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秋のナイマンズ庭園

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9月末のとある週末、土日共にひどい暴風雨で、フリマにすら出掛けられませんでした。おまけに私は風邪で具合が悪く、更にタラちゃんも何故か朝から食欲と元気がなく、気を揉んで一層落ち込みました(…夕方には暴れ猫に戻ったけど)。ところが翌日の月曜は、台風一過のような快晴。折しもP太は大掛かりな歯の治療の為に一日有休を取っており、しかし思いの外治療は午前中で終了しました。そこで、午後から太陽を浴びに、何処かに出掛けようと言う事になりました。これからの季節、晴れた日が貴重になるイギリスでは、ビタミンD不足で免疫力が落ち勝ちです。まして風邪っぴきとあらば、日光は益々必要です。未だ熱っぽい状態でしたが、うちからサクッと手軽に行ける、ナショナルトラストの「Nymans ナイマンズ庭園」に行く事にしました。
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普通イギリスの庭園のハイライトは6~7月ですが、ここナイマンズの見頃は、廃墟の屋敷を伝う藤の開花時期の5月、または8月と丁度今の秋かも知れません。
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バラ園を囲む生垣の外側には、沢山の種類のセージが植えられています。
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古本屋になっている小屋の側で、サビ猫ちゃんに遭遇。初対面の人間を全く恐れもしませんが、好きにさせてくれと言う感じで、特にフレンドリーでもありません(笑)。この猫ちゃんには悪いけど、やっぱりポコちゃんって、破格に可愛いサビ猫だったと改めて思います。ナイマンズでは、何匹か猫を飼っているようで(または勝手に居付いている)、時々出会います。
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我が家の庭のバラが結構咲いているので、ここのバラ園も…と思いきや、寂しい~状態でした。
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ちらほらとしか咲いておらず、正に「The Last Rose of Summer」と言う感じ。ただし蕾は結構付いてるので、これからもっと咲くのかも知れません。
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唯一、この小型のバラ「The Fairy」のみが、花束のように花を沢山付けていました。
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この時9月末ですが、既に紅葉が始まっていました。イギリスで最も早く紅葉が始まるのは、この街路樹として御馴染みの西洋栃の木(ホース・チェスナット、またはマロニエ)です。実生は栗にそっくりですが、食用には向かず、子供の遊具位にしか役に立ちません。
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そして、秋のナイマンズの最大の見所は、このウォルド・ガーデン内のボーダー花壇。
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これを見る為にも、秋のナイマンズへ来る価値はあります。
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この日は平日だった訳ですが、この場所は大人気で、人を避けて撮影するのは結構大変でした。
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このボーダーは、見頃は夏と秋で、主に一年草や非耐寒性の花盛りの植物が、毎年緻密に植栽されます。春とバラの季節(初夏)は、何故か何も植えられていない寂しい状態です。
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そしてこのボーダーの、秋の主役はダリア。日本では盛夏の花のイメージですが、イギリスでは秋も咲き続けます。
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毎度思いますが、紫蘇の葉を花壇に使うって所が、日本人にとっては斬新ですね…。
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アスターは一つ一つは地味な花だけど、群生すると見事。
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噴水を挟んで、更にもう一組両脇にボーダー花壇が続きます。
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この花びらのそれぞれがラッパ型になったコスモスは、実物は初めて目にしました。
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半廃墟のお屋敷に到着。風邪で喉が傷むので、空気の悪い街を避けて外出しましたが、この館の煙突から大量の暖炉の煙が出ており、返ってイギリスは田舎のほうが煙い事を改めて痛感しました。
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屋敷の前の、石製プランターに植えられていた花。ペンステモンなのか金魚草なのか突き止められませんでしたが、シックな色合いが素敵だと思いました。
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屋敷の脇の数年前に作られたノット・ガーデンでは、背の高い銀葉のセージが、濃い緑色のイチイの生垣に映えます。
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本当に、心地良い程の快晴です。
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ロック・ガーデンは、こんな状態。このナイマンズ、私が初めて訪れた時よりも、どんどん庭が充実して来ています。
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黄花コスモスかビデンスの群生。
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エーデルワイスか父子草のようなキク科の花の群生。どんな花も群生させると見栄えがしますが、それにはスペースが十分ないとね…。
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ロッギアの前のサンク・ガーデンでは、この時期フェンネル(?)やアガパンサス、ネリネ、ガウラ、そして控え目な色合いの小ぶりなヒマワリが植えられて、野趣溢れる雰囲気でした。
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日本では白蝶草と呼ばれるガウラ。
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この日は見晴らしも良く、ヴィクトリア時代のレンガ造りの鉄道橋も、はっきり見えました。
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森の中には、種類に寄っては紅葉のかなり進んだ木もありました。
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結局閉園ギリギリまで滞在し、夕方にはかなり肌寒くなりましたが、美しい花と天気を堪能して満足でした。しかし、その後も風邪は一向に良くならず、ついに医者に行ったら、実は風邪ではなく「マイコプラズマ肺炎」と判明!! 延々と一ヵ月以上、しつこい咳に苦しめられましたよ~(涙)。
  



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by piyoyonyon | 2018-10-29 15:30 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

イングリッシュ・ローズのハンド・ローション

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デヴィッド・オースティンのバラ園では、義母はショップでの買い物を楽しみにしていました。ここではバラの苗木だけでなく、ガーデニング用品、書籍、ティー・ルームでも使用されているイングリッシュ・ローズ柄のオリジナル食器、またイングリッシュ・ローズの香りのオリジナル・トイレタリー用品等も販売されています。そのトイレタリーの中のハンド・ソープとハンド・ローションは、バラ園のトイレにも備え付けてあり、ウットリ感動する程の香りの良さ! …実に効果的なデモンストレーションをしていると思います。でも、消耗品なのに250mlで14ポンドと値段は高く、正直私には高値の花でした。ところが義母は、今回もお土産用にハンド・ソープとハンド・ローションを幾つか買って、そのローションを太っ腹にも私にプレゼントしてくれたのです。
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ローズ・ウォーターとローズ・オイルを配合しており、使い心地はベタ付かずサッパリ目。冬よりは夏向きだと思います。イングランド製です。
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使うのが勿体ないけど、かと言っていつまでも保存出来る物ではないので、無駄にしないよう使い切ろうと思います。使用すると、手だけでなく、バスルーム全体がバラの香りに包まれます。




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by piyoyonyon | 2018-07-14 15:32 | ファッション・コスメ | Comments(0)

薔薇天国、デヴィッド・オースティン・ローズ・ガーデン 3

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先にティー・ルームでクリーム・ティー、ショップで苗木の買い物を済ませ、再びバラ園に戻り、残り時間を閉園ギリギリまで鑑賞して過ごす…、この義母の提案は大正解でした。だって、あれ程多かった訪問者が、もうすっかり居ません(笑)。ほとんどバラ園独り占め状態。
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このバラ園で私の一番のお気に入りの、「ライオン・ガーデン」と呼ばれる宿根草との混採(ミックス・ボーダー)庭園に入ります。
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自分の庭も、一応バラ中心の宿根草混採花壇なので、ここでは学ぶべき事が沢山あります。
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ところがこの季節は、バラの数が多過ぎて宿根草の姿が見えず、余りミックス・ボーダーになっていないような…。
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やっとまず目に入って来た宿根草は、このスタンダードのバラの下のネペタ。
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青はバラにない花色なので、やはりバラに映えます。
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ここで一番目立っていた宿根草は、右奥の背の高い青いデルフィニウム、それと手前の一際目を引く、蛍光色みたいな青紫の花は、アニス・ヒソップでしょうか?
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白いデルフィニウムも、バラとの相性抜群。白は万能色なので、大抵の花や花壇に合い、特に日陰を明るく見せる効果があります。
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朱赤はイングリッシュ・ローズには馴染みにくい色だと思っていましたが、このヤロウ(ノコギリ草)は小花で野趣溢れる雰囲気なので大丈夫。
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本来のオールド・ローズなら、クリムゾン~ピンク~白の、大体こんな色合いです。
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イングリッシュ・ローズには、それに黄色やオレンジ系が加わります。しかし、イングリッシュ・ローズの花色には透明感がある為、どの色のバラを組み合わせても驚く程調和します。
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ここには、イングリッシュ・ローズ以外のバラも植えられています。これは、日本でも御馴染みのシュラブ・ローズ「バレリーナ」。
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でも、ハイブリット・ティーやフロリバンダなど、モダン・ブッシュ系のバラは、このバラ園では一切見当たりません(D.A.社でも苗を販売はしてますが)。それらにはかなり強い色味のバラがあるので、加わるとバランスを取るのが難しい為かも知れません。
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所々、円錐の頂点を少し削ぎ落としたような形の、深い緑色のトピアリーが頭を出し、アクセントになっています。
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は~、脳内お花畑って、こう言う光景の事を言うんでしょうか(笑)。
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次に、「ルネッサンス・ガーデン」にやって来ました。
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柘植のガーデン・エッジで仕切られた花壇にバラのみが植えられた、上から眺めると線対称のフォーマル・ガーデンです。中央奥の横長の東屋は、「loggia ロッギア」と呼ばれます。
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普段フォーマル・ガーデンには惹かれない私ですが、ここのは、イングリッシュ・ローズの魅力で別物に見えます。
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こちらは「パーゴラ」と呼ばれる、言わば蔓バラの見本帳です。一季咲きのランブラー・ローズが多いからか、秋には寂しい状態だったここも、初夏にはこの通り。
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これは「フィリス・バイド」かな。見事な花付きな上、一つの種類で白にピンク、クリームの花色が混じって、見事な景観を作っています。
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さすがに暗くなって来ました。この時期のイギリスは、日没は9時頃なのですが、この日は夕方に向かって雲が多くなって来たせいかも知れません。
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本当に、係員の人が「もう閉園ですよ~」と呼びに来るまで、バラ園を楽しみました。他にも5、6組は残っていたかな。念願通り最盛期の沢山のバラをたっぷり鑑賞し、これでもう思い残す事はないと思いきや、日本の桜の花見と同じで、何度でも毎年でも見に来たくなるぅぅぅと感じました。





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by piyoyonyon | 2018-07-12 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

薔薇天国、デヴィッド・オースティン・ローズ・ガーデン 2

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実は前回デヴィッド・オースティン社のバラ園を訪問した際、この「ヴィクトリアン・ガーデン」を見落としてしまっていた事に、帰宅してから気付きました。他だけで十分充実していて満足しちゃった為、更に、ここは「ロング・ガーデン」の一箇所からしか通じていないので、つい入る機会を失ってしまったようです(苦笑)。
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なので、義母にとってはこの部分に入るのは初めて。
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ここは、レンガの壁で囲まれたウォルド・ガーデンで、柘植の低い生垣で仕切られた花壇の中に、イングリッシュ・ローズだけが植えられた、ヴィクトリア時代風のフォーマル・ガーデンです。
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イングリッシュ・ローズだけと言っても、花色に富み、壁やアーチに蔓バラを這わせたりと高さにも変化を付けて、全く飽きさせません。
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所々に石の彫像が配置されていますが、初代デヴィッド・オースティン氏の今は亡き奥方で、彫刻家だったパット・オースティンに寄る物。
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手前の赤紫は「ムンステッド・ウッド」、後ろのピンクは「ハイド・ホール」。
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「ロアルド・ダール」が、ここでも目立って美しさを発揮しています。
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「サー・ジョン・ベッジャマン」の甘い花色は、やはり何度見ても目を引かれます。
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「ザ・ラーク・アセンディング」の透明感のある美しさには、義母も魅了され欲しくなりました。「でもトゲ多いよ」と私が言うと、あっさり諦めましたが。
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今年のD.A.のカタログでは、この「モーニング・ミスト」に、再び結構脚光が当てられています。
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この非常に繊細で儚げな花色のバラには、義母も私も強く惹かれましたが、何故か植物札を見付ける事が出来ませんでした。「ジェントル・ハーマイオニー」でしょうか??
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こんな黄色のシングル咲きのイングリッシュ・ローズは、今まで見た憶えないと思ったら、今年発表されたばかりの新種です。「トッタリング・バイ・ジェントリー」と」言い、カントリー雑誌に長年連載されている漫画のタイトルから名付けられたそうです。最初の花期が既に終わりつつあるようですが、新種の育った株の状態を確認出来るのは、このバラ園ならでは。
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この辺りで丁度3時半位の時間でしたが、義母が「先にお茶の時間と買い物を済ませてから、またバラ園をじっくり見に来ましょうよ」と熱心に提案しました。
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ティー・ルームのラスト・オーダーは4時半まで、閉園は5時です。バラ園の規模はそれ程大きくありませんが、足が不自由と言うだけでなく、写真の撮影に時間が掛かり過ぎ、歩みの非常にノロい私達一行。これではお茶の時間を逃すかも知れないので、義母の案に乗る事にしました。
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ティー・ルームで注文したのは、またしてもクリーム・ティー。朝御飯が大量だったので、それまで全く空腹を覚えず、昼食を食べていなかったんです。
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三人ともイギリスの甘過ぎるケーキは苦手なので、自分で甘さを調節出来るクリーム・ティーは安全圏です。スコーンもクロテッド・クリームもジャムの良質で、今回も美味しく頂きました。紅茶やコーヒーに付いて来る、ショート・ブレッドのような自家製クッキーも美味。でもやっぱりいつかはここで、アフタヌーン・ティーを試してみたいなあ。
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ショップは、昨年の秋に訪れた時から、結構変更・改造されていました。今までトイレだった建物は取り去られ、苗木の売り場が拡大されていました。トイレはティー・ルームに寄り近い新しい建物に入り、またバラ園右手(南側)にも、もう一つ飲食スペースが設けられていました。
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クリーム・ティーを楽しんだ後は、さあバラの苗木を買うぞ~と意気込んだものの、私のお目当ての品種が見付からない! ぐるぐる売り場全体を回って、最後に一つだけ残っているのを見付け出し、ホッと安堵しました。わざわざここまで来て買えないなんて…と焦ったので、義母の提案通り、閉園間際の買い物じゃなくて良かったと、つくづく思いました。




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by piyoyonyon | 2018-07-11 15:29 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

薔薇天国、デヴィッド・オースティン・ローズ・ガーデン 1

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P太と義母とのシュロプシャー小旅行で、アーツ&クラフツ尽くしの館Whightwick Manor ワイトウィック・マナーを去り、いよいよ最後で最大の目的地、バラの育種会社デヴィッド・オースティン社の私設バラ園へやって来ました。車のドアを開けた途端、濃厚なバラの香りに包まれます。
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それもそのはず、ショップとティー・ルーム前の花壇でさえ、このバラの数です。
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しかし覚悟はしていた事ですが、バラがこれだけ見頃と言う事は、訪問者もまた多いと言う事。平日とは言え、駐車場は予備まで使用する程で、秋の訪問時とは比べ物にならない訪問者の数でした。これでも出来るだけ人を避けて撮影していますが、去るのを待つのは時間が掛かるし中々大変!
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まずは、主に平行に並んだ長い三列の通路に沿って、バラだけが直線のボーダー状に植えられた「ロング・ガーデン」を歩きます。中央の通路の両脇は、イングリッシュ・ローズのみ。
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ボーダーは、色合いがグラデーションになるよう、植えられています。
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うーむ、本当に凄いバラの数です。最早バラの洪水。
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イギリス中にバラ園は数多くあれど、これ程バラの数が多いのは、ここが一番、いえ、世界中を見渡しても一番じゃないでしょうか。
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王立バラ協会のバラ園も物凄いバラの数ですが、こちらは面積的には余り広くない分バラが集中していて、「バラ密度」が非常に高いように感じます。
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また、イングリッシュ・ローズ自体の本来の花数の多さや、念入りな世話に寄る花付き良さも、大きく関係しているはずです。
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今思うと、6年前にここを訪れた時は、秋にしては花が多めで驚きましたが、昨年の秋はそれより花が少なかったし、どちらにせよ、やはり初夏の花数は、秋とは比べ物になりません。
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英国式庭園に、イチイの生垣と柘植の低い生垣(ガーデン・エッジ)は付き物ですが、どちらも深い緑色で、花色を映えさせる抜群の役割の果たすと、改めて気付きました。
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バラの花の美しさだけでなく、毎回ここのバラの葉の美しさ・健康状態の良さには驚かされますが、どうやら徹底した薬剤消毒が秘訣のようです。ナイマンズのバラ園では、薬剤に頼らないオーガニック栽培だそうですが、やはりそれだけでは葉の病気は塞ぎ切れません。
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両脇の通路沿いは、オールド・ローズを始め、イングリッシュ・ローズ以外のシュラブ・ローズも多数植えられています。
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オールド・ローズは一季咲きが多いので、秋にここを訪れると、寂しい状態の箇所も多いのですが、さすがにこの時期は、この通り何処も花盛り沢山。
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「レッド・ブランケット」と言う名の、目を引く花色のモダン・シュラブ。背が低目なので、グランド・カバー・ローズかも。
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花弁が小ぶりで縁だけ濃いピンクで、何て可愛いバラ、と思ったら、ガリカ・ローズだそうです。きっと一季咲きですね。品種名を「Hebes lip」と言い、日本では余り知られていないようです。
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今までこのバラ園には、秋にしか来た事がなかったので、初めて初夏に咲く姿を見て、新たな発見をする品種もあります。実際返り咲き性と言っても、一年で最初の花と秋の花では、花の付き方や量が結構大きく異なる品種も多いそうです。
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例えば、この花びらの幅が狭くて細かい「プリンセス・アン」は、丸く寄り添った大きな房咲きが迫力で、まるで仙台七夕の飾りのよう。
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D.A.(デヴィッド・オースティン)社で特に押している新品種「ロアルド・ダール」も、今回初めて「こんなに美しいのかー」と気付きました。完全カップ咲きの花は、咲き進むに連れ、アプリコット色からピンクのトリミングのクリーム色に変わり、とても美味しそうな色です。
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更に、蕾は赤味が強く、花弁を数個の蕾が囲む姿は、まるでカップケーキの苺のようだ、とP太は喜んで写真を沢山撮っていました。
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「ロイヤル・ジュビリー」も、初夏はこんなに花付き抜群。
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「ヴァネッサ・ベル」は、花が混み合い過ぎて、モチのように潰れて見えます。
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ほとんどのバラには、きちんとフォントの植物札が付いていますが、この間に合わせの手書きの札は、妙に味があると思いました。
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義母も私も、今回ここで買うバラは、予め心に決めていました。義母が狙っていたのは、昨年発表された「デイム・ジュディ・ディンチ」。カタログには軽香と記してありますが、その割には強く香るように感じます。
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私は、この「バターカップ」です。全く気取りがないルーズなカップ咲きで愛らしく、花色も香りも良く、このバラを迎える事にP太も大賛成。
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最初はこの「キュー・ガーデン」も候補に挙げていたのですが、P太にカタログを見せたら、「シンプル過ぎてイマイチ」と却下されました。しかし実物を見て、「凄く魅力的なバラじゃないか」とP太。花びらの形が変わっていて素敵です。
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純白のバラが群れて咲く姿は、まるで雪が積もったようです。やはりバラは、実際に見て選ぶのが一番ですね。…続いて、「ヴィクトリアン・ガーデン」へ行きます。





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by piyoyonyon | 2018-07-10 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

アーツ&クラフツの館ワイトウィック・マナー 1

シュロプシャー小旅行の二日目は、デヴィッド・オースティン社のバラ園へ行くのが最大の目的ですが、其処ではバラ苗を買う予定なので、最後に寄るのが理想的だと思い、その前にナショナルトラスト管理の「Whightwick Manor & Garden ワイトウィック・マナー&庭園」を訪ねる事にしました。バラ園の在るアルブライトン村より距離的に7、8km南東で、ほんの少しだけシュロプシャーではなくウルヴァーハンプトンに入ります。この館は、ラファエル前派の絵画や、アーツ&クラフツのインテリアの宝庫と言われており、義母は絶対に喜ぶだろうと思ったのです。
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駐車場から専用バギー(電動乗り物)に乗り、館の西側に到着。普通なら歩ける距離でしたが、義母もP太も足が不自由だった為利用しました。
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「庭園」と謳っているだけに、館の北西は中々素敵な宿根草花壇になっていました。
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前日は曇天で時折霧雨が降る残念な天気でしたが、この日は快晴ではないにせよまあまあ。少なくとも雨が降ることはなさそうです。
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青紫の花色が映えるネペタ。
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こちらは、薄い藤色と白のバイ・カラーのルピナス。
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これは、黄花のマーガレットでしょうか。
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透き通るような花色のセントーレア・デアルバータ(宿根矢車菊)。
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マジェンタ色の風露草。
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モーヴの風露草は、イチイの生垣に映えます。
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ウルヴァーハンプトンはバーミンガムに隣接する大きな町ですが、この辺りは本当に町外れで、のんびりした田園地帯もすぐです。
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宿根草花壇の奥に見える建物は、今は壁面が第一次&第二次世界大戦の慰霊記念碑になっていますが、かつては電気が供給される前までの館の動力、蒸気を生産する小屋だったそうです。
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小屋の裏手は、果樹園になっています。
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バラのアーチ自体は見事な作りですが、バラそのものが未だちょっと寂しい状態。
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品種は分かりませんが、花色や照り葉からして、モダン系の蔓バラのようです。
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紫のクレマティスも這わせてあります。
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「マナー」とは言え、実際には荘園主館ではなく、19世紀末にウルヴァーハンプトンの裕福なペンキ工場経営者セオドア・マンダーに寄って建てられた、中世のマナー・ハウス風邸宅です。館内の一般見学は12時からで、ちょっと到着時間から時間が空き過ぎると心配しましたが、11時からのガイド・ツアーに参加する事が出来ました。
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フラッシュ無しなら館内でも写真撮影OKと言う事で、見学に一際気合が入ります。毎度ながら物凄い大量の写真になってしまった為(笑)、5回に分けてお伝えします。






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by piyoyonyon | 2018-07-03 15:32 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

バターカップ草原

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この季節、英国のあちこちで、小さな五弁の花びらが御椀型に並んだ、光沢のある黄色い花の雑草を見掛けます。ちょっと前までタンポポが占めていた、道路脇や住宅地の合間の草地も、今はこれが権勢を振るっています。また、少し田舎へ行くと、一面この花で覆われた牧草地を見掛けます。
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この黄色い花の正体は、イギリスの極一般的な雑草であり、代表的なメドウ・フラワー(牧草地の花)でもある「Buttercup バターカップ」です。日本ではウマノアシガタ(馬脚型)、またはミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)が一番近いようです。
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このナショナルトラストのナイマンズ庭園の東屋近くの草原は、スタンデンに比べると、バターカップ密度はそれ程ではないものの、庭に生える背の低いタイプと、背の高い牧草地型の、二種類のバターカップを見る事が出来ます。
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黄色い花畑に白いオックスアイ・デイジーが混じると、可愛さが増します。
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これだけ繁殖力が強いのは、宿根草の上に匍匐(ランナー)性で増殖し、更に種でも簡単に増えるからのようです。つまり、タコアシのように横に伸びた蔓から発根して定着し、其処からまた蔓が伸びます。匍匐性な分、タンポポよりも手強いかも知れません。
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それ程何処でも普通に目にするバターカップですが、多くのキンポウゲ科の植物同様に毒草です。普段家畜はこの草を避けますが、草の少ない早春には、誤って食べて中毒を起こしてしまう事も。もし乳牛がこれを食べた場合、その乳にまで毒性が現れるそうです。また、ミツバチがこの花粉を集めた場合、それから生成された蜂蜜にも有毒物質が抽出されるそうです。その毒成分は、粘膜に影響する為、皮膚炎や胃腸炎や下痢嘔吐等を起こし、最悪の場合は死に至る事もあるとか。そんな危険物が、我が家の庭の至る所に勝手に生えて来るなんて、何て厄介な雑草なんだ!と思います。
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以前街で、このバターカップの花束を、二歳以下の乳幼児に持たせている親を見掛け、思わず御節介オバチャンになって注意しようかと焦った程でした。余りに御馴染みの在り来たりな雑草なので、毒だと認識している人は、イギリス人でも少ないんでしょうかね…。
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ともあれ、バターカップの草原は、イギリスの原風景の一つなのは確かだと思います。




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by piyoyonyon | 2018-06-16 15:34 | ガーデニング・植物 | Comments(0)

初夏のナイマンズ 2

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花の写真を撮りに、ナショナルトラストの「Nymans ナイマンズ」に来ています。
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お屋敷正面玄関前の花壇は、宿根草花壇になっていました。
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普通欧米の古いお屋敷の手前には、フォーマル・ガーデンが定番ですが、ここのは全体的に色合いも渋く、殊更野趣溢れる雰囲気。しかしここは、お屋敷と言っても半廃墟ですから、お行儀の良過ぎる庭よりも、返ってこんな自然な庭の方が似合っているかも知れません。
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例えばアストランティアも、ここではこんな大人な色合い。その背後には、これまた渋い色の宿根矢車菊が。
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スタンデンでは未だ蕾だった「シシリアン・ハニー・リリー」が咲いていました。地味な花かと想像していましたが、透き通った花弁が垂れ下がって、まるでシャンデリアのようです。
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レース・フラワーのような、非常に細かい多分セリ科の花。茎がワインレッド色です。
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白いアリウム・ギガンジュームも、シックで素敵。
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実は単なる鳩小屋なんですけど、やはり石造りの建物の壁には、蔓バラがバッチリ似合います。まるで御伽噺の一コマのよう。
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廃墟前の芝生のド真ん中で、カップルが抱き合って寝っ転がっていました(しかも熟年カップル)。日本ならギョッとする光景ですが、まあイギリスですから。それにただ抱き合っているだけで、念の為それ以上は(笑)何もしませんし。
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ロック・ガーデン。元々ナイマンズの所有者だったメッセル家の主達は、熱心な植物蒐集者で、世界中から珍しい植物を集めては敷地内に植え、また数々の斬新な庭造りを試みました。
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圧倒される程巨大なツツジ&シャクナゲ。ツツジと言えば、日本なら、山ツツジの朱赤に近いピンクが一番御馴染みですが、西洋のツツジは、オレンジや黄色が最も一般的かも知れません。
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「Loggia(開廊)」と呼ばれる東屋の前は、一段低い迷路風の花壇になっていて、子供達が嬉しそうに、と言うか気が狂ったように走り回っていました。
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ここに植えてあるのは、アリウム・ギガンジュームと同系色のエリシマム(ウォールフラワー)、それに霞のようなブロンズ・フェンネル。
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やっぱりここでもアリウムが、良い仕事しています。
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これは単にオーナメンタル・グラスを刈り込んだだけなのですが、上手くこんもり丸く刈られて、まるでハリネズミみたい。後ろにあるのも(アロエか?)、パイナップルみたいだし。
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牧草地の草が相当伸びて、風で波打っています。
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この日は湿度が高く、丘や谷はかなり霞んで見えました。
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谷を見下ろすプロムナードに沿って歩きます。
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もう一つの東屋が見えて来ました。この周辺は、もうすぐ紫陽花で彩られます。
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その脇にも、目を奪われる程見事な宿根草花壇が。
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植えてあるのは、アリウム・ギガンジューム、セントーレア・モンタナ、アストランティア・マヨール、丁子草、ブロンズ・フェンネル等です。所々その合間に、背の高いジキタリスやラムズイヤー、オレンジ色のユーフォルビアが伸びています。
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綺麗な花の写真が沢山撮れた~と満足しましたが、けして私の腕が上がった訳ではなく、元々絵になるように、緻密に計算されて植栽されているからなんですよね…。つまり、絵になる写真を撮る為には、花壇はこう植えろって訳です。スペース的にはそっくり真似する事は出来ませんが、植物の組み合わせ方等を、自分の庭造りの参考にしたいと思います。
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結局この三連休は雷&暴風雨の予報で、大型フリーマーケットも中止されたのに、蓋を開けてみれば私の住んでいる所では、実際には三日間とも雨はほとんど降らずに結構快晴でした。この役立たずの天気予報め!と頭に来ましたが、実際この時に雷雨で被害に遭った地域も多いので、単にラッキーだったと喜ぶしかないでしょう。
 




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by piyoyonyon | 2018-06-14 15:33 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

初夏のナイマンズ 1

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Standen スタンデン」を訪れた次の週末は、五月で二度目の三連休でした。しかし天気予報は、生憎三日間とも雷を伴う暴風雨。唯一晴れの予報の土曜日の午後に、急に思い立って、我が家から程近いナショナルトラストの「Nymans ナイマンズ」の庭園へ行く事にしました。
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ナイマンズに来たかったのは、花の撮影の練習をしたかったからです。入り口前の駐車場脇の花壇からして、こんなに花々で溢れています。
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この時期は、アイリス中心の花壇になっていました。
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カフェ・売店を通り抜け、この庭園で最初に出迎えてくれたのが、このハンカチの木。
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続いて、長く幅が広い宿根草のボーダー花壇。
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青いダッチ・アイリスと赤紫のアザミ、背後に咲いている白い花はウツギのようです。
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カフェ脇の説明に寄ると、これは細葉丁子草だそうです。
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花の撮影の練習と言っても、技術的な上達は見込めそうもありません(苦笑)。単に、構図や角度の工夫をする事です。例えば、白い風露草の写真は、普通なら自分の目の高さでこう撮り勝ちです。
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しかし、少し目線を変えて、出来るだけ背景を生かして被写体を際立たせるようにと、P太先生は指導します。
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セントーレア・モンタナ(宿根矢車菊)と、オレンジ色のウェルシュ・ポピーの鮮やかな組み合わせ。
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こちらは、白花のセントーレア・モンタナ。同じく宿根矢車菊のデアルバータより、花びらが疎らなようです。
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凄く背の高い黄花アイリス。皆、日当たりの方向に傾いています。手前の青紫の花はネペタかな。
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段状咲きになった、背の高いプリムラ。
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透明感が美しいアストランティア・マヨール。
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春の球根植物としては、一番最後位に花開くアリウムですが、花壇の目を引くアクセントになって良い仕事しています。
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チューリップや水仙の球根に比べると、値段が割高なんですよね~。それにうちでは、アリウム・モーリー以外のアリウムは、皆育たなくて自然消滅してしまいました(涙)。
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小屋の脇に咲く白い藤も、あえて小屋の壁を背景に撮影。
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バラ園は、この時は未だ花期には早過ぎました。唯一咲いていたのは、ほとんどルゴサ・ローズ(日本のハマナスの改良種)だけ。
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イングリッシュ・ローズの「ワイルド・エドリック」は、うっとりする芳香の強さですが、ルゴサ系なので幹が凄いトゲトゲ。我が家には、迎え入れられそうもありません。
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アイルランド民謡「The Last Rose of Summer 夏の名残りのバラ(邦題:庭の千草)」のモデルと言われる「オールド・ブラッシュ・チャイナ」は、歌詞通り晩秋まで咲き続ける上に、咲き始めも早い働き者。
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バラの下草のネペタの合間に、黄色いウェルシュ・ポピーが紛れ込んでいました。
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盛夏と秋には見事なボーダー花壇は、この時は未だ植え込み待ちの寂しい状態。
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その脇にある藤棚は、丁度真っ盛りです。この庭園を紹介する時に良く使用される、アイコン的なお屋敷(半廃墟)の壁の壁を伝う藤は、一足早く終わっていました。
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藤の花とバターカップの組み合わせ。
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こちらは、ヤマボウシorハナミズキ系の花とバターカップ。単なる雑草のバターカップですが、群生すると中々見応えがあり、背景として結構お役立ちです。
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この庭園は、ツツジやシャクナゲも見事です。
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お屋敷に近付いて来ました。お屋敷の裏手に、新たにカフェ・コーナーが出来ていました。ここは、かつては厩か車庫だった場所のようです。
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いつもは庭園散歩の最後にアイスクリームを食べますが、この日は相当暑かったし、到着した初っ端からP太がアイスアイスと騒いでいたので(子供か)、ここで早くもアイスクリーム・タイムとなりました。私はストロベリー&クリーム、P太はハニー&ジンジャーを選択。ストロベリーは甘さギリギリで自然な風味で爽やか、P太のは生姜が半端なく利いてスパイシー、どちらも非常に美味でした。地元ウェスト・サセックス州の乳業製です。
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しかし後から知った事には、同じメーカーのアイスなのに、入り口のカフェのほうが安かった…。ナショナルトラストの敷地内であっても、飲食店だけは外部経営の場合がある為、こんな差額が出るのかも知れません。しかしロケーション的には、いつも混んでいて騒がしい入り口近くのカフェより、ここの方がずっと落ち着いた良い雰囲気でした。---食後は、まだまだ歩きます。



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by piyoyonyon | 2018-06-13 15:31 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

初夏のスタンデン 2

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Standen スタンデンのお屋敷脇のテラスでお茶した後は、屋敷から低い部分に向かいます。
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やっぱりイギリスの庭園を楽しむのには、こんな快晴の日に限ります。日本庭園の場合は、雨や曇りの日でも結構絵になるんですけどねー。
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牧草地の上には、先程訪れた東屋が見えます。一面に咲く黄色い花は、バターカップ(ウマノアシガタ/キンポウゲ)。我が家で雑草として生える物より、背の高いタイプです。
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屋敷の下方には、こんな円型のローズ・ガーデンが出来ていました。ここも新しいようで、未だバラの株が十分育っていません。
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バラの下には、主にアイリスが植えられています。
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ハナニラのような小ささですが、蕾を見ると、これもアイリスの仲間のようです。
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バラ園の脇には、池が作られています。池の中を熱心に観察している男性が居て、何でも珍しい種類の爬虫類が生息しているそうです。
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更にこの下にも、もう一つ池が設けられています。その周囲は、ファーン(羊歯)ガーデン。
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「樹木を保護する為、登らないよう御協力お願い致します」と書いてあります。庭園や植物園で木に登るなんて、日本なら在り得ませんが、イギリスでは子供が登っても注意しない親をしょっちゅう目撃します。この他にも、あちこちに「花壇を踏み荒らさないで下さい」等のサインを見掛けました。そして、サインがあるのにも関わらず、実際荒らしている子供も見掛けました。
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更に下方には、ツツジ&シャクナゲ園がありました。シャクナゲが巨大な樹木なので、日本のとは随分雰囲気が違います。
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その隣は、クロッケー(クリケットじゃないよ。ゲートボールみたいなやつ)等の競技の為の緑地のようです。ここにも、モリス柄のデッキ・チェア。
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競技場から見上げた屋敷。かなり急な勾配です。やはりシャクナゲの巨木が。
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イギリスのシェイド・ガーデンの代表的な植物、ソロモンズ・シール(ナルコユリ)。
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お屋敷の脇に、渡り廊下で繋がったコテージがあります。ここの手前がコテージ・ガーデンになっていまして、これこそ日本人が思い描くイングリッシュ・ガーデンに最も近いかも知れません。私にとっても、ここが一番庭造りの参考になります。
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既に、オリエンタル・ポピーも咲いていました。広さに余裕があるから、多少の雑草なんて気にしない所が、コテージ・ガーデンの真髄です。
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ユニオン・ジャックのバンティングが飾ってあるのは、ロイヤル・ウェディングを祝っての事かも。
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その渡り廊下の下を潜ると、屋敷の正面玄関です。
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その向かい側の高台にも、近年花壇が設けられました。この先を登ると、前出の山小屋と展望テラスに通じます。
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最後に、やはりアイスクリームを食べました。納屋カフェの壁にも、モリス柄のタペストリーが。
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P太はブラックベリー・ヨーグルト味、私はキャラメル&ヘーゼルナッツ味にしました。カップが大きめ!と喜んだら、実はロンドン・ブーツ仕様(つまり上げ底)で軽かった…。でも、味はバッチリでした。本当に今は、イギリス中の何処でも、安心の美味しさのアイスクリームが買えるようになりました。しかし値段は、こんな量産アイスでも、二人で700円位と結構馬鹿になりません。
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キッチン・ガーデン、すなわち家庭菜園を通って、駐車場に戻ります。
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ここでは、既にルピナスが咲いていました。
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その下には、ポーチド・エッグ・プラント(リムナンテス)の群生。
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果樹園の中には、ミツバチの巣箱が。周囲の風景も、いかにも田園的で絵になります。
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駐車場脇の牧草地も、一面バターカップの花畑。
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正直言ってスタンデンで、これ程植物を楽しめるとは期待していませんでした。ここの庭園は、以前はほとんど屋敷周りの僅かな部分だけでしたが、どんどん新しい試みに挑戦し、増やして来ているようです。イギリス南部では結構珍しい程変化に富んだ地形に、様々な種類の庭が在り、見所がコンパクトにまとまっている為、一層充実感を味わえたように思います。

  



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by piyoyonyon | 2018-06-07 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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