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スウェーデンのクロスステッチの本

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日曜日に隣町の中心の駐車場で行われるフリーマーケットに行った日、クリスマスに近い時期だからか、いつもなら日曜日は閉まっているはずのチャリティショップが開いていました。そうとなれば覗いて見ない訳がなく、そこでこのスウェーデンのクロスステッチ刺繍の本に出会いました。丁度フリマで古いクロスステッチ布3枚を買った日で、その日は偶然「クロスステッチ被り」でした。
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スウェーデン手工芸協会の著作となっています。原本は1976年ストックホルム発行で、この本はアメリカで1981年に出版されたようです。御馴染みのばってんのステッチだけでなく、同じく升目を利用した、ステッチのバリエーションも紹介されています。
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具象的なクロスステッチの図案は、本来余り好みではありませんが、北欧の物はやはり一味違うと思います。この室内の風景を表した図案も、インテリアが北欧らしくて可愛く、黒猫が居る所もマル。右側は作品例の写真、左側には升目を塗り潰したガイドラインが掲載されています。
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文様的な意匠は、やはり好み。ちょっと子供っぽい花柄を、渋めの色でまとめています。
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それぞれのパターンにはタイトルが付いていまして、右は「8月の蔓」、左は「ロック・ローズ」と言います。
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クリスマス柄。ブタをモチーフに選んでいる所が、北欧ならでは。赤一色でも十分魅力的…、と言うか、下手に色を混ぜるより、返って単色のほうがお洒落に見えます。
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単色だと、フォークロア感が強調されることも。カントリー調の椅子に、ばっちり似合っています。
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参考作品。19世紀前半のサンプラーです。
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とてもスウェーデンらしい、夏至祭りの様子の図案。民族衣装を着た男女は具象的に表現されているけど、夏至ポールは文様風に構成されています。
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大人な色合いの刺繍が、驚く程椅子に自然に馴染んでいます。
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一方こちらは、こってりフォークロア調な刺繍。中々独特なデザインの椅子にも注目。
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パイプを吹かしたおじーちゃんが使いそうな、渋い色合いのオットマン。毛糸を使用しているようです。長い間、何故フット・ストゥールをオットマンと呼ぶのだろうと不思議に思っていましたが、オスマン(=オットマン)トルコ帝国から伝わった為だそうです。
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近年は珍しくなって来ているのに違いないアイテム、赤ちゃんの洗礼服。子供に洗礼を受けさせる親が、めっきり減っているからです。凝ったレースが盛り沢山の洗礼服なら、アンティークで度々見掛けますが、手刺繍入りは、少なくともイギリスでは珍しいかも。
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ここからは「ロングレッグ・クロスステッチ編」となっています。「ロングレッグ=足が長い」がどんなクロスステッチなのか知りませんが、見た目的にはニードル・ポイントに近く思えます。まず最初に、いかにも70年代らしいオプティカル・パターン。色の違いだけで、結構雰囲気が変わります。
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ロングレッグ・クロスステッチ編には、絵画的な図案が多く紹介されています。しかも、力強く油絵風。これもまた、ヨーロッパの他の国とは一味違う図案ばかり。多分、タペストリーとして使用するのだと思います。やっぱり北欧人は、壁を装飾するのが好きなんだな。
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刺繍のバッグも。今見ても中々お洒落ですが、刺繍がモノトーンなので、背景を色付きにしたほうが良かったのにと思いました。これでは、一瞬モノクロ写真のように地味に見えます。

時代の差もありますが、やはりクロスステッチにも、その国らしさが表れて興味深いと思いました。
  




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by piyoyonyon | 2016-12-14 15:31 | 本・メディア | Comments(0)

70年代の切り絵の本

ある日フリマのあるストールで、1970年代の手芸本のシリーズが沢山売られていました。一辺約15cmの正方形で、それぞれ30ページ位の薄っぺらい、ソフトカバーの小冊子です。その中から、特に気になって役に立ちそうなものを選んで買いました。
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タイトルは「Paper, Scissors and Paste 紙とハサミと糊」とあり、要は切り絵です。ところが、普通日本で思い浮かべる切り絵とは、一味も二味も違って面白いと思いました。一見子供の図案かと思える程シンプルですが、中々のセンスの良さ。すぐにでも身近な材料で気軽に始めて、真似したくなる作品ばかりです。
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例えば、薄い紙を使って色の重なりを楽しんでいます。
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既存の印刷物を利用したコラージュも、切り絵の一種です。イギリスで何度か学校を訪れる機会があり、廊下等に展示してある子供の美術作品を見ると、絵画自体は概ね日本人の同い年位の子供よりずっと下手ですが、コラージュのレベルはとても高くて驚きます。一方、日本人がコラージュすると、どうも頭が固過ぎるのか、ぎこちなくてつまらない作品が多いと思います。やはり国民性に寄って、向き不向きってあるんですね。
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そして、単なる切り「絵」で終わらせず、どんどん実生活に生かして行こうと言うアイディアの本なのです。手始めに、グリーティング・カードやカレンダーに応用。西洋にも日めくりが存在するとは意外。
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ランチョン・マットやコースターなど、子供のパーティに。こう言ったアイテムの既製品も色々出ているけれど、前以て子供と一緒に作っおけば、誕生会などが盛り上がること請け合いです。今なら、ラミネート・パウチを使うと完璧ですね。ガラスのコップには、剥がせるタイプの耐水性のシール式のものを。
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木にも切り絵です。厚くニスを塗れば、耐久性はあるはず。
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入れ子式になって、積み重ねると全身像になるユニークな箱。
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この箱のカラー・イメージが表紙に載っていて、色使いがとても好みで惹かれます。まあこの程度の図案なら、切り絵を貼るより、箱に直接描いたほうが手っ取り早い気もしますが(笑)。
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昔うちの母が、空き瓶にカラフルなビニール・シートを使って、同じようなことをしていました。でっかく「がーりっく(何故かひらがな)」とか、母ならではの迫力あるセンスで面白かったのに、捨てちゃったようです。
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最後のページに、このシリーズの他の本も紹介されています。フリマでは売られていませんでしたが、イースター・エッグの絵付けとか、麦藁細工とか、昔はイギリスにも、こんな好みの手芸が存在したんだーと嬉しく思いましたが、よくよく奥付を見たら、元々はドイツの発行でした。…やっぱりね。
 
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by piyoyonyon | 2015-09-05 15:38 | 本・メディア | Comments(0)

昔の人形用ニット服の手芸雑誌2冊

またしても、イギリスの古いニットの人形の服の作り方を紹介した、雑誌と言うかリーフレットを手に入れました。そしてまたしても、無理矢理どんなアイテムも毛糸の編み物オンリーで作っていて笑えます。
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まずは一冊目の表紙から、上段中央のシンディの胸当て付きパンツ(サロペット?)、素材感はともかく、色合いだけなら結構可愛く見えます。
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裏表紙。冬服だしゲージも高めなので、割と真っ当に見えます。左は、編み目が凝っていて結構ゴージャスそう。中央は、フリンジ付きポンチョがビンテージらしくて中々可愛い。
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イブニング・ドレス。左は、ラメ糸を使用し、ホルター・ネックで結構雰囲気は出ています。右:三段スカートになっており、裾にコットン・レースを縫い付けているところには一応工夫が。
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モッズ時代のバービーが登場しています。人形用ニット服の場合、やはりズボンがもったりして最高にイケてませんね! バブシュカまでニット…。コレぐらい縫ったほうが、絶対早いし見た目も自然だと思います。それにしても、これらのリーフレット、結構真っ当な手芸メーカーや大手チェーン店が発行しているのに、どれにも人形の名前とコピーライトは一切記載なし。どうやら人形メーカーに断りなく、撮影掲載していたようです…。
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乳児・幼児人形も掲載されていますが、服はともかく、人形自体がキモ怖いのでパス。ただ、このブリブリ動物がプリントされたベビー・ベッドは、時折フリマで見掛けるアイテムで興味深いのです。引っ越して来た時、我が家のガレージにも、似た物(めちゃめちゃに壊れていた)が置かれたままでした~。
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ところで、シンディやバービーよりも一段背の高い醜い人形は、どうやら「The Bionic Woman (日本語タイトル:「地上最強の美女 バイオニックジェミー」)」と言う、1970年代のアメリカの実写ドラマの主人公を模しているようです。どのページにも掲載されているところを見ると、これでも当時は相当人気があった訳ですね…。
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もう一冊は、フィッシャーマン風セーターを着たシンディが表紙。人形の比率に対してゲージが大体合っているし、パンツは普通に布製なので、無理なく自然に見えます。総じて、ニット(棒編み)作品よりも、クロシェ(鈎針編み)の服ほうが、人形、特にファッション・ドール用には可愛いみたい。
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裏表紙は、掲載作品総出演。
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スキー服等冬用のアウトフィットなら、全身ニットでも割と素直に馴染みます。白&サックス・ブルーですっきりまとめ、セーターとキャップの模様(多分編み込みではなく刺繍)も可愛い。
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しかし夏服、特にビーチ・ウェアとなると、やはり無理が大きいなあ(笑)。暑苦しさ全開! デザインや色は悪くないのに、せめてコットン糸か、サマーヤーンで編めば違和感無かったのにね。
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海辺のイブニング・ドレスも、ふわふわニット! しかし姪が遊んでいるところを見ていると、ニットのパーティ・ドレスでも全然疑問に思っていないようなんですよ。左の人形は、後期のトレーシィかも知れません。
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イギリスの乳児・幼児人形は、この時代から既に怖いが、もう少し年長の人形なら、ずっとマシに見えるのがあります。帽子と御揃いの、花模様のコートが中々素敵。
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「農民風ドレス」と名付けられた服。ペチコートの裾が、レース編みになっていて可愛い。
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そして、人形用ニット服の面白さのハイライトは、やはり男児用人形「アクションマン」のコーナーです! サッカーのユニフォームも、ソックスまでニット(ああ、暑苦しい)。この服で、どーやって試合に勝てるんだ(笑)。ギミックに限って言えば、当時の女児人形より数段優れているので、ポーズにはやけにリアリティが。
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こんな怪しくムサ苦しいクリケッター、いないよ!(笑)。このフロッキーの髭のアクションマンは、良くゲイ役を演じさせられています…。
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キャンプのシーンでは、フライパンの中に目玉焼きまで入っている、小道具の拘り具合! 全体的にこちらの本は、セット・背景が凝っていて、撮影の完成度が高い点は楽しめます。
 
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by piyoyonyon | 2014-10-26 15:44 | 本・メディア | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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