお料理だそうです。これにピタ・パン&フムス、フェタ・チーズ入りのサラダを添えれば(私のはスロヴァキアのチーズだけど)、少しだけそれらしく雰囲気が盛り上がると思います。
 




[PR]
by piyoyonyon | 2018-12-16 15:30 | 飲み物・食べ物 | Comments(0)

生成りのツイードのハーフ・コート

a0208783_422423.jpg
momoko DOLL用に作ったセラドン・グリーンのコーデュロイのコートと同じ型紙で、今回はやっと裏地付きのコートを完成させました。「私でも出来た~」と、結構達成感がありました(普通の人は普通に出来るんでしょうけど)。
a0208783_4244988.jpg
コートの型紙はほぼ同じですが、前回の反省を踏まえて、中に袖付きの服も着られるよう、袖の幅のみ少し広げています。身頃は全く同じはずなのに、裏地と布の質感のせいで、前回のコートよりも一回り小さく見えます。実際今回のコートなら、22cmドールに着せても丁度良い大きさです。
a0208783_425916.jpg
表地に使用したのは、生成りのツイード。暖かそうで表情があって、冬のオーバー・コートにぴったりだと思いました。厚みの割には縫い易かったのですが、アイロンが全く利かない点は手古摺りました。そのせいで、襟は膨れ上がっているし(抑えミシンを掛けておくべきだった)、ポケットの形が全く形成できず、何だか凄く歪んだ物になってしまいました…。そして、無地でも十分雰囲気が出ると思っていたのに、意外と地味で、急遽包みボタンやポケットを加えました。
a0208783_4231770.jpg
裏地に使用したのは、襟とカフスに使用したのと同じ、細かい花柄のコットンです。毎度御馴染み、義妹から貰った端布で、アメリカ製のようです。こちらは一見地味でありふれた小花柄のようで、微妙に渋い色合いが品良く、しみじみ可愛い布だと思いました。この花柄に合わせて、コート自体はシンプルだけど、全体的には少し甘めのガーリーなコーディネイトを目指しました。
a0208783_4253373.jpg
一番苦戦したのが、またしてもコートの中の服! 身幅や丈のバランスは考慮し、またコートの袖の幅は予め広げたものの、中のワンピの袖を七分丈の少し膨らんだ袖にしたのが失敗でした。この七分袖が、中々コートの袖の中を通らず、結局作り直す羽目に。返ってインナーはフルの長袖のほうが、コートの袖の先から引っ張り出し易いのですが、最適なのはやはりノースリーブのようです。
a0208783_4255067.jpg
ハイウェスト切り替えのワンピの緑と茶系の生地も、確かアメリカ製です。本当はインナーのワンピは、単独でも十分可愛く見えるよう仕上げたかったのですが、襟を付けたり装飾を増やしても、コートを羽織る時に色々支障が出そうだったので、結局出来るだけシンプルにしました。
a0208783_4262157.jpg
ピンクのボアのミトン、バッグ、イヤー・マッフルは、子供向けのパーティー帽から作った物。これまた、ミトンもイヤー・マッフルもモモコには大き過ぎて、結構苦戦しました。頭のでかいシンディ人形なら、このイヤー・マフはぴったりかも。
a0208783_426473.jpg
と言う訳で、中々思い通りにはなりませんでしたが、出来の悪い子程何とかやらで、手作りの思い入れだけは詰まったコーディネイトです(苦笑)。
 




[PR]
by piyoyonyon | 2018-12-14 03:42 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

ティペットの威力

a0208783_18491997.jpg
momoko DOLL用にセラドン・グリーンのコーデュロイのコートを作った時、中に合わせて着るワンピースも一緒に作りました。しかし、コートの袖の幅の都合上、中の服に袖があると羽織れなくなる為、冬なのにノースリーブのワンピとなってしまいました。しかも素材はコットンで、全く冬らしくありません…。しかし、そんな夏っぽいワンピでも、たちまち冬のパーティー仕様になる(かも知れない)、お役立ちアイテムがあります。それがティペット。ファーやベルベットで出来た、言わば付け襟、またはネックウェアです。
a0208783_18494022.jpg
ファー(勿論フェイク)って言うか、私のは縫いぐるみ用のボアなんですけど(苦笑)、留め具をサテンのリボンにすると、少しはそれらしく見えるように思います。西洋では、夜のドレスは、基本的に肌の露出が多い物となっているようです。また、西洋のパーティー会場は、暖房が大抵ばっちり過ぎる程利いているので、冬でもノースリーブやチューブトップが全く可笑しくありません。ただしコットンは、やはり昼間向けのドレスの素材です。
a0208783_1850414.jpg
ベルベットでも、ティペットを作ってみました。ツルツル滑り易く、ファーより更に縫い辛かった…。透明+ラスターのシード・ビーズで、縁を装飾しています。
a0208783_18503195.jpg
サテンでも作ってみました。銀色のシード・ビーズで、刺繍っぽく入れています。
a0208783_18505038.jpg
私も結構ティペット類は持っていますが、ここ数年は余り活用していないなあ。首回りも暖かくなる事だし、今年はもっと利用しようと思います。
 



[PR]
by piyoyonyon | 2018-12-08 15:28 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

花柄コーデュロイのオーバー・コート

a0208783_04374.jpg
今まで姉のmomoko DOLL用に、春・夏・秋服なら送りましたが、冬服が決定的に不足していました。そこで、姉のモモコ達も寒かろうと(んな訳ない)、アウター類を幾つか作って送る事にしました。まず最初に作ったのが、このセラドン・グリーンのコーデュロイのハーフ・コート。使用した生地は、以前リカちゃん用にコートを作ったのと同じ、元は私のシャツ型ワンピです。紺色のレースのアクセントも、前回と同じです。
a0208783_18254611.jpg
自分のワンピとしては地味ッ過ぎて処分しちゃった訳ですけど、1/6人形にも合う花柄の細かさ、薄さ、扱い易さで、ドール服作りには大いに役に立っています。コーデュロイって、厚みの割に縫い易いし、アイロンも結構利きます。それに、コーデュロイにこんな細かい均等な散らし柄は、結構珍しいかも知れません。本当は、裏地付きに初挑戦するつもりでしたが、見事失敗・挫折しました~。襟の裏地がピンクなのは、全ての裏地をもピンクにする予定だった名残りです(苦笑)。
a0208783_18441025.jpg
型紙は、本に掲載されていた22cm人形用のコートの身頃はほぼそのままに、袖丈だけ2cm長くしています。アウターは身頃がたっぷり目な事が多いので、例え22cm用のパターンでも、概ね27cmの細身のモモコには大丈夫みたいです。返ってリカちゃんやブライスには、実際仕上がったコートを着せてみて、裏地がないせいか、ちと大き過ぎる感がありました。
a0208783_1825273.jpg
しかし袖の幅も、22cm用の型紙のそのままだった為、中に袖付きの服を着るのは不可能になってしまいました。既成の人形のデフォルト服でも、アウターの中には、ノースリーブを着せてある事が多いと思います。人形のアウターに合わせるインナーって、意外と本当に難しい! 着用可能かどうかだけでなく、色や柄、丈や幅とかのバランスが、既存の服ではどれも微妙に合わず、結局このコート用に、新たに中のドレスを考えねばならなくなりました。
a0208783_18235150.jpg
キャップは、リカちゃん同様にベレー帽が似合うかなとも思いましたが、防空頭巾のような物にしてみました。こう言う耳元まで覆うタイプは、人間用でも防寒ばっちりです。
a0208783_18232374.jpg
実際に売られている人間用の冬のコートって、只でさえ暗く景色が寂しい季節なのに、黒とかグレイ、ネイビー、茶、キャメル、カーキなど地味で暗い色がメインで、つくづくつまらねーなと思っていました。しかし、他の衣類と比べて高価な、収納も嵩張るコート類は、普通はそう何着も持てる物ではないし、少しのアウターで色んな服に着回せる事を考えると、そう言う無難な色で無地で形もスタンダードなデザインが、結局一番と言う事になるのかも知れません。



・ 
[PR]
by piyoyonyon | 2018-12-07 15:20 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

青い鳥を探して

a0208783_152275.jpg
このチルチル・ミチルかヘンゼルとグレーテルみたいな衣装は、もうかれこれ20年以上昔に作った物なんです。なので、部分的にはシミが付いたりしています。ボトム以外はフェルトで、しかも袖付けもしない身頃と一体化させていると言う手抜き具合。その割には、目差した草花に馴染みそうな童話的な雰囲気は、一応出せたと結構自己満足しています(目標低い。笑)。
a0208783_1201534.jpg
モデル・ドールは、ジェニーの友達人形のキサラとリエで、どちらも初版廉価品です。キサラは、箱入り中古を知人から定価で売って貰った記憶があります。余程ジェニーが好きで詳しい人じゃない限り、友達人形はどれが誰か、ほとんど区別が付かないと思いますが、この二人は本当に良く似ています。と言うか、ほぼ同じです! フェイス・プリントの違いは、眉が吊り上がっているか否かだけのようです。巷では、勝気なキサラに対し、困り顔のリエと呼ばれているそうです。
a0208783_164997.jpg
こっちがキサラ。ジェニー・フレンドでは珍しく(それとも唯一?)、「大徳寺貴更」と言う漢字付きフルネームが存在します。こんな体の線の全く出ないダップリした衣装を着せているので、男の子にしか見えませんが、実はれっきとした女の子です。少女人形でショート・カットな上、日本人らしいあっさりした顔立ちと、いかにも意思の強そうな瞳を持ち、実際ボーイッシュでチャキチャキの江戸っ子と言うキャラクター設定のキサラは、当時の着せ替え人形としては結構画期的だったようです。今気付きましたが、元々指に赤いマニキュアがしてある仕様です。
a0208783_175121.jpg
こちらがリエ。その髪型の通り、当初「ボブガール・リエ」と言う商品名で販売されていました。何だか前髪だけ、以前より短くなったような…。彼女のデフォルト服は、デニムやダンガリー等のナチュラルさを意識した物が多く、実際ナチュラル・ファッションがこの上なく似合う人形なので、ジェニー・フレンドの中でも一番位のお気に入りモデルでした。私の中では、勝手にキサラの従妹と言う設定にしています。多分リエの名前は、当時ふんどし姿やヌード写真集で一世風靡した、女優の宮沢りえから付けられたのだと思います。今確認したら、日光の全く当たらない場所に保管していたのにも関わらず、足が変色している(涙)のに気付きました。
a0208783_182989.jpg
これらの服を見るにつけても、自分の好みは本当に変わってねえなと実感します(笑)。リエのジャケットのボタンは、本革をパンチ穴で刳り貫いて縫い付けてあります。
a0208783_1243999.jpg
ジェニー及びその友達人形には、垂れ目の甘ったるい顔立ちか、睫毛いっぱいのゴージャス系が多いのですが、この二人はアイプリも雰囲気もちょっと異質で、リアル・クロージングも似合いそうで今でも気に入っています。ただ、どちらも肌の色の相当濃いのが気になります。日焼けした健康的なイメージを狙ったのかも知れないし、白人と言う設定のジェニーと差別化する為だったんでしょうけど、日本人としてもこれはかなり色黒ですよ。もっとも、今ならリカちゃんのお城で、色白や金髪やロングヘア等の様々なバージョンのキサラとリエが販売されているようです。
a0208783_13597.jpg
気に入っていると言う割に、今まで全然登場させていなかったので、これからはもっと積極的にモデルとして利用しなくてはと思います。



・  
[PR]
by piyoyonyon | 2018-11-30 15:31 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

マッシュルーム・ハンター

a0208783_622234.jpg
以前リカちゃん人形用にフード・ワンピースを作った、キノコ柄のベビー服の古着で、momoko DOLL用にパーカーを作ってみました。テーマは、やっぱり「キノコ狩り」。
a0208783_6163471.jpg
今年のキノコは豊作。今日の収穫はレア物。 
キノコを求めて秋の野山を駆け巡る、
スーパー・アウトドアタイプのmomoko ドールです。

…って、単なる田舎者じゃないですか(笑)。しかも収穫は、毒キノコばっかだし。調理以外のキノコ・モチーフって、見事に毒キノコしか存在しないんですよねえ。
a0208783_6222967.jpg
このキノコ柄のパーカーは、「今日から始めるドール服」のガウンのパターンを利用しています。サルエル・パンツのような裾絞りパンツも、同書のワイドパンツの型紙を元に改造しています。サルエル・パンツをイギリスで全く見掛けない為(※イスラム教徒が着ている本家本元以外)、実はどう言うアイテムなのか良く分かっていません(笑)。
a0208783_6173895.jpg
作っている内に気付いてはいたのですけど、やはり袖が長過ぎました。古着の端処理済みの裾をそのまま利用して、縫い代分を差し引かなかったせいです。
a0208783_6184912.jpg
昔、イギリス人は山菜や木の実、キノコ等の野生の食べ物に全く興味がなく、フンギ・ポルチーニなんか其処等辺に生え放題&採り放題と聞いていました。そんなイギリスでも、最近はキノコの乱獲が問題になっている程です。レストラン等で高級食材として買い取るので、プロのマッシュルーム・ハンターが採り尽くしてしまう為と、どうやらキノコ好きの移民が急増したからのようです。
  




[PR]
by piyoyonyon | 2018-11-23 15:32 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

カナル・ボート・スタイルのミニチュアのテーブル

トールペイントは、世界中で親しまれているフォーク・アートです。しかし、一言でトールペイントと言っても、アメリカン・カントリー、ロシアのジョストボホフロマ、オランダのアッセンデルフトやヒンダローペン、ドイツのバウレルンマーレライ、ノルウェーのローズマリング(ローセ・マリン)等、国や地域に寄ってそれぞれ特色があり異なります。そして、「フォークロアの砂漠地帯」イングランドにも、実は伝統的なトールペイントが存在するんです。
a0208783_4421635.jpg
元々は運河や川で利用される細長い舟を装飾する為に生まれた技法なので、「canal boat style カナル・ボート様式」、または「narrow boat style ナロウ・ボート様式」と呼ばれます。舟本体をも装飾しますが、其処で使われる家具やブリキ等の器具にも施されます。特徴としては、地色は赤や緑や黒が多く、描かれるモチーフは黄色、赤、白のバラと、城の風景画が圧倒的に多く、ストロークは力強く大胆で、全体の色彩はかなり鮮やか。どちらかと言えば男性的(しかも赤ら顔のおっさんのイメージ)で、垢抜けない土着的な雰囲気です。イングランドの貴重なフォーク・アートな訳ですが、他の国のトールペイントと違って、現在一般の主婦から趣味として楽しまれていると言うのを、今まで聞いた事も見た事もなく…、もしかしたらイングランド国内でも、最早余り知られていないのかも知れません。あくまでナロウ・ボートの為の装飾技法、後はせいぜい古い物が、ガーデニング・グッズ等として再利用されるだけのようです。
a0208783_6152245.jpg
そんな私には余り縁のなかったカナル・ボート・スタイルのトールペイントですが、この度フリマでミニチュアのテーブルに出会い、ファッション・ドールに使えそうと思い買ってみました。
a0208783_4423640.jpg
そもそもこのスタイルって、色合いがケバくて大味で、余り好みではなかったのですが、このボリュームなら悪くないかもと思いました。
a0208783_510813.jpg
一緒に撮影したミニチュアの椅子は、以前フリマで手に入れた、多分中南米とかの民芸品です。国は全く違うのに、フォークロア同士は意外と馴染む物だと思いました。
a0208783_4492542.jpg
昔の農家の娘さん風ドレスは、昨日御紹介のマザー・グースの絵本の挿絵を参考に作りました。花柄の身頃にストライプのスカートを合わせるのがミソだと思っていたのですが、この化繊地しか丁度良い幅のストライプの布がなく、張りがあり過ぎて手古摺りました。
a0208783_450297.jpg
後姿は、こんな感じ。こう言うナイト・キャップのようなタイプを作るのは初めてでしたが、結構楽しいアイテムですね。これを被ると、たちまちカントリー・スタイルらしく見えます。
a0208783_451285.jpg
イギリスだとジョージアン期、フランスだと革命時頃の平民の衣装ってイメージです。




[PR]
by piyoyonyon | 2018-11-16 15:30 | おもちゃ・人形 | Comments(2)

「オレンジショコラ」モモコ・ドール

a0208783_1443629.jpg
毎晩のようにオンライン・ショッピングしている姉に、「もしネット・フリマで、momoko DOLLの『オレンジショコラ』が売られていたら、裸状態でも良いから買っておいて~」と頼んだら、ラクマで出物を見付けてくれました。「オレンジショコラ」は人気が高いので、普通はかなり高額ですが、これはマッパだとしても相当お買い得でした。
a0208783_4301061.jpg
名前の通り、少し赤み掛かったチョコレート色の髪に、甘いオレンジ系のメイクをしています。瞳は、まっすぐ正面向きの深いグリーン。実は、眉毛もグリーンでちと驚きました。それと、ネットの写真で見るより、実物はチークが濃いなと思いました。
a0208783_1474420.jpg
髪型は、セキグチのモモコの公式サイトでは、前髪が少しだけセンター・パートで、裾が結構複雑にカール掛かったボブに見えましたが、これは単なる裾が膨らんだ普通の内巻き気味ボブ…ですね。前髪は思ったより重めで、どうやってもセンター・パートにはなりそうもありません。
a0208783_144294.jpg
彼女のデフォルト服も抜群に可愛いかったのですが、あんな凝った服は当然自分では作れません。しかし、せめて最初は名前通り、同じ茶系の服を作って着せてみる事にしました。
a0208783_4303524.jpg
デフォルトは、胸元にタックの沢山入った裾広がりのスモック風のトップ、複雑なパターンのスカートでした。茶色無地に白いレースのアクセント、ツーピースと言う所だけは真似ています。
a0208783_1463335.jpg
私好みのガ―リー、ナチュラル、ロマンティック・テイストは勿論、すっきりモードな服装や和服も似合いそうで、モデルさんとして大活躍すること間違いナシです。こんな可愛い子を、買っておいてくれた姉に感謝。勿論、お金は帰国時に払う事になっています~。
 




[PR]
by piyoyonyon | 2018-11-09 15:32 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

「エンチャンテッド・イブニング」バービー人形

a0208783_5185026.jpg
初代ビンテージ・タイプのバービー人形(勿論リプロダクションですが)を、モデルに迎えたいと長年思っていて、一度はアメリカからマッパ人形を仕入れようかと考えていました。しかし、それをする位なら、手元にあるリプロの初代バービーを利用して、文字通り一肌脱いで貰おう(笑)と思いました。この人形は、元々は1960~63年に発表された「Enchated Evening エンチャンテッド・イブニング」のリプロ物で、バービー誕生35周年を記念して、翌年の1996年に再販されました。
a0208783_5365533.jpg
この恰好が好きで買ったのだし、着替えるのも面倒そうなので、一生この服装のまま飾って置くつもりでしたが…、久々にディスプレイ・ケースから取り出して見たら、ドレスに水シミが沢山付いた(涙)と言うのも、着替えさせる事にした理由です。例え箱入り未開封のまま、直射日光の全く当たらない場所に保管していても、ファッション・ドールは経年で劣化します。
a0208783_519507.jpg
ドレスは、この後に手洗いするつもりですが、もう元には戻らないかも知れません。ネックレスなんて、首を外さない限り取れない仕組みだし。ファッション・ドールとは言え、元々大人のコレクション用として販売された仕様なので、着せ替えする事は余り考慮されなかったようです。それで、着替えさせる前に、デフォルトの服装のままで撮影する事にします。
a0208783_53445.jpg
この衣装は、ビンテージ・バービーのイブニング・ドレスの中でも最も優雅で人気が高いと言われ、陶磁器製の人形版も発売された事がある程です。1963年頃までのバービーのアウトフィットは、ジヴァンシーやディオール、サンローラン、バレンシアガ等、パリのオート・クチュールの影響を強く受けていると言われています。この絶妙なバランスのドレープやトレーンが特徴的なドレスは、バレンシアガに寄ってデザインされたとも、カスティヨの影響を受けたとも、またはグレース・ケリーをモデルにしているとも言われています。純白のファー・ケープは、オリジナルではウサギの毛皮だったそうです。パールのイヤリングも、元はもっと凝ったデザインでした。
a0208783_520498.jpg
つんとした高飛車で不機嫌そうな顔立ちで、日本の子供達には全く取っつきにくい初代バービーですが、大人のコレクター達からは、媚びない孤高の美しさが、今でも根強い支持を得ています。こんな格好をすると、クール・ビューティが一層引き立ちます。特に、当時の廉価品として出回っていたバービーは、やたら地黒の肌に垢抜けない頭悪そうな笑顔で、服装も酷い安っぽい物だった時代なので、ビンテージ(タイプ)バービーの品の良さやお洒落さは際立ちました。
a0208783_5234271.jpg
髪型は、初代バービーの中でもアイコン的なポニー・テイルです。この髪型&ドレスで、ブルネット・バージョンも販売されていましたが、淡い髪色のほうが、ドレスのサテンの淡いピンクに似合うと思い、こちらのプラチナ・ブロンドを選びました。
a0208783_5201442.jpg
顔立ちは、本物のビンテージより、リプロのほうが優し気な気がします。瞳の色に、青が使われている為のようです(オリジナルは単なる白目だった)。少し伏目勝ちな角度だと、一層エレガントに見えます。どちらにせよ、さすがに50‘sファッションが、この上なく似合う人形だと思います。





[PR]
by piyoyonyon | 2018-11-02 15:27 | おもちゃ・人形 | Comments(0)

ハッピー・ハロウィーン!

a0208783_119298.jpg
イギリスやアメリカで体験した事のある人なら、大抵同意して下さると思いますが、本場のハロウィーンって、半端なくグロいアイテムが多く、更に子供が(大人も)羽目を外して反社会的行動に走る事も珍しくないので、余り嬉しいお祭りじゃないんです。日本のように、バリエーションに富んだ仮装が楽しく、かぼちゃ提灯やお化けや黒猫モチーフが可愛く、それを模った創意工夫溢れるお菓子も可愛く美味しいハロウィーンのほうが、余程良いのにと羨ましく思います。私にとって、そんな全くお祭り気分になれないハロウィーンですが、せめてドール服で楽しもうと思いました。
a0208783_1192669.jpg
女の子のハロウィーンのコスプレなら、ドール服でもイギリスでも、やはりキュート・タイプの魔女が定番ですが、もう出尽くした気もするので、今回は「普通の服装にちょいハロウィーン感をプラス」で、「手っ取り早く」(熱意も薄いしw)を目指しました。
a0208783_1195277.jpg
更に、可愛いハロウィーン・プリントの生地も手に入らないイギリスだから、単に黒地のスカートに蜘蛛の巣模様を刺繍して間に合わせました。
a0208783_1225789.jpg
本当は、「Happy Halloween」の文字も刺繍してあるんですけど、思った通り、ギャザーで隠れて良く見えませんね~(苦笑)。もっと裾近くに刺繍すべきだったと反省。
a0208783_1203274.jpg
しかし、こんな格好なら(頭の魔女帽除く)、「トリック・オア・トリート」でなくても、一応この時期は街の中を歩けそうです。
  




[PR]
by piyoyonyon | 2018-10-26 15:28 | おもちゃ・人形 | Comments(2)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


by piyoyonyon

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

お知らせ

手帳一冊目(2014年7月までのブログ)はこちら

日々のつぶやきブログはこちら

コメント欄を承認制にしています。

Copyright
©2007-2018
Der Liebling
All Rights Reserved.

ブログジャンル

海外生活
雑貨

カテゴリ

全体
ごあいさつ&お知らせ
おもちゃ・人形
アクセサリー
テーブル&キッチンウェア
ファブリック
インテリア・デコレーション
箱・缶・入れ物
ファッション・コスメ
バッグ・靴・帽子
手芸用品
本・メディア
ステーショナリー・グラフィック
飲み物・食べ物
旅行・お散歩
ガーデニング・植物
動物
その他
イギリス生活・文化

タグ

(213)
(203)
(166)
(161)
(159)
(154)
(131)
(91)
(88)
(87)
(85)
(81)
(76)
(71)
(71)
(69)
(66)
(62)
(57)
(57)

以前の記事

2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月

最新の記事

トルコ風キャベツのシチュー
at 2018-12-16 15:30
ミニ・ストッキングのクリスマ..
at 2018-12-15 15:31
生成りのツイードのハーフ・コート
at 2018-12-14 03:42
昔のクリスマスのギフト・ボックス
at 2018-12-13 15:27
再びウェスタ―ハムのアンティ..
at 2018-12-12 15:33

記事ランキング

検索

最新のコメント

はっちさん、こんにちは!..
by piyoyonyon at 06:17
 ぴよよんさん、こんにち..
by はっち at 23:37
みりんさん、確かにマザー..
by piyoyonyon at 06:23
Monucaさん、ミニ..
by piyoyonyon at 06:13
可愛い本ですね!日本語訳..
by みりん at 16:21
テーブルかわいい! 深..
by Monuca at 18:58
Monucaさん、はじめ..
by piyoyonyon at 06:56
初めまして、Monuca..
by Monuca at 22:07
はっちさん、私も「何でハ..
by piyoyonyon at 04:28
 ハッピーハロウィン! ..
by はっち at 16:39

画像一覧

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。