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ブレコン・ビーコンズの宿

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ウェールズに一泊するなら、絶対またあのB&Bにしようと、私もP太も即座に思いました。Mertyhyr Tydfil マーサー・ティドビルの北の、国立公園内のPontsticil ポントスティチルと言う小さな村に在る「Penrhadw Farm Guest House」で、以前二回宿泊した事があり、私達にとってイギリスでベストに入るお気に入りの宿です。今回初めて宿泊サイトから予約したら、スコアが最高点近くになっていて納得。四つ星クラスだと言う事も、今回初めて知りました。数部屋しかない小さな宿で、しかも数日前でしたが、平日だった為、二部屋を予約する事が出来ました。
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建物自体は古くも無く、特に目立った特徴はありませんが、その分清潔で機能的で快適。
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本当は脚の悪い義母にとっては、一階(日本風に)の部屋のほうが都合良かったのですが、一階には一部屋しかなく、生憎既に予約で埋まっていました。
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玄関ホールのキャビネットの中には、手編みのウェールズの民族衣装を来た人形が。
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私達夫婦の部屋は、一番眺めの良い一番大きな部屋でした。
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部屋の調度も、これと言った個性はありませんが、安っぽくもなければ悪趣味でもなく、適度に古風で現代的で良い塩梅です。特に夫婦で宿泊する場合、これ位が丁度良いようです。余り装飾過剰だったりカントリー調だったり可愛い過ぎると、多くの男性は居心地が良くないらしいので。
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広々としたバスルームには、大き目のバスタブとビデ付き。ビデ付きのトイレは、最早欧米でも珍しいと思います。もっとも洗浄式トイレの普通な日本では、ビデは必要ありませんけど。
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南向きの窓からの眺め。良く手入れされた庭の向こうに見える二棟の建物は、付属のホリデイ・コテージ、つまり自炊設備の付いた宿です。欧米人は、休暇と言うと一週間以上同じ場所に滞在する形式が多いので、返ってこちらのほうが人気なようです。
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村名のポントスティチルの「ポント」は、ラテン語やイタリア語同様、ウェールズ語で「橋」を意味するそうです。この村の谷底には清流が流れ、もしかしたら村名の由来かも知れない、古めかしい石橋が掛かっています。
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清流の上流は、ダム湖になっています。釣りやボートに人気の様子。総じてウェールズでは、カヌーが盛んだと思いました。
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更にその奥には、こんな見事も滝もあります(いづれも以前訪れた際の写真)。
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また、村の谷の反対側には、観光蒸気機関車も走っています。10年前でも料金が驚く程高くて乗った事はありませんが、義妹一家は最近乗ったそうです。
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この周辺の山には、昔(または現役の)の赤砂岩の採掘場があちこちに見えます。かつては採掘した石を運ぶ為の鉄道も通っていたようで、深い谷間に掛かる立派な石造りの(多分ヴィクトリア時代の)高架橋や、停車場の跡が残ったままです。
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宿から歩いてすぐの場所に中々良いパブが在り、食事を取るのにも困りません。今回は義母が一緒なので、車で行くつもりでした。しかし義母は、先程の怪我で相当落ち込み、実際かなり足が痛む為、夕食は要らない、明日の為に部屋で休憩していると言います。保冷バッグに残っていた昼食を義母に預け、P太と二人だけでパブに夕御飯を食べに行きました。
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バブの脇に在る、派手にペイントされたバス停兼公衆トイレ。バス停はあれど、時刻表は一切見当たらず、どうやら近年廃路線になったようです。
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飾り気のない、極普通の田舎パブですが、それが返って落ち着きます。こんな小さな村なのに、週末には混んで入れない事もある程の人気ぶり。今回は初めて平日に入った為、割と空いていました。以前は、ウェールズ風野菜のソーセージや、ウェールズ産山羊のチーズの前菜等、地元料理が幾つかありましたが、今は典型的なパブ・メニューだけになっていました。
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私もP太も、鮭を注文しました。私のは、鮭のスウィート・チリ・ソース。
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P太のは、パセリ・クリーム・ソース。付け合せも何の変哲もありませんが、鮭の焼き具合は的確だったし、チップスは三度揚げの極上で、最後まで飽きずに楽しめました。
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翌朝は、義母の足の痛みも幾分和らぎ、元気もかなり回復していました。
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朝食は、勿論注文を受けてから調理する、美味しく充実したフル・ブレックファースト。生憎うっかり食い意地に負けて、朝食の写真を取り忘れてしまいましたが(この写真は昔の物)、相変わらずウェッジウッドの食器が使用されていました。
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チェック・アウト時にしばし女将さんとお喋りし、今回もとても快適に過ごしました。またブレコン・ビーコンズに来る機会があったら、是非この宿を利用したいと思います。
  



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by piyoyonyon | 2018-09-19 15:35 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

再びアーディングリーのアンティーク・フェア 1

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先月の中旬、英国最大規模のアンティーク・フェアを、P太に有給を取って貰って再び訪れました。ウェスト・サセックス州のArdingly アーディングリーと言う村の、広大な農業展示場で、ほぼ隔月の二日間(火曜&水曜日)開催されます。
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駐車場には、「ジャンク・デラックス」と言う、「ハイクラス・ジャンク」同様に矛盾した店名のトラックが。「『マツコ・デラックス』を思い出させる」と私が言うと、前回の日本滞在でマツコが忘れ難かったP太は笑っていました。
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入場料金は初日が20ポンド、二日目が5ポンド。この格差は、古物のお宝を得るなら早い者勝ちが鉄則だからなのですが、プロの骨董商の買い付けならいざ知らず、お宝と言ってもせいぜい20ポンド前後の我々にとっては、今回も二日目で十分です。
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二年前の前回は、午前中は天気が雨だった為、屋内から見始めましたが、今回は快晴。と言っても、雲行きが結構怪しく見えたので、晴れている内にと屋外から周り始めました。
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この時、イギリスでは異例の熱波が続いていましたが、この日は割と涼しかったんです。でも前回の6月に比べ、出店数は明らかに少ないと感じました。勿論出店参加を申し込むのは、ずっと前の事だろうし、もしかしたら暑くなり易い7月は、予め出店を避ける傾向があるのかも知れません。または、ブレグジットの影響で不景気で、どんどん出店数が減少して来ているとか??
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そして、常連参加のストールは、毎回同じ場所に出店すると言う事も分かりました。これだけ大きな規模のフェアですから、特に時間が限られている場合は、自分のお目当てのストールを優先して見て回るべきだと思いました。
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この手芸用品中心のストールは、品揃えが圧巻。ボタンが色別&素材別ににプラ・ボックスにごっそり詰まって、ズラッと並んで売られています。
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とても愛らしく好みの、ソヴィエトのソフト・ビニール人形。
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打ち捨てられたように売られている、古い手作り布製人形。ドレスの生地が結構素敵です。
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日本の昭和な香りのする花模様の缶。
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敷地が十分あるので、大きな家具類は豊富です。この左手の巨大なコカコーラのハリボテのような、ちょっと珍しい商業用ポップも時折見掛けます。
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ここで売っている物なんて、ほとんど誰がどう言う目的で買うのか中々想像出来ない物ばかり。して言えば、飲食店なんかで装飾品として使うかも。
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古いトランクや木箱は、今でも収納として十分役立つせいか、古物番組を見ていると割と人気です。また古いバケツや鍋も、ガーデン・グッズとして人気です。
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10時前に到着しましたが、どうもP太のテンションが異様に低く、具合が悪いのかと心配したら、既にお腹が空いて燃料切れとの事。すかさずメントスを一粒与えて、応急処置として血糖値を上げさせましたが、早々と昼食を取る事にしました。
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この会場、例えお弁当を持って来ても、座って食べられる場所がほとんどありません。特に、天気が悪かったらお手上げです。食べ物屋台は多く出ているので、今回はお弁当ナシで来ました。目を付けていたのは、このドイツ・ソーセージの屋台。
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二人とも、ベルリン名物カリー・ヴルストを注文。ソーセージはちゃんとドイツ産で真っ当でしたが、問題は一つ6ポンド(約900円)もしまして、P太は後々まで文句垂れ垂れでした。確かに、もし日本だったら、せいぜい300円止まりの品質ですよね…。でも、この会場だから特別高い訳ではなく、イギリスの外食(例えファスト・フードでも)が全体的にこんなに高く付くのは、P太も十分承知だったはず。文句は、ボッタクリ価格が当り前のこの国にして欲しいと思います。お向かいの屋台の切り売りピザなんて、8ポンド(約1200円)もしました。
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この「ショッピング・アーケード」と呼ばれる家畜用のテントが並ぶ部分には、ビンテージ風の新品を売る店が多く、イマイチ面白くありません。
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いかにも70年代なフラワー・パワー柄のデッキ・チェアは、フリマでも結構見掛けるアイテム。
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大量のバケツが並ぶ奥には、大量のバスケットが。ーーー続いて、屋内会場を回ります。
 




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by piyoyonyon | 2018-08-28 15:30 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

薔薇天国、デヴィッド・オースティン・ローズ・ガーデン 2

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実は前回デヴィッド・オースティン社のバラ園を訪問した際、この「ヴィクトリアン・ガーデン」を見落としてしまっていた事に、帰宅してから気付きました。他だけで十分充実していて満足しちゃった為、更に、ここは「ロング・ガーデン」の一箇所からしか通じていないので、つい入る機会を失ってしまったようです(苦笑)。
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なので、義母にとってはこの部分に入るのは初めて。
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ここは、レンガの壁で囲まれたウォルド・ガーデンで、柘植の低い生垣で仕切られた花壇の中に、イングリッシュ・ローズだけが植えられた、ヴィクトリア時代風のフォーマル・ガーデンです。
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イングリッシュ・ローズだけと言っても、花色に富み、壁やアーチに蔓バラを這わせたりと高さにも変化を付けて、全く飽きさせません。
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所々に石の彫像が配置されていますが、初代デヴィッド・オースティン氏の今は亡き奥方で、彫刻家だったパット・オースティンに寄る物。
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手前の赤紫は「ムンステッド・ウッド」、後ろのピンクは「ハイド・ホール」。
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「ロアルド・ダール」が、ここでも目立って美しさを発揮しています。
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「サー・ジョン・ベッジャマン」の甘い花色は、やはり何度見ても目を引かれます。
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「ザ・ラーク・アセンディング」の透明感のある美しさには、義母も魅了され欲しくなりました。「でもトゲ多いよ」と私が言うと、あっさり諦めましたが。
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今年のD.A.のカタログでは、この「モーニング・ミスト」に、再び結構脚光が当てられています。
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この非常に繊細で儚げな花色のバラには、義母も私も強く惹かれましたが、何故か植物札を見付ける事が出来ませんでした。「ジェントル・ハーマイオニー」でしょうか??
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こんな黄色のシングル咲きのイングリッシュ・ローズは、今まで見た憶えないと思ったら、今年発表されたばかりの新種です。「トッタリング・バイ・ジェントリー」と」言い、カントリー雑誌に長年連載されている漫画のタイトルから名付けられたそうです。最初の花期が既に終わりつつあるようですが、新種の育った株の状態を確認出来るのは、このバラ園ならでは。
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この辺りで丁度3時半位の時間でしたが、義母が「先にお茶の時間と買い物を済ませてから、またバラ園をじっくり見に来ましょうよ」と熱心に提案しました。
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ティー・ルームのラスト・オーダーは4時半まで、閉園は5時です。バラ園の規模はそれ程大きくありませんが、足が不自由と言うだけでなく、写真の撮影に時間が掛かり過ぎ、歩みの非常にノロい私達一行。これではお茶の時間を逃すかも知れないので、義母の案に乗る事にしました。
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ティー・ルームで注文したのは、またしてもクリーム・ティー。朝御飯が大量だったので、それまで全く空腹を覚えず、昼食を食べていなかったんです。
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三人ともイギリスの甘過ぎるケーキは苦手なので、自分で甘さを調節出来るクリーム・ティーは安全圏です。スコーンもクロテッド・クリームもジャムの良質で、今回も美味しく頂きました。紅茶やコーヒーに付いて来る、ショート・ブレッドのような自家製クッキーも美味。でもやっぱりいつかはここで、アフタヌーン・ティーを試してみたいなあ。
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ショップは、昨年の秋に訪れた時から、結構変更・改造されていました。今までトイレだった建物は取り去られ、苗木の売り場が拡大されていました。トイレはティー・ルームに寄り近い新しい建物に入り、またバラ園右手(南側)にも、もう一つ飲食スペースが設けられていました。
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クリーム・ティーを楽しんだ後は、さあバラの苗木を買うぞ~と意気込んだものの、私のお目当ての品種が見付からない! ぐるぐる売り場全体を回って、最後に一つだけ残っているのを見付け出し、ホッと安堵しました。わざわざここまで来て買えないなんて…と焦ったので、義母の提案通り、閉園間際の買い物じゃなくて良かったと、つくづく思いました。




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by piyoyonyon | 2018-07-11 15:29 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

シュロプシャーの田舎宿「ザ・ダウン・イン」

シュロプシャーへの小旅行の宿泊先は、Bridgnorth ブリッジノースから南西5km程のイン(大抵居酒屋を兼ねた昔ながらの小規模旅館)を予約していました。インとは言え四つ星のホテルで、大手宿泊予約サイトでも、利用者レビューの最高得点クラスを獲得しています。P太が予約サイトの会員登録をすると、思いの他手頃な宿泊料金で予約する事が出来ました。
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それがここ、「The Down Inn ザ・ダウン・イン」。村と言うより、周囲に農家が疎らに在るだけの、Bクラス道路の辺鄙な場所にポツンと突然立っています。外観は割と普通です。ところが、次々と車で客がやって来る人気ぶり。背後の広い駐車場は、見る見る満杯になって行きました。
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私達の部屋はこんな感じ。広さは十分あり、清潔感は申し分なく、機能的にも問題ありません。
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オーク材の家具が中々重厚ですが、さりとて装飾過剰では全くなく、全体的にはあっさりモダンで快適です。専用駐車場からすぐなのも、安心で便利です。
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義母の部屋も、同じような広さとインテリアでした。最初義母は、部屋の割に余りに料金が安いので、二部屋じゃなくて一部屋分の値段と勘違いしていない?と疑っていました。
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パブ兼用なので、同じ建物内で夕食が取れるのも魅力です。その料理の質の高さも、この宿の人気の秘訣で、スコアの高さに大きく反映しているそうです。この日は父の日だった為、予約してもテーブルを確保出来るだろうかと心配になる程混んでいました。生憎P太は、もうこの日は車を運転する必要がないのに、通風の発作の為お酒は飲めませんでしたが…。
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日曜日だったので、メイン・コースは「carvery カーヴェリー」のみです。カーヴェリーは、ローストされた肉を好きなだけ切り分けて貰い、好みのソースと付け合わせを自由に選べるビュッフェ・スタイルの食事で、イギリス人にとって最も御馳走の一つ。
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え?美味しそうに見えない?? …そりゃーイギリス料理っちゃ、こんなもんです(笑)。ロースト・ビーフ、チキン、ターキー(七面鳥)を一切れずつと、ヨークシャー・プディング、スタッフィング、紫キャベツの煮物、ロースト・ポテト、ロースト・パースニップ(白ニンジン)、カリフラワーのチーズ・ソース和え、マッシュ・バターナッツ(カボチャの一種)、茹でブロッコリー、クランベリー・ソース、ミント・ソース、グレービー(肉汁)ソース等を選びました。
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全体的に薄味で、素材の味が生きた上品な味付けが意外でした。いえ、私には丁度良いんですが、イギリス人とっても、それで大丈夫なのかと意外だったのです。グレービーでさえ、かなり薄味でした。しかし肉自体は、全て驚く程柔らかくジューシーでした。質の悪いカーヴェリーでは、肉が硬かったり、脂身が多かったり、パサパサに乾いていたりするんです。
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たらふく食べたくせに、デザートの魅力には逆らい難く、P太と二人でチーズ・ケーキのクリーム添えを半分個しました。これがムースのようにふわふわと軽い、ベリーの酸味が爽やかな、甘さ最小限のチーズ・ケーキでして、あっと言う間にペロッと平らげちゃいました。
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一方義母は、軽い物が食べたいワと言いつつ、ブラウニーのアイスクリーム(更にホイップ・クリームも付いて来た)添えを注文しました。が、これは相当濃厚で甘ったるく…、P太と私とで手伝っても、半分位は残してしまいました。でもこれは、明らかに選択のミスですよね。イギリスのデザートは、大抵クリームかアイスクリームから選んで添える事が出来、ここもそう言うシステムでしたが、アイスクリームでは甘くなり過ぎる可能性が大なので、私は選んだ事がありません。その点クリームは、無糖の物が添えられる為、コクは出て重くはなるけど、甘さを還元してくれます。
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街灯が明る過ぎる我が家とは違い、完全に真っ暗で静かで平和な夜でした。が、P太の鼾が非常にうるさいのは、家で寝る時と変わらない…(涙)。次の日の朝は、天気がかなり回復していました。
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イギリスの宿の楽しみは、朝食にあると言っても過言ではありません。イギリス式の注文に応じて調理される暖かい朝食が、宿泊料金に含まれているのも、この宿の人気の高さの秘訣です。なんとここでは、朝食のメニューに「エッグ・ベネディクト」までありました。こんなの、イギリスの宿で初めて見ます。私と義母は、ウキウキとこれを注文しました。料理を待つ間、ビュッフェでシリアルやヨーグルト、ジュース、ベリー類を取る事が出来ます。
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P太が頼んだのは、典型的なイングリッシュ・ブレックファースト。ベーコン、ソーセージ、ブラック・プディング、焼きトマト、炒めマッシュルームとジャガイモ、それに揚げトースト。ベイクド・ビーンズが加われば完璧ですが、P太は豆が好きではありません。卵料理は、目玉焼きや茹で卵、オムレツから選べる中、スクランブル・エッグを選択しました。これに、更にトーストも注文しました(イギリスらしく焼き過ぎで焦げていましたが)。
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来ました~、私のエッグ・ベネディクト。イングリッシュ・マフィンのトーストの上に、ポーチド・エッグ、スモーク・サーモン、それにホランディーズ・ソースが乗っています。焼きトマトと炒めマッシュルーム、ベイクド・ビーンズも加えました。朝食も、やはり全体的に薄味でした。
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ポーチド・エッグは意外と作るのが面倒臭く、またホランディーズ・ソースも結構手間が掛かるので、自分では作った事がありません。しかし、サーモンとホランディーズ・ソースの組み合わせは、やはりバッチリです。ポーチド・エッグがもう少し柔らかくて黄身とろりだと嬉しいんだけど、生卵の食べられないイギリス人向けでは、こんな物なのかな。
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義母は、調理朝食はエッグ・ベネディクトだけでしたが、他にクロワッサンもオーダーしました。多分冷凍のパン・ダネを、注文を受けてから焼き上げるようです。こちらもちょっと焼け過ぎですが、外側は香ばしく中ふんわりで美味しく頂きました。
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イギリスでは珍しく、朝食のコーヒーもちゃんと美味しく、義母は、もしまたバラ園に来る機会があったら、絶対この宿に宿泊したいと、とても気に入っていました。宿泊予約サイトでは、不正で点数を高くしている場合もやはりあるらしいのですが、この宿は評価通りの質の高さでした。今まで自分がイギリスで利用した中でも、確実にベスト5に入る宿屋だと思います。
  




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by piyoyonyon | 2018-07-02 15:35 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

初夏のナイマンズ 1

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Standen スタンデン」を訪れた次の週末は、五月で二度目の三連休でした。しかし天気予報は、生憎三日間とも雷を伴う暴風雨。唯一晴れの予報の土曜日の午後に、急に思い立って、我が家から程近いナショナルトラストの「Nymans ナイマンズ」の庭園へ行く事にしました。
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ナイマンズに来たかったのは、花の撮影の練習をしたかったからです。入り口前の駐車場脇の花壇からして、こんなに花々で溢れています。
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この時期は、アイリス中心の花壇になっていました。
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カフェ・売店を通り抜け、この庭園で最初に出迎えてくれたのが、このハンカチの木。
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続いて、長く幅が広い宿根草のボーダー花壇。
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青いダッチ・アイリスと赤紫のアザミ、背後に咲いている白い花はウツギのようです。
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カフェ脇の説明に寄ると、これは細葉丁子草だそうです。
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花の撮影の練習と言っても、技術的な上達は見込めそうもありません(苦笑)。単に、構図や角度の工夫をする事です。例えば、白い風露草の写真は、普通なら自分の目の高さでこう撮り勝ちです。
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しかし、少し目線を変えて、出来るだけ背景を生かして被写体を際立たせるようにと、P太先生は指導します。
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セントーレア・モンタナ(宿根矢車菊)と、オレンジ色のウェルシュ・ポピーの鮮やかな組み合わせ。
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こちらは、白花のセントーレア・モンタナ。同じく宿根矢車菊のデアルバータより、花びらが疎らなようです。
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凄く背の高い黄花アイリス。皆、日当たりの方向に傾いています。手前の青紫の花はネペタかな。
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段状咲きになった、背の高いプリムラ。
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透明感が美しいアストランティア・マヨール。
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春の球根植物としては、一番最後位に花開くアリウムですが、花壇の目を引くアクセントになって良い仕事しています。
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チューリップや水仙の球根に比べると、値段が割高なんですよね~。それにうちでは、アリウム・モーリー以外のアリウムは、皆育たなくて自然消滅してしまいました(涙)。
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小屋の脇に咲く白い藤も、あえて小屋の壁を背景に撮影。
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バラ園は、この時は未だ花期には早過ぎました。唯一咲いていたのは、ほとんどルゴサ・ローズ(日本のハマナスの改良種)だけ。
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イングリッシュ・ローズの「ワイルド・エドリック」は、うっとりする芳香の強さですが、ルゴサ系なので幹が凄いトゲトゲ。我が家には、迎え入れられそうもありません。
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アイルランド民謡「The Last Rose of Summer 夏の名残りのバラ(邦題:庭の千草)」のモデルと言われる「オールド・ブラッシュ・チャイナ」は、歌詞通り晩秋まで咲き続ける上に、咲き始めも早い働き者。
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バラの下草のネペタの合間に、黄色いウェルシュ・ポピーが紛れ込んでいました。
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盛夏と秋には見事なボーダー花壇は、この時は未だ植え込み待ちの寂しい状態。
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その脇にある藤棚は、丁度真っ盛りです。この庭園を紹介する時に良く使用される、アイコン的なお屋敷(半廃墟)の壁の壁を伝う藤は、一足早く終わっていました。
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藤の花とバターカップの組み合わせ。
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こちらは、ヤマボウシorハナミズキ系の花とバターカップ。単なる雑草のバターカップですが、群生すると中々見応えがあり、背景として結構お役立ちです。
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この庭園は、ツツジやシャクナゲも見事です。
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お屋敷に近付いて来ました。お屋敷の裏手に、新たにカフェ・コーナーが出来ていました。ここは、かつては厩か車庫だった場所のようです。
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いつもは庭園散歩の最後にアイスクリームを食べますが、この日は相当暑かったし、到着した初っ端からP太がアイスアイスと騒いでいたので(子供か)、ここで早くもアイスクリーム・タイムとなりました。私はストロベリー&クリーム、P太はハニー&ジンジャーを選択。ストロベリーは甘さギリギリで自然な風味で爽やか、P太のは生姜が半端なく利いてスパイシー、どちらも非常に美味でした。地元ウェスト・サセックス州の乳業製です。
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しかし後から知った事には、同じメーカーのアイスなのに、入り口のカフェのほうが安かった…。ナショナルトラストの敷地内であっても、飲食店だけは外部経営の場合がある為、こんな差額が出るのかも知れません。しかしロケーション的には、いつも混んでいて騒がしい入り口近くのカフェより、ここの方がずっと落ち着いた良い雰囲気でした。---食後は、まだまだ歩きます。



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by piyoyonyon | 2018-06-13 15:31 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

初夏のスタンデン 2

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Standen スタンデンのお屋敷脇のテラスでお茶した後は、屋敷から低い部分に向かいます。
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やっぱりイギリスの庭園を楽しむのには、こんな快晴の日に限ります。日本庭園の場合は、雨や曇りの日でも結構絵になるんですけどねー。
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牧草地の上には、先程訪れた東屋が見えます。一面に咲く黄色い花は、バターカップ(ウマノアシガタ/キンポウゲ)。我が家で雑草として生える物より、背の高いタイプです。
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屋敷の下方には、こんな円型のローズ・ガーデンが出来ていました。ここも新しいようで、未だバラの株が十分育っていません。
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バラの下には、主にアイリスが植えられています。
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ハナニラのような小ささですが、蕾を見ると、これもアイリスの仲間のようです。
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バラ園の脇には、池が作られています。池の中を熱心に観察している男性が居て、何でも珍しい種類の爬虫類が生息しているそうです。
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更にこの下にも、もう一つ池が設けられています。その周囲は、ファーン(羊歯)ガーデン。
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「樹木を保護する為、登らないよう御協力お願い致します」と書いてあります。庭園や植物園で木に登るなんて、日本なら在り得ませんが、イギリスでは子供が登っても注意しない親をしょっちゅう目撃します。この他にも、あちこちに「花壇を踏み荒らさないで下さい」等のサインを見掛けました。そして、サインがあるのにも関わらず、実際荒らしている子供も見掛けました。
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更に下方には、ツツジ&シャクナゲ園がありました。シャクナゲが巨大な樹木なので、日本のとは随分雰囲気が違います。
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その隣は、クロッケー(クリケットじゃないよ。ゲートボールみたいなやつ)等の競技の為の緑地のようです。ここにも、モリス柄のデッキ・チェア。
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競技場から見上げた屋敷。かなり急な勾配です。やはりシャクナゲの巨木が。
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イギリスのシェイド・ガーデンの代表的な植物、ソロモンズ・シール(ナルコユリ)。
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お屋敷の脇に、渡り廊下で繋がったコテージがあります。ここの手前がコテージ・ガーデンになっていまして、これこそ日本人が思い描くイングリッシュ・ガーデンに最も近いかも知れません。私にとっても、ここが一番庭造りの参考になります。
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既に、オリエンタル・ポピーも咲いていました。広さに余裕があるから、多少の雑草なんて気にしない所が、コテージ・ガーデンの真髄です。
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ユニオン・ジャックのバンティングが飾ってあるのは、ロイヤル・ウェディングを祝っての事かも。
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その渡り廊下の下を潜ると、屋敷の正面玄関です。
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その向かい側の高台にも、近年花壇が設けられました。この先を登ると、前出の山小屋と展望テラスに通じます。
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最後に、やはりアイスクリームを食べました。納屋カフェの壁にも、モリス柄のタペストリーが。
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P太はブラックベリー・ヨーグルト味、私はキャラメル&ヘーゼルナッツ味にしました。カップが大きめ!と喜んだら、実はロンドン・ブーツ仕様(つまり上げ底)で軽かった…。でも、味はバッチリでした。本当に今は、イギリス中の何処でも、安心の美味しさのアイスクリームが買えるようになりました。しかし値段は、こんな量産アイスでも、二人で700円位と結構馬鹿になりません。
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キッチン・ガーデン、すなわち家庭菜園を通って、駐車場に戻ります。
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ここでは、既にルピナスが咲いていました。
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その下には、ポーチド・エッグ・プラント(リムナンテス)の群生。
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果樹園の中には、ミツバチの巣箱が。周囲の風景も、いかにも田園的で絵になります。
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駐車場脇の牧草地も、一面バターカップの花畑。
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正直言ってスタンデンで、これ程植物を楽しめるとは期待していませんでした。ここの庭園は、以前はほとんど屋敷周りの僅かな部分だけでしたが、どんどん新しい試みに挑戦し、増やして来ているようです。イギリス南部では結構珍しい程変化に富んだ地形に、様々な種類の庭が在り、見所がコンパクトにまとまっている為、一層充実感を味わえたように思います。

  



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by piyoyonyon | 2018-06-07 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ハッチランズ・パークへブルーベル花見

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ライへ行った際、既にブルーベルの開花の季節である事に気付いたので、次の週は何処かへブルーベル花見に出掛けたいと思いました。出来れば、今まで訪れた事がない場所に行きたくなり、ナショナルトラストの「Hatchlands Park ハッチランズ・パーク」を選びました。ハンドブックにも、ブルーベルの森が在ると書いてあり、その美しい写真も掲載されています。
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ここは、うちからそう遠くありませんが、今まで訪れた事がありませんでした。
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元々は、軍人で政治家だったエドワード・ボスコーエン提督の、18世紀中頃に建てられたジョージアン様式の邸宅と、その広大な敷地だったのを、ナショナルトラストに寄贈された場所です。その規模は400エーカー(東京ドーム約35個分)だそうで、イギリスのカントリー・ハウスの敷地としても、国内屈指の広さと言われています。
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J.S.バッハやショパン等の楽聖達の使用した鍵盤楽器のコレクションを誇る屋敷と、その周囲の庭園も一般公開されています。ただし4月~10月の午後のみで、更に公開曜日は一週間の半分程度で、毎週土曜日は閉館。今まで訪れた事がなかったのは、このせいだと思います。
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ブルーベル花見には、紫色で記されたコースを通って「8番」の森へ進めと、入り口の看板に書いてあったので、その通りにします。まずは、ひたすら牧草地を歩きます。
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草原のあちこちに、樹齢数百年は軽く超えている、巨大な樹木(主に樫)が生えています。この時期の葉は、強い日差しと青空に映えると、まるで蛍光色のよう。
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この木は、寄生されている訳ではなく、一度死に掛けて復活した模様。大木の強靭な生命力を感じます。根元には、大人でも十分入れる大きな洞があります。
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前方に森が見えて来ました。
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この森の中には、「Wizard Wix’s Willow Warren」と言う、大木と組み合せて建てたキャビンが在ります。しかし、お目当てのブルーベルは一向に見当たらない!
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この森を抜けると、入り口に小屋のある、もう一つの森が見えました。これが、地図上で8番と記されている森です。
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本当にここでブルーベルが咲いてるのぉ?と半信半疑でしたが、ちゃんとありました。遊歩道の脇はロープで仕切られていて、良く管理されいます。じゃないと、子供がブルーベルを踏み荒らしても、親は注意しませんから。
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ブルーベルの群生する森は、太古から余り人間の手が加えられていない、つまり原生林に近い状態だと言われています。
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ここのブルーベルの絨毯は、場所に寄って、ほとんどブルーベルだけが地面を覆っている箇所もあれば、芽吹いた羊歯が混じっている場所、またはブランバー(ブラック・ベリー)の藪の合間に生えている場所もあり、青色の密度が違います。
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ブルーベルだけの場所では、葉は既にほとんど地面に寝そべっていて、花茎だけが起き上がっているのが分かります。
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森の中の木の根元に、こんなドアが取り付けられてありました。ドアノブだけで開かないんですけど、子供には勿論大人気。「何が住んでいるの?」と、色んな想像を掻き立てる、お茶目なアイディアです。
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昨年のブルーベルの満開時は、丁度私が日本へ去る4月中旬でした。
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今年は、異常気象だった訳でもないのに、それより半月遅く、ブルーベルの開花時期は、桜以上に年に寄ってバラつきがあり、中々読めないと実感します。
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早くに航空券等を予約しなければならない海外旅行者にとって、このイギリスならではの景色を眺められるのは、結構貴重な機会かも知れません。
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ただし、花持ちは桜より良い為、満開時の結構長い点はせめてもです。
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遊歩道が微妙に方向を変えて森の中を円を描いて回っており、いつの間にか入り口の小屋近くに戻ってしまいました。
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やっと森を出ました。傾斜が緩やかなので実感していませんでしたが、割と標高は高く(注:イギリスとしては)、かなり遠方まで見渡せます。
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汗ばむような日だったので、カフェでアイスクリーム・タイム。お屋敷は閉まっている日でも、カフェや売店、トイレは開いています。これは、元stable(厩や馬車の車庫)の建物のようです。
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P太はブラック・カラントのシャーベット、私はイギリスの夏のデザートの定番、ストロベリー&クリーム味を選択しました。あくまで苺味アイスではなく、バニラクリーム・アイスに、本物の苺の粒が入っています。クリーミィで甘さスッキリで美味。ブラック・カラントは果汁そのものの味で、これまたすこぶる美味でした。
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厩の近くで飼われているロバ。CallumとMorrisと言う名だそうです。どちらがどちらかは分かりませんが、左のロバの生イーヨー感が半端ない…。
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樹形が見事完璧な木。ただし、この角度からだけでした。
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結局ちゃんと目的は果たし、新緑の美しさも満喫しました。しかし、お屋敷は見学出来なかった事もあり、何か物足りないと言うか、単にだだっ広い公園と言う印象で、ブルーベルの森はそのほんの一部でした。今後ブルーベル花見を目的に、再びここを選ぶとは思えないなあ…。まあ初めてで知らなかったから仕方ないし、只ひたすらのんびりと自然の中を歩きたい!と言う時には、便利な立地かも知れません。実際、ロンドンから近い事もあり、かなり人気のようでした。高低差は余り無く概ね平坦なので、ベビーカー連れや高齢者には最適な散歩コースのはずです。





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by piyoyonyon | 2018-05-22 15:28 | 旅行・お散歩 | Comments(0)

ノーリッジのベルギー・ブラッセリーでの夕食

誕生日&結婚記念日のお出掛けでは、昼食は弁当を持参し、夕食を現地Norwich ノーリッジで取る予定にしていました。夕食を取る店の目星は、予め付けていました。前回は時間が足りない(夕食開始時間が少し遅かった)為に諦めた、ベルギー料理のブラッセリー(フランス式居酒屋)です。
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ロケーションも良く、お店の外観からして、クラシックな木組みの家で大変ソソられます。
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隣の教会とは建物が繋がっており、その部分にはこんなトンネルが開いています。トンネルの奥は、劇場に続いています。
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店名は「The Belgian Monk ベルギーの僧侶」。まあベルギーの修道院僧って、せっせとビールを醸造しているようなイメージですよね。
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外の看板に出ているメニューからして、変わっていて魅力的な料理揃いでした。しかも一品6.75ポンドで、二品だと少し割引されて12.95ポンド。外食でメインコースが7ポンド(千円ちょっと)以下で食べられるって、英国では破格の安さなのです。この中の「Croustade クルースタード」の意味が分かりませんでしたが、ネットで検索した所、「パン生地で包んだもの」との事。「きっとソーセージ・ロール(イギリスの定番の惣菜パン)のような物だよ!」と、勝手に納得したらしいP太。
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店内も、想像通りの良い雰囲気。実際に歴史ある木組みの建物なのが分かります。私は「ワイルド・マッシュルームとカシュー・ナッツのパイ、茹で新じゃがと茹でインゲン添え」、P太は「ムール貝のクルースタード、サラダとフレンチ・フライ付き」を注文しました。
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二階席もありますが、既にほぼ満席でした。ただし夕食開始直後の早い時間に入店した為、予約席に座らせて貰いました。とても人気が高い店のようで、予約を入れたほうが良さそうです。
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料理が運ばれて来ました~。P太の「クルースタード」は、実はパンの器だったのです。
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パンは、「プール」のようなフランス・タイプ。繰り抜いた中には、たっぷりの西洋ポロネギと一緒に炒め煮したムール貝が詰まっています。パンの外側は最後までパリパリと香ばしく、内側は貝の濃厚なエキスをたっぷり吸って、しっとり味わい深く絶品だったそうです。フライド・ポテトにマヨネーズが付いているのは、ベルギーやオランダでは定番(…カロリーの上乗せだが)。
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私のは、数種のキノコのグレービー・ソースに、カシュー・ナッツがザクザク入っていました。茹で新じゃがとインゲンには、軽くバターが掛かっています。
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パイ皮は勿論パリパリ&サクサクで、グレービーとの相性抜群で凄く美味しい!! これがもしカシューではなく豆だったら、割と在りそうなお料理ですが、こんな組み合わせは初めてです。香ばしいカシューは好きですが、実はふやけて少し柔らかくなったカシューも大好きなのです。それでいて、ちょっと日本の餡掛けのような、ホッとする懐かしい味わい。味付け自体は奇を衒ったところがなく、丁度良い塩梅で、最後まで飽きずに食べられます。どちらの料理も美味しくお得な上に、前菜もデザートも必要ない程の量が十分ありました。
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しかし、デザート・メニューの魅力にも逆らえず、二人でチョコレート・ワッフルを一皿注文しました。ベルギーと言えばワッフル。これがまあ、外側はさっくりし、内側は口の中で蕩ける様にふわっと軽く、粉もんなのに全く重くない、間違いなく今までで最高に美味しいワッフルでしたよ。一人一皿ずつでもイケたかも(笑)。チョコレート・ソースは、甘さ控えめのビターで濃厚。
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イギリスの飲食店では、会計後にミント・キャンディーやミント・チョコを出す事が多いのですが、この店のミント・キャンディーはオランダ製でした。ウィルヘルミナ女王様柄の、有名な飴ちゃんだそうです。食べてみると、丁度でかい穴ナシのポロと言う味でした。
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文句の付け所がない、至福の記念日ディナーでした。唯一残念だったのは、ベルギー・ビールが豊富に揃っている店なのにも関わらず、P太は車を運転するから注文出来なかった事。私は酒類を必要としない下戸なので、もし私が車を運転出来れば一番好都合なのですが、恐らく世界で一番車の運転に向いていないタイプの人間だから、一般人の飲酒運転以上に怖い事になるでしょう(苦笑)。
  




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by piyoyonyon | 2018-04-23 15:32 | 飲み物・食べ物 | Comments(0)

日本三大桜の一つ、三春の滝桜

昨年春から初夏に掛けて日本に一時帰国した後、その記事を順追ってブログにアップしましたが、やはりこの記事だけは、桜の季節に載せるべきだろうと勝手に思っていました(…そう思いつつ忘れなくて良かった)。そもそも昨年の帰国は、三春町の滝桜の開花時期に合わせる事が、目的の一つでもありました。福島県出身の私は、子供の頃から何度も滝桜を見て来ましたが、進学に伴い上京して以降は、中々見る機会がありませんでした。
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滝桜は、三春の旧市街地から離れた農村部にあります。周囲の細い道路は大変混み、特設駐車場も限られていて、この時期には空きを探すのが非常に難しい為、行きは父の車で滝桜で降ろして貰い、帰りは旧町内まで徒歩で帰る事にしました。
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丁度満開で天気もまあまあ良好だったので、地元のTV局のクルーが何組か来て中継していました。
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でも、この日は平日だったから、歩くのもままないない程の混雑ではありませんでした。
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一応所々に青空は見えますが…、雲が多くて日光が射しません。
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昔は幹に直接触れる事も出来ましたが、今は根が傷むのを避ける為に、周囲に柵が巡らされています。更に、保護活動の為の観桜料(一人300円)も必要です。
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とは言え、枝は大きく広がり低く垂れ下がっているので、桜の花は十分間近で見る事が出来ます。
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昔は藩主の桜でしたが、今は小学生を含む地元を人々から手厚く保護されています。周囲に植えられた菜の花が同時に咲き揃うのも、地元民に寄る尽力の賜物。
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また、桜の季節以外でも花が楽しめるよう、背後には紫陽花が植えられています。
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阿武隈高地の中に在り、背後の高台に登ると黒石山等が見渡せます。
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高台にも、桜が植えられています。ここには、福島県出身の歌人・草野心平の歌碑もあります。
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周囲には、この時期だけの仮設飲食店や土産物屋が並びます。やはり食べ物は、花見の醍醐味の一つ…。ええ、食い意地は張ってますとも。
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もしP太か姉と一緒だったら、片っ端から買い食いし捲くったことでしょう(笑)。
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と言いつつ、ぼっちでも「おおはたや」の豆腐ドーナツの魅力には逆らえず。
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滝桜の子孫の苗木も販売されています。うちの両親の庭の枝垂桜も、こう言う苗木から育てたようです。滝桜の子孫苗は、瑞巌寺の愛姫の廟を含む日本全国を始め、ザルツブルク出身の指揮者カラヤンの生家や、ポーランドやハンガリーにも植樹されてるそうです。
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その内、やーっと待望の日差しが照り出して来ました。
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やはり桜の花は、青空を背景に日光を浴びてこそ映えます。
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樹齢は1000年以上、樹高は凡そ12m、枝張りは約20m。幹周囲は約10mと言われていますが、表皮のみで中は空洞になっています。その中には、小さな祠が祭ってあります。
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日本五大桜、または日本三大巨桜の一つで、とにかく日本を代表する桜の一つである事は疑いようもありません。富士山や京都、浅草雷門なんかと並んで、日本の代表的なイメージとして、旅行ガイド・ブック等の日本を紹介する外国の本の表紙に登場するのを良く見掛けます。
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ピンク色が濃い目の「エドヒガン系ベニシダレザクラ」の花そのものが美しいのは然る事ながら、天然の造詣なのに、まるで盆栽のお手本のようと言うか、アシンメトリーな枝ぶりが、これぞ日本の伝統美!と呼べる程の見事なバランスだと思います。
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訪問者は年間30万人と言われていましたが、やはり震災を原発事故の影響で打撃を受けているようです。とは言え、海外からの観光客も多く見掛けました。
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昨年は4月20日頃が満開でしたが、今年は開花がずっと早く、4月2日に開花宣言しています。この時期はJRも臨時便列車を増発し、町内周遊バスや無料シャトル・バスも運行します。
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最後には夕方に近く、いつの間にか観光客も少なくなっていました。
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帰りは、田舎道(一応県道)を通りながら、独り旧町内へ戻ります。4km位かなあ? 
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途中、こんな長閑な田園風景が広がっています。一番奥の赤い屋根の建物はお寺。
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滝桜は東向きの斜面に生えているので、写真を撮るなら晴れた午前中がベストかも知れません。それと、ライトアップされた夜桜も未だ見たことがないので、いつかは鑑賞しておかなくてはと思っています。もしこの滝桜が枯れて無くなったら、三春町の観光収入にとって致命的な打撃になるし、日本国民にとっても大きな損失となります。しかし残念ながら、どんなに精魂尽くして手入れしても、桜とて生き物なので、永遠に咲き続け存在する訳ではありません。未だ桜の時期の日本を訪れた事のないP太にも、少なくとも一生に一度は絶対に見せなくてはと肝に命じます。そして、今年も綺麗に咲いてくれて有り難うと、滝桜に感謝する事を忘れてはなりません。




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by piyoyonyon | 2018-04-05 15:37 | 旅行・お散歩 | Comments(2)

クリスマス前のルイス

姉へのクリスマス・プレゼントのビンテージ・ジュエリーを買いに、今年もアンティーク・モールの多い町Lewes ルイスに行きました。お昼は外食にしようと珍しくP太が言い出しましたが、お気に入りのポーリッシュ・カフェが失くなって以来、ルイスには私達にとってコレと言った飲食店がありません。ネットで検索したところ、ノーリッジで偶然選んで入って美味しかったフレンチの支店が、最近ルイスにオープンしたらしいので、其処へ行く事にしました。
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ランチは12時からで、お昼ちょっと前に到着した為、待っている間にルイス城の周辺をブラブラ。
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このお城の内部(敷地内)には入ったことはありませんが、友達の話では、中世の衣装の貸し出しコスプレが出来るそうです。
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イングリッシュ・ヘリテイジの会員だった時は、確か入場料半額でしたが、結局アンティーク・モール巡りのほうが忙しくて、つい見逃してしまいました。
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目当ての「Cote Brasserie コート・ブラッセリー」は、お城のすぐ近くの目抜き通り沿いに在ります。この町には三ヶ月前にオープンしたとの事ですが、既にかなり人気で、開店と同時にお客が何組もゾロゾロと入って行きました。
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建物は、ジョージアンの古い建物を改装して使用しているようです。トイレは地下にありましたが、複雑に折れ曲がった廊下の奥で、まるで迷路のようでした(笑)。
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この暖炉や鏡も、ジョージアンの物をそのままリフォームしているようです。
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土日のランチ・メニューは、生憎夕方まで注文出来るお得なコースではなくて、ビーフ・ステーキかチキン・ソテーかハンバーガーの三種類だけですが、丁度私達はハンバーガーが食べたかったのでした。…全然フランス料理じゃないじゃん(笑)。
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しかし、肉が良質で味わい深いのは勿論、バンズが凄く美味しいのですよ。ハンバーグはイギリスでも概ねまあまあ美味しいのですが、大抵はバンズがまるで駄目です。でもここのは、ちょっとブリオッシュみたいな甘目の、外側はカリッと焼かれ、中は適度な弾力の有るバンズでした。オプションで、チーズとベーコンをプラスしています。分厚過ぎて齧り付けない為、ナイフとフォークを使用。付け合わせがチップスじゃなくて、細いフライド・ポテト(フレンチ・フライ)なのが、一応フランス風と言えばその通りです。
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食後は、勿論アンティーク・モールでビンテージ・ジュエリー探しに勤しみます。その合間に、クリスマスらしいアイテムがちょこちょこ目に映りました。このストールは、普段は古い印刷物を中心に扱っていますが、クリスマス時期には古いボーブルがずらりと並び、中々見応えが在ります。
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オリジナルの外箱にイギリス製と書いてあるのに、イギリスでも製造していたのかとちょっと驚きました。昔の薄いガラス製のボーブルは、ポーランド製が圧倒的に多いので。
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ボーブルは、大体色や素材別に分けられています。
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手前右の長いのは、ツリーの天辺に飾る「topper トッパー」と言うタイプ。
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しかし、毎年同じ物を売っているところを見ると、大して売れては居ないようです…(笑)。
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まあこういう場所に出店している人達は、儲け目当てではなく、半分以上が趣味だとは思います。アンティーク・モールの出店料は、どんな田舎でも結構驚きの高さです。
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中々好みのイラストの、昔のクリスマス・カード。古いコインが嵌め込まれたままです。ラッキー・コインの意味があったのか、単なるお小遣いだったのか。
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他のストールで。ビンテージ・ボーブルは、やはり軒並み結構高価です。
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これは北欧製のクリスマス用のテーブル・クロスらしいのですが、凄く可愛くて気になりました。
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布の中央は、ユール・トムテらしき子供達。
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5ポンド位だったら買ったところですが、結構高かった。
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同じストールで。子供用のニットのチロリアン・ジャケットと、御揃いのキャップです。クリスマスのディスプレイ用にもぴったり。
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勿論姉へのプレゼントは、全てのアンティーク・モールを巡って探し出し、ついでに自分へのプレゼントも買って貰い、P太も自分の為のいつもの「原子力お宝」を見付け出して買いました。しかし、昼食を飲食店で取ると、例えメインだけでも、結構ゆっくり目の給仕だった事もあり、やはり時間が足りなくなるようで、結局最後は結構駆け足でした。
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昨年のクリスマス前にルイスを訪れた時は、その四日後に愛猫トラを失いました。ルイスに居た時点では、未だトラが病気である事すら気付いていませんでした。なんて事を、今回訪れた際に思い出して、夫婦でしんみり話していたのですが、今年はここを訪れた三日後にポコが亡くなりました。大好きなルイスなのに、冬に訪れるのがトラウマになりそうです…。
  



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by piyoyonyon | 2017-12-21 15:33 | 旅行・お散歩 | Comments(0)


こんにちは! ぴよよんです。英国から蚤の市等で出会った愛しのガラクタ達を御紹介する雑貨手帖も2冊目となりました。1冊目と共に宜しくお願い致します。


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