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春爛漫の三春で桜巡り

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三春滝桜を訪れたからには、三春の旧市街地の桜も見て歩きたいと思います。三春は桜の町。と言っても、桜の木が一箇所に集中した並木や場所が特に在る訳ではありません。
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谷間に広がった町全体に桜が多く、特に滝桜と同種の紅枝垂桜のやたら多いのが特徴で、他の桜の名所とは一味違う独特な雰囲気を醸し出しています。
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それは、三春が元々城下町で、古い神社や寺院が多い事に大きく関係します。
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王子神社の桜。石垣と桜と青空は絵になります。
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王子神社と紫雲寺近くの「磐州通り」は、御影石の石畳で雰囲気抜群。
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桜と椿の組み合わせ。
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こちらは、町で一番の古刹(鎌倉時代創建)法蔵寺周辺。
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法蔵寺の隣の、城主秋田家の菩提寺でもある高乾院の桜。
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高乾院と法蔵寺の境にある枝垂桜の大木。凄い急な斜面に踏ん張るように生えています。
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三春は山間の町で、寺院は全て山の中腹に立っています。当然その背後の墓地は、更に高い山の斜面に設けられている訳ですが、法蔵寺の墓地の桜は中々見事。えっちら登る価値有りです。
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何より、ここは城山と町全体を眺める絶好のスポットの一つです。
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旧町内の最高峰で本丸跡の通称「お城山」の頂上は、かつては花見スポット(ただしソメイヨシノ)でしたが…、今はどう見ても桜が多いようには思えず、今回は頂上までは行っていません。
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でも、頂上に通ずる「お城坂」の中腹までは登ってみました。
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お城坂の麓のクラシックな旧病院の建物。(電線が邪魔だー)
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この辺りには、家老クラスの高位の武士屋敷が多かった為、見事な枝垂桜の巨木が残っています。
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古い屋敷の敷地には、必ず「屋敷神」と呼ばれる土地の守護神の社や祠が残っているようです。
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こちらは桃の花です。日本の春を代表する三種類の樹木の花、梅・桃・桜が同時に咲くので、「三春」と名付けられたと言われていますが、梅はさすがに大方終わっていました。
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中腹の、現在は児童公園になっている江戸時代の二の丸跡。
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お城山の頂上やここからは、安達太良山を眺める事が出来ます。
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小学校脇の、護国神社と言う小さな神社の周辺。
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ちょっと前までは、団体観光客がバスでゾロゾロとこの町にやって来ましたが、震災以降はさすがにツアー自体が少なくなったのか、今回私が旧町内で見掛けたのは、主に個人旅行者でした。ほとんど老若のカップルか、または大きなカメラを抱えたお一人様(男女共に)です。自分の好きなペースでじっくり楽しむ、熱心で雰囲気の良い観光客が多いように感じました。
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お次に、田村大元神社の桜。神社なのに、仁王門が在ります。
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戦国大名・田村氏(伊達政宗の正室・愛姫の実家)が、三春に本城を築き入城した際、田村氏の総鎮守として一緒に移転させた神社と言われています。その後、代々の三春藩主の総鎮守となります。
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大元神社から眺めた新町方面。
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常楽院の枝垂桜。と言っても、今はお寺そのものは既に存在しません。
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三春旧町内で大きな枝垂れ桜の残る場所には、大抵かつては寺か武家屋敷が在り、つまり昔は今以上に寺院がひしめき合っていたようです。
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三春の枝垂桜のほとんどは、平地ではない山の斜面に生えています。また、集まって咲いて見事なソメイヨシノと違い、枝垂桜は単独の場合が多く、孤高の一本桜と言った雰囲気。
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「化粧坂の井戸」と呼ばれる場所の桜。ここには、町の境界を示す地蔵堂が在ります。かつて町の出入り口には門や木戸が設けられ、その側には目印の地蔵が祭られました。そんな門が昔は三春に六箇所存在したらしく、今は地蔵のみが残っています。
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「桜ヶ丘団地」と言う、割と新しい住宅地にも桜並木。…何だか、雲行きが非常に怪しいです。
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ここにも、見事な枝垂桜が。場所は、エホバの証人の集会所の脇…。
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主要な桜スポットだけなら二時間もあれば見て回れますが、本当はこれで未だ半分位しか訪れていません。三春は桜だけでなく、歴史的なスポット、森の中の遊歩道、ついでに意外と飲食店も充実しているので、たっぷり時間を掛けて滞在して損はないと思います。因みに、この時期限定運行の三春駅発滝桜行きの周遊バスの一日乗車券(大人:千円)は、滝桜の観桜料が含まれるだけでなく、町の中心部にも途中下車出来ます。旧町内自体は、徒歩だけで十分回れます。




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by piyoyonyon | 2018-04-06 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

日本三大桜の一つ、三春の滝桜

昨年春から初夏に掛けて日本に一時帰国した後、その記事を順追ってブログにアップしましたが、やはりこの記事だけは、桜の季節に載せるべきだろうと勝手に思っていました(…そう思いつつ忘れなくて良かった)。そもそも昨年の帰国は、三春町の滝桜の開花時期に合わせる事が、目的の一つでもありました。福島県出身の私は、子供の頃から何度も滝桜を見て来ましたが、進学に伴い上京して以降は、中々見る機会がありませんでした。
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滝桜は、三春の旧市街地から離れた農村部にあります。周囲の細い道路は大変混み、特設駐車場も限られていて、この時期には空きを探すのが非常に難しい為、行きは父の車で滝桜で降ろして貰い、帰りは旧町内まで徒歩で帰る事にしました。
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丁度満開で天気もまあまあ良好だったので、地元のTV局のクルーが何組か来て中継していました。
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でも、この日は平日だったから、歩くのもままないない程の混雑ではありませんでした。
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一応所々に青空は見えますが…、雲が多くて日光が射しません。
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昔は幹に直接触れる事も出来ましたが、今は根が傷むのを避ける為に、周囲に柵が巡らされています。更に、保護活動の為の観桜料(一人300円)も必要です。
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とは言え、枝は大きく広がり低く垂れ下がっているので、桜の花は十分間近で見る事が出来ます。
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昔は藩主の桜でしたが、今は小学生を含む地元を人々から手厚く保護されています。周囲に植えられた菜の花が同時に咲き揃うのも、地元民に寄る尽力の賜物。
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また、桜の季節以外でも花が楽しめるよう、背後には紫陽花が植えられています。
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阿武隈高地の中に在り、背後の高台に登ると黒石山等が見渡せます。
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高台にも、桜が植えられています。ここには、福島県出身の歌人・草野心平の歌碑もあります。
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周囲には、この時期だけの仮設飲食店や土産物屋が並びます。やはり食べ物は、花見の醍醐味の一つ…。ええ、食い意地は張ってますとも。
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もしP太か姉と一緒だったら、片っ端から買い食いし捲くったことでしょう(笑)。
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と言いつつ、ぼっちでも「おおはたや」の豆腐ドーナツの魅力には逆らえず。
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滝桜の子孫の苗木も販売されています。うちの両親の庭の枝垂桜も、こう言う苗木から育てたようです。滝桜の子孫苗は、瑞巌寺の愛姫の廟を含む日本全国を始め、ザルツブルク出身の指揮者カラヤンの生家や、ポーランドやハンガリーにも植樹されてるそうです。
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その内、やーっと待望の日差しが照り出して来ました。
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やはり桜の花は、青空を背景に日光を浴びてこそ映えます。
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樹齢は1000年以上、樹高は凡そ12m、枝張りは約20m。幹周囲は約10mと言われていますが、表皮のみで中は空洞になっています。その中には、小さな祠が祭ってあります。
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日本五大桜、または日本三大巨桜の一つで、とにかく日本を代表する桜の一つである事は疑いようもありません。富士山や京都、浅草雷門なんかと並んで、日本の代表的なイメージとして、旅行ガイド・ブック等の日本を紹介する外国の本の表紙に登場するのを良く見掛けます。
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ピンク色が濃い目の「エドヒガン系ベニシダレザクラ」の花そのものが美しいのは然る事ながら、天然の造詣なのに、まるで盆栽のお手本のようと言うか、アシンメトリーな枝ぶりが、これぞ日本の伝統美!と呼べる程の見事なバランスだと思います。
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訪問者は年間30万人と言われていましたが、やはり震災を原発事故の影響で打撃を受けているようです。とは言え、海外からの観光客も多く見掛けました。
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昨年は4月20日頃が満開でしたが、今年は開花がずっと早く、4月2日に開花宣言しています。この時期はJRも臨時便列車を増発し、町内周遊バスや無料シャトル・バスも運行します。
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最後には夕方に近く、いつの間にか観光客も少なくなっていました。
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帰りは、田舎道(一応県道)を通りながら、独り旧町内へ戻ります。4km位かなあ? 
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途中、こんな長閑な田園風景が広がっています。一番奥の赤い屋根の建物はお寺。
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滝桜は東向きの斜面に生えているので、写真を撮るなら晴れた午前中がベストかも知れません。それと、ライトアップされた夜桜も未だ見たことがないので、いつかは鑑賞しておかなくてはと思っています。もしこの滝桜が枯れて無くなったら、三春町の観光収入にとって致命的な打撃になるし、日本国民にとっても大きな損失となります。しかし残念ながら、どんなに精魂尽くして手入れしても、桜とて生き物なので、永遠に咲き続け存在する訳ではありません。未だ桜の時期の日本を訪れた事のないP太にも、少なくとも一生に一度は絶対に見せなくてはと肝に命じます。そして、今年も綺麗に咲いてくれて有り難うと、滝桜に感謝する事を忘れてはなりません。




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by piyoyonyon | 2018-04-05 15:37 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

ジングル・ベル

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我が家の裏庭に植えてあるウィンター・クレマティス、すなわち冬咲きのクレマティス。品種名は、その名も「ジングル・ベル」と言います。今年は、わっしゃーと沢山花を付けました。この植物は、8年程前、義母と一緒に通販で買いました。耐寒性がギリギリなので、西日の当たるガレージの壁に植えました。最初の二、三年は、蔓だけがやたらぐんぐん伸びて、義母のも私のも5、6個の花しか付けず、お互いこんなもんなのかあ…と思っていましたが、やっと株が成熟したようです。
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名前通りのベル型の白い花は中々愛らしいし、常緑だし、この分なら、今後は白樺の木にいっぱい這わせようと思います。文字通り、(冬枯れの)枯れ木に花を咲かせるようになるでしょう。
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その一方で、大輪系のサマー・クマティスも未だ咲いていて、蕾も沢山付いています。まあ蕾は、霜が降りたら傷んで開かなくなると思いますが。
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今週撮影したものですが、バラもちらほら咲いています。チェリー・セージなんかも咲いていて、未だ結構賑やかな我が家の庭です。
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何度体験しても慣れる事のない、日が短くて半端なく暗い、気が滅入るイギリスの冬ですが、冬至を越えると、少し気分がマシになります。皆様、素敵なクリスマスを!





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by piyoyonyon | 2017-12-24 15:35 | ガーデニング・植物 | Comments(0)

喜多方の桜のトンネル

今回我々が喜多方を目指した最大の目的は、駅の西側から北へ伸びるこの桜並木を見学する為でした。
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正式名称を「日中線跡地しだれ桜並木」と言い、1984年に廃線となった「日中線」の鉄道線路跡地が、遊歩道&サイクリング・コースに再開発され、その道に沿って桜が植えられました。
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桜並木は全国にゴマンとあれど、枝垂桜の並木は中々珍しいのではと思います。
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しかも、廃線跡の全長約12kmのうち3kmに渡り、凡そ1000本の桜が植えられていると言うのだから、桜並木としてはかなり壮大なスケールです。
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更に、色の濃い八重の紅枝垂れ桜の為、鮮やかなピンク色がズラリと並んで見えます。
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割と新しい花見スポットなので、元福島県人である私も、今まで良く知りませんでした。しかし、今では東北の桜の名所のトップ・クラスにランキングする程で、県外からの訪問者も多く見掛けました。
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桜の木が未だ若い為、返って花を間近で鑑賞出来ます。
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桜だけでなく、周囲には他の花も楽しめる工夫が色々なされています。例えば、この田んぼの畦道の斜面は、芝桜で覆われていました。
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日本では「芝桜」と呼びますが、英語名は「moss flox」で、桜の一種ではなくフロックスの仲間です。
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桜の根元には、チューリップや水仙が。
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一方こちらは、並木脇の個人宅の庭。
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単に、桜並木を訪れる人達に、一緒に見て楽しんで貰おうと、こんなに沢山の春の花々をせっせと育てているようです。
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天然ではないけれど、並木に沿って小川も整備されています。蛙など、結構生き物が生息しています。どれも、日頃から綺麗に手入れする地元の人々の尽力の賜物です。
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こちらは「塚原壇」と言う、この地域の発展に尽くした地頭・富田淡路守祺祐の、15世紀前半に築かれた墓と言われています。桜並木のすぐ脇にあり、一段高くなって、格好の撮影スポットになっています。
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ソメイヨシノは、会津若松より桜の開花時期が遅いはずのここでも、既に散り際でした。
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花見に付き物の食べ物屋台はないのかー?と言われそうですが(うちの姉から)、部分的には集まっています。中央の「けずりいちご」ってのが、初めて聞いてソソられます。
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こちらは、手作りマーケットになっていました。ここで、P太用に会津木綿のペットボトル・ホルダーを購入。
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北に進むにつれ、と言うか時間が進んで昼に近付いて来るのに従って、益々観光客が増えました。場所に寄っては、余りに人が多くて進みにくい所も。並木自体も、北のほうが見応えあります。
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この辺は、両側の桜の間隔が狭まっていて、正に桜のトンネルでした。観光客密度は、特に高くなっていました。平日でもこんな具合な訳だから、週末は殺人的に混むのでは?と予想します。
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日中線は、当初山形県の米沢市に通じる予定でしたが、結局最後まで盲腸線(行き止まり線)のままでした。最終的には朝夕合計3本しか列車が運行されない超閑散ローカル線で、「日中は走りま線」などと揶揄されたそうです。1980年代の国鉄再建法施行の際には、真っ先に廃止対象となりました。しかし、返って廃線となった今のほうが、多くの人々を魅了して賑わい、観光の役には立っているのに違いありません。
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元線路だけあって、蒸気機関車が展示されている場所もあります。汽車に桜って合うなあ。
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結局、御昼時間を過ぎてしまった為、3km制覇はあと少しのところで途中断念。1kmも歩けそうもないわ~と言う人には、この時期には特別循環バスも運行されています。
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そして、帰りの郡山行きの電車に乗る前の夕方に、もう一度桜並木にやって来ました。
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昼近くはあれ程ひしめき合っていた観光客も、さすがにこの頃は一斉に去り、学校帰りの学生や、犬の散歩の人位が通るだけ。返って枝垂れ桜並木に相応しい、しっとりした風情が楽しめました。
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午前中は混んでいて、写真を撮るのが難しかった塚原壇からも、今なら大丈夫。飯豊連峰は、この日は一日中はっきりと見えました。
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丁度見頃で天気も抜群に良く、今年はもうこれで悔いがない!と思う位、たっぷり桜を満喫したと思います。
 



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by piyoyonyon | 2017-08-03 15:37 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

三春のカタクリの里

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今回の帰国で、両親の住む福島県中部の実家には、三春町の桜の開花時期に合わせて帰省しました。三春と言えば、日本三大桜の一つ「滝桜」を始め、桜の里として知られています。しかし、今回初めて「カタクリの里」なるものが三春に存在することを知り、訪ねてみることにしました。
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場所は、三春町の郡山市寄りの山田地区。この時期、カタクリの里への道順を記す看板は途中に沢山出ていましたが、そうでもないと辿り着けそうもない、極普通の農道が通る山の中にあります。
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カタクリは、半日陰を好み、こんな落葉広葉樹林の根元に群生します。丁度イギリスのブルーベルの生育地に、ちょっと似ています。
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結構急な斜面ですが、遊歩道が整備され、その上手作りの杖が貸し出されいました。
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生憎写真では非常に分かりにくい花色なのですが、少し青味掛かったピンク(いわゆるオーキッド・ピンク)の花が、この斜面にびっしり群生しています。
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カタクリは、ユリ科の球根植物で、その根から澱粉を採った物が、本来片栗粉と呼ばれました。現在は貴重になった上に元々精製量が少ない為、片栗粉は主にジャガイモやサツマイモから製造されます。因みに、イギリスには「doogtooth violet (犬歯菫)」や「trout lily (鱒の百合)」と呼ばれる、アメリカ原産らしい近種の園芸種が存在しますが、主な花色は黄色です。
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カタクリの開花時期は、丁度桜と同じ頃。桜同様に花期が短いこともあり、春の訪れを告げる花として、またうつむき加減に咲く花が愛らしく、古来より日本人から愛されて来ました。万葉集にも、「堅香子(かたかご)」の名で登場する程です。
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かつては日本中に自生していましたが、山林が開発され、群生地はどんどん減って来ました。
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カタクリの他にも、幾つか山野草を見ることが出来ます。例えば、これはキク科の「ヤブレガサ」。芽吹く頃は、正に「破れ傘」のようです。
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カタクリと開花時期が同じで、また生育条件も似ている為、良く一緒に咲いていることで知られる「キクザキイチゲ」(手前の薄紫色の花)。
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同じく、カタクリと一緒に咲いてるのが良く見られる「ニリンソウ」。キクザキイチゲと共に、キンポウゲ科のアネモネの仲間です。
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道路脇のビニール小屋では、保存会の方々が待機して、お茶や手作りのお漬物等のお茶請けを無料で振舞って下さいます。
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利益の為ではなく、ひたすら自然愛や地元愛の為に、ここまで保護・整備している訳で、保存会の方々の尽力に心打たれたカタクリの里です。三春の桜を訪れる際には、是非こちらにも足を延ばして見て下さい。
 




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by piyoyonyon | 2017-07-01 15:37 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ブルーベルの季節のエメッツ庭園

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最早かなり季節外れですが、4月に日本へ発つ前日は、天気が良く気温も暖かく、P太も休暇がとれたので、ケント州の「Emmets Garden エメッツ庭園」へ、急遽ブルーベルの花見へ行きました。
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ここは、ナショナルトラストの中でも割と地味な庭園でして、晴れた週末でも駐車場は結構スカスカです。しかし、その日は平日だったのに、既に学校のイースター休暇が始まっていた為、駐車場は満杯で予備まで使用され、大勢の子供達で賑わっていました。
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イギリスのこう言った場所では、復活祭の時期には、子供向けのエッグ・ハントのイベントが大抵催されるからです。姪も、ナショナルトラストのどれかにエッグ・ハントへ行くと張り切っていました。エッグ・ハントと呼べど、今時茹で卵を喜ぶ子供はおらず、チョコレート・メーカーと協賛した卵型チョコ集めです。
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このエメッツで庭園らしいのは、せいぜいこのロック・ガーデンと、この頃未だ時期ではないバラ園位。
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元々庭園が付属していたお屋敷なんて、今は個人の集合住宅で、一般人は近づくことさえ禁止だし。この辺が、今一マイナーな理由です。
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ここは庭園と言うよりは、周囲の森林内での散歩を楽しむのに適した場所と考えたほうが良いかも知れません。お目当てのブルーベルも、森の中に群生します。
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エメッツは高台にあり、森は谷間に広がっています。勿論、遊歩道が完備されています。
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谷を挟んで見える、最寄の村「Ide Hill アイド・ヒル」の教会。
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ブルーベルは、イギリス中で見ることの出来る一般的な野草ですが、群生を鑑賞するなら、平地よりも高低差のある場所が見応えあり、特にこんな斜面が一番だと思います。
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芽吹いたばかりの新緑が、ブルーベルを一層引き立たせます。
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白樺との組み合わせは、特に絵になります。
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こちらはピンクの木蓮。
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でも、今回一番ブルーベルの花色が際立つと思ったのが、この砂っぽいサーモン・オレンジ色の遊歩道とのコントラスト。
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ここで今ブルーベルを存分に楽しんでいる私が、翌日(実際には日付が変わって翌々日だが)日本で桜を楽しむとは、誰も想像出来まいw。
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絶好のアイスクリーム日和でしたが、生憎カフェには長い行列が出来ていて、この日はアイスクリームは諦めました。
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この数日前にリース・ヒルで咲き始めのブルーベルを見て、今年はこれだけで十分と思っていましたが、やはり満開のブルーベルを見る事が出来て大満足です。連れて来てくれたP太に感謝。
 




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by piyoyonyon | 2017-06-20 15:27 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

オヤジの庭

今日は「父の日」なので、私の福島の実家の父の庭を御紹介します。私の父は、小学生の頃から煙草を吸う不良で、高校生の時には本当にやんき~になりました(本人曰く「ワルぶっていただけ」)。その後大学を卒業して教師になり、その初任給で買ったのが、何と植木! ガーデニング好きな元ヤンです(爆)。何でも、父が育った食糧難の時代の田舎では、植物を鑑賞する為の「庭」を持っていたのは裕福な家のみで、それに対し庶民の家庭では、家屋以外の敷地は全て作物を育てるのに利用、つまり畑として使用していたらしいのです。そんな家庭で育った父にとって、庭は長年の憧れだったそうです。
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現在の庭は、私が小学生の頃に家を建て替えて以来、父が何十年も掛けてコツコツと作り続けて来たものです。プロの庭師に依頼すれば早かったものを、父は自分のライフワークだからと、そして作る事自体が楽しいからと、頑なにほとんど一人で作って来ました。一応10年以上前に計画通りに完成に至っている…はずなんですけど、決して終わりのないのが庭仕事。そして、元々整理整頓の全く出来ない両親なので、「本当にこれで一段落してるの?」と思える程、あちこちまとまりなくゴチャゴチャして見えます。
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庭は、大きく分けて南向きの前庭、東側の玄関先、北向きの裏庭になっています。日本の伝統的な住居らしく、イギリスと違って前庭がメインです。とは言え、ガレージが結構大きく占めるている為、田舎の家としては然程大きな庭ではありません。中央に見える大きな木は、金木犀です。
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庭のスタイルは、純粋な日本庭園です。私も父も、庭は建物や背景に似合うことが大切だと思っています。
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庭の所々に大きな岩が配置され、その合間に植物がちょこちょこと植えてあります。父は、30歳代の頃は皐月の盆栽に熱中していましたが、今は母と共に山野草を愛でています。
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当初、前庭には池を作るつもりでしたが、風水に寄れば、家の南側に水を貯めると家族に病人が出ると言われているそうで(大量の湿気が家に入り込むからで、あながち迷信ばかりではないらしい)、姉から強く反対された為、代わりに小さな滝を作りました。この岩場から、蛇口を捻ると水が滝のように流れる仕組みです。
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この庭で現在一番大きな木が、この枝垂れ桜。三春の滝桜の子孫だそうです。私が子供の頃と比べても随分大きく育ち、今では広がった枝が、前庭の1/3位を覆うようになりました。枝垂れ桜は、実家の地域では斜面に育つことが多く、うちのように平地に生えているのは割と珍しいんだとか。
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両親の家の庭で、一番きちんと見えるのが玄関先。私が帰省した際は、白い沈丁花が咲いていました。
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沈丁花の下には、ヘレボラスが。
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この「つくばい」のみ、プロにお願いしました。この下は、水琴窟になっています。
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数日後、つくばいは桜の花びらでいっぱいになっていました。
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子供の頃は、両親の植物好きにウンザリしていたものですが、結局いつの間にか私も庭仕事に勤しむようになりました。父のように歴史好き、切手好きになったのも、三人きょうだいの中では何故か私だけ。なんだかんだ言っても、私が父に一番性格が似ているようです。





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by piyoyonyon | 2017-06-18 15:23 | ガーデニング・植物 | Comments(0)

バラのジャングル

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約二ヶ月間の日本滞在から、イギリスに戻って来ました。今回、初めて夫P太をイギリスに残しての帰国でした。今までの帰国は秋か真冬でしたが、今回は春から初夏に掛けてとあって、本来なら庭仕事の忙しい時期でした。気掛かりだったのは、私の留守中に庭が大丈夫かと言うこと。仕事が忙しく、しかも普段はガーデニングに興味のないP太に、庭の世話を任せられるか不安でした。しかし、「美しい庭はビールを旨くさせてくれるから」と言う理由で(それがモチベーションかい。笑)、大切な植物を枯らしては一大事と、雨が少ない時は水撒きを、またバラの花がら摘み等も割と小まめにしてくれたようです。とは言え、予想はしていたものの、イギリスに帰って来てみると、裏庭はローズ・ガーデンどころか、ローズ・ジャングルになっていました!
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もしこの時期家を離れずに居たら、日に日に成長するバラやクレマティスを、引誘したり支柱で添えたりして、少しは位置を調整していたはずなのですが、…当然ながら見事に好き勝手に伸び撒くっていました。
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おまけに最近暴風雨続きだったので、枝は更に暴れ捲くり傾き、生えたばかりのシュートは折れたり…。
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しかし、バラの花がら摘みに関して言えば、例え私が日本に帰らず、ずっと世話していたとしても、手が回り切れなかったことと思います。手が届かない程高い、または奥深い場所は、もう諦めました(笑)。
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イギリスを去った頃は、いつもより気候が暖か目で、植物の成長も例年よりずっと早かったのですが、その後気温の上がらない状態が一ヶ月以上続き、このような花盛りになったのは、つい最近のことだそうです。
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黄バラ「グラハム・トーマス」には、茄子紺色のクレマティスが絡まって、中々好みの景観になりました。
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苺アイスクリームのような花色だけでなく、少し銀葉掛かった葉も魅力の「セプタード・アイル」。
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「スカボロー・フェア」と共に、陽に透ける様が美しい「ザ・ラーク・アセンディング」。
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小さくシンプルな一重咲きが愛らしい「センター・ステージ」は、今年は花付きが良いようです。
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アーチに掛かるバラ「ニュー・ドーン」は、かなり成長しました。最初は地味~なバラに見えたけど、年追う毎に美しくなるような気がします。
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もう一つアーチに掛かる、ころころバラこと「ロウブリッター」。本当に愛らしくて、一季咲きなのが残念です。
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我が家の唯一のランブラー・ローズ「オープン・アーム」も、元気一杯で伸び撒くっています。そのうちP太から、ガレージの屋根の上の太陽光パネルの邪魔になるからと(ガレージの上までソーラー・パネルを置くほうが可笑しいんじゃい)、「切れ切れ」コールが掛かりそう。…ってか、パネル増えてる!
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目を引く蛍光ピンクの「ザ・ハーバリスト」は、既に花期が一段落のようです。
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クレマティスも、今年は沢山花を付けています。
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バラ「ザ・ジェネラス・ガーデナー」と共に、庭の一番奥の壁面を覆っているクレマティス「ビル・マッケンジー」。ここは日当たり最悪なのに、この二つの植物の勢力は、庭の中でも特に圧巻です。 
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美女桜も、既に咲いていました。後ろの黄緑色の葉は、咲き始めのシモツケ。
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愛猫ポコちゃんは、相変わらず草を食べることだけが、庭に出る目的のよう。
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日本から帰って来たら、いきなり自分の庭がこの花盛りの状態で、嬉しいことは嬉しいけれど、やはり自分のバラが少しずつ咲き始めるのを眺める喜びには、勝らないなあと感じました。やっぱりこの時期には、出来るだけイギリスを離れないほうが良いのかも知れません(…東京はえらく暑かったし)。
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実は今年は、前庭もバラの庭に改造する予定なのです。幾ら日本よりはバラの手入れが楽なイギリスとは言え、益々バラの世話に勤しまなくてはならず、きっとバラの奴隷になるであろう私です(笑)。




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by piyoyonyon | 2017-06-10 15:30 | ガーデニング・植物 | Comments(0)

春のリース・ヒル 2

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イギリス南東部の最高峰「Leith Hill リース・ヒル」の頂上、そして其処に立つ「Leith Hill Tower リース・ヒル・タワー」に登った後は、麓のお屋敷「Leith Hill Place リース・ヒル・プレイス」の駐車場に戻り、脇のピクニック・テーブルでお昼御飯のお弁当を食べます。
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今日の弁当、またしても海苔弁(爆)。それに、残り物の高野豆腐と大根の煮物付き。このフィッシュフィンガーが気に入ったのと、おにぎりより用意するのが簡単なことに気付きました(笑)。
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そして、一応この日一番の目的である、ブルーベルの花見に出掛けます。途中、道路脇で土筆を発見。その周囲に生えているのは蕗? どちらも私の田舎では在り来たりの山菜ですが、イギリスじゃ余り見掛けたことがありません。
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森の中へ続く遊歩道らしき物があり、奥にブルーベルの群生が見えたので、入って見る事に。
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未だ咲き始めですが、場所に寄ってはかなり密集しています。
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恐らく、次の週位が一番の見頃だったことと思います。
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本当に、森の奥の奥まで、果てしなくブルーベルがびっしり広がっています。満開時には、本当に青いカーペット状態になります。
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ブルーベルの合間に、黄緑色が眩しい羊歯が芽吹いていて、また美しい。
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そして、森そのものが美しいのです。
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最後に気付きましたが、良いブルーベル・スポットを探している内に、どうやら公共遊歩道ではなく、誰かの私有地に入っちゃったみたいです(汗)。実は、朽ち果てて蔦に埋もれたレンガの塀に囲まれていました。
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再び駐車場に戻り、最後にお屋敷「リース・ヒル・プレイス」を目指します。「石楠花の森」を通り、こんな緩やかな斜面をしばし降りて行きます。
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お屋敷としては地味ですが、陶器メーカーのウェッジウッド家、生物学者チャールズ・ダーウィン、そして国民的作曲家レイフ・ヴォーン・ウィリアムスに縁の深い、興味深い館なのです。内部は前回見学したので、軽く流しました。余程予算が少ないのか、相変わらずインテリアは、簡素どころか貧乏臭い…。
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しかし、前回訪れた、寒々しい季節の惨めったらしい天気の日とは、印象が全く違います。
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お屋敷の南側は、本来は見晴らし抜群のテラスになっています。しかしこの日は、やはり一日中ひどく霞んでいました。
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実は、今回この屋敷に寄った理由は、ティールームのクリーム・ティが目当て。ボランティアの方々が切り盛りする、寄付金制のティールームなのです。食器も多分ボランティアが不用品を持ち寄った物だから、柄が皆バラバラ。でも何だか、こんな風景を眺めながら、こんな食器でクリーム・ティなんて、まるで多くの日本人が思い描くイギリスですね(笑)。クリームはクロテッドではなくホイップ・クリームでしたが問題なく、スコーンは外側がさっくり&中がふんわりで大変美味でした。
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一日中たっぷり歩いたけど、アイスクリームの上にクリーム・ティーまで食べて、消費したカロリーは帳消しになってしまいました(笑)。
  




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by piyoyonyon | 2017-05-23 15:31 | 旅行・お散歩 | Comments(8)

春のリース・ヒル 1

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日本に一時帰国するので、今年のイギリスのブルーベルの季節は逃しちゃうな…と残念に思っていた所、日本に帰る直前、近所でブルーベルが咲き出しているのに気付きました。折りしもピーカンの週末があり、荷造りもそっちのけで、ブルーベルの名所の一つでイギリス南東部の最高峰(と言っても海抜300m程度)「Leith Hill リース・ヒル」に出掛けました。
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向かう途中うっかり間違えて、いつも通るコースじゃない道路を通ってしまいましたが、今回ばかりはこの間違いが大正解。こんな素晴らしい菜の花畑の中を、走って行く道なのですから。
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丁度車を止められるスペースがあったので、しばし撮影しました。
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「月は東に日は西に」って程広くはないものの、菜の花畑の中にイギリスらしい農家がある、こんな風景、まるで絵本みたいでしょ?
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中央の木の陰に見えるのは、お屋敷のようです。イギリスの田舎のあちこちには、特に見晴らしの良い高台には、マナー・ハウスや城館等のお屋敷があります。
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丘の上のやや右寄りに見える建物が、我々が登る予定のリース・ヒルの頂上に立つ「Leith Hill Tower リース・ヒル・タワー」。
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ナショナルトラスト管理のお屋敷「Leith Hill Place リース・ヒル・プレイス」の駐車場に車を止め、頂上を目指します。お弁当は持参しましたが、未だ午前中なので、頂上から戻って来て食べる予定。このリース・ヒルは、ロンドンからも割と近い為、ピクニック、トレッキング、犬の散歩、サイクリング、バイクのツーリングに大人気。上り口周辺に設けられた幾つかの駐車場は、週末のお昼過ぎには大抵満杯になり、一度は断念したこともあります。この石垣のある登山道コースを登るのは初めて。こんな日本のような石垣は、イギリスでは結構珍しいかも知れません。この部分は結構急で、P太は息が切れていました。
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しかし急だったのはその最初だけで、この西側の登山道は、お年寄りやベビーカーでも歩行可能な程ゆるやかな坂道が続きます。
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途中、桜が美しく咲いていました。
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これは、実は「bill berry」と言うブルーベリーの一種。フィンランドでは「mustikka」と呼ばれ、義母の好物です。このリース・ヒルの一帯に沢山自生していますが、生粋のイギリス人(いわゆるアングロ・サクソン人)は概ね野生の食物に興味がなく、この植物に食用の実がなることに気付いたのは、私達の前を歩いていたインド人の女性でした。しかし、この植物が大繁殖していると言うことは、ここの土壌が酸性なのを意味しています。
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頂上に到着。ここに登るのは、4、5年ぶりかも知れません。周囲の木が随分伐採されて、見晴らしが一層良くなったようです。
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ただしこの日は、非常に霞んで視界が良くありませんでした。中央に見えるのが、リース・ヒル・プレイスのお屋敷。
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そしてこれが「リース・ヒル・タワー」。ラプンツェルの話で出て来そうな中世の塔に見えますが、実は意外と新しくて、18世紀の末に地元の貴族が酔狂で中世風に建てた物です。
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ここで、P太がまさかの燃料切れ!(…情けないなあ)。弁当は車の中に置いて来て、水しか持って来なかったので、塔の売店でアイスクリームを買いました。近くのLeighと言う村の農場製のアイスです。P太が蜂蜜生姜味、私はラズベリー味を選びました。甘さが極力控えめで、合成的な風味が皆無で、クリーミィなのにジェラートのようにあっさり軽く、抜群な美味しさでした。
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燃料補給した後は、塔を登ります。途中、螺旋階段が真っ暗でちょっとビビリました。
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部屋の一部も展示室として公開されていますが、一階に付き面積が6畳程度なのです。本当に、塔の上から眺望を楽しむ為だけの建物。
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こちらは北のロンドン方面。視界の良い日には、ロンドンの「小キュウリの漬物」や「チーズ下ろし」等の高層ビルまで見えるはずです。
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東側には、先程通って来た菜の花畑は見下ろせます。南東方面には、本当は国立公園のサウス・ダウンズ丘陵地帯も見えるはずなのですが、こんなに晴れているのに、この日は本当に視界が悪くて残念でした。
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とは言え、快晴の日のピクニックは、やはり気分が良いと上機嫌で丘を下りました。
  




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by piyoyonyon | 2017-05-22 15:38 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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