春爛漫の三春で桜巡り































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by piyoyonyon
| 2018-04-06 15:27
| 旅行・お散歩
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日本三大桜の一つ、三春の滝桜
昨年春から初夏に掛けて日本に一時帰国した後、その記事を順追ってブログにアップしましたが、やはりこの記事だけは、桜の季節に載せるべきだろうと勝手に思っていました(…そう思いつつ忘れなくて良かった)。そもそも昨年の帰国は、三春町の滝桜の開花時期に合わせる事が、目的の一つでもありました。福島県出身の私は、子供の頃から何度も滝桜を見て来ましたが、進学に伴い上京して以降は、中々見る機会がありませんでした。

滝桜は、三春の旧市街地から離れた農村部にあります。周囲の細い道路は大変混み、特設駐車場も限られていて、この時期には空きを探すのが非常に難しい為、行きは父の車で滝桜で降ろして貰い、帰りは旧町内まで徒歩で帰る事にしました。

丁度満開で天気もまあまあ良好だったので、地元のTV局のクルーが何組か来て中継していました。

でも、この日は平日だったから、歩くのもままないない程の混雑ではありませんでした。

一応所々に青空は見えますが…、雲が多くて日光が射しません。

昔は幹に直接触れる事も出来ましたが、今は根が傷むのを避ける為に、周囲に柵が巡らされています。更に、保護活動の為の観桜料(一人300円)も必要です。

とは言え、枝は大きく広がり低く垂れ下がっているので、桜の花は十分間近で見る事が出来ます。

昔は藩主の桜でしたが、今は小学生を含む地元を人々から手厚く保護されています。周囲に植えられた菜の花が同時に咲き揃うのも、地元民に寄る尽力の賜物。

また、桜の季節以外でも花が楽しめるよう、背後には紫陽花が植えられています。

阿武隈高地の中に在り、背後の高台に登ると黒石山等が見渡せます。

高台にも、桜が植えられています。ここには、福島県出身の歌人・草野心平の歌碑もあります。

周囲には、この時期だけの仮設飲食店や土産物屋が並びます。やはり食べ物は、花見の醍醐味の一つ…。ええ、食い意地は張ってますとも。

もしP太か姉と一緒だったら、片っ端から買い食いし捲くったことでしょう(笑)。

と言いつつ、ぼっちでも「おおはたや」の豆腐ドーナツの魅力には逆らえず。

滝桜の子孫の苗木も販売されています。うちの両親の庭の枝垂桜も、こう言う苗木から育てたようです。滝桜の子孫苗は、瑞巌寺の愛姫の廟を含む日本全国を始め、ザルツブルク出身の指揮者カラヤンの生家や、ポーランドやハンガリーにも植樹されてるそうです。

その内、やーっと待望の日差しが照り出して来ました。

やはり桜の花は、青空を背景に日光を浴びてこそ映えます。

樹齢は1000年以上、樹高は凡そ12m、枝張りは約20m。幹周囲は約10mと言われていますが、表皮のみで中は空洞になっています。その中には、小さな祠が祭ってあります。

日本五大桜、または日本三大巨桜の一つで、とにかく日本を代表する桜の一つである事は疑いようもありません。富士山や京都、浅草雷門なんかと並んで、日本の代表的なイメージとして、旅行ガイド・ブック等の日本を紹介する外国の本の表紙に登場するのを良く見掛けます。

ピンク色が濃い目の「エドヒガン系ベニシダレザクラ」の花そのものが美しいのは然る事ながら、天然の造詣なのに、まるで盆栽のお手本のようと言うか、アシンメトリーな枝ぶりが、これぞ日本の伝統美!と呼べる程の見事なバランスだと思います。

訪問者は年間30万人と言われていましたが、やはり震災を原発事故の影響で打撃を受けているようです。とは言え、海外からの観光客も多く見掛けました。

昨年は4月20日頃が満開でしたが、今年は開花がずっと早く、4月2日に開花宣言しています。この時期はJRも臨時便列車を増発し、町内周遊バスや無料シャトル・バスも運行します。

最後には夕方に近く、いつの間にか観光客も少なくなっていました。

帰りは、田舎道(一応県道)を通りながら、独り旧町内へ戻ります。4km位かなあ?

途中、こんな長閑な田園風景が広がっています。一番奥の赤い屋根の建物はお寺。

滝桜は東向きの斜面に生えているので、写真を撮るなら晴れた午前中がベストかも知れません。それと、ライトアップされた夜桜も未だ見たことがないので、いつかは鑑賞しておかなくてはと思っています。もしこの滝桜が枯れて無くなったら、三春町の観光収入にとって致命的な打撃になるし、日本国民にとっても大きな損失となります。しかし残念ながら、どんなに精魂尽くして手入れしても、桜とて生き物なので、永遠に咲き続け存在する訳ではありません。未だ桜の時期の日本を訪れた事のないP太にも、少なくとも一生に一度は絶対に見せなくてはと肝に命じます。そして、今年も綺麗に咲いてくれて有り難うと、滝桜に感謝する事を忘れてはなりません。
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by piyoyonyon
| 2018-04-05 15:37
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ジングル・ベル





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by piyoyonyon
| 2017-12-24 15:35
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喜多方の桜のトンネル
今回我々が喜多方を目指した最大の目的は、駅の西側から北へ伸びるこの桜並木を見学する為でした。

正式名称を「日中線跡地しだれ桜並木」と言い、1984年に廃線となった「日中線」の鉄道線路跡地が、遊歩道&サイクリング・コースに再開発され、その道に沿って桜が植えられました。

桜並木は全国にゴマンとあれど、枝垂桜の並木は中々珍しいのではと思います。

しかも、廃線跡の全長約12kmのうち3kmに渡り、凡そ1000本の桜が植えられていると言うのだから、桜並木としてはかなり壮大なスケールです。

更に、色の濃い八重の紅枝垂れ桜の為、鮮やかなピンク色がズラリと並んで見えます。

割と新しい花見スポットなので、元福島県人である私も、今まで良く知りませんでした。しかし、今では東北の桜の名所のトップ・クラスにランキングする程で、県外からの訪問者も多く見掛けました。

桜の木が未だ若い為、返って花を間近で鑑賞出来ます。

桜だけでなく、周囲には他の花も楽しめる工夫が色々なされています。例えば、この田んぼの畦道の斜面は、芝桜で覆われていました。

日本では「芝桜」と呼びますが、英語名は「moss flox」で、桜の一種ではなくフロックスの仲間です。

桜の根元には、チューリップや水仙が。

一方こちらは、並木脇の個人宅の庭。

単に、桜並木を訪れる人達に、一緒に見て楽しんで貰おうと、こんなに沢山の春の花々をせっせと育てているようです。

天然ではないけれど、並木に沿って小川も整備されています。蛙など、結構生き物が生息しています。どれも、日頃から綺麗に手入れする地元の人々の尽力の賜物です。

こちらは「塚原壇」と言う、この地域の発展に尽くした地頭・富田淡路守祺祐の、15世紀前半に築かれた墓と言われています。桜並木のすぐ脇にあり、一段高くなって、格好の撮影スポットになっています。

ソメイヨシノは、会津若松より桜の開花時期が遅いはずのここでも、既に散り際でした。

花見に付き物の食べ物屋台はないのかー?と言われそうですが(うちの姉から)、部分的には集まっています。中央の「けずりいちご」ってのが、初めて聞いてソソられます。

こちらは、手作りマーケットになっていました。ここで、P太用に会津木綿のペットボトル・ホルダーを購入。

北に進むにつれ、と言うか時間が進んで昼に近付いて来るのに従って、益々観光客が増えました。場所に寄っては、余りに人が多くて進みにくい所も。並木自体も、北のほうが見応えあります。

この辺は、両側の桜の間隔が狭まっていて、正に桜のトンネルでした。観光客密度は、特に高くなっていました。平日でもこんな具合な訳だから、週末は殺人的に混むのでは?と予想します。

日中線は、当初山形県の米沢市に通じる予定でしたが、結局最後まで盲腸線(行き止まり線)のままでした。最終的には朝夕合計3本しか列車が運行されない超閑散ローカル線で、「日中は走りま線」などと揶揄されたそうです。1980年代の国鉄再建法施行の際には、真っ先に廃止対象となりました。しかし、返って廃線となった今のほうが、多くの人々を魅了して賑わい、観光の役には立っているのに違いありません。

元線路だけあって、蒸気機関車が展示されている場所もあります。汽車に桜って合うなあ。

結局、御昼時間を過ぎてしまった為、3km制覇はあと少しのところで途中断念。1kmも歩けそうもないわ~と言う人には、この時期には特別循環バスも運行されています。

そして、帰りの郡山行きの電車に乗る前の夕方に、もう一度桜並木にやって来ました。

昼近くはあれ程ひしめき合っていた観光客も、さすがにこの頃は一斉に去り、学校帰りの学生や、犬の散歩の人位が通るだけ。返って枝垂れ桜並木に相応しい、しっとりした風情が楽しめました。

午前中は混んでいて、写真を撮るのが難しかった塚原壇からも、今なら大丈夫。飯豊連峰は、この日は一日中はっきりと見えました。

丁度見頃で天気も抜群に良く、今年はもうこれで悔いがない!と思う位、たっぷり桜を満喫したと思います。
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by piyoyonyon
| 2017-08-03 15:37
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三春のカタクリの里













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by piyoyonyon
| 2017-07-01 15:37
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ブルーベルの季節のエメッツ庭園
















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by piyoyonyon
| 2017-06-20 15:27
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オヤジの庭
今日は「父の日」なので、私の福島の実家の父の庭を御紹介します。私の父は、小学生の頃から煙草を吸う不良で、高校生の時には本当にやんき~になりました(本人曰く「ワルぶっていただけ」)。その後大学を卒業して教師になり、その初任給で買ったのが、何と植木! ガーデニング好きな元ヤンです(爆)。何でも、父が育った食糧難の時代の田舎では、植物を鑑賞する為の「庭」を持っていたのは裕福な家のみで、それに対し庶民の家庭では、家屋以外の敷地は全て作物を育てるのに利用、つまり畑として使用していたらしいのです。そんな家庭で育った父にとって、庭は長年の憧れだったそうです。

現在の庭は、私が小学生の頃に家を建て替えて以来、父が何十年も掛けてコツコツと作り続けて来たものです。プロの庭師に依頼すれば早かったものを、父は自分のライフワークだからと、そして作る事自体が楽しいからと、頑なにほとんど一人で作って来ました。一応10年以上前に計画通りに完成に至っている…はずなんですけど、決して終わりのないのが庭仕事。そして、元々整理整頓の全く出来ない両親なので、「本当にこれで一段落してるの?」と思える程、あちこちまとまりなくゴチャゴチャして見えます。

庭は、大きく分けて南向きの前庭、東側の玄関先、北向きの裏庭になっています。日本の伝統的な住居らしく、イギリスと違って前庭がメインです。とは言え、ガレージが結構大きく占めるている為、田舎の家としては然程大きな庭ではありません。中央に見える大きな木は、金木犀です。

庭のスタイルは、純粋な日本庭園です。私も父も、庭は建物や背景に似合うことが大切だと思っています。

庭の所々に大きな岩が配置され、その合間に植物がちょこちょこと植えてあります。父は、30歳代の頃は皐月の盆栽に熱中していましたが、今は母と共に山野草を愛でています。

当初、前庭には池を作るつもりでしたが、風水に寄れば、家の南側に水を貯めると家族に病人が出ると言われているそうで(大量の湿気が家に入り込むからで、あながち迷信ばかりではないらしい)、姉から強く反対された為、代わりに小さな滝を作りました。この岩場から、蛇口を捻ると水が滝のように流れる仕組みです。

この庭で現在一番大きな木が、この枝垂れ桜。三春の滝桜の子孫だそうです。私が子供の頃と比べても随分大きく育ち、今では広がった枝が、前庭の1/3位を覆うようになりました。枝垂れ桜は、実家の地域では斜面に育つことが多く、うちのように平地に生えているのは割と珍しいんだとか。

両親の家の庭で、一番きちんと見えるのが玄関先。私が帰省した際は、白い沈丁花が咲いていました。

沈丁花の下には、ヘレボラスが。

この「つくばい」のみ、プロにお願いしました。この下は、水琴窟になっています。

数日後、つくばいは桜の花びらでいっぱいになっていました。

子供の頃は、両親の植物好きにウンザリしていたものですが、結局いつの間にか私も庭仕事に勤しむようになりました。父のように歴史好き、切手好きになったのも、三人きょうだいの中では何故か私だけ。なんだかんだ言っても、私が父に一番性格が似ているようです。
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by piyoyonyon
| 2017-06-18 15:23
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バラのジャングル



















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by piyoyonyon
| 2017-06-10 15:30
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春のリース・ヒル 2
















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by piyoyonyon
| 2017-05-23 15:31
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春のリース・ヒル 1



















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by piyoyonyon
| 2017-05-22 15:38
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こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。
by piyoyonyon
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